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2019年12月アーカイブ

年末年始はほとんどの動物病院が休診です。

東京中央区晴海、東京中央区日本橋付近でも休診になっている動物病院が多いので、かかりつけの診療状況をまずはチェックしましょう!もし休診であれば、近隣で年末年始も診療を行っている動物病院をピックアップしておきましょう。

 

年末年始の診療に関するお知らせ

年末年始は、通常診療はお休みであり、緊急のみに対応できる特別診療となっています。また、年末年始特別診療費として、別途で30,000円がかかります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

 

・年末年始特別診療          12月30日〜1月2日(特別診療費 30,000円加算)

・通常診療開始日              1月3日

 

ペットの体調に異変を感じた場合には、決して待たずに、緊急の動物病院に連れていくか、当院までご連絡ください。例年、年末年始は高齢犬・高齢猫の体調急変による緊急往診で混雑していることが予想されますが、時間調整の上、必ずご訪問させていただきます。

 

いつ緊急になってもおかしくない(心臓病の犬/高齢猫/腎不全/犬猫往診)

持病を抱えていて、以下に当てはまる場合には、次の事柄を常にまとめておくことをおすすめします。ペット往診でお伺いした際に、治療に入るまでの時間を短縮できます。

 

ペットの名前、品種、生年月日、性別(雄、雌、避妊去勢の有無)

検査結果

かかりつけの動物病院での診断名

飲んでいる薬

 

10歳をすぎた高齢犬・高齢猫と暮らしている飼い主様で、ご自宅での緩和ケアおよびターミナルケアをご希望予定の場合には、当院の電話番号をメモしておくことをお勧めします。(03-4500-8701)また、状態が下がりきる前に診察をしておくことをお勧めします。

ペットの緊急事態には、何よりも飼い主様の気づきが必要です。普段から愛犬・愛猫と一緒に暮らしているからこそ気づけることや、決断できることがあります。自信を持って、獣医師にペットの状況と飼い主様の意向を伝え、動物病院スタッフと一緒に診療プランを決めていきましょう。

 

年末年始のご挨拶

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

2019年も終わりを迎えています。

街は年末に向け、そして年始に向けて色々なところで門松を見かけるようになりました。

毎年12月は、命の入れ替わりの時期なのか、たくさんのわんちゃん・猫ちゃんを見送っています。往診で出会う犬猫は、病末期であったり、酸素室から出られない状態だったりと、通常の動物病院のように、元気になってまたね!、となれるペットは決して多くはありません。

 

旅立ちの日をそう遠くない未来に控えている犬猫たちが、ご家族様のもとでゆっくり余生を過ごせるように、スタッフ一同全力で取り組んでいます。

 

当院の診療理念である「ペットが最後の時間を家族と迎えられるよう 最大限寄り添った最良の往診獣医療を 最後まで提供していく」をそれぞれが胸に刻み、日々の診療と向き合っています。

 

往診でのペットの在宅医療は、現状まだまだメジャーではありません。しかし、攻めるだけが医療ではなく、静かに受け止め、愛犬・愛猫とゆっくりと過ごせる時間を作ることもまた医療であると考えています。

 

緩和ケアとターミナルケアの末、2018年は47頭、2019年は51頭のペットたちの最後に立ち会いました。ペットの最後の一呼吸を見てあげることができたご家族様もたくさんいます。旅立つ我が子を前に、自分たちができる最大限を尽くしてあげられたというご家族様の姿を、いつも凛々しく思っています。

 

2019年に出会った全ての命に敬意を表し、2020年も新たな気持ちで、往診専門動物病院わんにゃん保健室として邁進していきます。

 

2019年12月29日

往診専門動物病院わんにゃん保健室

江本 宏平

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こんにちわ!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

今日は犬猫の洋服などを扱っているお店に往診がてらよったのですが、クリスマスを終え、ペットグッズ屋さんの繁忙期は終わったようでしたが、今度は年末に向けた大量購入を求める飼い主様たちでごった返していました。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区などを中心に東京23区全域まで動物病院へ通院できない犬猫に獣医療を届けています。

