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こんにちは!

 

今回は外傷を負ってしまった猫ちゃんのお話です。

猫ちゃんは身体が柔らかく、狭い場所なども一瞬にして走りすぎて行ってしまうこともあるかと思います。

そのため、玄関の扉を開けた隙に逃げ出してしまったり、窓を開けた途端にベランダに出てしまったり、といったことはよく耳にします。

頭ではわかっていて、気をつけていても、動物たちの動きは一瞬なので、不意の事故が起こってしまうこともあります。

今回は、そんな不意の事故で外傷を負ってしまった、東京千代田区在住の猫ちゃん症例です。

 

東京千代田区は、動物病院がとにかく少ないエリアですので、東京千代田区に今後お引っ越しされる予定のある飼い主様は、早めにどんな動物病院がどこにあるのかを把握しておくようにしましょう。

 

マンションのベランダから落下した猫(東京千代田区)

症例は東京千代田区在住、4歳で元気な猫のモンちゃんです。

モンちゃんとの出会いは夏の本格的な暑さで苦しんでいた、1ヶ月ほど前でした。

外傷を負って以来あまり食べなくなってしまったので、家での皮下点滴をしてほしいとのご依頼で往診をさせて頂きました。

お家にお伺いすると、モンちゃんはテーブル下で、シャーっと怒っており、不機嫌さが伝わってきたので、ごめんね、と謝りつつ、別のお部屋でご家族様から詳しくお話をお伺いすることにしました。

 

問診

 

問診①.jpg

 

モンちゃんは、1ヶ月ほど前に、偶然の事故によって窓から落ちてしまい、マンションの下の植木の上に落ちてしまったところを発見され、すぐに動物病院に連れていかれたそうです。

幸い、植木がクッションとなり、内臓からの出血や損傷、骨折などはありませんでしたが、ショック状態になっていたため、緊急処置の末、無事に意識を取り戻し、数日間入院をして、体調が安定したため、退院して通院に切り替えられたとのことでした。

しかし、モンちゃんは、普段からその性格ゆえに、抱っこをしたり、キャリーに入れることができず、通院するのも一苦労で、1,2日は頑張ることができたそうなのですが、飼い主様としても、嫌がるモンちゃんを無理やりキャリーに入れて動物病院に連れて行き、抵抗する中での治療をすることに精神的に疲弊してしまい、お家で治療を出来ないか探して頂いたところ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室を見つけてご連絡して頂いたとのことでした。

退院しても、投薬どころか全く食べ物に興味を示さず、ご飯を食べてくれないため、動物病院にて点滴にてお薬なども入れていたとのことで、何とかご飯を食べられるようになると内服薬にすることができるので、頑張って食べてくれるようになるまで、食べてくれることを願って、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフで治療をさせて頂くことになりました。

 

 

検査開始

 

一般身体検査

まずは食べない原因を調べるために、動物病院にて行なっていた血液検査の結果を見せて頂くことにしました。

血液検査ではたしかに大きな異常値はなく、電解質バランスも正常でした。事故直後からの推移でも大きくは変化はないので、内臓の損傷などから来ていることは考えにくい状況でした。

つぎに、実際にモンちゃんを触って、身体検査です。

モンちゃんのいるお部屋に行くと、再びシャーっとお怒り気味でしたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは慣れっこです。

モンちゃんをバスタオルに包んで出てきてもらい、全身を触って身体検査を行なっていきました。すると、通常はお腹に聴診器を当てると、消化管が蠕動する音、いわゆる、ギュルギュルというお腹の音が聞こえるのですが、モンちゃんの場合それが聞こえず、お腹の動きが良くないことが考えられました。

 

超音波検査

そこで、実際にどれぐらい動いていないのかを超音波検査で見てみることにしました。

食べない以外は元気そうなモンちゃん、とても嫌そうでしたが、何とか実施することができました。

たしかに、胃の中や十二指腸まで液体が溜まっているような状態で、消化管の動きも全体的にあまり蠕動運動していない様子でした。

そのため、消化管が動くようになると、今溜まっている液体が流れていき、食べられるようになることが予測できましたので、消化管を動かすお薬を使っていくことにしました。

 

診療プラン

とりあえず現時点では脱水はしていないようでしたので、注射と強制給餌による内服薬の投与、そして内服薬の投薬指導を行い、薬の内容は消化管を動かすお薬のみ使用し、拘束時間を短くしてモンちゃんのストレスを最小限にすることにしました。

しかし、このお薬は効果時間が長くはないですが、お家でご家族様にあと2回分お渡しし、その日の診察は終了としました。

 

次の日、もう一度お伺いすると、ご家族様は無事に投薬が出来たとのことで安心しました。

また、少し缶詰を温めて置いておくと、今朝は匂いを嗅ぎに行っていたとのことで、少し消化管が動き始めた感じがしたので、もう一度超音波にて胃の中を確認しました。

すると昨日よりも明らかに液体貯留は減っており、腸も少し蠕動運動をし始めていました。

治療が好感触でしたので、引き続き、モンちゃんには点滴ではなく、お薬のみお渡しし頑張ってもらいました。

その次の日には、モンちゃんは少しスープとスープの具を食べてくれていました。

この調子だと強制的に投薬しなくても、ご飯に混ぜる内服薬の投与方法にもうすぐ切り替えられそうだとのお話をさせて頂いたところ、ご家族様も喜ばれていて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

その後、モンちゃんは無事に切り替えもできて、今ではしっかりとご飯もいつも通り食べてくれています。

 

まとめ

 

猫ちゃんの性格によっては、弱っている時は動物病院に連れて行けても、通院をするなど動物病院に連れて行くこと自体が難しくなってしまうケースもたくさんあります。

そういった場合には、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談ください。

お家で出来る限り最大限の治療をご提案させて頂きます。

 

 

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こんにちは!

 

今日は発作が続いている猫ちゃんのお話です。

 

往診専門動物病院では、発作を主訴に多くに猫ちゃんの飼い主様からご依頼をいただきます。

往診で発作の猫ちゃんにあった時には、初診での問診が最重要課題となってきます。

 

・発作を認めたのはいつが最初か

 

・頻度

 

・発作の継続時間

 

・発作中の猫ちゃんの様子

 

・発作前後の猫ちゃんの様子

 

その他、細部に渡った問診を行っていきます。

 

お勧めのまとめ方は、こんな感じです。

 

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◯月◯日

◯◯:◯◯ 何となく変な行動あり(←後付けでも大丈夫です。獣医師としてはストーリーが見たいだけです。)

 

 

 

◯◯:◯◯〜◯◯:◯◯ 激しく痙攣、失禁、脱糞、呼びかけにも反応なし(←発作中は大きな声で呼びかけるのはNGですので、ご注意ください。動画が撮れたら◎)

 

 

◯◯:◯◯ 歩き出した

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そして、発作を止めるために使う薬の多くが内服薬であるため、その猫ちゃんが内服薬を受け入れてくれるかどうかも重要なポイントです。

問診で発作に関する様子をお聞きする上で、もし可能であれば、発作前から発作中、発作後の様子を動画で残していただけると診療の参考になります。

 

問診が終わると、次は血液検査です。

 

往診専門動物病院の多くが、飼い主様に保定をしてもらうことが多いのですが、保定には本来技術が必要とされるため、うまく抑えられたとしても犬猫にとってはストレスであったり身体的な負担になったりします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診獣医師だけでなく訪問に特化した動物看護師が一緒にご訪問させていただくため、飼い主様はもちろん、ペットに対する負担も最小限になるように診療を実施することを目標に、日々診療しております。

血液検査を始め、超音波検査なども、今後も繰り返して実施していくことを考えると、あまり無理な保定で実施することはお勧めできません。

複数にわたって採血を行うことがペットにとって身体的・精神的負担となってしまうため、わんにゃん保健室では、1回の採血でなるべく広めに検査項目をみていきます。

 

項目に関しては、都度担当している往診獣医師にご相談ください。

 

血液検査が終われば、症状に合わせた対症療法を行い、結果が出るまでの間は数日間対症療法で凌ぐこともありますが、大体の場合はこのタイミングで発作に対するお薬を処方していきます。

 

flairお薬が苦手なわんちゃん、猫ちゃんへの投薬方法に関しては、必ずご相談ください。

 

1.jpg2.jpg3.jpg

 

特に、猫ちゃんはお薬を飲むのが苦手な生き物です。

投薬方法は錠剤のまま喉の奥に入れるか、錠剤のままor粉にしてウェットに混ぜる粉にして水で溶きシロップ状にして喉の奥に入れてあげるか、など方法は多岐に渡ります。

投薬方法についてはご説明だけでなく、飼い主様ができるまでトレーニングさせていただけますので、心が折れる前に、まずはご相談をしていただき、一緒に頑張っていきましょう!

 

それでは、発作を起こした猫ちゃんの症例紹介です。

 

もしも猫ちゃんと暮らしていて、急に変な行動や挙動を見せたのであれば、もしかしたら発作かもしれません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

皆さま、発作の原因というとどういったものを想像されますか?

 

脳の病気を1番に思い浮かべられるのではないでしょうか?

 

もちろん脳の疾患でてんかんのような発作が出ることもありますし、チックと言って、ピクピクとした発作が出ることもあります。

しかし、これらの発作が起こる原因は脳だけでなく、他の臓器が原因になっていることもあります。

例えば、高齢猫で多いのは腎不全です。

腎不全によって、本来おしっこから出て行くはずの毒素が身体に溜まってしまい、それが発作の原因になることもあります。

また、先天的な血管の異常によって発作が起こることもあれば、肝臓が悪くなって発作が出てしまうこともあり、脳以外にも何が原因なのかしっかりと考えていく必要があります。

 

今回はそんな発作が続いている猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京千代田区在住のはなちゃん、18歳の高齢猫さんです。

お家の猫ちゃんが今朝痙攣していて、数十秒で収まったが、最近食欲も落ちてきているので、とのことで往診をご希望されました。

その日は午後の往診の診察予定に空きがあり、獣医師が緊急性があると判断しましたので、当日にお伺いさせて頂くことにしました。

お家にお伺いすると、部屋の端にあるベッドめはなちゃんはぐったりと横になっていて、痩せていました。

舌の色などを確認し、呼吸状態は安定していたことから、詳しくお話をお伺いしました。

はなちゃんは5歳の時に保護団体さんのところからお家にやってきました。

しかし、当時はすごく警戒心が強くて、なかなか触ることができず、ご飯を交換したり、トイレを綺麗にしたりするだけで、はなちゃんとの触れ合いはなかなか出来なかったそうです。

しかし、数年でようやく慣れてきてくれたのか、撫でることは許してくれてきたようで、機嫌の良い時や寝ている時には撫でて、と寄ってくることもあるようです。

しかし、抱っこやキャリーに入れることが出来ず、高齢であることを考えると健康診断もしてあげたかったそうなのですが、動物病院には連れて行くことが出来ず、諦めてしまっていたそうです。

しかし、最近になって食欲が落ちてきて、その途端にみるみる痩せていってしまったそうで、ここ数日はお水もあまり飲めておらず、おしっこの量も減ってきてしまっていると思っていると、今朝数十秒ほどピクピクと痙攣をしていてびっくりして、往診を検索されたとのことでした。

たしかに、はなちゃんはすごく痩せてしまっていて、最初に触った時も脱水しているのが分かりました。

ただ、なかなか他人に気を許さないはなちゃんを、こんな状態の中動物病院に連れて行って、治療をさせるのはかわいそうということで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話をいただきました。

様子が分かったところで、次は身体にどういうことが起こっているのかを知るために、血液検査をご提案させて頂きました。

すごく体力的に弱ってしまっているので、無理のない範囲で、ということでご同意を頂き、採血と治療をさせて頂くこととしました。

 

まずは身体検査です。

身体検査では、激しい脱水黄疸が見られました。

また、身体は痩せていて、筋肉も落ちてしまっておりました。心臓の音は正常で、呼吸音も特に問題はありませんでした。

 

次に採血です。

採血では、嫌がるそぶりはありましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師も看護師もそういった猫ちゃんには慣れているので、素早く採血を終わらせて、点滴を行うことしました。

点滴には胃薬や消化管を動かすお薬などを入れて、少しでも楽になることを願いながら点滴を行いました。

また、アンモニアという血液検査項目は、採血後すぐに分かるのですが、アンモニアの高値が認められました。

もしかすると、この影響で朝の痙攣が起こった可能性があるため、アンモニアを下げるお薬もシロップタイプなので、お口に入れて飲んでもらいました。

次の日に再診をさせて頂くこととして、その日の診察はそれで終了となりました。

血液検査では、腎臓の数値がものすごく高く、貧血も少し進んでいました。

ただ、脱水していての数値なので、脱水を補正するとおそらく貧血はもっと進むことが予測されました。

その他にも腎臓に起因する数値と肝臓の数値が異常値を示しており、発作の原因は腎臓かアンモニアの高値という可能性が高いと考えられました。

 

では、なぜアンモニアが高くなってしまったのでしょう?

そもそもアンモニアは、タンパク質を食べると消化管で消化、吸収され、アンモニアという有害物質が出されます。

これが、血液に乗って肝臓に運ばれて解毒されるのです。

しかし、猫ちゃんはご飯を食べれない状態が、短いと数日、長いと1,2週間ほどで代謝の関係で肝臓に脂肪を溜め込んで脂肪肝になってしまいます。

そのため、肝臓での解毒ができなくなってしまい、身体に毒素であるアンモニアが蓄積してしまい、アンモニアが血液に乗って脳に行ってしまった時に、発作を起こしてしまうことがあるのです。

しかし、今回は、腎臓の数値も高く、アンモニアで発作が起きたのか、尿毒素が溜まってしまい発作が起きたのかは判断しかねるところではありますが、どちらにしても点滴をして脱水を補正しつつ、おしっこの量を元に戻すことを目標に治療をしていくことになりました。

次の日に、再診を行い、やはりぐったりした様子のはなちゃんでしたが、少し尿量が増えたとのことで安心しました。

また、発作も出なかったとのことで、ご家族様も安心されていらっしゃいました。

尿量が増えたということは、しっかりと点滴が吸収されているということなので、その日も同量で点滴と注射を行い、次の日にもう一度お伺いさせて頂き、様子次第でご家族様での皮下点滴に切り替えるかどうかをご相談させて頂くことにしました。

はなちゃんは今も頑張ってくれていて、ご家族様に癒しを与えてくれています。

動物病院に連れて行けなくて、諦めてしまっているご家族様はたくさんいらっしゃると思いますが、決して諦めず、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡ください。ご家族様としっかりと病状や今後のプランなどについてご相談させて頂きます。

 

 

sunわんちゃん・猫ちゃんの発作に関する過去のブログ記事を抜粋しました!参考にどうぞ^^

猫の痙攣/発作(嘔吐/下痢/ふらつき/東京犬猫往診)

発作が続く高齢犬(発作/高齢犬/東京千代田区)

犬の発作(犬往診/東京千代田区/往診専門動物病院)

 

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、訪問に特化した動物医療を提供しています。

出会う犬猫の多くが高齢であり、何かしらの病気を抱えながらも日々のんびりと暮らしている子たちです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただく中で特に多いのが、詳しい検査や積極的な治療は望まないが、できるだけ楽にしてあげたいという緩和ケアの依頼から、状態によって最後に日までの集中的に緩和処置を行うターミナルケアの依頼です。

緩和ケアとターミナルケアの中では、よく状態安定を目的にステロイドを使用します。その中で、よく質問に上がるのが「ステロイドって怖くないんですか?」というのがあります。

 

ですので、今日はステロイドについてお話ししようと思います。

 

ステロイドというと、何となく怖い気がする、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちも、往診専門動物わんにゃん保健室でステロイドを使用することももちろんあります。

しかし、中にはステロイドは使いたくない、という方もいらっしゃいます。

もちろん闇雲に使い続けると副作用が出てしまいますが、ちゃんとした理由の元使用し、長期間使い続けなければ大きな副作用が出ることは比較的少ないです。

そこで今回は、ステロイドとはどんなお薬なのか、どういった時に使用するのか、副作用はどういったものがあるのかなどをお話ししていこうと思います。

 

そもそもステロイドとはどんなお薬なのでしょう?

