わんにゃん保健室 03-4500-8701

こんにちは!

 

今回のテーマは「往診でできること」です。

 

・そもそも往診ってなに?

 

・犬猫の動物病院でそんなのあるの?

 

という方も多いかと思います。

ペット往診とは、飼い犬や飼い猫などを動物病院に連れていけなかったり、動物病院に連れていくとすごくストレスがかかってしまう犬や猫のお家に獣医師・動物看護師がお伺いし、その場で検査・処置・治療を行う診察スタイルのことです。

 

通常、ペット(犬・猫)の往診専門動物病院といえば、多くは獣医師一人でお伺いし、飼い主様にサポートしてもらいながら処置をする場合が多いです。しかし、獣医師一人では出来ることが限られているうえ、採血をする場合に飼い主様の保定ではなかなかペットの動きを封じることが出来ない、という状態になってしまうこともよくあるのです。そこで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、まずお電話にて動物(犬・猫)たちの性格、体重、体格をお聞きして、必要に応じて獣医師と動物看護師で三人チームを作り往診し、二人で保定を行い、しっかりと処置ができるようにしています。

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それでは実際往診専門動物病院わんにゃん保健室では、どのようなご依頼が多いか、どのようなことをやっているのか、お話させて頂こうと思います。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、診察内容は多岐に渡っており、ワクチンなどの予防診察や皮膚の診察、下痢や嘔吐・食欲がないなどの消化器症状の診察から、慢性疾患に対する皮下点滴などのお家での維持や管理、苦痛をできる限り減らしてあげる緩和ケアや家での看取り準備から看取りまでのターミナルケアなど様々なご依頼を受けています。その中でもやはり最も多いのは、慢性疾患のお家での維持や管理、緩和ケアやターミナルケアのご依頼です。私たちがそうであるように、犬や猫たちもお家が最も落ち着く場所であり、できるだけ落ち着く場所でストレスを最小限にしてあげたい、お家で看取ってあげたい、少しでもお家で痛みなどをとってあげたい、という理由から慢性疾患のお家での維持や管理、ターミナルケアや緩和ケアのご依頼を受けることが多いです。

では、実際お家にお伺いして、どのようなことをするのでしょうか?

一番大切なことが、問診です。お電話で主訴や状態は簡単にお伺いし、完全予約にてご自宅に獣医師と動物看護師が訪問し、お家で詳しくお話を伺います。そして、年齢的なことや既往歴も考慮して、その症状からどのような病気が考えられるか、それを診断するのにどのような検査が必要になるのか、また検査や治療にどれくらいの費用がかかるのか、詳しくご相談させて頂きます。かなりぐったりしていて、弱っているわんちゃん、猫ちゃんでも、しっかり検査をして原因疾患を治療すると良くなることも多いので、原因疾患を特定するためにも検査はできるだけ行うようにしています。しかし、それも無理に行うのではなく、ご家族様の生活スタイルや、動物(犬・猫)たちの性格、状態次第でどこまで検査をするのかはしっかりとご相談させて頂いています。

疑われる病気や検査内容が決まれば、次は実際に検査に移っていきます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、基本的に2~3人で往診を行っておりますので、ご家族様には見ていてもらい、獣医師、動物看護師だけで保定・処置をさせて頂きます。検査は、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、触診や聴診などの身体検査、血液検査、超音波検査まで行うことが出来ます。多くの場合は血液検査までですが、疑われる疾患によって初日に超音波検査まで行うこともあります。

その次に、治療に移っていきます。治療は疑われる疾患次第ですが、脱水していたり、食欲がない場合には皮下点滴、そしてそこに必要と考えられるお薬を入れて注射します。点滴にお薬を混ぜておりますので、実際針を刺すのは1回だけ、そして血管への点滴ではなく皮膚の下に入れる皮下点滴なので時間としては3~5分程度で終わることが出来ます。

多くの場合初日の時点では疾患ははっきりしていないので、嘔吐があれば吐き気止めや胃薬、感染が疑われれば抗生剤、など初日は対症療法になることも多いですが、その症状をとってあげるだけで多くのわんちゃんや猫ちゃんはだいぶ楽になってくれています。あとは検査で、そもそもなぜそのような症状になってしまったのか、原疾患を考えていき、治療法をいくつかご提案して、今後についてご相談させて頂きます。治療で一番大切なのが、続けていける方法をとる、ということです。緊急度合いにもよりますが、最初に無理をしてしまって、その後が続かなければ同じことの繰り返しになってしまうので、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、いくつか治療法をご提案し、ご家族様と動物(犬・猫)たちが無理せず続けてけるような方法を話し合って決めていくようにしています。

また、すでに他院にて診断がついていて、ご自宅での緩和ケアやターミナルケアをご希望される方もたくさんいらっしゃいます。

その場合ももちろんお気軽にご相談下さい。動物たちの状態を診て、少しでもご自宅で痛みや吐き気などの辛い症状を和らげられるような方法をご提案させて頂きます。例えば、酸素室のご提案、ご紹介や、お家での皮下点滴の実施、そこに痛み止めや吐き気止めを入れて頂くということも多いです。もちろん、皮下点滴の方法は私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが、ご家族様だけでもお家でやっていただけるように、ゆっくり丁寧にお伝えさせて頂いております。

そして、正確な診断、治療法ももちろん大切ですが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室でもっとも大切にしているのが、飼い主様たちとのコミュニケーションです。

何かあったときにすぐにご連絡いただき、ご相談いただけるよう、できるだけ飼い主様たちとのコミュケーションを大切にしていますので、小さなことでも気になることがあればいつでもお気軽にご相談いただいております。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室は、東京台東区に本拠点を構え、江東区支部(江東区牡丹)、中央区支部(中央区晴海)に経由地点を設けて東京23区と近隣地区まで、獣医師と動物看護師が往診車で訪問しています。

 

なかなか動物病院へ通院できていないご家族様へ

病気が強い症状を示す前に検査を受け、早めに対応できるようにしましょう!

お電話(03-4500-8701)やお問い合わせフォームにて、お気軽にご相談ください。

 

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こんにちは!!

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京墨田区、東京足立区、東京葛飾区、東京台東区、東京江東区など往診で回っていますが、夏休みが終わって、お子様が学校に行くようになって、ほっとしている、という声もよく耳にします(笑)

また、意外とお子様が家にいると環境が変わって、様子が変わる猫ちゃんも多いなと、様々なご家族様の元に訪問する往診という獣医療形態を通じて知ることができました。

もし、何か様子が変だな、食欲落ちたな、元気ないな、と感じた場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。

 

それでは本日のお話は嘔吐が止まらない高齢猫ちゃんのお話です。

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嘔吐が止まらない高齢猫(東京都墨田区在住)

今回ご紹介するのは、東京墨田区在住、推定18歳のジルちゃんです。高齢猫のジルちゃんは、子猫のときにお家に来て、そこからほとんど病気という病気をせず現在まで元気に過ごしていました。しかし、1週間ほど前から嘔吐が続き、ご飯が食べれなくなってしまったけれど、触ると怒るので動物病院には連れていけない、とのことで往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました。

シニア猫のジルちゃん(東京墨田区)のお家に初めて往診に行ったとき、ジルちゃんは窓際に座ってかなりぐったりした様子でした。鼻がズビズビしていて、鼻からは血も出ており、湿性の咳もしていて、鼻呼吸がしにくくて苦しいのだろう、という印象でした。毛は柔らかく、まるで子猫ちゃんのような毛質でした。

猫ちゃんは本来鼻で呼吸をして口は閉じたままですが、鼻が詰まってしまったり、息が苦しかったりすると口を開けて呼吸をします。いわゆる開口呼吸と呼ばれています。鼻が完全に詰まっている猫ちゃんや、心臓病が悪化した猫ちゃん、すごく興奮してしまっている猫ちゃんでよく見られますが、多くは呼吸が苦しいことを意味しているので、お家の猫ちゃんがこのような状態になっていれば、早めに獣医さんに診せましょう。

東京墨田区の高齢猫のジルちゃんは、鼻はズビズビつまっていましたが、開口呼吸をするほどではありませんでした。しかし、少しでも興奮すると呼吸がしんどくなってしまうだろう、と考え、できるだけ興奮させないように細心の注意を払いながらの診察となりました。

まず、症状としては、鼻水・鼻血、嘔吐、食欲不振、元気消失です。鼻水は小さいころかららしいのですが、鼻血はここ最近出始めたとのこと。

ここから、どのような病気が疑われるか考えていきます。

・鼻水、鼻血:慢性鼻炎(感染性)、鼻の中の腫瘍

・嘔吐、食欲不振、元気消失:鼻詰まり、慢性腎不全、甲状腺機能亢進症、腫瘍

が主には挙げられますが、身体検査だけではこれを絞っていくことは難しいので、まずは血液検査の必要性をご家族の方々に説明し、同意を頂きました。血液検査だけですべての病気が分かるわけではありませんが、甲状腺機能亢進症や慢性腎不全に関しては診断がつくということと、全身の評価がある程度できる、という点ではとても有効です。

ということで、ジルちゃんも採血を行い、脱水が重度でしたので皮下点滴、吐き気止め、胃薬、慢性鼻炎を疑い、一度しっかり炎症を止めて鼻粘膜の肥厚をとる意味でステロイド剤、鼻の感染に対して抗生剤を使用しました。ご家族の方には、暴れると思うから注意してね、と言われていましたが、実際にはとてもお利口に処置をさせてくれ、そのあと顔もなでさせてくれました!おそらく呼吸も苦しかったこと、そして全身状態も悪かったからだとは思うのですが、爪を出すこともなく、高齢猫のジルちゃんの協力もあってその日の訪問先での往診はスムーズに終わりました。

次の日、もう一度東京墨田区まで訪問し、ジルちゃんのお家に往診しました。吐き気止めのおかげで、往診以降一度も嘔吐はなかったとのこと。ほっとしました。

そして、吐き気が無くなったのと、鼻も通るようになっていたからか、食欲も上がってきたようで、よく食べたそうです。様子が良くなっていたので、この日も同様の処置を行いましたが、シニア猫のジルちゃんは相変わらず良い子でゴロゴロと言ってご機嫌な様子でした。

余談ですが、猫ちゃんがゴロゴロ音を鳴らすときは2パターンあります。一つはみなさんご存じの通りご機嫌なとき。ゴロゴロ鳴らして、甘えてきますよね!たっぷり甘えさせてあげて下さい。そして、もう一つは意外と思われる方も多いと思いますが、体調が悪くてぐったりしているとき。この場合は、見た目にも体調が悪そうなことが多いです。そのようなときにお家の猫ちゃんがゴロゴロ言っていたら、ご機嫌、というわけではなく、しんどいこともあるので、注意して体調をみてあげましょう。そして少しでもおかしいな、と感じたらすぐに獣医さんで診察を。

話を戻すと、シニア猫のジルちゃんは、顔をなでるとスリスリしてゴロゴロ鳴らしていたので、おそらくご機嫌になってゴロゴロしているんだろうな、と判断しました。

そして、血液検査の結果も出揃い、診断がつきました。

ジルちゃんは甲状腺ホルモンが高く、甲状腺機能亢進症と診断されました。また、炎症の数値も上昇しており、かなりひどい鼻炎があるのでは、と判断できました。

診断がつけば、次はそれを治療し、うまくコントロールしてあげることが必要となってきます。

まず、甲状腺機能亢進症ですが、簡単にこの病気をご紹介します。甲状腺というのは身体の代謝を調節しており、甲状腺ホルモンがたくさん出ると全身の代謝が上がります。もちろん食欲もあがりますが、代謝が上がっているので食べても食べても痩せていきます。他には、多飲多尿であったり、嘔吐、下痢といった症状が出てきます。では治療はどうしたらよいのでしょう?

ホルモン量を調節してあげれば、心臓や腎臓に関しては注意が必要ですが、この病気はコントロールすることが出来ます。治療法は2パターンあり、一つは内服薬で甲状腺ホルモンの産生を抑える方法。お薬は苦みがありますが、多くの猫ちゃんが上手に飲んでくれています。もう一つはご飯を変えることです。甲状腺ホルモンはヨウ素から作られているので、ご飯の中のヨウ素量を減らせば甲状腺ホルモンの量が減る、という仕組みです。しかしこの方法は欠点があり、ご飯は甲状腺機能亢進症用の療法食しか食べることが出来ません。ドライとウェットがあり、比較的好きな子も多いですが、おやつなども食べることが出来ないので、どうしてもお薬が飲めない子以外は多くのご家族がお薬での治療を希望されます。

高齢猫のジルちゃんもその一人で、お薬にて治療していくことになりました。東京墨田区在住で高齢猫のジルちゃんはお薬も上手に飲め、ご家族様も続けられそう、ということでしたので、治療方針が固まってきました。

 

このように、一つの病気に対しても、治療法は一つではなく、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、できる限り様々なご提案させて頂き、ご家族様とわんちゃん、猫ちゃんが治療を続けられる方法を一緒に考え、ご相談させて頂きます。

どうしても投薬ができない、療法食を食べてくれない、など、お悩みも十人十色だと思いますが、治療法も十人十色です。それぞれに合った治療法で一緒に頑張っていけるようにご相談させて頂きますので、上のようなお悩みがある方は往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の大東です!

当院では、台東区、江東区、中央区を拠点とし、東京23区全域、さらにはその近隣地区まで訪問させていただきます。当院の往診獣医療では、往診車で獣医師と動物看護師が一緒にお家まで訪問させていただき、お部屋の中からペット(犬・猫)を連れ出さなくても獣医療を受けさせてあげられます。また、とてもシャイなペット(犬・猫)と暮らしているご家族様には、事前にペット(犬・猫)の性格と性質をお伺いすることで、お部屋のどんな場所でどんな風にして診察をしたほうがいいなどのお話を、電話予約の段階でさせていただきます。

ペット(犬・猫)の飼い主様に広く寄り添える獣医療の新しい診療形態が、往診専門動物病院わんにゃん保健室です。

動物病院に通院できないで困っている飼い主様はまずはご相談ください。そして、もし周りでそのようなことで困っているご友人やお知り合いの方がいましたら、往診専門動物病院があることを教えてあげてください。

 

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さて、ブログに入ります!

最近急に気温がぐっとさがってきましたが、皆様体調は崩されていませんか?

特に高齢のわんちゃんやねこちゃんは、体温調節が苦手なので、暑すぎるのも苦手ですが、寒さにも弱く体調を崩しやすい時期になってくるかと思います。

秋や冬は特に私たち人も、大切なわんちゃん猫ちゃんも体調を崩しやすい季節ですので、お気を付けください。

 

東京墨田区在住、15歳の高齢猫、シンちゃんのその後

それでは、今回は、先日ブログにてお話させて頂きました、東京墨田区在住、15歳の高齢猫、シンちゃんのその後について、お話させて頂こうと思います。

シニア猫のシンちゃんは、皮膚の症状と、元気食欲の低下、多飲多尿が主訴でしたが、シニア猫のシンちゃんはすごく敏感で、動物病院での処置が難しいため、往診専門動物病院の往診をご希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご自宅訪問依頼でお電話を頂きました。

初診の日は、対症療法と血液検査、尿検査を実施し、治療の反応をみつつ、検査結果を待つという流れを取らせて頂きました。往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診では、血液検査などはすぐには結果が出ないものもあるので、状態をみつつ、稟告から治療方針を考える、対症療法を行う、という方法をよくとります。その後、検査結果が出次第、治療方針を提案してご家族様と相談させて頂きます。

初診の次の日もう一度お家まで獣医師と動物看護師で訪問させて頂くと、昨日の処置があったにも関わらず、高齢猫のシンちゃん(東京墨田区在住)はリビングの真ん中でリラックスして待っていてくれました。少し食欲が上がってきて、皮膚に関しては痒みや赤み(発赤)などのブツブツが引いたということでした。

 

皮膚はステロイドが効果を示したと考えられ、頸部や耳のブツブツに関してはやはりアレルギー疾患が最も可能性が高そうでした。

 

血液検査や尿検査の結果がまだ出そろっていなかったのですが、全身状態としては、前日の治療にて少し状態が上向きになっていました。そのため、初診日同様、少し脱水があったので皮下点滴、嘔吐があったので吐き気止め、胃薬、感染性疾患を考えて抗生剤を使用しました。この日も、保定をしようとするとシニア猫のシンちゃん(東京墨田区)は怒っていましたが、タオルをかけるとあっさりと処置をさせてくれるので、やはりシニア猫なだけあって、シンちゃんはお利口さんでした。

 

ここで、皮膚疾患について少しお話させて頂きます。

今回のように、小さいブツブツが大量にできている症状を総称して「粟粒性皮膚炎」といいます。しかし、この粟粒性皮膚炎というのはあくまで皮膚の状態であり、病名ではありません。

では、このブツブツの正体はなんでしょうか??

