わんにゃん保健室 03-4500-8701

往診専門動物病院では、ご自宅に獣医師と動物看護師が一緒に訪問して診察を行いますので、診察が終わるまでの間、ご家族様は安心してペットを見守ることができます。

猫ちゃんのほとんどが、キャリーに入れられて動物病院に通院させられることをよしとしないことが多く、ご家族様と猫ちゃんの通院をめぐる戦いは日々熱を増すものとなっています。

これは動物病院に通院させるのは無理だな、と感じた場合には、諦める前に往診専門動物病院までご連絡ください。

 

隠れる猫.jpg

 

往診に特化した動物看護師による捕獲から、ご自宅での採血、エコー検査、尿検査、糞便検査など、大型医療機器を用いたレントゲン検査や手術以外のほとおどが、ご自宅にいながらペットに受けさせてあげられます。

動物病院への通院でお困りの飼い主様、諦める前に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

さて、ここ数日で一気に夏が近づいてきたなという感じがしてきましたね。

暖かくなってきた時に必ず考えなくてはいけないのが犬のフィラリア症ですが、今回は全く違くて、猫の血尿のお話です。

 

猫ちゃんで血尿が出ている場合に、考えなければいけないの膀胱結石があるのかな、細菌感染はどうだろうか、尿道からの出血ではないか、尿管から、または腎臓からの出血か、もしくは血尿ではなく血色素が出ているだけではないか…など、幅広く疑っていきます。

ちなみに、膀胱結石が増えるのは冬の時期です。

そして、猫ちゃんで多いのは原因不明の特発性膀胱炎で、あえていうならばストレスではないかなと考えられています。

ここ最近、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に伴う緊急事態宣言が出たあたりから、猫の膀胱炎症例が増えてきました。ご家族様が抱えているストレスが、そのまま猫ちゃんにも影響しているのかもれませんね。

 

今日は、腫瘍によって血尿や血便が出てしまっても頑張って戦い抜いた猫ちゃんのお話です。

 

みなさん、腫瘍によって血尿や血便が出るの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

むしろほとんどの方がどういうこと?と思われていると思います。

 

病気の末期で血尿や黒色便が出るのは腫瘍だけではありません。

腎不全や膵炎、心臓病など様々な疾患で起こり得ます。

その原因はいろいろな要因が重なって起こるのですが、炎症によって血栓ができてしまったり、その逆で炎症によって血液が固まりにくくなってしまうこともあり、血液が固まりにくくなった結果血尿や血便として症状が出てしまうのです。

こうなってしまうとなかなか厳しい状態なのですが、少しでもその後を楽にしてあげるような治療はできます。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では病末期で苦しんでいる犬猫に対して、少しでも苦痛を緩和させつつ、その子らしく最後の時間をご家族様のもとでゆっくりと過ごしていただけるよう、在宅でのターミナルケアに特化しています。犬猫だけでなく、そばで精神的・身体的にもギリギリで支えているご家族様に寄り添うことで、より心あるターミナルケアの実現を目指しています。

 

今回はそんな、血尿と血便が出てしまった猫ちゃんのターミナルケアの記録をお話しさせて頂こうと思います。

 

東京中央区在住の18歳の高齢猫のミイちゃんです。ミイちゃんとの出会いは半年ほど前のお電話でした。

猫ちゃんの乳腺にしこりのようなものがあるそうなのですが、ご家族様は触ることが出来ず、動物病院に連れていくことができない、とのことでお電話を頂きました。

お家にお伺いすると、お部屋にミイちゃんは見えず、先にご家族様にお話をお伺いすることにしました。

数日前ミイちゃんがしきりにお腹を舐めていたため、覗き見たところしこりができていたそうです。

ミイちゃん自身もすごく気にしてはいるようですが、元気や食欲は変わらずでした。

しかし、猫ちゃんの乳腺腫瘍についてご家族様が調べたところ、悪性度が高いということを知り、心配になって私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたそうです。

たしかに、猫ちゃんの乳腺腫瘍は悪性と良性の比は9対1で、ほとんどが悪性と言われています。

また、悪性でも発見された時点でのサイズやリンパ節への転移があるかどうかも重要になってきます。

そのあたりを調べるためにも、まずは身体検査を行うこととしました。

また、年齢的にも腎臓など他の臓器に異常がないかどうかを見ておくために血液検査をご提案させて頂いたところ、ご同意頂けましたので、採血も行うことにしました。

 

ミイちゃんは押入れの奥に隠れていましたが、バスタオルに包んで出てきてもらいました。

バスタオルの中では威嚇をしているようでしたが、やはりお家だからか興奮はしていましたが、身体検査をするには問題ない程度の興奮でした。

 

まずは身体検査です。

 

たしかに乳腺にしこりがあり、おそらく乳腺腫瘍の可能性が高いと考えられました。

大きさは5センチほどで、おそらくリンパ節への転移もしているであろうサイズで、そのほかにも小さいしこりが2つ認められました。

また、舐めてしまっていることから少し出血しており、できるだけ舐めないようにしてもらうこととしました。

 

次は採血です。

 

採血は足を伸ばす必要がありますが、足を伸ばしても諦めたのかミイちゃんは受け入れてくれました。採血も無事に終わり、これからの治療についてご家族様とお話しさせて頂くこととしました。

乳腺腫瘍のサイズがかなり大きいため、おそらく手術だけでは根本的な治療にはならない可能性が高いことをご説明させて頂くと、ご家族様としては年齢的にも無理はさせたくないとのことで、できれば緩和ケアをしていきたいとのことでした。

腫瘍のサイズから、おそらく腫瘍性の痛みがあるかもしれないこと、そして肺への転移も考えられることから、痛みに関しては抗炎症剤を使用し、もし呼吸が速くなるようであれば酸素ハウスのレンタルもお勧めしました。

現状では、呼吸状態は問題がないので、まずは抗炎症剤の内服のみで様子を見てみることとし、その日の診察は終了としました。

血液検査の結果は18歳とは思えない数値で、腎臓の数値や肝臓の数値も問題なく、腫瘍以外には血液検査で分かる範囲では治療は必要ないと判断できました。

2週間後、ミイちゃんはお薬もしっかり飲めているそうで、舐める回数も減ったということで、安心しました。

その後5ヶ月ほどお薬を続けていましたが、1ヶ月ほど前にお伺いした時にはかなり痩せていて、食欲も落ちてきて、呼吸も早い時があるとのことで、お薬を少し増量し、点滴もお家で行なって頂くことにしました。

点滴は皮下点滴で、ご家族様にご指導させて頂き、お家で出来るようにしていただきました。

また、お薬は食欲が落ちてしまったため飲むことが難しくなってきており、飲み薬をやめて点滴に混ぜて頂くことにしました。

しかし、1ヶ月後、血尿と黒色便が出ているとのことでご連絡を頂き、往診をさせて頂いたところ、ぐったりしており、おしっこは茶色で、黒色便が出ており、おそらく身体の中で腫瘍によって凝固不全が起こっていることが予測されました。

ご家族様にご説明したところ、すでによく頑張ってくれているので、無理はさせたくないとのことで、点滴と抗炎症剤を点滴して、酸素ハウスに入ってもらいました。

その時にはすでにかなり呼吸も早くなっており、舌の色も貧血によって薄くなってきておりました。

 

おそらくミイちゃんはすでにかなり頑張っていて、この日ミイちゃんの最期になるかもしれないということで離れて住んでいるご家族様もお家に来ることになっていて、ミイちゃんが皆様に会えるのを願うばかりでした。

 

そしてその日の夜、ミイちゃんはご家族皆様に見守られて虹の橋を渡っていきました。

 

ミイちゃんは最後、家族みんなに会えました。本当によく頑張ってくれました。

 

わんちゃんも猫ちゃんもみんなが来てくれる、というのを感じ取って頑張ってくれます。

その間、少しでも辛くないように過ごさせてあげることに私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室が少しでもお手伝いできればと思います。

 

今回のミイちゃんのように、腫瘍があって、徐々に悪くなっていくことは珍しいことではありません。

また、猫ちゃんは痛みや吐き気などの苦痛を隠してしまうので、ご家族様が体調の変化に気付かなくても無理はありません。

それからの時間を辛くないように過ごすために、緩和ケアやターミナルケアに往診専門動物病院わんにゃん保健室では尽力しています。

 

動物病院には連れて行けないけれど何とかしてあげたい、という場合には往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。いつでもご相談させていただきます。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは! 

 

緊急事態宣言により、生活リズム、食生活などなど大きく変わってしまったご家族様は多いことと思います。

生活環境の変化に、私たち人間の健康も簡単に脅かされてしまうのですが、ペットも一緒です。特に、ストレスに弱い動物として猫が挙げられます。

往診では、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言あたりから、猫ちゃんで、おしっこが出ない、トイレによく行く、トイレで鳴く、おしっこが赤いなど、おしっこ関係の問い合わせを複数いただいております。

3056951_m.jpg

 

通常、膀胱炎や尿石症というと寒くなってきた時期である10月〜2月くらいに多い印象ですが、やはりストレス性なのか、季節を超えておしっこ関係でのトラブルが出てきています。

 

そんな今回は、おしっこが出なくなってしまった猫ちゃんのお話です。

おしっこが出なくなる原因は大きく2つあります。

 

 

・おしっこが作られているのに出ない

・おしっこがそもそも作られていない

 

 

この2つに分けられます。

そしてどちらもかなり深刻な病態で、緊急性の高い状態です。

 

まず、おしっこが作られているのに出ない場合です。

これは神経麻痺によるものであったり、尿道や膀胱の筋肉の問題であったりすることもありますが、猫ちゃんの場合ですと尿石が詰まってしまっていることがとても多く、私たち獣医師もまずこれを最初に考えます。

 

しかし猫ちゃんの場合おしっこをするタイミングもそれぞれで、猫ちゃんの性格や環境によっては1日1回あるいは2回しかしないという子もいます。

 

どれぐらいの時間様子を見れば良いのでしょう?

 

例えばいつもの回数も重要ですが、24時間以上出ていなければ、動物病院に相談した方が良いかと思います。

そして48時間以上出ていなければ、命に関わること状態になっていることもありますので、素早い判断が必要です。

 

次に、おしっこがそもそも作られていない場合です。

こちらは今回ご紹介する猫ちゃんの原因とは異なるのですが、高齢猫ちゃんの腎不全の末期の症状として見られます。

 

おしっこは腎臓で作られますが、腎不全が起こると、ある程度の段階までは、腎臓での水分の再吸収の能力が落ちてしまい、多尿になります。

つまり薄くて大量のおしっこをします。

しかし、末期になり、脱水も進むと血圧も落ちてしまい、腎臓でそもそもおしっこを作れなくなってしまい、いわゆる乏尿になってしまい、その後無尿になってしまいます。

すると身体の中に毒素がたまってしまい、痙攣などが起こってしまうことがあるので、おしっこを作らせるために点滴を行なったり利尿剤を入れたり、血圧を上げるお薬を使ったりします。

こちらに関しては、乏尿になってきた時点で早急な治療が必要になりますが、お家ではなかなか気付かないこともよくあります。しかし、気付いた時点で動物病院に相談しましょう。

 

冒頭が長くなってしまいましたが、今回は尿石によっておしっこが出なくなってしまった猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京都足立区在住の8歳の猫ちゃん、トラちゃんです。おしっこが昨日から出ていないとのことで、よくよく聞いてみるとおそらく24時間以上は出ていないと思うとのことでしたので、すぐにお伺いさせていただくこととしました。

本来であれば素早い処置が必要となるので、動物病院に行って頂くのですが、トラちゃんをつれてお外に行くことが出来ないためにお家での処置をご希望されたので、急ぎで向かわせて頂きました。

 

お家にお伺いするとトラちゃんは別のお部屋にいるらしく、本来であれば先に詳しくお話をさせて頂くのですが、おしっこが出ていないということで緊急性が高いため、先にトラちゃんを見させていただくことをご了承頂き、診察に入りました。

 

トラちゃんは知らない人が苦手なようでしたが、元気がないのか尻尾で抵抗する程度ですぐに保定することができました。

 

まず身体検査では、膀胱がパンパンになっていて、尿路閉塞をすぐに解除しなければならない状態でした。心拍数や血圧は正常で不整脈もその時点では出ていませんでした。

超音波で確認すると膀胱内も浮遊物がたくさんあり、尿道内にもこの浮遊物が栓のようになってしまっておしっこが出なくなってしまっていることが予測されました。

 

すぐに尿道内にカテーテルを入れて、閉塞を解除する処置を行いました。

尿道内の栓はなかなか硬く、カテーテルもなかなか進みませんでしたが、うまく挿入することができ、大量の血尿が出てきました。

もちろん、そこから採尿して尿検査も行います。

 

では尿路閉塞はなぜ命に関わるのでしょうか?

 

通常腎臓で作られたおしっこは膀胱に送られて、ある程度たまると排尿されます。

しかし、膀胱から排尿されなければ、どんどん膀胱内の圧が高まり、その影響で腎臓にも負担がかかり急性腎不全を引き起こします。

急性腎不全というのは急激に悪くなっていき、本来出される老廃物が身体の中に溜まってしまいます。

その中でもカリウムという電解質が体に溜まってしまうことで不整脈を引き起こし、心停止してしまうこともあるので、尿路閉塞しているときは不整脈が出ているかどうかもとても重要です。

 

今回のトラちゃんも尿路閉塞からの急性腎不全になっている可能性や高カリウム血症になっている可能性があることをお話しさせて頂き、血液検査の必要性をお話ししたところご同意頂けましたので、採血を行い、皮下点滴、抗生物質の注射をしっかりと行い、尿道カテーテルを残して、次の日再診でお伺いさせて頂くこととし、その日の往診は終了としました。おしっこが出ているかどうかをしっかりとチェックしていただき、数時間で全く出ていないようであれば必ずご連絡をいただくこととしました。

 

血液検査では、カリウムの数値はわずかに高いだけで、腎臓の数値も問題なく、今回は急性腎不全になっていないということが分かり一安心しました。

 

また尿検査ではストルバイト結晶という溶けるタイプの結晶がたくさんでており、おそらくこれらの結晶と血の塊が栓になってしまっていたことが予想されました。

 

次の日もう一度再診にお伺いしたところ、トラちゃんの顔つきは昨日より良くなっており、朝ごはんも食べてくれたとのことで、一安心しました。また、おしっこも血尿が続いてはいるとのことでしたが、ちゃんと出ているようで安心しました。

 

カテーテルは感染の原因にもなるのであまり長く入れておくことは推奨されていないので、一度抜いて、引き続き皮下点滴と抗生物質は続けることとしました。皮下点滴はお家でできそうとのことでしたので、その日しっかりと獣医師からご指導させて頂きました。

 

また結晶に関して、溶けるタイプの結晶だったので、ご飯を尿石用フードへ切り替えた頂くこととしました。

 

トラちゃんはその後尿路閉塞を再発することなく、結晶も無くなりました。

 

このように、普段何気なく猫ちゃんのトイレの掃除をされていらっしゃる方が多いかと思いますが、しっかりとおしっこは出ているか、量は少なくないか、色は正常か、など毎日見ていると分からなくなってしまいがちですが、毎日チェックして頂くことが、猫ちゃんの一番の健康チェックとなります。

そして異変を感じたら、なるべく早めに動物病院にご相談ください。また猫ちゃんを連れての待ち時間や猫ちゃんが家から連れ出せないなど通院ストレスが大きいという方は、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡下さい。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

往診で出会うペットの中には、今までは動物病院に通院できていたが、呼吸が苦しくなってしまったために、家の中に酸素室を用意し、その中で生活させているご家族様がいます。

dog-3572230_1920.jpg

心不全、腎不全(腎不全の進行に伴う貧血によって呼吸が苦しそう)、肺の病気など、病気は様々ですが、最近では、動物病院の酸素室で入院させて最後まで過ごさせるのではなく、ご自宅に酸素室を準備して、苦しい時はその中で過ごさせ、元気があるときには外で遊ばせてあげているというご家族様が増えてきています。

