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がん(悪性腫瘍)とは、近い将来のお別れを意味する病気であると言っても、決して過言ではないです。

 

がんに対する治療には、抗がん剤を用いた化学療法や腫瘍外科、放射線治療など、犬猫でも人と同じように医療を受けることができる時代になってきています。

 

   がん(悪性腫瘍)と診断された時、

 

   時間が一瞬止まり

 

   頭の中は真っ白になり

 

そこで説明された内容なんて頭に入ってくるはずがないくらい取り乱すものです。

少し時間が経ち、頭の中が冷静に戻ると、きっと涙が溢れてくることと思います。

その反応は当然であり、大切な家族とのお別れが近いと感じて感情的になるのが普通です。

 

この日から、がんの闘病生活が開始します。

 

がんと診断されるきっかけとなる症状は多岐に渡ります。

 

・最近食欲が下がってきた

 

・吐く頻度が高くなった

 

・吐いたものが胃液(白っぽい)なんだけど、黄色っぽいものをよく吐くようになった

 

・軟便になった

 

・黒っぽい下痢で臭いが普段と違う

 

・痩せてきた

 

・呼吸が荒い(呼吸が早い、呼吸促迫)

 

・ふらつく など

 

単なる一過性の症状なのか、それとも治療を必要とする病気なのか、またはもう治療を考えるには手遅れな状態まで進行した病気による症状なのかなど、一概に断片的な情報だけでは判断できないのが犬猫の病気です。

 

私たち人間とは違い、飼い主である人間に言葉で伝えることができません。そのため、愛犬・愛猫からのSOSのサインを見逃してしまうことは多々ありますし、きっとご家族様に迷惑をかけたくないという、ペットからの強い心遣いなのかもしれません。

 

がん治療を開始すると、直面する反応として状態良化であればいいのですが、多くの場合がご飯を食べなくなってしまった元気がない、などのネガティブなフィードバックだと思います。

状態が良化しているのであれば、そのまま続けることがおすすめです。寛解を目指して、担当獣医師、ご家族様、愛犬・愛猫の三者一丸となって突き進みましょう!

 

結果良好でずっと進めているのであれば、全部が全部そのまま進めるわけではありません。

 

・今回の注射(抗がん剤)を打ってから食欲がなくなってしまった

・帰宅後からぐったりしてしまい動かない

 

こういった症状を示した時に、ほとんどのご家族様で立ち止まって考える時間がやってきます。

 

・まだ寛解を目指して抗がん剤を継続するべきなのか

・通院のストレスも与えながらも頑張るべきなのか

・もう痩せてきてしまったし、そんなに体力的にも持たないのではないか

・ここでがん治療はやめると、この後うちの子はどうなってしまうのか

・がん治療をやめたら、あとどれくらい生きられるのだろうか

 

今まで抱えていた心の声が、リアルに心の奥から湧き上がってきて、きっと自分でもコントロールできないくらい不安な気持ちになることと思います。

 

がん治療をやめた場合に、その病気にもよりますが、延命は期待できないと考えています。

 

しかし、攻めるだけが選択肢ではなく、もう辛い治療はしないで、その子の性格や環境にあった治療方法に切り替えることも、また一つの選択肢です。

 

その選択肢が、往診に切り替えての、在宅緩和ケア、そして在宅ターミナルケアです。

 

「動物病院に通院させ待合室で待ち、診察室で抗がん剤を投与され、帰宅する。」

 

当たり前ですが、通院させなければ治療を与えてあげられないのが動物病院です。

しかし、通院すること自体がストレスになってしまい具合が悪くなってしまうのであれば、それもまた、往診専門動物病院に切り替えるタイミングです。

 

往診による家での緩和ケア・ターミナルケアへの入り方は、以下のような流れです。

 

1. 電話または問合せフォームからの診療予約

ここで、ある程度の状況を先にお伺いさせていただきます。

どんな経過があったのかなど、もし可能であれば問合せフォームから詳細事項を記載していただけると、準備する医薬品や医療資材内容の参考になりますので、ご記入ください。

 

2. 日程調整と往診

当院の往診では、獣医師+動物看護師の合計2~4人程度でお伺いさせていただき、今までの経過や現在の治療内容、そしてご家族様が求める緩和処置や診療プランなどについて詳しくお話しを聞かせていただき、その上で最良と思われる診療内容をご提案させていただきます。

 

3. 診療プランの決定とそれまでのアクションプランの決定

ご家族様にとって、診療と診療の間の時間に、もし発作が出たら、もし下痢をしてしまったら、もし吐いてしまったら・・・・、など、もし〇〇のときはどう判断して何をしたらいいのか、と言うご相談を必ずといっていいほど伺います。

全部とは言えませんが、大まかに想定される症状の発症に対して「こんな時はこうしてください」というアクションプランを複数伝えさせていただき、できる限りご家族様を一人にで悩ませないように、スタッフ全員でサポートさせていただく体制を整えていきます。

 

がん治療は決して快適ではなく、辛く険しい道のりであることは間違い無いです。

しかし、状態が良化してきているのであれば、続けてあげてください。寛解することを心から祈っています。

 

そして、もし途中で状態悪化による食欲廃絶、ぐったり、明らかな疲弊など、もう攻めた医療ではなく、余生をその子らしく過ごさせてあげたいと願われるのであれば、往診に切り替えることをお勧めします。

 

当院の往診では、がんに対しての治療はできません。

しかし、がんを患っている犬猫が今後発症するである症状に対する先制的な処方やアドバイス、アクションプランのご提案やトレーニングなど、最後の時間を家の中で過ごさせてあげるために必要だと考えられる内容をご提供させていただきます。

 

そして、緩和ケアやターミナルケアは、決して延命処置では無いです。

そのため、言いも悪いも、大きく寿命に関与しないと考えています。

しかし、残された時間の質に対しては、十分に効果を発揮できるよう、痛みを伴うのであれば痛み止めを使用し、吐きが止まらないならば吐き止めを使用、発作が止まらないのであれば発作止めを、呼吸が苦しいのであれば酸素室の設置など、最大限の対症療法をご提案させていただきます。

 

往診での緩和ケア、ターミナルケアをご希望のご家族様は、まずはご連絡ください。

 

次回は、「往診に切り替えたタイミング」をケースレポートでお送りさせていただきます。

 

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「猫の開口呼吸」は緊急のサイン

 

わんちゃんと暮らしていると、いつものように興奮すると口を開けてハァハァしていることと思います。

 

しかし、もしその行動を猫ちゃんで見受けた場合には、状況は一転し、もしかしたらお別れになってしまうかもしれません。

 

それくらい緊急であるという認識を、冒頭で付け加えさせていただきます。

 

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今回は口を開けて呼吸をする、いわゆる開口呼吸をしていた猫ちゃんのお話です。

 

皆さん、開口呼吸をする猫ちゃんはイメージがありますか?

暑い時期は特にワンちゃんであれば、ハアハアと口を開けて呼吸をする子が多いかと思いますが、猫ちゃんでそんな姿はあまり見たことがないことがない方が多いのではないでしょうか?

それは当然で、ワンちゃんは暑ければ、暑さを口から逃がすためにハアハアと、パンティングという呼吸方式をしますが、猫ちゃんは通常開口呼吸はしません。

そのため、開口呼吸をしている猫ちゃんを見ると私たち獣医師は、この猫ちゃんは呼吸が苦しいのかな?など疾患を頭に思い浮かべます。

 

では、猫ちゃんはどういうときに開口呼吸をするのでしょうか?

 

答えは激しい興奮時や、呼吸が苦しい時です。

特に基礎疾患がなく、激しく興奮しただけであれば心配なく、落ち着けばいつもの呼吸状態に戻ってくれます。

特に動物病院が苦手な猫ちゃんが動物病院に来て処置をしているときによくみられる光景で、こういった場合には無理な処置はできません。

一方、呼吸が苦しくて開口呼吸をしているときに多いのが、心疾患胸水の貯留です。

どちらも命に関わる疾患なので、開口呼吸時には何が原因なのかしっかりと見極める必要があります。

 

今回は最近少し動くだけで開口呼吸をするようになってしまった高齢猫ちゃんのお話です。

 

開口呼吸の猫ちゃん(東京港区台場)

症例は東京都港区台場在住のトラちゃん、15歳の高齢猫ちゃんです。

トラちゃんは以前は運動後のみ開口呼吸をしていたが、最近は水を飲んだ後や、ご飯を食べるために移動しただけで開口呼吸をするようになってしまったとのことで往診をご希望されました。

 

お家にお伺いすると、ソファの裏に隠れていて、飼い主様曰くトラちゃんはとってもシャイなのでいつもソファの裏に隠れてしまうとのことでした。

 

まずは飼い主様に詳しくお話をお伺いします。

 

トラちゃんは2,3か月前から運動後に呼吸が荒くなり、開口呼吸をするようになったとのことでした。

最近は運動後だけではなく、日常の少しの移動などでも呼吸が上がってしまい、開口呼吸して、ご飯の前でへたってしまうこともしばしばとのことでした。

それに伴って、食欲も落ちてきており、最近では一番好きだった缶詰もほとんど食べなくなってしまったため、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

トラちゃんはずっと元気で、特に大きな病気もしたことがありませんが、一度小さいころにワクチンに連れて行った際に大暴れしてしまい、それ以来ご家族様もトラウマになってしまって、今回も動物病院に連れていくと呼吸困難になってしまうのではないかと不安に思い、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

 

年齢と経過、開口呼吸から、腫瘍による胸水、心疾患がもっとも可能性として高いというお話をさせていただき、まずは身体検査、その後できれば超音波で心臓の動きや胸水の有無を確認させていただき、その後無理をしない程度に採血を実施するということでご同意頂けましたので、実施していきました。

 

まずは身体検査です。

 

身体検査

往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフはシャイな猫ちゃんの扱いにも慣れているので、素早くバスタオルで包んで、身体検査を実施していきました。

身体検査では、削痩、頻脈が認められ、軽度に心臓に雑音が聴取されました。トラちゃんは体調が悪いためか、ご自宅だからか、あまり興奮していなかったのでそのまま超音波検査にうつりました。

 

超音波検査

超音波検査では胸水の貯留はありませんでしたが、心臓の筋肉が大きくなっており、肥大型心筋症が示唆されました。

雑音はおそらく、肥大型心筋症からきている可能性が高かったです。

その後も落ち着いてくれていたので、採血も実施して、その日の検査はすべて終了としてトラちゃんを開放しました。

超音波検査の結果から心疾患の可能性がとても高いことをご説明し、今のトラちゃんには空気中の酸素よりも高い濃度の酸素が必要なこと、そのほうが本人も楽になれることをご説明したうえで、酸素室のレンタルをお勧めしました。しかし、この日が日曜日だったため、酸素レンタル業者と連絡を取れるのが最短で翌日になり、コロナの時期のため、酸素発生装置などが出払ってしまっていることも懸念されました。

 

以前に、必要な時に在庫がないと言われてしまったという経験から、当院では、酸素発生装置を複数台準備し、いつでも必要な時に設置できるように対策を行なっております。業者への依頼が間に合わない場合や、業者が持っている酸素発生装置の発生酸素量では足りないと判断した場合には、当院にて設置させていただいております。

 

 

ここで、先ほど出てきた肥大型心筋症のご説明をします。

 

肥大型心筋症とは

肥大型心筋症とは、高齢の猫ちゃんで多い疾患です。

心臓は筋肉で出きていますが、心臓の筋肉が肥大していく疾患です。心臓の内側に向かって肥大していくため、心臓の中に入る血液量が減ってしまい、一度の収縮で送り出せる血液量が減ってしまいます。

そのためそれを代償するために心臓の収縮回数、つまり心拍数が上がります。

すると、心臓の筋肉はますます肥大し、心拍数はますます上がりますが、うまく血液を送り出せなくなってしまうため、体が酸素不足となってしまい、開口呼吸をするようになってしまうのです。

治療法は、利尿剤と心臓の収縮力を上げる内服薬と酸素室での治療が基本となってきます。

 

トラちゃんに関しても酸素室を当日に緊急で設置させていただき、内服薬をトラちゃんに飲ませてその日の診察は終了として、次の日もう一度お伺いすることとしました。

 

血液検査では心臓の数値が上昇しており、やはり肥大型心筋症が強く疑われましたが、腎臓などそのほかの数値に関してはほとんどが正常値でした。

 

次の日お伺いすると、トラちゃんは酸素室の中で少し呼吸が落ち着いており、飼い主様も少しほっとしておられました。

 

血液検査をご説明し、心臓の疾患なので、急変の可能性もあることをお伝えし、酸素室での管理と内服薬をご希望されましたので、まずは3日間は往診にて様子を見させていただき、呼吸が落ち着くけば酸素室から少しずつ離脱していくこととしました。

 

現在は少しずつ良くなっていて、酸素室を使わずとも生活できるまで回復しましたが食欲がまだ完全ではない状況です。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、トラちゃんのように動物病院に連れていくと逆に呼吸がさらに悪化してしまう猫ちゃんの治療も行っています。

 

動物病院に連れていけないので、と諦めるのはまだ早いです。一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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今回は 黄疸が出てしまった猫ちゃん のお話です。

 

黄疸が出てしまう原因は皆さま知っていますか?

 

一番最初に思い浮かぶのは、肝臓の病気ではないでしょうか?