このブツブツの中には、好酸球といって、アレルギーや寄生虫がいるときに集まってくる白血球の一種がたくさんいて、ブツブツを形成しています。なので、粟粒性皮膚炎の原因として最初に考えなければいけないのは、アレルギーや寄生虫性疾患です。アレルギーや寄生虫とひとくちに言ってもたくさんあり、例えば食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、ノミ寄生によるノミアレルギー、蚊刺咬によるか蚊アレルギー、皮膚のその他の寄生虫など、たくさんあります。

ノミアレルギーであれば、ペット(犬・猫)の身体にノミ糞がついているか確認し、ノミダニ薬を塗布してあげれば良いですが、他のアレルギーに関しては、治療して反応をみなければなかなか原因が分からないことが多いです。例えば、食物アレルギーであればステロイドは効きにくく、高用量で使用してもあまり効果がなかったりします。逆に、アトピー性皮膚炎であれば、ステロイドや抗ヒスタミン剤がよく効果を示してくれます。

話をシニア猫のシンちゃん(東京墨田区在住)の皮膚に戻しますと、高齢猫のシンちゃんの場合は初診日に皮膚に対してステロイドを使用しました。そうするとてきめんに皮膚のブツブツや赤みが引いていきましたので、おそらくシンちゃんはアトピー性皮膚炎があったと考えられます。

また、余談ですが、みなさんノミ糞とゴミの見分け方はご存じですか??

猫ちゃんの皮膚に黒いゴマのようなものがついていても、一見私たち獣医師や動物看護師でもゴミなのかノミ糞なのか見分けはつきません。そこで、濡れティッシュの上にそれを置いてみます。ゴミであればもちろん何も変化は起きませんが、ノミ糞であればノミが血を吸って糞を出しているので赤く滲んできます。お外に出る猫ちゃんの場合は、是非一度試してみてください。

 

また話が逸れてしまいましたが、次の日、高齢猫のシンちゃん(東京墨田区)の血液検査と尿検査の結果が出揃いました。血液検査の結果は、少し脱水している所見はありましたが、大きな異常値はなく飼い主様も安心されていました。尿検査では、白血球がたくさん検出されていましたが、尿の濃さを示す尿比重は正常でしたので、尿検査・血液検査両方から、疑っていた腎不全は否定的でした。また、甲状腺機能亢進症に関しても、血液検査から否定されました。

ということで、除外していくと、今回の東京墨田区在住、高齢猫のシンちゃんの症状は膀胱炎から来ていたと考えられます。膀胱が気持ち悪くて何度もトイレに行く、元気食欲が低下する、下腹部を舐めるというのも猫ちゃんの膀胱炎ではよくみられる症状です。

診断がつけば次は治療です!!

猫ちゃんの膀胱炎の原因は大きく分けて、

・細菌性膀胱炎

・結晶や結石にによる膀胱炎

・特発性膀胱炎(原因不明の膀胱炎)

がありますが、シニア猫のシンちゃんの場合、尿検査結果から、細菌性膀胱炎か特発性膀胱炎が考えられます。

そこで、今回の治療方針としては、

・皮膚に対してはステロイド投与

・膀胱炎に対しては抗生剤投与

という方向性でご家族様にお話しさせて頂きました。

抗生剤は飲めなければ注射で入れることもできますが、シンちゃん(東京墨田区)がお薬を飲んでくれる性格であることと、すごく敏感な猫であるというのを考慮して、飲み薬を続けてもらうことになりました。

また、ご家族様とお話を重ねるうちにひとつ出てきたことが、お子様が夏休みに入ってシンちゃんにかまうことが出来なくなってしまい、夏休み終盤から元気がなくなってきたということが分かりました。これはひとつ重要なことで、猫ちゃんはストレスにすごく敏感で、特発性膀胱炎の原因の一つとなっています。

このように少しの変化が猫ちゃんのストレスとなってしまい、膀胱炎を引き起こしてしまうこともあるので、最近は気持ちを落ち着かせるような成分が入った処方食も出てきました。

頻尿かも、膀胱炎を何度も繰り返している、ご飯をどれにするか迷っている、という場合には一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。その子に合ったごはんをご提案させて頂きます。

膀胱炎の再発はかなり多いですが、糖尿病など基礎疾患がある場合もあるので、なかなか治らない場合や再発を繰り返す場合には広い範囲で検査することをお勧めいたします。

 

高齢猫のシンちゃんは、現在皮膚症状も落ちつき、抗生剤の内服を頑張ってくれています。今回、初診時に様々な検査を頑張ってくれたので、診断がつき、治療方針を決めることが出来ました。これも、シンちゃんの協力があってのことです。

次回の尿検査で白血球がなくなっているといいなと願っています。

しかし、シニア猫のシンちゃん(東京墨田区)のように、お薬を内服では飲めない子、膀胱炎の再発を繰り返している子、結晶がなかなかなくならない子、など悩まれていらっしゃれば、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

その子の性格に合った治療法をご提案し、ご家族様と一緒に治療していきます。

 

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こんにちは!!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の大東です!

 

私たちは普段、獣医師と動物看護師の2人でご自宅まで往診車で訪問しています。

 

そのため、触れないくらい元気な猫ちゃんやわんちゃんでも、動物看護師がいるので安心して保定することができ、検査・処置に入ることができます。最近では、東京墨田区からのご依頼が急激に増えてきました。

当院は、往診専門動物病院としては希少な複数のスタッフでの診察を行っていますので、ペット(犬・猫)の急な体調不良に対する当日予約も、多くの場合で対応させていただいております。

また、新たに往診専門動物病院わんにゃん保健室江東区支部を設け、東京墨田区、東京江東区、東京江戸川区、東京葛飾区が今までよりも訪問しやすくなりました。

ペット(犬・猫)を動物病院に連れていけない、病末期で残りの時間を家で過ごさせてあげたいが苦痛だけは取り除いてあげたいなど、往診を希望されるご家族様が抱えている事情はそれぞれです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ペット(犬・猫)の状態に合わせた治療プランを、できる限りご家族様の意向に合わせて最良な診療プランを考案させていただきます。

ご家族様だけで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

 

さぁ、ここからブログです。

 

ふたたび猛暑が始まりましたね。皆様、急な温度変化に身体はついていっていますか?

最近私の家の周りのお家で、猫ちゃんがたまっていることが多いのですが、そこに子猫ちゃんがたくさん増えていて、とってもかわいかったですが、外の暑さに完全にみんな伸び切ってしまっていました。

猫ちゃんは元来、砂漠にいたと言われていて、暑さにはある程度犬よりも強いと言われていますが、それでもここ最近の猛暑にはついていけていない様子でした。

特に温度管理が苦手な、子猫や高齢猫では注意が必要です。成猫では、ある程度外気に合わせて体温調節を行うことが出来ますが、子猫や高齢猫では温度管理が出来ずに熱中症や低体温になりやすいので、ご家族の方々は気を付けてあげて下さい。

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診車の温度管理が大変な季節ですが、空調管理や設備管理などを施すことで、なんとか凌いでいます。

 

それでは、今回は、猫風邪をもっている猫ちゃんのお話です。

 

鼻詰まりのこむぎちゃん(猫風邪/高齢猫/東京墨田区)

ご紹介するのは、東京墨田区在住の、14歳のこむぎちゃんです。こむぎちゃんと初めて会ったのは1年半ほど前のこと。鼻がぐじゅぐじゅしているが、こむぎちゃんはとても敏感でご家族の方もキャリーに入れることが出来ない、ということで往診をご希望され、お伺いしました。そのときは、猫風邪による鼻炎と診断し、抗生剤とステロイド剤を使用しまし、すぐに良化しました。

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そもそも猫風邪ってなに??という方もいらっしゃると思うので、猫風邪のお話を少しはさもうと思います。

猫風邪とは・・・

ウイルスや細菌によって、結膜炎や鼻炎、口内炎や歯肉炎が引き起こされた状態で、免疫力が低い子猫や高齢猫、ウイルス疾患のある猫が起こりやすく、一度感染するとほとんどの場合再発することが多く、何かの拍子に免疫が低下したときに症状が現れます。人でいうと、疲れたり寝不足だったりするとヘルペスが出たり、口内炎が出来たりするのと同じイメージです。

原因ウイルスは、ヘルペスウイルスやカリシウイルス、クラミジアなど様々で、症状は

・目やにが出る

・涙が多い

・目の充血

・目をシパシパしている

・鼻水・くしゃみが出る

・口内炎があって痛そう

といったものが挙げられますが、これ以外にも、鼻詰まりが悪化すると匂いが分からなくなってしまい、食欲不振になってしまうこともあります。猫ちゃんは匂いに敏感で、ご飯の匂いがしないと食欲が湧かずにあまり食べてくれないこともよくあります。

猫風邪のお話を飼い主様にすると、必ず疑問が生まれます。

 

「猫風邪ってうつるんですか?」

 

もちろん一緒に飼っている猫ちゃんがいる場合、他の猫ちゃんに感染することもあります。ただ、免疫力がしっかりある成猫の場合は何度も濃厚接触をしない限り発症するリスクは少ないかと思います。一方で、免疫力が低い高齢猫や子猫、ステロイド剤や免疫抑制剤を服用している猫ちゃんではうつるリスクは非常に高いので、注意が必要です。そのような猫ちゃんがいる場合は、発症猫の症状が落ち着くまで別のお部屋で生活させるなど、接触させないようにすることが大切です。かわいそうに感じられるかもしれませんが、高齢猫や子猫にとっては、致命的にもなりうるので、注意しましょう。

そして、治療としては、まずは抗生剤を使用し、それでも良くならない場合はステロイド剤や、免疫力を上げるたんぱく質を注射することもあります。

 

そして、本題のこむぎちゃん(高齢猫/東京墨田区)ですが、今回も、前回同様鼻がぐじゅぐじゅしていて、さらに食欲もなくなってきている、とのことで、往診獣医療をご希望されました。

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師、動物看護師がお部屋に入ると、飼い主様の前で網に入ってウーっとうなっているこむぎちゃんの姿がありました。

まずは、こむぎちゃん(高齢猫/東京墨田区)は触らず、飼い主様にお話をお伺いしました。食欲がいつもの10%ぐらいまで減っていて、くしゃみはしないが鼻がずっとぐずぐず鳴っているということでした。シニア猫のこむぎちゃんは、以前血糖値がすごく高かったことがあるので、糖尿病も疑って、食欲不振の原因が猫風邪からだけではないのではないかと考え、血液検査の必要性をお話したところ、こむぎちゃん(高齢猫/東京墨田区)が頑張れるなら実施する方向となりました。今回の食欲不振の原因として考えたのは

・猫風邪からの鼻炎

・糖尿病の悪化

・慢性腎不全

・鼻腔内腫瘍

を主に考え処置に入りました。

今回は網に入ってくれていたので、保定に入るまでの高齢猫のこむぎちゃんの負担は少なかったのではないかと思います。

治療としては、鼻腔内腫瘍に関してはレントゲンやCTを行わなければ形態を見ることは出来ないため、まずは猫風邪を疑い抗生剤、食欲不振ということで、胃薬や吐き気止めを使用し、食べれていないということでしたので、皮下点滴も行いました。高齢猫のこむぎちゃんはかなり興奮していて、呼吸が荒くなっていましたので、様子を見つつ、処置を行いました。

猫ちゃんは、早ければ3日、長ければ1~2週間、食べていない期間が続いてしまうと、体の中で異常な代謝が行われ、肝臓に脂肪がたまってしまいます。いわゆる脂肪肝です。こうなると肝機能は著しく低下し、黄疸、高アンモニア血症などが出てきます。そして、ここまでくると、治療には栄養を付けて体の中のエネルギー代謝を正常に戻してあげる必要があります。つまり、強制給餌や胃内チューブを設置することもあります。

この状態になってしまうと、かなり危険な状態になってしまうので、シニア猫のこむぎちゃん(高齢猫/東京墨田区)が何とか食べてくれるようになることを願って、処置を行っていきました。

この日はそれで診察終了となり、2日後、再び東京墨田区のお家まで往診専門獣医師と動物看護師の2人で往診車でご訪問させていただきました。シニア猫のこむぎちゃんはやはり食べていないそう。血液検査の結果から、糖尿病や慢性腎不全が否定されたので、今度はステロイド剤を注射で使用し、点鼻薬でもステロイド剤を使用しました。ステロイドによって、鼻の粘膜の炎症が引いて、肥厚がとれると匂いを感じ取って、少しでも食べてくれるのではないかという期待をこめての治療でした。

そして期待通り、高齢猫のこむぎちゃんはその日の夜からご飯を食べ始め、いつもの80%ぐらいにはもどってきたというお話で、私たちも安心しました。

こむぎちゃん(高齢猫/東京墨田区)のように、炎症が強い場合にはステロイドが功を奏する場合もありますが、基本的には感染症の場合にはまずは抗生剤を使用するのが一般的ではあります。猫のこむぎちゃんは、おそらくかなり鼻粘膜の炎症がひどく、ほとんど鼻が通っていない状態で、そのため鼻水もほとんど出ていなかったのではないかと考えられます。

今回のように、ご家族様でも捕まえるのが難しい、触れない、キャリーに入れられない場合でも、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家に獣医師と動物看護師が往診に行き、診察、検査、処置を行うので、キャリーに入れる必要もありませんし、処置はすべて往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師、動物看護師でさせて頂きます。

もちろんどのような処置をするか、どこまで行うか、など飼い主様とご相談した上で処置に入り、ご家族様、わんちゃん猫ちゃんにできる限り負担がないようにオーダーメイドな治療法をご提案させて頂きます。いつでもお気軽にご相談ください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京23区とその近隣地域まで、獣医師と動物看護師の2人が往診車でご自宅まで訪問します。

諸事情により動物病院になかなか連れて行けない場合に、大切なペットの症状を見て見ぬ振りをしてしまう前に、まずはご連絡ください。

 

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こんにちは!

 

皆様、お元気ですか?

私は先日長瀞の方に出かけてきました!普段は、東京都内、主に東京江東区、東京墨田区、東京台東区、東京足立区、東京港区などを往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診車で回っているので、久しぶりに自然な中にいくとリフレッシュされますね!

