わんにゃん保健室 03-4500-8701

 

東京都足立区:mix(ラブラドール×柴犬) 17歳

地域 東京都足立区
動物種
品種 mix(ラブラドール×柴犬)
年齢 17歳
主訴 褥瘡の化膿
往診を呼んだ理由 立てなくなってしまって病院に連れていけない

問診内容
半月ほど前から立てなかったが、自分で寝返りを打っていた。
しかし、数日前から全く自分で動けなくなり、逆側に返してみると褥瘡がひどいことになっていた。

処置内容
かなりぐったりしていましたのでまずは入念に身体検査を行いました。
聴診では、心雑音が聴取され、褥瘡は多数確認され、すべて褥瘡ステージ4と判断されました。
また、すべて化膿しておりましたので、バイタルに注意しながら、無理をしないように、すべての褥瘡の毛刈り、洗浄、湿潤を保てるように処置を行いました。
褥瘡の化膿が重度であったため、敗血症を考慮して抗生剤を2種類併用、尿量の低下から、腎前性の急性腎不全を考慮し輸液を行いました。

処置後の様子
洗浄・処置中はすごく寝てくれていて、無事処置は終わりました。
しかし、食欲が落ちていて、内服薬が難しいとのことでしたので、続けてお伺いし、注射にてお薬を投与することとなりました。

処置の際に気をつけた点(様子)
高齢ということと、心疾患があり、かなりぐったりしていたということもあり、 処置中には決して無理をしないようにしました。また、褥瘡の状態もかなり重度の感染を起こしていましたので、洗浄を入念にしました。
褥瘡は、立てなくなってしまったわんちゃん、猫ちゃんでは24時間程度で起こってくることもあります。それを防ぐためには、2~4時間程度毎の体位交換や、身体の下にクッション性のあるものを敷くなど、介護が必要になってきます。
しかし、軽度の褥瘡であれば、治るのにさほど時間はかかりませんので、初期の段階で骨と床が当たる位置に赤みが出始めていたら、注意することが重要となってきます。

 

東京都目黒区:ゴールデンレトリバー 11歳11ヶ月

地域 東京都目黒区
動物種
品種 ゴールデンレトリバー
年齢 11歳11ヶ月
主訴 鼻がカサカサ、下痢
往診を呼んだ理由 大型犬であまり歩けなくなってきたので通院が大変

問診内容
鼻がカサカサになってきて、他院にてパンチ生検を勧められたが、積極的なことはしたくない。そのうち下痢も始まり、食欲も落ちてきた。

処置内容
身体検査、血液検査、超音波検査結果から、腫瘍性疾患が疑われました。しかし、精査は希望されないということで、抗炎症剤の投与を開始しました。 また、下痢が続いていたので、下痢止めと整腸剤も処方しました。

処置後の様子
内服薬投与後、食欲も上がり、鼻のカサカサもなくなって、下痢も落ち着いてきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
通常抗炎症剤を投与すると、様々な病気が隠れてしまうため、検査を行ってから処方しますが、今回のワンちゃんの場合、ご家族様が精査を希望されなかったことを考慮して、わんちゃんの生活の質(QOL)をいち早く上げてあげるのを最優先としました。その結果、すぐに症状も治まり、ご飯もしっかり食べてくれるようになりました。しかし、病気が隠れてしまうというのをしっかりご説明したうえで、ご同意頂いてから使用するように気を付けました。また、わんちゃんはさすがゴールデンということで、診察の度にすごくご機嫌で寄ってきてくれるので身体検査はすごくスムーズに終わることが出来ました。

 

東京都千代田区:アメリカンショートヘア 10ヶ月

地域 東京都千代田区
動物種
品種 アメリカンショートヘア
年齢 10ヶ月
主訴 頸部背側の毛が粗毛
往診を呼んだ理由 同居猫も往診で診察しているから

問診内容
痒みはないが、頸部背側の毛が粗毛で、皮膚が固くなって分厚くなっている気がする。

処置内容
まずは皮膚の状態を確認し、皮膚糸状菌症を疑い、抜毛して培養検査を行いました。検査の結果、陽性と判断されましたので、外用薬とシャンプーを処方しました。

処置後の様子
処置後、脱毛部分は縮小してきましたが、完全ではなかったので、引き続き、外用薬の塗布とシャンプーを行っていただくこととなりました。

処置の際に気をつけた点(様子)
猫ちゃんの皮膚病には、皮膚糸状菌症のように、同居猫はもちろん、ヒトにも感染してしまう疾患もあります。今回は、そのことも入念にご説明し、同居猫とも、寂しくなってしまいますが、治療中は離して生活してもらうことになりました。また、飼い主様にうつってしまわないように、注意を払っていただきました。通常皮膚病では、毛刈りを入念に行うことが多いのですが、毛刈りをして少しでも皮膚に傷が行ってしまった場合、糸状菌がそこに入りこんでしまうと治療が難航してしまうため、毛刈りは最低限のみとしました。

 

東京都千代田区:猫(雑種) 3歳

地域 東京都千代田区
動物種
品種 雑種
年齢 3歳
主訴 口が痛そう
往診を呼んだ理由 すごく怖がりで捕まえられない

問診内容
口が痛そうでちゅーるの食べ方が下手になった。ドライフードは普通に食べている。先日兄弟猫がFIPと診断された。

処置内容
身体検査結果から、歯周病による歯肉炎を疑いましたが、兄弟猫のFIPの件もあるため、血液検査も行いました。また、歯肉炎に対しては、抗炎症剤と抗生剤を注射しました。

処置後の様子
注射後、痛みはなくなり、元の食べ方に戻ったとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
FIPとは猫伝染性腹膜炎のことで、猫コロナウイルスというウイルスが突然変異して起こります。しかし猫コロナウイルスは85%ほどの猫ちゃんが感染して抗体を持っているため、発症前に血液検査でコロナウイルスの抗体価を測定しても診断することはかなり困難です。実際FIPを発症すると、ウェットタイプでは腹水などの貯留液が認められ、ドライタイプでは肉芽腫性病変が認められます。また、発症すると現時点では、確実な治療法は確立されていません。そのため、疑いがある場合は定期的な検査を行っていく必要があります。また、他の猫ちゃんへ媒介してしまうこともあるので、他の猫ちゃんを触る場合は入念な手洗いが必要となることなどを飼い主様に丁寧に説明いたしました。

