猫の腎不全
猫ちゃんの高齢期を考える上で、
切っても切れない病気として腎不全があります。
腎不全は、高齢期の猫ちゃんで最も多い病気とされており、亡くなる原因の第一位とされています。その数は、おおよそ3頭に1頭という、衝撃的な確率です。
このページでは、猫ちゃんと暮らすご家族様が ① 腎不全を理解し、② 通院が難しくなった時には往診という選択があることを知っていただき、③ その状況になったらどうすればいいのか、について情報掲載をさせていただきます。
一緒に勉強していきましょう!
※本来、腎不全という言葉は病態を表す言葉であるため、診断名としてはふさわしくないのですが、一般的に認知されているという観点から、ここでは全部まとめて“腎不全”で表記していきます。
目次
● 1.腎不全ってどういう病気なの?
● 2.やってみよう!セルフチェックリスト
● 3.往診での検査方法
● 4.腎不全のステージ分類
● 5.往診でのケア方法と特徴
● 6.使用薬剤へのこだわり
1.腎不全ってどういう病気なの?
腎不全という病気を考える上で、「① 猫ちゃんはなぜ腎不全になりやすいの?」「② 腎臓の機能を知る」という順番で見ていきたいと思います。
① 猫ちゃんはなぜ腎不全になりやすいの?
猫ちゃんが腎不全になりやすい理由は諸説ありますが、
一般的に猫ちゃんの特性があると考えられています。
その一つが猫ちゃんのルーツです。
猫ちゃんは、もともと水の少ない砂漠や高山で生息していました。そのため、他の生き物よりも少ない水分量で生活できるように腎臓の働きが強くできていると考えられています。
また、最近の研究では、猫ちゃんは腎機能が落ちた時に、正常に治癒回復を促すためのタンパク質が機能しにくい、という結果が報告されています。
※引用元:「ネコに腎不全が多発する原因を究明」(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)
このような特性から、猫ちゃんは年を取るにつれ、腎臓に大きな負担がかかってしまうと考えられます。
② 腎臓の機能を知る
![]() 腎臓 |
![]() 糸球体 |
猫ちゃんの多くが抱えてしまう腎不全ですが、ここからは腎臓の機能についてお話していただきます。
猫ちゃんの腎臓は人と同じように腰の少し上のあたり、ソラマメ型で左右に1つずつ(合計2つ)あります。

腎臓
この腎臓を細かく見ていくと血管の塊で、主に血液中の老廃物を濾し出す「糸球体」と、濾し出した老廃物の中から、再利用できる栄養やミネラル・水分を再吸収する「尿細管」に分けられます。
腎臓の働きというと老廃物を濾して尿をつくるという印象があると思いますが、他にもいくつかの大切な働きをしています。

糸球体
a. 体内ミネラルバランスの調整
ナトリウムやカリウムなどのミネラルは体に必要不可欠な成分です。
b. 血圧の調整
糸球体では血圧を利用して老廃物の濾過を行なっています。
c. 赤血球産生ホルモンの分泌
酸素を運ぶ赤血球は骨髄で作られるのですが、この工程には骨髄に赤血球を作るよう指示するホルモン(エリスロポエチン)が必要です。
このホルモンを分泌しているのが腎臓です。
d. 骨の主成分を調整するホルモン
骨は主にミネラルであるリンとカルシウムから出来ています。
食事中のリンとカルシウムは腸から吸収されます。それらを手助けしているのが尿細管であり、カルシウムの尿への排泄も調整しています。
腎臓の機能について説明させていただきましたが、あまり難しく考えずに、腎臓が悪くなると濾過できないで毒素が体内に蓄積してしまうこと、再吸収が十分できなくて脱水状態になってしまうことの2点だけ押さえていただければOKです。
次は、セルフチェックです。一緒にチェックしていきましょう!