しかし、長時間の酸素室からの外出はあまりお勧めできず、舌の色が紫色(チアノーゼ)になってきた場合や、呼吸が荒い、呼吸が早いなど、呼吸状態が悪くなってきた時にすぐに酸素が身近にある環境を常に維持しなければいけません。

そのため、なかなか動物病院まで愛犬・愛猫を連れて通院することができず、そのためかかりつけの動物病院から内服薬をもらうのですが、そんな状況で内服を飲める子なんてほとんどいません。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅で酸素ハウスに入って呼吸を安定させている犬猫への投薬を皮下点滴などを用いて苦しがっているペットにも、お薬を投与することができます。

基本は獣医師と動物看護師がチームとなってお伺いするため、ご家族様は安心して離れて見守っていただけます。

皮下点滴の中に混ぜられるお薬は内服薬から注射薬に変更し、出来る限り内服薬の数を少なくすることで、愛犬・愛猫への負担を軽減していきます。

酸素室から出られなくなってしまったワンちゃん、猫ちゃんと暮らしているご家族様、諦める前に当院までご連絡ください。

 

そんな今日は、今回は呼吸が苦しくなってしまったわんちゃんのお話です。

 

わんちゃんが呼吸困難になる原因は様々で、例えば気管虚脱や、肺炎、気管支炎、肺がん、アナフィラキシーショック、などなどたくさんあります。

その中から今回は気管虚脱が原因で呼吸が苦しくなってしまったわんちゃんをご紹介します。

 

呼吸が苦しい、酸素室内で処置(東京中央区/愛犬の訪問獣医)

症例は、東京中央区在住の12歳の高齢犬、ポメラニアンのポンちゃんです。

ポンちゃんはお外ではいつも大興奮して、お家では警戒心が強く、番犬としてもご家族様から愛されています。

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室は、往診車で東京都内を往診していますが、その道中でポンちゃんのご家族からお電話がありました。

多くの場合、診療中ですぐに電話を取ることができません。そのため、往診をご希望される場合には、必ず留守番電話にメッセージを残してください。

 

・住所

・名前

・連絡先

・動物種(犬/猫)

・年齢

・性別(避妊去勢の有無)

・症状

 

 

戻ります。

昨夜、呼吸困難で救急病院へ行ったが、外に連れて行くと興奮してまた呼吸困難になってしまいそうなので、往診をして欲しいとのご依頼でした。

現在は酸素を吸っているとのことでしたので、緊急性を感じ、すぐにお伺いさせて頂くこととなりました。

お家に往診すると、ポンちゃんは別のお部屋で酸素室にいて、私たちに会うと興奮してしまうかもしれないのでまずはおはなしをお伺いすることとなりました。

ポンちゃんは小さい頃から気管虚脱があり、興奮するとよく咳をしたりしていたそうなのですが、昨日久しぶりにご家族様がみんなお揃いになると、嬉しくて大興奮し、咳が止まらなくなってしまい、そのまま舌の色がどんどん悪くなっていってしまったため、救急病院へ急いで連れて行ったとのことでした。

救急病院では検査を行い、気管虚脱と、喉が、咳の炎症によって腫れてしまって呼吸が苦しくなってしまっていること、また、ポンちゃんはやや肥満だったために脂肪によっても気管が慢性的に圧迫されていたとのことで、喉の炎症を抑えるために抗炎症剤の投与とネブライザーの処置をして酸素ハウスをお家に設置することを勧められ、お家にレンタルしたそうです。

そして朝方になると少し舌の色が戻ってきたためお家に帰ったそうです。

しかし、酸素吸入をやめると、また舌の色が悪くなってしまうらしく、酸素ハウスから離脱して自由にさせてあげたいけれども、動物病院に連れて行くのはまた興奮してしまって呼吸困難になるのが怖いということで、今回往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました、

まずは、ポンちゃんの現状を見るために、酸素ハウスから出して、酸素を吸入しながら身体検査を行うこととしましたが、まず酸素ハウスから抱っこで出そうとするとすごく興奮してしまい、舌の色が悪くなりそうでしたので、急いで酸素ハウスに戻ってもらいました。

少しすると私たちに慣れたのか、落ち着きを取り戻し、ご家族様に酸素ハウスから出してもらいました。

酸素吸入をしつつ、身体検査をしたところまだ呼吸音は完全に良化はしておらず、治療が必要と判断しました。

また、血液検査は昨日の救急病院で実施していたため、数日後呼吸が少し落ち着いたころに行うこととしました。

やはり抗炎症剤や抗生剤、気管支拡張剤は必須と思われ、注射にて入れていきました。

お家であれば、興奮してもすぐ落ち着いてくれるので、あまり舌の色が悪くなることなく、処置をすることができて一安心しました。

このような場合、あまりにも興奮しているようであれば、興奮することが致命的になってしまうため、鎮静剤を投与することもありますが、今回は往診でお家の中で処置を出来たからか、鎮静剤を使わずに済み良かったです。

その日は1日2回で使って頂きたい注射薬をお渡しして、診察は終了とし、次の日にもう一度往診することとなりました。

本来病院であれば、救急病院にてレントゲン検査で気管支炎、あるいは肺炎のような像も見られたため、連日でレントゲン検査を行うところですが、飼い主様が動物病院への通院をご希望でないことと、車に乗せることでの興奮による呼吸困難の方が心配ではあるので、状態が落ち着くまでは一旦レントゲン検査は保留としました。

次の日お伺いすると、ポンちゃんは慣れたのか、昨日と比べてほとんど興奮することなく、呼吸も少し落ち着いているように感じました。

呼吸音はやはりまだ完全に、とはいきませんが、少しずつ良くはなってきていたので、少し酸素流量を落として、少しずつ酸素ハウスからの離脱を試みました。

治療は同じように続けて、5日後!ポンちゃんはついに酸素吸入から離脱することができました!

しかし、興奮や暑さにはやはり要注意で、ハアハアしてしまうといつまた呼吸困難になるか分からないような状況でしたが、ご家族様は気管虚脱の積極的な治療は望んでいらっしゃらず、内科的治療で今後続けていく予定です。

また、肥満も呼吸を苦しくさせている一因なので、ダイエットも頑張ってもらうこととなりました。

 

今回のポンちゃんのように、興奮することが呼吸困難を引き起こしてしまうことも十分にあり得ます。

また、呼吸困難の状態では車での移動がかなり負担になってしまうため、入院することがほとんどですが、酸素ハウスで管理ができる場合はお家にいた方がストレスが少ない場合が多いので、もし呼吸状態のことでご相談がございましたら、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

今回はある慢性疾患を治療中に急に食欲が落ちてしまった、東京足立区にお住まいの猫ちゃんのお話です。東京足立区からの往診依頼は結構増えてきています。

1980240_m.jpg

動物たちも高齢になると、身体のいろいろな部分で病気が見つかることが少なくありません。

その中でも、猫ちゃんは心臓や腎臓、甲状腺の疾患や腫瘍などが見つかることが多く、場合によってはそれぞれの臓器で治療をすると別の臓器に負担がかかることもあるので、そのバランス取りが難しいこともよくあります。

 

たとえば、腎臓を治療するために点滴をすると、腎臓はおしっこをたくさん作ることができるため助かりますが、心臓では血液量が増えて負担が大きくなってしまいます。

あるいは、甲状腺の疾患があり、甲状腺を治療すると、血圧が下がって心拍数も落ち着き心臓の負担は減りますが、腎臓としては腎臓への血液量が減ってしまい負担が増えてしまいます。

このように身体の中ではそれぞれがバランスを取って、身体の恒常性を保っています。

 

今回お話するのは、心臓病を治療中に急に食欲が落ちてしまった高齢猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京足立区在住の16歳の高齢猫のはなちゃんです。はなちゃんとは、半年ほど前に出会いました。

その時は、動物病院が苦手なはなちゃんは、今までほとんど動物病院に連れて行けていなかったため、健康診断をして欲しいとのことで往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話をいただきました。

 

当時のはなちゃんは、元気食欲も特に問題はなく、一般状態は良好でした。

しかし、検査を行ったところ、腎臓の数値は問題ありませんでしたが、おしっこが薄くなってきていて腎不全が始まってきていること、心筋症が疑われました。そのため、腎臓と心臓の内服薬を開始し、定期的に往診でお伺いして検査を行い、進行がないかをチェックして、経過は良好な様子でした。

 

ところが、1週間ほど前に、はなちゃんのご家族様からお電話を頂きました。

ここ最近少しずつ食欲が落ちていっていて、大好きなウェットフードさえほとんど口にしなくなってしまったとのことで、すぐに往診させて頂くこととしました。

 

・・・〜 往診専門動物病院の初診の多くが当日予約 〜・・・

往診専門動物病院わんにゃん保健室の診察は、完全予約制です。前日20:00までのご予約確定で、翌日10:00以降の往診予約が可能です。

前日20:00以降は、翌日の往診予約であったとしても当日予約扱いとなりますので、ご注意ください。

そうは言っても、病気はいつ発症するかがわからないことから、初診の多くは当日での緊急予約が多いです。その場合には、往診スケジュールを確認し、できる限り時間を調整し獣医師と動物看護師で往診に向かいます。日によっては夜間診療、または深夜診療でしか予約枠を取れない場合もございますが、それでも当日中に往診した方がいいと判断される症状を呈していた場合には、想定される費用面をご了承いただいた上で往診させていただきます。

1日中で3回以上吐く吐きが止まらないぐったりしているご飯を食べないトイレに頻繁に行くトイレで鳴く猫で口を開けてハァハァしているなど、症状は様々ですが、少しでも異変を感じましたら、それは緊急のサインです。

ご家族様だけで判断せず、必ず獣医師の指示を仰いでください。

もう少し早ければ...ということをできる限り減らすためにも、かかりつけ動物病院への問い合わせを心がけましょう。もし動物病院に通院していなくてかかりつけ動物病院がない、またはかかりつけ動物病院に電話がつながらない場合などは、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 

 

 

お家にお伺いすると、はなちゃんとはすでに何度も会っているので、はなちゃんもあまりびっくりした様子はなく、またかというような様子でこちらを見てくれました。

まずは心臓が悪化して呼吸状態が悪くなっていたのか心配していましたが、はなちゃんの様子と呼吸数を見る限りでは呼吸状態の悪化ではないようでした。

詳しくお話をお伺いすると、最近少しずつドライフードを残すようになったと感じられていたそうなのですが、ここ2,3日はウェットフードも残すようになり、心配になって往診のお電話を頂いたとのことでした。

また、最近少し吐く回数が増えたとのことでしたが、下痢はなく、ただ、嘔吐回数が増えて食欲が落ちていったということでした。

嘔吐回数が増えたことから、慢性腎不全の悪化、甲状腺機能亢進症、あるいはお腹の中の腫瘍、胃腸炎などが考えられました。

 

まずは身体検査です。

身体検査では、軽度の脱水と、お腹に2センチほどのしこりが認められました。

また、心臓や肺の音には大きな問題はありませんでした。

そのため、検査としては血液検査とお腹の超音波検査をご提案させて頂いたところご同意頂けましたので実施することとしました。

 

次に採血です。

はなちゃんは元気がないからなのか、ほとんど抵抗することなく採血は終了しました。

 

次にお腹の超音波検査です。

超音波検査では、肝臓から脾臓、腎臓、膀胱、副腎、消化管という順番で見ていきます。

今回もその順番に準じて見ていきましたが、最後の消化管を見ていると、おそらく身体検査で触知できたしこりが見られました。

サイズは約3センチ。

おそらくリンパ節の可能性が高く、このリンパ節により消化管が押されて、一部通りが悪くなっていて食欲が落ちていることが予測されました。

ご家族様に、このしこりの細胞を取って、腫瘍かどうかを検査するかどうかをご相談させて頂いたところ、高齢なので検査はせずに対症療法で進めて欲しいとのご希望でしたので、しこりに対する対症療法も実施することにしました。

 

高齢の猫ちゃんで消化管にできる腫瘍で多いのが消化器型リンパ腫です。

今回、確定診断は出来ていませんが、ご家族様と相談し、リンパ腫の可能性を考えてステロイドを使用して試験的治療を行なっていくこととしました。しかし、現状では、腎不全の悪化や甲状腺機能亢進症の可能性も否定できていないため、本日のみ点滴治療と吐き気どめや胃薬のみで、ステロイドは使用せずに治療しました。

次の日もう一度再診を行うとして、その日の診察は終了としました。

 

血液検査では、腎臓の数値はとても高いわけでなく、また甲状腺の数値に関しては正常値であったので、食欲低下の原因はおそらくお腹のリンパ節が原因と考えられました。

そのため、再診時からもう一度ご家族様とご相談し、検査をせずにステロイドを使用していくこととなりましたので、ステロイドを使用していくこととしました。

ステロイドを使用したところ、お腹のリンパ節は正常のサイズまで小さくなり、食欲もいつも通りまで回復しました。しかし、リンパ腫に対するステロイドの効果は長くて1ヶ月ほどで、それ以降は徐々に効き目がなくなってきてしまいます。

ご家族様としては、そのことも考えて、しかし最期まではなちゃんらしくご飯を食べて欲しいとの思いでステロイドを使用していくという選択をされました。

はなちゃんは現在、ステロイドは注射ではなく飲み薬で飲めていて、調子も良好です。

 

今回のように、検査をせずに試験的治療を行うというのも一つの選択だと私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では考えております。

その子、そのご家族様に合った最良の診療プランを往診専門動物病院わんにゃん保健室ではご相談させて頂きます。動物病院に連れて行けず、お悩みの方一度お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡下さい。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

往診専門ということもあり、診察はもっぱら猫ちゃんが多く、わんちゃんでは大型犬で起立不能(立てない)や後肢ふらつきなどでご予約いただくことが多いです。

診療エリアは東京中央区、東京港区を始め東京23区全土であり、たまに近隣地区まで訪問することもあります。最近は、東京板橋区からのご依頼が増えてきました。動物病院に通院できない場合には、諦めず、まずは当院までご連絡ください。また、慢性腎不全の猫ちゃんで、皮下点滴の為だけに動物病院に通院させている場合には、ご自宅での皮下点滴に切り替えることができますので、猫ちゃんの皮下点滴でお悩みの飼い主様もお気軽にお問い合わせください。

 

3123855_s.jpg

 

今日は、最近痩せてしまい歩く時にふらつきが出てきてしまったという、東京板橋区在住の高齢猫ちゃんのお話です。

 

ふらつきが出てきた猫ちゃん、皆さんは何を想像しますか?