猫ちゃんを連れてきている方はさすがにいませんでしたが、わんちゃんを連れている方は多くいらっしゃいました!しかし途中で気管虚脱のような咳をしているわんちゃんがいて心配になってしまいました。

気管虚脱があると言われたことがあるわんちゃんを飼っていらっしゃる方もいると思いますが、暑い場所では呼吸の回数が増え、気管虚脱がある犬ではのどに炎症が起こって、呼吸困難になってしまうことがあるので、気管虚脱があるわんちゃんは出来るだけ涼しい場所で過ごさせてあげて下さい。

 

それでは、今回の本題です。

今回は、なんとなく元気がなく、多飲多尿がある、既往歴に尿石症による尿路閉塞ということでお電話を頂きました、東京墨田区在住、高齢猫(15歳)のシンちゃんです。

 

なんとなく元気がなく多飲多尿の猫(東京墨田区/高齢猫)

まず、お電話で多飲多尿があるということだったので、

 

・甲状腺機能亢進症

・慢性腎不全

 

の2つの病気を頭に思い浮かべながらお伺いさせて頂きました。

お電話で、動物病院をすごく怖がってしまい、とても怒ってしまうので動物病院には行けないのでペット往診をご希望、ということをお伺いしていましたが、お家に入るとたしかに、私たち獣医師・動物看護師を見るなりテーブルの下に隠れてソワソワ、たまにシャーっと言ってみたり、落ち着かない様子でした。

なので、まずはシンちゃんに触ることはせず、お話をお伺いするところからスタートしていきました。

よくよくお話を聞くと、多飲多尿、元気減退だけではなく、皮膚がブツブツしてきて下腹部の皮膚を舐めている、嘔吐頻度の増加、活動性の減少(ソファに登らなくなった、歩くのがゆっくりになった等)が見られることが分かりました。

そこでまずは症状を大きく2つに分けて説明に入らせて頂きました。

 

・皮膚症状→下腹部を舐めるのは①膀胱炎、②皮膚病

・全身症状(多飲多尿、嘔吐、活動性の減少)→①慢性腎不全、②甲状腺機能亢進症、③その他(腫瘍など)

 

の可能性を考えてご説明し、血液検査、腹部超音波検査を行うことになりました。

 

下腹部の皮膚を舐める、というのは一見皮膚が痒いから?と考えてしまうのですが、実は膀胱が気持ち悪くて、皮膚の上から膀胱の位置を舐める、というのは猫ちゃんで必ず考えていかなければなりません。また、シンちゃんでは見られませんでしたが、膀胱でなく、やたらと足を舐める、という場合には関節炎を疑っていかなければなりません。

また、シンちゃんの場合尿路閉塞になったことがあるということでしたので、膀胱炎の再発の可能性も高かったのですが、頸部と耳のブツブツに関しては、皮膚病を疑っていきました。

 

甲状腺機能亢進症では、全身の代謝が上がるので、おしっこの量が増え、脱水してしまうのでのどが渇きたくさんお水を飲むようになります。また、消化管の動きも亢進するので、嘔吐や下痢が出たり、食欲が出たりします。しかし、代謝が上がっているので、よく食べますが痩せていきます。

また、猫ちゃんの慢性腎不全では、腎臓の尿細管というところでの水の再吸収能力が落ちてしまうことが多いため、多尿になり、脱水してしまうのでのどが渇きたくさんお水を飲むようになります。そして、慢性腎不全であと2つ多い症状が関節炎と嘔吐です。慢性腎不全が始まると、骨のカルシウムを血中に取り込んでしまうようになるので、骨密度が下がり、関節炎や、ひどいと骨折しやすくなってしまいます。嘔吐に関しては、慢性腎不全では、胃酸が出やすくなるので、逆流性食道炎のようなムカムカした感じや胃潰瘍になってしまうことがあります。

 

こういった症状を考えて、治療に入らせて頂きました。

高齢猫のシンちゃん(東京墨田区在住)は身体検査の前に、保定するときには怒っていましたが、保定すると大人しく、やはり少し元気がないのかな、という印象でした。

治療としては、少し脱水があったので皮下点滴、嘔吐があったので吐き気止め、胃薬、感染性疾患を考えて抗生剤、皮膚がかゆいということだったので全身性の疾患があった場合は病気が隠れてしまう可能性がありましたが、超音波にて明らかな腫瘍性疾患は認められなかったのでステロイド剤を使用しました。

すべて注射ですが、点滴に混ぜて投与するので、針を刺すのは1回だけ、ということで、高齢猫のシンちゃん(東京墨田区在住)も許してくれていました。

 

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治療後はおやつを用意してもらい、がつがつと食べていたので、少し安心しましたが、勢いよく食べすぎて戻してしまわないかが心配なぐらいでした・・・。

 

この日の診察は以上で終了とし、次の日もお伺いさせて頂き、活動性に変化があるか診させてもらうことになりました。また、今後としては、血液検査の結果次第で、全身症状については処置を決めていき、皮膚に関してはステロイドに対する反応を見ていくという方向でいくことになりました。

 

今回の東京墨田区在住で高齢猫のシンちゃんのように、症状がたくさんある場合にも、それぞれ分けて考えていき、どの病気が考えられるか、それを診断していくためにはどういった検査が必要か、ということを往診専門動物病院わんにゃん保健室では丁寧に説明し、ご納得いただいてから検査に入らせて頂いております。

 

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(診察終了後に大好きなカーテンに隠れながらおやつをもらうシンちゃん)

 

また、猫ちゃんの性格上、検査が難しい、無理をすると呼吸がわるくなってしまう、といった場合には、途中で検査や処置を中断することもあります。

しかし、そのような場合でも最善の処置をさせて頂きますので、怒ってしまうので、動物病院には連れていけない、といったお悩みを持つご家族様、諦めずに、往診専門動物病院わんにゃん保健室までお気軽にご連絡ください。

そのような猫ちゃんにも、往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師、動物看護師ともに慣れているので、いつでもご対応させて頂きます!

 

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こんにちは!

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私たちは日々東京中央区や東京港区、東京江東区、東京足立区など様々なところで訪問による往診獣医療をしていますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診車が日中でもすこし涼しくなってきて、夏の終わりを感じています。

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しかし、先日外に出てしまう猫ちゃんのブログを書かせて頂きましたが、まだこの気温でも外は暑く、猫ちゃんたちも熱中症になってしまう可能性があるので、お散歩に出る猫ちゃんは注意が必要です。

また、わんちゃんのご家族様も、お散歩のお時間帯はまだ涼しい早朝や夕方が良いかと思います。帰宅後、息が荒い、ぐったりしているなどございましたら、まずはお部屋を涼しくして、保冷材などで身体を冷やしてあげて下さい。それでも落ち着かない場合、お気軽に、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡いただければと思います。

 

それでは、本日は、頭に外傷がある猫ちゃんでしたが、実は別の疾患があった猫ちゃんだったというお話です。

猫ちゃんのお名前は、ポンちゃん、15歳とご高齢な猫ちゃんで、東京葛飾区在住です。

 

ポンちゃん(高齢猫/東京葛飾区)

高齢猫のポンちゃんとの初めての出会いは、2年ほど前に外傷かもしれないということで診察を行いましたが、大きなケガはなく、今回は久しぶりの診察でした。

今回は、右目の瞼が腫れているということでお電話を頂き、ご自宅まで獣医師と動物看護師で訪問させていただきました。

ポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)は人懐っこく、お家に入るとゴロゴロと横になってお腹を見せてくれました。しかし、触った感じが2年前よりも痩せており、よくよくお話をお伺いすると、最近お水をたくさん飲み、おしっこの量も増えていて、嘔吐の回数も多い(3~4回/日)とのことでした。

 

そこで、まずは今回の本題の右目を触診したところ、瞼が切れており、腫れていました。おそらく右目の腫れに関しては、外傷によるもので、治療としては、抗生剤を使用するというのがスタンダードになってきます。

 

一方、削痩、嘔吐、多飲多尿に関しては、今回往診獣医療を呼んでいただいた主訴ではありませんが、軽度の脱水も見られたため、血液検査、超音波検査による精査をお勧めいたしました。

高齢の猫ちゃんで、痩せてきた、嘔吐の回数が多い、おしっこの量が多い場合に考えていかないといけないのは、

・甲状腺機能亢進症

・慢性腎不全

です。そしてこの2つの疾患に関しては、血液検査で診断することが出来るので、血液検査を実施いたしました。もちろん、腫瘍によってそのような状態になることもありますので、おなかの中の臓器をしっかりとみるために超音波検査も行いました。

この2つが実施できたのは、ポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)の協力的な性格あってのことです。とても敏感な子で怖がりな子では決して無理をせず、どこまでやるべきか、その後どんなことが考えられるのでどうしていくべきか、などについて、飼い主様とご相談させて頂きます。

 

検査が終わった後、治療に入りました。治療としては、まず軽度の脱水が見られましたので皮下点滴、瞼の傷に対して抗生剤、吐き気がありましたので、吐き気止めや胃薬を使用して、その日は終了となりました。

ポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)は皮下点滴の時に少しもぞもぞしていましたが、それぐらいは猫ちゃんみんなそのような感じです。当院の獣医師、動物看護師はみんな慣れていますので、お任せください。

治療が終わった後も、動物医療スタッフを怖がることなく、ゴロゴロ。本当に人懐っこい猫ちゃんだなあと癒されました。

余談ですが、猫ちゃんののどを鳴らす音は、人にも癒しの効果があるそうですね。どうやってゴロゴロ音を出しているかは最近研究が進んでいて、ようやく少し解明されてきましたが、2年ほど前までは、どうやってのどの音を鳴らしているのか、獣医界でも不明な点でした。猫ちゃんを飼っているご家族様、猫ちゃんがゴロゴロ鳴らしていたら、近くによってみて下さい。きっとさらに癒しがもらえると思います。

 

話が逸れてしまいましたが、ポンちゃんの血液検査の結果ですが、考えていた通り、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全ステージ2と診断されました。

この2つの疾患には実はすごく関連があります。甲状腺機能亢進症は、身体の代謝が上がり、心拍数・血圧ともにすごく上昇します。また、消化管の運動も活発になって、嘔吐・下痢を引き起こすこともよくあります。血圧が上昇すると、腎臓の血管も血圧があがり、腎臓にたくさんおしっこを作らせます。それによって多飲多尿が引き起こされ老廃物もたくさんでていきますが、それは腎臓にとっては負荷がかかっている状態でもあります。老廃物も出ていくので、甲状腺機能亢進症がある猫ちゃんでは一見腎臓の数値が上がっていないことがよくあるのですが、治療すると腎臓の数値が上がってくる、というパターンはすごく多いです。

なので、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、この関連性をご説明して、できる限り一緒に数値を測定させていただくことをお勧めしています。

 

ポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)の場合は、甲状腺の治療前から腎臓の数値が高かったので、治療を始めるとおそらくもう少し上がってくると考えられます。そのあたりは症状と定期的な検査結果と合わせてご家族様と治療方針を考えていきます。

 

次の診察で、ポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)は目の傷は治っていたので、甲状腺機能亢進症と慢性腎不全の治療を開始致しました。脱水もすごくしているわけではないので、お家での皮下点滴はまだ不要と判断し、内服薬のみお渡ししましたが、脱水が激しい場合は、ご家族様に皮下点滴の方法を丁寧にお伝えさせて頂き、お家で皮下点滴を行っていただいているご家族様も往診専門動物病院わんにゃん保健室ではたくさんいらっしゃいます。

皮下点滴のことでご不明な点やお悩みがございましたら、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

次回の診察で、元気にゴロゴロしているポンちゃん(高齢猫、東京葛飾区)にまた会えることを願っています。

 

今回のポンちゃんのように、主訴は外傷でも、高齢猫では実は疾患が隠れていることもあります。症状として、嘔吐や下痢、多飲多尿がある場合は特にその可能性は高いかと思います。

もし、最近気になっている症状がある、しかし動物病院に通院するのはストレスになるし、連れていくほどでもないかなあ、という場合には、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

お家でお話をお伺いし、検査のご提案、処置を行いますので、敏感な猫ちゃんもすぐに自分の居場所に帰ることが出来ます。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、できる限りストレスをかけないように診察を進めて、検査内容や処置内容も飼い主様とご相談して進めて、その子その子にあったオーダーメイドの獣医療をご提案させて頂きます。

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こんにちは!

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最近は秋雨前線がきている影響でじめじめした日がつづいていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

夏が来たと思ったら、あっという間に秋が近づいてきて、少し寂しいような気もしますね。

昨日も、東京の台東区や墨田区、足立区などいろいろな場所に往診に行っておりましたが、夜になるとすっかり涼しくなってきていました。

わんちゃんにとっても過ごしやすい季節になってきましたね。しかし、猫ちゃん、特に高齢猫には寒さは大敵なので、温度変化に気を付けてあげましょう。

猫ちゃんは寒くなると特に膀胱炎が多く見られます。寒くて、お水を飲む量が少なくなってしまい、濃いおしっこばかり出てしまったり、排尿回数が減ってしまうためと考えられています。まだまだ暑い日が続いてはいますが、ご自宅の猫ちゃんの排泄状況を今からしっかり把握しておくと変化が分かりやすいかと思います!!

 

さて、本日の本題です。

今日は、おしっこの量が少なくなってしまった、東京足立区在住で高齢猫のタラちゃん(仮名)のお話をさせて頂こうと思います。

 

おしっこが出づらい(排尿障害/腎不全/高齢猫/東京足立区)

タラちゃんとの出会いは、往診先への訪問中で鳴ったお電話でした。おしっこがあまり出ていなくて食欲が落ちているというお話を電話で伺い、早めに訪問して診察を行った方が良いと判断し、急遽当日予約での診察を組み、タラちゃんの住む家まで獣医師動物看護師で訪問しました。

早めに診察を行った方が良いと判断したのは、尿路閉塞によっておしっこが24時間以上出ていなければ、速やかに尿路閉塞を解除し、排尿をさせないと全身状態の急激な悪化、最悪の場合命に関わることもあるためです。尿路閉塞によって、おしっこが出なければ、体の中にカリウムというミネラルが溜まっていきます。そうすると高カリウム血症となり、不整脈などの心不全につながってしまいますので、早急に高カリウム血症を改善させてあげないといけません。

 

話が逸れてしまいましたが、そんな流れで東京足立区在住で高齢猫のタラちゃんのお家にお伺いして、様子を見させていただきました。

最初の印象としては、身体は大きいけれど、怖がりな性格、という印象で、私たちが部屋に入ると目を真ん丸にして隅っこからこちらを見ていました。

様子としては、虚脱していたり、動けないという感じではなく、私たちから隠れようとカーテンの裏側に行ったりそわそわよく動いていましたので、少し安心して診察に臨むことができました。

直近の様子は、食欲が少し落ちていて、今朝から排尿がほとんどない(わずかにはしていた)、トイレには行っているということでしたが、飼い主様は半年ほど前から多飲多尿があり、口臭も強くなってきた、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃするようになった、という点も気になさっていました。また、タラちゃんは2年前にストラバイト尿結石によって尿路閉塞になった既往歴があるとのことでした。

 

まずは、既往歴に尿路閉塞があり、排尿がほとんどない、トイレには行っているということから、

・膀胱炎

・尿路閉塞

・乏尿(腎不全や脱水による)

の3つを考えました。

 

次に、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃしている、口臭、多飲多尿の原因としては

・慢性腎不全

・口内炎

・歯周病+歯肉炎

の3つの可能性を考えました。

 

膀胱炎の主な症状としては

・血尿

・頻尿

・トイレに頻繁に行くがおしっこがほとんど出ていない

・陰部やおなかをよく舐めている

というのが挙げられます。

詳しい原因や治療は別のブログにも書かせて頂きましたが、主に3つの原因があります。

・細菌性膀胱炎

・結石や結晶に伴う膀胱炎

・特発性膀胱炎(原因不明ですが主にストレスと言われています)

東京足立区在住の高齢猫のタラちゃんは今回、結晶による尿路閉塞の既往歴もあるので、これが最も疑われました。

 

今回の症状の原因を調べるために、腎臓の数値などを調べる目的で、血液検査、膀胱内におしっこが溜まっているか、膀胱内は綺麗かどうかを見る目的で腹部超音波検査を行いました。

まずは、身体検査です。高齢猫のタラちゃんはシャイな子でしたので、飼い主様にだっこで連れてきてもらい、身体を触っていきました。口の中を見ると歯周病、それに伴い歯肉炎が見られ、抜けそうな歯も見られました。口が気持ち悪いのはおそらくこれが原因と考えられます。

 

次に採血を行い、超音波検査を行いました。膀胱の中にはおしっこはあまりなく、排尿が出来ているようでしたので、導尿処置は行いませんでした。しかし、膀胱内に浮遊物が見られたので、おそらく結晶があるのではないかと思います。

 

今回の尿の出が悪い原因としては、膀胱炎が考えられ、食欲が落ちているのは、膀胱炎による違和感などもあるのではないかと考えられ、少しでも残尿感や違和感を取ってあげられれば、と治療に入らせて頂きました。

 

治療としては、膀胱の炎症を抑えるためにステロイド、膀胱炎に対して抗生剤、食欲が少しでも出るように胃薬と吐き気止めを使用しました。治療中も高齢猫のタラちゃんはすごくお利口で、じっとしてくれていました。

飼い主様には、尿の出を引き続きチェックしてもらい、食欲もみてもらうようにお伝えし、お薬も飲めるとのことでしたので、内服薬で抗生剤をお渡ししました。

 

血液検査の結果としては、腎臓の数値が少し高くなっており、慢性腎不全のステージ2と診断され、多飲多尿の原因が判明しました。

 

今回の検査結果から、今後のタラちゃん(東京足立区在住)の治療方針としては、慢性腎不全の進行を抑えて、腎不全に伴う症状を和らげていくという方向に決まりました。

高齢猫のタラちゃんはお薬も飲むことができるということでしたので、血圧を下げて腎臓に負荷がかからないようにする、血管拡張薬をお渡しする予定です。

また、お薬が飲めない場合にも、しっかりとご相談させて頂き、治療方針をご提案させて頂きますので、その場合はお気軽にご相談ください。

次回の診察は少し先になりますが、タラちゃんが元気になってくれていることを願っています。

 

今回のタラちゃんのように、一度尿路閉塞になったことがある猫ちゃんの場合、比較的早くに腎不全が出てくる場合が多いです。また、尿路閉塞は再発しやすいので、最近多飲多尿気味だったが、突然おしっこの量が減ったな、今日出ていないなという場合には、早めの受診をお勧めいたします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診中であっても、急患と判断した場合には、当日予約にてご自宅まで獣医師と動物看護師で訪問させて頂いたり、処置をお電話でお伝えしたり、または間に合わない場合には動物病院をご紹介したりと、様々な対応をさせて頂いております。

 

ご家族様が帰宅されて、あれ?様子がいつもと違うな、と思った場合には、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

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脱水した猫(高齢/猫/脱水/外)

こんにちは!!