 

人ではよく、肝臓が悪くなって黄疸が出るという話を聞くかと思いますが、実は黄疸が出る原因は肝臓だけではありません。

 

私たち獣医師は、黄疸が出ているときには3つのことを考えます。

 

黄疸に関連する3のこと

1つ目は、肝臓の疾患です。

肝臓の中で胆石が詰まってしまったり、肝臓の中で何かしらの大きな障害が起こると黄疸が出てしまいます。

 

2つ目は、胆管の病気です。

胆汁が肝臓から出るところ、いわゆる胆管が詰まっていないかどうかです。

胆管結石や炎症によって胆管が腫れてしまい、胆汁がうまく排出されなくなると黄疸が出てしまいます。

 

3つ目は、肝臓以外のことです。(肝臓以外でも黄疸は出ます)

赤血球にはたくさんのビリルビン(黄疸が出る原因物質)が含まれています。

その赤血球が何らかの原因、つまり自己免疫疾患や玉ねぎ中毒などによって壊されてしまうことによってビリルビンが血管内に出てきてしまい、黄疸が出ます。

 

黄疸が出てしまう原因は大きく分けると上の3つなので、この中からどれが原因かをしっかりと診断する必要があります。

 

今回はその中でも、2番目の原因によって、黄疸が出てしまった猫ちゃんのお話です。

 

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胆石疑いの猫ちゃん(東京千代田区)

症例は東京都千代田区在住の10歳の高齢猫ちゃんのタロちゃんです。

タロちゃんは小さいころからよく下痢をしては、対症療法で良くなる、というのを繰り返していたそうです。

しかし、今回はいつも飲んでいたお薬でもなかなか治らないと思っていたら、おしっこの色が濃くなってきた、ということで往診専門動物病院わんにゃん保険室にご連絡いただきました。

 

お家にお伺いすると、タロちゃんは一気に2階に逃げて行ってしまい、とてもシャイな性格なようです。

 

タロちゃんは、いつも下痢をしても食欲が落ちることはないそうなのですが、今回は下痢が長く、時には少し良くなる日もあるようなのですが、1か月近く下痢が続いているそうです。

そのためか、食欲も少しずつ落ちてきて、今朝のおしっこがやけにオレンジ色だったことが気になり往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話いただいたとのことでした。

 

当院は、基本的に前日までの完全予約診療で訪問スケジュールを決めているのですが、大体の初診は当日予約です。

通院が苦手な犬猫と暮らしているご家族様は、ご遠慮なくお問い合わせください。

 

タロちゃんは、すぐに2階に上がってしまったことからも分かるように、かなりシャイな性格なので動物病院に連れていくのも本人にとってストレスになってしまうとのことで、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

 

今朝のおしっこを見せていただくと、たしかにかなりオレンジ色尿検査もさせていただくこととしました。

 

まずは身体検査、また尿の色から黄疸が考えられたので血液検査、超音波検査もご提案させていただいたところ、ご同意いただけたので、タロちゃんには少し頑張ってもらうことにしました。

 

身体検査

2階に行き、タロちゃんをバスタオルで包んで、まずは身体検査を実施しました。

身体検査では、黄疸と脱水が認められました。

その後、血液検査をするためにタロちゃんには少し横になってもらい素早く採血を終わらせて、超音波検査に移りました。

 

超音波検査

超音波検査では、胆管が拡張していましたが、胆石はなく、おそらく胆管肝炎によって腫れていることが想像され、それが黄疸の原因ではないかと考えられました。

猫ちゃんでは、好酸球性の胆管肝炎が多く認められ、その場合、腸管でも好酸球性の腸炎を併発することがよく認められ、下痢の原因も好酸球性の腸炎が考えられました。

 

そのため、この日はステロイドを使用するかどうかをご家族様とご相談させていただき、ステロイドを使用することとしました。

好酸球性腸炎の場合、ステロイドで炎症を抑えることで胆管の腫れが引き、黄疸が良くなりますが、一方で、感染などがある場合にはステロイドを使用すると悪化してしまいます。

次の日ももう一度お伺いさせていただくこととして、その日はステロイドの注射と皮下点滴をして診察を終了としました。

 

血液検査ではかなり黄疸の数値も高く、それに合わせて肝臓の数値や白血球の数値、また炎症の数値も上昇していました。

また、尿検査でも強い黄疸が認められましたが、それ以外の尿糖や尿蛋白などは正常でした。

 

次の日、お伺いした際に血液検査の結果をご説明し、ステロイドを使い治療していくことをご説明し、タロちゃんの様子をお伺いすると昨日より良さそうで、少し缶詰のご飯も食べてくれたようです。

そのため、その日もステロイド剤と点滴を行い、最低3日は点滴をしたほうが良い旨をお伝えしたところ、ご同意頂けましたので次の日ももう一度お伺いさせていただくこととしました。

 

3日目になると、おしっこの色も正常に戻ってきたとのことで、少し炎症が治まってきていることが予測されました。タロちゃん自身も以前より嫌がる力が強くなってきていて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

 

その日は注射と点滴を行いましたが、次の日からは内服薬を飲んでもらうこととして、内服薬が終わるころにもう一度血液検査を実施することとしました。

 

再診日はまだですが、お電話で様子をお伺いするとタロちゃんはすごく元気になってきているようで、ご家族様も安心されていました。

 

このように、猫ちゃんの黄疸は急に起こることがよくあります。

一番分かりやすく、最初に出る変化が尿の色の変化なので、シャイな猫ちゃんの場合でも、健康チェックのために猫ちゃんの尿の色は毎日チェックしてあげましょう。

 

・急にトイレに行く頻度が増えた

・急に尿の色が変わった

・急に尿の臭いが変わった

・ここ最近、お水を飲む量が増えた  などなど

 

変化があれば動物病院に行けないからと諦めるのではなく、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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「 腎不全です。 すぐに入院で点滴していきます。 」

 

ペットの異変に気づき、動物病院に連れて行って血液検査をしてもらったところ、

 

腎臓の数値が高いことを告げられ、唐突にも

 

「入院による集中治療」

 

「もしかしたら今日明日の命である」

 

など、衝撃的なことを言い渡されるということは珍しくありません。

 

(最近では腎不全というよりは腎臓病ということが多いのですが、わかりやすく、ここでは分別せずに腎不全で書いていきます。)

 

慢性腎不全など、腎不全でも症状が緩やかな状態である時には、内服薬や皮下点滴でコントロールできていることが多いです。

そのほかにも、腎臓病に特化した療法食の存在も大きく、腎不全を懸念される犬猫と暮らしているご家族様であれば、タンパク量が多いご飯は腎臓に悪いから避けなければ...など、基本となる知識は持っていらっしゃるかと思います。

 

しかし、急性期を疑う時には、そんな悠長な話はできません。

通常の動物病院では、まずは急いで腎機能を改善させるために、入院による集中的な静脈点滴をしてあげることを最優先に考えることでしょう。

 

もちろん、入院での集中的な静脈点滴の効果は大きく、3日間ほどの入院による点滴で数値がある程度改善を認めれば、その後数日〜10日程度で退院できるようなレベルまで良化することは珍しくありません。むしろ、第一選択としては正しいと考えています。急性期を抜けた後に、元気な姿で元通りの日常が戻ってくるのであれば、入院治療を選択するべきです。

 

ここで重要なことは、ペットに異変を感じた時、飼い主様に求められる最初の判断までの早さです。可愛い我が子のように接している愛犬・愛猫の命を握っているという自覚を持ちましょう。

 

そして、さらに考えなければいけないのが、その判断は果たして、その子の

性格であり

体調であり

年齢などを考慮した上で、

 

最良なのかどうかです。

 

動物病院は、本来病気を治療するため、または未然予防をするために行く場所です。

そして、街にあるアットホームな動物病院での入院では、その最大の目的は、「状態を安定させて、家に帰すこと」であると考えています。

 

もし愛犬・愛猫が高齢で、もともとは動物病院に行くことがとても苦手だったり、ご家族様と離れるとご飯を食べなくなってしまったりなどを示す子たちに関しては、入院させることだけが選択ではないと思います。

本当に具合がわるい場合には、入院中にもう会えなくなってしまうことだって、決して少なくないです。

 

ここで考えなければいけないこととして、ペットの体調が悪そうだと感じた時に、どんなアクションを取るべきかを「早い段階で」判断することが、命の責任者である飼い主様に要求されます。

 

愛犬・愛猫の体調が悪そうだと感じた時、皆さんはどうされますか?

 

①すぐに動物病院に連れて行って診察を受けさせよう!

 

②こんな時期なんで、ネット予約をして、明日までは様子をみよう。

 

③動物病院に通院させるだけで具合が悪くなってしまうタイプの子なんで、今まで通り家で様子を見ていれば、そのうちよくなるさ!

 

ほかにもいろんな考え方があると思いますが、まずはこの3つについてです。

①と②は動物病院にそもそも行ける、またはかかりつけがあるタイプのご家族様です。状況判断は、やはり獣医師の意見を仰いだほうがいいと思いますので、まずはかかりつけの動物病院にweb予約だけでなく、電話などでリアルタイムに指示を仰ぎましょう。

 

問題は、です。

③を選択されるご家族様のところにいるペットの性格は、とても怖がりだったり、過去のトラウマをペットだけでなく飼い主様も共有してしまっているケースが該当するかと思います。

ケージの中に入れただけで奇声を出して失禁・脱糞してしまい、帰宅すると、通院前よりもぐったりとしてしまったなど、通院に対してネガティブな印象を抱いてしまい、結果動物病院をから離れてしまったというご家族様が多くいます。

 

ここでまずお伝えしたいことは、「愛犬・愛猫の体調に不安を抱えたら、まずは獣医師の判断を仰ぐということを忘れないでください。」ということです。

ネット情報を先に漁ってしまい、その膨大なまでの情報に翻弄されてしまい、次に起こすべきアクションに迷いが生じてしまった結果、もっと早くにご連絡いただけていれば、ということになることだけは避けなければいけません。

 

通院させることが難しい場合には、最近では当院のように往診専門動物病院が増えていますので、まずは自宅に来てくれる往診専門獣医師がどこにいるのかを探してみることをお勧めします。

もし、東京都内にお住まいの場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

東京23区を中心に近隣地区まで、獣医師と動物看護師がチームとなって訪問させていただきます。

 

今まで通院させていなかったご家族様の胸の中には、10年来の想いがたくさん溜まっていると思いますので、今日に至るまでに異変はなかったのかなどを中心に、しっかりと時間をとってお話をお伺いさせていただきます。

 

通院できないからと諦める前に、まずはご連絡ください!

 

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こんにちは!

 

今日は「肥大型心筋症」という、猫ちゃんで多い心臓の病気になってしまった高齢猫のお話です。

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往診では、慢性疾患と言われる「心臓病」や「腎臓病」、そして認知症の犬などを多く見ることがあり、また「腫瘍」の疼痛緩和やターミナルケアに多く出会います。

 

今回は、心臓病の中に分類される肥大型心筋症についてです。この病気を、みなさん聞かれたことありますか?おそらく、あまり馴染みのない言葉だと思います。

 

どんな病気かというのをまずお話させて頂こうと思います。

心臓は、血液を全身に送り出すポンプとしての役割を担っていて、心臓から大動脈という大きな血管に向かって血液を送り出すことで、大動脈に血液が行き、大動脈から血管がたくさん分岐してさまざまな臓器に新鮮な血液が送られます。

そして、全身にいった血液は二酸化炭素を持って心臓に帰ってきます。その血液を心臓は肺に送り、綺麗な血液を肺から心臓に返して、初めて綺麗な血液が大動脈にいくのです。

この血液の移動のために、心臓は頑張って収縮しています。そのため、心臓は筋肉で出来ており、耐久性があります。

そんな心臓ですが、肥大型心筋症になると、心臓の筋肉が心臓の内側に向かって徐々に肥大していきます。

そうすると、本来の心臓のお部屋の大きさより小さくなってしまうため、1回の収縮で送れる血液量が減ってしまいます。

しかし、それでは全身への血液量が不足してしまうため、1回の拍出量が減った代償に、心臓は心拍数を上げてそれをカバーします。心筋をかなり使うため、心筋はさらに肥大していき、また心臓のお部屋が小さくなるという悪循環に入ってしまいます。そのため、早期の治療が必要になってくるのです。

今回はそんな肥大型心筋症を治療している高齢猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京中央区在住の16歳の高齢猫のべべちゃんです。

動物病院でかなり興奮しやすく、心臓病があるため興奮するのが心配とのことで往診をご希望されました。

べべちゃんは、数日前に呼吸が荒くなっていたため、近くの動物病院にて検査を受けたところ肥大型心筋症と診断され、投薬するように言われたそうで、その日は注射をしてもらい、内服薬をもらったとのことでした。

しかし、病院でかなり興奮してしまい、途中興奮のあまり検査ができないほど呼吸が荒くなってしまい、中断したほどとのことでした。

そのため、ご家族様としては、できればお家でコントロールできればとのご希望で往診をご希望頂きました。現在は治療で少し楽になっているようでした。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、レントゲンは遮蔽室などの設備が必要なため撮ることができませんが、血液検査やエコー検査を実施して、総合的に判断させて頂きます。

 

今回ははじめての診察でしたが、数日前に近くの動物病院にて血液検査は行なっていましたので、次回実施することとし、今回は超音波検査のみ行うこととしました。べべちゃんが興奮しないことを祈るばかりです。

 

身体検査

ご家族様にべべちゃんのいるお部屋まで案内してもらい、まずは身体検査を実施しました。べべちゃんは緊張して隅に逃げていましたが、バスタオルをかけて、そっと包み、まずは聴診を行いました。

 

聴診では、大きな異常な音は認められませんでしたが、猫ちゃんでは心臓病があっても聴診で異常がないこともあります。

 

超音波検査

そのため、次はエコーで胸水が溜まっていないか、心臓の動きと共に見させてもらいました。その間、べべちゃんはおとなしくお母さんに頭を撫でてもらっていて、安心していました。

動物病院では少量の胸水が見られたと言われたそうなので、お薬のおかげで良くなったと判断されました。

検査がおわり、べべちゃんは開放して自由に隠れたいところに隠れていてもらいました。

 

ここで肥大型心筋症の時の治療をお話しします。

 

猫の心臓病(肥大型心筋症)の治療

肥大型心筋症では先ほどお話しさせて頂いたように、心臓に負担がかかって悪化していく疾患です。そのため、心臓への負荷を下げてあげるお薬を使用していきます。

一つは強心剤で、心臓の収縮力を上げてあげ、1回の拍出量を増やします。

次に血圧を下げるお薬です。血圧を下げることで、心臓からの圧が少なくても血液を送り出しやすくなります。そして、それでも心筋肥大が起こってしまう場合には、利尿剤を使って血液量自体を減らして、心臓が送り出す血液の量を減らすことで負担を減らします。しかし、利尿剤は腎臓に無理におしっこを作り出させるため、腎臓へは負担がかかってしまいます。そのため、腎不全がある場合には腎不全が悪化してしまうので、使用する場合には定期的な検査をする必要があります。

 

べべちゃんは、近くの動物病院さんにて、利尿剤と強心剤を処方されていましたので、おそらくそれで胸水もなくなり楽になったと考えられました。そのため、今回も強心剤は引き続き使用し、利尿剤は少し減らして、血圧を下げるお薬を追加して様子を見てみることにしました。

次回は利尿剤での腎臓の負担を見るために血液検査を予定しておりますが、べべちゃんの体調をみてからご家族様とご相談させていただく予定です。

 

このように、一度は動物病院に行っても、ストレスが強くて次は行くことが難しいといった場合も多くお聞きします。

特に猫ちゃんにとって、お外という、いつもとは異なる環境というだけでかかるストレスは大きいかと思います。そういった場合、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

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こんにちは!

 

今日は嘔吐が続いている猫ちゃんのお話です。

 

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人も嘔吐が続いていると食欲が落ちて食べられなくなってしまうと思うのですが、猫ちゃんも同様で、嘔吐が続いてしまうと食欲がなくなって、お水さえ飲まなくなってしまいます。

 

また、何度も嘔吐を繰り返していると胃液で食道が炎症を起こしてしまい、ムカムカする、いわゆる悪心が続いてしまうことがあり、嘔吐がおさまってもすんなり食べられないこともよく見られます。

 

しかし、嘔吐の原因を突き止めて、嘔吐を抑えて、胃薬で胃液を抑えなければ食道炎も良くなりません。

 

では、猫ちゃんが嘔吐する原因はどんなものがあると思いますか?