今日は、東京中央区の慢性腎臓病の猫ちゃんが4件、東京台東区の皮膚病の猫ちゃん1件、東京港区の猫ちゃん1件と、猫ちゃんオンパレードでした。

そんな中ですが、今日はわんちゃんの病気について書いていきます。

今日の症例紹介は、犬の膵炎です。

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高齢犬の膵炎(ミニチュア・シュナウザー/東京中央区/高齢犬)

みなさん、膵炎という病気、聞いたことありますか??たまに、芸能人の方などでニュースになったりすることもありますよね。

膵炎とは、膵臓の炎症で、かなりの激痛を伴い、嘔吐や食欲不振、下痢といった症状が主な症状です。

そんな膵炎と頑張って戦った東京中央区在住のマロンちゃんのお話です。

高齢犬のマロンちゃん(15歳)は、3日ほど前から食欲が無くなってしまい、その次の日には立てなくなってしまったとのことで、お電話を頂きました。また、2日間おしっこも出ていないとのことでしたので、緊急性を感じ、当日にお伺いさせて頂きました。

お伺いしたときには、ミニチュア・シュナウザーのマロンちゃんは廊下の床でハアハアと少し呼吸がしんどそうで、ぐったりした様子でしたが、私たちが来たということで何かを感じ取って、上半身だけ起き上がっていました。

まずは、詳しくお話をお伺いすることとしました。

マロンちゃんは特に既往歴はなく、2年ほど前から散歩を嫌がるようになったそうで、今考えるとその時から後ろ足が痛かったのかな、ということでしたが、食欲に関しては全く問題がなく、5日ほど前から食欲が徐々に落ちていき、3日前から完全に食べなくなってしまったということでした。後ろ足は、以前から徐々に弱ってきており、1日前から急に完全に立てなくなってしまったとのことでした。

飼い主様のお話からすると、足についてはヘルニアや、進行速度と病態から脊髄軟化症など、複数の疾患が考えられましたが、食欲がなくなってしまったのはたくさんの原因が考えられましたので、まずは身体検査、その後全身状態を見るために血液検査を行うということで、ご家族様と相談したところ、触ると怒ってしまうため心配されていましたが、その点に関しては、スタッフで保定をするので大丈夫です、ということで、血液検査まで実施することとなりました。

身体検査では、後肢の麻痺(浅部痛覚の消失など)、腹部圧痛、腰部圧痛が認められました。その中でも特におなかの痛みが激しく、膵炎などの消化器系の疾患が疑われました。

血液検査は顕著な体調不良があったためか、すんなりとさせてくれました。その時に大量におしっこをしてくれたので、まずはおしっこが出ていることに一安心です。

この日は、その後水分摂取量も不足していたので点滴、痛み止め、吐き気止め、胃薬などの注射を行い、治療終了とし、血液検査結果が出揃い次第治療方針を決めていくということになりました。

ミニチュア・シュナウザーのマロンちゃんの血液検査結果では、身体の中でかなり強い炎症反応と、膵臓の酵素の上昇、腎臓の数値の上昇が見られました。

血液検査、身体検査所見のみから考えると、高齢犬のマロンちゃんは全身性炎症反応症候群という、全身で強い炎症が起こっているかなり危険な状態でした。

また、膵臓の酵素が上昇していることから、膵炎と判明しました。おそらく、今回の食欲不振や下痢は膵炎から来ていると考えられ、後肢については整形疾患を考えていく必要があるかと考えられましたが、緊急度から考えるとまずは膵炎の炎症を止めることが先決ということで、膵炎の治療をメインに行っていくこととなりました。

ここで、膵炎について少しご説明していきます。

 

そもそも膵炎とはどういった病気なのでしょう??