 

ステロイドとは、副腎皮質ホルモン剤です。

つまり、身体の中でも作られている物質です。副腎皮質ホルモンは、糖質コルチコイドといって血糖値を上げるホルモンと、鉱質コルチコイドといって電解質のバランスをとるホルモンの2種類があり、ステロイド剤にはその2種類のホルモンがある比率で含まれています。その比率は薬の種類によって異なるので、副作用の出方や出やすさもステロイド剤の種類によって違ってきます。副腎皮質ホルモンは、ストレスがかかると身体の中で放出され、ストレス耐性がつくようにできています。このように、身体の中で作られているからこそ、使い方にも気をつけなければいけません。

 

では、ステロイド剤の副作用とは何でしょうか?

先ほどお話ししたように、ステロイド剤には、血糖値を上げる作用と電解質バランスを取る作用があります。

つまり、ステロイド剤を使用すると血糖値が上がってしまうため、糖尿病になってしまうことがあります。これが一つ目の副作用です。

 

あるいは、本来は体から出る副腎皮質ホルモンで電解質のバランスを取っているのですが、外から同じものが入ってくることで電解質のバランスがうまく取れなくなってしまうことがあります。これが二つ目の副作用です。

 

また、かなり長期的にステロイドを使用していると、外から副腎皮質ホルモンが入ってくるため、体からの副腎皮質ホルモンの放出量が減ってしまい、副腎自体が小さくなってしまい、ステロイドをやめても副腎皮質ホルモンが不足してしまうことがあります。

それら以外にも、免疫抑制や食欲増進、多飲多尿、肝臓への負担などたくさんあります。

しかし!これらの副作用が出るのは長期的に使用し続けた結果起こることが多いです。

しっかりと症状に合わせて、副作用が出ていないか検査をしながら使用していくと、こういった副作用はあまり起こりません。

 

では、次はどういう時にステロイドを使用していくのかをお話ししていきます。

ステロイド剤を使用する場面はいろいろですが、主には

 

・末期の疾患の緩和ケア、ターミナルケア

・腫瘍

・免疫疾患

・皮膚疾患

・アナフィラキシーショック

・炎症性疾患

 

などがあります。

末期の疾患の緩和ケアやターミナルケアの際には、ステロイドを使って、少しでも食欲増進を図ったり、末期の疾患の倦怠感や辛さを和らげる目的で使用していきます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、こういった使用をすることが多く、比較的辛さを和らげてあげることができています。

こういった場合には高容量で使用するわけではなく、比較的少ない量で使用していきます。

また、免疫疾患やアナフィラキシーショックでは高い用量で使用するため、副作用に注意が必要です。

アナフィラキシーショックでは1度の仕様なのでほとんど心配はありませんが、免疫疾患や皮膚疾患では、長期的に使用することが多く、特に免疫疾患では高用量での使用期間も長くなるため、副作用が起こりやすくもあります。

そのため、闇雲に使用し続けるのではなく、獣医師の診察のもと、処方に従って使用して、しっかりと検査も行いましょう。

腫瘍性疾患の場合は、腫瘍性の痛みを伴うこともよくあるのですが、ステロイドは腫瘍性疾患の痛みも比較的よくとってくれます。

もちろん、麻酔系や麻薬系の痛み止めも使用していくのですが、それらを使用すると消化管の動きが悪くなってしまったり、鎮静作用が出てしまったりすることもあるので、ステロイドを一緒に使用していくことがよくあります。

 

簡単にステロイドの副作用や使用するタイミングをお話しさせていただきましたが、しっかりと検査を行い、獣医師処方のもと、むやみに長期使用をしなければ決して怖れる薬ではなく、メリットもたくさんあるお薬です。

しかし、ステロイドを使用すると逆に悪化してしまったり、それこそ副作用が出てしまうことももちろんございます。

そのため、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、使用する目的を明確にしたり、使用しても良いかどうかをしっかりと検査してから使用したりと、使用には気をつけています。

 

もちろん、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではステロイドを使用しない治療法もご提案させて頂きます。動物たち、ご家族様に合った治療法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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2020年9月4日公開

こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

往診専門動物病院では、お家まで獣医師と動物看護師がペアとなって訪問させていただくため、ご家族様は安心して診察を見ていただけます。

診療圏は東京台東区と東京中央区にメインオフィスを構えていますが、東京23区とその近隣地区までと広く往診獣医療の依頼に応えられるようにしています。

酸素室の中でないと呼吸が苦しそうな状態にある愛犬、愛猫に対して、投薬をしてあげたいがどうしたらいいのかなどのお問い合わせをお受けすることがあります。

往診専門動物病院では、ペットの状態だけでなく、愛犬・愛猫が暮らす環境を考慮して診療プランを組んでいきます。

ですので、酸素室の中に入りっぱなしでも、皮下点滴などの処置を行うことができます。

酸素室が必要なわんちゃんのケースですと、心不全や腎不全、肺の病気などが多いと思います。

猫ちゃんでは、末期の腎不全による腎性貧血を起こしている場合が多いかなという印象です。

 

今回は、そんな中にある僧帽弁閉鎖不全症という、心臓の病気の高齢犬のお話です。

 

僧帽弁って何??という方も多いと思いますので、簡単にお話しさせて頂こうと思います。

心臓は4つのお部屋でできていて、左心房、左心室、右心房、右心室というお部屋があります。

このうち、左心房と左心室の間に、血液が逆流しないようにあるものが僧帽弁という弁です。

この弁があるおかげで、心臓が収縮して血液を流す時に、左心房に逆流せずしっかりと左心室から全身に血液を送る大動脈に血液を送ることができます。

しかし、この弁が変形してしまったり、何らかの原因で完全に閉まらなくなってしまう病気が僧帽弁閉鎖不全症です。

僧帽弁閉鎖不全症にはステージがあり、大きくはステージA〜Dの4段階に分かれており、ステージB以上は投薬が必要になります。

しかし投薬のおかげで進行を抑えることはできますが、完全に治すことはできません。

完治をさせるためには手術という方法もありますが、手術には様々なリスクもあります。

もちろん再発というリスクや、麻酔のリスク、様々なリスクを伴うため、手術という選択をする時には主治医の獣医さんとよくご相談しましょう。

 

では僧帽弁閉鎖不全症が悪化するとどうなるのでしょう??

 

肺で二酸化炭素と酸素を交換した綺麗な血液が左心房に帰ってきます。

その血液は左心室に送られて、左心室から大動脈に送られ、大動脈から全身に血液に乗って酸素が運ばれていきます。

しかし、僧帽弁閉鎖不全症があると、左心室から本来大動脈に行くはずの血液の一部が左心房に逆流してしまい、左心房に血液がたまってしまい、その影響で肺にも血液がたまってしまい、肺の血管から水分が漏れ出てしまいます。

その結果、肺に水が溜まってしまい、空気を取り込めなくなってしまうこの状態を肺水腫と言い、緊急の治療が必要となります。

 

こんな僧帽弁閉鎖不全症と頑張って闘った高齢犬を今回はお話をしようと思います。

 

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症例は東京千代田区在住の16歳の小型犬のクーちゃんです。

 

お電話では、かかりつけの動物病院にて肺炎と言われ内服治療をしているが良くならないとのことで、呼吸に関することなので、緊急性があると判断し、当日にご訪問させて頂きました。

お伺いすると、クーちゃんは部屋の端でハアハアと辛そうな呼吸をしており、すぐに身体検査をさせて頂きました。

身体検査では心臓の音がかなり大きく、僧帽弁でのかなりの逆流が判断されました。

また、肺の音からもおそらく肺水腫が想定されました。

ただ、舌の色や粘膜色は真っ青ではありませんでしたので、まずは詳しくお話しをお伺いすることとしました。

2,3日前に呼吸が早くなったのことで近くの動物病院さんにいったところ、レントゲン検査から肺炎だろうということで、今までにも飲んでいる心臓のお薬、利尿薬に加えて、抗生物質を処方され、食欲はなかったそうなのですが頑張って飲ませてもらっていたそうです。

しかし、呼吸は良くならず、立つのもしんどそうな状態になってしまったため、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家を診察室として使わせて頂きますので、レントゲン検査は出来ませんが、身体検査所見から、おそらく肺水腫が疑われましたので、利尿剤の量を上げて、注射で入れていくことをご提案させて頂きました。

また、数日前にかかりつけの動物病院さんにて行なった血液検査の結果を見せて頂くと、腎臓の数値が上がっており、おそらく継続的な利尿薬の投薬によるものと考えられました。

ただし、現状で利尿薬を無くしてしまうと致命的になってしまうので、利尿薬をどの程度使えるかを見るためにも血液検査をご提案させて頂きました。

 

利尿薬は腎臓におしっこを作らせるので、腎臓には負担がかかります。

 

ではなぜ腎臓の数値が高いのに利尿薬を使うのでしょう??

それは、肺に溜まった水をおしっことして出して、呼吸が楽になるようにするためです。

またおしっことして水分を出すことで心臓の負担も減らすことが出来るので、今のクーちゃんの状態を考えると利尿薬は積極的に使用しなければなりません。

 

このことをご家族様にご相談させて頂いたところ、とにかくまずは呼吸を楽にしてあげたいとのことでしたので、初日は利尿薬を1日2回注射で入れていくこととしました。

 

注射の前にまず採血です。

クーちゃんは普段は嫌なことをするとすぐ動き回ってしまうそうなのですが、今日は足を延ばすのも嫌がらずにさせてくれました。

すぐにいつもは大好きなおやつをあげましたが、少し舐める程度で、あまり食欲がない様子です。

その後注射を行い、呼吸状態やおしっこの出が心配でしたので、その日のうちにもう一度注射にお伺いすることとしました。

また、酸素ハウスはすでにお家にご用意されていましたので、できるだけその中で過ごしてもらうこととしました。

 

もう一度お伺いすると、少し顔つきが良くなっており、おしっこもたくさん出たとのことでした。

酸素ハウスの中で、呼吸も少し落ち着いておりましたが、食欲はまだ戻らないとのことでした。

血液検査の結果ではやはり腎臓の数値が高く、出来るだけ早めに利尿薬を減らしていきたいところではあり、次の日の呼吸状態次第で減らすかどうかをご相談させて頂くこととしました。

もう一度利尿薬を注射し、次の日にもう一度お伺いさせて頂くので、その日の診察は終了となりました。

 

クーちゃんは、その状態で徐々に呼吸状態も良くなり、利尿薬も減らしていくことができ、今度は腎臓の治療に並行して、腎臓の治療を始めることになりました。

今では、クーちゃんは酸素ハウスから出ても元気に歩けるようになるまで回復しています!

 

心臓に疾患を持っている子は、ストレスがかかったりして興奮することで、呼吸状態が悪くなってしまうこともあります。

そのため、お家の落ち着いたところでの治療も一つの選択肢になるかと思います。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、心臓病のような慢性疾患や、肺水腫のような急性疾患、また、ターミナルケアや緩和ケアも治療に当たらせて頂いております。

 

できるだけ一緒に過ごしてあげたい、最期の時間をお家で過ごさせてあげたい、など、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもご相談をお受けしております。

一度ご連絡下さい。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の江本宏平です。

往診専門獣医師として診療を行う中で、つい最近までは動物病院に通院できていたが、できなくなってしまったという話をよくお伺いします。

その中の1つである、胸水が溜まってしまった猫ちゃんのお話を書きました。

呼吸が苦しそう、食欲がない、食欲が下がってきた、元気がない、ぐったりしている、よだれを垂らすなど、普段と明らかに違う症状を示していた場合には、待たずに獣医師の判断を仰ぎましょう。

 

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そもそも胸水とは??

胸水というのは、胸に溜まった水のことで、成分は様々です。

成分によって、原因がわかることもありますが、ほとんどはどういった病気が考えられるか大まかに分類できます。

胸に水が溜まることで、肺がうまく広がるスペースがなくなってしまい、呼吸がし辛くなってしまいます。

そうすると、身体が酸欠状態になってしまい、命に関わってきます。

そのため、基本的には胸水は抜くことが第1になってきますが、原因によってはまたすぐに溜まってしまいます。

そのため、抜くことで治る、というよりは楽にするために抜く、というイメージです。

そして原因を調べて、それに沿った治療を行なっていきます。

今回お話しするのは、胸水がたまってしまい息が苦しくなってしまった高齢猫ちゃんです。

 

東京台東区在住の13歳の高齢猫のタロウちゃんです。

かかりつけの動物病院さんで何度も胸水を抜いてもらっていたけれど、治らない病気のためお家で過ごさせてあげたい、とのことで、往診をご希望されました。

おそらく胸水がたまっていることが予想されましたので、その日の午後にお伺いさせて頂くこととし、それまでに酸素ハウスのレンタルを行なって頂くことにしました。

 

東京にお住まいであれば、以下の酸素レンタル業者を抑えておきましょう。

・ユニコム

・テルコム

・日本医療酸素(処方箋必須)

 

タロウちゃんのお家に到着すると、タロウちゃんは部屋の隅でやや早い呼吸をしていましたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフを見るとそそくさと別の部屋に行ってしまいました。

かなり敏感な猫ちゃんとのことでしたので、先にお話しをお伺いすることにしました。

猫のタロウちゃんは小さい頃から赤血球がすごく多く、調べてみると、心臓に先天的に異常があるとのことでした。

特に治療をせず経過をみていたところ、徐々に悪化していき、1ヶ月ほど前に口を開けて呼吸をしていたためかかりつけの動物病院さんに行ったところ、胸水が溜まっていて、おそらく心臓が原因の胸水とのことで、胸水を抜いてもらったそうです。

しかし、タロウちゃんはかなり敏感な猫ちゃんなので、胸水を抜くときには鎮静をかけなければ動いてしまい逆に危険なため、胸水抜去時には毎回鎮静をかける必要があるとのことでした。

胸水を抜いた後はタロウちゃんもかなり楽そうになっていたため、ご家族様も安心して、楽になるなら、治る病気ではなくても、毎回抜いてあげたい、とのことで、その後数回動物病院に通ったそうです。

ところが、最近になってタロウちゃんがお母さんを避けてしまうようになり、おそらく動物病院に連れて行かれるというストレスからそういう状態になっていることが予測され、タロウちゃんが楽になるなら、と続けられていましたが、そんなにストレスなら病院に行かずにお家で過ごさせてあげたい、という思いで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話を頂いたそうです。

たしかに、敏感な猫ちゃんたちは、その子自身のためであっても、動物病院に連れて行ったりお薬を飲ませる人を避けたり攻撃したりするようになることがあります。

その子のためを思っての行動が逆にストレスになってしまうことがあるので、そういう場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診させて頂き、私たちで処置や投薬をさせて頂くこともあります。

無理のないように続けていけることが1番大切なので、そういった変化があった場合にはお気軽にご相談下さい。

タロウちゃんはここ1週間ほど胸水を抜いていないため、最近はかなり辛そうで食欲も落ちているとのことでした。

しかし、胸水を抜くことはもうしたくないとのご希望でしたので、何とか内科的に治療を進めて、ストレスが少しでも少なくなるように、と治療方針を考えさせていただきました。

いつも少し楽になると食欲が出るそうなので、利尿剤を内服で飲んでもらい、少し食べられるようになるまでは注射でお薬を入れていくこととしました。

ただ、呼吸のことなので、興奮したりすると急変する可能性もあるため、興奮しないように素早く処置を終えられるように気をつけました。

タロウちゃんのいるお部屋に行くと、少し怒っていましたが、やはりしんどさからか元気はなく、タオルにくるんで胸水の貯留量を超音波で確認し、素早く注射をしてすぐに解放してあげました。

胸水の貯留量はかなり多く、息苦しさがかなりあるかと予測されましたが、注射をするのはほとんど興奮することなく行うことができました。やはりお家で行うと落ち着いてくれる子が多いですね。

その後5日間治療を続けましたが、胸水の量は横ばいで、やはりタロウちゃんの食欲はなく、ごく少量の皮下点滴も行っていきましたが、10日後に残念ながらタロウちゃんは酸素室の中で、虹の橋を渡ってしまいました。

最期は苦しむことはなく、穏やかな表情で迎えることができたそうで、私たちも最期が苦しいものでなくてよかったと安心しました。

どんな動物たちも最期が来ますが、最期をどのように迎えるかはとても大切で、最期をその子らしく迎えることができるのが1番良いと私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では考えています。

 

動物病院での治療は興奮しすぎて出来ない、連れていくことが難しい、病気の末期でお家で最期を迎えさせたい、など様々なご相談を往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもお受けしております。

お気軽にご連絡ください。

 

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こんにちは!