2.やってみよう!セルフチェックリスト
腎不全の時に見られやすい症状を以下に書き出しました。
2つ以上当てはまったら、腎不全の可能性があるかもしれません。
是非やってみてください。
腎不全になると、またはなりかけのときに見られやすい症状について解説していきます。
もしこんな症状が見られたら、早めに検査するようにしましょう。
クリックすると詳しい説明が表示されます。
3.往診での検査方法
腎不全は静かに、そして着実に進行性していきます。
そして、腎臓の大半にダメージが出てからでないと症状として気付くことが難しいです。
「無症状で元気食欲がある」ので「腎不全(腎臓機能低下を含む)ではない」とは言い切れない理由はここにあります。
腎臓は一度壊れてしまうと元には戻らない臓器であるため、早期発見が何より重要です。
そのためにも、積極的に日頃から検査してあげることが非常に重要となってきます。
ここでは、往診で実施する腎不全のための検査方法とその意義について説明していきます。
せっかく検査を受けるなら、一緒に理解を深めていきましょう!
① 検査で診る項目
腎不全を診る上で腎臓の濾過・排泄機能、調整機能、内分機能これらの検査を総合的に行いデータと臨床症状をもとに腎不全のステージングをしていきます。
機能 | 方法 | 内容 | |
---|---|---|---|
BUN、CRE | 濾過・排泄機能 | 血液検査 | 老廃物の蓄積度を判断します |
SDMA | 濾過・排泄機能 | 血液検査 | 濾過機能を判断します |
P、Ca、FGF23 | 濾過・排泄機能 | 血液検査 | 老廃物の蓄積度を判断します |
電解質 | 調整機能 | 血液検査 | ミネラルバランスの状態を判断します |
CBC | 内分泌機能 | 血液検査 | 造血ホルモンの状態を判断します |
UPC、UAC | 濾過・排泄機能 | 尿検査 | 濾過機能と老廃物の蓄積度を判断します |
② 各項目の簡単な説明
a. BUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)
BUNは血中尿素窒素といいタンパクを分解する過程で出る廃棄物です。CREはクレアチニンといい骨格筋由来の代謝生産物です。
これらは端的に言うと、体の外に出したい老廃物です。この2つは通常、腎臓の濾過機能により尿から排泄されます。つまり、BUNやCREが高い時は腎臓で濾過されず体の中を多く巡っているという解釈ができます。
しかしこれらの数値は他の要因でも上がることが多々あります。
CREにおいては骨格筋由来故に筋肉量に左右されることがあるため、筋肉質な時期はCREが高くなっていることが多いです。また、腎不全で数値の上昇に至るのは、腎機能の約75%以上が喪失された時点ですので、それ以下であれば数値として表れてきません。
これらのことから、BUNとCREは腎不全の指標として、これだけで評価できると考えられがちですが、単なる毒素の曖昧な蓄積度を診ているに過ぎません。腎不全を正しく判断するためには、これらと併せて別の項目も検査し、総合的に評価する事が必要となってきます。
b. SDMA
SDMAとは対象性ジメチルアルギニンの略で、タンパク分解時に出てくるアミノ酸の一種です。この物質は腎臓で濾過されて尿中に排泄されます。
濾過によりそのほぼ全てが尿中から体外へ排出されることから、より正確な腎臓の濾過機能の指標となります。
そして前述にあるCREと違い骨格筋由来でないのでそれらの影響を受けないということと、CREよりも早期に上がる(腎機能の約40%の喪失)ということから、腎臓の総合的な評価に大きく役立ちます。c. P(リン)、Ca(カルシウム)、FGF23(線維芽細胞増殖因子23)
リンは体に必要なミネラルなのですが、増えすぎる事で様々な体調の異常をきたします。リンはフード中に含まれており、過剰なものは腎臓で濾過し排出されます。
しかし濾過機能が低下し、リンが増える事で密接に関係しているカルシウムが調整機能により低下してしまいます。