 

膵臓はリパーゼやトリプシン等という消化酵素を消化管内に分泌して、消化管内で活性化し、消化を助ける役割をしています。それが何らかの原因によって膵臓内で活性化してしまい、膵臓自体を溶かしていってしまう病気です。膵臓が酵素によって溶かされることで、強い炎症反応がそこで引き起こされます。この炎症反応が膵臓だけでなく、肝臓や腹膜にも波及してしまうこともあり、かなりの痛みを伴います。

しかし、膵炎にも2種類あり、慢性膵炎と急性膵炎があります。先ほどお話したのは急性膵炎のお話で、急性膵炎の場合、症状は急激に現れ、致命的になってしまうこともあります。一方、慢性膵炎は、長期間にわたって何となく調子が悪い感じがあったり、あるいは血液検査の数値だけが高い、という子もいます。慢性膵炎の場合は急激な悪化がなければ基本的には大きな問題になることは少なく、食事療法などの治療を行っていきます。

しかし、急性膵炎ではそんな悠長なことは言ってられません。

治療法としては、まず強い吐き気と強い痛みがあるため、それらを抑えるお薬を使用していきます。また、膵臓が虚血気味になっていたり、嘔吐下痢で脱水傾向になってしまうため、点滴も必要になってきます。最近であれば炎症を抑える、5日間連続で使うお薬も出ています。

人の方であれば、膵炎の場合は絶食が推奨されていますが、獣医療では吐かなくなったら低脂肪食を少しずつ食べさせて、膵臓に栄養を供給して回復を促す、という方法がとられています。ちなみに猫ちゃんでは低脂肪食でなくとも、通常の食事で問題がないです。

根気よく対症療法を行って、炎症は自分の力で治るのを待つしかない、というのが膵炎です。

 

では予防はどうなのか?

完全に予防することは出来ませんが、脂肪分の多い食事を避ける、暴食を避ける、高脂血症がないか定期健診を実施する、などが予防になってきます。

 

ここで一番大切なのが、膵炎はかなり危険な病気という点です。

膵炎の炎症が強ければ強いほど、体の中の様々な物質が働き、肺水腫や血栓症、敗血症などを引き起こし、致死的になってしまうことも少なくありません。こういったことを防ぐためにも、定期的な健康診断と食事には気を付けてあげましょう。

 

話は逸れましたが、ミニチュア・シュナウザーのマロンちゃんの場合、対症療法を続けていくと少し食べてくれるようになりました。そこで、すこし診察回数の間隔を空けるために、お家での皮下点滴を行っていただくこととなりました。2日ほどはお家にて皮下点滴を行っていただきましたが、次はおしっこが出なくなってしまったとのことでご連絡を頂きました。

超音波にて膀胱を確認すると、おしっこは溜まっていましたが、自分で出せていない様子でかなり苦しそうな様子がありましたので、導尿処置後、尿道カテーテルの設置を行いました。この原因としては、おそらくヘルニアの進行によるものが考えられましたが、飼い主様は病院に連れて行くよりはお家で苦しくないように、痛くないように過ごさせてあげたい、というご希望でしたので、ヘルニアが進行して生活の質が落ちてしまう可能性もお伝えしたうえで、安静、という手段を選びました。おしっこが出たあとは、すごく穏やかな顔をしていて、すやすや眠ってしまいました。

しかし、その次の日、ミニチュア・シュナウザーのマロンちゃんは眠るように息を引き取っていきました。

おそらく膵炎による敗血症や強い炎症によるものを考えていますが、最期まで鎮痛剤をしっかりと使用できたおかげで、マロンちゃんは苦しまずに最期を過ごすことが出来ました。

 

このように、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家でできる限り苦しみを取ってあげたい、積極的な治療は望んでいないが痛みは取ってほしい、という場合にもお家でできる処置をご相談させて頂きます。

動物病院に連れていけない、という場合にもお家にて処置ができるので、わんちゃん猫ちゃんを無理に移動させる必要がありません。そして処置が終われば、すぐにいつもの環境に変えることが出来ます。

こういったお悩みをお持ちの方は、いつでも往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室、往診専門獣医師の江本宏平です。