今日は前回に引き続き、猫エイズを発症してしまった高齢猫ちゃんのお話です。

 

猫ちゃんを飼われた時、初めて動物病院に行かれた時に聞かれたことがあるかもしれませんが、猫ちゃんを飼うときには初めに猫エイズと猫白血病にかかっていないかどうかをチェックすることをお勧めします。

もし陽性の場合、今後の生活や体調の変化に気をつけなければならず、また、リンパ腫などの病気の発生率も上がることから、最初に必ずチェックしましょう。

しかし、陽性だからといって必ず発症するとは限りません。

猫エイズと猫白血病2種類の病気がありますが、今回お話するのは猫エイズの猫ちゃんです。

猫エイズは、正式には、後天性猫免疫不全症候群という疾患です。

通常ウイルスを持った猫ちゃんの唾液から感染しますので、ウイルスを持った猫ちゃんに咬まれて感染することがほとんどです。

あるいは、ウイルスを持った母猫から生まれた子も、また、ウイルス感染をしているため、生まれた時点で母子感染してしまっていることも珍しくありません。

 

ではどのような病気なのか?を症例を紹介しつつお話ししていこうと思います。

 

症例は東京目黒区在住の13歳の高齢猫のにゃあちゃんです。

 

にゃあちゃんは子猫さんの時にも猫エイズ陽性と言われましたが、ずっと発症せずに元気に過ごしていました。

にゃあちゃんは、とっても怖がりさんで、お家の外に出ると大興奮してしまい、とても動物病院には連れていけない、とのことで、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきました。

お家にお伺いすると、にゃあちゃんは別のお部屋にいるとのことで、先にお話しをお伺いさせて頂くことにしました。

数年前から時々口が赤い時があったらしく、食べが悪くなってしまったりしてしまう時もあったそうなのですが、よくなったり悪くなったりで、動物病院に連れて行くことは難しいため、家で様子を見ていたそうです。

しかし、最近になって口が赤いのが治らず、食欲が落ちてしまい、熱っぽくなってきて元気もなくなってきているとのことで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

子猫さんの時に、エイズが陽性だったため、今後どういう症状が出てくる可能性があるかをすでに獣医さんから説明されていたため、おそらく猫エイズを発症してしまったと思うとのことでした。

 

では猫エイズとはどういう症状が出てくるのでしょう?

猫エイズは5期に分かれていて、一番最初の急性期ではリンパ節が腫れたり発熱したりと言った重篤な症状が現れます。

これを乗り切ると、無症候キャリア期といって、症状がなく、健康な猫ちゃんと区別がつかない生活を送っていきます。

ずっとこの病期で一生を終える猫ちゃんももちろんいますが、次のステージに進んでしまう子ももちろんいます。

次のステージが持続性全身性リンパ節症期といって、全身のリンパ節が腫れてしまいます。

ただ、外見上無症候キャリア期との区別は難しく、また、持続性リンパ節症期を経ない猫ちゃんもいます。

それを過ぎると今度はエイズ関連症候群期です。

ここではリンパ節の腫れに加えて、慢性の口内炎や発熱、下痢などの症状が出てきます。ここがいわゆる発症した、という時点です。

その次のステージが、エイズ期といって免疫不全状態になってしまう病期です。激しく痩せ、白血球数も落ちてしまい、0になることもしばしばです。貧血や、免疫力低下による悪性腫瘍が起こることもあります。

一口に猫エイズといっても、これだけの病期があるので、今がどの病期にあるのかがすごく重要になってきます。

治療としては、根本的な治療法はなく、対症療法として、感染症を予防するために抗生剤を使用したり、口内炎の治療としてステロイド剤を使用したりといったことが中心になってきます。

 

今回のにゃあちゃんが今どのステージに当たるのかを知るために、まずは身体検査と血液検査が必要と判断し、飼い主様にご相談したところ、ご同意頂けましたので、採血まで行っていくこととしました。

にゃあちゃんには少し頑張ってもらわないといけません。

にゃあちゃんがいるお部屋に入ると、にゃあちゃんは部屋の隅の机の下に隠れていたので、タオルで包んで出てきてもらいました。

身体検査を行なったところ、たしかに発熱していて、熱が39.5度ありました。

また、口の中は口内炎があり、かなり痛そうな様子で、脱水も認められました。おそらく熱があってつらいのか、採血のために足を伸ばしてもあまり嫌がらず、ご家族様としては信じられない!といったご様子でした。

無事に採血も終わり、ご飯を少しでも食べられるようになってほしいという思いを込めて、皮下点滴と抗生剤、ステロイド剤を注射しました。

その日はこれにて診察終了とし、次の日血液検査の結果のご説明と治療にもう一度お伺いすることとしました。

血液検査では、白血球数がほとんどゼロに近く、貧血も進んでいました。

通常発熱していれば白血球が上昇してきますが、やはりエイズの影響で白血球がほとんどなくなってしまっていました。

このことから、にゃあちゃんはすでにエイズ期に入ってしまっていることが分かります。

次の日、にゃあちゃんのお家にお伺いすると、にゃあちゃんは相変わらず別のお部屋にいましたが、昨日の夜に少し缶詰を食べてくれたとのことで、私たちも少し安心しました。

ご家族様に血液検査の結果をご説明したところ、昨日の治療で少し食べられるようになったので、このままターミナルケアをしていきたいとのご希望でしたので、同様の治療を続けていくこととしました。

その日は昨日より少し口内炎が落ち着いていて、口の痛みが治まってきていることに少しホッとしました。

 

現在もにゃあちゃんはターミナルケアを行なっています。

ただ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが行くとやはり緊張してしまうので、お伺いするのは週1回で、それ以外はご家族様に注射をして頂いています。もちろん注射の方法は往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが丁寧にできるまでご指導させて頂いております。

 

今回のにゃあちゃんのように、病院に行けない猫ちゃんはたくさんいるかと思います。

お外が苦手、知らない人が苦手、待ち時間が苦手、などさまざまな理由があると思いますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家に獣医師看護師がお伺いするので、待ち時間もなく、お外に出る必要もなく、処置が終わればすぐに自分の居場所に帰ることができるので、猫ちゃんたちのストレスも軽減されるかと思います。

一度お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

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ケガした猫(猫エイズ/東京港区/猫往診)

こんにちは!

今日はウイルス疾患の猫ちゃんのお話です。

猫ちゃんを飼われていらっしゃる方は一度は猫エイズや猫白血病という病気を聞かれたことがある方が多いのではないでしょうか。

それ以外にも、猫ちゃんのウイルス疾患は、猫ヘルペスやコロナ、などワクチンに入っているものなどとってもたくさんあります。

その中で今回は猫エイズにかかってしまった猫ちゃんのお話しです。

 

以下のブログでは、エイズ陽性の猫ちゃんに関する症例を書いています。ご参考までに^^

・目がブヨブヨの猫(東京中央区)

・口内炎?口が痛い猫(東京台東区)

 

東京都港区在住の推定10歳の高齢猫ちゃんのウニちゃんです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお電話とメールどちらでもご予約を頂けるのですが、ウニちゃんはメールにてご予約を頂き、往診をさせて頂きました。

お家に入ると、同居のわんちゃんがルンルンとご機嫌でお出迎えしてくれて、お部屋に案内してくれました。

ウニちゃんのお話しを先に詳しくお伺いすると、ウニちゃんは1年前に別の場所で外猫さんだったところを保護されお家に来たらしく、その時すでに足に怪我をしていたそうです。

そこで、近くの動物病院さんに連れて行ったところ、念のためにウイルスのチェックと、全身の状態を調べるために他の血液検査も行ったところ、猫エイズ陽性、末期の腎不全という結果で、治療をしていたそうです。

その後ご家族様が引越しをすることになり、東京都内に来られ、ウニちゃんも一緒に来ましたが、新しい土地でストレスも強いだろうということで、近くの動物病院ではなく、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました。

足の傷は1年前に比べてやや大きくなってきている様子で、ずっと洗浄をしているけれども良くならないとのことでした。

また、腎不全の方はしばらく検査ができていないそうなのですが、調子は悪くはなく、食欲もあるようです。

そのため、この日はまずは身体検査と、現在の腎不全の状態を見るために血液検査、そして傷の処置を行うこととしました。

ウニちゃんがいる部屋に入るとウニちゃんはお気に入りのベットで寝ていて、私たちが入ると顔だけこちらに向けて尻尾で挨拶をしてくれました。

こちらに来てもらい、まずは身体検査です。

激しい脱水はありませんでしたが、やや脱水気味で、粘膜色が薄く貧血傾向が予測されました。

採血はすごくお利口さんにさせてくれ、また、足の傷はかなりにおいが強く、感染している可能性が高かったため、抗生物質の種類を決めるために、感受性試験、という検査をすることにしました。

この検査によって、どの抗生物質がよく効くのかが分かります。

逆に、ひどい感染の場合、これを行わなければ効かない抗生物質を使ってしまう可能性があるので、できれば抗生物質を使用する前にこの検査を行うことが理想的です。

検体を取った後、生理食塩水で綺麗に傷口を洗浄し、湿潤状態を保てるように工夫して傷口を保護していきました。

感染兆候があるため、洗浄はできれば1日2回行って頂くこととし、この日はそれで診察終了としました。

血液検査の結果、貧血の数値が悪く、白血球の上昇も見られました。

また、腎臓の数値は以前の検査結果に比べると良くはなっていますがやはりまだ高く、脱水傾向も認められたので、点滴が必要と判断しました。

ここで、エイズについて少しご説明していきます。

猫ちゃんのエイズは4期に分かれていて、発症すると口内炎(口をくちゃくちゃするなど)などが出てきて、1番末期になると免疫不全状態、つまり、感染しても身体が戦えなくなって、白血球も上がってこない状態になってしまいます。

今回ウニちゃんは白血球の上昇が認められたので、まだ末期ではありませんでした。

ウイルスに感染した直後はリンパ節の腫れが出たり発熱したりといった症状が出ます。

これが急性期です。

その後4〜5年ほど無症候キャリア期といって健康な他の猫ちゃんと見分けがつかない状態になります。

次のステージがエイズ関連症候群期で、慢性的な口内炎や歯肉炎、下痢や皮膚炎などの症状が徐々に悪化していき、最終的にエイズ期に入っていきます。

今回のウニちゃんはおそらくエイズ関連症候群期かと思われ、そのため傷の治りがとても悪いと考えられました。

貧血の数値が良くなかったため、赤血球を作るホルモンの注射をするために、もう一度お伺いし、その時に皮下点滴もお渡しさせて頂きました。

その後は感受性試験の結果が出てもう一度お伺いさせて頂きました。

その時には、傷は洗浄によってやや綺麗になってはいましたが、効果があった抗生物質をお渡ししました。

その日は、貧血の注射の効果が少し出てきたようで、粘膜色が少し良くなり、いつもより元気になってきているそうで、少し安心しました。

その後も定期的にウニちゃんの往診は続けており、傷は少し小さくなり、感染もなくなったので現在は洗浄のみ続けて頂いています。

ウニちゃんも慣れてきてくれたようで、最初は私たちがおやつをあげても食べませんでしたが、最近はかなり食いつき良く食べてくれるようになって、嬉しい気持ちでいっぱいです。

ウニちゃんのように腎不全と猫エイズの両方にかかっている場合、傷の治りはかなり悪く、もしかするとウニちゃんの傷はずっと治らないかもしれません。

しかし、管理をしてあげることで、感染から守ったり、それによる痛みを取り除いてあげることができます。

ウニちゃんもお利口さんなので、ご家族様もあまり負担なく続けられるようで、良かったです。

 

ウニちゃんのように毎日の処置が必要になる場合でも、何回できるか、お家でどうすれば一番やりやすいか、など私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではしっかりとヒアリングして、ご相談させて頂きます。

 

治らない怪我や、末期の腎不全、その他の末期の病気で病院のストレスを避けたい、とご希望の方、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

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こんにちは!

 

今日はウイルス疾患とたたかっている猫ちゃんのお話です。

猫ターミナル.jpg

 

猫ちゃんのウイルス疾患はたくさんの種類がありますが、ヘルペスウイルスやカリシウイルス、猫エイズウイルス、猫白血病ウイルス、コロナウイルスなどなど他にもたくさんあります。

そんなウイルス疾患の中でも、獣医療で怖いと言われているのが猫伝染性腹膜炎ウイルスです。

猫伝染性腹膜炎ウイルスというのは、猫コロナウイルスが変異したもので、現在根本的な治療法はないと言われています。

通常、猫コロナウイルスには外猫の場合はほとんどの猫ちゃんがかかったことがあり、80%以上の確率で身体に持ち続けていると言われています。

主に胃腸炎を引き起こしますが、主症状を乗り切れば死に至ることはありません。

しかし、身体に持ち続けているウイルスが何らかの影響で、ウイルスの遺伝子が突然変異を起こしてしまうことがあり、突然変異が起こると、猫伝染性腹膜炎を引き起こす、猫伝染性腹膜炎ウイルスとなってしまいます。

そのため、猫伝染性腹膜炎はほとんどの猫ちゃんで起こる確率はあるものの、未だに治療法が確立されていない怖い感染症と言えます。

今回は、そんな猫伝染性腹膜炎と戦っている猫ちゃんのお話です。

 

症例は東京千代田区在住の3歳の猫ちゃんのにぁあちゃんです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京台東区と東京中央区にメインオフィスを構えて、日々往診先に訪問しています。もちろん、今回のケースのように、東京千代田区などをはじめ、東京足立区などを幅広いところから依頼を受けた場合にも時間調整の上ご訪問させていただいています。

今回にゃあちゃんの場合は、お母さんからのお電話で「猫ちゃんが徐々に食欲がなくなってきて、元気がない」とのことで、往診をご希望されました。

猫ちゃんはご飯を食べないとすぐに脱水してしまうことがあるので、緊急性を感じ、お電話当日に往診させて頂くこととしました。

お家にお伺いすると、にゃあちゃんは横になっていて、ご家族様曰く、普段であれば知らない人が入ってくるとすぐに隠れてしまうとのことでしたが、今日は全く動かないのを見ると本当に元気がない様子でした。

まずは詳しくお話をお伺いすることとしました。

 

にゃあちゃんは普段から食欲にムラがあり、よく食べる日もあるかと思えば缶詰しか食べないような日もあり、最初はいつもの食欲のムラだと思われていたそうなのですが、徐々に痩せて来て、食べなくなって来て、元気もなくなって来てしまったそうです。

また、最近、にゃあちゃんの兄弟猫が猫伝染性腹膜炎で亡くなったとのことで、ご家族様も猫伝染性腹膜炎の心配をされていらっしゃいました。

若い猫ちゃんの元気食欲がなくなってしまう時は、やはり可能性としては感染症を一番最初に考えていかなければなりません。

また、兄弟猫が猫伝染性腹膜炎になったとのことから、にゃあちゃんもコロナウイルスはもっていて、それがいつ突然変異してもおかしくはない状況であることを考えると猫伝染性腹膜炎の可能性も否定はできません。

