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東京文京区 犬猫往診の最近のブログ記事

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師の江本です。

 

往診のイメージとして、動物病院(獣医師)が家に来てくれる、家で診察、家まで訪問、訪問してくれる動物病院、などニュアンスによってやや表現の仕方が変わりますが、まぁそんなところです!

ご自宅に獣医師と動物看護師がご訪問させていただき、家の中で診察を行います。まずは詳しいお話を飼い主様からゆっくりとお伺いし、ペット(犬、猫)の状況を確認し、検査プランと処置・治療プランをご提案させていただきます。

プラン内容にご同意をいただいてから、いよいよ検査・処置のスタートです。

往診専門動物病院では、自宅に来てくれる動物病院であると言う特性から、動けなくなってしまった大型犬の介護から緩和処置、緩和ケアからターミナルケアなど、動かせないからこそのご依頼を多く受けています。

 

そんな今回は、大型犬の立てなくなってしまったわんちゃんのお話です。

大型犬といえば、20キロほどの子から40,50キロほどの子まで体格も様々ですが、たとえ15キロでも立てなくなってしまうと、ご家族様は介護にかなり悩まれる方も多くいらっしゃいます。今回はそんな40キロほどの大型犬のわんちゃんのお話です。

 

東京文京区在住の10歳の大型犬、ゴールデンレトリバーのルディちゃんです。

 

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ルディちゃんは大型犬のなかでも体格が大きく、元気な頃はお庭でもよく走っていたそうです。

そんなルディちゃんのご家族様から、ある日、お家の高齢犬が食欲がなくあまり立てなくなってきている、とのお電話を頂き、往診をさせていただきました。

お家に入るとルディちゃんは玄関で寝ていて、お出迎えをしてくれましたが、立ち上がれないのか、立ち上がらずにしっぽでご挨拶をしてくれました。

緊急で処置をしなければいけない状態ではないと判断したので、先にご家族様から詳しくお話をお伺いすると、1週間ほど前に元気食欲がなくなってしまったそうなのですが、その時はまだ立ち上がって歩くことが出来たので、近くの動物病院さんに行かれたそうです。

検査をしたところ、血液検査では内臓で高い数値はありませんでしたが、超音波検査にて、心臓の周りに液体がたまっていて、心臓がうまく広がることができていないことが分かったそうです。

心臓の周りには1枚の膜があるのですが、心臓と膜の間にたまった液体のことを心嚢水といい、血液がたまることが多いです。

これによって、心臓がうまく拡張できず、全身に血液が行き渡らないため、急激に元気が無くなってしまったりしてしまいます。逆に、それを抜いてあげると抜いた直後は楽になって動きが良くなり、一見元気になったように見えるのですが、これは心嚢水が溜まった原因にもよります。

たとえば心臓腫瘍であれば腫瘍の状態によってはまたすぐに血液が溜まってしまったり、転移がどうが、ということになりますし、心破裂であれば救急疾患ですし、原因不明であればこのままたまらないこともあり得ます。

この心嚢水が溜まった原因を調べるために、ルディちゃんはすぐに心臓専門の病院に行き検査を行いました。

心臓の超音波検査を行ってもらったところ、心臓の腫瘍がある可能性が高いが確定診断ではないとのことで、その日もかなりの量の心臓嚢水が抜けたようです。

心臓に最もできやすい腫瘍が血管肉腫というかなり悪性度の高い腫瘍で、血管肉腫の可能性が高いとのことでした。

そうしているうちに、ルディちゃんはついに立てなくなってしまい、身体が大きいため、病院に連れていけず、今回、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いた、とのことでした。

ご家族様としては、大型犬にしてはもう高齢なので、ターミナルケアをご希望されていて、辛さをとってあげたり、脱水しないようにしてあげたい、とのことでした。

 

ここで、大型犬が立てなくなってしまった時に気をつけないといけないことについて少しお話をしていきます。

大型犬は小型犬と違って体重があるので、寝たままになってしまうと下側になっている皮膚にかなりの負担がかかります。

特に骨がある部分は負担が大きく、重力で床に着いている皮膚が虚血してしまい、壊死していってしまいます。

それが褥瘡です。

褥瘡になってしまうと、その部分を復活させるためにはかなり大変になってきます。そのため、立てなくなってしまった場合には、体位変換が最も大切で、理想的には2,3時間おきの体位変換が望ましいです。

しかし、夜間などに体位変換をするためご家族様が体調を崩してしまうと元も子もないので、夜間は無理のない程度にしていくことをお勧めします。

また、体位変換をいくらしていても床が固ければ効果が半減してしまいます。最近はわんちゃんの介護用マットも出てきましたが、できるだけクッション性のあるものを敷いてあげることが大切です。

ただ、それでもなる時はなってしまう褥瘡。

褥瘡も早期発見が大切で、褥瘡になりかけている部分の皮膚が最初は赤くなってきます。

それが少しずつ壊死していってしまうのですが、その赤くなった時点で対処をすれば褥瘡になることは防げるので、こまめに皮膚をチェックしてあげてください。

 

話が逸れてしまいましたが、まずは今の身体の状態を把握するために、身体検査と血液検査を実施していきました。

治療としては、ご飯は自分でなんとか食べれているようなのですが、お水も自分でそんなに飲まないとのことなので、皮下点滴とステロイドの注射を行うこととしました。

身体検査では今のところ褥瘡らしきところはなく、ご家族様の献身的な介護の賜物だと思われました。

また、聴診では心音がやや遠く、また心嚢水が溜まってきていることが予測されました。

しかし、抜去してもあまり改善がないことから、ご家族様としてはもうこれ以上胸に針は刺したくないとのことでしたので、抜去はせず、治療にうつらせて頂きました。

腫瘍からくる苦しさを少しでもステロイドがとってくれることを願って注射をしていき、この日はそれで診察終了とさせて頂きました。

 

その日から3日間、ターミナルケアとして、同様の治療をさせて頂きましたが、徐々に状態は下がっていき、食べなくなってしまい、3日目の夜にルディちゃんは大好きなお家で、大好きなご家族様に見守られながら虹の橋を渡っていきました。

 

ルディちゃんは最後まで原因は分かりませんでしたが、原因追求をするだけが全てではなく、ルディちゃん、動物たちがつらくないように過ごせることを1番に考えて私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室は治療に当たらせて頂いています。

もちろん血液検査などですぐに原因がわかるものに関してはそれに対する治療を行いますが、腫瘍などは何の腫瘍なのか分からないことも多々あります。

ただ、最期まで苦しむことなく、大好きなご家族様と一緒に過ごせることが1番幸せだと思うので、お家でのターミナルケア、緩和ケアを考えてらっしゃる方は一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

大型犬や老犬・老猫の介護でお困りのご家族様も、まずはご連絡ください。往診にて、改善策を一緒に練りましょう。

 

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