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2021年9月アーカイブ

こんにちは!

往診専門獣医師の江本です。

今回は外に遊びに行ったら怪我をして帰ってきた猫ちゃんのお話です。

 

猫の喧嘩.jpg

 

にゃんぽは危険(東京千代田区)

症例は東京千代田区在住、12歳で元気な猫のモンちゃんです。

普段から外に出かけるタイプの猫ちゃんで(本当はダメです)、1週間前に帰宅すると外傷を負っていて、食欲が下がってしまったので、家での皮下点滴をしてほしいとのご依頼で往診をさせて頂きました。

お家にお伺いすると、モンちゃんはテーブル下で、シャーっと怒っており、不機嫌さが伝わってきたので、ごめんね、と謝りつつ、別のお部屋でご家族様から詳しくお話をお伺いすることにしました。

モンちゃんは、普段からその性格ゆえに、抱っこをしたり、キャリーに入れることができず、通院するのも一苦労で、以前は満を辞して頑張ることができたそうなのですが、飼い主様としても、嫌がるモンちゃんを無理やりキャリーに入れて動物病院に連れて行き、抵抗する中での治療をすることに精神的に疲弊してしまい、お家で治療を出来ないか探して頂いたところ、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室を見つけてご連絡して頂いたとのことでした。

通院で処置してもらって帰宅すると、ずっとシャーシャー言っていて、家の隅っこに隠れたまま出てこないようになってしまうような感じで、投薬どころか全く食べ物に興味を示さず、ご飯を食べてくれないため、投薬もできないとのことでした。何とかご飯を食べられるようになると内服薬にすることができるので、頑張って食べてくれるようになるまで、食べてくれることを願って、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフで治療をさせて頂くことになりました。

 

往診でも、通常の動物病院と同様に、検査や処置をする間は多少ながらもストレスを与えていますのは事実です。

しかし、通院と往診の大きな違いは、『すぐに好きな場所に逃げられる』ということです。猫ちゃんは環境に懐く生き物であるということもあり、安心できる環境でさっと処置を済ませて解放してあげることで、ストレスのかかっている時間をより少なくすることを図ります。

 

さぁ、いよいよ検査開始です!

 

検査開始

まずは食べない原因を調べるために、動物病院にて行なっていた血液検査の結果を見せて頂くことにしました。

血液検査ではたしかに大きな異常値はなく、電解質バランスも正常でした。

つぎに、実際にモンちゃんを触って、身体検査です。

モンちゃんのいるお部屋に行くと、再びシャーっとお怒り気味でしたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは慣れっこです。

モンちゃんをバスタオルに包んで出てきてもらい、全身を触って身体検査を行なっていきました。

すると、通常はお腹に聴診器を当てると、消化管が蠕動する音、いわゆる、ギュルギュルというお腹の音が聞こえるのですが、モンちゃんの場合それが聞こえず、お腹の動きが良くないことが考えられました。

そこで、実際にどれぐらい動いていないのかを超音波検査で見てみることにしました。

食べない以外は元気そうなモンちゃん、とても嫌そうでしたが、何とか実施することができました。

たしかに、胃の中や十二指腸まで液体が溜まっているような状態で、消化管の動きも全体的にあまり蠕動運動していない様子でした。

そのため、消化管が動くようになると、今溜まっている液体が流れていき、食べられるようになることが予測できましたので、消化管を動かすお薬を使っていくことにしました。

とりあえず現時点では脱水はしていないようでしたので、注射で消化管を動かすお薬のみ使用し、拘束時間を短くしてモンちゃんのストレスを最小限にすることにしました。

しかし、このお薬は効果時間が長くはないため、お家でご家族様にあと2回、注射して頂くこととし、その日の診察は終了としました。

次の日、もう一度お伺いすると、ご家族様は無事に注射が出来たとのことで安心しました。また、少し缶詰を温めて置いておくと、今朝は匂いを嗅ぎに行っていたとのことで、少し消化管が動き始めた感じがしたので、もう一度超音波にて胃の中を確認しました。

すると昨日よりも明らかに液体貯留は減っており、腸も少し蠕動運動をし始めていました。

治療が好感触でしたので、引き続き、モンちゃんには点滴ではなく、お薬のみ注射を頑張ってもらい、ご家族様にも注射を頑張ってもらいました。

その次の日には、モンちゃんは少しスープとスープの具を食べてくれていました。

この調子だと内服薬への切り替えももうすぐ出来そうとおはなしをさせて頂いたところ、ご家族様も喜ばれていて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

その後、モンちゃんは無事に内服薬への切り替えもできて、今ではしっかりとご飯もいつも通り食べてくれています。

 

猫ちゃんの性格によっては、動物病院に連れて行くこと自体が難しくなってしまうケースもたくさんあります。

そういった場合には、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご相談ください。

お家で出来る限り最大限の治療をご提案させて頂きます。

 

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下痢、実は怖い(犬猫往診獣医/東京)

わんにゃん保健室 獣医師の江本です!

 

ブログの更新がなかなかできず、今となってしまいました…

 

さて、本日は、「見逃してはいけない下痢」についてです!

 

腹痛の猫.jpg

 

家の中にいて、特に何か変わったことがないのに、急にわんちゃん猫ちゃんが下痢をしたって経験はありますか?

もちろん子犬子猫の時はしていたけれど、最近はあまりしなくなった、という子も多いのではないでしょうか?