しかし、現状では、血液検査だけでの診断は正確性に欠けるため、腹水や胸水が貯留してきたら、それを採取して検査をするというのが最も診断率が高いと言われています。

あるいは、お腹のリンパ節が腫れてきた場合には、リンパ節をとって検査をするという方法もありますが、体力が落ちている中で、侵襲性が高いため、あまりオススメはできません。

とはいえ、他の疾患の可能性も考えて、できる限りの検査をご提案させて頂いたところ、ご同意を頂きましたので、行なっていくことにしました。

まずは身体検査です。

身体検査では、わずかに耳が黄色くなってきていて、黄疸所見が認められました。

また、身体は軽度に脱水していて、点滴が必要と考えられました。

その後は採血です。

にゃあちゃんは少し抵抗していましたが、タオルで巻いて、お母さんに頭を撫でてもらうとお利口さんにやらせてくれました。

その後は超音波検査にて、臓器の異常所見はないか、腹水はないか、リンパ節の腫れはないかを確認していきました。

 

では、ここで、猫伝染性腹膜炎の2つのタイプをお話させていただきます。

 

猫伝染性腹膜炎には、ドライタイプとウェットタイプという2タイプがあり、多くの猫ちゃんはウェットタイプになると言われています。

ドライタイプとは、胸水や腹水はたまりませんが、お腹のリンパ節が大きくなったり、ウイルスによって他の内臓に障害がでたりして、それに伴った症状が出てきます。

一方、ウェットタイプは胸水や腹水が貯留して、胸水が溜まった場合には呼吸が苦しくなってしまったり、ドライタイプ同様ほかの臓器に障害がでて、それに伴った症状が見られます。

しかし、これらの症状が出ていても、根本的な治療法は確立されていないため、対症療法を行なっていきますが、この感染症はかなり進行が早く、早ければ2週間ほどで命を落としてしまうこともあります。

今回、にゃあちゃんは超音波検査を行ったところ、腹水貯留が確認されました。

診断をするためには腹水を抜去して、検査を行う必要がありますが、ご家族様としては、診断ができても根本的な治療法がなく対症療法を行うことになるため、検査をしないという方向をご希望されました。

 

それも一つの正解だと思います。

 

針を刺して検査をして、陽性だったとしても、この疾患に関しては対症療法をして、免疫力を少しでも高められるようにするしかありません。

しかし、今回は臨床所見から、猫伝染性腹膜炎の可能性がかなり高いことから、点滴や抗生剤、ステロイド剤といった対症療法を行い、続けていくこととしました。

この日は点滴とステロイド剤の注射、胃薬などの対症療法を行い、次の日にもう一度お伺いすることとしました。

血液検査では、白血球の上昇が見られ、肝臓や腎臓の数値も上がってきており、年齢的にも、背景的にも、猫伝染性腹膜炎の可能性が高いと感じられました。このことを飼い主様にご説明したところ、せめて辛くないように、しんどくないように過ごさせてあげたいとのことで、対症療法を続けており、すごくよく頑張ってくれていましたが、3週間ほどで虹の橋を渡ってしまいました。

しかし、最期までにゃあちゃんは頑張ってくれていて、ご家族様との時間を大切にしていました。

また、ご家族様もそれに応えるように、できるだけにゃあちゃんと一緒に過ごすようにされていました。

 

今回のように、経過がかなりはやい感染症もありますが、それでも最期の時間をどう過ごすかは、動物たちにとっても、ご家族様にとっても、すごく大切です。

それが少しでも良いものになるように、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室は日々往診をさせて頂いております。

慢性疾患の末期から、急性疾患の急性期まで様々な疾患に対応させて頂いております。

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こんにちは!

暑いですね。毎日、めちゃめちゃ暑いです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、飼い主様の家まで往診車に乗り、基本的には獣医師と動物看護師でご訪問させていただいています。

その際に、車内温度が上がりすぎないようにカバーをかけていますが、それでも暑くなりすぎる場合が多いので、常に車内にある荷物を持ち運んでいます。

入室の際に、もし荷物が多かったらすみません。

 

さて、今回は病気のお話です。

みなさん、甲状腺という臓器をご存知でしょうか?

人でも、バセドウ病などがありますがあれらも甲状腺の疾患です。

喉の気管の横に付いているとても小さな臓器ですが、身体の中ではとても重要な役割を担っています。

しかし、わんちゃん、特に高齢犬では甲状腺の機能が落ちてしまう、甲状腺機能低下症という病気がとても多いのです。

そこで今回は、甲状腺機能低下症についてお話していこうと思います。

 

以前にも甲状腺機能低下症の話、または真逆の甲状腺機能亢進症(主に猫)の話もご参考にどうぞ!

 

 

甲状腺機能低下症のブログ

・歩き方が変?(東京足立区)

・皮膚が悪くなった大型犬(東京足立区)

・大量出血の犬(東京墨田区)

 

甲状腺機能亢進症のブログ

・急な食欲低下の高齢猫(東京中央区)

・甲状腺機能亢進症を治療中の猫ちゃん(東京中央区)

・猫の嘔吐と食欲不振(東京足立区)

 

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そもそも甲状腺とはどのように働いているのでしょうか?

甲状腺は甲状腺ホルモンというホルモンを出して、それが全身の臓器の働きを活性化します。

しかし、甲状腺自身が勝手にどんどんとホルモンを出していると、たくさん出すぎてしまって臓器が活発になりすぎてしまうため、脳が調節をしています。

身体の中で甲状腺ホルモン濃度が一定ラインより低くなると、脳下垂体というところから甲状腺ホルモン放出ホルモンという、甲状腺に甲状腺ホルモンを出させるホルモンが放出されます。

そのホルモンが甲状腺に届くと甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。

それが血液にのって全身に行き渡ります。

そうすると全身の臓器が活性化され、代謝が上がっていきます。

例えば心臓であれば心拍数や血圧の上昇、消化管であれば消化、腎臓では尿産生の増加、など多岐にわたって身体の代謝が上がります。

そして、甲状腺ホルモンの血中濃度が一定の濃度に達すると、脳下垂体に負のフィードバックといって、甲状腺ホルモン放出ホルモンの分泌がストップされます。

そうすると、甲状腺は刺激を受けなくなるため、甲状腺ホルモンを出すことをストップし、身体の中での甲状腺ホルモンの濃度は維持されます。

これが、甲状腺ホルモンの調節機能です。

 

では高齢犬で多い甲状腺機能低下症とはどういった病気でしょうか。

 

甲状腺機能低下症とは、何らかの要因によって、甲状腺からのホルモン分泌量が減ってしまい、体内の甲状腺ホルモン濃度が低くなってしまう疾患です。

余談ですが、人では女性が多いと言われているこの疾患ですが、わんちゃんでは疾患率に特に性差はありません。

わんちゃんの甲状腺機能低下症の原因は、ほとんどは甲状腺自体が原因と言われており、免疫疾患による甲状腺炎や、特発性(原因不明)甲状腺萎縮、甲状腺腫瘍などが挙げられます。

 

では、甲状腺機能低下症になるとどうなってしまうのでしょう??

 

先ほど、甲状腺は代謝を司る臓器というお話をしましたが、その機能が落ちてしまうので、全身の代謝が落ちてしまい、さまざまな変化をもたらします。

 

心臓では心拍数が落ちてしまったり、不整脈になったりします。

その結果、不整脈が続くと失神してしまったり、疲れやすくなってしまったり、といった変化が出てきます。

また、血圧も落ちるので、寝る時間が増えたり、なんとなく元気がないような感じになってきます。

皮膚では、通常は皮膚のターンオーバーによって垢となり、古い皮膚はどんどん落ちて生まれ変わっていくのですが、皮膚の代謝が落ちてしまうことで、皮膚のターンオーバーが遅れてしまい、古い皮膚がなかなか落ちなくなってしまったり、皮脂が出過ぎてしまったり、逆に出なくて乾燥してしまったり、と皮膚にも影響が出てきます。

古い皮膚がなかなか落ちない結果、そこに細菌感染が起こりやすくなり、痒みが出たりして、皮膚炎を起こす原因となったり、皮膚が分厚くなることで、いわゆる「悲しそうな顔」になってしまいます。

そのほか、腎臓では腎臓の血圧が下がってしまったり、太りやすくなってしまったり、神経障害も起こりますので、それにより斜頸が見られることもあります。

とてもさまざまな症状が出るので、この症状が出ているからこの病気!というわけにはいきません。

 

診断方法としては血液検査で甲状腺ホルモン濃度を測定します。

 

治療方法としては、甲状腺ホルモンを内服薬で飲むことです。

甲状腺ホルモンを外から入れてあげることで、甲状腺自体が出せない分を補ってくれます。

ただ飲みすぎてしまっていたり、あるいは血中濃度が上がらなかったり、個々で飲む量は変わってくるので、最初は2週間でもう一度血中濃度を測定します。そうして、ホルモン濃度を正常範囲内に入れていきます。

猫ちゃんでは、甲状腺機能亢進症といって、甲状腺ホルモンが出すぎる病気が多いのですが、高齢犬では甲状腺機能低下症がよく見られます。

甲状腺機能亢進症はすぐ命に関わる、ということはないのですが、甲状腺機能低下症は、不整脈が起こったり、血圧が下がったりすることで、命に関わることもあります。

そのため、高齢犬がお家にいる方は、健康診断の時にぜひ一緒に検査することをおすすめします。

最近あまり歩かなくなってきた、寝ている時間が増えた、体重が増えた気がする、顔に覇気がない、といった高齢犬だからかな?と思ってしまうこれらの症状、実は甲状腺機能低下症かもしれません。

もし思い当たる症状があれば、検査をしてみることをお勧めします。

ただ、高齢で歩かなくなってしまい病院に行けない、高齢になって病院での待ち時間のストレスをかけたくない、といった方は一度往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、血液検査はもちろん、超音波検査も実施することもできますし、それらの症状からどういった検査が必要か、ご提案させていただきます。

高齢になってほとんど外に行かなくなったというわんちゃんのご家族様、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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今日は高齢犬のターミナルケアについてお話させていただこうと思います。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、「ペットの看取り」ととても近いところで獣医療を行なっていると言っても過言ではないくらい、旅立つ直前の犬猫たちに出会います。出会ってからお別れまで数日ということもざらにあります。

今回は、愛犬と暮らしている飼い主様であれば、必ず知っておいてもらいたい内容ですので、是非ご一読ください。

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高齢になった愛犬を動物病院に連れて行く時に、歩くことが出来ている時は連れて行くことは大変ではなかったものの、歩けなくなってから連れて行くことが大変になった、ということはありませんか?まだ愛犬が元気であれば、もしそうなったときのことを想像してください。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、歩けなくなってしまった高齢犬に出会うことがよくあります。

歩けなくなってしまい、ご家族さまも抱っこで連れて行くことが困難なためであったり、体力的に弱ってしまっているので外に連れ出すことがかわいそう、であったり、わんちゃんが病院嫌いなため最期はお家でゆっくりさせてあげたい、など理由は様々です。

しかし、少し治療をしてあげるとわんちゃん自身も楽になったり、延命ではなく、対症療法を行なって生活の質を上げてあげることで、わんちゃんたちの生活をより快適なものにしてあげることが出来ます。

そして、病院には行けないけれど、少しでも症状を和らげてあげたい、少しでも生活を快適なものにしてあげたい、という思いを込めて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきます。

 

では、実際歩けなくなってしまったわんちゃんたちはどういったことが必要になるのでしょうか?

 

緩和ケア、ターミナルケアの観点から、往診専門動物病院わんにゃん保健室で出来る範囲のことをお話しさせて頂こうと思います。

 

まずは身体の中で異常が起きていないかどうかを知る必要があります。

例えば麻痺して歩けないのか、筋肉が落ちて立てなくなってしまったのか、あるいはその両方なのか、全く別の原因なのか、身体検査で全身を触っていきます。また、それだけでなく、例えば麻痺が起こっている場合何が原因なのかをご相談の上で検査することもあります。

また、麻痺でなくとも、内臓の疾患が原因で食欲が落ちてしまったり、吐き気がしたりして、体力が落ちた結果筋肉が落ちてしまうこともあります。

そういったことを見つけてあげることで、お薬が必要なのか、必要であればどういったお薬を使用すれば楽になれるか、逆に使用しない方が良いお薬もありますので、検査をすることで、適切なお薬を使用して、生活の質を向上させてあげることが出来ます。

 

もちろんお薬を使うだけではありません。

 

人でも1日2日立ち上がらないだけで、落ちてしまった体力と筋力を戻すのに1週間ほどかかると言われており、入院して手術をしてもできる限り早いリハビリと退院を促されます。

高齢犬でも同様で、自力で立ち上がれなくなってしまっても、支えて立たせてあげたり、足を動かしてマッサージをしたり、リハビリをすることで、筋力が落ちるのを最小限にすることが出来ます。

しかし、急にそんなマッサージやリハビリと言われても、どうやって行えば良いか分からない方も多いかと思います。

そういう時は往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

高齢犬の介護やマッサージにも詳しい獣医師看護師がお伺いして、その子とご家族様に合った方法をオーダーメイドで考えてご提案させて頂きます。

 

そして、立てなくなってしまったわんちゃんに一番大切なのは体位変換と体の下に敷くマットです。

体位変換をしなければ、下側になっている皮膚で、特に骨が当たる部分では負荷がかかってしまい、皮膚が虚血状態になって、いわゆる褥瘡になってしまいます。

褥瘡になってしまうと、重点的にケアをしなければ、そこから細菌感染が起こると、高齢犬は免疫力も下がってしまっているため、血液に乗って全身に細菌感染が広がってしまう敗血症になってしまうことがあります。

そのため、褥瘡にならないように、なりかけている部分にはクッションをさらに引いたり、軟膏を塗ったりとケアをしましょう。

こういった面でも、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家にお伺いするため、ご自宅での過ごし方や環境を見せて頂いた上でどういったことが必要か判断し、最良の方法をご提案させて頂きます。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、立てなくなってしまった高齢犬や高齢猫の緩和ケアやターミナルケアにも力を入れています。

人の医療でも、お家で十分な医療を受けられる時代、動物もお家でできる限りの医療をしてみませんか?

高齢犬や高齢猫では、腎臓病や心臓病、あるいは内分泌疾患によって嘔吐や悪心、それに伴う食欲不振や下痢、あるいは便秘など、生活の質を著しく落としてしまう症状が出ることも珍しくありません。

そういった高齢犬や高齢猫に、延命ではなく、対症療法によるターミナルケアを、その子の性格やご家庭の生活環境などに応じて、オーダーメイドでプランを立てさせていただき、ご相談させて頂きます。

今回のテーマとは反してしまいますが、もちろん積極的な検査や治療もさせて頂いております。

動物病院に連れていけないので、諦めるのではなく、もう一つの往診という選択肢も一度してみませんか?もし緩和してあげたい症状があれば、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院として診療を実施している中で、最も多いお問い合わせが「家での看取り」についてです。元気な時は動物病院に通院できたし、病気になってもまだ通院できてはいたが、いよいよ通院後に辛そうにするようになり、往診で家まで訪問してほしいと言うお問い合わせが最も多いです。

 

本日は、往診専門動物病院わんにゃん保健室が特化している分野である、「在宅でのターミナルケア」について書いていきます。

 

猫ターミナル.jpg

 

ペットのターミナルケアとは?