クリスマスの夜、かなり冷え込みましたね。

本日は、東京中央区、東京千代田区で診察が立て込んでいました。

東京中央区にお住いの高齢猫の太郎くんは慢性腎臓病で、本日は毎月行っている血液検査と皮下点滴の調節、内服薬の調整でお伺いしました。猫ちゃんに多いこの病気ですが、最初は2日に1回、動物病院に通院して点滴をしてもらっていたとのことでした。動物病院に連れて行くたびに異常興奮しまい、失禁し、ヨダレを流してしまうとのことで困り切った挙句、当院のペット往診にたどり着けたとのことでした。今回、東京中央区にある動物病院からのご紹介でしたので、スムーズに治療に入ることができました。家での点滴は、猫の太郎くんにとってはほとんどストレスはなさそうで、逆に温かい点滴が背中に入ってくるのが気持ちいいのか、目を閉じてじっとしてくれているとのことでした。現在、お母さんとお姉さんで2日に1回の点滴を続けてもらっていて、慢性腎不全のコントロールをしてもらっています。

川の字の猫.jpg

(引用:https://withnews.jp/article/f0190621004qq000000000000000W00o10101qq000019370A)

 

往診専門動物病院で出会うペットは猫ちゃんが多く、その中でも高齢期に突入したペットが多いです。

高齢犬・高齢猫を多く診察していると、やはり出会う確率が多い病気の中には腫瘍が入ってきます。

 

今回は、東京中央区にお住いで、乳腺腫瘍を抱えている猫のコムちゃんのお話です。

皆様、乳腺腫瘍は聞いたことがある方が多いかと思います。イメージとしては乳がんではないでしょうか?

ただ、乳腺腫瘍にも良性の場合と悪性の場合があり、一概にすべてが悪性腫瘍、いわゆる乳がんとは言えません。

しかし、統計的には犬の場合には良性と悪性の割合は半々、猫ちゃんの場合には80~90%が悪性と言われていますので、猫ちゃんの乳腺にしこりを見つけた場合には注意が必要です。

今回ご紹介するのは、乳腺腫瘍になってしまった、東京中央区在住15歳のコムちゃんのお話です。

 

ペットのターミナルケア(往診/ターミナルケア/高齢猫/東京中央区)

コムちゃんは半年ほど前にかかりつけの動物病院の獣医師に乳腺のしこりを指摘されましたが、年齢的に手術はせずに経過を見ていたとのことでした。

しかし、ここ1週間ほどで急激に食べなくなってしまい、かかりつけの動物病院にて点滴をしてもらっていましたが、連れていくのもストレスがかかってかわいそうになってきたので、お家でやってあげられることがあるなら、とお電話を頂きました。

お家に入ると、コムちゃんは自分のベッドで丸まっていて、寝ている様子でした。かかりつけの動物病院での血液検査結果やレントゲン検査結果を見せて頂くと、腎数値の上昇や炎症所見、また、肺転移を疑う所見が認められました。

身体検査を行うと、激しい脱水と貧血が認められ、乳腺腫瘍の周りは熱感があり、周辺で炎症が起こっている様子でした。リンパ節の腫れは身体検査では腫瘍がある方のわきの下のリンパ節が腫れていました。また、ここ数日頭が下がっていると飼い主様がおっしゃっていましたが、たしかに頭部下垂があり、低カリウム血症を疑う所見でした。

カリウムというのは筋肉が動くときに必要になる物質なので、低カリウムになってしまうと、全身がだるくなったり、心臓の動きも悪くなってしまい、不整脈を起こしてしまうことがあります。

ということで、まずは全身状態を把握するために血液検査と、脱水がひどいので皮下点滴、腫瘍性の痛みをとるためのステロイド剤などのお薬を使用して治療を行っていきました。

猫のコムちゃんは、身体検査の間はもちろんのこと、採血、皮下点滴の間もすごくお利口で、全く動くことなく、処置をさせてくれました。採血は、老猫ならではですが、すごく血管が細くなっていて血流がゆっくりでしたが、しっかりと頑張ってくれました。