 

東京都墨田区:日本猫 1歳3ヶ月

地域 東京都墨田区
動物種
品種 日本猫
年齢 1歳3ヶ月
主訴 皮膚の痒み
往診を呼んだ理由 猫がナーバスで外に連れ出せない

問診内容
数日前からしきりに顔回りを掻いたり、頭を振ったり痒そうにしている。

処置内容
顔回りには掻破跡があり、耳はやや汚れていました。明らかなノミダニはいませんでしたが、予防薬はつけていないとのことでしたので、ノミダニの予防薬と、痒み止めの注射をして、この日の診察は終了となりました。

処置後の様子
処置後痒みは治まり、元通りの生活をしてくれています。また、ノミダニの予防薬は定期的につけて頂いています。

処置の際に気をつけた点(様子)
かなり怖がりさんな猫ちゃんでしたので、タオルで顔を隠しつつお母さんに声掛けをしてもらっての診察を行いました。顔回りを触っても怒ることなく、固まってしまっていましたので、顔回りの皮膚もよく観察できました。猫ちゃんが顔回りを痒がるときはアレルギーを思い浮かべなければいけませんが、何のアレルギーかはその子によって異なります。なので、まずは確実に治療ができるノミダニ薬の塗布から始め、治らなければ別の原因も考えていきます。

 

東京都目黒区:スタンダードプードル 4歳

地域 東京都目黒区
動物種
品種 スタンダードプードル
年齢 4歳
主訴 免疫介在性溶血性貧血、免疫介在性血小板減少症
往診を呼んだ理由 家での緩和ケア希望

問診内容
他院にて、上記の診断が出て、輸血を5回したが、これ以上は飼い主の満足になると判断し、自宅での緩和ケアを希望

処置内容
身体検査にて貧血が認められましたが、食欲はあり、内服薬も飲めているとのことでした。しかし、食欲が落ちてきているとのことでしたので、家で皮下点滴が出来るように、点滴セットを処方しました。

処置後の様子
点滴も全く嫌がることなく、すごくお利口にしてくれていたので、飼い主様も難なく続けることが出来ました。しかし、免疫抑制剤は他院にて処方され、続けて飲んでいましたが、やはり貧血が悪化していきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
貧血が悪化した後の酸素室の必要性などを詳しく説明しました。しかし、数日後、残念ながら、貧血の進行が抑えられず、虹の橋を渡ってしまいました。このように、進行性で、薬の効き方にも個体差がある場合は、なかなか病状を抑えられないこともあります。こういった場合は、お家で緩和ケアをご希望されるご家族様が多く、またその方が動物たちも最後まで自分の居場所で過ごせるので、ストレスも少なく、良い形での最期を迎えられると思っています。

 

東京都台東区:mix(シーズー×マルチーズ) 15歳11ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 mix(シーズー×マルチーズ)
年齢 15歳11ヶ月
主訴 発作
往診を呼んだ理由 車がなくて悩んでいて相談したところ、娘さんからの紹介

問診内容
食欲あり、後肢がふらついてしまうので、4~5歩歩いて倒れてしまう。数日前に強い発作があり、他院の往診を呼んだが良くならなかった。

処置内容
身体検査の結果、全身の筋肉が弱っていて、おそらく筋力低下によって立てなくなったと考えられました。また、診察中にも軽度の発作が起こり、点鼻薬にて抗けいれん薬を投与しました。身体検査、神経学的検査の結果、不整脈もなく、中枢からの発作が考えられましたので、抗けいれん薬を処方し、初日の診察は終了となりました。

処置後の様子
診察中に投与した点鼻薬は頓服としてお渡ししていましたが、内服薬を飲んで血中濃度が安定し始めるころになると、発作の頻度はすごく減り、ほとんどなくなりました。その後も、よく食べてくれていますので、内服薬も問題なく飲めているとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
発作の原因として、中枢が考えられましたが、飼い主様とのご相談の結果、血液検査やMRIなどの精査はご希望されませんでしたので、様子を見ながらの抗けいれん薬の開始となりました。抗けいれん薬は高齢の子では、代謝が下がってしまっているため効きすぎてしまうことがあるので、薬の量と様子の変化にかなり注意をはらいました。また、今回の症例の場合、発作が心配で飼い主様がわんちゃんの側を離れられないというお話でしたので、飼い主様にもゆっくり休んでもらうためにも、しっかり発作が抑えられるようにお薬を調節しました。

 

東京都墨田区:ソマリ 12歳

地域 東京都墨田区
動物種
品種 ソマリ
年齢 12歳
主訴 食欲低下
往診を呼んだ理由 怖がりで動物病院に連れていくと異常に興奮するため

問診内容
3日ほど前から食欲が落ちて、尿量が増えている。

処置内容
身体検査からは激しい脱水が認められ、血液検査からは慢性腎不全Stage4と診断されました。脱水が見られるので、皮下点滴を行い、胃薬や消化管を動かすお薬、抗生剤などを注射し、対症療法を行いました。

処置後の様子
対症療法を3日間続けている間に少しずつ食欲も上がってきましたが、点滴のストレスが大きく、診察のたびにかなり興奮し、診察後は疲れているようです。しかし、日中の活動量は徐々に上がっていきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
今回の猫ちゃんのように、往診であっても、診察にストレスがかかってしまう猫ちゃんはたくさんいます。そのため、皮下点滴をご家族様に実施して頂くこともご提案させて頂いていて、今回のご家庭では、ご家族様が皮下点滴を実施することとなりました。もちろん皮下点滴ができるようになるまではスタッフがしっかりとやり方をお伝えさせて頂いております。

 

東京都千代田区:日本猫 4歳8ヶ月

地域 東京都千代田区
動物種
品種 日本猫
年齢 4歳8ヶ月
主訴 足を舐めてべたべたになっている
往診を呼んだ理由 引っ越したばかりでどこに行ったら良いかわからない

問診内容
数日前に引っ越してきたが、引っ越してから猫砂が変わって右前肢をよく舐めるようになった。よく見ると黒い垢のようなものがついていて剥がすと皮膚がべたべたで真っ赤になっている。