ターミナルとは「終末期」を意味します。愛犬・愛猫たちの終末期、病気の終末期が来たとき、延命治療をするか、それとも残された時間を充実させるか、ご家族様が決断しなければなりません。

もっとも、人医療と獣医療では、近年獣医療も発達はきてきましたがやはり人医療に比べると出来ることは限られており、また、人と違ってCTやMRI検査などにも基本的には麻酔が必要となるため、状態が良くない場合に麻酔をかけて検査を行うか、といったところから決断に迫られるかと思います。

頑張って治療していても、やがて治療に反応しなくなってしまい、もっと高度な治療を求めるために遠くにある専門機関まで通院するご家族様がいることも事実ですし、もう攻めた治療で辛い思いをさせるくらいなら、いっそのこと安楽死を望むご家族様がいることもまた事実です。

 

ペットの今と向きあうための飼い主の覚悟

こうした決断に迫られる中、もちろん何もしないでただ見守る、というのももちろん一つの過ごし方だと思いますし、決して間違いでもありません。

これらの選択はどれをとっても間違いはありません。

愛犬・愛猫たちのために一生懸命考えて出した答えなので、どれを選んでも正解なのです。

ただ、人医療ではホスピスなどといった施設が昨今充実してきて、ターミナルケアという選択肢がより身近になって来ました。人医療の流れに沿うように、動物医療でもターミナルケアを望まれる方が増えてきているのを感じ、おそらく潜在的な意識の中に、私たちは緩和ケア・ターミナルケアという考え方を既に持っているのかもしれません。

しかし、ペットにターミナルケアをしてあげたいけれども、実際どこで、どんな風に、どんなことをやっているのかなどが分からないとご質問を、まずは最初のお問い合わせで受けます。

 

今回、往診専門動物病院わんにゃん保健室で行なっている、実際のターミナルケアについてお話しようと思います。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、本当にさまざまな症例に出会います。ワクチンなどの予防から、末期の腫瘍でターミナルケアを必要とする犬猫までいます。

その中でも、やはり末期の腫瘍や、末期の腎臓病、末期の心臓病など、末期の子に出会うことはとても多いです。

その理由としては、

  • 末期なので動物病院に連れていくストレスももう与えずにお家でゆっくりと過ごしてもらいたい
  • 暴れてしまいキャリーに入れることができない、動物病院に行くと暴れて診察が出来ない、などの理由で長年動物病院に行っておらず、状態が下がった頃には末期だった

というご家族様がほとんどです。2つ目の理由の場合は、後悔してしまう方もとても多いのですが、そんなにご自身を責めないで下さい。

むしろそれまで動物病院への通院というストレスを与えなかったからこそのんびりと過ごすことができて、愛猫・愛犬たちにとってはそれが本望だったんだと思います。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診、というスタイルなので、診察をするのはお家のお部屋です。

ですので、たとえ診察がイヤな子でも、素早く診察、処置を終えれば、すぐにいつもの隠れ家に隠れることが出来るので、ストレスは最小限に留められるかと思います。

 

次に、実際の流れについてです。

往診では、どういったことを行うのでしょうか。

 

まずは全身状態を把握するために、身体検査と、適切な治療法を行うために血液検査をご相談させて頂いています。

もちろん、採血をすることさえ負担になってしまいそうな状態であれば行うことはありません。

また、腫瘍や心臓病、腎臓病など、様々な病気の末期の子たちは、多くは自分でご飯を食べることを嫌がります。

わんちゃんでは、中にはギリギリまで食べられる子もいますが、猫ちゃんの多くは、すぐに食べることを嫌がってしまいます。

そういった中で、痛みや気分の悪さ、気だるさなどをとりのぞくお薬を注射したり、点滴をすることで、食べるようになるぐらい楽になることもあれば、食欲は上がらないですが顔つきが良くなる、といった子もいて、どれぐらい上がるかはその子次第ですが、少なくとも脱水していたり、気分が悪いままよりは身体が楽になるので、そういった対症療法を行うことかほとんどです。

こういった注射や点滴は、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師、看護師がお伺いして実施することももちろんできますが、ターミナルケアの場合には、私たちが行くことで知らない人が来た、というストレスを動物たちに与えてしまうことが多いので、出来るだけノンストレスに過ごしてもらうために、ご家族様に注射方法をご指導して、出来るようになれば、ご家族様に行なって頂くことがほとんどです。

そして数日分の点滴などをお渡しして、数日後に再診を行い、状態を見させて頂きます。

そうすることで、動物たちを、安心できる場所で、しんどさから少しでも解放してあげることが出来るのです。

また、場合によって、酸素が必要と判断した場合には、お家で酸素ハウスをレンタルして頂いたり、といったこともしています。

貧血や、心臓病、胸水貯留などがある場合には酸素ハウスがある方が絶対にその子たちは楽になります。

 

ざっくりではありますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、このようにターミナルケアを実施しています。

 

もしお家で過ごさせてあげたいけれど、病院に行くストレスが心配、であったり、そもそも病院に連れていけない、大型犬なので抱っこできない、などがあれば、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、診療日時を事前に予約確定を行い、十分な時間をとってご訪問させていただきます。その際に、ターミナルケアだけでなく、緩和ケアや介護などのご相談ももちろんしておりますので、お気軽にご相談ください。

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院でよくお問い合わせいただく内容に、わんちゃんですと、大型犬で立てなくなってしまったので動物病院に連れて行かないための訪問依頼だったり、慢性疾患で週2~3回皮下点滴だけで動物病院に通院しているが、暑くなって来たため熱中症が気になるので往診してほしい、そして発作がひどいので少しでも刺激を少なくして家で余生を過ごさせてあげたい、なども挙がってきます。

 

日本の夏の暑さは尋常ではなく、昼間であれば容易に熱中症を引き起こせるほどであると考えています。

水分補給をしているから大丈夫、若いから大丈夫、ではなく、散歩などを含めて諸々の時間帯を考えてあげましょう!

また、慢性疾患(腎不全などの腎臓病、心不全などの心臓病、肝不全などの肝臓病)やがん(腫瘍)、発作持ち、そして大型犬(バーニーズ、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーなど)やモサモサしているわんちゃん(シェルティーやボーダーコリーなど)では要注意です。

熱中症は命を落とす可能性がある病気ですので、くれぐれもご注意ください。

ラブラドール熱中症.jpg

 

今回は発作が止まらないわんちゃんのお話です。

発作というと皆さんどういったものを想像されますか?全身で起こるけいれん発作でしょうか?それとも手足が震えるチックのようなものでしょうか?

発作の大きさに違いはありますが、どちらも発作です。全身で起こる発作を全発作、手の震えなど一部で起こる発作を部分発作と呼びます。

 

ではこれら発作の起こる原因は何でしょうか?

 

原因は様々なことを考えなければなりませんが、大きな外傷や誤食などがなければ大きく3つのことを考えます。

 

まず一つ目が脳の問題です。

 

脳腫瘍や脳炎、血栓、あるいは先天的な脳の異常など様々な問題が考えられますが、脳は外からは分からないため、確定診断をするためには麻酔をかけてMRIを撮る必要があります。

MRIによって脳の異常が見つかった場合には、どういった治療をするかご相談していきます。

 

次に内臓の疾患です。

 

肝臓や腎臓といった代謝に毒素の代謝をしている臓器の機能が落ちてしまったり、ホルモンを分泌している臓器の異常によって発作の原因になります。

肝機能が落ちてしまうと、アンモニアが体にたまって、肝性脳症という状態になってしまい、腎機能が落ちてしまうとアンモニアや尿毒素が体に蓄積してしまう尿毒症になって、それぞれ発作が起こる原因となります。

この場合には原因となるものがある場合にはそれを治療しますが、まずは点滴をしてそれぞれ体の毒素を流し出します。

あるいは、血糖値を調節しているホルモンが少なくなってしまうと、低血糖に伴い発作が起こることもあります。

 

最後は特発性といって原因がわからない発作です。

血液検査やほかの画像検査を行っても異常所見がない場合にこちらの診断となります。

原因が分からないため、発作の頻度が高ければ抗けいれん薬を使って発作を止める治療を行います。

 

こういった原因を考えなければならない発作ですが、発作が起こっていればまずは止めてあげることが先決です。

発作が長時間起こってしまうと、それだけで体はすごくエネルギーを消費します。そのため低血糖に陥ってしまったり、呼吸が止まってしまうこともあるのでなるべく早く止めなければなりません。

 

今回はそんな発作が続いてしまっていた高齢犬のお話です。

 

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症例は東京千代田区在住の15歳の高齢犬のポンちゃんです。

ポンちゃんは発作のコントロールがなかなかできず、発作が起きれば近隣の動物病院に連れていって抗けいれん薬を注射して止めてもらうということを行っていましたが、発作回数が増えていき、何度も動物病院に連れていくことがかわいそうなので、お家での管理のご相談を希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。

メールでのご連絡でしたが、早めの診察をさせていただいたほうが良いと判断し、その日にお伺いさせていただくこととなりました。

お家に到着すると、ポンちゃんは別のお部屋で寝ていましたが、私たちがお顔を見ると興奮して鳴き始めてしまったため、とりあえず別のお部屋にてお話をお伺いしました。

現状では、近くの動物病院でもらっている抗けいれん薬を飲ませているとのことでしたが、それでも発作の回数はコントロールできておらず発作が起こるのが怖くて、飼い主様が最近まともに眠れていないとおっしゃっていました。

たしかに、発作が何度も続いていたり、動物の体調が悪いとなかなか眠れないというご家族様の声はよく耳にします。

しかし、ご家族様が疲弊して倒れてしまっては元も子もないので、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室ではご家族様、動物たちが安心して過ごせるように、治療法をご提案、ご相談させていただいています。

ポンちゃんはご飯もよく食べて、発作以外はすごく元気にしているとのことでしたが、以前椎間板ヘルニアを起こしてから立ち上がることができず、後肢麻痺が残っているという既往歴がありました。

元気食欲はあるとのことでしたが、発作の原因がないかどうか、また、現在の抗てんかん薬の血中濃度を調べるために、血液検査の実施をご提案させていただいたところ、ご同意頂けましたので、身体検査と血液検査を実施することとしました。

まずは身体検査です。

ご家族様以外に触られるのがすごく嫌なのか、近づくだけですごく興奮してしまうポンちゃんでしたので、顔の前でご家族様にあやしてもらいながら、すぐに身体検査を実施しました。身体検査ではたしかに後肢のマヒが認められましたが、前肢は正常で、大きな特筆所見はありませんでした。

その後採血を行い、ポンちゃんはすぐに開放しました。

また、万が一発作が起きた時のために、経鼻投与で使用できる抗てんかん薬をお渡しして、その日の診察は終了とし、薬物の血中濃度が出るころに再診としました。

 

血液検査では軽度に腎臓の数値の上昇が認められましたが、肝臓の数値は問題なく、内臓から発作につながるような血液検査は得られませんでした。

薬物の血中濃度は、最適な濃度の下限値あたりを維持できておりました。

十分な薬物の血中濃度があるにも関わらず、発作がコントロールできていない場合には、その薬物をさらに増やしてしまうと体の血中濃度が上がりすぎてしまうため、別の抗てんかん薬を足します。

1種類の抗てんかん薬の量を増やすよりも、何種類かの抗てんかん薬を少ない量で使うほうが体の副作用は少ないためです。

 

次の再診時では、初診日以降、発作が何度か起こったそうなのですが、経鼻投与で薬を使うことで発作はとまり、ポンちゃんもよく眠れていたとのことでした。

今回の血液検査結果をご説明し、抗てんかん薬をもう一種類増やすことをご提案させていただいたところ、ご同意頂けましたので抗てんかん薬をもう一種類処方し、2週間ほどで血中濃度が安定するため、2週間後に血中濃度を測定する予定です。

 

現在のところ、発作の回数は以前より減っているらしく、調子も良いとのことで、ご家族様もよく眠れているそうです。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様も動物たちも安心して過ごすことができることを第一に考え、続けていることができる治療法を一緒に考えていきます。

 

現在の治療でうまくいっていない、現在の治療が負担になっている、などお悩みがあれば、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談ください。

 

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こんにちは!

暑さ極める今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

往診専門動物病院は、お盆のシーズンも休みなく診療を行っています。こんなご時世ですが、できる限りご自宅で待っている犬猫たちへ診療を届けたいと考えています。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区と東京台東区に本拠点を構え、東京の東側である東京江戸川区、東京葛飾区も訪問しております。

愛犬・愛猫がふらつく、吐く、下痢した、食欲がないなど、普段と違う雰囲気を醸し出しましたら、すぐにかかりつけの獣医師に連絡し指示を仰いでください。

もしかかりつけがいない、または動物病院に連れて行けないなどがございましたら、諦めずに私たち、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

今回は発作を起こしてしまう高齢猫ちゃんのお話です。

発作というと、多くの方は脳が原因のてんかん発作をイメージするのではないでしょうか?

もちろん犬や猫でも脳が原因のこともありますが、内臓疾患からくる発作も必ず考えなければなりません。

例えば、高齢の猫ちゃんで特に多いのが、慢性腎不全による尿毒症によって発作が起こることがあります。

また、猫ちゃんでは食べられない期間が長くなると、体の中で代謝経路が変わってしまい肝臓に脂肪をため込んでしまいます。いわゆる脂肪肝です。

脂肪肝になってしまうと肝機能は一気に落ちてしまい、体にはアンモニアという毒素がたまってしまい、アンモニアが脳に作用して肝性脳症からの発作が起こることもあります。

 

このように、動物たちが発作を起こすのは脳の問題だけではありません。

今回はそんな発作を起こす高齢猫ちゃんのお話です。

 

肥大型心筋症猫.jpg

 

痙攣(けいれん)(発作/高齢猫/シニア猫/猫往診/東京江戸川区)

みーちゃんは先日まで別のご家庭で飼われていたそうですが、特別なご事情により今のご家族様のもとに引き取られました。

みーちゃんは、1年ほど前から時々全身性のけいれん発作を起こし、そのたびに動物病院に連れていき、抗けいれん薬の注射をしてもらっていたそうですが、当時の飼い主様が血液検査などをご希望されていなかったため、発作の原因は脳か、年齢的に腎機能の低下からかと言われていたそうです。

しかし、みーちゃんも筋力が弱くなってしまい、立てなくなってしまい、その後いまのご家族様の元にやってきました。

お家に来て数日で慣れたとのことでしたが、2、3日前から発作が連日で起こっているが、年齢的にも動物病院よりもお家で診察をしてほしい、そして腎機能の低下があるならお家でできることがあるなら、ということで、今回往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡を頂きました。

 

お家にお伺いすると、みーちゃんはお部屋の端においてあるベッドの上で横なっていて、しっぽであいさつをしてくれました。

 

まずは最近の様子をお伺いさせていただくことにしました。

みーちゃんは支えがないと自力での歩行や自立は難しいらしいですが、支えてあげるとよく歩いてくれるとのこと。

ご飯は、ドライはほとんど食べず、腎臓用のリキッド(液体のごはん)やウェットを口に持っていくと食べてくれていて、ご飯の量は十分に取れていました。

お水も口に持っていくと飲んでくれるようです。元気食欲は変わらずなのですが、ここ2,3日連続で発作が起きているのが気になったとのことでした。

たしかに、以前の病院で言われていたように、高齢の猫ちゃんであれば慢性腎不全が進行して尿毒症になって発作が起こることがあります。

みーちゃんも腎臓の数値が高いのか見る必要性、腎臓以外の疾患によって発作が起こる可能性をご説明し、血液検査でわかる範囲の疾患を除外する必要性をご説明して、血液検査を実施することにご同意頂けましたので実施することとなりました。

 

続いて、身体検査です。

みーちゃんはとてもおりこうさんで、体を触っても全く怒ることなく受け入れてくれました。体はやや脱水しており、皮下点滴を行う必要があると判断されました。

口の粘膜色は問題なく、明らかな貧血はなさそうでした。

 

そして、いよいよ採血です。

横になって足を延ばしてもみーちゃんは全く嫌がるそぶりを見せず、ご家族様も驚かれていました。

素早く採血を終わらせて、脱水していたため皮下点滴のみ行いその日の診察は終了としました。

次回の診察は血液検査の結果が出てからということで、3日後に再診を予定しました。

 

血液検査では、腎臓の数値は高値ではありましたが、発作が起こるほど高いわけではなく、発作の原因は別のところにあると判断されました。

また、腎臓以外の数値に関しても、年齢を感じさせないほど良い数値で、今後は皮下点滴をご自宅で行い、発作が続くようであれば抗けいれん薬を飲むことをご提案させていただくことにしました。

 

再診の日、みーちゃんのお家にお伺いすると、相変わらずみーちゃんは横になって気持ちよさそうに寝ていました。

血液検査の結果をご説明し、発作はもしかすると脳からきているかもしれないというお話をさせていただきました。

ご家族様としては、高齢でもあるので、腎不全の治療薬や抗けいれん薬も含めて、できればお薬はあまり使いたくないとのことでしたので、まずはご自宅で皮下点滴を行っていただき、経過を見ていくということになりました。

そのため、この日は皮下点滴をご自宅で行っていただくご指導を行い、まとめて皮下点滴のセットを置かせていただきました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家で皮下点滴を実施していただくことが多く、その際にはしっかりと看護師、あるいは獣医師から皮下点滴の方法をお伝えさせて頂いております。

 

この後みーちゃんは発作がない日々を過ごしてくれていて、今は1か月に1度の診察と検査で状態を維持してくれています。

 

このように、かなり高齢なために移動がストレスになってしまったり、お家での管理をご希望されるご家族様は往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡ください。お家での管理の方法などもすべてご提案させていただきます。

 

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こんにちは!!