 

嘔吐の原因はとても幅広く、急性のこともあれば、慢性疾患のこともあり、稟告や年齢、既往歴、検査結果から原因を考えていかなければなりません。

 

たとえば子猫ちゃんであれば誤食や寄生虫疾患、中毒やアレルギー、先天性疾患のことが多く、特に外猫ちゃんであれば寄生虫疾患の可能性を必ず考えなければなりません。

 

一方で、ずっとお家にいる高齢猫ちゃんであれば、慢性疾患、例えば慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症などがあり、症例によって可能性が高い疾患が異なってきます。

 

今回は、そんな嘔吐が続いていてご飯が食べられない高齢猫ちゃんのお話です。

 

症例は、東京渋谷区在住の16歳の高齢猫のこむぎちゃんです。

 

高齢猫の嘔吐は怖い

1週間ほど前から嘔吐が続いていて、最近は吐くものがなくヨダレを出すだけですが、ご飯を食べられていないため、痩せていっているとのことでした。

脱水している可能性を考え、その日の往診が必要と判断し、当日にお伺いさせて頂くことにしました。

お家に入ると、こむぎちゃんはこたつの中で丸まっていて、はっきりと姿は見えませんでしたので、まずはご家族様にお話をお伺いすることにしました。

ご家族様によると、数ヶ月前から吐く回数が増えたような気はするものの、ご飯も食べていて、食欲もあったので特に気に留めていなかったそうなのですが、ここ1週間は何度も嘔吐していて、ご飯も食べなくなってしまい、衰弱してしまっている感じがするとのことでした。

たしかに、嘔吐して、食べれていない時は脱水してしまい、衰弱してしまうことが多いので、こむぎちゃんもそうなってしまっているのかもしれません。

しかし、嘔吐している原因が分からなければ根本的な治療もできないので、まずは身体検査と血液検査、超音波検査を行い、消化管に異常がないかも見ていくことをご提案させて頂いたところ、ご同意頂けましたので、それぞれ検査を行っていくこととしました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、想定される実施内容(検査内容や処置内容)を事前にご説明させていただいています。ご家族様の理解なくして、ベストな診療はなし得ませんので、ご質問がありましたら遠慮なく診察の時にしていただければ幸いです。

 

検査を行うために、お母さんにこむぎちゃんを抱っこで出してきて頂きました。

こむぎちゃんは普段は抱っこがあまり好きではないそうなのですが、この日は元気がなくなってしまっていたのか、すんなり抱っこで出てきてくれました。

元気がない証です。

ご家族様としては抱っこして可愛がりたいところですが、やはり抱っこができることは逆に心配になので、抱っこを嫌がるぐらい元気になってくれることを願って診察にあたらせて頂きました。

 

まずは身体検査です。

 

身体検査

身体検査では、口の粘膜がやや薄くなっており、貧血が考えられました。また、想像していた通り、脱水が激しく、脱水を補正するだけでもだいぶ楽になる感じもしました。

 

次は血液検査のための採血です。

 

血液検査

往診で猫の採血を行うときは、後ろ足を伸ばして行います。

これもお利口さんにさせてくれました。また、横向きになっての超音波検査も無事に終わり、その後に点滴と吐き気止め、胃薬などの注射を皮下点滴に混ぜて実施し、その日の診察は終了となり、次の日に血液検査の結果説明も含めて再診にお伺いさせて頂くこととしました。

 

腹部超音波(エコー)検査

超音波検査検査では大きな異常はなく、嘔吐が続いていて、食べられていなかったため胃の中は空っぽで、消化管の動きも悪くなっている様子でした。

 

 

 

血液検査では、肝臓の数値がやや高く、腎臓の数値もわずかに高値が認められました。

ただ、それよりももっとも今回嘔吐の原因となっていると考えられたのは、甲状腺ホルモンの高値でした。

甲状腺ホルモンが高いということは、つまり、甲状腺機能亢進症と診断ができ、この疾患は高齢猫ちゃんの嘔吐の原因としてとても多く認められます。

 

このことを次の日再診した際に、ご家族様にご説明させて頂いたところ、嘔吐がなくなるなら治療をしたいとのことで、その日から甲状腺に関しても治療を行なっていくこととしました。

往診専門動物病院では、血液検査を初め、動物病院で行える検査のほとんどを実施することが可能です。大型医療機器(X線検査機器など)は持ち込むことができないため、やむを得ず必要と判断した場合には、動物病院への通院をお願いしています。

 

また、こむぎちゃん自身は昨日の注射以降、吐き気がなくなりだいぶ楽になったのか、少しお水やスープを口にしたようで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも、ご家族様も安心しました。

少し良くなっているようなので、甲状腺機能亢進症に対する内服薬の投薬も含めて、昨日に引き続き点滴と注射での治療を行いました。

 

ここで注意しなければならないのは、甲状腺を治療することで、腎臓の数値が上がってしまうことです。

腎臓の数値が上がってしまうと甲状腺ではなく腎臓から吐き気が来てしまうため、腎臓の数値が上がらないように点滴はしばらく続けていくことをご家族にもお伝えさせて頂きました。

 

その後1週間、点滴と注射治療を続けたところ、こむぎちゃんは缶詰やドライフードも食べてくれるまでに回復し、吐くこともなくなりました!すごい回復力です!

 

今回こむぎちゃんは、しっかりと嘔吐の原因がわかり、治療を行うことができました。もちろん、原因が分からないこともあれば、根本的な治療が難しいこともあります。

しかし、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、根治が難しい場合には緩和ケアやターミナルケア、慢性疾患であれば継続治療、急性疾患であれば連続での診察、など、動物たちはもちろん、ご家族様ともしっかりお話させていただき、適切な治療法をご提案してご相談させていただきます。

 

病院に連れて行けずに悩まれている方、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。

 

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こんにちは!

 

今日はおしりに悪性腫瘍が出来てしまった高齢猫ちゃんのお話です。

 

悪性腫瘍というのは、いわゆるガンです。

 

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腫瘍というのは悪性と良性に分けられますが、基本的に良性腫瘍は大きくなるスピードは遅く、自壊、つまり腫瘍が内部から壊れていくことはほとんどありません。

一方で、悪性腫瘍は大きくなるスピードが速く、表面や内部の細胞が自壊といって壊れていき、しこりが壊れていくことがよくあります。

たとえばお腹の中で自壊が起こり、出血してしまうと腹腔内出血といって、出血量が多ければすぐに致死的になってしまうこともありますが、皮膚腫瘍で自壊が起こってしまった場合には皮膚の表面に壊死組織が出てきて、臭いがしたり出血したりといったことが起こりますが、出血しても抑えることができるので、すぐ命に関わることはほとんどありません。しかし、皮膚腫瘍は肺やリンパ節などに転移しやすいため、転移にも注意しなければなりません。

今回はそんな皮膚腫瘍が出来てしまった高齢猫ちゃんのお話です。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、腫瘍性疾患で悩んでいるご家族様が、攻める医療(抗がん剤、外科手術、放射線治療など)ではなく、緩和ケア(苦痛をできる限り軽減し、その子らしく余生を過ごさせるための対症療法)で最後日まで一緒に自宅で過ごさせてあげたいとお考えの場合に、ご自宅で全て実施できるように最良の選択肢を一緒に考えていきます。

どんな選択をしても、後悔しない最後の日はないと考えています。

ただ、その時してあげられることから目を背けずにやってあげられたという事実は、緩和ケアを終えたご家族様の心の中に残ります。

悩み苦しむ前に、まずはご連絡ください。

 

東京足立区在住の17歳の高齢猫(チロちゃん)

お家の中で長年一緒に暮らしている高齢猫のおしりのしこりから臭いがする、出血している、とのことで、早めのご予約をご希望されました。

食欲は少し落ちている気がするとのことで、お電話の次の日にお伺いさせて頂くこととしました。

チロちゃんはキャリーが苦手で、動物病院で獣医師に診てもらったのは最初の手術の時だけとのことで、それ以来は力強く病気に一切かからないで今日を迎えたとのことでした。

 

お家にお伺いすると、チロちゃんはテーブルの下に置いてあるベッドの上で横になっていました。

 

お母さんのベッドの上が定位置のようで、一番の落ち着く場所だそうです。

 

今までほとんど外に連れ出したことがなく、小さい時にワクチンに行っただけでかなり興奮していたため、高齢になって連れて行くのはストレスが強くかかってしまうだろうとのことで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました。

 

チロちゃんは1ヶ月ほど前からおしりをしきりに気にするようになり、ご家族が見てみるとおしりにしこりがあり、舐めているせいか、そこから出血しているのを見つけられたそうです。

そのため、舐めているのを見つけたら辞めさせるようにしていたそうなのですが、最近になってさらに大きくなり、臭いも出てきて、食欲も少しずつ落ちてきてしまったとのことでした。

たしかに、猫ちゃんの食欲が落ちてくるのは心配なことです。猫ちゃんは食べていなければ、代謝経路が変わってしまい、肝臓に脂肪がたまって、脂肪肝になってしまいます。それを避けるためにも出来るだけご飯は食べてもらう必要があります。

その時には、必ず獣医師の判断を仰いでいただきたいのですが、基本的には3日間の食欲廃絶で赤信号です。一口でもいいので口に入れてあげることが応急処置になるかもしれませんが、飲み込めない病気が隠れているかもしれませんので、できる限り獣医師に相談しましょう。

 

ご家族様のお話から、おしりにある腫瘍が転移して体調が落ちているのか、年齢的にも高齢なので他の慢性疾患があるのか、ということが考えられ、それらを調べるために血液検査を実施することをご提案させて頂いたところ、ご同意が得られましたので、身体検査と血液検査を実施することとしました。

 

身体検査

身体検査では、肛門の横に腫瘍があり、自壊していて、かなり壊死組織が出てきていました。また、臭いも強く、二次感染している可能性も考えられました。また、腫瘍がある方の膝のリンパ節も腫れていて、転移が考えられました。ご家族様に今の状況と、どんな病気が疑われて、今後どうなっていくことが想定されるのかを説明させていただきました。

 

血液検査

採血を行うために横になって足を伸ばしてもらいましたが、足を伸ばされるのは嫌なようで、チロちゃんは必死に抵抗していました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、押さえられるのが嫌いで苦手な子でも、普段からいろんな犬猫と接しているという経験的側面から、できる限り本人たちに負担のない保定に慣れています。

素早く保定し、素早く採血を終えて、最後に処置に移りました。

その日は軽度の脱水があったことから皮下点滴、消化管を動かすお薬、そして、お尻の腫瘍に関しては洗浄と塗り薬を塗って、お家でも行なって頂くこととしました。

視診では、悪性腫瘍が強く疑われ、転移もしているだろうことをご説明させて頂いたところ、ご家族様としてもおそらくガンだと思われてらっしゃったらしく、ターミナルケアをご希望されました。

 

血液検査では、腎臓の数値が少し高くなっており、そのためにも点滴は続けていただくこととし、腫瘍に関しては洗浄と軟膏の塗布をしていくこととしました。

チロちゃんは、その後少しご飯を食べてくれるようにはなったものの、現在も以前ほどの食欲はないですが、ゆったりとご家族様と一緒の時間を過ごしています。

悪性腫瘍と聞くと、治療をするか諦めるか、という選択に迫られると思いますが、選択肢の一つとして緩和ケアやターミナルケアにうつり、最期の時間をしんどくないように過ごす方法を、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではご家族様とご相談してご提案させて頂いております。

 

もし今、お家のわんちゃん猫ちゃんが、慢性疾患や腫瘍などでどうすれば良いか分からない、という場合には一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。一人一人に合わせた、動物たちにもご家族様にも続けられる方法をご提案させて頂きます。

 

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こんにちは!

 

新型コロナウイルス性肺炎が話題になっていますが、動物からの感染症にちなんで、暖かくなって来たので、予防の観点から、SFTSという病気に関してのお話です。

 

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春になるとわんちゃんのご家族様は特に予防の季節、という感じがするのではないでしょうか?

もちろん、法律で決められている狂犬病の予防接種や、フィラリアの予防もすごく大切で、ぜひやって頂きたいところです。

ただ、それだけではなく、今回はノミダニ予防、特にマダニを介してわんちゃん猫ちゃん、そしてヒトにも感染する病気が近年獣医療界で注目されているので、マダニ予防のお話しをさせて頂こうと思います。

ちなみに、東京中央区を中心に最近では活動しているのですが、マダニに刺されている犬猫を見たことがありません。みんなノミダニやフィラリアなどと同じように、ちゃんと予防できているからなのかなって思っています。

 

今日お話しようと思っている病気は感染症です。

SFTSという感染症を聞かれたことはありますか?何それ?という方がほとんどだと思います。

SFTSとは、正式名「重症熱性血小板減少症候群」という名前で、SFTSウイルスというウイルスによる感染症です。

この感染症はマダニを介して感染していきます。

ウイルスをもったマダニは生涯ウイルスを保有することができ、野生動物など、動物を吸血した際に、その動物にウイルスが感染します。

ウイルスは、その動物の体内で増殖し、別のマダニが吸血した際にウイルスもマダニに移行して、どんどん広がっていきます。

日本では、西日本を中心に広がっていましたが、最近では東日本にも広がってきており、注意が必要です。そのため、きっと東京23区でマダニに寄生された犬猫を見ないのだと信じています。

 

では、感染するとどうなってしまうのでしょうか?

症状は動物種によって違いがあり、まだ分かっていないことも多いのですが、猫ちゃんではとくに重篤な症状を示すことが多いようで、食欲不振や元気消失、嘔吐や40度近い高熱、黄疸が見られることが多いです。

また、血を固める作用がある血小板が減ってしまうことで、出血性の下痢など出血傾向を伴うこともあります。そして、治療をしても、命を落としてしまうこともあります。わんちゃんでの感染もあり、わんちゃんでは黄疸は認められることが少ないようですが、食欲不振や元気消失は認められます。

また、嘔吐や発熱、そして命を落としてしまうこともあります。

しかし、致死率もわんちゃんよりも猫ちゃんの方が高く、その理由はまだ分かっていません。また、マダニに吸血されればもちろんですが、吸血されていない人でも、動物たちから感染してしまうこともあります。人でも致死的になってしまうことが多く、特に50代以上の方は致死率が上昇し、重篤化するリスクも上昇します。

人でも症状としては、発熱や吐き気、嘔吐、倦怠感、関節痛などがあり、初めは風邪や疲れと間違われることが多いのですが、感染リスクがある場合には速やかにお医者さんに伝えましょう。

ここまで、SFTSの怖い面ばかりをお話ししてきましたが、実際にはSFTSウイルスとは環境中ではとても弱いウイルスなので、感染経路や予防、適切な対処をすれば感染を抑えることができます。

ではまずは感染経路からお話ししていきましょう。

感染経路は、冒頭にもお話ししましたが、まずはマダニからの感染です。感染マダニに吸血されることで、ウイルスに感染してしまうので、マダニがいるようなところに行く際は必ず防御できるように忌避剤や厚手の服や靴下などの着用を心掛けましょう。また、野生動物や、野良の猫ちゃん、お散歩をする猫ちゃんや、野良猫さんと接触のある飼い猫さんからの感染が近年注目されています。ウイルス性の感染症なので、動物同士、猫から猫はもちろんのこと、猫から人への感染も起こります。

外で見かけた犬猫が可愛いからと、つい触れたくなる気持ちはわかります。しかし、万が一のことも考えて、そっと優しく微笑んであげる程度にしておくことが無難でしょう。

 

感染経路は、主に血液、目や鼻、口からの粘液や糞便にウイルスがたくさん含まれているため、それらが傷口や粘膜に接した場合に感染が起こってしまいます。たとえば感染した猫ちゃんに噛まれてしまった場合などにかかってしまうことが多いと言われています。

ある動物病院では、SFTSの症状を示した猫ちゃんが来院し、検査、処置を行なった後、皮下点滴がわずかに血液と共に漏れてきていたため、獣医師と看護師でそれを拭おうとしたところ、猫ちゃんがブルブルっと身震いをしたため、その血液混じりの点滴が飛び散ってしまい、その時にはしっかりと手袋とマスクもしていましたが手洗いも行なったそうなのですが、数日後その獣医師と看護師がSFTSを発症、早めに医療機関を受診していたため、重症にはならなかったそうなのですが、その程度の体液でも感染してしまうのが事実です。

そして、おそらくこの時は身震いして飛んでしまった点滴が目に少量入ってしまったのかもしれません。もし、感染したのが高齢者だった場合は重篤になっていたかと思います。

では、どうやってわんちゃんや猫ちゃんへの感染を防御すれば良いのでしょう?