 

筋肉が少ないから支えられない?麻痺が起こっている?貧血?など考えられることは様々です。

 

今回ご紹介するのは、そんなたくさん原因が考えられる、ふらつきという症状が出てきた高齢猫ちゃんです。

 

症例は東京板橋区在住の17歳の高齢猫のマルちゃんです。

 

ふらつき、嘔吐、食欲低下(猫/東京板橋区)

マルちゃんとは、1ヶ月ほど前にかかってきた1本のお電話が最初の出会いでした。

マルちゃんのお母さんからの電話が来たのは、これまた偶然で、東京板橋区を往診していた時でした。

 

お家の猫ちゃんが最近痩せてきていて、そのせいかふらつくようになったとのことで、往診をご希望されました。食欲も落ちてきているとのことでしたので、その日のご予約の空いているお時間で、お電話当日に往診させて頂くこととしました。

ちなみに、猫ちゃんで食欲の低下を認めた場合には、あまり放って置かないほうがいい場合が多いです。

 

マルちゃんのお家にお伺いすると、マルちゃんは別のお部屋にて横になっているとのことでしたので、先にご家族様から詳しくお話しをお伺いすることとしました。

 

マルちゃんは3年ほど前におしっこが増えてきた気がするということで、一度動物病院に行った際に、血液検査を行なったところ腎臓の数値はまだ高くはなかったということなのですが、尿検査で腎不全の初期の可能性があると言われたとのことで、その後も気にはなっていたそうなのですが、元気も食欲もあったので、様子を見ていたそうです。

というのは、動物病院に行った際に、かなり大興奮で診察室の中でも鎮静が必要かもしれないと言われるほどの興奮で、お家に帰った後も疲れでぐったりしてしまっていたそうで、それを考えるとどうしても動物病院に連れて行くのが躊躇われたとのことで、今回往診をご希望され往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

 

マルちゃんはここ1ヶ月ほどで少しずつ食欲が落ちてきて、みるみる痩せてしまい、それとともにふらつきも出てきてしまったということでした。

以前からおしっこが薄かったということから、慢性腎不全の進行がもっとも可能性として考えられました。しかし、他の原因でふらつきが出てしまうこともあるので、まずは身体検査、血液検査を実施して、原因を特定することをご提案させて頂いたところ、ご同意頂き、マルちゃんのお部屋に入らせもらいました。

マルちゃんのお部屋に入ると、マルちゃんはベッドの上で丸くなっており、いつもなら知らない人が来るとすぐどこかに行ってしまうそうなので、元気がない様子でした。

 

まずは身体検査です。

 

身体を触るとたしかにすごく筋肉が落ちてしまっていて、痩せていました。また、すごく脱水しており、舌の色も薄くなっていて貧血していることが予測されました。加えて、よだれも出ており、悪心がある様子でした。心臓や肺の音には問題はありませんでした。その後素早く採血を行い、その日は脱水を補正するために皮下点滴、吐き気どめ、胃薬などを注射し、マルちゃんを解放しました。

 

ご家族様に現在の身体検査での所見をご説明したところ、驚かれていましたが、猫ちゃんは本能的に自分の体調不良を隠して元気なように振舞ってしまうので、もちろん気付かないこともよくあります。

この時点で私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂けて良かったかと思います。

次の日にもう一度再診させて頂くこととして、その日の診察は終了としました。

 

血液検査では、やはり腎臓の数値がかなり高くなっており、貧血の数値は低くなっていました。このことから、慢性腎不全の悪化による尿毒症と貧血が今回の食欲不振とふらつきの原因と考えられました。

 

では慢性腎不全でなぜ貧血になってしまうのでしょうか?

本来、腎臓から骨髄に向けて赤血球を作るように指令するホルモンを出します。そのホルモンをエリスロポエチンと言います。エリスロポエチンの量によって骨髄で作られる赤血球の数は上下し、コントロールされています。ところが、慢性腎不全になるとエリスロポエチンの産生量が下がってしまい、骨髄に向けて指令が送れなくなってしまい、身体の中の赤血球が減ってしまいます。そうして貧血になってしまうのです。

 

ではそうなってしまった時はどうすれば良いのでしょう?

 

そういう時は、外から注射でエリスロポエチンを入れてあげます。根本的な治療ではありませんが、こうすることで骨髄が反応して赤血球を作ってくれます。

赤血球は酸素を全身に運ぶ大切な役割をしているので、赤血球が減ってしまうと全身が酸欠状態になってしまいます。そのため、あまりにも貧血が進んでしまっている場合には酸素室のレンタルをオススメします。

今回のマルちゃんは酸素室が必要なほどではありませんでしたが、貧血を起こしているため、エリスロポエチンの注射は必要と考えられました。

 

次の日、再診にお伺いすると、昨日より少し顔つきは良いけれどまだご飯は食べていないとのことでした。貧血や腎臓の数値に関してご家族様にご説明し、注射の必要性をお話しさせて頂いたところ、エリスロポエチンの注射を行い、集中的な点滴治療をまずは3日間させて頂くこととなりました。

 

3日目には、マルちゃんは少しウェットフードを食べてくれるまでになっていたので、引き続きもう少し同じ治療を続けたところ、1週間後にはご飯をいつも通り食べてくれるまでになり、ご家族様も一安心されていました。また、貧血の数値も改善し、ふらつきもなくなりました。

 

しかし、脱水が完全になくなっているわけではないので、緩和ケアとして、お家での1日1回の皮下点滴を行なって頂いて、次回の診察は2週間後となっています。

その後は月に1回の診察ペースに出来ればと思っていますが、マルちゃんの調子次第でご家族様とのご相談となります。

 

マルちゃんのように、気付かないうちに慢性腎不全が悪化しているケースは珍しくありません。しかし、もう一度体調を持ち直してくれる猫ちゃんもたくさん出会ってきました。

動物病院が苦手で連れて行けていないご家族様も、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家での診察になるので、動物たちのストレスも最小限です。お気軽にご相談ください。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

ここ数日、大型犬と暮らしているご家族様からの往診依頼が増えています。

大型犬と暮らしている方からの往診予約を受ける場合に多い主訴は以下です。

 

1週間前くらいから後ろ足が立たない

吐いてからご飯食べない

トイレに頻繁に行く

呼吸が荒い

食欲がない

よく寝ている

 

などです。バーニーズやゴールデンレトリバーなど、おそらく30kg以上になると、愛犬自らが歩いてくれないと、家から連れ出すことすら難しくなるであろうと考えています。

3058736_s.jpg

 

もし愛犬が暮らす環境が1階でバリアフリーであったとしても、リビングから駐車場まで、そしてそこから車に載せ、動物病院について、車から下ろしてあげて、などの工程を考えると、かなり大変になってきます。

大きな犬種を飼おうとお考えの方は、ライフプランをしっかりと考えた上でご検討ください。

 

今日は、大型犬で多い疾患の1つである、甲状腺機能低下症を発症した高齢犬のお話です。

 

ここでも何度か甲状腺のお話しをさせて頂きましたが、今回もう一度簡単に甲状腺とは何をやっている臓器なのかをお話しさせていただきます。

 

甲状腺について簡単にお伝えします

甲状腺とは、ホルモンを出して身体の代謝を調節している臓器です。

厳密には、脳から放出されたホルモンが甲状腺に作用して、甲状腺が血中にホルモンを出して、血液に乗ってホルモンは全身の臓器に影響します。

たとえば、心臓に作用すると心拍数が上がったり、消化管に作用すると消化管の動きを活発にしたり、血管に作用すると血管が収縮し血圧が上がったり、皮膚に作用すると皮膚の生まれ変わりが早くなったり、などといった作用が起こります。

その結果、私たち人間も、動物たちも活発に生活することができるのです。

甲状腺ホルモンがたくさん出すぎると、身体の代謝はすごく上がり、食べても食べても太らない、などといった症状が出てきます。

逆に甲状腺ホルモンの放出量が減ると身体の代謝が下がって、何となく元気がない、太ってしまう、目に見えないところでは、骨髄の代謝機能が落ちてしまい貧血が起こってしまう、などといった症状が出てきます。

 

今回はそんな甲状腺ホルモンの放出量が減ってしまっている、甲状腺機能低下症のわんちゃんのお話です。

 

元気がない、脱毛、痒くない、後肢ふらつき(大型犬/東京足立区/ペット往診)

症例は、東京足立区在住の13歳の高齢犬、ゴールデンレトリバーのぽんちゃんです。ぽんちゃんとの出会いは1年ほど前になります。皮膚症状が最近悪化してきた、とのことでお電話をいただき、往診させて頂くことになりました。

 

ぽんちゃんは人に興味はあり、フンフンと寄ってきてくれますが、撫でようとすると、触られるのは苦手なのか口をムキっとするシャイなわんちゃんで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフがお家に入るとフンフンと寄ってきてくれました。

往診のご予約時にお伺いしていた通り、後肢にふらつきがあり外側に開いてしまい、前肢で頑張って支えているという感じでした。

ぽんちゃんに挨拶をして、ご家族様に詳しくお話しをお伺いすることにしました。

ぽんちゃんは小さい頃から皮膚症状があり、アトピー性皮膚炎と言われ、シャンプーや保湿もしっかりと行い、痒みが出た時にはかゆみ止めを飲んでなんとか痒みをコントロールしていたそうです。

しかし、最近になって、今までは痒くて掻いてしまい脱毛することはあっても、何もなく脱毛することはなく、また、皮膚の症状もお薬を飲んでもコントロールし難くなってきたが、動物病院に連れて行くには抱き抱えなければいけないと言うことで、なかなか難しいということで往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

ここで、気になった点が、痒みもないのに脱毛するという点です。通常アトピー性皮膚炎であれば、アレルギーなので必ず痒みを伴います。

ところが、今回ぽんちゃんは痒みを伴わない脱毛ということで、内分泌系の疾患の可能性を考えて、ホルモン検査を含む血液検査をご提案させていただきました。ご家族様にご同意を頂き、ぽんちゃんの診察が始まりました。

まずは身体検査です。身体検査では、お腹の両側の毛が薄くなっていて、お腹の皮膚も肥厚して痒そうな様子でした。また、足の指の間も痒そうで赤くなっており、ここに関してはアトピー性皮膚炎が考えられました。

 

次に血液検査です。

足を触るとぽんちゃんはとっても嫌がっていましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室はこういう子にも慣れていますので、素早く採血し、ぽんちゃんを解放しました。

触られなければ良いのか、ぽんちゃんはまた寄ってきてクンクンしてくれました。

お薬はまだ残っていたので、3日後を再診とし、その日の診察は終了としました。

血液検査では、脱毛する内分泌系の疾患を考えるために、甲状腺ホルモンと、副腎のホルモンを調べました。

副腎とは、身体の中でステロイドを出している臓器で、副腎からのホルモンが増えすぎる病気、つまり副腎皮質機能亢進症という病気でも脱毛が起こるので、念のために甲状腺と副腎両方について調べました。

その結果、甲状腺ホルモンの低値が認められ、脳からの甲状腺を刺激するホルモンはたくさん出ていたことから、甲状腺機能低下症を診断しました。

ぽんちゃんはおそらく、元からアトピー性皮膚炎がありましたが、高齢になり、甲状腺機能低下症を併発したことで皮膚の代謝が落ちてしまい、アトピー性皮膚炎のコントロールがうまくいかなくなってしまったことが予測されました。

再診にお伺いさせて頂いた際に、血液検査結果をご説明させていただき、その日から甲状腺ホルモンのお薬を飲んでもらうことになりました。治療としては、このお薬を飲みつつ、身体のホルモン濃度がしっかりと上がっているか、どれぐらいの血中濃度になっているか、ということをモニタリングしていく必要があります。また、ぽんちゃんの場合、皮膚への影響もあったので、皮膚が良くなるかどうかもモニタリングしていくこととしました。

その後、ぽんちゃんのホルモンの濃度もしっかりと安定し、それとももに皮膚の症状も少し落ち着いてきていますので、アトピー性皮膚炎の治療にしっかりと専念できるかと思います。

今ではぽんちゃんの検査は2ヶ月に1回まで伸ばすことができるほど安定し、後肢のふらつきもだいぶ改善されています。

 

今までの治療を続けていても最近悪化が見られる、といった場合、ぽんちゃんのように、別の疾患が隠れている可能性があります。

 

今の治療だけでは足りないのかな?でも動物病院に連れて行くのが難しいと悩まれている大型犬と暮らしている飼い主様、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。別の疾患の可能性も考慮し、本人にできる限り負担がないような検査、治療、今後のプランなどをご提案させていただきます。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

緊急事態宣言が発動されてから2週間が経ち、動物病院に通院できないで困っている犬猫からの体調不良に伴う緊急往診が急激に増えてきています。

現在、緊急事態宣言に伴い、当院としても可能な限り暴露及び伝播を回避できるように日々取り組んでおります。

また、緊急事態宣言中は基本的にワクチン接種のみや爪切りなどの日常ケアのみのご依頼は、緊急事態宣言後に延期させていただくことがありますので、ご了承ください。

ちなみに、フィラリア感染症予防シーズンが始まっていますが、これはワクチンとは違い、緊急事態宣言中でもフィラリア検査をすることをお勧めします。理由は単純で、蚊に緊急事態宣言は通用しないからです。

2952090_s.jpg

本日は、フィラリア予防について簡単なお話をするのと併せて、昨今流行して話題になっているコロナウイルスに関してのお話です。

来年のオリンピックもどうなるか、と言われていますが、今回はそんなコロナウイルスを獣医師の観点からお話しようと思います。

 

フィラリア予防の流れ

フィラリアは蚊が媒介する病気で、蚊が飛び出したらフィラリア予防として飲み薬や背中に垂らすタイプの薬などを始め、蚊が飛び終わったのを確認してからもう1回投与してあげます。

全ての蚊が媒介するわけではありませんが、ここでは細かいお話を割愛し、蚊が飛んでていあた感染するかもと考えましょう。

 

家から出さないから大丈夫

うちは高層マンションなので大丈夫

今まで予防していなかったけどフィラリア感染しなかったので大丈夫

 

など、フィラリア予防をされない飼い主様は実際のところかなりの数います。

しかし、もしフィラリアを保有する蚊に吸血され感染してしまった場合に、心臓に寄生してしまい、最悪急なお別れとなってしまいます。

 

フィラリア予防をする時は、まずは今現在フィラリアに感染していないかの検査を行います。

検査方法は採血をしての血液検査(検査方法についてはまた今度お話しします)。

 

フィラリア感染が陰性だった場合に、安心してフィラリア予防薬の投薬を開始していただけます。

投薬プランは大きく2パターンあり、1つ目は5月〜12月までの計8ヶ月投薬するプランです。これを、当院ではシーズン投与と呼んでいます。

シーズン投与のメリットは8回で済むので費用面としてはいいですが、デメリットとしては投薬していない期間(1・2・3・4月)に、万が一暖かい日が継続したために蚊が飛んでいた場合にはフィラリア感染を起こしてしまうということです。

せっかくフィラリア予防していたにもかかわらず、4月・5月のフィラリア検査でフィラリア陽性!なんてこともあり得るということです。

 

そのため、当院ではシーズン投与ではなく、もう一方の方法をお勧めしています。

それは、休薬月なしの通年投与です。

通年投与では、休薬期間がないため、万が一暖冬で蚊が飛んでいても、安心してお散歩できます。

 

また、内服やスポイトでのフィラリア予防薬の特性として必ず覚えておいていただきたいことは、飲んだ時に体内にいたフィラリアを叩くだけであり、1ヶ月間ずっと効果を締めひているわけではあないということです。

つまり、飲んだ翌日には、もしかしたら蚊に刺されてフィラリアが体内に入ってきているかもしれません。

しかし、しっかりと定期的に予防薬を飲んでいれば、基本的には心臓に寄生する前に駆除できますので、飲み忘れに注意して、安心なペットライフを送りましょう。

 

コロナウイルス感染症(犬・猫)

次に、コロナウイルス感染症についてです。

今流行っているCOVID-19はコロナウイルス属ベータコロナウイルス科に属しており、報道されている通り、発熱や倦怠感、咳や筋肉痛、重症化すると肺炎を引き起こします。

感染は、ウイルス保持者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主と言われています。

もちろんその飛沫がどこかに付着し、それを触ってものを食べたりすることでも感染することがあります。

しかし、ウイルス自体は強いわけではないので、アルコールで死滅すると言われており、世間ではアルコール消毒関係のものが品薄になってしまっていますね。

そこでよく私たち獣医関係者が聞かれるのは、動物にはうつらないのか?ということです。もちろん動物にもコロナウイルスによって引き起こされる感染症はありますが、COVID19に関しては、海外の報告で感染を認めているものの症状を示さないということであり、ペットから人への感染については、現段階では認めていません。

しかし、コロナウイルスもウイルスなので、インフルエンザウイルスのようにどんどん遺伝子変異が起こる可能性があり、遺伝子変異が起こると感染する可能性もあるかと思います。

現に、ニュース番組では、すでに変異株が現れていると耳にしています。また、動物の毛などに感染者の飛沫が飛んで、それを別の人が触って感染するなどといったことは起こるかもしれません。

今後の遺伝子変異などには注意が必要かもしれません。

では動物にかかるコロナウイルスはどういったものなのでしょうか?犬では犬コロナウイルス、猫では猫コロナウイルスがそれぞれ種特異的、つまり犬コロナウイルスは犬にのみ、猫コロナウイルスは猫にのみ感染します。

犬コロナウイルス感染症、猫コロナウイルス感染症はCOVID19の症状、つまり新型コロナウイルス感染症の症状と異なるのでしょうか?答えはイエスです。犬コロナウイルス感染症や猫コロナウイルス感染症は主に胃腸炎を引き起こし、消化器症状が主になります。

それでは、犬コロナウイルス感染症、猫コロナウイルス感染症について、それぞれご説明していきます。

まず、犬コロナウイルス感染症は多くは免疫力の低い子犬で問題となります。

症状としては、嘔吐や下痢、血便、発熱などが見られ、それにより衰弱して命に関わることもあります。

治療としては、犬コロナウイルス感染症に対する特効薬というのはなく、対症療法を行い、体力回復とともにその子の免疫力をアップすることとなります。

猫コロナウイルス感染症に関しても、多くは免疫力が低い子猫で起こります。

お外で生まれた子猫ちゃんに関しては約80%の猫ちゃんたちがかかったことがあると言われているぐらい、多くの猫ちゃんが罹患しています。

子猫の時に出てくる症状としては多くは犬コロナウイルス感染症と同様、胃腸炎の症状です。嘔吐や下痢、それに伴い食欲不振になり、体力が落ちていってしまい、命に関わることもあります。

治療に関しても、犬コロナウイルス感染症同様、点滴や抗生物質の注射など、対症療法を行い、体力回復と免疫力アップに期待します。

犬コロナウイルス感染症、猫コロナウイルス感染症ともに、免疫力が上がり、体力が回復すると、体に抗体ができるので、次第に症状もなくなっていきます。

しかし、猫コロナウイルス感染症で気をつけなければならないのが、通常の猫コロナウイルスの変異型である猫伝染性腹膜炎ウイルスによる、猫伝染性腹膜炎ウイルス感染症です。

猫伝染性腹膜炎ウイルス感染症とは、猫コロナウイルスよりもはるかに致死率が高く、ほとんどの場合で回復は難しいと言われており、治療法も確立されていません。

 

では、猫伝染性腹膜炎とはどういった感染症なのでしょうか?