その後は、そそくさと自分のベッドへ。ゆっくりとくつろいでくれていました。これがペットにとっての往診メリットで、処置が始まる直前まで自分の安心できる場所にいて、処置が終わればまたすぐ自分の場所に戻ることができ、そうすることで、動物たちのストレスもすごく少なくて終わることが出来ます。

ここで、冒頭で少し触れた乳腺腫瘍のお話です。

まず、乳腺腫瘍は乳腺にできる腫瘍のことなのですが、早期に避妊手術を行ったかどうかで発生率が変わってきます。わんちゃんでは発情が来る前に行うのが最も発生率を減らすことが出来、1回目の発情が来てから行うとわずかに発生率は増えますが、初回発情前と大きな差はありません。ただし2回目の発情後以降の避妊手術では、グッと発生率が上がってしまうため、2回目の発情が来る前の避妊手術が望まれています。最近言われているのは、初回発情の前に避妊手術を行うと発生率は一番低いですが、一次性徴が始まる前なので、身体がしっかりと出来上がっていないため、避妊手術は初回発情と2回目の発情の間に行うのが良いと言われています。猫ちゃんの乳腺腫瘍でも同様で、初回発情の後に行うと一次性徴が終わった後になるので、最近では推奨され始めています。しかし、猫ちゃんの場合、発情中の鳴き声が問題行動になったりすることもあるため、初回発情が始まる前、生後半年ほどで行うことも多くあります。また、十分に成長した段階での手術が好まれる傾向にあるのは、成長途中で避妊去勢手術を行うことで、腺組織の発達が不十分になってしまい、将来的に内分泌疾患を引き起こす可能性があることも懸念されています。そのため、当院では、体重が安定してきた頃が避妊去勢手術のタイミングですとお伝えさせていただいています。

一概に早ければ早いほうがいいということはありませんので、避妊去勢のタイミングはかかりつけの獣医師にご相談してみてください。

 

ちなみに、わんちゃんの乳腺腫瘍では悪性と良性の割合はおよそ半々なのに対して、猫ちゃんでは8~9割が悪性と言われています。また、猫ちゃんの場合、腫瘍のサイズによって、中央生存率が変わりますが、基本的には広範囲での摘出を行わなければ再発率が高い腫瘍となっています。一方、わんちゃんの場合は、1個のみで小さければ、1つの乳腺のみ取っても片側乳腺切除を行っても基本的に再発率は変わらないと言われていますが、猫ちゃんの場合は片側乳腺切除、あるいは両側乳腺切除が一般的です。

乳腺腫瘍は転移もしやすい腫瘍で、リンパ節や肺に特に転移が起こりやすいです。なので、腫瘍を切除しても定期的に肺のレントゲンやリンパ節の触診など、定期検査が必要になってきます。定期的なモニタリングを行うことで、早期発見や早期治療にとりかかれます。

 

しかし、猫ちゃんの場合は乳腺のしこりに気づかないことも多く、発見が遅れてしまうことも珍しくありません。

そのため、発見したときにはだいぶ大きくなってしまっていて手遅れに、という場合もあります。あるいは、早期に発見したけれども手術はせずに余生を過ごさせてあげたいという場合もあります。

 

今回のコムちゃんがまさにそうでした。私たちもできるだけストレスなく、痛みなく余生を過ごしてほしいという思いで治療をさせて頂きました。

コムちゃんは血液検査の結果、激しい貧血と黄疸、カリウムの低下、強い炎症反応が認められました。貧血や炎症反応は腫瘍によるものと考えられました。また、低カリウムが認められたことから、やはり頭部下垂の原因は低カリウムであり、低カリウムを補正しなければ致命的になってしまうこともあるため、カリウムを多く含む食材をご飯に混ぜて少しずつ口に入れてもらいました。また、腫瘍性の痛みをとるためにステロイド剤を併用し、飼い主様にもコムちゃんにも負担が少なくなるように治療方針をご相談させて頂いた結果、お家で薬を混ぜた皮下点滴を行っていただくこととなりました。