それはノミダニの予防薬をつけることです。少し前まではノミダニ予防薬ですが、マダニの予防はできないお薬もありましたが、今ではマダニも含めたノミダニ予防薬が主流になってきています。

往診専門動物病院では、わんちゃん用にはネクスガードスペクトラ、猫ちゃん用にはレボリューションプラスを使用しています。フィラリアのシーズンやノミダニ予防など、往診専門動物病院でも対応できますので、お気軽にお声かけください。

 

これらの予防薬を使用することで、マダニからの感染症を確実に予防することができるので、特にお外にいく猫ちゃんでは必ず予防してあげましょう。また、お家では触れなくてとても付けられない、という場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談下さい。

 

ノミダニのお薬をつける、ということも含めて、身体検査なども一緒に実施させて頂きます。

そして、もしお家のわんちゃん猫ちゃんが疑わしい!という場合には速やかにそのことを動物病院にお伝えした上で受診しましょう。

また、ウイルス自体はアルコールや石鹸水で流すだけで殺滅できる程度のものなので、体液がついてしまったりした場合は速やかにしっかりと洗い流しましょう。

 

このように、動物を介して人にうつってしまう感染症もたくさんあります。

今回は少し怖いお話しをしましたが、しっかりと予防をすれば決して過剰に恐れることはありません。そして先ほどもお話ししましたが、お家ではつけられない、という場合には往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。いつでもご相談をお受けしています。

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室では、さまざま症例に対して最良の往診獣医療を模索し、提案し、提供することを大切にしています。

 

今まで出会った症例のほんの一部分ですが、以下に抜粋してみました。

・動物病院に通院することが本当に苦手

・通院ではなく、家で皮下点滴をしたい(腎不全などの慢性疾患)

・とにかく通院ストレスを無くしたい

・酸素室から出すことができない

・最後の日を一番大好き家の中で迎えさせてあげたい(ターミナルケア)

 

ご家族様の心の中に溜まっている言葉がたくさんあればあるほど、初診時の問診は長くなる傾向があります。十分な時間を割かせていただき、長いときには2時間以上かけることも多々あります。

わんちゃん・猫ちゃん、そしてそのご家族様が何を求めているか、そしてどこまでできそうか、生活環境などを踏まえ、現段階で最良と思われる診療方針をご説明させていただきます。

この時決めた診療方針が絶対ではなく、時間の経過とともにペットの状態も然り、飼い主様のしてあげたいことにも変化が出てきますので、その時には都度ご相談いただき、臨機応変に違う方針をご提案させていただきます。

 

今回ご紹介するのは、慢性腎不全の猫のうーちゃんのお話です。

出会って1年7ヶ月、18歳を迎える少し前に、最後の時間を大好きなお母さん、お父さんに見守られながら、目を閉じました。とても静かな最後だったと伺っております。

 

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初診 うーちゃんとの出会い

うーちゃんとの出会いは、2019年5月13日でした。元気食欲はまだありそうだが、少し下がってきていて、便秘気味だとのことでご連絡をいただきました。

かかりつけの動物病院では、2016年5月に慢性腎臓病と診断を受けており、頻繁に動物病院への通院を指示されており、通院すると1時間ほど待って診察室で皮下点滴をしてもらい、30分ほど待合室でお会計を待つというもので、移動時間も含めるとおおよそ4時間程度、緊張して震えている猫のうーちゃんを拘束しておかなければいけないことが辛かったとのことでした。

猫ちゃんの多くは、避妊去勢手術を境に、キャリーに入ることを怖がるようになります。それでも最初の頃はどうにかキャリーに押し込めて通院させられるのですが、持病を抱えてくるとそうはいきません。

猫のうーちゃんの場合、慢性腎臓病で血圧も高いことが疑われていましたので、過度のストレスが病体急変につながることも容易に考えられます。

しかし、動物病院で今まで診察してきてもらったので、急に切り替えることが、今まで診察してくれた担当の獣医師を裏切ることになるんじゃないかと心配される飼い主様が多くいますが、決してそんなことはありません。

飼い主様しか、愛犬・愛猫のことに関して決断できる人はいませんので、勇気を持って最善だと思う選択をしていきましょう。

 

今回の場合は、飼い主様からかかりつけの動物病院に事前に相談していたため、初診時に紹介状と今までの経緯をまとめたものをご用意していただけていました。

 

初診時には、過去に行った検査データがあればあるほど参考になりますので、是非検査データを動物病院で受け取ったら捨てずに取っておいてください。

 

初回となる今回は、採血を行い、腎臓の数値を含めたスクリーニング検査を行うとともに、腎臓の薬がなくなっていたのでその補充をさせていただきました。

 

採血の間もおとなしく、うーちゃんは比較的嫌なことをじっと我慢するタイプだということがわかりました。

 

再診 2日目以降

結果から、尿素窒素(BUN)とクレアチニン(CRE)、リン(IP)がかなり高値で、カリウム(K)が2.5までとかなりの低値を示していました。

この日を境に、少しの間集中的に皮下点滴(注射薬あり)を実施しました。

状態が安定するまでは1日1回の往診で皮下点滴を実施していきました。

最初の1週間は毎日、次の3週間は1日おきに皮下点滴を行い、お母さんの覚悟が決まりましたので、いよいよ皮下点滴指導に入ります。

毎日私たち獣医療チームが訪問し皮下点滴を打つと費用がかなり嵩んでしまう為、できる限りご家族様だけで皮下点滴が打てるようになることを推奨しています。もちろん、できるまで指導させていただきます

うーちゃんのお母さんの場合には、2回練習をしたら、3回目には一人で皮下点滴が打てるようになり、そのまま1ヶ月単位での診察に切り替えることができました。

なお、この時もまだ、2日に1回の皮下点滴(注射薬なし)でした。

 

経過観察 1ヶ月ごとの診察(医薬品の補充と検査)

毎月1回程度の訪問で、血液検査をメインとした診察を行っていきます。診察にも慣れてくれたようで、いつも「もう終わったでしょ。早くご飯出して。」と言わんばかりの表情と鳴き声でアピールしていきます。

初診のころが嘘のように元気になり、キャットタワーにも登るようになりました。

時々嘔吐や食欲不振などで、当日予約にてお伺いすることはありましたが、比較的ずっと安定してご自宅で過ごせていました。

 

経過観察 貧血傾向と食事量の低下(酸素室開始)

2020年の夏頃から、血液検査結果ではそこまで大きな崩れはないものの、ヘマトクリット(Hct%)が前回値からガクッと下がりました。この時から、なんとなく猫のうーちゃんの様子も変わり、1日通して運動量が少なくなったことと、食事も残すようになったとのことでした。

もしかすると、急激に貧血までのヘマトクリットに下がった可能性も疑い、ご家族様に酸素室設置をご提案させていただきました。

お父さんもお母さんも即決で、即日手配を完了させ、ご自宅に酸素発生装置を設置することができました。しかし、猫のうーちゃんにとっていつもの自分の部屋が落ち着くようだったので、酸素ケージは設置せず、いつも使っているお部屋にビニールなどを巻いてもらい、うーちゃん専用の酸素ハウスが完成しました。これはうまくいき、うーちゃんも抵抗なく入ってくれました。

すると、酸素室内だとご飯を残さず食べてくれ、酸素室を出て少しの間は結構元気に動き回るとのことでした。

ずっと酸素室内で生活させるのも可哀想ですし、この程度の病状であれば、必要な時だけ酸素を稼働させてもらうよう指示をだし、基本的には使用しない都度使用としました。

上手に使用していただき、うーちゃんの生活の質が改善されました。

しかし、この頃から、調子が悪くなった時に使用する頓服薬も一緒にお渡しするようになり、状態が下がったら使用してもらうという頻度がちょっとずつ狭くなってきました。

 

体調悪化

2020年12月28日に体調が全然上がって来ず、投薬できていないことを相談されたため、急遽ご自宅での投薬指導をさせていただきました。獣医師と動物看護師数人でお伺いし、状況を整理し、お母さんにやり方をご説明させていただき、挑戦してもらいました。最初は手が震えるくらい緊張していたお母さんでしたが、回数を重ねるごとにみるみる上達していき、5回目くらいには楽々できるまでの進化を遂げました。

往診で緩和ケアを実施しているなかで、一番感じるのは飼い主様の看護技術の向上です。できなかったことができるようになり、時間が経つにつれてただできるようになった状況から、上手にスムーズにできるようになっている姿を見ると、愛情ってすごいなと、心の底から思います。

こうして、その子専用24時間待機の動物看護師となっていただけました。

 

体調急降下

2021年1月8日に体調の低下の相談を受け、状況を整理させていただき処置内容をお伝えさせていただきました。

翌日に広く検査を行い、複数の注射薬を混ぜた皮下点滴を実施し、状態安定を目指しました。

この段階で排尿がなくなって24時間くらいとのことでした。

超音波検査では、膀胱内に尿が貯留しているのを確認はしていたので、尿はまだかろうじて作れているのだと考えました。

皮下点滴後には、ちゅ〜るを少し舐めて酸素室に戻り、その後ご飯を少し食べてくれたのですが、ふらつきやなんとなくの倦怠感は残っているように感じるとご連絡をいただきました。

その後、状態がグッと下がり、翌朝6時頃、呼吸状態がゆっくりと深くなり、静かに旅立ったとのことでした。

最後にご飯を食べてくれたのは、もしかするとエンジェルタイムだったのかもしれません。ありがとうご気持ちを込めて、お母さんとお父さんの手からご飯をもらったのかもしれません。

 

しかし、最後の日までしっかりと投薬できたことで、長い時間苦しむことなく吐くこともなく、静かに眠りにつけたのだろうと考えています。

 

何より、すぐ横に大好きなお父さんとお母さんがいてくれたからだと思っています。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ペットの本当幸せってなんだろうといつも考えながら診療にあたっています。

現状、私たちの考える幸せな最後は、大好きなご家族様に見守られながら、ずっと住んでいた家で最後の時間を迎えることだと思っています。

痛みや吐き気は薬を使用することで緩和できる場合が多いです。

飲み薬が苦手なわんちゃん・猫ちゃんであれば注射薬で投与することもできます。

もし動物病院で、家で看取ってくださいと言われ、内服薬を渡されたが飲ませられなかった時は、もう何もできないと諦めてしまう前に、まずは私たちにご連絡ください。

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肝性脳症と戦った猫(東京荒川区/猫/発作)

久しぶりのブログとなる本日は、最後までご自宅で病気と向き合ったご家族様の姿と、毎日の投薬を甘んじて受け入れてくれた猫のみーちゃんのお話です。

 

2021年1月11日に出会い、往診による在宅緩和ケアおよびターミナルケアを実施し、2021年1月26日にご家族様の見守る中旅立ちました。

短い期間でしたが、とても内容は濃く、ご家族様とわんにゃん保健室スタッフ全員が一丸となって戦い抜くことができました。

 

猫のみーちゃんと往診で出会うまでの経緯

猫のみーちゃんは、2020年12月下旬に急にお腹がパンパンに腫れ(腹囲膨満)、もともと食欲旺盛だったことが嘘かの様に食欲は廃絶し、浅い呼吸になってしまったため、救急を対応している動物病院に行かれました。

 

救急の動物病院につくや否や、ご家族様がトラウマになるほどの嫌がりようで、動物病院スタッフの方々にはご尽力いただいたと伺いました。

なんとかみんなで必死に押えて処置をしてもらい、少しの間入院精査をしました。

検査の結果、門脈圧亢進症による腹水貯留を疑い、アンモニア高値、猫伝染性腹膜炎(FIP)陰性であり、更なる検査に望むのではなく、ご自宅での内科療法を選択され、当院までご連絡をいただきました。

 

往診初日 みーちゃん家族と初対面

1月11日にお電話にて状況を確認し、当日予約にて17:30から診察に向かいました。

とても明るい笑顔で迎えてくれたお母さんの右手首には痛々しい包帯がしっかりと巻かれていました。

往診で伺う少し前に、誤って手首を思いっきり噛まれてしまったようです。

そのケガを見た瞬間、今日は激しい診療になるかもなと、猫手袋というある程度頑丈なグローブを握りしめたことを覚えています。

お部屋に入ると、想像していた怖がりで威嚇を続けている猫ちゃんではなく、静かに好きな場所で隠れてこちらを覗いている、比較的穏やかな印象の猫ちゃんがそこにはいました。

お母さんたちからお話を伺っている中で、みーちゃんがお母さんの手を噛んでしまったのは、発作が原因だと考えました。

普段から人懐っこい性格だったということから、病気がみーちゃんにそのような行動をさせたのだと、順を追って、あくまで仮説の域を超えませんが、ゆっくりとご説明させていただきました。

 

発作が継続している状況だと、小さな刺激(撫でるや声を掛けるなど)にも敏感に反応し、本人の気持ちに反して攻撃してしまうことがあります。

瞳孔がまんまるでいつもよりも明らかに黒目が大きく感じる(瞳孔散大)、ピクピクしている、動きが奇怪、涎を垂らしている(流涎)など、普段との違いに気づいたら、声をかけるのではなくかかりつけの獣医師に連絡し、状況を伝え判断を仰ぎましょう。

安全対策は、ご家族様だけでなく、一緒にいるわんちゃん・猫ちゃんのためにもなります。

 

この時のみーちゃんは、思ったよりも落ち着いている印象でした。

今までの経緯と今後の診療プランを一緒に決めていき、この日の状態から、今は内服薬を飲ませることは誤嚥の恐れがあるため賢明ではないと考え、この日の往診では内服薬は一切使用せず、皮下点滴(複数の注射薬を混ぜたもの)のみを実施しました。

 

すると、処置後すぐに瞳孔散大を示し、動きも奇怪な感じで、よだれをたらし始めるといった、まさにこれから発作を起こします!という症状を認めました。

案の定、その数分後に発作が始まり、全身が硬って震えてしまう強直性痙攣を起こしました。

強直性痙攣を初めて目の当たりにしたご家族様は、その姿に混乱してしまうことと思います。しかし、愛犬・愛猫が発作を起こした時こそ、冷静な判断と行動が必要です。

 

準備していた痙攣止めの薬をご家族様と一緒に打ち、発作が止まるまでの流れを経験していただきました。

 

1.JPG

 