 

猫伝染性腹膜炎とは、猫コロナウイルスの変異型によって引き起こされる感染症で、病態によってドライ型とウェット型に分けられます。

ドライ型とは、お腹の中のリンパ節が腫れたり、嘔吐や下痢などの消化器症状が出てきたりして、数日のうちに急激に状態が落ちてしまいます。

一方ウェット型とは、お腹や胸の中に腹水や胸水がたまってしまう病態で、腹水の場合はすぐに命に関わることはありませんが、胸水は肺を圧迫してしまうため、呼吸が苦しくなってしまいます。

そのため、胸水がたまっている場合には、速やかな処置が必要になりますが、すぐにまた溜まってしまうので、かなり厳しい状態となってしまいます。

しかし、この猫伝染性腹膜炎にも治療法はありませんので、対症療法を行なっていくほかありません。

往診専門動物病院では、ご自宅で最後の時間を出来る限りその子らしく過ごさせてあげたいという飼い主様から多くのご予約を受けており、通常の動物病院よりも猫伝染性腹膜炎の子猫と出会う機会が多くあります。

治療法は確立していなく、治る見込みは正直ないと言っても過言ではありません。しかし、そうだとしても楽にしてあげることはできます。

子猫を向かい入れて、万が一、猫伝染性腹膜炎を発症してしまった場合には、ご自宅で何が出来るのか、どんな最後を過ごせるのかなど、飼い主様と詳しく相談した上で診療プランを組んでいきますので、お一人で悩まずに、まずはご連絡ください。

 

このように、動物でもコロナウイルスによる感染症がありますが、現在人で流行しているコロナウイルスとは症状が異なります。

しかし、香港やベルギーでは犬や猫などのお家の動物たちから、またアジアではトラからCOVID-19が検出されたと言われており、いつ動物たちを介して人に感染するようになるか分からない状態であるのも事実です。

 

現状では、3密を避けて、東京都や周辺の県、大阪府を超えて全国で緊急事態宣言も出ています。

しかしこういった外出自粛の時に、お家のわんちゃん猫ちゃんに体調の変化が出てしまうこともあるかと思います。

そういった場合には、お家を出ずに、お家を診察室として使わせて頂く、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆
 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の江本宏平です。

往診専門動物病院は完全予約制のため、基本的には前日20:00までのご予約確定により、翌日の訪問をさせていただいております。猫ちゃんの腎不全や心不全などの慢性疾患や継続での往診が必要な場合には、診察の最後に次回の予定を組んでいくことで、定期的に往診を行う診療プランを組ませていただいています。

 

ただ、いつ愛犬・愛猫が体調を崩してしまうかわからないということもあり、多く場合、初診は急なお電話で受ける傾向があります。また、なぜか多いのが夜間の時間帯です。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、夜間診療も状況によりお受けしています。

 

当院の通常往診の予約時間は10:00 – 19:00ではあり、19:00以降は自動的に留守番電話に切り替わります。通常往診以外の対応は、状況により対応し兼ねてしまうこともございますが、もし夜間緊急でお電話くださった場合には、必ず留守番電話にメッセージをお残しください。そして、往診スタッフからの折り返しを待っている間も、緊急性が高い場合には、別の夜間診療を行っている動物病院を検索し、お問い合わせください。

当院の夜間診療は19:00 – 21:00で、深夜診療は21:00以降です。費用に関しては、こちらをご参照ください。

 

では、どんな症例が今まで夜間診療として出会ったのかを簡単にご紹介していきます。

free-photo-cat-01.jpg

 

1. 嘔吐が止まらない猫(東京中央区晴海)

18歳の日本猫の去勢雄の太郎くん。お母さんからお電話を頂いたのは、21:30頃でした。この日は夜間診療の時間を超えていましたので、深夜診療で対応させていただきました。

お話をお伺いすると、3ヶ月くらい前から食欲が低下してきて痩せてきており、水を飲む量もおしっこの量もずっと多かったとのことでした。太郎くんの性格上、キャリーを見るだけでよだれを流してしまうくらい動揺してしまうということから、動物病院への通院は考えられなかったとのことでした。そのため、なんとなく症状には気づいていたが、老化現象で仕方ないことと捉えていたとのことでした。しかし、吐き戻している姿を見て、なんとかしてあげたいと思い必死にインターネットで検索したところ、当院までたどり着いたとのことでした。

診察で得られた所見から、重度の腎不全である可能性が高いことをお伝えし、血液検査と複数の注射薬を混ぜた皮下点滴を行いました。その後、動物病院オフィスに戻り迅速検査を行ったところ、腎臓の数値が測定不能なまでに高くなっていました。

その結果から、翌日の朝と夜、翌々日の朝と夜と1日2回の往診を1週間、1日1回の往診を1週間行い、今では3ヶ月に1回の往診まで状態を安定させることができました。

そして、人見知りでシャイな性格の太郎くんも、私たちのことを受け入れてくれたのか、往診にいくと擦り寄ってきて、血液検査にも協力的にじっと我慢してくれています。

 

あの日、お母さんが夜間でどこの動物病院もやってないし、むしろ往診専門動物病院なんてきてくれるわけがないと諦めなかったことで、今日も太郎くんは元気にマイペースで過ごせています。

 

2. 焼き鳥を串ごと食べてしまったゴールデンレトリバー(東京港区)

19:30頃、少し酔っぱらったお父さんからお電話があり、焼き鳥を串ごと食べちゃったんだけど来て欲しいとお電話を受けました。

しかし、残念ですがこの症例は往診適応外でしたので、頑張って近くの動物病院で、尚且つ内視鏡がある動物病院に言ってくださいとお伝えしました。

串などの尖ったものを飲み込んでしまった場合には、吐かせることで食道などの消化管に刺さり傷つけてしまうことがあるので、催吐処置はしません。

 

3. 急な後肢ふらつきと痛み(東京足立区)

お電話が来たのは、22:00頃でした。お母さんからのご連絡だったのですが、内容としては次のようなものでした。お散歩から帰ってきて足を洗い終わって、床でいつも通り放してあげたところ、キャンッ!と鳴いたきり立てなくなり、抱っこをするにも触れるだけで鳴いてしまうため、どうしたらいいのかわからずに電話をしたとのことでした。

10歳、去勢雄のミニチュアダックスフンドのマイケルくんは、東京港区台場でしたの、電話から1時間ほどで診察に入ることができ、注射での処置で様子見とさせていただき、注射から2時間ほどで立ち上がれるようになったとのことでした。動物病院に通院できるタイプでしたので、翌日には2次医療の動物病院をご紹介させていただきCT, MRIをとり、椎間板ヘルニアを確認され、その後治療を経て、現在も元気に歩いています。

あの日、お母さんが待たずにご連絡をいただけたことで、初動が早くなり、マイケル君の今に繋げられました。

 

4. 食欲がなくなり、ぐったりした猫(東京中央区勝どき)

16歳2ヶ月、日本猫のまいちゃん、避妊済の女の子です。

お母さんから最初にご連絡をいただいたのは、18:30過ぎでした。まいちゃんは1ヶ月ほど前から体調が悪く、ご飯もほとんど食べていなかったとのことで、ここ1週間は全く食べず、ただ水だけは飲んでくれていたが、3日前からはふらつきが目立ってしまい、この日の朝からはもう起き上がることもできなくなってしまったとのことでした。最初、お母さんは翌日の診察をご予約する予定でお電話を頂いたのですが、電話問診の中で緊急性が高いと判断し、お母さんに状況を説明した上で、当日での夜間診療にて訪問させていただきました。

診療に入れたのは20:00頃で、予想していた通り、猫のまいちゃんはかなり重篤な状態であり、もう目に力がないほどまでに弱っていました。

状況を説明した上で、腹部超音波検査にて尿が作れているのかを確認したところ、少しだけできていたことと、3年前に腎不全と言われたということから、慢性腎不全の末期と判断し、採血を行い、吐き気止め、抗生剤、ステロイド、胃薬など複数の注射薬を皮下点滴に混ぜて投与しました。血液検査結果は、やはり腎臓の数値が測定値を超えており、かなりの脱水状態ではあるものの、貧血も進行しており、一回で皮下点滴による輸液を危険であると判断し、1回量を30ml(3kg程度)として、翌日の朝も往診に行きました。

すると、昨日までは意識混濁状態だったまいちゃんが、目に力が入っていて、私たち獣医療スタッフに対してニャ〜と挨拶してくれました。

この日から1日2回の往診が始まりました。

見る見るうちに元気になり、初診から1週間後には、ふらつきながらも歩けるようにまで復活を見せてくれました。お母さんに皮下点滴のやり方を指導し、ご自宅で毎日皮下点滴を打ってもらい、最後の日はお母さんの腕の中でゆっくりと眠りについたとのことでした。

 

夜間診療をしている動物病院を知っておきましょう

いつ愛犬・愛猫が体調不良を見せるかはわかりません。つまり、大切なことは事前に調べておくことです。

 

・自宅から近い動物病院で、夜間診療に対応している動物病院はどこにあるのか

 

・夜間でも自宅まで来てくれる往診専門動物病院はあるのか

 

・また、かかりつけの動物病院がお休みの日にお願いできる動物病院はどこか

 

などです。

 

愛犬・愛猫の命を守れるのは、飼い主様以外は他にいません。

だからこそ、命の責任を背負っているという自覚を持って、万が一の時への準備は怠らないようにしましょう。

 

また、これくらいの症状であれば明日動物病院に連れて行けばいいか、ではなく、まずはかかりつけの動物病院に症状を説明し緊急性があるのかどうかを確認してあげてください。その上で、夜間緊急の動物病院に通院するか、夜間診療対応の往診専門動物病院に来てもらうかなどを判断しましょう。

 

往診専門動物病院では、通常診療は10:00から19:00であり、19:00から21:00が夜間診療、21:00以降は深夜診療となります。また、通常診療以外では、状況によっては対応しかねてしまう場合がございますのでご了承ください。

 

飼い主様にとって、そして一緒に暮らしている犬猫たちの安心安全を一緒に守っていきましょう!

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診獣医師と動物看護師がペット往診車でご自宅まで訪問し、犬猫が安心して診療を受けることができる環境で診察し、血液検査のための採血や、脱水補正のための皮下点滴や痛み止め、痒み止め、吐き気止めなど、愛犬・愛猫にあった検査・処置を行うことができます。

 

img_notdrink_kv.jpg

 

そんな往診の特性から、高い頻度でお伺いするペットは猫であり、中でもよく吐く、お水をよく飲む、食欲が下がった、ご飯食べない、よだれを流している、などの主訴で伺うことが多く、このような症状を呈している猫ちゃんの多くが腎機能低下ないし腎不全(慢性腎臓病)を患っています。

 

今回は、猫ちゃんの慢性腎不全のお話しをさせていただこうと思います。

 

猫ちゃんのご家族様は、腎不全というのは耳にしたことがある方が多いかと思いますが、ではどんな症状が出るのか、治療とは?初期症状は何に気をつけたら良いの?ということはあまりイメージがないかと思います。

そこで今回は慢性腎不全の病態、症状、治療についてお話しさせて頂きます。

 

まず慢性腎不全とはどういったものなのでしょうか?慢性があるということは急性もあるということ?という方もいらっしゃると思います。

 

ご名答。

 

もちろん急性腎不全もあります。

 

今回のテーマとは異なりますが、急性腎不全は、脱水や感染、尿路閉塞などによって急激に腎臓への負担がかかってしまった時に起こります。

そして名前の通り、慢性腎不全よりも進行が早く、すぐに適切な処置をしなければすぐに致死的になってしまうことも珍しくありません。

また、適切な処置を行ったとしても、完全な回復ができず慢性腎不全に移行してしまうこともあります。

猫ちゃんの場合であれば、尿路閉塞や尿路感染からの急性腎不全が多いかと思います。

 

話が逸れてしまいましたので、慢性腎不全のお話しに戻します。

 

慢性腎不全とは、病態としては腎臓の毛細血管が萎縮したり、尿細管という水分を再吸収する器官の機能が低下するということが起こります。

その結果、腎臓全体の機能が落ちてしまい、老廃物がうまく体外に出せなくなり、必要な水分は外に出してしまうという状態になってしまいます。

老廃物とは具体的には尿毒素と言われるもので、これらが身体に溜まって症状を伴う場合に、尿毒症と呼ばれる状態になります。

これが慢性腎不全の病態です。

 

ではどういった症状が出るのでしょうか?

 

必要な水分を外に出してしまうため、健常時より薄いおしっこを大量にするようになります。

そして、薄いおしっこを大量にするため、身体としてはすぐに乾いてしまいます。

そのため、お水を大量に飲みます。

これがいわゆる多飲多尿という状態です。

 

猫ちゃんの慢性腎不全は長ければ2〜3年かけて少しずつ進行していきます。

そのため、長い間少しずつ多飲多尿の状態が進行していきますので、なかなか気付かないこともあるかと思います。

また、進行すると、多飲多尿だけでなく、悪心や嘔吐食欲不振といった尿毒症の症状が出てきます。

そして悪心に伴い、よだれがたくさん出たり、口臭が出てきたりといった変化も起きてきます。

こうなると気持ち悪くてお水もあまり飲まなくなってしまいます。

しかしお水を飲まなくても変わらず薄いおしっこが出続けるので、脱水が進み、衰弱してしまいます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室でお電話を頂くのは、たいていこう言う状態になった時で、毎日見ているとやはり少しずつ進む病気なだけに変化に気付くのは難しいと実感します。

 

診断には、尿検査や血液検査を用います。

 

1番最初に出てくる変化としては尿検査でのおしっこの薄さです。

次に出てくる変化として血液検査での腎臓の数値の上昇ですが、血液検査で変化が出て時には、腎臓の3/4の機能低下が認められている状態と言われているので、尿検査で出来るだけ早期発見を目指しています。

 

ではどういった治療をしてあげれば良いのでしょうか?

