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猫の甲状腺機能亢進症と腎臓病(高齢猫/体重減少/多飲多尿/嘔吐/皮下点滴/台東区)

 

こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

暖かい日がやってきたかと思えば、今日は冬のような寒い日が戻ってきましたね。早くぽかぽかした春日和に戻ってほしいものです。

先日は、診察の合間に桜を眺めながらお昼ご飯を食べました。

お花見シーズン終盤ですが、公園にゴミが落ちていることも多いと思います。わんちゃんのお散歩の際には、誤飲に注意してくださいね。

 

子犬 もやもや フリー素材写真.jpg

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に訪問して診察、検査、処置を行っております。病院に行くことが難しい高齢猫や高齢犬、病院が苦手な猫ちゃんも、ご自宅で診察、治療を受けることが出来ます。日々の介護が必要なシニア期のペットがいるお宅では、在宅介護緩和ケアのご相談も随時お受けしております。完全予約制で、十分な時間を確保してお伺いいたしますので、まずはお電話または、こちらでご予約をお願いいたします。

台東区を中心に、文京区や中央区へも多くお伺いしております。23区内全域および周辺地域への往診も可能ですので、まずはご連絡ください。

 

今日は、当院で往診をさせていただいている症例をご紹介いたします。

 

 

甲状腺機能亢進症と腎臓病を在宅で治療している16歳の猫ちゃん

 

 

当院では、高齢の猫ちゃんの往診が圧倒的に多いです。

先日は、甲状腺機能亢進症と腎臓病の治療を在宅で行っている16歳のシニア猫さんのお宅に往診に伺いました。

 

腎臓病の治療のために、日々の点滴が欠かせないその子は、ご自宅でご家族が皮下点滴を行っています。

また、甲状腺機能亢進症の治療のために毎日の投薬も欠かせません。

 

私たちは、月に1度定期的に往診にお伺いし、診察と採血、お薬の量の調整、ご自宅での皮下点滴に必要な道具をお渡ししております。

甲状腺機能亢進症の治療中には、腎臓病の悪化に注意しなければならないため、毎月の血液検査では、甲状腺ホルモンの数値と共に、腎臓を評価するための項目も欠かさずチェックしています。また、猫ちゃんは心臓病にも注意が必要であるため、心臓のダメージを測る項目もチェックしています。

 

この子は動物病院に行くことが出来ない性格ではありませんが、高齢であることや頻繁に通院することへの負担を考慮して、飼い主様は往診での検査と在宅での治療を選択なさっています。

 

最近は、ペットの寿命が延び、20歳を超えるシニア猫さんに出会う機会も多いです。

この子にも、ご自宅でゆったりとした生活を送りながら、ご家族と幸せな時間をまだまだ送ってもらうために、少しでも往診によるサポートが出来ればと考えています。

 

 

甲状腺機能亢進症

 

 

ここで、甲状腺機能亢進症についても少しご説明いたします。

 

甲状腺機能亢進症とは、、、

甲状腺ホルモンが過剰分泌されることで、体重減少や嘔吐、多飲多尿、脱毛、興奮、呼吸促拍などさまざまな症状をあらわす病気です。

犬での発症は稀ですが、高齢の猫での発症は比較的多く、日本国内では8歳以上の猫の3~4%程度が甲状腺機能亢進症を発症していると推測されています。

(『犬と猫の治療ガイド2015 私はこうしている』インターズー発行 より)

 

高齢の猫ちゃんで、以下に挙げるような様子がある場合には、一度検査をしてみてもよいかもしれません。

 

・食べているのに痩せてきた

・たくさんお水を飲む

・おしっこが多い

・夜鳴きするようになった

・落ち着きなく部屋の中を徘徊するようになった

・呼吸が荒いときがある

・毛質が粗い

・よく嘔吐する

 

診断は、症状と血液検査の結果を併せて行います。症状があり、甲状腺ホルモンの数値が高い場合に甲状腺機能亢進症であると診断されます。

 

治療は、大きく3つに分かれます。①食事療法、②薬による内科的治療、③手術による外科的治療です。

 

①食事療法

甲状腺ホルモンの元になるヨウ素を制限した食事を与えます。ただし、この治療では、おやつも含め、決められたフード以外のものは一切与えることが出来ません。猫ちゃんは、好きなものしか食べない子も多く、食事療法が成功することは多くはありません。

 

②薬による内科的治療

毎日の投薬により、甲状腺のホルモンの合成を抑制します。少ない量の投薬から始め、甲状腺のホルモンの数値と症状の落ち着く投薬量を調整していきます。数年にわたる投薬が可能な薬を使用しますが、長期使用により薬の効果が下がってくることがあるため、定期的な診察と検査、薬の量の調整が必要です。

 

③手術による外科的治療

内科的治療では副作用が出てしまう場合に選択されることがあります。麻酔リスクについて十分な検査を行った上で実施されます。

 

治療により甲状腺機能亢進症の症状が落ち着いた際に、注意しなければいけないものが腎臓病です。

甲状腺機能亢進症では血流が促進され、腎臓病が隠されてしまうことがあります。甲状腺機能亢進症の治療中に隠れていた腎臓病が明らかになり、腎臓病に対する治療も必要となることがあるのです。

そのため、治療中は定期的な診察及び血液検査によって、全身状態を評価することがすすめられます。

 

以上、高齢の猫ちゃんに多く発症する、甲状腺機能亢進症について簡単にご説明させていただきました。

 

茶トラ猫 顔アップ フリー素材写真.jpg

 

 

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室にいつでもご相談ください

 

 

猫ちゃんは特に、病院に行くことが大きなストレスとなる子が多くいます。しかし、高齢猫さんは、甲状腺の病気や心臓病、腎臓病など、日々の投薬や処置および定期的な検査を必要とする病気になってしまうことも多いのです。やり方さえ分かれば在宅でのケアが出来るのに、病院に行けないために治療を諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか。病院に通院しなければ出来ないことももちろんありますが、往診だからこそ出来ることもあります。まずは、お気軽にご相談ください。

 

 

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