そして減ってしまったカルシウムを、今度は体が勝手に増やそうとしますので、腎不全の進行経過によってはカルシウムが上昇しリンが低下します。これらの調整機能の特徴から腎不全の進行度を把握するのに役立ちます。
そしてFGF23という項目はリンやカルシウムの単体項目よりも早期に上昇することから、若~中年層の猫ちゃんの腎不全早期発見でも役立ちます。
d. 電解質
電解質、特にNa(ナトリウム)やK(カリウム)のバランスは体外への排出や体内への再吸収でバランスが保たれております。その機能を担っているのが腎臓です。
そのため、腎臓の機能が低下すると、これらが喪失したり増加したりと様々な異常をきたす原因となります。
また、同時に体内の水分調整も担っているため、脱水を起こす原因にもなります。
e. CBC(全血球計算)
CBCの中でも貧血の指標となるHct(ヘマトクリット値) またはPCVという項目により貧血がないかを調べます。
通常、体内の造血工場となるのは骨髄ですが、この工場に対し造血指令(ホルモン)を出すのが腎臓です。
このホルモンをエリスロポエチンといいます。
そのため、HctやPCVを調べることは、腎機機能の低下度合いを把握するための指標となります。
f. UPC(尿中タンパク/クレアチニン比)、UAC(尿中微量アルブミン/クレアチニン比)
通常、タンパクは体にとって必要な物質なので腎臓では濾過されません。
しかし、腎不全により腎臓の濾過機能に支障が起きると、タンパクを通過させてしまい、尿中にタンパクを排出してしまいます。そこで、UPCを調べることで、腎臓のフィルターを通過したタンパク量を知ることができ、腎不全の進行度を把握することができます。
またUPCは細菌混入があった場合にはその影響を受けてしまう為、細菌混入に影響を受けないUACと併せて測定することで、より検査精度が増します。g. 腎臓の形状と血流量
超音波(エコー)によって腎臓の形状を診ることができます。
その他、腎臓の血流量も色で判断することができるので、エコーでは肉眼的に腎臓を評価することが可能となります。③ 検査方法
a. 血液検査
採血により血液を3mlほど採取します。
猫ちゃんの場合、後ろ肢の太もも内側にある太い血管から採血を行います。
時間は血圧や血流量にもよりますが、おおよそ1分ほどで完了します。
b. 尿検査
尿の採取方法は大きく分けて3つあります。飼主様自身に採取する方法と、医療処置として採取する方法です。
飼い主様自身で挑戦していただく場合には、ウロキャッチャーというペット専用の採尿器を使います。排尿時にうしろから忍ばせて、先端のスポンジ部に尿を浸し、採尿完了です。 この時、お玉で排尿時にキャッチしたりビニールの上に排尿を誘導したりして、排泄された尿をスポイトで採取するなど、やりやすい方法でお願いしています。
次に医療処置として圧迫排尿と膀胱穿刺という方法があります。
圧迫排尿では、猫ちゃんのお腹の膀胱部分を上から圧迫し、排尿させて尿を採取します。
膀胱穿刺では、超音波(エコー)で猫ちゃんの膀胱を確認し、膀胱に注射針を直接刺して尿を採取します。
尿検査結果で出揃うまでの期間は、おおよそ1~2日ほどです。
4.腎不全のステージ分類
腎不全のステージ分類には、色々な機関から発表されていますが、当院では以下、IRIS(the International Renal Interest Society)が公表している方式を指標として、猫ちゃんの腎不全の分類をしています。
ステージ別腎臓イメージ図
ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 | ||
血液検査 | BUN | 正常 | 軽度高値 | 中等度高値 | 重度高値 |
CRE | <1.6 | 1.6-2.8 | 2.9-5.0 | >5.0 | |
SDMA | <18 | 18-25 | 26-38 | >38 | |
尿検査 | 蛋白尿検査 | タンパク +/- |
横のスクロールが可能です。