 

中央区晴海と江東区豊洲では、昨年度にはこの時期になると、浴衣を着た人がたくさんいました!夏が来たなという気持ちになった風景でした!しかし、やはりコロナの影響ですね、なんとなく閑散としたお盆の始まりのような感じです。

最近は中央区晴海や江東区豊洲といった臨海地区からの往診依頼が増えています。ご自宅まで訪問すると、結構このあたりはおっきなマンションが立ち並んでるなと圧巻にとらわれてしまいます。勝どき、豊洲、晴海エリアはオリンピック村建設予定地が近いためか、どんどん開拓されていて、文明の力を感じています。こちらもまた、オリンピックが延期となってしまった今、今後どうなっていくんだろうなと感じながら、往診車の中から眺めています。

 

夏も本番となり、どんどん暑くなってきましたね。

犬猫、特に高齢犬・猫(シニア犬・シニア猫)とお家で一緒に暮らしている方は、すでに夏の暑さ対策を始められているかと思いますが、もしまだ夏の暑さ対策をしていない方がいらっしゃれば、ぜひ室温を下げる、湿度を下げるなどして、暑さ対策をしてあげてください!

繰り返しますが、特に、高齢犬、高齢猫を飼っていらっしゃる方は、動物も高齢になると体温調節が苦手になっていくので、冷房で調節して、湿度も低めにすることをお勧めします。

もし、帰宅後、冷房をつけ忘れていたことに気づき、わんちゃん、猫ちゃんがぐったりしている場合は熱中症の可能性が高いです。どうぞお気を付けください。

 

最近気温が上がってきて、何か元気がない、いつもと違う感じがする、という場合には、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。動物病院への通院が大変、動物病院に通院すること自体がストレスになってしまい行く勇気がない、という方も、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではご自宅まで往診専門獣医師が訪問しますので、お家で待ち時間なく、安心して診察させていただけます!

 

隠れる猫.jpg

 

それでは、今回は猫ちゃんが口を開けている時のお話をさせていただこうと思います。

早速ですが、みなさん、猫ちゃんの口が開いているのはあまりイメージがないかと思いますが、どうでしょう??

 

猫ちゃんが口を開けているときに考えなければならない病気がいくつかありますが、今回は代表的な病気をご紹介させていただこうと思います。

 

・心臓病

・甲状腺機能亢進症

・呼吸器疾患

の3つはまず考えていかなければいけません。

 

犬は暑いときや興奮したときに、口から熱を逃がすために、パンティングといって、口を開けて呼吸することがよく見られますが、猫ちゃんは通常口を開けて呼吸することはありません。

ではどういう時に口を開けて呼吸するのかというと、呼吸が苦しいときや、鼻が詰まっていて鼻呼吸出来ないときに口呼吸をしてしまいます。

それでは、上に書いた3つの疾患についてお話させていただこうと思います。

 

猫の心臓病

どんな病気??

高齢の猫で多い心臓病は、肥大型心筋症といって、心臓の筋肉がどんどん内側に分厚くなっていき、心臓がうまく拡張できないという疾患です。心臓は通常、拡張して、肺から血液を受け取り、その血液を、心臓が収縮することで全身に送り出す働きをします。

ところが、心臓がうまく拡張できないと、肺からの血液をうまく受け取ることが出来ず、全身に血液を送り出すことができません。

 

そうなると、身体は酸素不足になってしまい、息が苦しくなってしまうので、

症状としては

・口を開けて呼吸する

・舌の色がきれいなピンク色でなく、紫っぽい

・運動量が減ってじっとしている

などの症状が出ますが、初めはなんとなく元気がないかな?という感じで気付きにくいです。

では、どうように診断をするのかというと、本来心臓の超音波検査を行い、診断することが多いですが、それでも心臓に明らかな変化が起こっていなければ、はっきりと診断することは難しいといわれています、

そこで、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に訪問し血液を採取(採血)し、血液検査で心臓に変化が起こっているかを見ていきます。

 

甲状腺機能亢進症

どんな病気???

甲状腺とは、のどにあるすごく小さな臓器で、身体の代謝をつかさどっています。甲状腺機能が亢進すると、体内の代謝がすごく上がってしまい、

症状としては、

・よく食べているのに痩せてきた

・毛艶が悪くなってきた

・痒みはなさそうなのに毛が抜ける

・多飲多尿

・よく鳴くようになった

・よく嘔吐するようになった

など様々です。中には、嘔吐が多くて食欲がなくなる猫もいます。

診断は、血液検査で甲状腺ホルモンを測定することで診断できます。また、すごく興奮しやすくなったり、心拍数や血圧が上がるので、心臓にも負担がかかり、その影響で元から心臓が悪い子や、心臓に負担がかかりすぎてしまった子は呼吸が苦しくなることもあります。また、心臓に負荷がかかりすぎてしまった結果、血栓ができて、それが肺に詰まってしまうと急激に呼吸が悪くなってしまいます。

 

呼吸器疾患

呼吸器とは、口・鼻~肺までの疾患のことです。肺炎や肺腫瘍、肺血栓症、鼻の腫瘍など、呼吸器に疾患が起こった場合には呼吸が苦しくなります。

その結果、口呼吸になってしまうことがよくあります。

これらの多くはレントゲン検査での診断となります。

 

口を開けて呼吸をしている高齢猫では、主に以上のような疾患を考えて、原因特定のために検査を行い、治療を考えていく必要があります。

しかし、こうした猫ちゃんたちにはもちろん検査や病気に合ったお薬が必要ですが、最も必要なのは『酸素』です。

空気中には、実は、酸素は20%程度しかありません。

そこで、もっと高い濃度で酸素をかがせてあげることで、呼吸が楽になり、口呼吸を止めてあげることができます。

お家で酸素をかがせてあげるために、酸素室というものをレンタルで設置されることをおすすめします。

呼吸が楽になることで、根本的に治っているわけではないですが、元気になったり、食欲が出たりします。また、最初は酸素室を嫌がっていても、その中に入ると楽になることが分かると嫌がらなくなることも多いです。

 

そのように呼吸が悪くなってしまっている猫ちゃんは、外に出したり、ストレスをかけると余計に呼吸状態が悪くなってしまうことが多いので、動物病院に連れていけない、逆に興奮してしまって心配、というご家族の方も多いかと思います。

たしかにそのように、呼吸が悪い子は、興奮させないようにしなければなりません。

 

そこで、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家に獣医師が訪問し、検査・処置をさせていただくので、終わればすぐに自分のいつもの居場所にもどることが出来ます。

また、往診なので、猫ちゃんを連れて外に出る必要がなく、興奮も少なく処置をすることが出来ます。

 

最近口を開けて息をしているけど、どうしよう、という場合には、諦めず、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室にお気軽にご相談ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様、動物たち、それぞれの性格、生活環境に合ったオーダーメイドで無理のない治療を提案させていただきます。

 

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

当院では、腫瘍性疾患をかかりつけの動物病院で言い渡され、抗癌剤(化学療法)か外科手術を行うのかという選択肢を渡された中で、腫瘍に対しては積極的なアプローチをかけないで、ただ現れてくる症状を緩和してあげたいという想いの飼い主様が多いです。

当院は往診専門という特色もあり、猫ちゃんの診察を日々行っています。

猫ちゃんの腫瘍性疾患で、今回出会ったお腹の中に腫瘍を抱えてしまった症例です。

今日は猫ちゃんに多い、消化器型リンパ腫の猫ちゃんのお話です。リンパ腫とは、血液中のリンパ球という細胞がガン化してしまう疾患で、身体のさまざまなところで起こり得ますが、猫ちゃんではお腹の中、特に消化管で起こりやすいと言われています。

リンパ腫にも高分化型といって進行がゆっくりなものと、低分化型といって進行が速いものまで様々ですが、今回ご紹介するのは、進行が速い低分化型リンパ腫の猫ちゃんです。

 

今日は、東京江戸川区在住の13歳の高齢猫のダイちゃんです。

ダイちゃんは、かなり敏感な猫ちゃんで、動物病院に連れて行くと大興奮し、二人掛かりでの保定で、帰ってくるとかなり疲れてしまうそうです。

リンパ腫の緩和ケアをしたいとのご希望で、現在は好きなものは食べているが下痢をしてしまう状態で脱水気味とのことでしたので、お電話当日にお伺いさせて頂くこととなりました。

お伺いすると、同居猫のニャンちゃんがスリスリとしてきてくれましたが、ダイちゃんは別の部屋に隠れてしまっていて、まだ姿は見えません。

その間にご家族に詳しくお話をお伺いすることにしました。

ダイちゃんは、2週間ほど下痢を繰り返していてたまに嘔吐もしていたそうです。

そのためかかりつけの動物病院さんにて検査を行ったところ、低分化型の消化管型リンパ腫と診断されたそうです。

しかし、ダイちゃんは動物病院に行くとすごく興奮してしまい、疲弊してしまうため、病院での抗がん剤療法という選択はされず、緩和ケアをご希望され、往診を探していたところ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室に出会い、お電話をいただいたとのことでした。

ダイちゃんは今はかかりつけの動物病院さんでもらったお薬を飲んでいて、食欲はありますが、下痢がなかなか良くならず、という状態でした。

幸い食欲があるので、内服薬を飲めているそうなのですが、下痢をしているため、吸収できていないことが予想されました。

活動性はいつもと変わらず、寝ている時間が多いそうですが、気になる程ぐったりしている様子はないとのことでした。

診断は出ているので、出来る限り下痢を止めてあげて、食欲がある状態を維持していこう、と思い治療に当たらせて頂きました。

やはり食べることは一つの楽しみでもあるので、それがなくなってしまうのは寂しいことです。

この日はまずは身体検査を行い、現在のお腹の消化管の状態やリンパ節のサイズなどを超音波検査でチェックし、皮下点滴と注射にてステロイド剤を使用していくことをご提案したところ、ご同意頂けましたので、ダイちゃんを抱っこしてきて頂きました。

ダイちゃんは初め、シャーっと怒ってはいましたが、暴れて処置ができない、ということはなく、やはりお家なので落ち着いているのかな、と感じました。

身体検査ではお腹の中に腫瘤が触知でき、おそらくリンパ節であると考えられました。

その後超音波検査検査では、腫瘤はリンパ節が腫れたもので、その周辺の消化管の構造も崩れてきていることが分かりました。またお腹の中にはまだ泥状便があり、これから下痢をしそうな像でした。

その後、ダイちゃんは点滴、注射を頑張ってくれて、その日の診察は終了となりました。最初に、病院ではどういう状態になるかをお伺いしていたので、病院での想像する状態に比べるとすごく落ち着いて頑張ってくれました。

ここで、リンパ腫の治療方法について少しお話していきます。

リンパ腫はさまざまな場所にできるとお話しましたが、リンパ腫の型もすごく大切で、型によって治療方法や予後は異なってきます。例えば悪性度が高い場合は進行がはやく、抗がん剤の効果が低いこともあります。

逆に、進行がはやいタイプでも、抗がん剤の効果がすごく高いこともあります。

その子によって副作用の出方や効果に違いがありますが、それ以上にリンパ腫の型によって効果が異なるので、最初の診断時にどういった型なのかを調べることが大切になってきます。

また、積極的に治療するなら抗がん剤、というようになりますが、やはり抗がん剤というのは状態が良くないとできません。

そして、副作用が強く出てしまう場合はストップすることもあります。

一方、年齢的にも抗がん剤を行わずに緩和ケアを行なっていく場合もよくあります。

緩和ケアでは主に高容量のステロイド剤を使用します。

これを使用することで、最初のうちはかなり楽になり、症状もかなり改善されます。

しかし、1ヶ月ほどで耐性ができて効果が減弱してしまい、徐々に効果が薄れてきて症状が出てきてしまいます。

そういった場合には、別のお薬を併用して、出来るだけ辛さを取り除いていく方向になります。

 

今回のダイちゃんは緩和ケアをご希望のため、高容量のステロイド剤を使用しました。

次の日にお伺いした時には、注射でしっかりと吸収されたのか、少し便が固まってきたとのことでしたので、3日間続けて注射を行なっていきました。

すると、便も完全に固まって、お腹のしこりも小さくなってきました。

その後は1週間ごとに内服薬をお渡しし、お薬が飲めなくなってしまった時にはお家で注射をして頂くか、往診をさせて頂くかご相談をする、ということで、現在ダイちゃんは元気に過ごしています。

しかし、ステロイドの効果が減るとがくんと状態が落ちてしまうことがあるので、今後も注意が必要です。

今回のダイちゃんのように、腫瘍が突然見つかった場合、ご家族様は急に治療の選択を迫られます。

しかし、どんな時でも、その子を思って出した答えは、緩和ケアでも積極的な治療でも間違いではないと思います。しかし、緩和ケアは病院だけでなく、安心できる場所であるお家で行うこともできるということも知って頂ければと思います。

そして、緩和ケアがどういうものか、ご不安な方も多いと思いますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、どういったことをしていくか、どういう方向性にしていくかをしっかりとご家族様とご相談して決めさせて頂きますので、緩和ケア、ターミナルケアをお考えの方、いつでもお気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

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最近暑くなってきましたね。マスクで熱中症になりやすくなると言われているので、皆さまお気をつけください。

人も熱中症に気をつけなければならない季節ですが、人よりも地面に近いわんちゃん猫ちゃんたちはさらに気をつけなければなりません。

なぜなら、地面により近いため、地面からの放射熱を受けやすく、また、体温も高く熱を発散し難い身体のため熱中症になりやすいためです。

もちろん、3密を避けるために車でお出かけするときに、ちょっとだけならと愛犬を車内に残したまま出かけてしまうなどというのは無謀な挑戦です。絶対にやめましょう!