 

段階にもよりますが、まずは多飲多尿のみで脱水はしていない場合の猫ちゃんです。

その場合は、腎臓の血管の萎縮を少しでも遅らせるようなお薬を使ったり、腎臓の血圧を下げるお薬を飲み薬で使用します。

これらのお薬を使うことで、慢性腎不全が治るわけではありませんが、進行を少しでも遅らせることが出来ます。

また、腎臓にとって高タンパクのご飯を与えることは負担になりますので、極端に低タンパクする必要はありませんが、高タンパクでないご飯への切り替えを推奨します。

そして、進行して脱水していたり、腎臓の数値が高い場合には皮下点滴を実施します。

皮下点滴は、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅にある家具などをうまく活用することで、猫ちゃんをタオルに包んだりなどして安心させながら、リビングだったりソファーの上だったり、猫ちゃんが好きな環境を駆使して皮下点滴を実施して頂いています。皮下点滴後はすぐに好きな場所に隠れられるので、ストレスも最小限で済むため、多くの飼い主様が、動物病院への頻繁な通院ではなく往診での皮下点滴に切り替えています。

まずは皮下点滴の様子ややり方を飼い主様に見ていてもらい、飼い主様のタイミングでご家族様だけで皮下点滴を実施できるように皮下点滴指導を入れさせていただき、多くの飼い主様がご家族様だけでの皮下点滴を行えています。

 

もちろん、しっかりご家族様にご指導させて頂き、ご家族ご自身で出来るようになってからのお渡しにはなりますが、その方が猫ちゃんにとってもストレスが少なく負担が少ないと考えているためです。

その後も、定期往診に加えて体調の変化や悪化を認めた場合にはご連絡をいただき、往診させて頂くこともできます。

 

さらに、進行して悪心や嘔吐などの尿毒症の症状が出始めたら、皮下点滴だけでなく、吐き気どめやお腹を動かすお薬、二次感染を予防するための抗生物質、胃薬などを注射で足してあげて、ご飯が食べられるようになったらお薬を減らしていきます。

ご飯が食べられるようになるまでは集中的な治療が必要となってきます。

 

しかし、尿毒症の症状が出た猫ちゃんでは、慢性的な脱水状態となっていることが多いため、毎日でなくとも多くは皮下点滴を続ける必要があります。

 

ここまで、慢性腎不全の病態、症状、診断、治療についてお話ししましたが、お家の猫ちゃんはどうですか?

 

初期症状としてやはり一番お家で気をつけて見ていただきたいのがおしっこの薄さと量です。

 

もし思い当たることがあれば、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では慢性腎不全の治療にも、ご家族様のお考えと猫ちゃんの性格に合った治療法を個々に考えさせて頂き、ご提案させて頂きます。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

すごい雨風が吹き荒れた本日ですが、こういう天候が崩れた日はペットの体調も崩れることが多いように感じています。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、基本的に道路が封鎖されてしまったりなどの物理的な障害がない限り、吐いていたり、痛がっていたり、ぐったりしていたり、食欲がなくなってしまったりした犬猫のもとに、往診車で訪問し、ご自宅で診察させていただきます。

 

雨風が強くても、例えば港区台場や江東区東雲といった川や海に囲まれている地域にも往診可能です。

 

ペットの体調が悪そうだなと感じましたら、待たずに往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

さて、今回は鼻がつまってしまい、食欲が落ちてしまった猫ちゃんのお話です。

 

6bda627434ec1b03d00dc25a28542f17_s.jpg

 

猫の鼻づまりと食欲不振

どなたでも、一度は鼻づまりになったことがあるかと思います。また、鼻炎持ちの方だと年中鼻づまりで苦しんでいる!という方もいることかと思います。

私たちも鼻がつまると匂いや味がしにくくなって、いつも美味しく食べているものの味が足りないように感じることはありませんか?

猫ちゃんも同様で、鼻がつまると匂いを感じないので、食欲がなくなってしまい、食べなくなってしまいます。特に猫ちゃんは本当に匂いで食欲が左右されるため、全く食べない子も中にはいます。

 

では鼻がつまってしまう原因は何でしょうか?

 

アレルギー性鼻炎の場合もあれば、猫風邪、重度の歯周病、あるいは腫瘍といったことも考えられます。

原因は様々ですが、いずれにしても、鼻詰まりを放置してしまうと食べれず、内臓にも負担がかかってしまうので、しっかりと治療を行う必要があります。

 

今回は、そんな鼻詰まりになってご飯が食べられなくなってしまった猫ちゃんに出会ったお話です。

 

症例は東京中央区晴海在住の高齢猫のトラちゃんです。トラちゃんとの出会いは1ヶ月ほど前のことです。

東京中央区はよく往診でぐるぐる回っているのですが、この時はちょうど東京中央区勝どきで行われた血尿でよくトイレに行く猫ちゃんの診察後にかかってきたお電話だったので、電話から30分以内にご自宅を訪問することができました。

お電話での内容は、お家の猫ちゃんが最近食欲が落ちてきているとのことで、猫ちゃんが高齢とのことでしたので、早めにお伺いさせて頂くこととしたという流れです。

お家に入ると、トラちゃんはドアの隙間からチラリと私たちを見て去って行ってしまいましたので、先にトラちゃんの最近の様子をご家族様に詳しくお伺いさせて頂くことにしました。

トラちゃんは、2週間ほど前から少しずつくしゃみや鼻水の症状が出てきたそうで、そこから少しずつ食欲が落ちてきて、鼻もズビズビといわせているそうです。

それでもウェットフードをあげてみたり、いつも大好きなおやつをあげてみたりとご家族様も工夫して頂いていたのですが、トラちゃんは食べてくれず、ここ2,3日はほとんど何も口にしていないとのことでした。

猫ちゃんはご飯を食べていないと、身体の中で栄養の代謝が変化してしまい、肝臓に脂肪を溜め込んでしまい、脂肪肝になってしまいます。

また、お水を飲んでいなければ脱水してしまい、脱水するとそれだけで体が重だるくなって、ご飯を食べてくれなくなってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。

また、脱水すると、腎臓にいく水分が減ってしまいますので、腎不全を悪化させてしまうこともあります。

 

そういった点から、また、食べない原因が何かを調べるために、血液検査をご提案させて頂いたところ、ご同意が得られましたので、血液検査も実施することとしました。

まずはトラちゃんのいるお部屋にお邪魔し、往診専門動物病院の動物看護師がタオルで包んで、狭い所に隠れていたトラちゃんに出てきてもらいました。

身体検査では脱水が見られましたが、黄疸は認められませんでした。

また、かなり鼻がつまっているようで、身体検査中も鼻水が出ていて、目やにも見られました。

しかし、鼻水の原因としてよく考えられる歯周病は、見える限りではひどくはない様子でしたので、歯からの鼻水の可能性は低いと考えられました。しかし、鼻水と目やにの症状から、上部気道での何かしらの感染症が疑われました。

 

次は血液検査です。

採血をするために、足を伸ばしてもたなければなりませんが、それに関しては特に問題はないようでした。

 

その後、トラちゃんは脱水していたので点滴や抗生剤、消化管を動かすお薬の注射を行い、鼻には点鼻薬を入れて、点鼻薬に関してはお家でも続けて頂くことにしました。

トラちゃんは子猫の頃からよく鼻水やくしゃみをしていたそうなのですが、成猫になりしばらく鼻水も出ておらず、最近になってまた出てきてしまったとのことで、ウイルスの潜伏感染が疑われました。

 

血液検査では、腎臓の数値が軽度に上昇し、また、白血球数も軽度に上昇していたことから、慢性腎不全と加齢による免疫力の低下に伴って、潜伏感染していたウイルスが出てきて、鼻がつまってしまい、食欲がなくなってしまったと考えられました。

しかし、肝臓の数値などには問題がなかったので、ひとまず安心しました。

 

次の日も往診すると、少し鼻水は改善していて、缶詰の匂いを嗅ぎに行っているとのことでした。

ご家族様に感染症のお話をさせていただき、点滴と抗生物質の注射、そして点鼻薬は続けて頂くこととしました。

また、食欲増進剤として、内服薬をその日は私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフで飲ませて、その日の診察は終了としました。

そして、次の日再び往診でお伺いさせて頂いたところ、なんと!トラちゃんがご飯を少し食べてくれるようになっていました。

 

これにはご家族様も私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。ご飯が食べられるようになったので、次の日からは内服薬を飲んで頂くこととし、次の診察は3日後としました。

 

その後、トラちゃんは無事に鼻づまりも治って、今は慢性腎不全の治療のみ続けています。

 

このように、高齢猫では小さい頃にかかっていた猫風邪のウイルスを持ち続けていて、高齢になって免疫力が下がった頃に症状が再燃してしまうこともあります。

 

高齢になって様子が変わったな、健康診断も出来ていないし少し気になるな、など何かあれば、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

ここ最近では、東京中央区だけでなく東京江東区、特に東京江東区有明や東京港区台場からの依頼が殺到しています。

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室は日々、東京都内を往診車で巡回していますが、犬猫の往診を希望される理由はご家庭によって様々です。

 

子猫.jpg

 

猫ちゃんの場合は、外に連れ出すとどうしようもないぐらい鳴いてしまったり、そもそも抱っこができなかったり、キャリーに入れることができないなどで外に連れ出せなかったり、病院の待ち時間にボルテージが上がってしまい診察になると大興奮してしまう、家を出てから終始興奮してしまっており家に帰るとすごく疲れてしまっている、などなどが多いです。

また、犬では、高齢になって歩けなくなってしまったものの重たくて持ち上げられない、車が無くて連れて行けない、他のわんちゃんを見ると興奮してしまったり鳴いてしまったりする、などの理由が多く聞かれます。

 

動物たちも個々によって性格が異なるので、一概に動物病院と往診専門動物病院のどちらが良いのか、というのは決められませんが、往診専門動物病院ではどんなことが出来るのか、いまいちよく分からない方もたくさんいらっしゃるかと思います。

また、どちらかだけ、というわけではなく、その時の動物の状態やご家族様の生活環境から使い分けて頂くのが良いかと思います。

 

今回は、そんな方々に向けて、往診専門動物病院と通常の動物病院の違いを交えて、犬猫の往診では何ができるのか、というのをお話していこうと思います。

 

冒頭にもお話ししましたが、往診をご希望される理由は様々ですが、もっともお伺いする理由としては、高齢であったり、疾患のために外に連れ出すのがかわいそう、という理由です。たしかに、お外に出ることで興奮してしまい、逆に呼吸状態が悪くなってしまったり、ストレスによって悪化してしまうことがあるので、そういう子たちは往診専門動物病院で自宅で診察を行う方が良いかと思います。ただ、手術をすれば治る病気、骨折などの外傷など、動物病院でないとできない処置や検査もあります。そういう場合は動物病院をお勧めさせて頂くことももちろんあります。

 

では往診ではどういったことができるのでしょうか?

 

私たち往診専門動物病院では、朝から夜まで、都内を往診車で回っていますが、車内には様々な治療機器や超音波検査機器、お薬などが入っています。

往診専門動物病院では、お家を診察室として使わせて頂くので、待合室での待ち時間はありません。そのため、診察の直前までいつものリラックスできる場所や、見えない場所で隠れていることができます。

その後お話をお伺いして、身体検査を行い、必要な検査を考えてご相談させて頂きます。検査は身体検査から、血液検査、超音波検査や、皮膚の検査、また皮膚にできた腫瘤などの細胞の検査まで行うことができます。どこまでが必要か、どこまで詳しく検査をするかは、もちろん動物の状態を鑑みて、ご家族様とご相談させて頂きます。

検査を行なった後は、治療にうつります。初診の日は、血液検査の結果などがその場では出ないため、緊急処置が必要な場合を除き、まずは対症療法(注射薬を混ぜた皮下点滴や注射など)、つまりその時にある症状からどういう疾患が考えられるかを検討して、症状を和らげる治療を行います。例えばその時に呼吸状態が悪かったり、今後呼吸状態が悪くなると予想される場合には、酸素ハウスのレンタルなどをお話させて頂きます。

 

では具体的にどういった治療が可能なのでしょう?

 

動物病院に通院されたことがある方は、どんなことをするのか何となく想像できる方もいらっしゃるかもしれませんね。

往診専門動物病院では、必要に応じて、皮下点滴や注射にて治療を行います。また、連続する発作などで静脈内に注射をする必要がある場合には、血管内にカテーテルを留置することもあります。あるいは、胃の動きが悪くなってしまい、緊急的に胃の中のガスを抜く必要がある場合には、胃の中にカテーテルを入れて空気を抜いたり、お薬が1日2回で必要な場合には、朝と夜でお伺いさせて頂くこともあります。入院施設があるわけではないですが、出来る限りお家でそういった環境、お家で出来る最大限の緩和的、あるいは根治的治療を実施させていただいております。

動物病院での入院治療は、静脈内に点滴を流したり、危険な状態になると人工呼吸をさせることができますが、なかなかご家族様と一緒に過ごせない、ということもあり動物たちにとってはストレスになってしまうこともあります。ただ、そういった治療が必要な場合には、入院治療をお勧めさせて頂くこともあります。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、動物たち、ご家族様共に出来る限りストレスを少なくした治療を出来るように日々精進しております。動物病院ではもう治らないと言われた、お家で出来るだけ一緒に過ごしたいけれど見ていて辛そう、何かしてあげたいけど何もしてあげられない、などのお悩みがある場合、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。愛犬・愛猫の性格、ご家族様の生活環境などに合わせて、それぞれに合ったオーダーメイドな治療法をご提案させていただきます。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

往診という診療形態から、猫ちゃんの診察が多いのですが、中でも多い主訴として、よく吐く、食欲がない、ぐったりしている、トイレにいくが尿が出ない、など多岐に渡る中で、圧倒的に多いのが、よく吐く(頻回嘔吐)です。

今回は猫ちゃんが吐いてしまう原因についてお話していこうと思います。

tom171027DSC09007_TP_V.jpg

皆さま、お家の猫ちゃんが吐いてしまっても、猫だから、と思って特に気にしないことはございませんか?

 

たしかに、毛玉や空腹で吐いてしまうこともありますが、あまりにも嘔吐回数が多かったり、痩せてきたりするようであればそれは病気かもしれません。

そこで、今回は見逃しがちな猫ちゃんの嘔吐の原因になる多い病気についてお話していこうと思います。

 

もちろん毛玉を吐くことは、特に長毛種の猫ちゃんであれば多いと思うので、それに関しては除いて、猫ちゃんが吐いてしまう病気で多いのは、慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症、膵炎の3つがあげられます。もちろんこれ以外にも肝臓の病気や膀胱炎、胃腸炎などでも嘔吐してしまうこともありますが、上の3つが気付かないうちに進行してしまうことがあるので、今回はまず上記3つに気をつけて頂きたいと思います。

 

まずは慢性腎臓病についてお話ししていきます。

 

慢性腎臓病の猫

猫ちゃんの慢性腎臓病は数年単位で進行していき、ある一定のラインを超えると嘔吐や悪心などの症状が出てきます。これは身体の中に、本来おしっことして出て行く尿毒素が蓄積してしまうことで起こり、尿毒症と言われています。尿毒症は、腎臓の4分の3以上機能が落ちてしまうと起こってきますが、ここまで進行するまでに出てくる症状としては多くは多飲多尿かと思います。腎臓病の猫ちゃんのおしっこは水のように無色無臭で、お水の減りも早くなってきます。

 

では尿毒症になってしまったらどうしたら良いのでしょう?