※ 当院では、SDMAが正常範囲内であっても、1~3ヶ月において持続的なSDMAの上昇(>14μg/dL)を認めた場合にはステージ1とします。
5.往診でのケア方法と特徴
猫ちゃんの腎不全は、短期的ではなく、長期的な治療プランとして考えていく必要があります。
そのため、猫ちゃんへの負担はもちろんのこと、ご家族様への負担をできる限り減らすことが大切です。
ステージごとで実施するケア方法の違いを、簡単にまとめましたので、参考にしてみてください。
① ステージ1で始めるケアの特徴
主な症状はないものの、腎不全に進行する一歩手前の状態がステージ1です。
まずは今まで食べていたご飯から、腎臓への負担が少ないとされる療法食への切り替えを推奨しています。
また、検査結果によっては内服薬を1種類だけスタートさせます。お薬が苦手な猫ちゃんも無理のない範囲でチャレンジできるよう、お薬の飲ませ方から一緒に考え、サポートさせていただきます。
② ステージ2で始めるケアの特徴
腎不全が進行し、ステージ1で行ってきた食事療法や内服薬ではカバーできなくなってしまうのがステージ2です。検査結果の悪化だけでなく、食欲の低下、活動性の低下や多飲多尿といった症状が出始める頃です。
③ ステージ3で始めるケアの特徴
ステージ2で治療を進めていたにも関わらず、徐々に進行してしまった腎不全。
ステージ2で行ってきた食事療法や内服薬のみではカバーできなくなってしまうのがステージ3です。
④ ステージ4で始めるケアの特徴
腎臓の病気は、治療はしていたとして徐々に進行してしまいます。
ステージ3で行ってきた内服薬の投薬、皮下点滴の頻度ではカバーできなくなってしまうのがステージ4です。
このような場合、猫ちゃんの症状や血液検査だけでなく、超音波検査なども併せて状態を把握し、体調に合った薬の選定や薬用量の調整、皮下点滴頻度の調節などを行い、腎不全のコントロールを図っていきます。
また、ステージ4になると食欲の低下が顕著になる猫ちゃんが増えてきます。今まで食べていた療法食を食べなくなってしまい、美味しいおやつしか食べてくれないという状況が増えてきます。本来であれば療法食でコントロールしていくことが理想ですが、食べない状態が続くことで栄養状態が悪化してしまう危険性があります。その可能性も考慮して、猫ちゃんの嗜好性が高いご飯や好物の中で、病状や検査結果から許容できるものを柔軟にご提案いたします。6.使用薬剤へのこだわり
薬剤の選定にも、実はこだわっています。
通常の動物病院では、先発医薬品やジェネリック医薬品という言葉で分類されていると思いますが、当院では「飲ませやすさ」に重点を置いて、医薬品の選定をおこなっています。
猫ちゃんにとって、お薬を飲ませるということはかなりのハードルです。
使いやすい医薬品を選定し、それらに期待できる効果なども載せていますので、是非参考にしてみてください。
① ラプロス
IRISステージ2以降で使用が推奨されています。
期待する効果としては、腎臓機能の低下を抑制することと、元気・食欲など一般状態の改善です。動物薬ですので、比較的飲みやすいというのも特徴であり、無味~やや甘味があるようです。
使用上の注意としては、いきなり通常量を飲ませると消化器症状などが出てしまうことが考えられるため、最初のうちは少ない量で体にラプロスを慣れさせてあげ、徐々に通常量まで調整していきます。
② テルミサルタン(OD)
尿検査でタンパクが出ているときに使用が推奨されています。
期待される効果は、腎臓から尿中へのタンパク漏出の防止です。人で使う口腔内崩壊錠(OD錠)ですので、苦味が少なく比較的飲みやすいのが特徴です。
使用上の注意としては、他のお薬と同じように吐き戻しや軟便などの消化器症状、肝酵素値の上昇、血圧が下がることによるふらつき、赤血球の減少が考えられます。 このため、当院では、血液検査による定期的なチェックを推奨しています。
③ ベナゼハート
IRISステージ2以降で使用が推奨されています。