皆様体調はいかがでしょうか?

台風などの低気圧が来るまでは、ほとんど晴れていたにも関わらず、台風が過ぎてもじめじめ、蒸し暑い日が続いていますね。夏が終わって、秋が近づいてきているのを感じます。

しかし、まだまだ暑い日が続いているので、わんちゃん、猫ちゃんの熱中症にはくれぐれもお気を付けください。湿度計があるご自宅は少ないかと思いますが、温度が低くても湿度が上がると熱中症になってしまうことがあるので、できれば、温度計と湿度計がついているものをお部屋にセットすることをお勧めいたします。

また、呼吸が悪くなってしまっていて、酸素ハウスを使用している高齢犬や高齢猫のご家族様もいらっしゃるかと思います。酸素ハウスの中は特に息で蒸れやすいので、温度に気を使ってあげて下さい。

酸素ハウスを使用していても苦しそうで、しかし、外に連れ出すのはさらにストレスを加えてしまう、など動物病院に連れていけないけれど痛みや吐き気、呼吸が荒い状態などを和らげてあげたいときは、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

ご自宅に獣医師が訪問し診察を行いますので、酸素ハウスに入ったまま処置をさせて頂き、その子その子に合った過ごし方もご家族様とご相談させて頂くことができます。

 

 

 

さてさて、それでは今回は、脱水してしまった高齢猫のすずちゃん(東京江東区在住)18歳についてご紹介させて頂きます。

 

すずちゃん(高齢猫、東京江東区)は、ほとんど病院に行ったことがなく、小さいころに尿路閉塞になって以来、病気という病気はしてこなかった猫ちゃんです。普段はお外とお家を行き来していて、お外でも喧嘩をするぐらい強い子でした。(本来は飼い猫の外出は条例で許可されていませんのでご注意ください。)

しかし、数日前、ケンカをして帰宅してから、元気食欲がない、歩くとすぐ疲れてしまう、ということで、ご連絡を頂き、ご自宅まで獣医師と動物看護師が訪問させて頂きました。

初めて会った高齢猫のすずちゃん(東京江東区)の印象は、身体も大きくてたしかに強そうな猫ちゃんだな、という印象でしたが、かなりぐったりしていて呼吸も荒く、なんとなく目がうつろであり、食欲もないということから、全身状態が悪いことはひしひしと伝わってきて、何とか元気になってほしいという思いで診察をさせて頂きました。

 

お外に行くということで、まず最初に疑ったのが猫ちゃんの熱中症です。

外に行くと、日陰にいても人間でも暑いですが、猫ちゃんたちは私たちよりも体温が高く、地面にも近いため、より暑さを感じやすい体になっています。また、高齢猫ではより体温調節が苦手になってしまっているため、ご家族様も気づかないうちに熱中症になってしまっているというケースもあります。

では、熱中症になるとどうなってしまうのでしょうか?

まず、身体に熱がこもってしまい、体温が40℃近く、または40℃を超えることもあります。そうすると、体中の細胞が熱に負けてしまい、細胞が死んでいき、早急に処置ができない場合には多臓器不全になって致死的になることもあります。

症状としては、初期だと

・息づかいが荒い

・嘔吐、下痢を繰り返す

などが見られ、進行すると

・舌の色が悪くなる(紫色、チアノーゼ)

・立ってられない(ふらつきなど)

・ぐったりしている

と変化していきます。

特に、鼻が短い、短頭種のわんちゃんでは、熱がからだにこもりやすいので、お散歩中など特に注意が必要です。また、猫ちゃんでは、口をハアハアさせて体温を逃がすということをしないので、どうしても外に出ちゃうタイプの猫ちゃんの場合、この時期は注意が必要です。(くれぐれも、外出させるのは避けてください。)

熱中症を疑ったときにはまず、わきの下、首、股を冷やしてあげて、部屋全体も涼しくし、扇風機で風も送ってあげましょう。人間の熱中症の時の緊急処置に似ていますが、その通りで、まずは身体を冷やすのが最優先です。

 

話は逸れてしまいましたが、東京江東区在住で高齢猫(シニア猫)のすずちゃんも熱中症を疑いましたが、身体は熱くなく、はっきりと熱中症、という症状ではありませんでした。

次に、歩くとふらつき、倒れることもある、ということでしたので、高齢猫では多い、心筋症を疑いました。

また、他にも、高齢猫で多い病気として、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全があるので、そこに関しても、心臓と深く関係があるため、飼い主様と相談し、採血をご自宅で行なって血液検査を行いました。

 

往診でご訪問させていただいた初日は、かなり脱水もあったので、皮下点滴、食欲がでるように、胃薬と消化管を動かすお薬、また、ビタミン剤や肝臓保護薬、炎症がある可能性も否定できない状態でしたので、ステロイド剤、ケンカの傷もあったので抗生剤を注射で使用しました。

 

血液検査の結果からは、心筋症の疑いと強い炎症反応、腎臓の数値の上昇が見られました。炎症反応は、ケンカの傷だけではなく、体調が一気におちるような炎症が身体の中で起こったのではないかと考えられます。また、それによって、水を飲めず、脱水していってしまい、腎不全も悪化してしまったと考えられました。

 

次の日には少し食べてくれるようになったとのことでした。

しかし、飼い主様のご希望もあり、これ以上の治療はしない、ということになりました。

 

通常であれば、入院を必要とする状態ではありますが、敏感で繊細な猫ちゃんでは、処置をすることが逆に負担になってしまうこともあります。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、そのような猫ちゃんでもお家で処置をすることで、少しでも負担を減らせていければと考えておりますが、お家でも処置が負担になってしまう猫ちゃんもいます。

それでも治療が必要な場合もありますが、その場合でも決して無理に処置を行うのではなく、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様と相談して、今後この子とどのように過ごしていきたいと考えているか、ご希望にできるだけ添えるように、ご家族様の気持ちに寄り添って、治療内容をご提案させて頂いております。

 

処置が辛そうだったので、一度やめてしまった、動物病院が怖そうなので行かなくなってしまった、という場合でも決して諦めずに、一度ご相談ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、その子その子に合った治療プランをご相談させて頂きます。

 

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猫の膀胱炎(高齢/猫/頻尿/血尿/往診)

こんにちは!!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

最近では、東京中央区勝どき、東京中央区晴海、東京中央区月島、東京中央区銀座、東京中央区日本橋を中心に多く訪問させていただいています。動物病院に通院できないペット(犬・猫)と暮らしているペットオーナー様は、諦める前にまずご連絡くださいますようお願いします。そして、できる限り早期に対処してあげたいので、ペット(犬・猫)の様子が少しでもおかしいなと感じましたら、待たずにご連絡ください。

 

最近東京のいろいろなところで花火大会が行われていますね!電車でも、浴衣姿の方々を見かけることが多くなって夏を感じております。

猛暑が続いておりますが、皆様体調は崩されていませんか??

直射日光がすごく強くなってきましたね。クーラーをつけていても、直射日光が当たっていると体温が上がってしまい熱中症になってしまいますので、特に高齢であまり動かない犬や猫と暮らしている方は、クーラーを付けているから安心ではなく、寝る場所もぜひ一度ご検討下さい!!そして、人でも同じく室温が低くても、直射日光が当たっているだけで熱中症になってしまうので、ご家族様の皆様もお気を付けください。

 

それでは、今回は猫ちゃんの膀胱炎についてお話させていただきたいと思います。

 

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猫ちゃんを飼っていらっしゃる方は、聞いたことがある方が多いかと思いますが、原因は様々で、その子によって考えていく必要があります。

 

まずは、膀胱炎の説明と原因をお話させていただきます。

 

膀胱炎と原因

文字の通り膀胱の炎症で、原因によって症状の出方はいろいろあります。

原因は大きく3つに分けられます。

・細菌性膀胱炎

・膀胱結石や結晶による膀胱炎

・特発性膀胱炎(原因不明)

 

猫ちゃんのこれらの尿路の疾患や尿路のその他の疾患を総称して、FLUTD(猫の下部尿路疾患)と言います。

 

まずは細菌性膀胱炎からお話させて頂きます。

 

菌性膀胱炎は、膀胱内に細菌が入ってきてしまい、膀胱に炎症が起きる病気です。多くは、尿道からさかのぼって菌が入ってくるので、雌猫ちゃんの方が多く見られますが、もちろん雄猫ちゃんにも見られます。

また、糖尿病など基礎疾患があって免疫力が落ちていたり、尿に糖が出ている場合にも、膀胱内のおしっこに菌が繁殖しやすくなるので細菌性膀胱炎になりやすいです。

この場合注意しなければいけないのは、逆行性に腎臓まで感染が及んでしまうことです。通常の免疫力があればそのようなことはかなり少ないですが、腎臓に感染が進んでしまうと、生命にかかわることもあるため注意が必要です。

 

次に膀胱結石や結晶による膀胱炎です。

膀胱結石や膀胱内に結晶がある場合、その刺激によって膀胱粘膜に炎症が起きてしまい、膀胱炎になります。結晶が出きている猫ちゃんは、結石もできやすい性質で、結石がある猫ちゃんは、細菌性膀胱炎も併発しやすいです。

また、結石で注意しなければならないのは、おしっこがちゃんと出ているかどうかです。結石が、膀胱の出口や尿道に詰まってしまったり、尿道に栓が出来てしまったりして、おしっこが出なくなってしまうことがよくあります。おしっこが出なければ、膀胱がパンパンになってしまい、身体の老廃物も出ていかないので、これに関しても放っておくと生命に関わることがあります。

 

最後に特発性膀胱炎です。

特発性というと難しく聞こえますが、簡単にかみ砕くと原因がわからない膀胱炎です。感染もなく、結石もなく、基礎疾患も無いのに、膀胱炎の症状が治らない場合にこの診断となります。原因は様々ですが、ストレスによることもよくあります。猫ちゃんはストレスを感じやすく、その結果膀胱炎になってしまうというパターンが多く見られます。ストレスというと猫ちゃんの嫌なことをしたときに感じると思われる方が多いかと思われますが、意外と、寒かった、外の音が気になった、来客が多かった、など、人からするとあまり気に留めないようなことが意外とストレスになっていたりすることもあるので、特発性膀胱炎が疑われたときは注意してみてあげましょう。

 

膀胱炎の症状

多くは

・頻回少量で排尿する

・トイレでおしっこを出そうとするがほとんど出ない

・トイレでいきんでいる

・陰部をよくなめる

・血尿

・おなかをよくなめる

・排尿時に痛そう

などが挙げられます。

どの種類の膀胱炎でも上のような症状がみられるので、しっかり検査してどれが原因かを調べてあげる必要があります。排尿ポーズをとるが全くおしっこが出ていない、という場合は、閉塞している可能性もあるので注意が必要です。また、膀胱炎の場合膀胱が気になっておなかをよく舐めて、おなかが脱毛してしまい、一見皮膚病に見えてしまうこともありますが、膀胱炎の症状のことも多いです。

 

膀胱炎の診断

まずは、尿検査と膀胱の超音波検査は必須となってきます。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に獣医師が訪問させていただき、自宅にいながら超音波検査を行うことができます。また、超音波下で採尿を行い、尿検査を行なっていきます。超音波検査で結石の有無や膀胱粘膜の状態をチェックし、尿検査で結晶や尿pH、細菌の有無をチェックします。

検査によって、原因が分かればそれに合わせて治療を進めていきます。

 

・細菌性膀胱炎

細菌によって炎症が起こっているので、細菌をやっつけるために、抗生剤を使用します。抗生剤は、内服薬もありますが、猫ちゃんの場合飲めない子も多いので2週間効果のある注射薬があります。往診では、獣医師が訪問しご家族様のお話や猫ちゃんの性格・性質などを詳しくお伺いして処方内容を決めていきます。

また、ひどい膀胱炎だった場合は抗生剤を2種類併用して徹底的に治療する必要があります。2週間効果のある注射液と、もう1種類は内服薬あるいは、注射液で使用していきます。

 

・結石、結晶による膀胱炎(ストラバイト結晶・シュウ酸カルシウム結晶)

結石にはストラバイト結晶・シュウ酸カルシウム結晶の子が多く、これらは尿pHによってできやすくなります。そのため、尿pHを変化させるために、ご飯を変える必要があります。尿pHが正常化することで、ストルバイト結晶は溶けてなくなります。しかし、シュウ酸結晶は溶かすことが出来ないので、水分摂取量を増やして排尿を促し、流しだす必要があります。数日間点滴を行うこともありますが、お家でもフードをふやかしたり、ウェットフードを与える量を増やすなどして水分摂取量を増やす必要があります。

余談になりますが、高齢になって腎不全が出てきてしまった場合などにもウェットフードは治療の一環としてとても大切なので、少しずついろいろな種類を食べさせて慣れさせておくというのも重要です!ぜひ実践してみてください。

また、結晶や結石による膀胱炎では、これらが元となって、二次的に細菌性膀胱炎を併発することもあるので、抗生剤の投与も考慮していかなければなりません。

 

・特発性膀胱炎

こちらに関しては、原因が不明ということもあって、確実な治療法というのはまだ議論されている途中です。

たとえば、トイレの数を増やしてあげたり、安心できる居場所(静かな場所)を作ってあげたり、気持ちを落ち着かせてあげるようなサプリメントを使用したり、気持ちを落ち着かせるような成分が含まれているフードに切り替えてみたりと、いろいろ試してみる必要があります。

またまた余談ですが、皆さんトイレはいくつ置いていますか?

実は猫ちゃんの数+1個置いてあげるのが良いと言われています。同じトイレを使っているからそんなにいらない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、猫ちゃんは綺麗好きですので、使用後のトイレだと使えない、という場合もあるので余裕があれば置いてあげて下さい。

また、お部屋の数ですが、本来は家の部屋数≧猫の数と言われています。もし猫ちゃん同士でもめてしまった場合にも、自分のテリトリーを一頭に一部屋ずつ与えられるようにするためです。

もし、特発性膀胱炎が疑われた場合には、サプリメントなどが有効な場合もありますが、まずは生活環境をお聞きし、可能な限り改善していくということもよくあります。

 

猫ちゃんの膀胱炎は症状はよく似ていますが、原因はその子によってとても様々です。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、しっかりと検査を行ったうえで、原因を考え、治療法をご提案させて頂きます。

もちろん、ご家族様の生活環境や生活時間も考慮して、ご家族様に合った治療法をご提案させて頂きますので、膀胱炎がなかなか治らない、最近頻尿だけれど病院はストレスになるので連れていけない、病院は遠くて行けない、高齢猫で外に連れ出すのが心配、などでお悩みのご家族様、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

一緒に治療していきましょう!!!

 

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こんにちは!