治療して4日ほどはコムちゃんもすごく顔つきが良くなってきましたが、少しずつ尿量が減ってしまい、点滴の量を減らすことになりました。

その後立ち上がれなくなってしまい、2日後、ご家族様の横で永い眠りにつきました。

コムちゃんは最後まで、飼い主様の愛情を一心に受けて頑張ってくれていて、最期まで飼い主様と一緒にお家で過ごすことが出来て幸せだったと思います。また、飼い主様もお家でできるだけのことをしてあげられたということと、お別れの覚悟をする時間を作れた、ということで、しっかりとお別れをすることができました。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、お家で最期を過ごさせてあげたいがどうして良いか、何ができるのかわからない、といった場合や、とにかく痛みや吐き気だけを取ってあげたい、という場合に、どういったことができるのか等日常のケアの方法も含めてしっかりとご相談させて頂き、そのご家族様に合った方法をご提案させて頂きますので、お悩みの方は一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

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クリスマスイブとなる本日、いかがお過ごしでしょうか?

東京都内をペット往診車でぐるぐる回っていると、あちこちでイルミネーションが飾られているのを目にします。

東京港区にあるミッドタウンや、東京千代田区の東京駅エリアはとても幻想的な世界でした。

 

クリスマスといえば、チキン!

動物病院で最も多い症例は、クリスマスに骨つきチキンを食べちゃった、そして、お正月にお餅を飲み込んでしまった、の2点です!絶対にやめてくださいね!

 

12月は高齢犬・猫にとって、最も体調を崩しやすい時期です。理由は定かではありませんが、シニア期を迎えたワンちゃん・猫ちゃんが一気に状態が下がる傾向にありますので、些細な変化でも見逃さないで、まずはかかりつけの動物病院に連絡しましょう。

 

 

さて、今回は猫エイズについてお話させて頂こうと思います。

皆様、「猫エイズ」という病気は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、どのような病気かはぼんやりとしている方も多いかと思います。

ということで、今回は実際に猫エイズに感染してしまった子をご紹介させて頂きます。

 

東京中央区在住、猫、10歳のクロちゃんのお話です。

 

目やにと結膜浮腫(高齢猫/外猫出身/東京中央区)

東京中央区は、最近よくペット往診をご依頼いただく地域です。

クロちゃんは鼻水がと目やにがひどくて、目が開いていない日もあったということで、ご連絡を頂きました。

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(参考:https://1013.jp/結膜炎-結膜浮腫/)

クロちゃんはずっと地域猫としてお外でいろいろな方にお世話をしてもらっていたそうですが、鼻水がひどくてかわいそう、ということでお家に迎えられたそうですが、お家では遊んだりすることは可能ですが、目を触ったり、キャリーに入れるというのは難しく、かなり暴れまわってしまうということで往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡を頂きました。かなりの人見知りで繊細な性格であるということから、逃げてしまうことが予想されましたので、いつもトイレを入れている3段ケージに入ったところで扉を閉めてもらい、獣医師と動物看護師が到着するまで待機して頂くようにお伝えしました。

お家に訪問すると、クロちゃんは隣の部屋のケージの端で目を真ん丸にしていたので、まずはそっとしておき、飼い主様にお話をお伺いしました。

詳しくお話をお伺いすると、鼻水や目やにが出ていたらしく、毎年冬になると食欲低下やくしゃみをしていたそうですが、ずっと元気に過ごしていたようです。お家に来てからもずっと黄色の鼻水が止まらず、目も開けにくくなってきていて、どんどんひどくなってきている感じがするということでした。

元々外にいた猫ちゃん、ということでウイルス性疾患を中心に考えながら、身体検査、猫エイズと猫白血病の検査、10歳と言うことで全身状態をみるために血液検査を実施する、ということで飼い主様にご同意頂き、クロちゃんのお部屋にお邪魔しました。

クロちゃんは最初すごく怖がって端で威嚇していましたが、バスタオルをそっとかけると諦めてくれて、無事にケージから出すことが出来ました。

その後、動物看護師による保定しっかり頑張ってくれて、無事に採血をすることができました。目は結膜炎がひどくて、結膜がブヨブヨとしていて目が開けにくそうで、目の周りにはたくさんの黄色の目やにが付着していました。また、鼻は、緑色の鼻水が出ており、かなり感染が疑われる様子でした。