期待される効果は、腎臓の血管を拡げ、腎臓から尿中へのタンパク漏出の予防です。動物薬ですので、比較的飲みやすいというのも特徴であり、お魚風味になっているようです。
使用上の注意としては、他のお薬と同じように吐き戻しや軟便などの消化器症状が出たり、血圧が下がることによるふらついたりすることがあります。
④ セレニア
吐き戻しに対して使用していきます。腎不全になると、食欲が下がってくるというのもありますが、嘔吐してしまった場合に、著しく体調が下がってしまいます。そのため、嘔吐させないことが重要ではありますが、もし嘔吐してしまい、その後体調が下がってしまった場合に使用しています。
期待される効果は、吐き戻しの抑制とその予防です。わんちゃん用として認可を受けているお薬ですが、臨床現場では猫ちゃんにも広く使用され、その効果が確認されています。動物薬ですので、比較的飲みやすいのと、1日1回の投薬で済むのが特徴です。
使用上の注意としては、鎮静効果が強く出てしまう猫ちゃんがいますので、制吐として使用していたのにボ〜ッとしてしまったなどがあれば、すぐに獣医師にお伝えください。⑤ カイトリル
悪心や吐き戻しなどの消化器症状があるときに使用が推奨されています。セレニアと比べて、吐き気を緩和してくれるという作用があるため、セレニアと合わせて使用したり、単独で使用したりしています。
⑥ ファモチジン(OD)
胃液を吐いた時だけでなく、食欲の低下などでも使用されることがあります。また、腎不全の猫ちゃんであれば、胃潰瘍などを併発しやすいということから、症状に合わせて適宜使用~常備薬として使用しています。
⑦ ランソプラゾール(OD)
通常の嘔吐であればファモチジンを使用していきますが、嘔吐物に血が混じっていたなど、胃潰瘍の発症を疑った場合に、ファモチジンからランソプラゾールに切り替えて使用しています。
⑧ プロナミド
食欲の低下や吐き戻しがある時に使用が推奨されています。
期待する効果としては、食欲の改善と、吐き戻しの抑制です。
わんちゃん用として認可されているお薬ですが、臨床現場では猫ちゃんにも広く使用されています。動物薬ですので、比較的飲みやすいのが特徴です。消化管運動を促進することが期待されることから、腎不全の猫ちゃんで食欲が下がっていて、やや便秘気味の場合には、よく使用しています。
⑨ サイトテック
吐き戻しがあったときに使用が推奨されています。
期待する効果としては、胃酸の分泌を抑制し吐き戻しを抑制すること、胃の粘膜を保護することです。腎不全の猫ちゃんであれば、胃潰瘍を疑う所見を認めた場合に使用しています。
使用上の注意としては、下痢やお腹がゴロゴロ鳴るといったような症状が考えられます。
⑩ アムロジピン
腎臓のダメージが明らかな場合や持続的な高血圧がある時に使用が推奨されています。
期待する効果としては、血圧を下げるためです。尿検査にて尿タンパクを検出し、テルミサルタンを使用してもUPCが0.4を下回らない時に使用しています。
使用上の注意としては、肝機能障害、血球減少症、血圧が下がることによるふらつきが考えられます。このため、当院では、血液検査による定期的なチェックを推奨しています。
⑪ レメロン
腎不全になると、多くの猫ちゃんで食欲がなくなってしまい、3日間以上何も食べないという場合に使用を検討していきます。
「検討する」としたのは、基本的には食欲増進を目的として使用した結果、眠気を伴うというものが多いのですが、中には興奮してしまう性質の猫ちゃんがいるためです。もし心臓などに病気を抱えていた場合、そのストレスが持病に大きく影響してしまう可能性があります。単に食欲が下がったからと言って無闇に使用することは控えましょう。
また、多くの猫ちゃんで使用されてきたこの薬ですが、猫ちゃんは内服薬が苦手ということは世界共通なため、海外薬にはなりますが同じ成分で軟膏のものがあります。
猫ちゃんには基本的には軟膏で処方し、塗布方法は耳の内側に塗ってもらうだけです。所在地
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