処置内容
身体検査にて患部を確認したところ、皮膚が舐め壊されていて、おそらく痒みや違和感から舐め壊してしまい、本格的に痒みや痛みが出てきてより舐めてしまうようになったのではないかと考えられましたので、痒み止めを注射し、抗生剤の内服薬を処方しました。

処置後の様子
痒みは治まり、舐めなくなるとともに皮膚の状態も改善されたとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
今回の猫ちゃんは、最初にかゆみや違和感を引き起こした要因は分からないままではありますが、猫ちゃんの舌はザラザラしていますので、舐め続けるとどんどん皮膚が潰瘍のようになってしまうことが多く、まず痒みを止めてあげることが必要となってきます。また、アトピーや食物アレルギーの場合は、1度のお薬だけでは痒みが治まらないこともよくありますので、ご家庭で症状が良くなってきているかチェックして頂くことが大切な稟告となります。今回の猫ちゃんも、飼い主様にしっかりご説明し、変化を見ていて頂きました。

 

東京都墨田区:日本猫 14歳2ヶ月

地域 東京都墨田区
動物種
品種 日本猫
年齢 14歳2ヶ月
主訴 元気食欲消失、尿量低下
往診を呼んだ理由 怖がりで病院に連れていけない

問診内容
5日ほど前から食欲消失し、少しずつ尿量、飲水量共に低下している。活動性低下しているとのこと。

処置内容
身体検査の結果激しい脱水が見られ、血液検査所見から、甲状腺機能亢進症と診断されました。脱水が激しいので、皮下点滴と注射によって抗生物質、吐き気止め、胃薬や消化管を動かすお薬を投与しました。

処置後の様子
点滴後から、少しずつ食欲も出てきて、内服薬も飲めそうでしたので、甲状腺ホルモンを調節する内服薬をお渡ししました。食欲が出始めたあとは、点滴や注射がなくても元気に過ごしてくれています。

処置の際に気をつけた点(様子)
甲状腺機能亢進症の猫ちゃんは、ほとんどの場合、生涯投薬が必要になってきます。それを飼い主様にもご理解頂き、猫ちゃんがお薬を飲めるように、一緒に考え工夫していくことが大切です。そして、投薬できないと思っていた場合でも、案外気付かず飲んでくれる猫ちゃんもとても多いので、諦めずご相談して一緒に考えていきます。

 

東京都台東区:ロシアンブルー 12歳10ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 ロシアンブルー
年齢 12歳10ヶ月
主訴 食欲不振
往診を呼んだ理由 ケージに入れられず、動物病院に連れていけないため

問診内容
2日前に少しスープを飲んでからほとんど何も口にしておらず、元気もない。飲水量も以前は多かったが、食べなくなってからはあまり飲んでいない。

処置内容
身体検査、血液検査より、急性炎症反応が見られましたが、他には異常値はなく、超音波検査結果も含めて腎盂腎炎が疑われました。そこで、皮下点滴と抗生剤、制吐剤を注射し、食欲が安定していなかったので、数日間は毎日点滴と注射を続けて実施しました。

処置後の様子
点滴を開始して3日ほどで食欲回復しはじめ、活動性も上がってきました。ご飯が食べられれば、内服薬も飲めるので、注射から少しずつ内服薬へ切り替えていきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
かなりストレスを感じやすい性格の猫ちゃんでしたので、処置はなるべく早く終われるように気を付けました。また、内服薬を飲んでくれる子でしたので、注射からの離脱も早く行うことが出来ました。内服薬を飲むことは、飼い主様のご協力あってのものですので、必ず飲ませ方はしっかりとお伝えさせて頂いております。

 

東京都中央区:ミニチュア・ピンシャー 13歳

地域 東京都中央区
動物種
品種 ミニチュア・ピンシャー
年齢 13歳
主訴 腫瘍が大きくなってきた。緩和ケア希望
往診を呼んだ理由 家で緩和ケアをしてあげたい

問診内容
1か月前から腋に腫瘍ができ、どんどん大きくなってきている。近医にて二次施設を紹介されたが、積極的な治療よりは家で緩和ケアをしたいとのこと

処置内容
身体検査より、腫瘍の熱感が感じられましたが、リンパ節の腫脹などはありませんでした。そこで、抗炎症効果のある内服薬を処方してこの日の診察は終了しました。

処置後の様子
内服薬処方後、腫瘍はやや小さくなり、熱感も減ったとのことでしたが、1か月ほどで、腫瘍がやや増大傾向とのことで、内服薬の用量を増やしました。その後も元気食欲は変化がないようです。

処置の際に気をつけた点(様子)
本来、腫瘍に針を刺して細胞を検査しますが、この子の場合は飼い主様が検査をご希望されなかったため、推測で治療を進めることになりました。このように、治療方針だけでなく、検査を行うかどうかも飼い主様とご相談して、ご同意頂けた場合に検査を行っております。

 

東京都千代田区:日本猫 15歳8ヶ月

地域 東京都千代田区
動物種
品種 日本猫
年齢 15歳8ヶ月
主訴 嘔吐
往診を呼んだ理由 家での緩和ケアを望んでいるため

問診内容
嘔吐回数が増えてきて、1週間ほど何も食べれていない。鼻水は子猫の時からよく出ているが、1週間ほど前から鼻水に混ざって鼻血も出てくるようになった。

処置内容
身体検査や血液検査から、甲状腺機能亢進症による嘔吐と激しい脱水と考えられ、鼻水は猫風邪の悪化が疑われましたので、皮下点滴、抗生剤、制吐剤、胃薬の注射を行い、甲状腺機能亢進症に対する内服薬を処方しました。

処置後の様子
この猫ちゃんは、おやつに混ぜるとお薬を飲んでくれる子でしたので、内服薬をのみつつ、点滴・注射を数日続けていると、元気、食欲も少しずつ上がってきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
甲状腺機能亢進症の子は心臓にも負担がかかるので、呼吸状態に気を付けて処置を行いました。心臓に負荷がかかってる状態でさらに興奮させてしまうと、より心拍数や血圧が上昇し、呼吸が悪くなってしまうことがあるためです。

 