あるいは、大人になっても下痢をしやすい子とほとんどしない子といったようにいわゆる体質的なものもあるかもしれません。

 

今回はそんな下痢のお話をしようと思います。

 

今回はタイトルの通り、単に下痢といっても、その原因によって、一過性のものと、実は重大な病気が潜んでいる下痢だった、ということもあるので、どういった下痢だと危険なのかというのをお話しさせて頂こうと思います。

 

下痢の話をする前に、まずは消化管の吸収、そして栄養分の通り道のお話しをしようと思います。

 

私たちがご飯を食べるとまずは食道を通って胃に入ります。

胃に入った食べ物は胃液によってタンパク質が消化されます。

その後十二指腸を通る時に膵臓からの消化酵素や肝臓からの消化酵素と混ざり、脂肪なども消化されます。

その後、ゆっくりと腸管の蠕動運動で移動していき小腸、大腸と通り、直腸に行って排便されます。

その間に、小腸では栄養分が吸収され、大腸では水分が吸収され、それらが消化管に張り巡らされている毛細血管にいき、毛細血管が1本の大きな血管に集合して門脈となり肝臓へ栄養分と毒素が混ざったものが運ばれます。

なお、毒素が肝臓で解毒されます。

この流れの中で、下痢に関係があるのは胃から直腸までの間ですが、下痢の種類は大きく2種類に分かれています。

 

下痢は大きく2つに分けられ、それらを小腸性下痢大腸性下痢と呼びます。

 

大腸性下痢の特徴

・水分量が多い

・少量頻回の下痢

・便を出そうとしても出ないしぶりがあることもある

・出血の色は鮮血

・体重減少は一般的にしない など

 

小腸性下痢の特徴

・軟便や水様便など様々

・量が増えるが回数は増えない

・出血すれば黒色

・体重減少することがある など

 

 

 

下痢の場合は、まずこのどちらの特徴を持っているかを見ていくことから始めます。

大腸では水分の吸収を行なっているので、大腸が原因である大腸性下痢の場合は、水分の吸収がうまくいっておらず、水分量が多い便になってしまいます。

しかし、小腸が正常ならば栄養分は取れているので、体重減少は起こりません。

脱水による一時的な減少は起こるかもしれませんが、どんどん体重が減っていく、ということはないでしょう。

 

一方で、小腸が原因である小腸性下痢の場合は、大腸で水分は吸収されますが、それ以前の小腸で栄養分が吸収されていないため、便の量が増えます

しかし、大腸で水分吸収されるためにとどまるため、回数は増えません

これが大きく分けた下痢の種類です。では、この2種類の下痢の原因はどういったものが考えられるのでしょうか?

まずは大腸性下痢です。

 

大腸性下痢の原因

・細菌感染

・寄生虫感染

・アレルギー

・腫瘍

・異物  など

 

小腸性下痢の原因

・食事性

・寄生虫

・細菌感染

・腫瘍

・急性膵炎

・先天性 など

 

ほとんど原因が同じじゃないか!と思われるかもしれません。

しかし、実は下痢の分類はこれだけでは無いのです。

大腸性下痢は主に急性慢性かに分けられます。

小腸性下痢も急性か慢性かに分けられますが、急性では全身症状があるかないかさらに分けることができます。

ここまで分類すると、下痢の原因はだいぶ絞り込むことができるのです。

ここで、急性と慢性という言葉が出てきましたが、ではどれぐらい続いたら慢性なのでしょう?

消化管の粘膜はだいたい1週間で新しい粘膜になると言われています。

例えば急性の下痢をしてもちゃんと治療をすればだいたい1週間経てば元に戻るはずなのです。

もちろん個体差がありますので、ちょうど1週間で完治、というわけにはいかないこともありますが、だいたいの目安としてはそれぐらいです。

なので、それ以上、つまり2週間以上続く下痢を慢性下痢と言って良いでしょう。

 

この急性か慢性かというのはとても大切で、お家の子がどれぐらいの期間下痢をしているか、確認しておきましょう。

急性か慢性かで、どこまで検査を行うかもずいぶんと変わってきます。

通常急性大腸性下痢の場合、元気や食欲があれば、慢性疾患子犬高齢犬、高齢猫でなければ大きな問題になることは少ないはずです。

しかし、急性小腸性下痢で、元気食欲がない場合はかなりの注意が必要です。

急性小腸性下痢で全身症状がある場合には、細菌感染の場合もありますが、もっとも怖いのは急性膵炎です。

急性膵炎は命に関わることもあるので、元気食欲もない場合にはすぐに動物病院に相談しましょう。

長くなってしまいましたが、下痢の分類から、どういった下痢が注意が必要か、伝わりましたでしょうか??

 

やはり一番注意が必要なのは、急性で元気食欲がなくなってしまう場合と、2週間以上の慢性的な下痢です。

慢性的な下痢の場合、アレルギーから腫瘍などまでさまざまな原因を考えて検査が必要になるかもしれません。

また、高齢犬や高齢猫では、下痢で脱水してしまうことで余計に体力を落としてしまうこともありますので、下痢の時は早めに動物病院へ相談されることをお勧めします。

しかし、高齢犬や高齢猫で動物病院に連れて行くことや、待ち時間を考えると、連れて行くこと自体心配になってしまうこともあるかと思います。

その時は往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

お家を診察室として使わせていただき、待ち時間なく診察をさせて頂くことができます。便検査から、血液検査や超音波検査まで検査の内容も豊富にあるので、検査についてもご相談させていただけます!

 

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