今後も発作を繰り返す可能性が高いことを伝え、家の中にデジタル時計を複数個おき、発作の長さを客観的に把握すること、発作後には痙攣止めの注射を打ち、後頭部を冷やしてあげるなどのアフターケアについて、私たち往診獣医療チームが退室した後に飼い主様だけになってからでも、的確な判断と行動が取れるように何度もお伝えさせていただきました。

 

この日を境に、旅立つ最後の日までの集中的な往診診療が始まりました。

 

往診2日目 診療方針の決定

翌日には、前日まで入院していた救急の動物病院から検査結果と経過報告書をいただき、今の状況をより把握させていただきました。

 

朝までは食事ができていませんでしたが、昼くらいにはご飯を食べられるようになったとのことでした。薬の効果が出てきたのだと思います。

検査結果から、発作が発生した時に酸素が身近にあったほうがいいと判断し、ご家族様の許可をいただいて酸素発生装置を同日、準備させていただきました。

 

ご自宅に酸素発生装置がありますので、呼吸が苦しそうになった時は使用していただけるようになりました。

家の中でもあまり動き回らない老犬・老猫ちゃんであれば広めの酸素ケージを用意し、その中にトイレからご飯台などを設置して、イメージで言うところの1Kのホームみたいな環境を作り上げます。

しかし、猫のみーちゃんは状態がいい時は家の中を散歩し、天気がいい時には日向ぼっこをするのが大好きなタイプであったため、酸素ケージは準備せず、ご家族様の介抱ありきでの用途使用とさせていただきました。

 

こたつの中も好きでしたので、もしこたつの中で酸素を使用する場合には、必ずこたつの電源は切るようにお願いしました。(※引火の恐れがあります)

 

2.JPG

 

状態が安定し、この日から内服薬も開始しました。たくさんのお薬を使用しましたが、幸いにもみーちゃんは食欲旺盛な猫ちゃんでしたので、内服薬は思っていたよりもちゃんと飲むことができ、1日2回のものは食事に混ぜて、3回のものや1回のものは、訪問時にシロップ状にして飲ませてあげることで、全部飲ませることに成功していました。

 

6投薬.PNG

 

状況と投薬プランから、毎日の訪問を診療プランとさせていただきました。

毎日訪問することが決まっていれば、前日の診療から翌日までの変化、投薬状況を細かく確認でき、朝飲ませられなかった薬は訪問時に飲ませることができます。

 

何より、飼い主様にとって、そして私たちにとっても一番安心できる診療プランを組ませていただきました

 

往診3日目 自宅での腹水抜去開始

前日の処置後から、高濃度酸素空間で久しぶりにぐっすり眠れていたとのことでした。

2~3時間で目を覚まし、少し飲食をして、3~4時間寝て、起きると大量にご飯を食べてくれたとのことでした。しかし、呼吸は苦しそうだとのことでした。腹囲膨満(腹水貯留所見)が著しく進行していることから、緩和目的で腹水抜去を実施しました。

 

3.JPG

 

腹水に関しては、あまり抜去しないという場合も多々あります。抜去するかしないかは、今回の場合、みーちゃんの生活の質を著しく下げてしまっているかどうかでした。

 

4.JPG

 

前回、近医や救急動物病院では結構暴れてしまったということがあったので、ご自宅での腹水抜去についてはとても不安そうだったご家族様でしたが、みーちゃんのここ2日間の診療中の落ち着き様を信じて実施してみると、ほぼ抵抗せずに腹水抜去に応じてくれました。むしろ、途中から呼吸が楽になったのか、眠そうな表情すら見せてくれました。

 

5.JPG

 

この日の腹水は1000mlで、抜き終わるといつもの場所まで歩いて行き、身軽になったせいか気持ちよさそうに眠ってしまいました。

 

この日も診察後に少し眠り、起きると大量にご飯を食べるという、みーちゃんの食いしん坊な姿を見せてくれたとのことでした。

 

往診4日目〜14日目 日常のケアと毎日の処置内容

ご家族様にお願いしている内容は大きく3つでした。

 

1. 処置後から翌日の診察までのみーちゃんの様子と投薬状況の共有

2. 発作時には専用の注射を打ってもらい、ご連絡をいただくこと

3. 適宜、酸素を使用してもらう

 

往診では、ご家族様の役割や生活環境を細かく伺うことができますので、誰がどんな担当をされているのか、またはするのか、それをどこでやるのか、もしこの環境ならどうするかなど、診察室ではアドバイスできない箇所までお伝えさせていただいています。ご家族様によっては、全てをお母さんが担当している場合もありますが、負担は関わる家族みんなで少しずつでも分担しなければ、介護疲れで倒れてしまいます。そのため、みんなで病気と向き合うことを心からお勧めします。

 

腹水を抜くと状態は安定し、また腹水が溜まってくると苦しくなるので抜去するということの繰り返しですが、それによってみーちゃんが苦しくなく生活できていたのは明らかでした。

 

ご家族様が、入院でずっと処置してもらうのではなく、家でできることを最大限やって家の中で安心させて過ごさせてあげたいという大きな覚悟のおかげで、みーちゃんも通院ストレスなく、ご自宅で過ごせていました。

 

最後の日

前日までは元気よく、ご飯もいっぱい食べていると伺っており、わんにゃん保健室のスタッフ全員安堵に包まれていました。

ここまでよく頑張ってくれたなという思いと、これからも頑張っていこうねという思いが込み上げていました。

しかし、病状は急変し、1月26日の朝、ご家族様の見守る中旅立ちました。

夜中2時くらいから急変を示し、お渡ししていた注射を打っていただき、それでも安定せずにさらに追加で注射をしてもらいました。

ご家族様の中で、もう一度緊急に連れて行くべきか、それとも連れて行かないでここで発作止めを打って見守ってあげるべきなのかの相談をされたと伺いました。

 

 

飼い主様の覚悟と決断

究極の2択です。

連れて行ければ、もしかしたらを臨めるかもしれません。しかし、連れていく準備をしている間に、キャリーに入れている間に、移動中に、動物病院内での処置中に、検査中に、入院中に…、もしかしたら旅立ってしまうかもしれません。

みーちゃんは通院することが苦手で、キャリーの中に入れられることも怖く、揺さぶられている間は大きな不安の中に居たのかもしれません。

みーちゃんのご家族様は、みーちゃんが大好きなご自宅で、家族みんなで見守ることを決断されました。

その結果、家族みんなで看取られて、静かに旅立つことができました。

旅立つ瞬間をどこで迎えさせてあげるのか、最終的な判断をするのは飼い主様です。

どんな選択をしても、少なからず後悔はついてくるものだと考えています。

しかし、最後の瞬間を看取ることができたことは奇跡であり、最後までできることをしてあげられたという実績は紛れもない事実として、ご家族様の胸の中に刻まれることと思います。

 

お別れの日に、お花をお持ちすることができました。

眠りについたみーちゃんと、病気と最後まで向き合い戦い抜いた素敵なご家族様がそこにはいました。

精神も体力も限界まですり減らしながら一緒に戦ってくれたご家族様に最大の敬意を払います。

 

 

犬猫をこれから迎えようとお考えのご家族様へ

ペットを家族として向かい入れるということは、送り出すということであることを忘れないでください。

楽しいことだけでなく、これから辛いことも同じくらい起きることを知っていてください。それでも、消して逃げ出さないで向き合ってあげることが、その子たちにとっては何よりも嬉しいことです。

動物病院に通院させることが難しくなったのであれば、往診専門動物病院に連絡しましょう。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、わんちゃん・猫ちゃんが最後の瞬間をご家族様のもとで過ごせるよう、最大限寄り添った最良の往診獣医療を最後まで提供していくことをモットーに、日々診療と向き合っております。

 

慢性疾患(猫の腎不全など)のコントロールや緩和ケア、ターミナルケアをできる限りストレスを軽減し負担を少なくし、ご自宅で過ごさせてあげたいとお考えのご家族様、まずはご連絡ください。

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往診専門動物病院わんにゃん保健室の年末年始に関するご連絡です。

 

図1.jpg

 

 

 

 

 

年内最終診療       2020年12月29日     12:00

 

休診期間         2020年12月29日12:00〜1月3日

 

診療再開            2021年01月04日     10:00

 

 

休診期間は、全ての電話が留守番電話へ転送されます。

返信は、1月4日以降となりますので、ご注意ください。

診療をご希望の飼い主様は、以下の内容を留守番電話に残してください。

 

 

・お名前

 

・ご住所

 

・犬/猫と品種

 

・ペットの年齢

 

・性別/避妊去勢の有無

 

・症状

 

 

現在処方管理期間中のわんちゃん・猫ちゃんの飼い主様へ

留守番電話内容を確認次第、順次ご連絡を返させていただきます。急な体調の変化などに気付かれた場合には、ご連絡ください。

当日対応の場合には、当日予約(5000円)がかかりますのでご了承ください。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

諸事情により、動物病院に通院させることが困難な場合には、諦める前にまずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

診療範囲:東京23区と近隣地区

診療時間:10時〜19時(不定休)

電話番号:03-4500-8701

メール:house.call@asakusa12.com

 

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ブログ監修記事(東京/ペット往診/犬猫)

お久しぶりです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室の江本です。

久しぶりのブログ投稿となる今回は、最近監修したブログページについてのご紹介です。

 

往診専門という診療形態からか、犬猫の旅立ちに出会うことが通常の動物病院と比べるととても多く、またさまざまな不思議な経験をしています。この仕事をしていて、自分の旅立ちがいつなのかを知らないのは人だけなのかなって考えることもあったりします。

 

診療の後半で、飼い主様からご質問される内容に、旅立った後の話をよく伺います。

 

そこで、今回はブログ監修の依頼をいただきました大森ペット霊堂のブログページをご紹介させていただきます。

内容は大森ペット霊堂のスタッフの方たちが心を込めて書きましたので、是非お時間がある時に一読してみて下さい。


猫ちゃんからの最後のサインを見逃さないために
愛犬が突然吐いてしまった?!嘔吐の原因と対応方法について
シーズーの寿命って長い?短い?少しでも長生きしてもらうためのとっておきの秘訣
ミニチュアダックスフンドの寿命は長い?短い?少しでも長く生きてもらうためには
チワワの寿命ってどれくらい?小型犬だから短いの?その真実とは
【重要】犬が食べてはいけないNG食べ物12種
ゴールデンレトリバーの寿命は短い?長い?少しでも長生きしてもらうためには

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こんにちは!久しぶりの投稿です!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室は、基本的には10:00〜19:00の不定休で診察を行っています。前日までの完全予約制ですが、実際のところ、ほとんどの初診の方は当日でのご予約です。

犬猫は、私たちと違って病気を隠す生き物であり、特に猫ちゃんにその傾向が強く見られます。ペットの体調の変化には、普段との比較がとても重要です。

元気、食欲、飲水量、排尿量・回数・性状、排便回数・性状・形状などを見ていきます。

些細なことでも気づかれましたら、すぐにかかりつけの動物病院に電話または通院し、獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。

 

そんな今回は、病気というよりは事故に近いですが、外傷によって後遺症が残ってしまったわんちゃんのお話です。

 

外傷というと、身近なところでいう深爪の際の出血や爪が折れてしまった際の出血などの軽度なものから、窓からの落下や交通事故による重度なものまで、原因も重症度も様々です。

 

外傷は気をつけて頂いて、させないようにするのが一番良いのですが、それでも起こってしまうことがあります。

また、人でも同じですが、怪我自体が治っても、後遺症という形でなんらかの症状が残ってしまうことがあります。

まずは外傷自体を治すことが大切ですが、もし後遺症が残ってしまった場合には、それに対するケアやリハビリがもちろん必要であり、大切になってきます。

今回は重度な外傷ののち、残ってしまった後遺症と頑張ってたたかった高齢犬とご家族様のお話です。

 

トイプードルの奈々ちゃん(東京千代田区在住、認知症?)

症例は千代田区半蔵門在住の15歳の小型犬で高齢犬の奈々ちゃんです。

奈々ちゃんとの出会いは半年ほど前です。

外傷後の後遺症のケアをご希望とのことでお電話をいただきました。

お家にお伺いすると、奈々ちゃんを抱っこしてご家族様がお出迎えをしてくれました。

その時は奈々ちゃんは寝てしまっていましたので、まずは詳しくお話をお伺いさせて頂くこととしました。

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問診(今までの経緯と今日の状態を伺います)

奈々ちゃんは1ヶ月ほど前に、ご家族様が気付かないうちに窓から落ちてしまったそうなのですが、幸い下には植木があり、それがクッションとなって一命は取り留めたものの、おそらく腰椎を骨折してしまったのか、後ろ足の麻痺が残ってしまいました。

また、頭部を打ってしまったのか、突然鳴き出して鳴き止まなくなってしまったり、今までご飯をしっかり食べていたにも関わらず食が細くなってしまったり、といった後遺症が残ってしまったそうです。

ただ、外傷が良くなるまでは動物病院で入院をしていたそうなのですが、退院してお家に帰ってからどんどんそのような症状が進んできて、声も大きくなってきたため、お家で何かできることがあればとのご相談で、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきました。

今もっともご家族様の中で負担になっていることは、昼夜問わず大きい声で鳴くこと、とのことで、他のお家の方にも迷惑になってしまう、とご心配されていらっしゃいました。

たしかに、高齢犬では特に夜鳴きや夜の徘徊をする子が多く、痴呆の一つの症状として考えることが多いのですが、今回の奈々ちゃんの場合は、外傷をきっかけに症状が出てきたので、後遺症の可能性が高いかと思われました。

しかし、食欲にムラがあるとのことでしたので、一概に後遺症だけではなく、他の疾患の可能性も考えて、念のために血液検査を実施することをご提案させて頂いたところ、ご同意が得られましたので、身体検査に加えて血液検査を実施しました。

 

検査

身体検査では、おそらく食欲不振からの軽度の脱水が見られ、また、後ろ足に関しては両後肢ともに完全麻痺となっていました。

外傷後運動ができていないこともあり、筋肉が落ちて痩せてしまっていたので、何か奈々ちゃんが好きなものを見つけてもらい積極的に食べさせてもらうことにしました。

次に血液検査のための採血です。

採血は特に嫌がることなく、お利口さんにさせてくれました。

血液検査の結果が出次第、使用できるお薬を検討して、処方させて頂くこととし、次の日にもう一度お伺いさせて頂くことになりました。

血液検査の結果を見てから、奈々ちゃんの負担も出来るだけ少なく、また、ご家族様の精神的負担、肉体的負担を少しでも減らせるようにという思いで治療プランを考えさせて頂きました。

 

血液検査では、一部の肝臓の数値がやや高めでしたが、ものすごい高値というわけではありませんでした。

また、それ以外も優秀で、異常値はほとんど認められませんでした。

 

翌日

次の日、奈々ちゃんのお家にお伺いすると、お外にいても聞こえる声で奈々ちゃんが鳴いていて、早く何とかしてあげなければ、との思いに駆られました。

ご家族様に血液検査の結果をお伝えし、鎮静効果のある、てんかんの時などに使用する飲み薬をご提案させて頂いたところ、少しでも身体の負担が少なく鳴くことが減るなら、ということで飲ませてみて頂くことになりました。

このお薬は、効き目が2週間ほど飲み続けなければ明らかにならないお薬なのですが、奈々ちゃんの場合1週間ほどで効果が出てきて、鳴く回数が減ってきました。

本人も、鳴いているとかなり体力を消耗してしまっていたため、身体は楽になったのか、少し顔つきもよくなってきました。

 

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奈々ちゃんは現在は食が細くなってきていて、お薬もほとんど飲んでいない状況です。

しかし、ご家族様の献身的な介護により、自力での排泄が難しい場合は解除をしてもらったり、ご飯をスプーンで頻回にあげてもらったりと、頑張ってくれています。

頑張っている姿をみて、私たちも他に何かできることはないかと日々考えていますが、やはりここまで奈々ちゃんが頑張ってくれているのも、ご家族様の愛情が一番の源だと思っています。

しかし、どれだけ愛情があっても、どうやって介護をしたら良いか、どうやったら少しでも楽になれるか、分からない時もあると思います。そういった手助けを私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではさせて頂いておりますので、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

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こんにちは!