東京都中央区:ポメラニアン 15歳

地域 東京都中央区
動物種
品種 ポメラニアン
年齢 15歳
主訴 発作
往診を呼んだ理由 発作が出る頻度が増えたため家で処置を行いたい

問診内容
2か月ほど前から発作が起こるようになり、1か月ほど前から1日に4回以上と、発作頻度が増えてきた。

処置内容
血液検査所見より、内臓からくる発作でではなく、中枢からの発作が疑われました。しかし、全身麻酔をかけてのMRI検査は現実的ではなく、心疾患もあるためリスクが高いと判断し、抗けいれん薬の内服と、発作時に頓服で使用できる点鼻薬を処方しました。

処置後の様子
抗けいれん薬の内服を始めたころは発作の回数は減ったものの、完全になくなるということはありませんでしたが、抗けいれん薬の血中濃度が安定するころには発作もなくなり、点鼻薬を使うこともなくなったとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
発作の原因は脳や神経に問題がある場合、内臓に疾患がある場合、原因が不明の場合の3パターンに分かれます。内臓に疾患がある場合は血液検査で異常が出てきますが、脳や神経系の異常は全身麻酔が必要であるMRI検査となります。こういった点と麻酔のリスクをご説明し、ご相談してどういった方針でいくか、飼い主様と話し合いました。

 

東京都千代田区:日本猫 10歳9ヶ月

地域 東京都千代田区
動物種
品種 日本猫
年齢 10歳9ヶ月
主訴 傷が治らない
往診を呼んだ理由 ストレスがかかりそうで病院に連れていけない

問診内容
1年前にけがをしていて保護したが、傷が治らない。他院にて猫エイズ陽性、慢性腎不全Stage4と診断されたとのことでした。

処置内容
身体検査と血液検査結果より、傷の感染と重度腎不全が認められましたので、傷に関しては抗生剤の投与と外傷処置方法の指導、腎不全に対しては、皮下点滴と内服薬を処方しました。

処置後の様子
外傷は処置をご家族様に続けて頂き、綺麗な肉芽が出てきて回復傾向にあります。また、腎不全に関しては、点滴処置により、数値の改善が見られ、食欲も以前より増してきています。

処置の際に気をつけた点(様子)
猫エイズの場合、また腎不全を併発している場合、かなり傷の治りは健常な子より遅くなってしまいます。こういった場合、傷の処置にはかなりの根気が必要になってきます。傷の処置はお家でのケアが中心となってきますので、飼い主様のご協力が必須となります。もちろんケアの方法はお伝えさせて頂きますが、日々のケアになってきますので、ご家族様の生活環境をお伺いして一緒に考えるということに重点を置きました。

 

東京都台東区:日本猫 16歳1ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 日本猫
年齢 16歳1ヶ月
主訴 呼吸困難
往診を呼んだ理由 ぐったりしていて連れ出すのが心配なため

問診内容
食欲不振で他院を受診したところ、鼻カテーテルを挿入し、カテーテルより摂食していたとのことでした。退院後から呼吸状態が悪く、ぐったりしているとのことでした。

処置内容
身体検査にて喘鳴音が聴取され、かなりぐったりしており、呼吸状態が悪かったため、最低限の点滴、注射による抗生剤の投与の処置を行い、呼吸状態が落ち着くまでは酸素室にて酸素化して、できる限りの対症療法を行っていくこととしました。

処置後の様子
処置を行うにつれて、徐々に呼吸も落ち着き始め、自分でスープを飲み始めてくれました。また、さらに数日後には喘鳴音もかなりなくなり、外に出ていられる時間も増え、呼吸状態もかなり落ち着いてきましたので、血液検査にて全身状態を確認していく方向となりました。

処置の際に気をつけた点(様子)
呼吸状態が安定するまでは、どのような子にも無理な処置は決して行わず、呼吸状態の改善を最優先にしていきます。そして、可能性の高い原因を考えて最大限の治療を行い、呼吸状態が落ち着くのをまずは待ちます。この間ご家族様も不安かとは思いますが、見るべきポイントをお伝えさせて頂きますので、そこに変化があればすぐにご連絡して頂くようにお伝えしました。

 

東京都足立区:柴犬 14歳7ヶ月

地域 東京都足立区
動物種
品種 柴犬
年齢 14歳7ヶ月
主訴 皮膚の痒み
往診を呼んだ理由 シニア犬であまり歩けないので病院に連れていけない

問診内容
アレルギー症状がひどく、毛が広範囲に抜けており、痒みがひどすぎて食欲も落ちて痩せてきてしまった。腎不全もある。

処置内容
過去には痒みがコントロール出来ていたとのことでしたので、シニアになって体質が変化して現れてくることがある食物アレルギーの検査を実施しました。また、慢性腎不全の現状を把握するために血液検査を実施。慢性腎不全Stage2と診断されました。腎臓に対しては、血管拡張薬、痒みに対しては内服薬を処方し、定期的にモニタリングしていく方針となりました。

処置後の様子
かゆみ止め処方後、痒みが劇的に減って、元気食欲も出たとのことでした。また、アレルギー検査の結果、食べられるたんぱく源が増えたので、アトピー用の療法食を食べるようにしてもらいました。

処置の際に気をつけた点(様子)
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは一度なってしまうと、生涯付き合っていかなくてはならず、そこにはご家族の方の協力が必須となってきます。お薬だけでコントロールできる場合もあれば、シャンプーのみでコントロールできる場合も、併用しなければならない場合もあり、その子とご家族様の生活環境によって治療方針を変えていく必要があります。また、薬の量も痒みの度合いによって減らせる場合もあるので、飼い主様とのコミュニケーションをすごく大切にしております。

 

東京都墨田区:パピヨン 12歳

地域 東京都墨田区
動物種
品種 パピヨン
年齢 12歳
主訴 皮膚の痒みとワクチン接種
往診を呼んだ理由 抱っこが出来ず、首輪もつけれないのでどこにも連れていけないため

問診内容
皮膚の痒みがあり、足先をずっと舐めている。シャンプーに連れていきたいが、だっこを怖がり、リードもつけることが出来ないため、ワクチンもできていない。ワクチン打てたら、シャンプーに連れていきたい。

処置内容
重度白内障によってかなり視力が落ちていたので、周りが見えず怖がっている様子でしたが、優しく保定し、まずは身体検査を行っていきました。身体検査所見から、アトピー性皮膚炎を疑い、かゆみ止めの内服薬を処方、ただ、基礎疾患がある可能性も考えられましたので、血液検査も行ったところ、甲状腺機能低下症が認められました。ワクチンに関しても、その日に無事接種することが出来ました。