 

腎臓の機能自体を復活させることはできないので、少しでも身体の中から出して、身体の中の尿毒素を排泄することが大切です。また、リンという物質も腎臓病では蓄積されていくのですが、リンの血中濃度が増えてしまっても強い嘔吐や悪心が出てくるので、リンも排泄させてあげなければなりません。尿毒素やリンを排泄させるために、皮下点滴やサプリメントを使って、身体からそれらの濃度を減らして、症状を軽減させてあげます。他には、あまりにも吐き気が強い場合には、吐き気止めを使って吐き気を抑えてあげて食欲を出させてあげることもあります。

 

慢性腎臓病の進行は治療をしていても進行を止めることは出来ず、進行を遅らせることしかできませんが、それでも早期に発見してあげることで、吐き気が出るほどの状態になるまでの期間を延ばすことができるので、お家の猫ちゃんたちのおしっこの状態をよく見てあげましょう。また、よだれが多くて気持ち悪そう、よく吐くようになった、などの症状がある場合は慢性腎臓病かもしれません。

 

次に甲状腺機能亢進症のお話です。

 

甲状腺機能亢進症の猫

ブログでも何度か甲状腺のお話しはさせて頂いているかと思いますが、今一度簡単にどういう病気かお話しさせて頂きます。

 

甲状腺とは、身体の代謝を調節する臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンが全身に行き渡ることで、全身の臓器が活発に動き出します。例えば心臓であれば心拍数や血圧の上昇が見られますが、消化管の動きも活発にするため、食べ物が消化される前にどんどん流れていき、便として排泄されます。しかし、消化される前なので、下痢になってしまうことがよくあります。また、胃の動きも活発になるため、嘔吐もよく起こってしまいます。ただ、身体の代謝としては上がっているので、見た目では食欲もあり、活動も活発になるので、もっとも見過ごしがちな疾患と言えます。

嘔吐下痢をよくするようになっても、食欲が落ちない、食べても食べても痩せていく、といった場合、特に高齢になって食が細くなっていたのに急に食欲が上がってきた、などの変化がある場合はこの甲状腺機能亢進症の可能性が高いです。動物病院に連れていけない場合でも、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に往診専門獣医師と動物看護師が訪問し、安全に採血をしてホルモン濃度を測定することで診断が可能なので、動物病院に行くと興奮してしまうためしばらく行っていない方は、一度健康診断のためにも、血液検査を行ってみましょう。

また、甲状腺機能亢進症はお薬でコントロールすることができる病気です。もし甲状腺機能亢進症と診断されても、しっかりとコントロールすれば、症状も良くなってくるので、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談ください。

 

最後に膵炎です。

 

膵炎の猫

猫ちゃんの膵炎は慢性膵炎が多いと言われています。犬では急性膵炎が多く、急性膵炎は救急疾患で命に関わるのですが、一方で猫ちゃんの膵炎は慢性なので、症状が出る以前から膵炎であることも珍しくありません。それが何らかの要因で急性の症状が出て、急激に食欲が落ちてしまったりします。嘔吐は起こることと起こらないことがありますが、嘔吐しているときは必ず考えていかないといけない病気の1つです。

犬では膵臓にかなりの痛みを生じるため、お腹を押されることをすごくいやがりますが、猫の膵炎ではあまり痛みが分からないことが一般的です。

ただ、膵炎の根本的な治療というのはわんちゃんでも猫ちゃんでもありません。そのため、対症療法、たとえば点滴や吐き気止めなどを使って出来るだけ早く食欲を戻して膵臓の炎症が収まるのを待つ、という治療になります。あまりにも症状が激しい場合には、しっかりと飼い主様と相談させていただいた上で、抗炎症剤を使うこともあります。

 

このように嘔吐ひとつ取ってもかなりさまざまな病気が考えられます。

大した変化でなくても、実は病気が隠れている可能性があるので、何か様子が変わったかな?という場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

また、動物病院に連れていけないほど神経質で繊細な猫ちゃんの場合でも、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室、往診専門獣医師の江本宏平です。

本日は、東京中央区、東京墨田区、東京江東区にて往診診療を行ってきました。

緊急事態宣言の間は、日常ケアや健康診断という延期可能な診療は極力延期させていただき、また遠隔診療(オンライン診療)をご希望の飼い主様とは往診診療による対面診療ではなく、遠隔診療での診察を行っています。

こういうご時世ですが、ペットは普段通り体調を壊しますし、その病状は待ってはくれません。ペットの犬猫に異変を感じた場合、必ず獣医師に電話相談しましょう。かかりつけの動物病院で完全予約診療を行っていただけない場合には、別の動物病院に電話するか、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

飼い主様と私たち獣医療チームが力を合わせて、愛犬・愛猫の命を守っていきましょう。

 

さて、今回は突然食べなくなってしまった猫ちゃんのお話です。

ふらつき、嘔吐、排尿量が多い、尿が薄くなった、水を飲む量が多いなどの症状はないでしょうか?

猫の腎不全では、上記のような症状に、よだれが増えた、下痢をする、毛並みが悪くなった、痩せてきたなどを見せることがあります。

 

猫ちゃんは本能からか、ご家族様にさえ弱みを見せることはほとんどなく、体調が悪くても我慢して元気に振る舞ってしまいます。

そして症状が出た時にはかなり状態が悪くなっている、ということも珍しくありません。そうなった時に、ご家族様は気付いてあげられなかった、というようにご自身を責めてしまうことがあるのですが、責めてはいけません。

むしろ猫ちゃん自身が弱みを見せたくなく、弱みを隠して過ごしていたので、気付けないのは仕方がありません。犬であれば、よく痛みなどを隠さずすぐに鳴いたりして分かりやすく表してくれることが多いのですが、性格の違いですね。

今回は、そんな、弱みを見せない性格の猫ちゃんのご紹介です。

publicdomainq-0017929ewj.jpg

 

よだれ、食欲不振、ふらつき(猫/腎不全/東京中央区)

症例は東京中央区在住の19歳の高齢猫のはなちゃんです。はなちゃんは、以前に一度だけ診察をしたことがある猫ちゃんでしたが、ペット往診車で夜間診療に出発する時にお電話がかかってきました。

様子をお伺いすると、2,3日の間全く食べていないとのことで、お水も全く飲んでいないため早めの往診をご希望されました。

 

水分も取れていないとのことなので、今夜中に診察が必要と判断し、お電話で往診予約時間を調整し、深夜往診で訪問することとなりました。

お家に往診すると、はなちゃんはご家族様に抱っこしてもらっていて、前回の診察時のはなちゃんであればすごく嫌がるはずなのですが、今日は全く嫌がることがなく、嫌がる元気もない、という様子でした。とっても心配です。

詳しくご家族様にお話をお伺いすると、先週までのはなちゃんはいつもと変わらない様子で、ウェットフードもドライフードも食べていたそうなのですが、今週になって、突然全くご飯を食べなくなってしまったそうです。ご飯を食べなくなってしまってからは、お水も飲まず、何となく呼吸も荒く、また呼吸数も多い(呼吸が早い)感じがする、とのことでした。

 

猫ちゃんがこのような症状になる病気はたくさん考えられます。呼吸が荒い、という症状でも胸の中の問題だけではなく、お腹の中の臓器の疾患、たとえば腎不全でも悪化すれば呼吸が荒くなることがあります。

身体検査だけでは判断できないことも多々あり、原因が分からない限りしっかりと治療が出来なかったり、方向性が違った治療を続けてしまうことになったりするため、まずは身体検査に加えて、血液検査を実施することをご提案させて頂きました。本来のはなちゃんはとても元気で、処置をすると口が出てきたりするほどだったのですが、今回の様子は見たことがないほど元気が無くなってしまっていたため、飼い主様もとても心配されていて検査をすることにご同意頂きました。

身体検査をするために、バスタオルで巻いて身体検査を行なっていきました。身体検査では激しい脱水と貧血が認められました。診療中に少し興奮したのかよだれが出たり、歩く姿にふらつきを認めたりと、普段とは違う症状を見せてくれました。

採血をするためには、足を伸ばさなければならないのですが、これが猫ちゃんはみんな嫌がってしまうのですが、今回のはなちゃんはしょんぼりしてしまっていて、全く嫌がることがありませんでした。

気持ちが悪く元気がない中、頑張って検査を受けてもらい、最後は皮下点滴治療です。しばらくお水も飲めていないとのことでしたので皮下点滴、吐き気止め、胃腸を動かすお薬などを注射し、この日は終了としました。処置が終わった後はお母さんに抱っこしてもらって、いつものベッドのところへ行き丸まっていました。

少しでも明日は良くなっていることを願いつつ、その日は往診終了とし、次の日にもう一度往診することとしました。

 

血液検査では、腎臓の数値がかなり上がっており、末期の腎不全が考えられました。

 

数値からするとかなり気持ちが悪いだろうと思われる状態で、とても自分からご飯を食べられる状態ではないと判断されましたが、猫ちゃんは食べれていない日が続くと、体の中での代謝が変わってしまい、肝臓に脂肪を蓄積していきます。いわゆる脂肪肝ですね。

そうなると、肝臓の機能は著しく落ちてしまい、黄疸が出たり、毒素を分解できなかったり、さまざまな症状が出てきます。そうならないように、できるだけ早くご飯を食べられるようになってもらいたい、という思いではなちゃんの腎不全症状に対する治療に臨ませてもらいました。

次の日もやはり食べてはいなくて、少しドライフードに興味を持つ程度で口にはしなかったとのことでした。吐き気止めを使っているので吐くことは無いようです。食欲増進剤を飲んでもらい、昨日と同様皮下点滴と注射を行いました。また、ご家族様にも末期の腎不全であろうというお話をさせて頂いたところ、先住の猫ちゃんも末期の腎不全だったらしく、その子は動物病院に連れて行って、入院もして最後の時間をあまりいっしょに過ごすことができなかったので、はなちゃんとは最後の時間をお家で一緒にゆっくり過ごしたい、とのご希望でしたので、お家でできる精一杯のターミナルケアをご提案させて頂きました。

そこから、毎日皮下点滴と注射をさせて頂き約1週間、はなちゃんはご家族様に見守られながら虹の橋を渡って行きました。最期は苦しむこともなく、お母さんに抱っこされながら旅立てたとのことでした。

ご家族様は、最後まで愛猫の病気と向き合え、命を受け入れて、家族みんなで見守ることができたことを、往診専門動物病院わんにゃん保健室スタッフ一同、大変光栄に思います。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、在宅でのターミナルケア・緩和ケアに特化しています。愛犬・愛猫への緩和ケア、ターミナルケアの形は決して1つではなく、ご家族様と愛犬・愛猫の生きてきた生活環境及びその子その子の性格など全てを考慮してご提案察せていただいております。その中には、もちろん費用面を加味されます。治療を続けられないような診療プランは避けなければいけませんので、ペットの緩和ケア・ターミナルケア往診専門動物病院で希望される場合には、包み隠さずご相談ください。

 

最期の時間をご家族様の元で、痛みや吐き気などを軽減させ、その子らしく最後まで過ごさせてあげたいという思いで、日々往診診療に当たらせて頂いています。

 

飼い主様みんなの願いは共通しており、出来る限り辛くないように過ごさせてあげ、ご家族様の見守る中で最後の日を迎えさせてあげたいという切実な思いです。

 

病気の末期、と診断された方、セカンドオピニオンの方も一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までお気軽にご連絡ください。

 

悔いのない最後に向け、一緒に歩みましょう。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

遠隔診療開始のお知らせ

コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、多くの飼い主様からのご希望があり、当院では遠隔診療を開始する運びとなりました。遠隔診療の選択ができるのは、当院でカルテ作成を完了されているペットに限りますので、ご了承ください。

初診の場合には、大変申し訳ございませんが、飼い主様の愛犬・愛猫のことを知る上でも、往診での対面診療のみとさせていただきます。

初診にてカルテ作成後、ご家族様のご希望に応じて、往診診療だけではなく遠隔診療に切り替えさせていただきます。
詳しくは、当院までお問い合わせください。

遠隔診療実施までの流れ(当院の患者様限定)

  • 電話または問い合わせフォームから遠隔診療希望の旨をお知らせください。
  • その後、お電話またはメールにてパスワードをお伝えしますので、「遠隔診療実施に関する同意書」をダウンロードし、印刷していただきご署名ください。
  • ご署名いただいた書類を写真またはスキャンデータとして添付し下記メールアドレスまでご送信ください。 house.call@asakusa12.com
  • 獣医師が確認後、ご連絡させていただきます。

>遠隔診療実施に関する同意書 ダウンロードはこちら

医薬品発送の注意点

・遠隔診療によって処方された医薬品の発送手配は、お支払い確認(着金確認)後になります。
また、遠隔診療から飼い主様のお手元に医薬品が届くまでに、発送手配から通常であれば2〜3日です。
(運送状況による)

遠隔診療への切り替えをご検討されている場合には、お手持ちの医薬品が無くなる1週間前までにご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。

遠隔診療に関する費用

遠隔診療では通常の診察に加え、以下の料金が発生致します。

・遠隔診療費 3000円/頭(再診料込)
・配送手配料 2000円/回

処方期間の規制

遠隔診療では、通常の診察と比べて触診などができない観点から、得られる情報に限界があります。
そのため、遠隔診療では最大処方期間を28日間(4週間)とさせていただきますので、ご了承ください。

遠隔診療に関しご質問等がございましたら、お気軽にご相談ください。

【お知らせ】

 

昨今のコロナウイルス感染拡大を受け、緊急事態宣言が出された場合の診療について、当院では以下の対策を取ります。

 

・体調不良のペットの診療予約を優先し、1日の予約枠は4件のみとさせていただきます。

 

・診療時間は、状況に応じて変動することがございます。

 

・当院では遠隔診療を行なっております。当院で、すでにカルテ作成済のペットに限り実施可能となっております。詳しくはこちらまで。

 

・飼い主様に咳やくしゃみなど、コロナウイルス感染症を疑う所見が見られる場合には、往診を見送らさせていただく場合がございますので、ご了承ください。

 

・緊急事態宣言中の仮予約は承っておりません。当院が止むを得ない状況であると判断した場合を除き、キャンセル料(5,000円)が予約完了時から発生しますのでご了承ください。

 

・予防接種などの急を要さない診療の場合は、事態が落ち着くまで延期とさせていただきます。

 

・診察終了後、スタッフ全員の手洗いを飼い主様宅でお願いさせていただきますので、ご了承ください。

 

・コロナウイルス感染症の蔓延状況により、往診対応エリアが縮小する可能性もございます。その際は、当院ホームページの「お知らせ」に記載させていただきます。

 

こんな状況でも、ペットの体調変化は起こります。飼い主様自身での判断で様子を見るのではなく、獣医師に通院するべきかどうかをお電話にてお問い合わせください。もし通院させることが難しい場合には、当院までご連絡ください。

 

 

当院のコロナウイルス感染症対策

・出勤時の体温測定により37.5度以上の場合には、いかなる場合においても出社を控えさせています。

 

・通勤時及び私生活の全てにおいて、全スタッフでコロナウイルス感染症の蔓延予防対策に努めています。

 

・往診先ごとに、事前の消毒を行った上で御入室させていただいております。

 

4月7日に発令された新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言により、考えさせられることがたくさんある中で、大切な人と会うために、今は会わないという選択肢を選ぶ強さが求められていることと考えています。

 

しかし、ペットの体調悪化は放っておくと取り返しがつかないことになる可能性もあり、ご家族様は動物病院にペットを連れて外出し、連れて行くべきかどうかの選択を迫られることと思います。

 

そんな時は、まずはかかりつけの動物病院にご連絡し、予約対応できるかどうかの確認をしてください。できる限り3密を避ける努力をしていきましょう。

 

動物病院にペットを連れて通院することを躊躇された場合や通院がそもそも難しい場合には、待たずに往診専門動物病院までご連絡ください。

 

みんなで力を合わせて、この事態を乗り切りましょう!

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

血尿と頻尿(高齢猫/尿石症/東京中央区)

こんにちは!