 

今回は外傷を負ってしまった猫ちゃんのお話です。

猫ちゃんは身体が柔らかく、狭い場所なども一瞬にして走りすぎて行ってしまうこともあるかと思います。

そのため、玄関の扉を開けた隙に逃げ出してしまったり、窓を開けた途端にベランダに出てしまったり、といったことはよく耳にします。

頭ではわかっていて、気をつけていても、動物たちの動きは一瞬なので、不意の事故が起こってしまうこともあります。

今回は、そんな不意の事故で外傷を負ってしまった、東京千代田区在住の猫ちゃん症例です。

 

東京千代田区は、動物病院がとにかく少ないエリアですので、東京千代田区に今後お引っ越しされる予定のある飼い主様は、早めにどんな動物病院がどこにあるのかを把握しておくようにしましょう。

 

マンションのベランダから落下した猫(東京千代田区)

症例は東京千代田区在住、4歳で元気な猫のモンちゃんです。

モンちゃんとの出会いは夏の本格的な暑さで苦しんでいた、1ヶ月ほど前でした。

外傷を負って以来あまり食べなくなってしまったので、家での皮下点滴をしてほしいとのご依頼で往診をさせて頂きました。

お家にお伺いすると、モンちゃんはテーブル下で、シャーっと怒っており、不機嫌さが伝わってきたので、ごめんね、と謝りつつ、別のお部屋でご家族様から詳しくお話をお伺いすることにしました。

 

問診

 

問診①.jpg

 

モンちゃんは、1ヶ月ほど前に、偶然の事故によって窓から落ちてしまい、マンションの下の植木の上に落ちてしまったところを発見され、すぐに動物病院に連れていかれたそうです。

幸い、植木がクッションとなり、内臓からの出血や損傷、骨折などはありませんでしたが、ショック状態になっていたため、緊急処置の末、無事に意識を取り戻し、数日間入院をして、体調が安定したため、退院して通院に切り替えられたとのことでした。

しかし、モンちゃんは、普段からその性格ゆえに、抱っこをしたり、キャリーに入れることができず、通院するのも一苦労で、1,2日は頑張ることができたそうなのですが、飼い主様としても、嫌がるモンちゃんを無理やりキャリーに入れて動物病院に連れて行き、抵抗する中での治療をすることに精神的に疲弊してしまい、お家で治療を出来ないか探して頂いたところ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室を見つけてご連絡して頂いたとのことでした。

退院しても、投薬どころか全く食べ物に興味を示さず、ご飯を食べてくれないため、動物病院にて点滴にてお薬なども入れていたとのことで、何とかご飯を食べられるようになると内服薬にすることができるので、頑張って食べてくれるようになるまで、食べてくれることを願って、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフで治療をさせて頂くことになりました。

 

 

検査開始

 

一般身体検査

まずは食べない原因を調べるために、動物病院にて行なっていた血液検査の結果を見せて頂くことにしました。

血液検査ではたしかに大きな異常値はなく、電解質バランスも正常でした。事故直後からの推移でも大きくは変化はないので、内臓の損傷などから来ていることは考えにくい状況でした。

つぎに、実際にモンちゃんを触って、身体検査です。

モンちゃんのいるお部屋に行くと、再びシャーっとお怒り気味でしたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは慣れっこです。

モンちゃんをバスタオルに包んで出てきてもらい、全身を触って身体検査を行なっていきました。すると、通常はお腹に聴診器を当てると、消化管が蠕動する音、いわゆる、ギュルギュルというお腹の音が聞こえるのですが、モンちゃんの場合それが聞こえず、お腹の動きが良くないことが考えられました。

 

超音波検査

そこで、実際にどれぐらい動いていないのかを超音波検査で見てみることにしました。

食べない以外は元気そうなモンちゃん、とても嫌そうでしたが、何とか実施することができました。

たしかに、胃の中や十二指腸まで液体が溜まっているような状態で、消化管の動きも全体的にあまり蠕動運動していない様子でした。

そのため、消化管が動くようになると、今溜まっている液体が流れていき、食べられるようになることが予測できましたので、消化管を動かすお薬を使っていくことにしました。

 

診療プラン

とりあえず現時点では脱水はしていないようでしたので、注射と強制給餌による内服薬の投与、そして内服薬の投薬指導を行い、薬の内容は消化管を動かすお薬のみ使用し、拘束時間を短くしてモンちゃんのストレスを最小限にすることにしました。

しかし、このお薬は効果時間が長くはないですが、お家でご家族様にあと2回分お渡しし、その日の診察は終了としました。

 

次の日、もう一度お伺いすると、ご家族様は無事に投薬が出来たとのことで安心しました。

また、少し缶詰を温めて置いておくと、今朝は匂いを嗅ぎに行っていたとのことで、少し消化管が動き始めた感じがしたので、もう一度超音波にて胃の中を確認しました。

すると昨日よりも明らかに液体貯留は減っており、腸も少し蠕動運動をし始めていました。

治療が好感触でしたので、引き続き、モンちゃんには点滴ではなく、お薬のみお渡しし頑張ってもらいました。

その次の日には、モンちゃんは少しスープとスープの具を食べてくれていました。

この調子だと強制的に投薬しなくても、ご飯に混ぜる内服薬の投与方法にもうすぐ切り替えられそうだとのお話をさせて頂いたところ、ご家族様も喜ばれていて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

その後、モンちゃんは無事に切り替えもできて、今ではしっかりとご飯もいつも通り食べてくれています。

 

まとめ

 

猫ちゃんの性格によっては、弱っている時は動物病院に連れて行けても、通院をするなど動物病院に連れて行くこと自体が難しくなってしまうケースもたくさんあります。

そういった場合には、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談ください。

お家で出来る限り最大限の治療をご提案させて頂きます。

 

 

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こんにちは!

 

今日は発作が続いている猫ちゃんのお話です。

 

往診専門動物病院では、発作を主訴に多くに猫ちゃんの飼い主様からご依頼をいただきます。

往診で発作の猫ちゃんにあった時には、初診での問診が最重要課題となってきます。

 

・発作を認めたのはいつが最初か

 

・頻度

 

・発作の継続時間

 

・発作中の猫ちゃんの様子

 

・発作前後の猫ちゃんの様子

 

その他、細部に渡った問診を行っていきます。

 

お勧めのまとめ方は、こんな感じです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◯月◯日

◯◯:◯◯ 何となく変な行動あり(←後付けでも大丈夫です。獣医師としてはストーリーが見たいだけです。)

 

 

 

◯◯:◯◯〜◯◯:◯◯ 激しく痙攣、失禁、脱糞、呼びかけにも反応なし(←発作中は大きな声で呼びかけるのはNGですので、ご注意ください。動画が撮れたら◎)

 

 

◯◯:◯◯ 歩き出した

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

そして、発作を止めるために使う薬の多くが内服薬であるため、その猫ちゃんが内服薬を受け入れてくれるかどうかも重要なポイントです。

問診で発作に関する様子をお聞きする上で、もし可能であれば、発作前から発作中、発作後の様子を動画で残していただけると診療の参考になります。

 

問診が終わると、次は血液検査です。

 

往診専門動物病院の多くが、飼い主様に保定をしてもらうことが多いのですが、保定には本来技術が必要とされるため、うまく抑えられたとしても犬猫にとってはストレスであったり身体的な負担になったりします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診獣医師だけでなく訪問に特化した動物看護師が一緒にご訪問させていただくため、飼い主様はもちろん、ペットに対する負担も最小限になるように診療を実施することを目標に、日々診療しております。

血液検査を始め、超音波検査なども、今後も繰り返して実施していくことを考えると、あまり無理な保定で実施することはお勧めできません。

複数にわたって採血を行うことがペットにとって身体的・精神的負担となってしまうため、わんにゃん保健室では、1回の採血でなるべく広めに検査項目をみていきます。

 

項目に関しては、都度担当している往診獣医師にご相談ください。

 

血液検査が終われば、症状に合わせた対症療法を行い、結果が出るまでの間は数日間対症療法で凌ぐこともありますが、大体の場合はこのタイミングで発作に対するお薬を処方していきます。

 

flairお薬が苦手なわんちゃん、猫ちゃんへの投薬方法に関しては、必ずご相談ください。

 

1.jpg2.jpg3.jpg

 

特に、猫ちゃんはお薬を飲むのが苦手な生き物です。

投薬方法は錠剤のまま喉の奥に入れるか、錠剤のままor粉にしてウェットに混ぜる粉にして水で溶きシロップ状にして喉の奥に入れてあげるか、など方法は多岐に渡ります。

投薬方法についてはご説明だけでなく、飼い主様ができるまでトレーニングさせていただけますので、心が折れる前に、まずはご相談をしていただき、一緒に頑張っていきましょう!

 

それでは、発作を起こした猫ちゃんの症例紹介です。

 

もしも猫ちゃんと暮らしていて、急に変な行動や挙動を見せたのであれば、もしかしたら発作かもしれません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

皆さま、発作の原因というとどういったものを想像されますか?

 

脳の病気を1番に思い浮かべられるのではないでしょうか?

 

もちろん脳の疾患でてんかんのような発作が出ることもありますし、チックと言って、ピクピクとした発作が出ることもあります。

しかし、これらの発作が起こる原因は脳だけでなく、他の臓器が原因になっていることもあります。

例えば、高齢猫で多いのは腎不全です。

腎不全によって、本来おしっこから出て行くはずの毒素が身体に溜まってしまい、それが発作の原因になることもあります。

また、先天的な血管の異常によって発作が起こることもあれば、肝臓が悪くなって発作が出てしまうこともあり、脳以外にも何が原因なのかしっかりと考えていく必要があります。

 

今回はそんな発作が続いている猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京千代田区在住のはなちゃん、18歳の高齢猫さんです。

お家の猫ちゃんが今朝痙攣していて、数十秒で収まったが、最近食欲も落ちてきているので、とのことで往診をご希望されました。

その日は午後の往診の診察予定に空きがあり、獣医師が緊急性があると判断しましたので、当日にお伺いさせて頂くことにしました。

お家にお伺いすると、部屋の端にあるベッドめはなちゃんはぐったりと横になっていて、痩せていました。

舌の色などを確認し、呼吸状態は安定していたことから、詳しくお話をお伺いしました。

はなちゃんは5歳の時に保護団体さんのところからお家にやってきました。

しかし、当時はすごく警戒心が強くて、なかなか触ることができず、ご飯を交換したり、トイレを綺麗にしたりするだけで、はなちゃんとの触れ合いはなかなか出来なかったそうです。

しかし、数年でようやく慣れてきてくれたのか、撫でることは許してくれてきたようで、機嫌の良い時や寝ている時には撫でて、と寄ってくることもあるようです。

しかし、抱っこやキャリーに入れることが出来ず、高齢であることを考えると健康診断もしてあげたかったそうなのですが、動物病院には連れて行くことが出来ず、諦めてしまっていたそうです。

しかし、最近になって食欲が落ちてきて、その途端にみるみる痩せていってしまったそうで、ここ数日はお水もあまり飲めておらず、おしっこの量も減ってきてしまっていると思っていると、今朝数十秒ほどピクピクと痙攣をしていてびっくりして、往診を検索されたとのことでした。

たしかに、はなちゃんはすごく痩せてしまっていて、最初に触った時も脱水しているのが分かりました。

ただ、なかなか他人に気を許さないはなちゃんを、こんな状態の中動物病院に連れて行って、治療をさせるのはかわいそうということで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話をいただきました。

様子が分かったところで、次は身体にどういうことが起こっているのかを知るために、血液検査をご提案させて頂きました。

すごく体力的に弱ってしまっているので、無理のない範囲で、ということでご同意を頂き、採血と治療をさせて頂くこととしました。

 

まずは身体検査です。

身体検査では、激しい脱水黄疸が見られました。

また、身体は痩せていて、筋肉も落ちてしまっておりました。心臓の音は正常で、呼吸音も特に問題はありませんでした。

 

次に採血です。

採血では、嫌がるそぶりはありましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師も看護師もそういった猫ちゃんには慣れているので、素早く採血を終わらせて、点滴を行うことしました。

点滴には胃薬や消化管を動かすお薬などを入れて、少しでも楽になることを願いながら点滴を行いました。

また、アンモニアという血液検査項目は、採血後すぐに分かるのですが、アンモニアの高値が認められました。

もしかすると、この影響で朝の痙攣が起こった可能性があるため、アンモニアを下げるお薬もシロップタイプなので、お口に入れて飲んでもらいました。

次の日に再診をさせて頂くこととして、その日の診察はそれで終了となりました。

血液検査では、腎臓の数値がものすごく高く、貧血も少し進んでいました。

ただ、脱水していての数値なので、脱水を補正するとおそらく貧血はもっと進むことが予測されました。

その他にも腎臓に起因する数値と肝臓の数値が異常値を示しており、発作の原因は腎臓かアンモニアの高値という可能性が高いと考えられました。

 

では、なぜアンモニアが高くなってしまったのでしょう?