処置後の様子
処置後、少しオドオドしていましたが、すぐにいつもの居場所に戻って落ち着いていました。ワクチン接種後は、ワクチンアレルギーに備えて30分間待機させて頂いていますが、今回は特にアレルギー症状も見られませんでした。
また、甲状腺の治療とかゆみ止めを使用することで、皮膚症状もかなり治まり、ご家族様にだっこの方法をお伝えさせて頂いたところ、すこしずつ慣れてきてくれたとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
視力が落ちて神経質になってしまっていたので、少しずつ近づいてできるだけ声掛けをしながら、気配を感じ取ってもらえるようにしました。

 

東京都台東区:パピヨン 17歳5ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 パピヨン
年齢 17歳5ヶ月
主訴 出かけている間に、大量出血していた
往診を呼んだ理由 かかりつけが休みだったため

問診内容
数日前から調子が悪く、他院にて関節炎の可能性を言われ、鎮痛剤を処方されていたとのことで、今日帰宅すると部屋が血だらけで口の周りにも血がたくさんついていたとのことでした。

処置内容
身体検査にて、口腔内からの出血点を探しましたが出血点はなく、耳や四肢からの出血もありませんでした。そこで、最近数日間の鎮痛剤の投与歴があったため、胃潰瘍を疑い、胃薬と抗生剤の処方を行い、かなりの出血量でしたので、血液検査にて貧血やタンパクの数値を確認しました。血液検査からは、貧血やタンパク量の減少は認められませんでした。

処置後の様子
処置中はすごく嫌がってすごい力で抵抗していましたが、それで処置後は疲れたのかウトウトしていました。胃薬と抗生剤投与後は出血もなく、元気食欲も回復してきたとのことで安心しました。

処置の際に気をつけた点(様子)
高齢犬で心臓の雑音もありましたので、できるだけストレスが少なくなるように処置を行いました。

 

東京都千代田区:日本猫 15歳2ヶ月

地域 東京都千代田区
動物種
品種 日本猫
年齢 15歳2ヶ月
主訴 頭部に傷がある。多飲多尿。
往診を呼んだ理由 病院に連れていくとパニックになって鳴き叫んでしまうため

問診内容
右瞼が腫れていて、ここ1年ですごく痩せた。多飲多尿がある。

処置内容
身体検査から、右上眼瞼の腫れは外傷と判断しました。また、すごく痩せ、多飲多尿があるとのことで、血液検査を行ったところ、甲状腺機能亢進症と慢性腎不全の併発でしたので、継続的に内服薬を処方し、定期的にモニタリングしていく方向になりました。

処置後の様子
家ではすごく落ち着いていて、採血前からスリスリ寄ってきてくれる猫ちゃんでしたので採血後もおだやかにしてくれていました。

処置の際に気をつけた点(様子)
穏やかな子でも保定をすると嫌がってしまう子もいるので、顔色を見つつ豹変してしまわないか見ながら処置を行いました。

 

東京都墨田区:アメリカンショートヘア 15歳9ヶ月

地域 東京都墨田区
動物種
品種 アメリカンショートヘア
年齢 15歳9ヶ月
主訴 多尿、腹部と耳介内側のブツブツ・痒み
往診を呼んだ理由 かかりつけではストレスが大きく、暴れてしまい処置ができないため

問診内容
4年ほど前に尿路閉塞になり、近医にてストルバイト尿症と診断され、その後も1度尿路閉塞になった。5日ほど前から食欲低下、元気低下してきている。

処置内容
身体検査では発熱が見られました。また、血液検査では炎症反応の上昇が認められ、超音波検査では膵臓周囲の脂肪が高エコーになっていたことから、膵炎からの全身への炎症の波及が疑われました。全身に炎症が波及すると、身体の様々なところで炎症反応によって血管から水分が漏れ出し、肺でそれが起こると呼吸困難になってしまう、決して油断できない状態です。しかし、膵炎は対症療法で炎症が引くのをまつことが第一になってくるので、皮下点滴を行い、制吐剤、抗炎症薬、抗生剤、胃薬を注射し、食欲が回復するのを待つことになりました。

処置後の様子
呼吸回数や活動性に注意してもらい、一晩過ごしましたが、状態が悪化することはなく、次の日には少し元気さが出てきて、日に日に徐々に回復してきてくれ、2日後にはご飯を食べ始めてくれました。

処置の際に気をつけた点(様子)
猫ちゃんはストレスをかけると余計に体調が悪化することが多いので、できるだけストレスをかけないように静かに素早く処置を行うようにしました。

 

東京都中央区:日本猫 9歳1ヶ月

地域 東京都中央区
動物種
品種 日本猫
年齢 9歳1ヶ月
主訴 尿の出が悪い、嘔吐
往診を呼んだ理由 キャリーに入れるとすごく鳴きストレスが大きい

問診内容
2年前に尿管結石で入院し、その時からご飯をpHコントロールに変更して調子は安定していたとのこと。昨日までは普通でしたが、今朝から調子が悪そうで嘔吐、食欲不振があり、尿の出が悪いとのこと。

処置内容
身体検査所見、超音波検査所見から尿路閉塞は否定的でしたが、膀胱結石疑いがあり、血液検査所見から、慢性腎不全ステージ2と診断。軽度の脱水があったので、皮下点滴と抗生剤、制吐剤を注射し、抗生剤は1週間継続で内服してもらうこととし、腎不全に対する内服薬も同時にお渡ししてその日の診察は終了となりました。

処置後の様子
処置後、食欲や尿量も改善し、嘔吐もなく元気に過ごしてくれているとのことでした。また、内服薬も、腎不全のお薬はシロップなのでおやつに混ぜて飲んでくれるとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
かなりの怖がりさんなので、できるだけお顔を隠して、お母さんに声掛けをお願いし、本人が安心できるようにしました。

 