 

今回はそんな熱中症になってしまった高齢の大型犬のお話です。

 

ラブラドール熱中症.jpg

 

症例は東京中央区在住、10歳のラブラドールレトリーバーのチョコちゃんです。

普段は動物病院に連れて行けるけど、立ち上がれなくなってしまったため、抱き抱えては連れ出せないので訪問してほしいとのことでした。

 

その日の診療スケジュールによりますが、できる限り獣医師と動物看護師で訪問させていただきますので、まずはご連絡ください。

 

この日は、仕事から帰るとお家のわんちゃんがハアハアしていて、ぐったりしているとのことで、獣医師が緊急性が高いと判断し、すぐにお伺いさせて頂くこととしました。

 

お家にお伺いすると、チョコちゃんは部屋の端でハアハアと苦しそうに横になっていました。

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師看護師が到着するまでの間、飼い主様がチョコちゃんの横でずっと見守ってくれていたそうなのですが、途中でチョコレート色のようなおしっこをしたとのことで、見せて頂くと血尿をしてしまったようでした。

通常、初診の場合は先にお話をお伺いするのですが、今回はかなり緊急度が高かったため、すぐに身体検査を始めさせて頂きました。

身体検査では、体温40.0度、痛みなし、口腔粘膜やや白い、脱水が見られました。

体温が高いことから、飼い主様に外出中のクーラーの温度をお伺いしたところ、高齢犬なので低いと寒がってしまうため27度にしていたとのことでした。

このことから、熱中症が疑われたので、すぐに部屋の温度を下げて頂き、首や股、脇の下に保冷剤を挟んで、サーキュレーター(扇風機などで大丈夫です!)にて空気を当て、体温を下げることにつとめました。

その間に、他の臓器や血液に異常が出ていないか調べるために採血を行い、点滴も開始しました。

処置を始めてすぐに嘔吐をしてしまったため、吐き気止めも注射しました。

少しして、体温を測定したところ39.8度と少し下がってきていましたので、継続して保冷剤の交換などの処置を行いながら、詳しくお話をお伺いすることとしました。

飼い主様はいつも外出するときはクーラーをつけて行かれるそうですが、以前クーラーを24度にして外出をした際にお家に帰ると寒そうにしていたことがあったそうで、そのためその日は少し温度を上げていたとのことでした。

しかし、その日に限って、チョコちゃんは日向で寝ていたこともあり、熱中症になってしまったと考えられました。

 

熱中症になってしまうとなぜ怖いのでしょうか?

 

熱中症では、体温を外に逃がすことができず、体温が著しく上昇してしまいます。

そうすると、まずは嘔吐や下痢などの症状が出ます。

この時点で体温低下を出来れば良いのですが、さらに進行すると、嘔吐や下痢によって脱水とミネラルの欠乏が進行します。

また、体温の上昇により、全身臓器の細胞の破壊が進行し、多臓器不全に陥ってしまうこともあります。

そういった場合、すぐに処置をしなければさらに悪化、あるいはすぐに処置を行っても命を落としてしまうこともあります。

今回のチョコちゃんの場合は、血尿をしてしまっており、かなり熱中症が進行してしまっていることが予想されました。

いわゆるDIC(血管内播種凝固)と呼ばれる状態です。

体温を下げることができても、その日を乗り越えられるか、厳しいかもしれないことをお話しし、ご家族様には、できるだけチョコちゃんのそばに寄り添っていただくこととしました。

血栓予防のお薬も注射し、2時間ほどで体温は39.5度まで下がってきて、呼吸も少し落ち着いてきたため、一度診察は終了として、次の日朝一番でもう一度お伺いさせていただくことしました。

血液検査では、肝臓の数値、腎臓の数値ともに上昇が認められ、炎症の数値も上昇していました。このことから、すでに多臓器不全に陥っており、血栓ができてしまっていることが予想されました。

このことを、夜にお電話にてお伝えさせていただき、かなり厳しい状態であることをご説明させていただきました。

次の日お伺いさせていただくと、チョコちゃんは頑張ってくれていましたが、かなりぐったりしている様子でした。

体温は、ご家族様の懸命な看護のおかげで38.5度まで低下していましたが、夜中にもタール便と血尿をしてしまったそうです。

 

その後、血栓溶解薬などのお薬も使用して、お家でできる限りの治療をさせていただきましたが、残念ながらチョコちゃんはその日の夕方に虹の橋を渡ってしまいました。

最期の時間を一緒に過ごすことができて、チョコちゃんもよく頑張ってくれて、チョコちゃんも大好きな飼い主様に看取ってもらえて、きっと幸せだったと思います。

普段は何事もなく過ごせているので、全く気にしていなかったクーラーの温度設定が、この時はたまたまが重なってしまい熱中症を引き起こしてしまいました。

備えあれば憂いなしとまでは言いませんが、できることであれば、生活環境もかかりつけの動物病院でご相談いただいたほうがいいです。

診察時間が短いため、そこまでしっかりとお話しできないことも想定されますので、診察にいく前に箇条書きで獣医師への質問事項をまとめていくことをお勧めします。

 

このように、熱中症は突然のお別れになってしまう原因の1つです。そしてできる限り防ぐことができることなので、これからの季節、できるだけお部屋は涼しくしてあげましょう。

 

過去の熱中症のブログも、ご参考にしてください。

 

東京江東区 チワワ10歳 コロちゃん

犬の熱中症について

熱中症予防

東京大田区 ゴールデンレトリバー 大型犬7歳 ルイくん

東京港区 トイプードル8歳 トイくん

東京江東区 高齢猫18y すずちゃん

東京荒川区 ペキニーズ10y はなちゃん

 

他にも多数症例紹介を行っていますので、【犬 往診 熱中症】や【猫 往診 熱中症】など検索し、愛犬・愛猫にそのような症状がないかを調べてみてあげてください。

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往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

当院は、往診専門ということもあり、猫ちゃんの診察がとても多いという特徴があります。

往診予約の電話で相談される猫ちゃんの症状でとても多いのが、よくお水を飲む、おしっこをたくさんする、トイレにたくさん行く、痩せてきた、元気がない、ぐったりしている、などです。

 

子猫.jpg

 

お水をよく飲む、おしっこの量が多いなどから連想されるのは、腎不全がまずは上がってくると思います。また、トイレの回数が多いという主訴に加えて、トイレの時によく鳴いているという主訴が加われば、膀胱炎を除外していきたいところです。

 

しかし、今回は、おしっこの量が多く、トイレの回数も多い、たくさん水を飲むという主訴から往診をしたところ、なんとなく単純な腎不全でも膀胱炎でもなさそうだなという雰囲気の猫ちゃんで、実は糖尿病だったという症例に出会いましたので、今回は猫ちゃんの糖尿病についてお話ししていきます。

 

猫ちゃんにも糖尿病があることは皆様ご存じかと思うのですが、どういったものか、どんな症状が出るのかは知らない方も多いと思います。

そこで今回は、豊食の現代で増えてきた、猫ちゃんの糖尿病についてお話していこうと思います。

 

そもそも糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?

 

糖尿病はおしっこに糖が出る、というイメージですよね。

たしかにその通りです。

ではなぜ通常は尿糖が出ないのに、糖尿病になると出てしまうのでしょう・・・。

健康であれば、ご飯を食べて糖分を摂取します。

その糖分によって血糖値が上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。

インスリンによって、血液中の糖分やほかの物質も細胞の中に吸収されて、血糖値が落ち着き、ある一定ラインを切るとインスリンの分泌はストップします。

こうして体の血糖値は調節されますが、膵臓からのインスリンの分泌量が減ってしまう、あるいはインスリンに対する体の反応が落ちてしまっていると、細胞内に糖分が吸収されず、血糖値が下がらなくなってしまい、高血糖状態が持続してしまいます。

そうすると、腎臓から再吸収量を超えてしまった糖分が出てしまい、尿糖が出てきてしまうのです。

また、身体の中では、食べても糖分が細胞のエネルギーとして使えていないため、身体の中でエネルギーは不足した状態となっており、糖分ではなく体の脂肪を代謝してエネルギーを産生します。

その結果、ケトンという物質が体内に蓄積し、致死的になってしまうこともあります。

 

通常糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に分類されていますが、猫ちゃんではほとんどが2型糖尿病であると言われています。

 

1型と2型の違いを簡単にご説明します。

1型は人やわんちゃんで一般的ですが、膵炎や免疫疾患によって膵臓が破壊されて、インスリンが出なくなってしまいます。

一方、猫ちゃんで多い2型糖尿病では、インスリンは出ているものの、肥満、炎症、など様々な要因によって、身体がインスリンに反応しにくくなっており、糖尿病になってしまいます。

 

では糖尿病になるとどうなってしまうのでしょうか?

 

まずは、おしっこに糖が出ていってしまうので、浸透圧の関係で、水分も多量に出ていってしまいます。

そうするとのどが渇くので、いわゆる多飲多尿の状態となります。そして、尿糖が出ていると、尿中に細菌も増えやすくなってしまいますので、膀胱炎も起こりやすくなってきます。

また、重症化してくると、身体の中でエネルギーが使えないので、痩せていってしまったり、食欲が落ちてきたり、といった変化が起きてきます。

ご家族の方では、最近妙にお水をたくさん飲むようになった、という変化で気付かれる方が多いかと思います。

また、神経障害が出てくることもあり、かかとを付けて歩く姿を見ることもありますが、人やわんちゃんのように白内障や糖尿病性腎症などは猫ちゃんではほとんど起こらないと言われています。

 

以上のような変化が見られた時には注意が必要で、すぐに獣医さんの診察を受けることをお勧めします。

 

しかし、なかなか病院に連れていくことが出来ない猫ちゃんも多いかと思いますので、そんな時は、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室が往診をさせて頂きます。

 

では実際に診断はどのようにするのでしょうか?

 

糖尿病の診断は、興奮しやすい猫ちゃんでは血糖値が上がりやすいので、他の検査結果と症状と合わせて考えていきます。

まずは持続する高血糖があるかどうかが重要で、それを見ていきます。また、尿検査にて尿糖が出ているかも確認していきます。

一時的な高血糖であれば尿糖は出てきません。そのため、尿検査は必須となってきます。

 

では自分の猫ちゃんが糖尿病になってしまったら、どうしたら良いのでしょう?

 

一番に思い浮かべるのはインスリンではないでしょうか?まさにその通りで、インスリンを注射して血糖値をコントロールすることが治療になってきます。

また、それと同時に痩せさせないと、と思われる方も多いかと思います。

しかし、猫ちゃんの場合、必要カロリーが足りないと肝臓に脂肪が蓄積してしまい、肝機能が低下してしまいます。

そのため、急激なダイエットは絶対やってはいけません。

治療の目標は血糖値のコントロールと、動物の調子が良い、と言えるようになることです。

そのうえで、体重を少しずつ落としていく、身体の中に炎症があるとインスリンの効きが悪くなってしまうので、歯周病などに注意する、といったことが重要です。

 

どうしても、ダイエットのために猫ちゃんに運動をさせるというのは、特にぽっちゃりの猫ちゃんであれば動きたがらないので、難しいかと思います。

そうなると、猫ちゃんのダイエットで一番実施しやすいのが食事制限ですが、まずはおやつを減らす、ごはんの量を決める、ご飯を食物繊維が多いフードに変える、などといったことから始め、ある程度身体が軽くなった時点で遊びを取り入れると良いかと思います。

 

次に、往診で出会った猫ちゃんの糖尿病症例のご紹介です。

 

猫ちゃんは、6歳の未避妊雌、東京千代田区在住の日本猫のサッちゃんです。

半年くらい前から水を飲む量が増えてきて、よく吐き戻す(嘔吐)という症状はあったのですが、キャリーを見ると異常に興奮し、無理やり入れるとキャリーの中でおしっこやうんちをしてしまい、開口呼吸をしてしまうまでになることから、動物病院に通院できないので諦めていたとのことでした。

3ヶ月くらい前から徐々に痩せてきて、ここ2週間くらいで一気に痩せるスピードが早くなり、ぐったりしているので、どうにか家まで来てくれる動物病院はないかということで、当院を発見したとのこおtでした。

お伺いすると、腎不全のような膀胱炎のような雰囲気もあったのですが、なんとなく違和感を覚え、採血を行なったところ、血糖値が600以上という高血糖症候群を引き起こしていました。点滴内容からステロイドを削除し、外注検査にて内分泌検査や糖尿病検査(フルクトサミン)を行いました。また、診察時に失禁を認めましたので、尿検査を行なったところ、尿糖と尿ケトンが多量に検出されました。

検査結果が出るのを待てる状況ではないことから、即日入院手配を進めました。

サッちゃんの性格上、入院はストレスになってしまうということもありますが、この病状から抜け出すには入院管理が必須であることをお伝えし、入院の手続きを始めていただきました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、入院設備を設けていないため、入院管理が必要な状況だと判断した場合には、飼い主様のご自宅から近い場所、かつ環境的に整っている動物病院を一緒に探していきます。動物病院を選ぶ際に幾つかポイントはあるかと思いますが、この時の検索基準は、獣医師が複数人いること、酸素室があること、の2つでした。

 

その後、2週間の入院管理の末、無事退院ができ、現在はご自宅でインスリン療法を毎日行いながら普段通りの生活を遅れています。

 

突然猫ちゃんの調子が悪くなった、といった場合、糖尿病の可能性も考えられます。

調子がわるくて動物病院に行けない、ストレスになってしまうので心配です、といったご相談も、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家を診察室として使用させて頂きますので、ストレスも少なく治療することが出来ます。

一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。

 

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皆さんは、往診専門動物病院で診察を受けたことはありますか?

往診専門動物病院は、その名の通り、ご自宅での診察に特化した動物病院です。

動物病院に行くことが苦手なわんちゃんや猫ちゃん、そして体力的にもう動物病院への通院でストレスを与えたくないという状況にあるペットに対して、家にいながら獣医療を提供してあげることができます。

また、動物病院ごとで特色はありますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、高齢になった犬猫に対する緩和ケアやターミナルケアに特化した診療を行なっています。

もちろん、ワクチンなどの予防接種やフィラリア予防などのも行うこともできます。また、定期検診としての血液検査も行なっています

 

これから犬猫を迎える方、すでに犬猫と暮らしている方は往診専門動物病院があることを知っておくといいかなと思います。

最初のうちは家の近くにある動物病院がかかりつけになることかと思いますが、飼い主様の不調など、何らかの原因で動物病院まで通院させられないという場合に備えて、家まで訪問してくれる往診専門動物病院を探しておきましょう。

 

今回は、どうしても動物病院が苦手でキャリーを見るとよだれを流してしまう猫ちゃんが、急な食欲不振と嘔吐、下痢を示し、検査結果から膵炎だった症例についてお話していこうと思います。

 

猫の膵炎.jpg

 

膵炎はわんちゃんの急性膵炎が人の膵炎とイメージは似ているかと思いますが、猫ちゃんの膵炎は少し様子が違います。

 

まずは、膵炎って聞いたことあるけど・・・という方のために膵炎のご説明です。

 

そもそも膵臓とは胃の近くにある臓器で、様々な消化酵素を十二指腸に出して、消化を助けています。

具体的には、タンパク、炭水化物、脂肪の消化、十二指腸液の中和などが行われています。

この膵臓から出てくる消化酵素は出てくるときは不活性型で消化する力はないのですが、分泌されて、十二指腸に到達すると他の物質によって活性型になり、消化をすることが出来るようになります。

 

このような仕組みがあるので、通常は膵臓自体が消化酵素によって消化されることはないのですが、急性膵炎では何らかの理由でこの消化酵素が、膵臓内で活性化してしまい、膵臓自身を消化して細胞が壊死することから始まります。

 

これが急性膵炎の激しい壊死と炎症の正体です。

しかし、なぜこのようなことが起こるのかはわかっていません。

人やわんちゃんでは食事の影響が言われていますが、猫ちゃんでは食事内容というよりも、炎症性腸疾患や肝疾患が危険因子と言われており、慢性的な嘔吐があると、十二指腸の内容物が逆流して急性膵炎を引き起こす引き金として重要ともいわれています。

 

膵炎がどうやって起こるのか分かったところで、では次は症状の説明です。

イメージとしては、

・おなかが痛い

・激しい嘔吐

・下痢

・全くご飯を食べない

などが挙げられるかと思いますが、猫ちゃんでは症状が少し異なります。

 