今日も夏のジメジメした空気に負けず、往診に向かいます、往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師です。

 

ジメジメした毎日が続いても、診察でわんちゃんや猫ちゃんに会うと元気をもらえます。

本日は、そんな元気と癒しをくれる、16歳のアメリカンショートヘアさん、ミーちゃんをご紹介いたします。

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16歳のアメリカンショートヘアさん、ミーちゃんとの出会い(東京墨田区)

東京墨田区在住の高齢猫のミーちゃんとの出会いは、今年の5月でした。

慢性腎不全を抱える16歳のアメリカンショートヘアさんで、病院が苦手な性格や年齢を考慮して、ご家族様が在宅での治療をご希望されたことから往診に伺いました。

 

シニア猫のミーちゃん(東京墨田区在住)は、とっても甘えんぼうさんで、家の中もご家族様について回りべったりです。

赤ちゃんのように抱っこされるのが大好きで、診察や治療もご家族様のお膝の上でさせてくれます。

 

まずは、内服薬による治療を開始し、血液検査で現在の全身状態を把握することとしました。

 

検査結果は、やはり腎臓の数値が高く、ミネラルバランスも乱れており、皮下点滴による治療を開始することとしました。

 

高齢猫のミーちゃんの治療スタート(東京墨田区/腎不全/高齢猫)

まずは、集中的に毎日の皮下点滴を一週間実施しました。

もじもじしたりすることもありますが、点滴の間お利口さんに待っていてくれる高齢猫のミーちゃん。

 

食欲は安定しており、皮下点滴による水分摂取のおかげか治療前は間隔が空いていた排便が安定してみられるようになりました。

 

毎日の皮下点滴を一週間継続した後、今度は二週間皮下点滴を一日置きで続けていきました。

皮下点滴が一日置きになってからも元気食欲、排便は安定していて、元気にキャットタワーに登っている、まさに老猫じゃない!と言わんばかりのミーちゃんの写真も見せていただくことが出来ました。

どや顔がたまらなく可愛いです。

 

最初の血液検査から約3週間後の血液検査の結果も腎数値が少しづつ低下していました。

 

 

ご家族様での皮下点滴の実施へ

腎不全は、完治できる病気ではないため、今後も皮下点滴は欠かせない東京墨田区在住のミーちゃん。

私たちが訪問し続けることももちろん可能ではありますが、高齢猫のミーちゃんのストレスやご家族様の経済的な負担も考慮して、今後ご家族様で皮下点滴を行っていく方針をご相談させていただきました。

 

ご家族様の不安がなくなるまで、そして正確に皮下点滴が出来ることが確認できるまで、時間をかけて丁寧に皮下点滴の方法をご指導させていただきました。

 

無事に皮下点滴の道具をお渡しし、ご家族様で二日に1回の皮下点滴を継続していただくようになって約2週間後の血液検査。

なんと、腎数値がさらに低下し、ミネラルバランスも正常になっていました。

 

ご家族様とミーちゃんの努力の賜物です!!!

以前と違い、たくさん水を飲むということやおしっこの量が多いという症状も軽減され、苦しそうにする姿も見られなくなったとのことでした!

 

今後も継続的な治療が必要であり、たくさん水を飲む、おしっこの量が多い、などの症状を示す慢性腎不全という疾患を抱えている以上、油断は欠かせませんが、ひとまずご家族様とミーちゃんにとってベストな在宅治療の形が実現出来たことに一安心です。

 

高齢猫のミーちゃんも良い表情をしてくれていると信じてます!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室の方針

 

このように、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様のご希望とペットの性格や病状に合わせて、オーダーメイドの治療方針を考えています。

訪問での診察をご希望の場合には、頻繁に訪問させていただくことも可能ですし、病状によって可能な場合は、ご家族様に治療方法をご指導させていただき、診察の頻度を減らすご提案もしております。わんちゃん、猫ちゃんの負担を考える上でも、必要以上に診察に伺うことは避けたいと考えています。

 

頻繁な通院や治療が必要となる猫ちゃんの腎不全の継続治療は、当院でお受けすることの多い診療内容です。また、高齢のわんちゃんや高齢の猫ちゃんの腫瘍に対する在宅での緩和療法も、得意としております。

 

病気を徹底的に治療することは獣医療において理想の形ではあります。しかし、ペットの年齢や性格を考慮したときに、必ずしも攻めた治療をすることがその子の幸せにつながるとも限らないのではないかと考えています。

 

愛するペットにとって、そしてご家族様にとって、ベストとなる治療方針を一緒に考えていきたいと思っています。

 

当院は、ご自宅に訪問し往診というスタイルで診療を行うことで、ペットの精神的・身体的負担とご家族様の時間の負担を限りなく減らすことが出来ます。また、わんちゃんや猫ちゃんのご自宅での生活環境も把握した上で、治療方針のご相談や日頃の生活面でのアドバイスもさせていただくことが出来ます。

東京台東区・東京中央区を中心とした東京23区内および周辺地域まで対象として往診に伺います。

 

現在治療中の病気があり頻繁な通院にお悩みの方や、高齢ペットと暮らしており今後の通院に不安のある方、ご家族様のご事情で通院が出来ずにお困りの方、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。

皆様からのご連絡をいつでもお待ちしております。

 

 

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こんにちは!往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師です。

 

当院は、ご自宅を訪問しご自宅で診療を行う往診を専門とする動物病院です。

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往診をご利用されるご家族様にはそれぞれの理由がありますが、多くお聞きする理由としては、①ペット(犬・猫)が通院が苦手である②ペット(犬・猫)が高齢である③持病のあるペット(犬・猫)に負担をかけたくないといったものがあります。

 

往診では、ご自宅にお伺いしますので、外出するという負担をなくすことが出来、待ち時間という時間の無駄もなくすことが出来ます。

また、わんちゃんや猫ちゃんが一番ストレスを感じる診察や検査、処置の後にはすぐに安心できるいつもの居場所に戻ることが出来るため、ストレスも軽減してあげることが出来ます。

 

往診においても、身体検査だけでなく、血液検査や、超音波検査などある程度の検査や処置を実施することが可能です。必要に応じて、専門の二次診療施設をご紹介させていただくこともあります。

 

当院の診療範囲は、台東区や中央区を中心とした東京23区全域および周辺地域です。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

高齢ペット(犬・猫)の緩和ケア・在宅介護相談会

 

 

当院では、診療業務の他、ご家族様向けのセミナーの実施や、ペットに関する各種イベントへの参加も積極的に行っています。

 

先月は、台東区の御徒町駅前で開催された『すまいるフェスin台東区 2019 ~ありがとうのRENSAで人も動物も笑顔に~』に参加させていただき、“高齢ペットの緩和ケア・ペットの在宅介護相談会”を実施してきました。

多くの方々がイベントにご来場下さり、高齢ペットの緩和ケア・ペットの在宅介護相談会にも高齢になったペットとの暮らしの中でさまざまな悩みを抱えるご家族様にお立ち寄りいただきました。

 

先程もお話ししましたように、ご自宅に伺い診察する往診という特性から、当院は高齢犬や高齢猫のご家族様からの診療のご依頼を多く受けます。それぞれのご家族様ごとに、オーダーメイドの介護の形を一緒に考えてきました。

そんな経験を踏まえ、高齢ペットの緩和ケア・在宅介護相談会を実施いたしました。

 

相談会の中で出てきたお話は、もちろん病気に関するお話が多かったのですが、高齢ペットの行動の変化に関するお話が同じくらい多くあったことが印象的でした。

 

今日は、高齢ペットの行動の変化について少しお話させていただきます。

 

ペット(犬・猫)の高齢化

 

獣医療の発展やペットの飼育環境の改善により、犬猫の寿命はとても長くなりました。

2018年に一般社団法人ペットフード協会が行った全国犬猫飼育実態調査によると、一般家庭で飼育された犬の平均寿命は14.29歳、猫の平均寿命は15.32歳だそうです。

 

ペットの寿命が延びたことにより、以前よりもペットの高齢化による行動の変化を感じるご家族様が増えてきたように感じます。

 

人と同じように、犬猫も高齢になると加齢による身体機能の低下や、視力や聴力の衰え、認知機能の低下からさまざまな行動の変化が見られることがあります。

夜鳴きや、徘徊行動、攻撃的な行動、トイレの失敗、昼夜逆転、無駄吠えなど、それはさまざまな形で現れてきます。

 

もちろん、その中には何かしら治療が必要な疾患が隠れていることもあるため、原因をきちんと見極めることが大切です。

原因を見極めた上でそれが治療出来る疾患が原因ではなかった場合には、生涯向き合っていくことが必要となります。

 

向き合っていく上で考えるポイントは、

 

①ペットにとってそのことで苦痛があるのか

 

そして、

 

②ご家族様にとって負担となっているかということだと思います。

 

例えば、痴呆で落ち着きなく徘徊し続け、ゆっくり眠ることも出来ていない犬猫の子達には、気持ちを落ち着かせてあげるお薬を使うことがペットにとって良いこともあります。

トイレの失敗が増えて家中で用を足してしまい、ご家族様にとって大きな心労となってしまう場合には、おむつをつけてあげるという方法が一つの解決策となることもあります。

ちょっと無駄吠えはするけれど、本人に苦痛はないし、ご家族様もそれも可愛さと思って気にならないということであれば、そのままでもいいのです。ご家族様も夜も眠れなくて、体調を崩してしまうようなことがあれば、それは対策を考える必要があります。

 

完全に若い頃と同じような生活が送れなくても、ペットとご家族様がお互いに大きなご負担なく生活できること、高齢ペットとの暮らしで目指す形はこれで十分だと思います。

 

高齢犬・高齢猫の介護にお悩みのご家族様へ

 

高齢ペットの介護をされているご家族様、皆さん一人ではありません。

同じような状況の方もたくさんいらっしゃいます。

動物病院でも、治療だけでなく介護に関する相談も出来ます。

 

一人で悩まないでください。

 

頑張りすぎないでください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、獣医療面だけでなく、高齢犬・高齢猫のペット介護に関しても知識が豊富なスタッフが介護に関する相談をお受けすることも出来ます。ペットにとってもご家族様にとっても最後まで幸せな気持ちで日々の生活を送ってほしい、と考えています。

 

以前、落ち着いて眠ることが出来ないわんちゃんのご家族様からご相談を受け、ベットのタオルの敷き方を一工夫することでぐっすり眠ってくれるようになった子がいました。ほんの一工夫で生活の質が大きく変わることもあります。

 

高齢犬・高齢猫のペット在宅介護についてのご相談や、高齢のペットの今後の通院や治療に関するご相談もいつでもお待ちしておりますので、こちらからどうぞお問い合わせください。

 

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こんにちは!!

 

先日は東京台東区浅草で、隅田川花火大会が無事に開催されましたね!台風が来そうでしたが、無事に開催出来て良かったです。

皆様行かれましたか??

高齢犬や高齢猫では少ないかもしれませんが、中には花火の音に怖がってしまい、食べなくなってしまったり、元気がなくなってしまう、下痢をしてしまう子もいるかと思います。花火恐怖症といって、ひどいときには心を安定させるようなお薬を処方することもありますが、ひどくない場合は、できるだけ音が聞こえないような部屋に連れて行ったり、あらかじめ遠出しておくというのも一つかと思います。

 

花火恐怖症の犬や猫のご家族様はすでに感じていらっしゃる方も多いかと思いますが、実は犬や猫はとてもストレスに敏感です。しかし、体調が悪いな、と少しでも感じたらすぐに獣医師の診察を受けることをお勧めいたします。

それでも、動物病院に行ったら吠えてしまう、すごくストレスがかかってしまい食べなくなってしまう、という方はなかなか動物病院に行くのをためらってしまうことも多いかと思いますが、そのようなときは、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家に往診専門獣医師が訪問しての診察・検査・治療になりますので、動物病院での待ち時間のストレスもなくなり、ご家族様も連れて行かないと!と、気負わなくて大丈夫です!!

いつでもお気軽にご連絡ください。

 

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それでは、今回は、先日ブログに書かせて頂きました、慢性腎不全の、実際の患者さんをご紹介させていただきたいと思います。

 

15歳の高齢猫ちゃん・慢性腎不全(ステージ4)(江東区・豊洲)(仮名:クロちゃん)

 

こちらの猫ちゃんは、かかりつけの動物病院にて慢性腎不全を指摘されていましたが、数日前まで元気に過ごしていたのに、急に元気食欲が無くなってしまい、かかりつけの動物病院からはあまり長くないと言われ、往診によるご自宅での緩和治療をご希望でご相談をいただきました。

 

皆様、ペットの緩和治療という言葉はご存じですか?最近では、人の医療でも緩和ケアという言葉がよく言われています。

緩和ケアとは、患者様の痛みや吐き気を取り除き、最後の時間をより快適に過ごさせてあげるというものです。

最後の時間をより快適に過ごすことができるように、我々医療スタッフとご家族様が協力して、介護を行っていく必要がありますが、きっと動物たちにその愛情は伝わっているでしょう。

 

さてさて、今回の高齢猫ちゃんの病気、慢性腎不全とは、以前ブログにてお話させていただきましたように、腎臓の機能が落ちてしまう病気です。

初期の症状としては

・お水をよく飲むようになった

・薄いおしっこの量が増えた

といった症状が最も気付きやすい症状です。

進行すると

・口内炎や歯肉炎がたくさんできていて口が痛そう

・よく吐くようになった

・よだれが多い

・元気がない

といった症状がよく見られます。

 

ではそもそもなぜ高齢猫ちゃんは腎不全になってしまうのでしょうか?

明確な答えはまだ議論されているところですが、一つには、若いころに尿石症があったり、急性腎不全になっていたり、腎盂腎炎になっていたりした既往歴がある子は、若いころから腎臓に負担がかかっているので、腎不全になりやすいと言われています。

もし、まだ若い猫ちゃんで、尿石症の既往歴がある猫ちゃんを飼っていらっしゃる方は、高齢になったときに気を付けてあげて下さい。

 

話は逸れてしまいましたが、今回往診させていただきました高齢猫ちゃんは、血液検査の結果から、慢性腎不全のステージ4と診断されました。

かかりつけの動物病院では、ご自宅での皮下点滴の実施を提案されてましたが、投薬は誤嚥性肺炎予防のために実施しないことを勧められたとのことで、すこしでも楽にしてあげるための薬や注射をご希望して今回往診をご依頼していただきました。

 

初めて会ったときは、手足に力を入れることは出来ていませんでしたが、名前を呼ぶと顔を上げてくれ、なんとかもう少し頑張ってほしい、楽にしてあげたい、という思いで治療に入らせて頂きました。

 

まずは、かなり脱水をしていましたが、身体が少し浮腫んでおり、皮下点滴をうまく吸収できていないと考えられました。慢性腎不全の悪化時にはよく認められることです。

身体のむくみを軽減するために、多少腎臓には負荷をかけますが、利尿剤を使用し、身体の水分の代謝を促進させました。また、食欲が少しでも回復してくれることを期待して、ステロイドや消化管を動かす薬を使用しました。体力の低下にともなう感染症の予防として抗生剤も使用しました。

そして、やはりおなかに何かを入れてあげることが最も重要なので、粉ミルクタイプのご飯をお渡ししました。強制給餌といって、口に入れて食べさせてあげる方法で、慣れると簡単とおっしゃられる飼い主様が多くいらっしゃいます。こちらも、最初は難しいので、丁寧にやり方をお伝えさせていただきます!