東京都中央区:トイプードル 15歳

地域 東京都中央区
動物種
品種 トイプードル
年齢 15歳
主訴 てんかん発作
往診を呼んだ理由 動物病院が遠い

問診内容
半年前に初めての発作を起こし、その後3ヶ月でもう一回、その後は1ヶ月とだんだんと間隔が短くなってきたとのことでした。往診を呼ばれた頃には、すでに1日1回まで発作と発作の間隔が短くなっていました。発作の症状はさまざまで、バタンと倒れ手足が伸びて硬直してしまったり、異様なくらい興奮したり、卒倒して意識がなくなったりとのことでした。

処置内容
臨床所見、身体検査および血液検査、尿検査より、てんかんを疑いました。内服薬を継続的に処方し、定期的な血液検査でモニタリングを行うことにしました。また、緊急用のお薬を常備しておいていただき、症状がでたときに使用してもらうようにしました。

処置後の様子
内服薬は苦い錠剤ではあるのですが、嫌がらずにご飯に混ぜて食べてくれています。内服を始めてから、発作の頻度が下がり、現在は2ヶ月に1回程度まで抑え込むことができています。また、飼い主様も対処法を持っているので、冷静に対応していただけています。

処置の際に気をつけた点(様子)
病状の説明をしっかりして、飼い主様の病気への理解を得ることに重点を置きました。この病気は、『完治させる』ことより、『病気と向き合う』ことが大切だからです。てんかん発作の原因を突き止めることは、非常に難しいです。MRIやCT検査、脳脊髄液検査など、麻酔を必要とする検査まですべての検査を行う必要があることが多く、中には麻酔をかけること自体を懸念してしまう子も多くいます。若齢での発症であれば検査を進めますが、高齢期では検査よりも診断的治療ないし対症療法を選択せざるを得ない場合が多いです。そのため、今回は症状から『特発性てんかん』と仮診断し、治療に入りました。症状にあったお薬と出会えれば症状も頻度も軽減されることが期待できます。

 

東京都江東区:日本猫 22歳くらい

地域 東京都江東区
動物種
品種 日本猫
年齢 22歳くらい
主訴 右頬の腫れ、食欲低下
往診を呼んだ理由 キャリーに入ってくれない

問診内容
ここ1ヶ月くらいで食欲がだんだん下がってきて、昨日今日は食欲なしとのことでした。チュールが好きで反応はするのですが、舐めるとすぐに口元を気にしはじめてしまい、結局食べられないままだったとのことでした。

処置内容
臨床所見より右上顎歯の根尖部膿瘍を疑い、口が痛いので注射処置を行いました。また、脱水が著しかったので皮下点滴も同時に行い、水分量補正を図りました。内服薬の投与が難しいということから、長期間効果が期待できる薬剤を使用しました。(抗生物質、痛み止め)

処置後の様子
投与した薬に良く反応してくれたため、処置後は食欲が通常時くらいまで戻ったとのことでした。慢性的な脱水を抱えていることから、腎臓などの機能評価のために血液検査を行いたかったのですが、飼い主様の意向により検査は行わないものとしました。

処置の際に気をつけた点(様子)
今回の場合、検査を望まないことから、病気に着目するよりも『痛み』などの苦痛を緩和することによる生活レベルの改善に焦点を絞りました。当院では、猫で口が痛そうな場合に長期間(2週間程度)効果が期待できる注射薬を使用しています。毎日内服薬を飲ませることができればいいのですが、猫ちゃんではそう簡単にはいきません。逆に無理な投薬を続けることがストレス要因となって、症状が悪化してしまうケースも少なくありません。でも、薬によりますが、極力内服できるならば内服を勧めています。処置後は元気になったのか、食欲も戻って来て排便もしっかり認めることができました。その後も症状が治まるまでは最初は3回毎日処置を行い、その後は月2〜3回の症状コントロールで診察・処置を行いました。現在は特別症状を示していないことから、経過観察としています。

 

東京都中央区:ゴールデンレトリバー 4歳10ヶ月

地域 東京都中央区
動物種
品種 ゴールデンレトリバー
年齢 4歳10ヶ月
主訴 出血性の下痢
往診を呼んだ理由 かかりつけがお休みで、他の病院が遠く通院できないので

問診内容
1週間前から軟便があり、3日前くらいから食欲が下がってきたとのことでした。昨夜水っぽい下痢をして、その後鮮血便を認め元気がなくなってしまったとのことでした。

処置内容
腹部の圧痛もなく、腸の蠕動音亢進(キュルキュルした音)はあり、糞便検査と血液検査で異常な所見を認めないことから一過性の胃腸炎と仮診断し、皮下点滴、注射、内服薬で経過観察としました。

処置後の様子
注射後2時間ほどで食欲が出てきたとのことでした。内服薬は、さすがゴールデンレトリバーということで、ご飯に混ぜればボリボリ食べてくれたので投薬は容易でした。内服薬は1週間分を処方し、症状が治まらなければ再診または近医への通院としました。

処置の際に気をつけた点(様子)
まずは食事が摂れるようにしてあげることを目的に診療に向かいました。または、下痢の度合いや下痢便の性状も飼い主様の主観でお伺いしたまでですので、どこまで体内の電解質バランスなどが崩れているのか心配でしたが、結果として、目立った異常所見はありませんでした。基本的にはかかりつけの動物病院を利用することから、診療内容とどんな処置が行われたかをメモしていただき、通院するときにそのメモ用紙を持って行ってもらうように促しました。

 

東京都台東区:アメリカンショートヘアMIX 19歳7ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 アメリカンショートヘアMIX
年齢 19歳7ヶ月
主訴 てんかん発作
往診を呼んだ理由 キャリーを嫌がり、刺激をあたえることでてんかんが誘発されるのが怖いため

問診内容
4ヶ月齢くらいから発作があり、最初は抗精神薬を飲んでいたとのことでした。一度やめたら発作が再発してしまったが、その後は投薬していなかったとのことでした。漢方でコントロールしていたが、どうもコントロールが上手くいかない(週1回〜月3回程度の強直性痙攣)ために往診を呼んだとのことでした。

処置内容
詳しい検査は望まず、猫ちゃんにできる限り負担のない治療として、内服薬を1日2回飲ませていただくのと、発作が出てしまった時には坐薬をいれてもらうことをお伝えしました。

処置後の様子
季節の変わり目は体調が安定しないためなのか、8月は不安定のままでした。しかし、9月に入ると状態は安定し、現在もご家族様さまと二人三脚で頑張って治療しています。