・全くご飯を食べない

・脱水

・元気消失

などが挙げられますが、お腹の痛みや嘔吐、発熱を示す猫ちゃんはわんちゃんに比べてすごく少ないです。

なので、これといって膵炎に特徴的な症状はなく、どのような疾患でも認められる症状しか見られないので、診断は慎重に行う必要があります。

では次はどうやって診断していくか、ですね。疑っても診断できないと治療に進めないので、診断が重要になってきます。

一番重要となってくるのは血液検査です。

ここでも一般的な検査は膵炎に特徴的な所見はありませんが、膵炎では炎症の数値の上昇や膵臓特異的リパーゼの上昇が認められます。

レントゲン検査では膵臓はうつらないので診断は難しく、画像検査で有用なのは超音波検査です。

超音波検査では、炎症によって、膵臓の周囲の脂肪が白く見え、それが診断の一助となってきます。

また、膵炎で注意しなければいけないのは、激しい炎症による体の中での変化です。激しいい炎症が体の中で起こると、血栓症や胸水貯留、肺水腫、敗血症などが二次的に起こることが少なくありません。そしてこれらが併発すると、回復もかなり厳しくなってきます。なので、膵炎の場合には呼吸状態の変化も決して見逃してはならないサインです。

 

次は、治療方法です。

 

猫ちゃんの膵炎では、基本的に嘔吐がないので早期からご飯を与えましょう。

 

人では絶食と言われていると思いますが、わんちゃんや猫ちゃんでは嘔吐がない場合には早期からご飯を与えてもらいます。

 

わんちゃんでは基本的に低脂肪食を与えてもらいますが、猫ちゃんでは特に食事成分に制限はありません。

しかし、食欲がない場合が多いのでその時は、積極的に行く場合には食道チューブを使用する場合もあります。

食道チューブの設置には、麻酔をかけた外科処置が必要なため、往診では食道チューブの設置ができないため、信頼できそうな動物病院を紹介することもありますが、往診をご依頼されるという状況から、多くの場合が家で口へご飯を流し込む強制給餌を行って少量頻回投与を頑張ってもらっています。

猫ちゃんは、摂取カロリーの不足が数日間続くと、身体の中でエネルギーを作るために脂肪を肝臓に蓄えます。

それによって、脂肪肝になってしまい、肝機能が落ちてしまいます。

肝機能が落ちてしまうと、黄疸が出たり、肝臓での解毒作用が低下してしまい、高アンモニア血症になってしまったりといったことが起こり、それによって食欲がさらになくなってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。

膵炎に対する特効薬というのはないので、基本的には対症療法を行って、膵臓が復活してくるのを待つしかありません。

しかし、その過程でしっかりと対症療法を行い、呼吸状態が悪くなってしまったりしていないかをしっかりとみていくことがすごく重要になってきます。

また、猫ちゃんでは膵炎と一緒に胆管炎、炎症性腸炎といった3臓器が一緒に炎症を起こしてしまう、三臓器炎というのが起こることがあります。

この場合、肝臓の数値もかなり上昇し、膵臓の数値、炎症の数値すべてが上昇しますが、これに関しても、抗生剤の投与を行ったり、ステロイド剤の投与を行ったり、といった治療が主になってきます。

 

これまでお話してきたのは、急性膵炎のお話ですが、猫ちゃんでは慢性膵炎の例も多くあり、慢性膵炎は気付かないことが多いですが、何らかの要因で急性悪化した際に、急激な症状を示します。

 

猫ちゃんは普段、本能的に多少の症状では元気にふるまってしまいます。

しかし、実は急激な症状を示す前かもしれません。

ご家族様にはぜひその少しの変化に気づけるように、また、病気の早期発見のためにも、定期健診を受けることをお勧めいたします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、血液検査や超音波検査などの定期健診が実施可能です。

お家から出られなくて定期健診を諦めていた方、特に症状はないし大丈夫かな、という方も、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

年齢、種類によって多い疾患、どのような治療が必要になるか、など詳しくお伝えさせて頂きます。

 

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こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の江本宏平です。

江東区豊洲エリアでは、たくさんのペットが暮らしているため、最近では動物病院の数も増えてきています。

しかし、動物病院はあくまで通院できる犬猫に限ってしまうため、動物病院が苦手で連れて行けなかったり、具合が悪くて動かせなかったりすると、通院を断念せざるを得ません。

しかし、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京23区の東側を中心に、近隣地区まで獣医師と動物看護師が一緒にお伺いしています。ですので、動物病院への通院ではなく、訪問方の動物病院をご希望されたい飼い主様は、まずはご連絡ください。愛犬、愛猫の体調が急変してからでは遅いので、体調が下がってしまう前に往診のご予約を行い、事前にカルテ作成をしておきましょう!

 

今日もリンパ腫のお話の続きです。

 

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今回はリンパ腫を発症してしまったシニア猫のお話です。皆さんリンパ腫とはご存知ですか?猫ちゃんではリンパ腫はウィルス疾患が原因で起こりやすかったり、中にはタバコの煙との因果関係も証明されています。

リンパ腫はリンパ球と言う細胞の癌で、リンパ球は血液に存在するため、リンパ腫は全身どの臓器でも発生します。

猫ちゃんで多いのは、消化器型リンパ腫と言う消化管にできるリンパ腫です。

今回お話しする高齢猫ちゃんも消化器型リンパ腫で、往診専門動物病院わんにゃん保健室にて緩和ケアを行いましたので、ご紹介します。

 

症例は東京都江東区在住の12歳の高齢猫のすずちゃんです。

お家の高齢猫ちゃんが食欲が落ち、嘔吐や下痢が続いていたため近くの動物病院に連れて行ったところ、消化器型のリンパ腫と言われ、今後どうしていくか考えてきてくださいと言われたとの事でした。

しかしすずちゃんは動物病院に行った日かなり興奮し、帰ったときにはぐったりしていたと言うことで、動物病院に連れて行くよりも家で残りの時間をゆっくりと過ごしてほしいと思われて、家まで来てくれる動物病院はないかと探した結果、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室を発見し、ご連絡をいただいたとの事でした。

お電話の次の日に往診をさせていただくこととなりました。

 

お家にお伺いすると、すずちゃんは自分のベッドの上で横になっていましたが、私たちの姿が見えると別の部屋に行ってしまいました。

そこで、先に詳しくお話をお伺いすることとしました。

嘔吐や下痢が続いているのは1ヵ月ほど前からの事とのことで、最近になって食欲が落ち始めたようです。

体型も痩せてきてしまって最近ではドライフードは全く食べず、大好きだった缶詰を1口2口食べる程度で1日のほとんどを寝て過ごすほど活動性も落ちてしまったそうです。

そこで、近くの動物病院に連れて行ったところ、リンパ腫と診断され、その日はステロイドの注射を受けたそうです。次の日までは見違えるようによく食べ元気に見えたそうですが、もらったお薬が飲めず、日に日に食べなくなってしまい、またウェットフードを数口しか食べなくなってしまったそうです。

動物病院への通院は、すずちゃんにとってストレスが大きすぎることと、抗がん剤治療はご希望ではないため、お家での緩和ケアをご希望されました。

 

ここで、リンパ腫の治療について少しお話しします。

リンパ腫の治療は大きく2つに分かれます。

1つは抗がん剤による積極的な治療、2つ目はステロイド剤による緩和的な治療です。抗がん剤による治療は主に注射での治療になるため動物病院にて実施します。

一方ステロイド剤による緩和的な治療は、治すためではなく症状の緩和を目標としています。

ステロイド剤は注射もありますが、基本的にはおうちで内服薬を飲ませていただきます。

リンパ腫はステロイド剤がすごくよく効く腫瘍で一時的に症状はすごく緩和されます。

しかし効果があるのは1ヵ月程度でその後少しずつ耐性ができて、効きが悪くなってきます。

また、リンパ腫の種類によっても、かなり進行が速いものとゆっくりなものがあるので、進行が速いものだと1ヶ月も効かないこともあります。

 

ご家族様にはこのことをお話しした上で、緩和的治療を行っていくかどうかご相談させていただきました。

ご家族様としては、苦しい思いをさせず、お家で過ごしてほしいという思いでしたので、その日から緩和ケアを行なっていくことにしました。

 

まずはすずちゃんの現状を知るために、身体検査と血液検査を実施することとしました。

すずちゃんのお部屋に入らせてもらい、すずちゃんをバスタオルで包んで身体検査を開始しました。

身体検査では脱水が見られ、体も痩せてしまっていました。

身体検査の後は採血です。採血では、すずちゃんは嫌そうにないていましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフはこういう猫ちゃんにも慣れているため、素早く採血を行い、その後素早く皮下点滴と胃薬、ステロイド剤、吐き気止めを注射して、解放してあげました。

その日の診察はそれにて終了とし、次の日、血液検査の結果説明にお伺いすることとし、食欲が復活するか見ていただきました。

 

血液検査では、わずかに腎臓の数値が高くなっている以外は大きな異常値は見られませんでしたので、ステロイド剤も使用していけそうだと判断しました。

 

次の日お伺いすると、ご飯のお皿は空になっていて、相変わらずすずちゃんは別のお部屋にいました。

昨日の注射以降調子が良さそうとのことで、ドライフードもよく食べてくれたそうです。

吐き気はもうなさそうとのことでしたので、本日はお薬を飲ませる練習をして頂くことにしました。

お薬を口の中に素早く入れて、お水を飲ませるという方法をお伝えさせていただき、その日実際にステロイド剤を飲ませて頂きました。

すずちゃんは少し嫌そうにしていましたが、ご家族様は上手に飲ませることができ、あまり苦味も感じなかったようです。脱水があったので、引き続きその日も皮下点滴を行い、うまくお薬を飲めていれば、次回の診察は1週間後として、その日の診察は終了としました。

 

すずちゃんのように、近医にて診断を受け、余生を家で過ごさせてあげたいとお考えの飼い主様は、当院までご連絡ください。

最良の往診プランを一緒に考えさせていただきます。

 

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削痩とぐったり(猫、リンパ腫、東京往診)

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院では、診療施設を持たず、医療機器や資材、医薬品を飼い主様のご自宅まで持ち込み、家の中で検査から治療までの一通りを行います。

 

往診では、血液検査から糞便検査、尿検査など、大型医療機器を必要としない検査であれば、動物病院と変わらない診察を受けることができます。

 

おしりの悪性腫瘍の猫.jpg

 

また、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、獣医師と動物看護師が一緒にお伺いしますので、全く触れない猫ちゃんであったり、大型犬で立ち上がれないなどの症状であったりしても、安心して家の中で診察を行うことができます。

 

往診で出会うペットの多くが高齢であったり、ぐったりしていて残りの時間を家の中でストレスなく過ごさせてあげたいというケースであったりします。

そんなわんちゃん、猫ちゃんに対して腹部超音波検査(エコー検査)を行うと、しばしば腫瘍病変と出会います。

 

そんな時、往診で出会う多くの飼い主様が、最愛のペットに対する外科手術や放射線治療はもちろんのこと、抗がん剤治療ですら選択されません。

動物病院に通院できる犬猫であれば、きっと抗がん剤治療までは挑戦される方が多いのかなと思いますが、往診で出会うご家族様のほぼ全員が、抗癌剤ではなく緩和治療を希望されています。

 

動物病院で腫瘍が見つかり、余命宣告を受け、余生をゆっくり過ごさせてあげたいとお考えの飼い主様、状態が急変する前にご連絡ください。事前に状態を把握させていただき、診療プランを一緒に考えていきましょう。

 

今回は腫瘍性疾患の中でも遭遇することが多いものの中で、リンパ腫というガンがあります。

 

リンパ腫とはどういう病気か、皆さんご存知ですか?

 

最近では、テレビなどで見ることもあるかもしれませんが、ピンと来ない方も多いかと思います。

そこで今回は、猫ちゃんのリンパ腫についてお話しようと思います。

 

まず、リンパ腫とは何でしょうか?

リンパ腫とは、血液中のリンパ球という細胞のガンで、血液のガンなので、どの臓器でも起こる可能性があります。その中でも、動物では大きく3つに分けられています。

 

①多中心性リンパ腫

 

②縦隔型リンパ腫

 

③消化器型リンパ腫

 

の3タイプです。

 

①の多中心型リンパ腫とは、全身のリンパ腫がガン化してしまい、全身のリンパ節の腫脹が見られます。

犬でよく見られるリンパ腫のタイプで、発症すると、元気消失、食欲減退、発熱などが見られます。

 

②の縦隔型リンパ腫とは、胸の中にある縦隔という部位にできるリンパ腫です。

縦隔にあるリンパ腫が腫れたり、悪化すると胸水が溜まって呼吸が苦しくなることもあります。

こちらは主に猫のよく見られます。

 

最後に③の消化器型リンパ腫です。

消化器型リンパ腫とは、お腹の消化管にできるリンパ腫のことで、消化管の粘膜が肥厚し、嘔吐や下痢を引き起こしたり、お腹のリンパ節が腫れて外からでも触ることができることもあります。

消化器型リンパ腫は主に高齢の猫でよく見られるリンパ腫です。

 

症状は3タイプそれぞれですが、共通して元気がなくなったり、食欲が落ちたり、痩せるといったどんな病気にも当てはまる症状が見られるので、診断が大切になってきます。

診断は、腫れているリンパ節から細胞を取って調べるという方法です。

そこでガン化したリンパ球が見られれば診断がつきますが、たとえば縦隔型リンパ腫の場合、胸の中に針を刺すことは極めて難易度が高く、また、動いてしまう子の場合には鎮静剤などを使用しなければ難しいこともよくあります。

逆に多中心型リンパ腫が疑われる場合には、触診で触ることが出来るので、検査は容易に行うことが出来ます。

そのため、診断をつけるためには検査が必要ですが、どこまで検査を行うかは、基本的にはご相談ということが多いかと思います。

 

では、リンパ腫と診断された場合どういった治療をすることになるのでしょうか?

 

もっとも分かれ目になるのは、積極的に治療をするのか、緩和治療を行うのか、というところかと思います。

 

積極的な治療を行うのであれば、抗がん剤を使用します。

リンパ腫は比較的抗がん剤が効きやすいタイプの腫瘍なので、効果があれば寛解といって、治っているわけではありませんがガン細胞が体の中からほとんど消えている状態まで持っていくことができます。

ここまで来れれば2年ほど頑張ることができることもあります。

しかし、抗がん剤の効果や副作用の出方にはかなりの個体差があり、同じ治療をしていても全く副作用が出ない子もいれば、副作用が強すぎて抗がん剤を続けることが出来なくなってしまうこともあります。また、副作用も出なければ効果も出ない、という子もいます。

これはやはりやってみなければ分からないというところではあります。

 

一方、緩和治療という方法もあります。

積極的な治療ではかなり体力が必要になります。

高齢であったり、基礎疾患があったり、治療を行う前からかなり体力が落ちている場合には、抗がん剤が適応にならないこともあります。

そういった場合には、ステロイドを使用します。

リンパ腫はステロイドがかなり効果があり、一時的にすごく良くなってくれることが多いです。

ステロイドは食欲増進や元気を出すという効果もあるので、劇的な変化が見られます。

しかし、ステロイドは抗がん剤ではないので、次第に耐性が出来ていき、実際効果があるのが1ヶ月ほど、平均寿命としては2ヶ月程度と言われています。

 

治療として2種類をあげましたが、どちらを選んでも正解です。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、リンパ腫と診断された場合には、これらの治療をご説明した上で、今後どちらの治療を行っていくかご相談させて頂きます。

抗ガン剤は病院での注射になりますが、緩和治療は基本的にお家での投薬になります。

そのため、動物病院に行くことが難しい場合、動物病院のストレスが強い場合にもその選択をされる方もたくさんいらっしゃいます。

また、緩和治療では、副作用はほとんどなく、最期までその子らしくお家で過ごすことが出来るかと思います。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、今までにもリンパ腫の緩和ケアを行った例がたくさんあります。

動物病院でリンパ腫と診断されたが、抗ガン剤は...という場合や、ガンの緩和ケアをして欲しい、などというご相談もよく受け付けます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様と環境、その動物に合った治療法をよくご相談し、ご提案させて頂きます。

 

ガン以外にも、高齢猫の緩和ケアを考えていらっしゃる方もいると思います。

緩和ケア、ターミナルケアもいつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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