猫ちゃんは、摂取カロリーが長期的に不足してしまうと、脂肪肝になってしまい、肝臓に負担がかかってしまいます。そうならないためにも、強制給餌にてカロリーを摂取してもらいました。

こちらのご家庭では、皮下点滴と、注射をお渡しして、ご家庭にて治療を行っていただき、数日間隔で往診を行って様子を見させていただくことになりました。

皮下点滴に注射液を混ぜることで、お家で毎日お薬を使用することが可能となります。

クロちゃんは数日後、前足で立ち上がって、お水を飲めるようになるまで回復しました。

 

しかし、その1週間ほど経った頃、尿量が減ってきて、その数日後突然食べなくなってしまったとのことでした。

これはおそらく、慢性腎不全の末期と考えられました。腎臓は本来尿を作る臓器で、慢性腎不全の初期~中期は尿量は増えますが、末期になったり、血圧が下がってきたりすると尿を作れず、尿量が減ってしまいます。その結果、体の中に老廃物がたまってしまうのです。

 

水分の代謝は落ちてしまいますが、腎臓の負荷を少し下げるために、利尿剤を減らし、腎臓を保護するようなお薬を追加しました。

 

その後は、体の中のカルシウム量が足りなくなってしまい、その結果心臓の筋肉の働きも落ち、ご家族様に見守られながら、いつもの場所でゆっくりと虹の橋を渡っていきました。

クロちゃんの緩和ケアが始まってから、ご家族様が集まる時間が増え、クロちゃんと過ごす時間も増えました。これはクロちゃんがご家族様のつながりの一つで、みんながクロちゃんを大切に思っていた証でもあります。みんながしっかりとお別れできるようにクロちゃんが呼んでくれたのかもしれませんね。

 

みんなお別れが来るのは仕方のないことですが、最後の時間をどう過ごすか、どれだけ穏やかに過ごすかはとても大切です。私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、その時間を大切にしながら治療に携わっています。

 

高齢犬、高齢猫の緩和ケアでお悩みのご家族様、病院に連れていけないと諦めずに、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談下さい。

 

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腎不全(高齢/猫/犬/往診/水飲む)

こんにちは!!

 

梅雨明けで一気に暑くなってきましたね。

みなさまは夏バテされていませんか?私は夏バテですっかり食欲が出なくなってしまいました。

今日は東京中央区の中央区勝どき・中央区月島・中央区晴海あたりに症例が固まっていたためぐるぐる往診車で回っていましたが、ちょっと駐車場に往診車(往診専門動物病院わんにゃん保健室のステッカーあり)を止めておいただけで往診車の中は灼熱地獄と化してました。東京はもはや亜熱帯地域になっていると、強く思う1日でした。

 

人間もですが、わんちゃん、猫ちゃん、特に高齢のわんちゃん、猫ちゃんは熱中症にお気を付けください。

また、ぽっちゃりした犬猫や、短頭種に該当する犬種では体の熱を逃がしにくく、体が熱くなってしまいやすいので、これから熱中症が増えてきます。お散歩の時間をずらしたり、是非工夫をしてあげてください。

私たちより地面に近いため、地面からの熱をすごく感じてしまったり、足をつくのもすごく暑くなってしまいますので、お勧めは早朝(午前5~6時頃)夕方(午後7~8時頃)です。

ご家族様も、大切なわんちゃんねこちゃんも体調にお気を付けください。

 

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それでは、今回のお話は慢性腎不全です。

猫ちゃんの飼い主様はご存じの方が多いかもしれませんが、高齢のわんちゃんでも起こることがよくあるので、今回はわんちゃんとねこちゃんの症状の出方の違いを中心にお話させていただこうと思います。

 

・腎不全

腎臓とは、おしっこを作る臓器で、血液からいらなくなったものをろ過して、必要なものを再吸収する臓器です。その後尿は、尿管を通って膀胱に貯められます。

つまり、腎臓の働きは

・不要なものを濾しだす

・必要なものを再吸収する

という二つの役割があります。

腎不全というのは、この働きが落ちてしまって、体の中に老廃物がたまってしまう病気です。

 

わんちゃんの腎不全では、濾しだす能力が落ちてしまうのが早く、猫ちゃんの腎不全では、再吸収する能力が落ちてしまうのが早いです。

それによって、出てくる症状というのは変わってきます。

 

また、腎臓はエリスロポエチンというホルモンを出すことで、骨髄に働きかけて、赤血球を産生させますが、腎不全になると、そのホルモンの量が減ってしまい、貧血を起こします。

これを腎性貧血と呼びます。

 

症状

まず、猫ちゃんでは、必要なもの、主に水分の再吸収能力が落ちてしまいます。その結果、おしっこの水分量が多くなって

・薄いおしっこがたくさん出る

・よくお水を飲む

これがどんどん進むと

・脱水していく

・元気食欲が落ちていく

・嘔吐が増えた/よだれが多い

という症状が出てきます。

よくお水を飲むから、薄いおしっこがたくさん出る、のではなく、薄いおしっこがたくさん出るから、よくお水を飲むようになるという仕組みです。

 

一方、犬では、不要なものを濾しだす能力、つまり、腎臓のざるの網目がどんどん荒くなっていきます。そうすると、身体の中の必要なものまでおしっこの中に出て行ってしまいます。初期の症状としては、見た目でわかるものはほとんどありません。

病気が進んでいくと

・元気食欲がなくなっていく

などなんとなく元気がないという症状が出てきます。

しかし、高齢犬の腎不全でもっとも多い併発疾患は心臓病です。腎臓と心臓は共に体の水分量を調節したり、循環をつかさどっているので、併発している場合は注意が必要です。

 

診断

犬、猫ともに、まずは血液検査と尿検査が最も一般的です。

血液検査では、貧血の数値の低下や、腎臓の数値の上昇などが見られます。それに伴って、身体のミネラルバランスの崩れなどもみられることが多いです。

尿検査では、犬では、尿中たんぱく質量の上昇、猫では、尿の薄さが薄くなっているというのが見られます。

犬では、血液検査では異常が出なくても、尿たんぱく量が増えている、ということや、猫では、血液検査では異常が出なくても、尿が薄くなっているということもみられるので、採尿は難しいことも多いと思いますが、できれば頑張って採尿できると良いです!

 

治療

基本的には、腎臓への負担を減らして、脱水をしないように水分摂取をしっかりさせるということを行います。

実際の治療としては、

・血管拡張薬

・皮下点滴

・腎臓病用療法食

があります。腎臓病のステージによって治療は変わりますが、その子のステージに合わせて、往診専門わんにゃん保健室では、必要な治療法を組んでいきます。

 

往診で出会う高齢猫の多くが多飲多尿(お水をよく飲む、おしっこをたくさんする)などの症状を呈し、検査をすると腎不全であることが多く、歯茎の色が白っぽくなっていることがあります。特別な出血が認められなければ、おそらく腎性貧血の可能性があります。本日訪問したご自宅(東京中央区晴海、東京中央区月島、東京中央区勝どき)も全て高齢猫で、現在は週に何回かの皮下点滴と毎日の内服薬を行ない、今日も元気にシャーシャーしていました。

 

 

往診専門わんにゃん保健室では、特に高齢の腎不全の猫ちゃんの患者さんが多くいらっしゃいます。

また、猫の腎不全では、薄いおしっこがたくさん出てしまうので、脱水しやすくなっており、脱水を防ぐために、ウェットフードを与えることもすごく重要ですが、猫ちゃんでは嗜好性が合わなければ、ウェットフードを食べないこともよくあります。その場合重要になるのが、皮下点滴です。

皮下点滴は、皮下に水分を入れて、皮下の血管から水分がゆっくり吸収されるもので、処置時間は5分程度です。なので、慣れてきてくれると嫌がることは少ないです。

体調が落ち着くまでは、往診にて処置をさせていただきますが、ほとんど毎日のことになるので、体調が落ち着いてくれば、往診専門わんにゃん保健室では、お家でご家族様に皮下点滴を行っていただくことが多いです。もちろん、いきなりお渡しすることはなく、皮下点滴の打ち方をゆっくりとレクチャーし、ご家族様ができると確信した段階でお渡しさせていただいています。ご家族様によっては、ご自分で刺すことが難しい場合があります。その場合には、毎回往診で皮下点滴を打つことも可能ですので、ご相談いただいております。

できる限りご家族様で皮下点滴を行うことで、動物たちのストレスも最小限に抑えられ、ご家族様も過ごしやすくなるかと思います。その後は定期的に様子をうかがわせていただき、点滴の量や頻度を調節したり、できる限りご家族様のご予定や環境に応じて、診察をさせて頂いている方が多くいらっしゃいます。

このような場合、ご家族様が動物たちの個別の看護師さんになっていただき、様子を見て頂きます。ご家族様と協力して治療を行っていきましょう!!!

 

往診専門わんにゃん保健室では、動物(犬/猫)とご家族様の生活環境に応じた治療法をご提案させていただいております!

慢性腎不全と診断されたが、毎日動物病院への通院は大変だ、動物病院に連れていけない、という方は、慢性腎不全の維持・管理法についてもいつでもお気軽にご相談ください。

 

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こんにちは!!

 

中央区晴海と江東区豊洲では週末にお祭りがあったようで、浴衣を着た人がたくさんいました!夏が来たなという気持ちになった風景でした!

最近は中央区晴海や江東区豊洲といった臨海地区からの往診依頼が増えています。ご自宅まで訪問すると、結構このあたりはおっきなマンションが立ち並んでるなと圧巻にとらわれてしまいます。勝どき、豊洲、晴海エリアはオリンピック村建設予定地が近いためか、どんどん開拓されていて、文明の力を感じています。

 

夏も本番となり、どんどん暑くなってきましたね。私はついに家のクーラーを解禁してしまいました。

犬猫、特に高齢犬・猫(シニア犬・シニア猫)とお家で一緒に暮らしている方は、すでに夏の暑さ対策を始められているかと思いますが、もしまだ夏の暑さ対策をしていない方がいらっしゃれば、ぜひ室温を下げる、湿度を下げるなどして、暑さ対策をしてあげてください!

繰り返しますが、特に、高齢犬、高齢猫を飼っていらっしゃる方は、動物も高齢になると体温調節が苦手になっていくので、冷房で調節して、湿度も低めにすることをお勧めします。

もし、帰宅後、冷房をつけ忘れていたことに気づき、わんちゃん、猫ちゃんがぐったりしている場合は熱中症の可能性が高いです。どうぞお気を付けください。

 

最近気温が上がってきて、何か元気がない、いつもと違う感じがする、という場合には、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。動物病院への通院が大変、動物病院に通院すること自体がストレスになってしまい行く勇気がない、という方も、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではご自宅まで往診専門獣医師が訪問しますので、お家で待ち時間なく、安心して診察させていただけます!

 

それでは、今回は猫ちゃんが口を開けている時のお話をさせていただこうと思います。

 

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早速ですが、みなさん、猫ちゃんの口が開いているのはあまりイメージがないかと思いますが、どうでしょう??

 

猫ちゃんが口を開けているときに考えなければならない病気がいくつかありますが、今回は代表的な病気をご紹介させていただこうと思います。

 

・心臓病

・甲状腺機能亢進症

・呼吸器疾患

の3つはまず考えていかなければいけません。

 

犬は暑いときや興奮したときに、口から熱を逃がすために、パンティングといって、口を開けて呼吸することがよく見られますが、猫ちゃんは通常口を開けて呼吸することはありません。

ではどういう時に口を開けて呼吸するのかというと、呼吸が苦しいときや、鼻が詰まっていて鼻呼吸出来ないときに口呼吸をしてしまいます。

それでは、上に書いた3つの疾患についてお話させていただこうと思います。

 

猫の心臓病

どんな病気??

高齢の猫で多い心臓病は、肥大型心筋症といって、心臓の筋肉がどんどん内側に分厚くなっていき、心臓がうまく拡張できないという疾患です。心臓は通常、拡張して、肺から血液を受け取り、その血液を、心臓が収縮することで全身に送り出す働きをします。

ところが、心臓がうまく拡張できないと、肺からの血液をうまく受け取ることが出来ず、全身に血液を送り出すことができません。

 

そうなると、身体は酸素不足になってしまい、息が苦しくなってしまうので、

症状としては

・口を開けて呼吸する

・舌の色がきれいなピンク色でなく、紫っぽい

・運動量が減ってじっとしている

などの症状が出ますが、初めはなんとなく元気がないかな?という感じで気付きにくいです。

では、どうように診断をするのかというと、本来心臓の超音波検査を行い、診断することが多いですが、それでも心臓に明らかな変化が起こっていなければ、はっきりと診断することは難しいといわれています、

そこで、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に訪問し血液を採取(採血)し、血液検査で心臓に変化が起こっているかを見ていきます。

 

甲状腺機能亢進症

どんな病気???

甲状腺とは、のどにあるすごく小さな臓器で、身体の代謝をつかさどっています。甲状腺機能が亢進すると、体内の代謝がすごく上がってしまい、

症状としては、

・よく食べているのに痩せてきた

・毛艶が悪くなってきた

・痒みはなさそうなのに毛が抜ける

・多飲多尿

・よく鳴くようになった

・よく嘔吐するようになった

など様々です。中には、嘔吐が多くて食欲がなくなる猫もいます。

診断は、血液検査で甲状腺ホルモンを測定することで診断できます。また、すごく興奮しやすくなったり、心拍数や血圧が上がるので、心臓にも負担がかかり、その影響で元から心臓が悪い子や、心臓に負担がかかりすぎてしまった子は呼吸が苦しくなることもあります。また、心臓に負荷がかかりすぎてしまった結果、血栓ができて、それが肺に詰まってしまうと急激に呼吸が悪くなってしまいます。

 

呼吸器疾患

呼吸器とは、口・鼻~肺までの疾患のことです。肺炎や肺腫瘍、肺血栓症、鼻の腫瘍など、呼吸器に疾患が起こった場合には呼吸が苦しくなります。

その結果、口呼吸になってしまうことがよくあります。

これらの多くはレントゲン検査での診断となります。

 

口を開けて呼吸をしている高齢猫では、主に以上のような疾患を考えて、原因特定のために検査を行い、治療を考えていく必要があります。

しかし、こうした猫ちゃんたちにはもちろん検査や病気に合ったお薬が必要ですが、最も必要なのは『酸素』です。

空気中には、実は、酸素は20%程度しかありません。

そこで、もっと高い濃度で酸素をかがせてあげることで、呼吸が楽になり、口呼吸を止めてあげることができます。

お家で酸素をかがせてあげるために、酸素室というものをレンタルで設置されることをおすすめします。

呼吸が楽になることで、根本的に治っているわけではないですが、元気になったり、食欲が出たりします。また、最初は酸素室を嫌がっていても、その中に入ると楽になることが分かると嫌がらなくなることも多いです。

 

そのように呼吸が悪くなってしまっている猫ちゃんは、外に出したり、ストレスをかけると余計に呼吸状態が悪くなってしまうことが多いので、動物病院に連れていけない、逆に興奮してしまって心配、というご家族の方も多いかと思います。

たしかにそのように、呼吸が悪い子は、興奮させないようにしなければなりません。

 

そこで、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家に獣医師が訪問し、検査・処置をさせていただくので、終わればすぐに自分のいつもの居場所にもどることが出来ます。

また、往診なので、猫ちゃんを連れて外に出る必要がなく、興奮も少なく処置をすることが出来ます。

 

最近口を開けて息をしているけど、どうしよう、という場合には、諦めず、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室にお気軽にご相談ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様、動物たち、それぞれの性格、生活環境に合ったオーダーメイドで無理のない治療を提案させていただきます。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

 

台風が近づいてきている今日この頃、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、雨の中でも変わらず往診による診察が続いております!

病院が苦手なわんちゃん・猫ちゃん、持病があり負担をかけたくないわんちゃん・猫ちゃん、高齢になり今後の通院に不安のあるシニア犬・シニア猫さん、ペットの診療には通院以外にも往診という形もあります。

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(※こちらは千代田区のギンタカちゃん。甲状腺機能亢進症を内服でコントロール中!)

 

当院は、ご自宅を訪問し、ご自宅を診察室にさせていただき、安心できるお家の中で出来る限りの医療を提供させていただく往診を専門とする動物病院です。

東京23区内を中心に、周辺地域まで対象範囲としております。不定休のため、診療スケジュールに関しましては、HPにてご確認をお願いいたします。継続治療中の患者様に関しては、必要に応じて休診日の診察も行っておりますのでご安心ください。

 

それでは、どんな犬猫さん達が当院の往診をご利用されているか、ご紹介させていただきます。

本日ご紹介させていただくのは、甲状腺機能亢進症という高齢期の猫ちゃんに比較的発症の多い疾患を治療中のみーちゃんです!

 

甲状腺機能亢進症を治療中の猫ちゃん(15歳、仮名:みーちゃん)との出会い

 

東京中央区に在住のみーちゃん(高齢猫、シニア猫)との出会いは、今年の3月でした。

 

ご家族様からいただいた最初のお電話では、「元々は中央区勝どき付近にある動物病院に通院していたのですが、みーちゃんがどうしても動物病院への通院が苦手で、検査のために鎮静薬を使わなければいけないこともある」とのお話でした。

 

実際に初めてみーちゃん(中央区)に会いに行くと、ひとまず顔を出してあいさつはしてもらえました!