処置の際に気をつけた点(様子)
年齢と生まれながらの症状から、緩和ケアに尽力することに取り組んでいます。猫のてんかん発作のコントロールは、いまだ解明されていないため治療法が確立されていませんが、このケースではゾニサミドを使うことで状態の安定を図り、発作が出てしまったら坐薬を入れてもらうようお伝えしています。
てんかんは除外診断のため、なかなか確定することは難しい病気です。しかし、しっかりコントロールしてあげることで、てんかんによる体力の消耗や神経細胞へのダメージを軽減することができる可能性があります。
ご家族様さまに猫ちゃんの変化をいくつかのポイントに絞ってお伝えしてもらうことで、猫ちゃんの状態を把握できます。

 

東京都荒川区:メインクーン 6歳6ヶ月

地域 東京都荒川区
動物種
品種 メインクーン
年齢 6歳6ヶ月
主訴 慢性的かつ間欠的な鼻汁
往診を呼んだ理由 通院している動物病院では鼻汁について相談に乗ってもらえず、もらった薬を飲んでも一向に改善しないため、セカンドオピニオンを聞くために往診を依頼されました。

問診内容
2年ほど前からの症状で、抗生剤(種類不明、1日2回)を処方されたが、良くなった気がしないとのことでした。朝と夜によく鼻水を垂らし、季節性はないとのことでした。往診時は改善していた模様で、全く鼻汁およびくしゃみを確認できませんでした。コフテストは陰性であり、気管の炎症は起きていませんでした。

処置内容
注射(抗生剤)で様子見

処置後の様子
現在の症状から、まずは、注射を打ち、内服薬で様子を見ることをお勧めしました。これでも改善しなければ、鼻汁の検査などを行いどんなウイルスや最近がいるのかを調べる流れでいきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
症状が改善しないということから、原因の追究をするか否かをご家族様さまとご相談させていただきました。この検査は外部機関に依頼するので、費用が多くかかってしまうことを事前にご説明させていただきました。

 

東京都台東区:シェットランド・シープ・ドッグ 2歳5ヶ月

地域 東京都台東区
動物種
品種 シェットランド・シープ・ドッグ
年齢 2歳5ヶ月
主訴 全身を痒がっているのでみてほしい
往診を呼んだ理由 介護が必要なご家族様がいるので家を空けられないため
同居犬が吠えて噛んでしまうので目を離せないため

問診内容
1ヶ月くらい前から痒がっていて、シャンプーだけでどうにかなるかと思っていたが皮膚炎が広がってしまったので往診を呼んだとのことでした。全身の皮膚にリングワーム(細菌性皮膚炎)がありました。

処置内容
トリミングサロンで全身丸刈りにしてもらい、抗菌薬の入ったシャンプーを使用してもらいました。また、内服薬として1日2回のものをお渡ししました。

処置後の様子
内服薬を投薬後、皮膚症状が徐々に改善しているとのことでした。2週間毎の往診で3回行い、皮膚の完治を確認し診察終了としました。

処置の際に気をつけた点(様子)
ご家族様の事情とわんちゃんの状況を考え、今できることは何なのかを飼い主様と一緒に考え考案することを大切にしました。今回処方した内服薬は、投薬後吐いてしまう子がちらほらいるため、そこも併せて随時確認させていただきました。

 

東京都台東区:ロシアンブルー 9歳(シニア期)

地域 東京都台東区
動物種
品種 ロシアンブルー
年齢 9歳(シニア期)
主訴 3種ワクチン接種
往診を呼んだ理由 キャリーに入ってくれないので、動物病院に連れて行けないため

問診内容
去年まではキャリーを嫌がらなかったので、動物病院に連れて行けていたとのことでした。しかし、その日以来キャリーをひどく嫌がってしまい、動物病院に行けないので悩んでいたところ、往診があることを知ってご連絡をしたとのことでした。

処置内容
3種ワクチン接種、レボリューションの塗布(ノミダニ・フィラリア予防)

処置後の様子
ワクチン接種後30分は様子を見させていただいております。接種後も元気にシャーシャーしていましたので、接種完了です。

処置の際に気をつけた点(様子)
ワクチン接種後に見られるアレルギー様症状は最初の30分以内が重篤なものになることが多いです。症状としては、急に呼吸がおかしくなって横になったままハァハァしはじめ、血圧が下がってしまい意識が低迷などを起こします(アナフィラキシーショック)。その後も、ワクチン接種後30分以降から72時間はさまざまな症状がでることがあり、その場合には必要に応じた対症療法を行います。ワクチン接種後は様子をできる限り見ていただきたいので、当院ではワクチン接種を基本的には午前中のみとさせていただいております。

 

東京都中央区:甲斐犬 15歳(シニア期)

地域 東京都中央区
動物種
品種 甲斐犬(中型犬)
年齢 15歳(シニア期)
主訴 横になったまま立ち上がれない
往診を呼んだ理由 体重が大きい子で、動物病院まで連れて行くことができないため

治療方針
緩和ケア希望(痛みと吐き気のコントロール、食餌指導と生活指導)

問診内容
数日前からくるくる回るように歩くことが多くなり、嘔吐を数回繰り返し、本日立ち上がれなくなって呼吸も苦しそうとのことで往診に向かいました。眼振(目が左右に揺れている)があり、全身状態は悪く虚脱状態でした。

処置内容
全身状態が悪く発作を起こしていることから、まずはその場で血糖値を測定し、低血糖発作を否定しました。その後、注射(炎症止め、痛み止め、抗生剤、利尿薬)で状態改善を図り、わんちゃんのヘッドアップ(顔が持ち上がる状態)が確認され、皮下点滴を行いました。処置は3日間連続で行い、その後3日おきの往診、状態が安定したの1週間おきの往診を行いました。

処置後の様子
処置後は落ち着きを取り戻し、自分で立ち上がってトイレに行けるまでになりました。ご飯は自分で食べることが難しかったために、シリンジ(スポイトのようなもの)を使用してご飯を口のなかに流し込んであげる強制給餌という方法で食餌をあげていただきました。