急な気温の低下だけではなく、今日はなんと雪が降りましたね。しかも結構な量で、往診車が雪で埋もれてしまうかと思うほどでした。

世界的に猛威を振るうコロナウイルス感染症の蔓延により、この週末に日本政府から発令された外出自粛のお達しにより、少しでも感染症の進行スピードが緩やかになればと祈っています。

 

そんな中でも、やはり待ってくれないのがペットの体調不良です。ペットの体調不良に何となく気付いたとしても、私たち人間を取り巻く環境だったり、様々な予定だったりで、自己判断によって一旦様子見しようと考えてしまう飼い主様は決して少なくありません。

 

今回、頻尿なのかよくトイレに行くがあまりおしっこが出ていないトイレ以外にもポタポタ尿が垂れていて血が混じっている、などの主訴でお問い合わせをいただきやすく、猫ちゃんで多い、尿石症のお話です。

猫ちゃんは基本的に寝ていることが多い動物ですが、寒くなると喉もかわかないのか、お水を飲んだりトイレに行くことも減ってしまうため、膀胱内に濃いおしっこがたまりやすく、尿石症を起こしやすくなります。

今回はそんな尿石症の管理をしている猫ちゃんをご紹介します。

5cbc5e7c10abfdbb2c0edb6112de3234_s.jpg

 

尿石症のプーちゃん(頻尿/血尿/高齢猫/東京中央区在住)

東京中央区在住のプーちゃん、10歳の高齢猫です。

プーちゃんとの出会いは、約1年前の、往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診車で東京都内を移動中にかかってきた1本の電話でした。お家の猫ちゃんが、家に帰ったら血尿をしていて、トイレで鳴いている、とのことで、すぐに膀胱炎が疑われ、その日の予約の空いている時間にご訪問することにしました。

東京中央区勝どきにあるプーちゃんのお家に到着すると、プーちゃんはすぐに押入れのなかに隠れてしまいました。ご家族様に聞くと、かなりの怖がりさんで、誰かが来ると決まって押入れの奥に隠れてしまう性格なのだそうです。

トイレを見てみるとたしかに、赤い丸がいくつかあって、おそらく頻尿になっていて、少量ずつのおしっこを何度も絞り出している感じが想像できました。

詳しくお話をお伺いすると、プーちゃんは寒くなると基本的にはコタツの中にいて、ほとんど出てこないとのことでした。昨日までは元気も食欲もいつもと変わらず、気になるようなことはなかったそうなのですが、今朝少し食欲が少なく、まあ置いておくと食べるかな、と思い少しだけ外出をされたところ、帰ったら血尿をしていたということでした。プーちゃんはウェットフードが好きではなく、ドライフードのみを食べていて、最近はお水を飲んでいる姿もあまり見かけなくなったそうで、やはりまずは膀胱炎を強く疑う稟告でした。

そのため、まずは身体検査を行い、その後膀胱内がどういった状態になっているのかを超音波検査にて確認し、可能であれば、腎臓にまで影響がいっていないか、また、動物病院には子猫の時以来行ったことがないとのことでしたので、健康診断も兼ねて血液検査を行うことになりました。

まず第一関門として、プーちゃんに出てきてもらうことからです。押入れの奥に行ってしまっていましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師はそういうことにも慣れています。素早くタオルで包み込み、保定を行い、身体検査、超音波検査、その後採血までスムーズに行うことができました。プーちゃんは終始唸っていましたが、手や口は出てこず、お利口さんに処置を行うことができました。

そのまま、膀胱炎の治療をすることとしました。血尿が出ていたので抗生物質と痛み止め、点滴を注射し、続きを内服薬で頑張って飲んでもらうことにしました。

治療が終わり、プーちゃんはすぐに解放です。急いでまた押入れの奥に隠れて行きましたが、すぐに安心できる隠れ家に行けることが往診の良いところですね。最もストレスを減らすことができます。

 

超音波検査では、ほとんど膀胱におしっこがたまっておらず、採尿もできず膀胱内もしっかりも見ることができませんでしたが、わずかに浮遊物があることは確認できました。

 

本来は尿検査を行なって、尿石が出ているのか、細菌はいないか、など見なければいけませんが、今回は採尿が出来なかったため尿検査は次回となりました。

 

余談ですが、尿検査のための採尿方法はいくつかあります。1番簡単なのは、トイレにペットシーツの撥水面(裏返し)を置いてそこにおしっこをしてもらいスポイトで採取する方法ですが、そのほかにも排尿ポーズを取った時におたまや専用の採尿キットをお尻の下に持ってくる、といった方法があります。

 

この日はそれにて終了とし、3日後に再診にお伺いすることとし、その時に採尿ができていれば尿検査を実施することにしました。

血液検査では特に異常もなく、ご家族様も安心されていらっしゃいましたし、私たちも安心しました。

 

後日の再診では、見た目上の血尿は出ておらず頻尿も鳴くこともなくなったそうで、いつもの元気なプーちゃんに戻っていました。おしっこが取れたとのことでしたので、尿検査を実施したところ、シュウ酸カルシウム結晶というものが検出されました。

 

尿石症で出てくる石の種類は何種類かありますが、猫ちゃんで多いのはストルバイト結晶とシュウ酸カルシウム結晶です。ストルバイト結晶であればご飯を変えることで溶かすことが出来ますが、シュウ酸カルシウム結晶は排出を促すしかありません。排出を促すためには、できればウエットフードを食べて口からの水分摂取を増やすことが1番良いのですが、高齢猫のプーちゃんの場合はウエットフードが好きでないため、皮下点滴が必要になりました。

 

ご自宅が東京中央区勝どきでしたので、近くに動物病院はあるのですが、やはり猫ちゃんということでキャリーに入れられないし連れ出せないと言うことで、お母さんたちが覚悟して、在宅でご家族様による皮下点滴を週に3回点滴を行なって頂くこととしました。

点滴はもちろんお家で行なって頂けるように、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師がやり方をお伝えさせて頂き、ご家族様もできそう!となりましたので、2週間分お渡しして次回尿検査を実施することとなりました。

猫のプーちゃんの場合は、点滴回数を減らすとシュウ酸カルシウムが出てきてしまうため、微妙に点滴量や回数を減らしつつ現在は様子を見ています。もちろん、ウェットフードも現在トライ中ではありますが、点滴回数を減らすことを目標に定期的に尿検査を実施しています。

 

このように、動物病院に連れて行けない、という猫ちゃんのご相談をお受けすることはとても多いですし、そういう猫ちゃんはたくさんいます。うちの子だけかもしれない、とご不安にならずに、往診専門動物病院わんにゃん保健室までいつでもご相談ください。

体調の変化に気がついた時、放っておけば良くなるだろうではなく、しっかりと愛犬・愛猫のことを考え、かかりつけの動物病院にお問い合わせください。

もし、いつも通院させている動物病院がなければ、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

コロナウイルス感染症が猛威を世界的に猛威を奮っており、日本、そして東京都内では行動規制や外出自粛などの措置がとられています。動物病院の待合室での待ち時間を懸念される場合には、まずはかかりつけの動物病院に通院する前にご連絡し、予約が取れるのかどうかを確認してください。

 

この時期は、動物病院の繁忙期であり、動物病院の中はフィラリア予防と狂犬病予防ワクチン接種を待つ飼い主様とペット(特に、犬)で溢れかえっています。

 

ペットの体調に変化を感じましたら、まずは動物病院に電話で予約を確認し、なるべく密集した環境での滞在を避ける対策を取れるように心がけましょう。

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

通常の動物病院とは違い、ご自宅まで獣医師と動物看護師が一緒に同行し、ペットの往診車でご訪問させていただきます。当院は犬猫専門のため、たまにご相談される別の動物種さんは、エキゾチック専門を掲げている動物病院へご紹介させていただいております。

 

犬猫の往診専門動物病院として、東京中央区晴海のオフィスを中心に、東京23区とその近隣地区まで訪問しています。

例えば、今週決まっている地域ですと、東京品川区が3件、東京港区が4件、東京目黒区1件、東京中央区が12件、東京台東区が8件、東京江東区が4件、東京足立区が8件と、東京足立区だけが少し離れますがよく訪問している地域にランクインしています。

 

動物病院への通院が難しい場合には、放っておけば回復するだろうと考えずに、獣医師に相談するようにしましょう。特に、ペットが高齢である場合には、体力の消耗が著しく早いことがあり、放っておくと致命的な結果になってしまうことが多々あります。

 

新型コロナウイルス感染症の蔓延化を危惧し、多くの飼い主様が動物病院への通院を敬遠しがちですが、コロナよりもペットが今抱えている病魔の方が足早に、愛犬、愛猫の体を蝕んでいることを考えなければいけません。

 

少しずつではありますが、テレワークがいろんな会社に導入され、飼い主様がご自宅で愛犬・愛猫と過ごせています。しかし、テレワーク中は外出が自由にできないなどの縛りがあるため、なかなか動物病院まで連れていくことは難しいかと思われます。

 

しかし、夕方以降は動物病院が混んでしまう時間帯であるため、その時間帯でペットを連れて動物病院にいくことは、人口の密集を考えるとできれば避けたいところです。しかし、昼間はテレワークですら外出することが難しく、土日は動物病院が混んでいることを考えると、なかなか愛犬、愛猫に診察を受けさせてあげられないという場合が多くあります。その解決策として存在するのが往診専門動物病院です。

 

往診専門動物病院の利用方法

往診専門動物病院は、その名の通り往診に特化した獣医療を行っている動物病院です。

多くの往診専門動物病院が獣医師1人で運営されているため、飼い主様に協力を仰ぐことが多いかと思います。

当院では、獣医師1人だけではなく動物看護師1人以上の計2人で訪問させていただくため、飼い主様は診察の間、特別何かしてもらう必要はないので、飼い主様ご自身のことに専念していただけます。往診専門動物病院は完全予約制です。まずは利用方法をご覧ください。

 

1. 予約はメールフォームまたはお電話(03-4500-8701)にてお願いします。

通常診療は10:00 – 19:00で行っており、19:00 – 21:00が夜間診療、21:00以降は深夜診療となっております。電話でのお問い合わせは、19:00を過ぎると自動音声に切り替わりますが、お名前、ご住所、ペットの動物種、年齢、症状を留守番電話に残していただけば、基本は翌日ですがその場ですぐに折り返しができる場合がありますので、往診をご希望の場合には必ずメッセージを残してください。

 

2. 往診日程の決定

往診当日は、バスタオル2枚程、今までの検査結果(お持ちであれば)をご準備ください。

 

3. 次回往診の決定

診療終了後、ペットの病態によっては再診が必要になる場合があります。慢性疾患では、毎回次回以降の診療予約を診察の最後に取らせていただきます。往診予約が混雑してしまう可能性が高いため、先の予定がわかる場合には早めに次回以降の予約もそこで決めてしまうこともお勧めです。

 

4. お会計

支払い方法は現金、もしくはクレジットカードがご利用いただけます。クレジットカードでのお支払いの場合には、カード明細書が登録してありますメールアドレスに送られてきます。

 

ペットの往診をご予約いただく犬猫は高齢であることが多く、採血も1回で済ませタイことから、初回は広めに検査する必要があります。そのため、費用が高額になることも予想されます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診診察では、まずはお話をお伺いし、ペットの状態を確認後、考えられる病気や現状の説明、それらを調べるための検査方法と今日想定している処置内容、明日以降のプランと、今後の検査プラン及び投薬プランなどをご説明させていただいた上で、診療費の見積もりをご提示させていただきます。

 

検査の費用が高かったため、治療まで費用をかけられなかったとなっては本末転倒であるため、費用感を考えていただいた上で、継続できる診療プランを一緒に考えていきます。

 

お金のことはとても言いづらいと思いますが、とても大切なことですので、ご遠慮なくお申し出ください。その内容をもとに、検査内容や処置内容、診療プランを再構築していきます。

 

完全予約制での、ご自宅というプライベート空間ですで、普段困っていることやこの先考えなければいけないこと、どうしていいのかわからないなど、ざっくりとしたご質問でもいいので、診察時にお気軽にご相談ください。

 

夜間診療も出来る限り対応

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、飼い主様とペットの状況と環境に合わせた診療を行うために、通常診療とは別に、夜間診療及び深夜診療を行っています。

昼間はなんとなく体調が悪そうだったが、治ると思って放っておいたところ、夜になって苦しみ出したり嘔吐が止まらなくなってしまったなど、ペットの体調変化はなぜか夜です。

また、飼い主様のご都合上、どうしても通常診療の時間帯では都合がつかない場合なども、飼い主様のご都合に合わせた往診日時予約を行っています。以下、時間帯と費用です。

 

・通常診療 10:00 – 19:00 なし

・夜間診療 19:00 – 21:00 10,000円

・深夜診療 21:00以降 30,000円

※予約時間(診療開始時間)が基準

 

また、当日予約の場合には5,000円がかかります。費用面では少し高くなってしまいますが、それでも翌朝まで待たず、出来る限り早めに処置を愛犬、愛猫に届けてあげましょう。

 

往診によるペットの訪問医療をご検討されている飼い主様は、ペットが体調不良を示す前に、一度ご連絡いただき状態を確認し、カルテを作成しておくことをお勧めします。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

ペットの訪問医療に特化した、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅まで獣医師と動物看護師がご訪問させていただき、飼い主様が外出することなく診察を受けることができます。また、完全予約制のため、いろんな人やペットを出会うことがないため、新型コロナウイルス蔓延による密集地の回避という観点から、比較的安心して獣医療を受けることができます。新型コロナウイルス感染症を懸念するために、ペットを動物病院に連れて行けないとお悩みの飼い主様は、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。慢性疾患でお薬が切れただけであれば、かかりつけからお薬だけの処方をお願いできるかどうかを相談し、どうしても血液検査を行わなければいけない場合には、かかりつけ動物病院に電話にて予約診療をお願いし、できる限り密集した環境で長時間いることを避けましょう。

 

連載となる本日は、フィラリア感染症予防についてです。

健康診断や予防だし、新型コロナウイルス感染症を懸念しペットを動物病院に連れていくことは先延ばしにしてしまいがちですが、フィラリア感染症はすぐそこまで来ています。

フィラリア怖い.jpg

 

フィラリア感染症とは

フィラリア感染症とは、フィラリアの赤ちゃんを有した蚊に刺されることによって感染します。また、蚊に刺されてから最短で45日でその形態を変え、心臓(肺動脈)まで到達し、寄生します。寄生が成立すると、血液循環障害や呼吸器症状を呈し、興奮時に乾咳をしたり、お散歩中に疲れやすいなと感じたり、お腹が膨らんできたり、おしっこが赤くなったりと様々な症状を示し、最悪呼吸困難や突然死を迎えることもある怖い病気です。

 

予防するには

犬のフィラリア感染症予防には、予防薬を飲ませることが有効です。フィラリア感染症予防薬の特徴としては、飲んだ時に体内にいるフィラリアを倒し、決して1ヶ月に1回だからといってずっと効果が持続しているわけではないということです。予防薬には内服タイプ、外用タイプ(スポイト)、注射タイプと複数の形状で存在しており、あとは担当獣医師が扱っているフィラリア予防薬の中でどれが飼い主様とペットに合うかを考えていけば大丈夫です。

 

どこで予防薬を買えるのか

動物病院のみです。海外薬を取り寄せて飲ませているという飼い主様もいますが、その場合には海外薬を輸入しなければいけないというハードルがありますので、無難にかかりつけの動物病院で購入することをお勧めします。

 

検査は必要なのか

検査は必要な場合と、そうでない場合があります。フィラリア感染症予防薬の投薬期間は大きく2通り存在し、1つは5月〜12月までの計8回の1ヶ月おきの投薬を行っている場合と1年間通して毎月投薬している場合です。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、前者をシーズン投与、後者を通年投与と呼んでいます。もし飼い主様が前年度から通年でフィラリア感染症予防薬を毎月飲ませていたのであれば、検査なしでお薬を処方させていただいます。しかし、シーズン投与出会った場合には、投薬前にフィラリア検査を行わなければいけません。なぜかというと、寒い時期に(12月〜3月:休薬期)たまたま暖かい日が連続してあったため蚊の活動性が上がり、さらにその蚊がフィラリアを保有してたと仮定した場合には、この休薬期間でフィラリア感染症が成立してしまいます。そのため、前年度はシーズン投与でフィラリア予防ををしていたのであれば、検査をして投薬の安全性を確認してからフィラリア予防薬を飲ませてあげましょう。

 

検査方法は?