しかし、手の匂いをくんくんしてから、「シャー!!」を浴びせられました(^-^;

まぁ、こんなことはいつものことです。あいさつしてくれるところを見ると、やはり動物病院への通院は難しくても往診専門動物病院ならば、動物病院への通院が苦手なみーちゃんでも大丈夫かもしれないという印象を受けました。

 

ご家族様は、年に1度はなんとか通院を試みてくださっており、その度に、興奮、嘔吐、排尿、排便の大騒ぎで、動物病院への通院の他に方法はないかということで往診専門動物病院わんにゃん保健室に往診による訪問獣医療についての相談で連絡をくださったとのことでした。

最後に動物病院へ通院した際、血液検査ですでに甲状腺機能亢進症を指摘されてはいたのですが、この病気の治療はずっと継続しなければいけないことや1年に1回よりも短いスパンでの血液検査(動物病院への通院必須)が必要なことから、なかなか本格的な治療に踏み込めないでいたそうです。

 

初日はまず、ご家族様から今までの経過をじっくりと聞くことと、今後の方針についてのご相談をすること、ご高齢な猫ちゃんであるみーちゃんにあまり興奮・警戒してもらわないことを第一に考え、採血などの詳しい検査はせず、聴診や身体検査のみをさせていただくこととしました。

 

中央区に在住で、動物病院への通院時には気が動転してしまうみーちゃんは、訪問によるご自宅での往診獣医療では、ご家族様のひざの上で、シャーとは言いつつも聴診をさせてくれました。

 

過去の検査結果データでも確かに甲状腺の数値が高いこと、性格が変化し、落ち着きがなくなっていること、体重が減少していること、多飲多尿があること、しつこくグルーミングをしていること、毛艶が良くないことなど、確かに猫の甲状腺機能亢進症を疑うポイントが多く認められました。

 

ご家族様はやはり、動物病院でのみーちゃんの姿をトラウマに思っていたため、訪問による往診獣医療で採血が出来るのかを心配なさっていましたが、2回目の往診時に血液検査を試みることとしました。

 

みーちゃん(東京中央区、高齢猫)、家での採血に挑戦

 

2回目の往診(訪問)で東京中央区のご自宅に訪問すると、やはりお顔は見せてくれるみーちゃんでしたが、何か感じ取ったのか、テレビと窓の間に逃げ込んでしまいました。

ご家族様とお話しし、少し抑えての検査にはなるけれども、採血を試みることにしました。

 

聞いていた通り、興奮し、排便もしてしまうみーちゃん(東京中央区、シニア猫)でしたが、きちんとした保定をしてあげることで、文句は言いつつも、採血はスムーズにさせてくれました。

身体検査や爪切り(爪切りは月一回を基本とし、猫の巻き爪を予防しよう!)なども実施し、みーちゃんを開放!

 

もちろん検査後はとても不機嫌そうでしたが、後日話を聞いたところ、翌日あたりからいつもの様子であったとのことで安心しました。

 

気になる検査結果は、甲状腺ホルモンの数値が高く、症状も併せて考えやはり甲状腺機能亢進症であると診断されました。

甲状腺機能亢進症は、高齢の猫ちゃんでは比較的多い病気です。甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが大量に作られてしまうことにより、代謝の亢進が起きてしまう疾患です。そのことにより、毛質が悪くなり脱毛が見られたり、ご飯を食べていても体重が減ってしまったり、血流が増すことにより心臓やその他の臓器にも負荷がかかってしまいます。

ご高齢なみーちゃん(東京中央区在住のシニア猫)の場合も、甲状腺ホルモンの数値の上昇以外に、肝臓に関する数値の上昇、心臓に関する数値の上昇、聴診時の雑音が認められていました。

 

検査結果を確認し、すぐに治療を開始しました。

幸いにも東京中央区在住のみーちゃんは、薬の内服は出来るとのことでしたので、甲状腺機能亢進症と心臓に対するお薬の2種類の内服薬を開始することにしました。

 

みーちゃんのその後の経過(中央区、高齢猫/猫の甲状腺機能亢進症)

 

内服薬を始めて2週間後の再診で、ご家族様から、「内服薬を始めてから、以前のような落ち着きが戻ってきた」とのお話をお聞きできました。

2度目の採血では、さらにスムーズに検査を進めることが出来、血液検査結果上も経過は良好でした。

 

さらに1か月後の往診(訪問)で、やや甲状腺ホルモンの上昇が見られたため、再度内服薬の量を検討しなおし、先日行った血液検査では、甲状腺ホルモンの数値も正常値になり、肝臓の数値も順調に低下してきました。

 

動物病院への通院では、血液検査に鎮静薬が必要だった人見知りな猫ちゃんも、往診専門動物病院によるご自宅での訪問医療に切り替えてから4度の採血を難なくこなしてくれました。

人見知りで外出が苦手なみーちゃん(東京中央区、通院できない猫ちゃん)の負担も考慮し、今後は1か月に1回の再診と3か月に1回の血液検査を予定しています。

 

昔のような落ち着きが戻り、グルーミングも減り毛艶もよくなった高齢猫のみーちゃん。

甲状腺機能亢進症は、見えないところで心臓など臓器への負担もかけつづけてしまう疾患ですので、ご家族様が訪問による往診獣医療を選択してくださり治療を始められて良かったです。

 

猫ちゃんの通院にお悩みの方へ

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室での訪問による往診獣医療では、わんちゃんに比べ猫ちゃんが圧倒的に多いです。猫ちゃんの性格上、動物病院への通院が苦手であることから訪問による往診獣医療を選択される方が多いように感じます。

猫ちゃんの動物病院への通院でお悩みのご家族様、ぜひお気軽に当院までご相談ください。定期的な健康診断やワクチン接種から、猫ちゃんでは多い腎不全に対する緩和ケアとしての在宅療法、高齢猫さんの在宅介護や緩和ケアなど、幅広くご相談をお受けすることが可能です。

十分な時間を確保するために完全予約制で診察に伺いますので、まずはこちらからお問い合わせください。

 

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こんにちは!往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師です。

 

当院は、ご自宅を訪問しご自宅で診療を行う往診を専門とする動物病院です。

 

往診をご利用されるご家族様にはそれぞれの理由がありますが、多くお聞きする理由としては、①ペットが通院が苦手である②ペットが高齢である③持病のあるペットに負担をかけたくないといったものがあります。

 

往診では、ご自宅にお伺いしますので、外出するという負担をなくすことが出来、待ち時間という時間の無駄もなくすことが出来ます。

また、わんちゃんや猫ちゃんが一番ストレスを感じる診察や検査、処置の後にはすぐに安心できるいつもの居場所に戻ることが出来るため、ストレスも軽減してあげることが出来ます。

 

往診においても、身体検査だけでなく、血液検査や、超音波検査などある程度の検査や処置を実施することが可能です。必要に応じて、専門の二次診療施設をご紹介させていただくこともあります。

 

当院の診療範囲は、台東区や中央区を中心とした東京23区全域および周辺地域です。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

高齢ペット相談会

当院では、診療業務の他、ご家族様向けのセミナーの実施や、ペットに関する各種イベントへの参加も積極的に行っています。

 

5月には、台東区の御徒町駅前で開催された『すまいるフェスin台東区 2019 ~ありがとうのRENSAで人も動物も笑顔に~』に参加させていただき、“高齢ペット相談会”を実施してきました。

多くの方々がイベントにご来場下さり、高齢ペット相談会にも高齢になったペットとの暮らしの中でさまざまな悩みを抱えるご家族様にお立ち寄りいただきました。

 

先程もお話ししましたように、ご自宅に伺い診察する往診という特性から、当院は高齢犬や高齢猫のご家族様からの診療のご依頼を多く受けます。それぞれのご家族様ごとに、オーダーメイドの介護の形を一緒に考えてきました。

そんな経験を踏まえ、高齢ペット相談会を実施いたしました。

 

相談会の中で出てきたお話は、もちろん病気に関するお話が多かったのですが、高齢ペットの行動の変化に関するお話が同じくらい多くあったことが印象的でした。

 

今日は、高齢ペットの行動の変化について少しお話させていただきます。

 

ペットの高齢化

獣医療の発展やペットの飼育環境の改善により、犬猫の寿命はとても長くなりました。

2018年に一般社団法人ペットフード協会が行った全国犬猫飼育実態調査によると、一般家庭で飼育された犬の平均寿命は14.29歳、猫の平均寿命は15.32歳だそうです。

 

ペットの寿命が延びたことにより、以前よりもペットの高齢化による行動の変化を感じるご家族様が増えてきたように感じます。

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人と同じように、犬猫も高齢になると加齢による身体機能の低下や、視力や聴力の衰え、認知機能の低下からさまざまな行動の変化が見られることがあります。

夜鳴きや、徘徊行動、攻撃的な行動、トイレの失敗、昼夜逆転、無駄吠えなど、それはさまざまな形で現れてきます。

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もちろん、その中には何かしら治療が必要な疾患が隠れていることもあるため、原因をきちんと見極めることが大切です。

原因を見極めた上でそれが治療出来る疾患が原因ではなかった場合には、生涯向き合っていくことが必要となります。

 

向き合っていく上で考えるポイントは、

 

①ペットにとってそのことで苦痛があるのか

 

そして、

 

②ご家族様にとって負担となっているかということだと思います。

 

例えば、痴呆で落ち着きなく徘徊し続け、ゆっくり眠ることも出来ていないペットには、気持ちを落ち着かせてあげるお薬を使うことがペットにとって良いこともあります。

トイレの失敗が増えて家中で用を足してしまい、ご家族様にとって大きな心労となってしまう場合には、おむつをつけてあげるという方法が一つの解決策となることもあります。

ちょっと無駄吠えはするけれど、本人に苦痛はないし、ご家族様もそれも可愛さと思って気にならないということであれば、そのままでもいいのです。ご家族様も夜も眠れなくて、体調を崩してしまうようなことがあれば、それは対策を考える必要があります。

 

完全に若い頃と同じような生活が送れなくても、ペットとご家族様がお互いに大きなご負担なく生活できること、高齢ペットとの暮らしで目指す形はこれで十分だと思います。

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(図:徘徊の末、汚れた足)

 

高齢ペットの介護にお悩みのご家族様へ

高齢ペットの介護をされているご家族様、皆さん一人ではありません。

同じような状況の方もたくさんいらっしゃいます。

動物病院でも、治療だけでなく介護に関する相談も出来ます。

 

一人で悩まないでください。

 

頑張りすぎないでください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、医療面だけでなく、介護に関しても知識が豊富なスタッフが介護に関する相談をお受けすることも出来ます。ペットにとってもご家族様にとっても最後まで幸せな気持ちで日々の生活を送ってほしい、と考えています。

 

以前、落ち着いて眠ることが出来ないわんちゃんのご家族様からご相談を受け、ベットのタオルの敷き方を一工夫することでぐっすり眠ってくれるようになった子がいました。ほんの一工夫で生活の質が大きく変わることもあります。

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在宅介護についてのご相談や、高齢のペットの今後の通院や治療に関するご相談もいつでもお待ちしておりますので、こちらからどうぞお問い合わせください。

 

 

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こんにちは!

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梅雨でじめじめした日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

一見寒い日が続いているように感じますが、湿度が高いと暑く感じてしまうため、わんちゃん猫ちゃん、特に高齢犬、高齢猫は体調を崩しやすいです。

何か元気がない、いつもと違う感じがする、という場合には、いつでも往診専門わんにゃん保健室までご相談ください。通院が大変、ストレスになってしまい行く勇気がない、という方も、往診専門わんにゃん保健室では、お家で待ち時間なく、安心して診察させていただけます!

オーナー様の皆様も体調にお気をつけてお過ごしください。

 

さてさて、先日は犬の皮膚病に関して書かせていただきましたが、

今回は猫ちゃんの皮膚病について書かせていただこうと思います。

わんちゃんは、夏になると特に皮膚が悪くなってしまう、という印象が強いですが、猫ちゃんは季節性の場合とそうでない場合があります。

 

それでは猫ちゃんの皮膚病はどういうものがあるのでしょうか?

詳しくお話させていただこうと思います。

 

猫の皮膚病

皮膚病というと、

・皮膚が痒い

・毛が抜けてきた

というイメージをお持ちのご家族様が多いと思います。

しかし、猫ちゃんの皮膚病はそれに加えて、

・ぶつぶつしている

・ジュクジュクの腫瘍のようなものができてきた

・痒くないが毛がごっそりと抜ける

など症状は様々です。

 

猫の皮膚病の原因

 

猫ちゃんの皮膚病の原因もすごく様々で、アレルギーや感染症、寄生虫や自己免疫疾患、腫瘍など多岐にわたります。

 

その中で、比較的よくある疾患をここではご紹介させていただきます。

ノミアレルギー・蚊アレルギー

ノミや蚊に刺されて、その部分がぶつぶつになり、痒みを伴うものです。

アレルギーなので、炎症を抑えてあげると、痒みも皮膚のぶつぶつも消えていきます。

比較的耳の外側などに多く、これからの季節に多い病気です。特に外に愛猫ちゃんが外に行く方は、しっかりノミ予防をしてあげることが重要となってきます。また、お家で買っている場合でも、蚊は入ってきますので、注意が必要です。

主に、ステロイドや抗ヒスタミン剤を使用することが多く、投薬が難しい場合には2週間効果が続く注射もございますので、投薬が難しい猫ちゃんの場合にはぜひご相談ください。

 

糸状菌症

糸状菌と聞くとピンとくる方は少ないかと思いますが、いわゆるカビによる皮膚病です。

猫ちゃんをお家で飼っていらっしゃる場合はほとんど起こらないですが、猫ちゃんが外に行く場合は持ち帰る場合が多いです。

この病気は人にもうつってしまうので、注意が必要です。

症状は

・痒みがほとんどない

・毛がごそっと抜ける

・顔周辺に多い

などがあります。

カビに効くお薬は、飲み薬と塗り薬がありますが、飲み薬は肝臓に負担がかかることが多いため、塗り薬をしようすることが多いです。

 

アトピー・食物アレルギー

多くの飼い主様は、アトピーや食物アレルギーはわんちゃんのイメージが強いかと思いますが、猫ちゃんにもよくある疾患です。

症状は

・顔周囲が痒くて掻いて脱毛

・口の奥やかかと、おなかなどに潰瘍がある

・後肢に線状の盛り上がりがある

など、これも症状がたくさんあります。

治療としては、アトピーであればステロイドがよく効果を示してくれますが、食物アレルギーの場合は、ステロイドが効くこともあれば、飲み薬で免疫抑制剤を飲む場合もあります。

 

甲状腺機能亢進症

これは高齢猫に多い病気で、

・最近すごくよく食べるのに毛艶が悪く痩せてきている

・左右対称で脱毛している

・毛がごわごわしている

などの症状があります。この病気は皮膚だけでなく、全身に影響がでる病気ですので、甲状腺ホルモンを調節するお薬が必要になります。

 

その他の脱毛

おなかをよく舐めて脱毛している、関節をよく舐めて脱毛している、というお話をよく聞きます。この根本的な原因は皮膚病ではなく、下腹部の場合は膀胱炎、関節の場合は関節炎を疑っていかなければいけません。

膀胱炎、関節炎はどちらも猫ちゃんに多い病気で、特に高齢猫では慢性腎不全にともなって関節炎になる猫ちゃんはとても多いです。

・最近おなかをなめていて、とても頻尿だ

・最近足をよく舐めていて、高いところに登らなくなってきた

など、舐める以外にも症状がある場合には注意しましょう。

 

往診専門わんにゃん保健室では、高齢猫の慢性腎不全も治療も、膀胱炎の治療もよく行っております。慢性腎不全の場合には、脱水しやすくなっているので、点滴をお渡しして、ご自宅で点滴を行っていただいている飼い主様も多くいらっしゃいます。

また、ご自宅での点滴が難しい場合には、数日間隔でのご訪問も可能で、ご家族の生活環境、猫ちゃんの性格、など一人一人にあった治療をご提案させていただいております。

 

猫ちゃんの皮膚病といっても、とてもたくさんの種類があり、ここではすべてをご紹介することは出来ませんが、皮膚だけでなく、全身に影響が出てしまう病気が関係していることもあるので、いつもと様子が違う場合にはお気軽にご相談ください。

 

投薬が難しいから治療できないのでは?