処置の際に気をつけた点(様子)
緩和ケアでは、何よりご家族様のご協力が必要です。ご協力いただく内容は、ご飯について(種類、作り方、あげ方、回数、給餌間隔など)、皮下点滴について(接続の仕方、針の刺し方、温度など)、マッサージ・ストレッチ方法、生活環境(高齢犬なので、床に工夫すること、ご飯皿と水皿の高さと角度)など、多岐にわたります。そのためには、まずはご家族様がこの病状について理解する必要が有ります。ですので、納得がいくまでこの病気やペットの体内で何が起きているのかをご説明させていただきました。しっかりと病気と向き合えるよう、知識面と医療面をサポートし、ご家族様には愛犬専属の立派なペット介護士になっていただけるよう、尽力させていただきました。

 

東京都中央区:パピヨン 9歳8ヶ月(シニア期)

地域 東京都中央区
動物種
品種 パピヨン(小型犬)
年齢 9歳8ヶ月(シニア期)
主訴 右後肢の痛み
往診を呼んだ理由 右後足をあげていて、触ると怒るので抱っこできないため

問診内容
今朝の散歩の帰り道に後足をあげていて、家に帰って足先を洗おうとしたらすごい怒るので、何かおかしいと思い往診を呼んだとのことでした。

処置内容
状況から、腰背部から右後肢にかけて痛みがあることがわかりました。また、神経症状は出ていないことから、注射(痛み止め、胃薬)にて症状緩和を図りました。

処置後の様子
緊張していたせいか全く微動だにせずに診察・治療をさせていただけました。家のなかでの処置のため、ご家族様と疑わしい犬の病気や病状の説明などをゆっくりとしながら処置を行うことができました。

処置の際に気をつけた点(様子)
治療後の反応を確認するために、お電話することです。こちらのわんちゃんは、往診のときやや緊張していたため、すごい痛い部分以外の疼痛部位は隠している可能性がありました。夕方にお電話させていただき状況を伺ったところ、足がつけるようになったとのことでしたので一安心でした。

 

東京都江東区:ヨークシャー・テリア 11歳(シニア期)

地域 東京都江東区
動物種
品種 ヨークシャー・テリア(小型犬)
年齢 11歳(シニア期)
主訴 左後肢をあげて痛がっている
往診を呼んだ理由 足を痛がっていて抱っこできないくらい怒っていたため

問診内容
昨日の夕方に散歩から帰ってくると左後肢を上げていたとのことでした。足を洗われるのが嫌いで、散歩後に洗おうとしたら、走って逃げてキャンキャンと部屋の奥で泣いていたとのことでした。

処置内容
身体検査を行い、右後肢の付け根に異常がある可能性(股関節脱臼疑い)がありました。注射(痛み止め、胃薬)による症状の緩和を図り、早い段階で整形外科に対応できる動物病院をご紹介させていただきました。

処置後の様子
痛みを緩和することで、食欲が少しでてきたとのことでした。後日江東区内の動物病院にてX線検査を行い、股関節脱臼を認めました。その後も電話で状態を伺い、手術を終えて散歩に行けるまで回復しているとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
痛がっている足と逆の方から触診を行い、できる限り負担をかけないよう、かつ必要なデータは取れるように、慎重に左右差を比較しました。痛いところを先に触れてしまうと、どこを触っても反応が出てきてしまう可能性があるので、まずは患部と反対側を診察していくことが大切です。

 

東京都江東区:日本猫 18歳(シニア期)

根尖部膿瘍の瘻管形成による頬部破裂

地域 東京都江東区
動物種
品種 日本猫
年齢 18歳(シニア期)
主訴 口が痛そうでご飯が食べられない
往診を呼んだ理由 キャリーを嫌がるので通院できない

問診内容
口元をずっと気にしており、調子が悪いときは内服薬で症状をコントロールするよう言われていたが、調子が悪いときには薬が飲めず徐々に悪化してきたとのことでした。

処置内容
猫ちゃんで口を痛がるときは、まずは口の中を確認します。今回の場合は口内炎と歯の根元が腐ってしまう病気(根尖部膿瘍)の可能性がありました。根釧部膿瘍は何もしなければ瘻管を形成します。瘻管が歯の根元から頬部まで開通し、最終的には頬部が破裂して大量の血膿が流れ出てきます。また、瘻管の方向が目の方向であれば、失明することもある怖い病気です。この子の場合は腎機能不全または腎不全の疑いがあったため、麻酔処置は望まず、症状の緩和を目的に注射(抗炎症薬、抗生剤、胃薬)をしました 。

処置後の様子
注射後は、今まで食欲がなかったのが嘘だったようにご飯を食べてくれました。

処置の際に気をつけた点(様子)
とても繊細な性格の子が多い猫ちゃんでは、このような状況が多く見られます。興奮させないように、できる限り音を立てないような診察を心がけ、注射も一回のみで済ませることで、猫ちゃんの精神的負担を軽減することに尽力しました。

 

東京都中央区:マルチーズ 6歳11ヶ月

地域 東京都中央区
動物種
品種 マルチーズ
年齢 6歳11ヶ月
主訴 急に咳き込んでしまい、咳が止まらない
往診を呼んだ理由 かかりつけの動物病院がお休みのため

問診内容
背部で最後頚椎から腰部にかけて皮膚炎があり近医(中央区の動物病院)で膿皮症と言われ抗生物質の内服と外用(ビクタスクリーム)を処方されていました。今朝は内服薬と一緒にメロンをあげたところ、その4時間後から急に咳出てきて止まらなかったとのことでした。往診時は改善しており、全く咳き込んでいませんでした。

処置内容
コフテスト(咳試験)を行い、結果は陰性でした。コフテストは、気管を軽度に圧迫して咳がでるかどうかをみるもので、気管に炎症があるときに咳反射が出ます。症状が治っていることから一過性のものであると判断し、様子見としました。この場合には、軽度の誤飲性肺炎も疑いますが、近医(中央区の動物病院)で抗生剤を処方されており、その抗生剤で十分カバーできると考え、新たに追加処方はしませんでした。

処置後の様子
夕方にご連絡して様子を伺ったところ、症状は出ておらず、元気に走り回っているとのことでした。

処置の際に気をつけた点(様子)
今回気をつけた点は、アレルギー性疾患と食道拘束、気管への刺激物の存在の有無でした。犬も少し神経質になっていたため、あまり突っ込んだ身体検査は避け、必要最小限の検査を実施することを大切にしました。

 

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