そもそもアンモニアは、タンパク質を食べると消化管で消化、吸収され、アンモニアという有害物質が出されます。

これが、血液に乗って肝臓に運ばれて解毒されるのです。

しかし、猫ちゃんはご飯を食べれない状態が、短いと数日、長いと1,2週間ほどで代謝の関係で肝臓に脂肪を溜め込んで脂肪肝になってしまいます。

そのため、肝臓での解毒ができなくなってしまい、身体に毒素であるアンモニアが蓄積してしまい、アンモニアが血液に乗って脳に行ってしまった時に、発作を起こしてしまうことがあるのです。

しかし、今回は、腎臓の数値も高く、アンモニアで発作が起きたのか、尿毒素が溜まってしまい発作が起きたのかは判断しかねるところではありますが、どちらにしても点滴をして脱水を補正しつつ、おしっこの量を元に戻すことを目標に治療をしていくことになりました。

次の日に、再診を行い、やはりぐったりした様子のはなちゃんでしたが、少し尿量が増えたとのことで安心しました。

また、発作も出なかったとのことで、ご家族様も安心されていらっしゃいました。

尿量が増えたということは、しっかりと点滴が吸収されているということなので、その日も同量で点滴と注射を行い、次の日にもう一度お伺いさせて頂き、様子次第でご家族様での皮下点滴に切り替えるかどうかをご相談させて頂くことにしました。

はなちゃんは今も頑張ってくれていて、ご家族様に癒しを与えてくれています。

動物病院に連れて行けなくて、諦めてしまっているご家族様はたくさんいらっしゃると思いますが、決して諦めず、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡ください。ご家族様としっかりと病状や今後のプランなどについてご相談させて頂きます。

 

 

sunわんちゃん・猫ちゃんの発作に関する過去のブログ記事を抜粋しました!参考にどうぞ^^

猫の痙攣/発作(嘔吐/下痢/ふらつき/東京犬猫往診)

発作が続く高齢犬(発作/高齢犬/東京千代田区)

犬の発作(犬往診/東京千代田区/往診専門動物病院)

 

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、訪問に特化した動物医療を提供しています。

出会う犬猫の多くが高齢であり、何かしらの病気を抱えながらも日々のんびりと暮らしている子たちです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただく中で特に多いのが、詳しい検査や積極的な治療は望まないが、できるだけ楽にしてあげたいという緩和ケアの依頼から、状態によって最後に日までの集中的に緩和処置を行うターミナルケアの依頼です。

緩和ケアとターミナルケアの中では、よく状態安定を目的にステロイドを使用します。その中で、よく質問に上がるのが「ステロイドって怖くないんですか?」というのがあります。

 

ですので、今日はステロイドについてお話ししようと思います。

 

ステロイドというと、何となく怖い気がする、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちも、往診専門動物わんにゃん保健室でステロイドを使用することももちろんあります。

しかし、中にはステロイドは使いたくない、という方もいらっしゃいます。

もちろん闇雲に使い続けると副作用が出てしまいますが、ちゃんとした理由の元使用し、長期間使い続けなければ大きな副作用が出ることは比較的少ないです。

そこで今回は、ステロイドとはどんなお薬なのか、どういった時に使用するのか、副作用はどういったものがあるのかなどをお話ししていこうと思います。

 

そもそもステロイドとはどんなお薬なのでしょう?

 

ステロイドとは、副腎皮質ホルモン剤です。

つまり、身体の中でも作られている物質です。副腎皮質ホルモンは、糖質コルチコイドといって血糖値を上げるホルモンと、鉱質コルチコイドといって電解質のバランスをとるホルモンの2種類があり、ステロイド剤にはその2種類のホルモンがある比率で含まれています。その比率は薬の種類によって異なるので、副作用の出方や出やすさもステロイド剤の種類によって違ってきます。副腎皮質ホルモンは、ストレスがかかると身体の中で放出され、ストレス耐性がつくようにできています。このように、身体の中で作られているからこそ、使い方にも気をつけなければいけません。

 

では、ステロイド剤の副作用とは何でしょうか?

先ほどお話ししたように、ステロイド剤には、血糖値を上げる作用と電解質バランスを取る作用があります。

つまり、ステロイド剤を使用すると血糖値が上がってしまうため、糖尿病になってしまうことがあります。これが一つ目の副作用です。

 

あるいは、本来は体から出る副腎皮質ホルモンで電解質のバランスを取っているのですが、外から同じものが入ってくることで電解質のバランスがうまく取れなくなってしまうことがあります。これが二つ目の副作用です。

 

また、かなり長期的にステロイドを使用していると、外から副腎皮質ホルモンが入ってくるため、体からの副腎皮質ホルモンの放出量が減ってしまい、副腎自体が小さくなってしまい、ステロイドをやめても副腎皮質ホルモンが不足してしまうことがあります。

それら以外にも、免疫抑制や食欲増進、多飲多尿、肝臓への負担などたくさんあります。

しかし!これらの副作用が出るのは長期的に使用し続けた結果起こることが多いです。

しっかりと症状に合わせて、副作用が出ていないか検査をしながら使用していくと、こういった副作用はあまり起こりません。

 

では、次はどういう時にステロイドを使用していくのかをお話ししていきます。

ステロイド剤を使用する場面はいろいろですが、主には

 

・末期の疾患の緩和ケア、ターミナルケア

・腫瘍

・免疫疾患

・皮膚疾患

・アナフィラキシーショック

・炎症性疾患

 

などがあります。

末期の疾患の緩和ケアやターミナルケアの際には、ステロイドを使って、少しでも食欲増進を図ったり、末期の疾患の倦怠感や辛さを和らげる目的で使用していきます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、こういった使用をすることが多く、比較的辛さを和らげてあげることができています。

こういった場合には高容量で使用するわけではなく、比較的少ない量で使用していきます。

また、免疫疾患やアナフィラキシーショックでは高い用量で使用するため、副作用に注意が必要です。

アナフィラキシーショックでは1度の仕様なのでほとんど心配はありませんが、免疫疾患や皮膚疾患では、長期的に使用することが多く、特に免疫疾患では高用量での使用期間も長くなるため、副作用が起こりやすくもあります。

そのため、闇雲に使用し続けるのではなく、獣医師の診察のもと、処方に従って使用して、しっかりと検査も行いましょう。

腫瘍性疾患の場合は、腫瘍性の痛みを伴うこともよくあるのですが、ステロイドは腫瘍性疾患の痛みも比較的よくとってくれます。

もちろん、麻酔系や麻薬系の痛み止めも使用していくのですが、それらを使用すると消化管の動きが悪くなってしまったり、鎮静作用が出てしまったりすることもあるので、ステロイドを一緒に使用していくことがよくあります。

 

簡単にステロイドの副作用や使用するタイミングをお話しさせていただきましたが、しっかりと検査を行い、獣医師処方のもと、むやみに長期使用をしなければ決して怖れる薬ではなく、メリットもたくさんあるお薬です。

しかし、ステロイドを使用すると逆に悪化してしまったり、それこそ副作用が出てしまうことももちろんございます。

そのため、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、使用する目的を明確にしたり、使用しても良いかどうかをしっかりと検査してから使用したりと、使用には気をつけています。

 

もちろん、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではステロイドを使用しない治療法もご提案させて頂きます。動物たち、ご家族様に合った治療法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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2020年9月4日公開

こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

往診専門動物病院では、お家まで獣医師と動物看護師がペアとなって訪問させていただくため、ご家族様は安心して診察を見ていただけます。

診療圏は東京台東区と東京中央区にメインオフィスを構えていますが、東京23区とその近隣地区までと広く往診獣医療の依頼に応えられるようにしています。

酸素室の中でないと呼吸が苦しそうな状態にある愛犬、愛猫に対して、投薬をしてあげたいがどうしたらいいのかなどのお問い合わせをお受けすることがあります。

往診専門動物病院では、ペットの状態だけでなく、愛犬・愛猫が暮らす環境を考慮して診療プランを組んでいきます。

ですので、酸素室の中に入りっぱなしでも、皮下点滴などの処置を行うことができます。

酸素室が必要なわんちゃんのケースですと、心不全や腎不全、肺の病気などが多いと思います。

猫ちゃんでは、末期の腎不全による腎性貧血を起こしている場合が多いかなという印象です。

 

今回は、そんな中にある僧帽弁閉鎖不全症という、心臓の病気の高齢犬のお話です。

 

僧帽弁って何??という方も多いと思いますので、簡単にお話しさせて頂こうと思います。

心臓は4つのお部屋でできていて、左心房、左心室、右心房、右心室というお部屋があります。

このうち、左心房と左心室の間に、血液が逆流しないようにあるものが僧帽弁という弁です。

この弁があるおかげで、心臓が収縮して血液を流す時に、左心房に逆流せずしっかりと左心室から全身に血液を送る大動脈に血液を送ることができます。

しかし、この弁が変形してしまったり、何らかの原因で完全に閉まらなくなってしまう病気が僧帽弁閉鎖不全症です。

僧帽弁閉鎖不全症にはステージがあり、大きくはステージA〜Dの4段階に分かれており、ステージB以上は投薬が必要になります。

しかし投薬のおかげで進行を抑えることはできますが、完全に治すことはできません。

完治をさせるためには手術という方法もありますが、手術には様々なリスクもあります。

もちろん再発というリスクや、麻酔のリスク、様々なリスクを伴うため、手術という選択をする時には主治医の獣医さんとよくご相談しましょう。

 

では僧帽弁閉鎖不全症が悪化するとどうなるのでしょう??

 

肺で二酸化炭素と酸素を交換した綺麗な血液が左心房に帰ってきます。

その血液は左心室に送られて、左心室から大動脈に送られ、大動脈から全身に血液に乗って酸素が運ばれていきます。

しかし、僧帽弁閉鎖不全症があると、左心室から本来大動脈に行くはずの血液の一部が左心房に逆流してしまい、左心房に血液がたまってしまい、その影響で肺にも血液がたまってしまい、肺の血管から水分が漏れ出てしまいます。

その結果、肺に水が溜まってしまい、空気を取り込めなくなってしまうこの状態を肺水腫と言い、緊急の治療が必要となります。

 

こんな僧帽弁閉鎖不全症と頑張って闘った高齢犬を今回はお話をしようと思います。

 

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症例は東京千代田区在住の16歳の小型犬のクーちゃんです。

 

お電話では、かかりつけの動物病院にて肺炎と言われ内服治療をしているが良くならないとのことで、呼吸に関することなので、緊急性があると判断し、当日にご訪問させて頂きました。

お伺いすると、クーちゃんは部屋の端でハアハアと辛そうな呼吸をしており、すぐに身体検査をさせて頂きました。

身体検査では心臓の音がかなり大きく、僧帽弁でのかなりの逆流が判断されました。

また、肺の音からもおそらく肺水腫が想定されました。

ただ、舌の色や粘膜色は真っ青ではありませんでしたので、まずは詳しくお話しをお伺いすることとしました。

2,3日前に呼吸が早くなったのことで近くの動物病院さんにいったところ、レントゲン検査から肺炎だろうということで、今までにも飲んでいる心臓のお薬、利尿薬に加えて、抗生物質を処方され、食欲はなかったそうなのですが頑張って飲ませてもらっていたそうです。

しかし、呼吸は良くならず、立つのもしんどそうな状態になってしまったため、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家を診察室として使わせて頂きますので、レントゲン検査は出来ませんが、身体検査所見から、おそらく肺水腫が疑われましたので、利尿剤の量を上げて、注射で入れていくことをご提案させて頂きました。

また、数日前にかかりつけの動物病院さんにて行なった血液検査の結果を見せて頂くと、腎臓の数値が上がっており、おそらく継続的な利尿薬の投薬によるものと考えられました。

ただし、現状で利尿薬を無くしてしまうと致命的になってしまうので、利尿薬をどの程度使えるかを見るためにも血液検査をご提案させて頂きました。

 

利尿薬は腎臓におしっこを作らせるので、腎臓には負担がかかります。

 

ではなぜ腎臓の数値が高いのに利尿薬を使うのでしょう??

それは、肺に溜まった水をおしっことして出して、呼吸が楽になるようにするためです。

またおしっことして水分を出すことで心臓の負担も減らすことが出来るので、今のクーちゃんの状態を考えると利尿薬は積極的に使用しなければなりません。

 

このことをご家族様にご相談させて頂いたところ、とにかくまずは呼吸を楽にしてあげたいとのことでしたので、初日は利尿薬を1日2回注射で入れていくこととしました。

 

注射の前にまず採血です。

クーちゃんは普段は嫌なことをするとすぐ動き回ってしまうそうなのですが、今日は足を延ばすのも嫌がらずにさせてくれました。

すぐにいつもは大好きなおやつをあげましたが、少し舐める程度で、あまり食欲がない様子です。

その後注射を行い、呼吸状態やおしっこの出が心配でしたので、その日のうちにもう一度注射にお伺いすることとしました。

また、酸素ハウスはすでにお家にご用意されていましたので、できるだけその中で過ごしてもらうこととしました。

 

もう一度お伺いすると、少し顔つきが良くなっており、おしっこもたくさん出たとのことでした。

酸素ハウスの中で、呼吸も少し落ち着いておりましたが、食欲はまだ戻らないとのことでした。

血液検査の結果ではやはり腎臓の数値が高く、出来るだけ早めに利尿薬を減らしていきたいところではあり、次の日の呼吸状態次第で減らすかどうかをご相談させて頂くこととしました。

もう一度利尿薬を注射し、次の日にもう一度お伺いさせて頂くので、その日の診察は終了となりました。

 

クーちゃんは、その状態で徐々に呼吸状態も良くなり、利尿薬も減らしていくことができ、今度は腎臓の治療に並行して、腎臓の治療を始めることになりました。

今では、クーちゃんは酸素ハウスから出ても元気に歩けるようになるまで回復しています!

 

心臓に疾患を持っている子は、ストレスがかかったりして興奮することで、呼吸状態が悪くなってしまうこともあります。

そのため、お家の落ち着いたところでの治療も一つの選択肢になるかと思います。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、心臓病のような慢性疾患や、肺水腫のような急性疾患、また、ターミナルケアや緩和ケアも治療に当たらせて頂いております。

 

できるだけ一緒に過ごしてあげたい、最期の時間をお家で過ごさせてあげたい、など、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもご相談をお受けしております。

一度ご連絡下さい。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の江本宏平です。

往診専門獣医師として診療を行う中で、つい最近までは動物病院に通院できていたが、できなくなってしまったという話をよくお伺いします。

その中の1つである、胸水が溜まってしまった猫ちゃんのお話を書きました。

呼吸が苦しそう、食欲がない、食欲が下がってきた、元気がない、ぐったりしている、よだれを垂らすなど、普段と明らかに違う症状を示していた場合には、待たずに獣医師の判断を仰ぎましょう。

 

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そもそも胸水とは??