通院が難しいから治療は諦めている

といった方々も、往診専門わんにゃん保健室では、ご家族、愛猫さんに合った治療法をご相談させていただきますので、いつでもお待ちしております!

 

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こんにちは!

最近この季節にしては寒い日が続いておりますが、みなさま体調はいかがでしょうか?かぜなどお気を付けください。

また、犬や猫も、若齢であればそれぞれで体温調節ができますが、高齢犬や高齢猫は、体温調節がだんだん自分でできにくくなってきますので、気温や湿度などに気を付けて過ごしてあげてください。

 

それでは、今回は、往診でも出会うことの多い、犬猫の心臓病のお話を書かせていただこうと思います。

  しんどそうな犬.jpg

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室で往診に伺うご家族様の中にも、愛犬や愛猫の心臓病と向き合いながら、ご家族で協力して、ご自宅で治療をなさっているご家族様が多くいらっしゃいます。

最近は、わんちゃんねこちゃんも高齢化が進み、医療も進んでいるため、長寿の犬猫が増えており、動物の負担を減らすために往診をご選択される飼い主様も増えています。

当院の患者様でも、心臓病のために、診察と血液検査は往診で、投薬は一番落ち着けるご自宅で行ってもらい、維持ができているわんちゃんもたくさんいます。

 

では、心臓病とはどういう病気なのか、どのような症状がでるのか、どんな治療をするのかをお話しさせていただきます。

 

心臓病のおはなし

心臓は、人と同じで、全身に血液を運び、帰ってきた血液を肺に送って、血液中の二酸化炭素を酸素に変えてもらい、再び心臓からその、酸素が豊富になった血液を全身に送るという、ポンプの役割をしています。

 

心臓の病気というと、ヒトでは心筋梗塞や狭心症というのが、一般的に知られていますが、高齢犬や高齢猫では、そのような病気は少なく、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症や、拡張型心筋症などの心筋症が一般的です。

 

心臓の構造

心臓は、ほとんどが筋肉でできており、強く収縮することで、ポンプとしての役割を担っています。部屋は4つに分かれていて、

  • 全身から血液が返ってくる部屋
  • 肺に血液を送る部屋
  • 肺から血液が返ってくる部屋
  • 全身に血液を送る部屋

があります。

①と②の部屋の間には三尖弁、③と④の間には僧帽弁という弁があり、心臓が収縮したときに血液が逆流しないようになっています。

しかし、加齢に伴って、弁の構造が変化して、弁が完全に閉まることができなくなってしまい、血液の逆流が起こります。それを、それぞれ、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症といい、高齢犬で多い病気です。

 

また、心臓はほとんどが筋肉でできていますが、その筋肉がどんどん分厚くなってしまい、うまく広がることができなくなってしまう病気や、逆にどんどん薄くなってしまい、うまく収縮することができなくなってしまう病気があります。それを、それぞれ肥大型心筋症、拡張型心筋症といいます。

肥大型心筋症は高齢猫で多くみられ、拡張型心筋症は高齢犬でみられます。

 

症状

先ほどお話させていただいたように、心臓は肺に血液を送り、帰ってきた血液を全身に送る役割があります。心臓病の初期の症状としては、

・運動性の低下(いつも玄関まで迎えに来ていたのに来てくれなくなったなど)

・なんとなく元気がない気がする

などです。

それがより進んでくると、肺から帰ってきた血液をうまく出せなくなり、心臓の中に血液がたまってしまった結果、肺にも血液がたまってしまい、肺に水が溜まってしまう、という結果になることが多くあります。

これを肺水腫といい、症状としては

・息苦しそう

・咳をしたりする

・悪化すると口の粘膜が紫色に変わった

というのが見られます。

また、肺水腫にならなくても、心臓の病気が悪化した場合、酸素がはいった血液をうまく送ることが出来なくなってしまうので、同様の症状がみられます。

 

治療

心臓病になった高齢犬は如何にして肺水腫にならないようにするかがとてもポイントです。

そのために使うお薬は大きく3種類あり、血管拡張薬、強心薬、利尿剤があります。まずは血管拡張薬や強心薬を使ってコントロールをすることが多いですが、それでもコントロールできない場合に、利尿薬を使用します。

治療することで、肺水腫になるまでの期間を延ばすことができます。

 

では肺水腫になった場合や、心臓病が悪化した場合どのように治療するのでしょうか?

 

上に書いたお薬をしようするのはもちろんですが、お家で一番重要になるのが、酸素室です。

これはレンタルすることができ、お家の中でも酸素を十分に吸える部屋として置いてあげ、その中にお水やご飯を置いてあげると、食べるのが楽になり、食欲がでることが多いです。また、お家の中で興奮してしまい、舌の色が悪くなった時などに入れてあげる部屋として使っていただくと良いと思います。

 

心臓病がある犬や猫は興奮したりストレスがかかったりすると低酸素になりやすいので、できればストレスの少ない状態での診察をお勧めいたします。

 

往診専門わんにゃん保健室では、往診にて、診察、検査、治療まで行っておりますので、待ち時間や移動時間がなく、一番ストレスがないご自宅にて処置をすることが可能です。また、処置が終わればすぐに落ち着ける場所でくつろぐことが出来ます。

 

我が家の愛犬、愛猫が最近元気がない、運動量が減った気がするなどございましたら、ぜひ一度往診専門わんにゃん保健室までご相談ください。

ストレスを感じやすい子、投薬が難しい子、みんなそれぞれ違う性格や生活環境だと思いますので、オーダーメイドの治療法をご提案させていただきます。

 

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はじめまして!

梅雨でじめじめ湿度が高く、暑い日が続きますが、体調はいかがでしょうか?

気温がすごく高いわけでなくても、湿度が高いと熱中症になることもありますので、どうぞお気を付けください。

痒そうな猫.jpg

さて、今回のブログは、7月から往診専門動物病院わんにゃん保健室で往診獣医療を担当している働かせてもらっております、獣医師の大東です。

 

まずは軽く自己紹介をさせてもらおうと思います。

 

出身は兵庫県で、関西から6月に引っ越してきました。趣味は旅行で、おいしいものと綺麗な景色が大好きです。

 

5月までは、大阪の一次診療の動物病院にて勤務しており、若いわんちゃんねこちゃんから、高齢のわんちゃんねこちゃんまで様々な子を診察しておりました。

しかし、高齢の子たちは、若いときには耐えられたストレスにも、敏感になっており、動物病院への通院のストレスが心配になってしまうことも多々あるかと思います。そのような場合に、お家でできる限りのケアや治療をできる往診が、よりストレスを減らし、動物たちのためにも飼い主様たちのためにも良いのではないかと考えています。

 

そこで、高齢犬や高齢猫のケアを考えたときに、往診という分野に興味を持ち、こちらで働かせていただくことになりました。

今後とも、飼い主様と一緒に治療法を考えていき、その子その子にあった最善の治療ができるように精進していくので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

それでは、軽く自己紹介をさせてもらったところで、本題に移っていきます。

 

今回は、夏ということで、夏に悪くなりやすい皮膚について書かせていただこうと思います。

 

夏に多い皮膚病

夏になると皮膚が悪化する、というお悩みは犬猫と一緒に暮らしているご家族様の多くが抱えている問題かと思います。この原因としては、皮脂が増えたり、気温が上がったりすることで、皮膚にいる常在菌が増えやすい環境になってしまうということが考えられています。また、耳についても同様で、夏になると外耳炎になるペットが増えてきます。

 

ではそもそもなぜ皮膚炎が起こるのか??

 

脱毛や、皮膚炎の根本的な原因はたくさんありますが、大きく分けると

  • アトピー性皮膚炎
  • 食物アレルギー
  • 内分泌疾患(甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症、副腎皮質機能低下症)
  • 自己免疫性疾患
  • その他(腫瘍など)

に分けられます。

  • や②に関しては、人でも馴染みがあり、聞いたことがある方も多いかと思います。

 

アトピー性皮膚炎は、ハウスダストや花粉などに反応して皮膚にかゆみをもたらしてしまう疾患です。アトピー性皮膚炎の子は、生まれつき皮膚の細胞間の物質(セラミド等)が少なく、皮膚の水分が蒸発しやすかったり、細胞間の物質が少ないために細胞に直接ハウスダスト等のアレルゲン物質がくっついてしまい、皮膚の細胞が反応してしまって痒みが出てしまう、というのが原因です。痒みがでた結果、掻き壊してしまい、脱毛や、掻き傷への感染、乾燥しているために余分な皮脂が出て脂漏症になってしまいます。

生まれつきの体質なのですが、予防することが大切で、シャンプーと保湿剤がポイントです。シャンプーでアレルゲン物質を流し、保湿剤で細胞間物質を補ってあげることでアレルゲン物質がくっつきにくくなり、アトピーを予防することができます。ちなみに、保湿剤をたっぷり使うと人の赤ちゃんでもアトピーと予防することができるという研究結果も出ています。

シャンプーの詳しい方法については、またブログにてご紹介させていただきます!

 

次に食物アレルギーです。これも人と同じで、特定の食べ物を食べるとかゆくなってしまう疾患です。アトピー性皮膚炎は若齢時に発症することが多いのに対し、食物アレルギーは、中高齢期に発症することも珍しくありません。食物アレルギーの診断や、原因食品の特定は難しいことも多く、また、アトピー性皮膚炎と併発していることも多いです。そのため、アレルギー食を食べて痒みが減ったが完全には痒みがなくならない、という子もいて、その場合はアトピーの治療も必要となります。

 

上の2つは犬に多い病気ですが、猫でも発症する子いるので、痒みがある猫ちゃんは病院でご相談してみてください。

 

そして次は内分泌疾患です。甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症は高齢犬に多い病気です。副腎皮質機能低下症はまれな病気なので、今回は一旦割愛させていただきます。

まず、甲状腺機能低下症ですが、甲状腺は代謝をつかさどっており、甲状腺の機能が低下すると、全身の代謝が落ちてしまい、皮膚のバリアー機能も落ちてしまいます。その結果、症状としては、脱毛や皮膚の感染症だけでなく、元気低下、ダイエットしているのに痩せない、太りやすい、毛艶が悪い、といったものが多く、高齢になったから?と思われることも多いですが、実は甲状腺の機能が低下していることもあるので、あてはまる項目が多い場合はご相談ください。

また、副腎皮質機能亢進症は、副腎というステロイドホルモンを出している臓器が大きくなってしまい、ステロイドホルモンをたくさん出してしまう病気です。ステロイドホルモンはたくさん出てしまうと免疫機能が落ち、その結果皮膚の常在菌が異常に増えて皮膚感染症になってしまったり、脱毛してしまいます。その他、症状としては、多飲多尿、食欲増進、腹囲膨満、筋力低下などがあります。

 

次に自己免疫疾患です。こちらは、自分の細胞が、誤って自分の細胞を攻撃してしまい、皮膚の細胞を壊してしまう病気です。皮膚の細胞を壊してしまった結果、皮膚がジュクジュクになってしまったりします。この場合皮膚だけでなく、全身の臓器を攻撃してしまうこともあるため、緊急の治療が必要となることもあります。

 

最後のその他では、皮膚の腫瘍などがあげられます。

 

皮膚の病気は、目に見えて良化悪化がわかり、お家でのケアが必要になってくるので、治療には飼い主様のご協力が必要不可欠です。

しかし、ケアが大変な場合やなかなか治らない場合、逆に内服のみで維持できる場合、その子によって様々ですが、原因をしっかり見極めてあげることが大切です。

 

 

皮膚症状がなかなか治らない、維持が大変、高齢で積極的なことはしたくないが痒いのはかわいそう、などなどあれば、ぜひ一度わんにゃん保健室までお気軽にご相談ください。

 

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

 

気温の変化が激しい日々が続いておりますが、徐々に蒸し暑い日も増えてきましたね。

こんな季節に、愛犬と暮らすご家族様に注意しておいていただきたい病気が、犬の熱中症です。

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熱中症の危険性

 

熱中症って、もっと炎天下の続く日になるものじゃないの?

そうお思いになるご家族様も多いかもしれません。

 

もちろん、炎天下の日は熱中症のリスクが高まりますが、そういった日はみなさんの注意も増していますので、油断できないのがじわじわと熱くなり、湿度が高くなってくる今の時期なのです。

 

特に、パグやフレンチブルドッグなどの短頭種犬や、ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなど喉頭麻痺という疾患のリスクが高い犬種、太り気味のわんちゃんは注意が必要です。

 

熱中症は、気温だけでなく湿度、風、日射・輻射などを組み合わせた指標である暑さ指数(WBGT)がリスク予測の1つとして役立つと言われています。

環境省のサイトでも暑さ指数(WBGT)の予測と実況が見られますので、参考にしてみてください。

最近は、関東でも警戒や厳重警戒の予測が出ている日があります。

 

熱中症の症状

 

熱中症は、高体温と脱水により全身の臓器の機能不全を起こすため、様々な症状が現れます。

 

・体が熱い

・呼吸が早い

・心拍数が早い

・粘膜がいつもより赤い

 

これらの症状は熱中症の初期の症状の可能性があります。

さらに症状が進行すると、

 

・意識がない、朦朧としている

・体が冷たい

・呼吸が少ない

・粘膜の色が薄い

・鼻血

・血便

 

といった症状が現れます。

熱中症なのに体温が下がるの?ハァハァ言わないの?と思われる方もいるかもしれません。

 

高かった体温が下がってくる、呼吸数が減ってくるといった症状は、重度の熱中症の状態です。適切な緊急処置が必要な状態ですので、体温が下がったから大丈夫、ハァハァしなくなったから大丈夫と考えずに、すぐに病院に連れて行ってあげてください。

 

熱中症が疑われたら

 

愛犬が熱中症かもしれないと思った時は、すぐに病院に連れて行ってあげてください。

まずは病院に電話をし、連れて行くまでの対処のアドバイスをもらえるとさらに良いです。

 

熱中症は、今まで何も病気にかかったことのない健康なわんちゃんさえ生死に関わることのある油断できない疾患です。

一旦様子を見ようではなく、すぐに動物病院へ相談してください。

 

明らかに体温が高く、動物病院に到着するまで時間がかかってしまう場合には、全身を水で濡らす、氷嚢を首や脇、内股にあてるなど出来る限り身体の冷却を試みてください。

 

また、愛犬が熱中症になってしまわないように日頃から対策をしておくことも重要です。

 

・長毛の子は夏の間はサマーカットにする

・太り気味の子は少しだけダイエットを頑張る

・夏場の散歩は早朝や夜に行く

・扇風機だけでなくエアコンで室温を下げる

・夏場の遠出は途中休憩や水分補給をしっかりととる

 

このようなことを頭に入れておくだけでも、十分な対策となります。

まずは、熱中症は命を脅かす危険な病気であるということを頭の片隅においていただき、日ごろからの対策と、何かあった時の迅速な対応で愛犬を守ってあげてください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に訪問し往診というスタイルでわんちゃん・猫ちゃんの診察を行っています。

台東区を中心として、東京23区内全域および周辺地域まで対象範囲としています。

 

当院では、ご家族様とじっくりとお話しさせていただき、ご家族様に合わせたオーダーメイドの治療法を提案させていただくことを心がけています。

愛犬や愛猫の現在の状態をきちんと把握することはもちろんのこと、生活環境やご家族様の生活スタイルを考慮して無理のない治療方針を一緒に考えていきます。

十分な時間を確保するために完全予約制で診察に伺っておりますので、診察をご希望の方はこちらからご予約をお願いいたします。

予約状況によって当日の診察が可能な場合もございますので、お急ぎの方はお電話でご連絡いただくことをお勧め致します。

不定休ですので、HPの診察カレンダーをご覧いただきましてご予約をお願いいたします。

休診日においても継続治療中の患者様の診察は行っておりますのでご安心ください。

 

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