検査方法は、血液検査が主です。

採血を行い、採取した血液中にフィラリア虫体が存在するのか、またはフィラリア抗原検査キットを用いてフィラリアの雌が出す物質を検知させる方法があります。どちらにせよ、獣医師による採血が必要になるため、動物病院に連れて行かなくてはいけません。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、獣医師と動物看護師が一緒にご自宅まで誤報んさせていただくため、ご家族様は愛犬を連れて動物病院まで出向く必要なく、ご自宅にいながらフィラリア検査(必要であれば健康診断)、予防薬の処方を行うことができます。

長い待ち時間でペットが異常興奮してしまって大変な思いをしたことがある飼い主様は少なくないと思っています。

検査をしないで強行突破でフィラリア感染症予防薬を飲ませることもできますが、愛犬のことを考えると、一か八かではなく、安全性の高い方法で投薬してあげましょう。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室でかかる費用

とはいえ、やはり気になるのが診療費だと思います。以下に、大まかな内容を記載させていただきましたので、ご参考までに。

 

3歳、ミニチュアダックスフンド、狂犬病予防ワクチン接種のみを希望

・往診料(5000円:初回であれば半額)

・初診料(2000円、再診料1000円)

・狂犬病予防ワクチン接種(3000円)

・駐車場代(使用駐車場の2時間分)

 

8歳、ラブラドールレトリバー、狂犬病予防ワウチン接種とフィラリア検査

・往診料(5000円:初回であれば半額)

・初診料(2000円、再診料1000円)

・狂犬病予防ワクチン接種(3000円)

・採血料(3000円)

・フィラリア抗原検査(2500円)

・駐車場代(使用駐車場の2時間分)

 

※往診料は往診1回につきの費用です。初診料/再診料は1頭ごとに発生します。

※東京23区以外の場合には、往診料が変わります。(詳しくはお問い合わせください)

 

外出しづらい時期は往診でカバー

新型コロナウイルス感染症の蔓延化により、密集率が高いところへの出入りの回避はもちろんのこと、中には様々な施設や機関が止まってしまったために、しわ寄せを受けてしまっているご家族様はたくさんいます。いつもなら問題なくペットを連れて動物病院にいけたが、今のこの環境ではなかなか動物病院にいけないと感じ、先延ばしにしてしまっている飼い主様は、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

血液検査を実施した場合には、飼い主様のご希望で血液検査結果をメールにてPDF形式で送らせていただきます。そのデータをお手元にご用意いただければ、別の動物病院やかかりつけの動物病院に通院した際に、その時の血液検査データとして、担当獣医師に見せることができます。

 

こんな時だからこそ考えなければいけないことがたくさんある中で、やはりペットのことは避けては通れません。

 

犬猫の予防のことでお困りであれば、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

新型コロナウイルス感染症がその猛威を奮っており、まだまだ収束どころか拡大傾向にあると毎日のニュースで拝見しています。できる限り人混みや、密集しそうな場所への出入りを避けるよう日本政府から言われていますが、それでも生活していくためには全く外出しないわけにはいきません。

また、愛犬・愛猫と暮らしているご家族様ならば、ペットの健康診断はこの時期を避ければいいだけのことですが、愛犬・愛猫が急に体調が悪くなってしまったら、新型コロナが怖いから動物病院にペットを連れて行かない、とは言ってはいられません。

 

もしも愛犬・愛猫が、

・食欲がない

・吐く(嘔吐)

・下痢(軟便、うんちが緩い、便が水っぽい)

・呼吸が変(猫の開口呼吸、呼吸が早い)

・なんとなく元気がない

 

など、普段と違う様子をペットに感じた場合に、様子を見てれば治るだろうではなく、必ずかかりつけの動物病院の担当獣医師に相談してください。また、新型コロナウイルス蔓延のこともありますので、すぐにペットを連れて動物病院に行くのではなく、まずはかかりつけの動物病院にお電話で相談するように心がけましょう。そして、必要であれば、動物病院にペットを連れて通院することも検討してください。なお、予約診療ができないかどうかのご相談も、こんな時なので行うことをお勧めします。

 

逆に、体調不良でなければ、この時期はできる限り動物病院に行くことは推奨できません。

理由は、この時期(特に3月後半〜6月いっぱい)が1年間で最も動物病院が混雑することが予想される時期だからです。

犬ワクチン.jpg

 

 

動物病院の繁忙期は3月後半〜6月(特に犬)

理由は、この時期からペットの予防シーズンが始まるからです。

ペットの予防と言うと、狂犬病予防ワクチン接種、混合ワクチン接種、フィラリア感染症、ノミ・ダニ感染症、避妊去勢手術などなど、予防に関する獣医療的に関わっていくことがたくさんありますが、時期的なもので一番影響力があるのが狂犬病予防ワクチン接種フィラリア予防です。

狂犬病予防ワクチン接種に関しては、3月くらいに市区町村から狂犬病予防ワクチン接種のお手紙が届きます。

それには、各地域における狂犬病予防ワクチン接種の集合注射会場と日時が記載されており、ご自宅から近い場所やご都合が合う日にそこにいき、獣医師会から召集された各地域の動物病院の院長が集結する集合注射会場で狂犬病予防ワクチンを接種してもらいます。(狂犬病予防ワクチン接種は集合注射だけでなく、動物病院であればほとんどどこでも狂犬病予防ワクチン接種をしてもらえます。動物病院の医薬品在庫の関係などもありますので、まずは動物病院に問い合わせることをお忘れなく。)

また動物病院を繁忙期化してしまう要因に、狂犬病予防ワクチン接種にかぶさってしまうフィラリア感染症予防シーズンの開始があります。

そんなこんなで、春から初夏くらいにかけて、動物病院は通常診療に加えて予防診療が始まってしまうため、どこの動物病院に行っても大混雑を避けられません。

 

狂犬病予防ワクチン接種はやらなければいけないのか

よく聞かれる質問に、「狂犬病予防ワクチン接種は行わなければ行かないのか」があります。

答えは、YESです。獣医療は通常、農林水産省の管轄区分ですが、狂犬病予防ワクチン接種だけは厚生労働省の管轄です。つまり、狂犬病予防ワクチン接種はペットだけでなく人間を守るための法律であることを念頭に、できる限り接種してあげてください。日本における狂犬病の発生事例は、50年以上前を最後に、一度も発生していません。しかし、万が一今狂犬病が世界のどこからか持ち込まれて場合に、抗体保有率が高くない現状を考えると、蔓延する可能性が大きく懸念されています。

もちろん、全員が全員打たなければいけないわけではありません。愛犬が持病を抱えていたり、高齢で体力的に狂犬病予防ワクチン接種を行うには厳しいと判断された場合に、担当獣医師の診断のもと、狂犬病予防ワクチン接種見送り証を発行してもらえます。(今までは狂犬病予防ワクチン接種猶予証明書と言われていましたが、何やら問題があったようで、見送り証とされたようです。)

狂犬病予防ワクチン接種を見送ることを許可された場合には、その年の狂犬病予防ワクチン接種を見送ることができます。狂犬病予防ワクチン接種を見送れる期間は、担当獣医師が作成した狂犬病予防ワクチン接種見送り書に定めれた期間であり、慢性疾患だった場合でも半永久的にではなく、翌年の3月31日までです。詳しくは、各保健所までお問い合わせください。

 

狂犬病予防ワクチン接種に関しては犬の飼い主であれば義務となるため、打つ打たないにしろ、必ず獣医師にご相談してください。

 

ほとんど全ての動物病院で狂犬病予防ワクチン接種は可能であると書きましたが、往診専門動物病院も例外ではありません。(漢方専門など、一部を除く)

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、完全予約制でご自宅まで獣医師と動物看護師がお伺いし、家の中で狂犬病予防ワクチン接種を行うことができます。1頭飼いはもちろんのこと、多頭飼育で動物病院に連れていくことすら大変な場合には、往診専門動物病院でご自宅でのワクチン接種をご希望されています。往診では、往診料が発生してしまうため、通常の動物病院に通院するのと比較すると少し費用がかかってしまうことが懸念されますが、長い待ち時間を密集した場所で待つ必要なく、ご自宅で愛犬たちとゆっくりお待ちいただけます。

 

また、狂犬病予防ワクチン接種のタイミングで健康診断として血液検査を実施することも可能です。血液検査は基礎項目の31項目で行っており、追加でフィラリア抗原検査を実施することも可能です。その他、気になる項目がございましたら、都度獣医師にご相談ください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京23区全域までペット往診を行っています。

現在は、東京中央区と東京足立区の診察が多いことから、比較的東京中央区と東京足立区はご予約が取りやすくなっています。ご予約は病院Webページの問い合わせフォームからのご予約依頼、または電話(03-4500-8701, 10:00 – 19:00, 不定休)まで、お気軽にご連絡ください。

 

新型コロナウイルス感染症が蔓延化している今だからこそ、考えなければならないことがたくさんあります。

動物病院に行くべきなのか、まずはかかりつけ動物病院に電話で相談するべきなのか、事前予約をして行くべきなのか、今行くべきなのか、などたくさん考えるべき点はあります。

何より、ご家族様が倒れてしまっては元も子もなくなってしまいますので、ご自分の安全を確保した上で、愛犬・愛猫が必要とする予防医療を、愛犬・愛猫に届けてあげましょう。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院として、獣医師と動物看護師でご自宅まで訪問しています。

本日は、東京足立区での症例についてです。腫瘍が全身に転移しながらも頑張ったわんちゃんの緩和ケアのお話です。

 

悪性腫瘍はそのままにしておくと、多くの場合転移していき、リンパ節にいき、そのまま全身に転移を起こしていきます。そうなる前に治療をすることが治癒への一歩ですが、なかなか症状が出ていなかったり、逆に急速に進行していて、数ヶ月前の健診では何もなかったのに・・・ということも珍しくありません。

回ご紹介するわんちゃんも、全く症状がなく、ずっと元気にしていたにも関わらず急に元気が無くなった時には全身に転移があった、というパターンです。

ゴールデン.jpg

 

わんちゃんは、東京足立区在住の13歳の高齢犬のムックちゃんです。

ムックちゃんは、白内障であまり目が見えないためすごく怖がりさんですが、とっても元気食欲もあり、動物病院には予防薬をもらいに行ったり予防接種をする程度しか行かなくても良いほどでした。

しかし、数日前から急に食べなくなってぐったりし始めたため、動物病院に行くとリンパ腫のステージⅣと診断され、抗がん剤を頑張りましたが、何度かやるうちに耐性がついて効かなくなったり、副作用が出たりがあり、ご家族様としてはこれ以上頑張らせるのはかわいそうだと思い、緩和ケアをご希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡を頂きました。

 

お家にご訪問すると、ムックちゃんは寝起きで、チラッとこちらを見る程度であまり関心がないようでした。

ご家族様によると、抗がん剤を行うと最初のうちはすごく効いていて元気になっていたそうなのですが、最近は抗がん剤後もあまり変化なく、血液検査の数値も横ばいであまり効果を感じられなくなったそうです。しかし、食欲はしっかりとあるため、お薬は飲めそうです。

まずは現状を把握するために、身体検査、血液検査、超音波検査を実施する必要があることをご説明し、ムックちゃんに頑張ってもらうことになりました。

 

身体検査では全身のリンパ節が腫れていましたが現在は発熱はなく、心臓には少し雑音が入ってありました。

次に血液検査です。

血液検査は抗がん剤を行なっていたのでほとんどの血管を使用してしまっていたため血管がなかなか見つからず、首からの採血を頑張ってもらいました。

首からと言うと人間で考えるとギョッとしてしまいますが、実は緊急時や抗がん剤の時に手足の血管が使えるように、繰り返し採血をするときには首から取るのが最も適していて、針も細いので痛みはほとんどありません。

ムックちゃんの場合は目の前におやつを持ってきてもらうと素直に頑張ってくれました!

 

その後は超音波検査です。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、動物看護師の保定のもと、獣医師による超音波診断をご訪問にてご自宅で行うことができます。お腹の超音波検査ですが、脾臓も肝臓も転移が見られ大きくなっていた、とのことから、横になってもらうのも要注意しつつ検査を行いました。肝臓や脾臓が大きい子は、横に倒したり仰向けにしたりした際に、脾臓などから出血してしまうことがあるため、注意しなければなりません。

 

超音波検査では、脾臓も肝臓も大きくなっていて、消化管のリンパ節も少し大きくなってきていました。その他腎臓には異常はなく、終了となりました。

 

血液検査の結果は後日ご説明をするということで、その日は内服薬を処方して終了となりました。リンパ腫は抗がん剤を行うのが第1選択の治療になりますが、抗がん剤ほど積極的な治療をしない場合にはステロイドを高容量で使用していきます。

今回は緩和ケアが目的なのでステロイド剤を処方しました。

 

ここで、リンパ腫について少しお話させて頂きます。

リンパ腫というのは、血液成分のリンパ球がガン化してしまう病気で、全身の臓器で起こる可能性があります。

大きくは、縦隔型、多中心型、消化器型と分かれますが、今回のムックちゃんは多中心型リンパ腫で、全身のリンパ節が急に腫れてガン化してしまっていました。ちなみに、犬で最も多いのが多中心型、猫で多いのが消化器型です。

全身的に起こる疾患なので、基本的には外科切除ではなく、抗がん剤での治療になりますが、抗がん剤の効果はリンパ腫の種類にもより、ある型ではかなり効果的と言われていますが、別の型ではあまり効果がないとも言われています。

しかし、抗がん剤治療で寛解といって、がん細胞が検出されなくなるぐらい治療効果が出ることも多い腫瘍なので、諦めずに治療することが基本的には推奨されています。

ただし、副作用が強く出てしまうと抗がん剤治療を続けること自体が負担になってしまうので、この場合はステロイド剤を使って緩和ケアを行なっていく、ということになります。

ステロイドでは一時的にすごく良くなりますが、1〜2ヶ月ほどで耐性ができて残念ながら効かなくなってしまいます。

 

今回のムックちゃんは、抗がん剤も頑張ったあとなので、ご家族の方も、もうよく頑張ってくれたのであとは苦しくなく過ごしてほしい、とのご希望でしたので、ステロイドを使って身体のしんどさを取る、という治療が1番ムックちゃんのためになると考え、治療に当たらせて頂きました。

もちろん、糖尿病などのステロイドによる副作用もあるため、定期的なチェックは必要となってきます。

初診の時点では、リンパ球がかなり多く、肝臓の数値も高いもののステロイド剤を使えない数値ではありませんでしたので良かったです。

 

ムックちゃんは、その後1ヶ月ほどすごく調子よく過ごしてくれましたが、徐々にステロイドを飲んでいても食欲の浮き沈みが出てきて、ステロイドへの耐性が出てきました。

それでもよく頑張ってくれていましたが、ある日ご家族様から、首のあたりが浮腫んできたとのご連絡を頂き、すぐにお伺いさせて頂いたところ、おそらくリンパ節の腫れによってリンパ液の流れや血流が悪くなり浮腫が出て来たと考えられ、ステロイドを増やしましたが、次の日にご家族様の膝の上で虹の橋を渡って行きました。

 

しかし、最期までムックちゃんらしく過ごしてくれていて、息苦しさや痛みは感じていなかったようだとご家族様からお聞きし、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室なスタッフも、少しでもムックちゃんを痛みや吐き気などの苦痛から解放することにご協力できて良かったです。

 

末期のガンや難治性の疾患、慢性疾患があっても諦めず、緩和ケアをお家ですることも出来るので、一緒に大切な家族の動物たちを痛みや吐き気から少しでも緩和してあげましょう。

一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

求人情報
ブログ
遠隔診療について
非常事態宣言について
ペットの幸せ
ドクターズインタビューに当院のドクターが掲載されました

所在地

本拠点:
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4
マスヤビル5F

東京23区へ往診エリア拡大!
お気軽にご相談ください。

診療日・受付時間

診療時間 10:00~19:00
(19時以降も対応できる場合がありますので、ご相談ください)
休診:不定休

>診療カレンダー

電話番号

03-4500-8701
診察をご希望の場合には、必ず留守番電話に
メッセージをお残しください

お問い合わせ

お問い合わせはコチラ

リンク集