胸水というのは、胸に溜まった水のことで、成分は様々です。

成分によって、原因がわかることもありますが、ほとんどはどういった病気が考えられるか大まかに分類できます。

胸に水が溜まることで、肺がうまく広がるスペースがなくなってしまい、呼吸がし辛くなってしまいます。

そうすると、身体が酸欠状態になってしまい、命に関わってきます。

そのため、基本的には胸水は抜くことが第1になってきますが、原因によってはまたすぐに溜まってしまいます。

そのため、抜くことで治る、というよりは楽にするために抜く、というイメージです。

そして原因を調べて、それに沿った治療を行なっていきます。

今回お話しするのは、胸水がたまってしまい息が苦しくなってしまった高齢猫ちゃんです。

 

東京台東区在住の13歳の高齢猫のタロウちゃんです。

かかりつけの動物病院さんで何度も胸水を抜いてもらっていたけれど、治らない病気のためお家で過ごさせてあげたい、とのことで、往診をご希望されました。

おそらく胸水がたまっていることが予想されましたので、その日の午後にお伺いさせて頂くこととし、それまでに酸素ハウスのレンタルを行なって頂くことにしました。

 

東京にお住まいであれば、以下の酸素レンタル業者を抑えておきましょう。

・ユニコム

・テルコム

・日本医療酸素(処方箋必須)

 

タロウちゃんのお家に到着すると、タロウちゃんは部屋の隅でやや早い呼吸をしていましたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフを見るとそそくさと別の部屋に行ってしまいました。

かなり敏感な猫ちゃんとのことでしたので、先にお話しをお伺いすることにしました。

猫のタロウちゃんは小さい頃から赤血球がすごく多く、調べてみると、心臓に先天的に異常があるとのことでした。

特に治療をせず経過をみていたところ、徐々に悪化していき、1ヶ月ほど前に口を開けて呼吸をしていたためかかりつけの動物病院さんに行ったところ、胸水が溜まっていて、おそらく心臓が原因の胸水とのことで、胸水を抜いてもらったそうです。

しかし、タロウちゃんはかなり敏感な猫ちゃんなので、胸水を抜くときには鎮静をかけなければ動いてしまい逆に危険なため、胸水抜去時には毎回鎮静をかける必要があるとのことでした。

胸水を抜いた後はタロウちゃんもかなり楽そうになっていたため、ご家族様も安心して、楽になるなら、治る病気ではなくても、毎回抜いてあげたい、とのことで、その後数回動物病院に通ったそうです。

ところが、最近になってタロウちゃんがお母さんを避けてしまうようになり、おそらく動物病院に連れて行かれるというストレスからそういう状態になっていることが予測され、タロウちゃんが楽になるなら、と続けられていましたが、そんなにストレスなら病院に行かずにお家で過ごさせてあげたい、という思いで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話を頂いたそうです。

たしかに、敏感な猫ちゃんたちは、その子自身のためであっても、動物病院に連れて行ったりお薬を飲ませる人を避けたり攻撃したりするようになることがあります。

その子のためを思っての行動が逆にストレスになってしまうことがあるので、そういう場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診させて頂き、私たちで処置や投薬をさせて頂くこともあります。

無理のないように続けていけることが1番大切なので、そういった変化があった場合にはお気軽にご相談下さい。

タロウちゃんはここ1週間ほど胸水を抜いていないため、最近はかなり辛そうで食欲も落ちているとのことでした。

しかし、胸水を抜くことはもうしたくないとのご希望でしたので、何とか内科的に治療を進めて、ストレスが少しでも少なくなるように、と治療方針を考えさせていただきました。

いつも少し楽になると食欲が出るそうなので、利尿剤を内服で飲んでもらい、少し食べられるようになるまでは注射でお薬を入れていくこととしました。

ただ、呼吸のことなので、興奮したりすると急変する可能性もあるため、興奮しないように素早く処置を終えられるように気をつけました。

タロウちゃんのいるお部屋に行くと、少し怒っていましたが、やはりしんどさからか元気はなく、タオルにくるんで胸水の貯留量を超音波で確認し、素早く注射をしてすぐに解放してあげました。

胸水の貯留量はかなり多く、息苦しさがかなりあるかと予測されましたが、注射をするのはほとんど興奮することなく行うことができました。やはりお家で行うと落ち着いてくれる子が多いですね。

その後5日間治療を続けましたが、胸水の量は横ばいで、やはりタロウちゃんの食欲はなく、ごく少量の皮下点滴も行っていきましたが、10日後に残念ながらタロウちゃんは酸素室の中で、虹の橋を渡ってしまいました。

最期は苦しむことはなく、穏やかな表情で迎えることができたそうで、私たちも最期が苦しいものでなくてよかったと安心しました。

どんな動物たちも最期が来ますが、最期をどのように迎えるかはとても大切で、最期をその子らしく迎えることができるのが1番良いと私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では考えています。

 

動物病院での治療は興奮しすぎて出来ない、連れていくことが難しい、病気の末期でお家で最期を迎えさせたい、など様々なご相談を往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもお受けしております。

お気軽にご連絡ください。

 

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こんにちは!

今日は前回に引き続き、猫エイズを発症してしまった高齢猫ちゃんのお話です。

 

猫ちゃんを飼われた時、初めて動物病院に行かれた時に聞かれたことがあるかもしれませんが、猫ちゃんを飼うときには初めに猫エイズと猫白血病にかかっていないかどうかをチェックすることをお勧めします。

もし陽性の場合、今後の生活や体調の変化に気をつけなければならず、また、リンパ腫などの病気の発生率も上がることから、最初に必ずチェックしましょう。

しかし、陽性だからといって必ず発症するとは限りません。

猫エイズと猫白血病2種類の病気がありますが、今回お話するのは猫エイズの猫ちゃんです。

猫エイズは、正式には、後天性猫免疫不全症候群という疾患です。

通常ウイルスを持った猫ちゃんの唾液から感染しますので、ウイルスを持った猫ちゃんに咬まれて感染することがほとんどです。

あるいは、ウイルスを持った母猫から生まれた子も、また、ウイルス感染をしているため、生まれた時点で母子感染してしまっていることも珍しくありません。

 

ではどのような病気なのか?を症例を紹介しつつお話ししていこうと思います。

 

症例は東京目黒区在住の13歳の高齢猫のにゃあちゃんです。

 

にゃあちゃんは子猫さんの時にも猫エイズ陽性と言われましたが、ずっと発症せずに元気に過ごしていました。

にゃあちゃんは、とっても怖がりさんで、お家の外に出ると大興奮してしまい、とても動物病院には連れていけない、とのことで、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきました。

お家にお伺いすると、にゃあちゃんは別のお部屋にいるとのことで、先にお話しをお伺いさせて頂くことにしました。

数年前から時々口が赤い時があったらしく、食べが悪くなってしまったりしてしまう時もあったそうなのですが、よくなったり悪くなったりで、動物病院に連れて行くことは難しいため、家で様子を見ていたそうです。

しかし、最近になって口が赤いのが治らず、食欲が落ちてしまい、熱っぽくなってきて元気もなくなってきているとのことで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

子猫さんの時に、エイズが陽性だったため、今後どういう症状が出てくる可能性があるかをすでに獣医さんから説明されていたため、おそらく猫エイズを発症してしまったと思うとのことでした。

 

では猫エイズとはどういう症状が出てくるのでしょう?

猫エイズは5期に分かれていて、一番最初の急性期ではリンパ節が腫れたり発熱したりと言った重篤な症状が現れます。

これを乗り切ると、無症候キャリア期といって、症状がなく、健康な猫ちゃんと区別がつかない生活を送っていきます。

ずっとこの病期で一生を終える猫ちゃんももちろんいますが、次のステージに進んでしまう子ももちろんいます。

次のステージが持続性全身性リンパ節症期といって、全身のリンパ節が腫れてしまいます。

ただ、外見上無症候キャリア期との区別は難しく、また、持続性リンパ節症期を経ない猫ちゃんもいます。

それを過ぎると今度はエイズ関連症候群期です。

ここではリンパ節の腫れに加えて、慢性の口内炎や発熱、下痢などの症状が出てきます。ここがいわゆる発症した、という時点です。

その次のステージが、エイズ期といって免疫不全状態になってしまう病期です。激しく痩せ、白血球数も落ちてしまい、0になることもしばしばです。貧血や、免疫力低下による悪性腫瘍が起こることもあります。

一口に猫エイズといっても、これだけの病期があるので、今がどの病期にあるのかがすごく重要になってきます。

治療としては、根本的な治療法はなく、対症療法として、感染症を予防するために抗生剤を使用したり、口内炎の治療としてステロイド剤を使用したりといったことが中心になってきます。

 

今回のにゃあちゃんが今どのステージに当たるのかを知るために、まずは身体検査と血液検査が必要と判断し、飼い主様にご相談したところ、ご同意頂けましたので、採血まで行っていくこととしました。

にゃあちゃんには少し頑張ってもらわないといけません。

にゃあちゃんがいるお部屋に入ると、にゃあちゃんは部屋の隅の机の下に隠れていたので、タオルで包んで出てきてもらいました。

身体検査を行なったところ、たしかに発熱していて、熱が39.5度ありました。

また、口の中は口内炎があり、かなり痛そうな様子で、脱水も認められました。おそらく熱があってつらいのか、採血のために足を伸ばしてもあまり嫌がらず、ご家族様としては信じられない!といったご様子でした。

無事に採血も終わり、ご飯を少しでも食べられるようになってほしいという思いを込めて、皮下点滴と抗生剤、ステロイド剤を注射しました。

その日はこれにて診察終了とし、次の日血液検査の結果のご説明と治療にもう一度お伺いすることとしました。

血液検査では、白血球数がほとんどゼロに近く、貧血も進んでいました。

通常発熱していれば白血球が上昇してきますが、やはりエイズの影響で白血球がほとんどなくなってしまっていました。

このことから、にゃあちゃんはすでにエイズ期に入ってしまっていることが分かります。

次の日、にゃあちゃんのお家にお伺いすると、にゃあちゃんは相変わらず別のお部屋にいましたが、昨日の夜に少し缶詰を食べてくれたとのことで、私たちも少し安心しました。

ご家族様に血液検査の結果をご説明したところ、昨日の治療で少し食べられるようになったので、このままターミナルケアをしていきたいとのご希望でしたので、同様の治療を続けていくこととしました。

その日は昨日より少し口内炎が落ち着いていて、口の痛みが治まってきていることに少しホッとしました。

 

現在もにゃあちゃんはターミナルケアを行なっています。

ただ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが行くとやはり緊張してしまうので、お伺いするのは週1回で、それ以外はご家族様に注射をして頂いています。もちろん注射の方法は往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが丁寧にできるまでご指導させて頂いております。

 

今回のにゃあちゃんのように、病院に行けない猫ちゃんはたくさんいるかと思います。

お外が苦手、知らない人が苦手、待ち時間が苦手、などさまざまな理由があると思いますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家に獣医師看護師がお伺いするので、待ち時間もなく、お外に出る必要もなく、処置が終わればすぐに自分の居場所に帰ることができるので、猫ちゃんたちのストレスも軽減されるかと思います。

一度お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

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ケガした猫(猫エイズ/東京港区/猫往診)

こんにちは!

今日はウイルス疾患の猫ちゃんのお話です。

猫ちゃんを飼われていらっしゃる方は一度は猫エイズや猫白血病という病気を聞かれたことがある方が多いのではないでしょうか。

それ以外にも、猫ちゃんのウイルス疾患は、猫ヘルペスやコロナ、などワクチンに入っているものなどとってもたくさんあります。

その中で今回は猫エイズにかかってしまった猫ちゃんのお話しです。

 

以下のブログでは、エイズ陽性の猫ちゃんに関する症例を書いています。ご参考までに^^

・目がブヨブヨの猫(東京中央区)

・口内炎?口が痛い猫(東京台東区)

 

東京都港区在住の推定10歳の高齢猫ちゃんのウニちゃんです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお電話とメールどちらでもご予約を頂けるのですが、ウニちゃんはメールにてご予約を頂き、往診をさせて頂きました。

お家に入ると、同居のわんちゃんがルンルンとご機嫌でお出迎えしてくれて、お部屋に案内してくれました。

ウニちゃんのお話しを先に詳しくお伺いすると、ウニちゃんは1年前に別の場所で外猫さんだったところを保護されお家に来たらしく、その時すでに足に怪我をしていたそうです。

そこで、近くの動物病院さんに連れて行ったところ、念のためにウイルスのチェックと、全身の状態を調べるために他の血液検査も行ったところ、猫エイズ陽性、末期の腎不全という結果で、治療をしていたそうです。

その後ご家族様が引越しをすることになり、東京都内に来られ、ウニちゃんも一緒に来ましたが、新しい土地でストレスも強いだろうということで、近くの動物病院ではなく、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました。

足の傷は1年前に比べてやや大きくなってきている様子で、ずっと洗浄をしているけれども良くならないとのことでした。

また、腎不全の方はしばらく検査ができていないそうなのですが、調子は悪くはなく、食欲もあるようです。

そのため、この日はまずは身体検査と、現在の腎不全の状態を見るために血液検査、そして傷の処置を行うこととしました。

ウニちゃんがいる部屋に入るとウニちゃんはお気に入りのベットで寝ていて、私たちが入ると顔だけこちらに向けて尻尾で挨拶をしてくれました。

こちらに来てもらい、まずは身体検査です。

激しい脱水はありませんでしたが、やや脱水気味で、粘膜色が薄く貧血傾向が予測されました。

採血はすごくお利口さんにさせてくれ、また、足の傷はかなりにおいが強く、感染している可能性が高かったため、抗生物質の種類を決めるために、感受性試験、という検査をすることにしました。

この検査によって、どの抗生物質がよく効くのかが分かります。

逆に、ひどい感染の場合、これを行わなければ効かない抗生物質を使ってしまう可能性があるので、できれば抗生物質を使用する前にこの検査を行うことが理想的です。

検体を取った後、生理食塩水で綺麗に傷口を洗浄し、湿潤状態を保てるように工夫して傷口を保護していきました。

感染兆候があるため、洗浄はできれば1日2回行って頂くこととし、この日はそれで診察終了としました。

血液検査の結果、貧血の数値が悪く、白血球の上昇も見られました。

また、腎臓の数値は以前の検査結果に比べると良くはなっていますがやはりまだ高く、脱水傾向も認められたので、点滴が必要と判断しました。

ここで、エイズについて少しご説明していきます。

猫ちゃんのエイズは4期に分かれていて、発症すると口内炎(口をくちゃくちゃするなど)などが出てきて、1番末期になると免疫不全状態、つまり、感染しても身体が戦えなくなって、白血球も上がってこない状態になってしまいます。

今回ウニちゃんは白血球の上昇が認められたので、まだ末期ではありませんでした。

ウイルスに感染した直後はリンパ節の腫れが出たり発熱したりといった症状が出ます。

これが急性期です。

その後4〜5年ほど無症候キャリア期といって健康な他の猫ちゃんと見分けがつかない状態になります。

次のステージがエイズ関連症候群期で、慢性的な口内炎や歯肉炎、下痢や皮膚炎などの症状が徐々に悪化していき、最終的にエイズ期に入っていきます。

今回のウニちゃんはおそらくエイズ関連症候群期かと思われ、そのため傷の治りがとても悪いと考えられました。

貧血の数値が良くなかったため、赤血球を作るホルモンの注射をするために、もう一度お伺いし、その時に皮下点滴もお渡しさせて頂きました。

その後は感受性試験の結果が出てもう一度お伺いさせて頂きました。

その時には、傷は洗浄によってやや綺麗になってはいましたが、効果があった抗生物質をお渡ししました。

その日は、貧血の注射の効果が少し出てきたようで、粘膜色が少し良くなり、いつもより元気になってきているそうで、少し安心しました。

その後も定期的にウニちゃんの往診は続けており、傷は少し小さくなり、感染もなくなったので現在は洗浄のみ続けて頂いています。

ウニちゃんも慣れてきてくれたようで、最初は私たちがおやつをあげても食べませんでしたが、最近はかなり食いつき良く食べてくれるようになって、嬉しい気持ちでいっぱいです。

ウニちゃんのように腎不全と猫エイズの両方にかかっている場合、傷の治りはかなり悪く、もしかするとウニちゃんの傷はずっと治らないかもしれません。

しかし、管理をしてあげることで、感染から守ったり、それによる痛みを取り除いてあげることができます。

ウニちゃんもお利口さんなので、ご家族様もあまり負担なく続けられるようで、良かったです。

 

ウニちゃんのように毎日の処置が必要になる場合でも、何回できるか、お家でどうすれば一番やりやすいか、など私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではしっかりとヒアリングして、ご相談させて頂きます。

 

治らない怪我や、末期の腎不全、その他の末期の病気で病院のストレスを避けたい、とご希望の方、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

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