この日の診察は、抗生剤の点眼と、抗生剤の内服薬をお渡しし、血液検査結果が出次第治療を考えるという方向で終了しました。

血液検査では猫エイズ陽性以外に異常値はなく、おそらく猫エイズによって免疫力が落ちた結果、目や鼻に感染が起こりやすくなってしまい、感染症が起こっていると考えられました。

ここで、猫エイズに関して、少しお話ししようと思います。

エイズというと、免疫が落ちる病気、というざっくりとしたイメージがある方が多いのではないでしょうか?

もちろん、猫エイズも最終的には免疫力が落ちてしまい、感染症にかかってしまうことも少なくありません。

しかし急にそういったことが起こるわけではなく、段階を踏んで進行したり、その子によっては進行しなかったりします。

そもそも猫エイズはどのように感染するのでしょう?

多くは、外猫さんやペットショップ、ブリーダーのもとで集団生活している間に、感染している猫によって咬まれてしまい、唾液を介して感染してしまうことが多いです。口腔内に口内炎などの症状がある場合にはより感染する率が高いと言われています。また、外猫の場合には喧嘩をすることもよくあるため、外猫は室内外の猫よりも感染率は高いという統計が出ています。

この病気は症状と感染経路に基づいて5つの病期に分かれています。

①急性期:発熱やリンパ節の腫大、白血球の減少、貧血、下痢などの症状が現れます。この期間は感染後約数週間~4か月ほど持続し、身体の中でウイルスと戦うための抗体が産生されます。一般的に抗体は8週間で産生されます。

②無症候キャリアー期:この時期には特に何も症状はありません。この期間は数か月~数年続き、ずっとこのステージの子も少なくありません。

③持続性リンパ節腫大期:全身のリンパ節が腫大しますが、この時期は臨床的に明確でない場合も多いです。

④エイズ関連症候群期:歯肉炎や口内炎、上部気道炎や消化器症状、皮膚病変など免疫異常に伴う症状が現れてきます。

⑤後天性免疫不全症候群期:感染症の日和見感染や貧血、白血球減少、脳炎、腫瘍など免疫不全に関連した症状が出てきます。

ただし、すべての猫ちゃんが①~⑤の経過をたどるとは限りません。

例えば、②から進行しない子もいれば、④で対症療法を続けつつ、できるだけストレスを与えないようにすれば⑤に進行しない猫ちゃんもいます。発病して⑤に行っていなければ、小さな症状が出るたびに正しい対症療法を行っていけば、かなり長く生き延びられると言われています。

この病気の厄介なところは、検査がタイミングによっては偽陰性になってしまうことがあるということです。

よくお家に来た時に、あるいは保護団体で検査をしています、という方もいらっしゃますが、この病気は感染してすぐは陰性で出ても、2ヶ月後には陽性になってしまうことがあるのです。その見逃しを防ぐために、検査はお家に来てすぐ、と、お家に来てから2ヶ月後、の2回行うことを往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお勧めしています。もちろん動物病院に連れていけない子の場合は、私たちがご自宅に訪問する往診獣医療にて検査することも可能なので、お気軽にご相談下さい。

では、この病気の予防はどうすれば良いのでしょう??

ワクチンもあるのですが、効果については100%とは言われていません。一番有効な予防は、お家から出さないことです。感染ネコと接触しなければ、感染することはありません。

また、お家に来た時点ですでに感染していた場合にも、お外だとケンカしてしまったり、けがをしてしまうリスクも高く、感染猫は傷の治りがとても悪くなってしまいます。そのため、家の中で出来る限りストレスをかけないような生活をさせてあげましょう。

 

今回、クロちゃんは、抗生物質の投与によって、無事に結膜炎や鼻炎の症状が治まってきましたので、今後は免疫力を上げるラクトフェリンなどを続けていき、症状が出ればまた対処をする、という方向になりました。

 

猫ちゃんの場合、保護団体さんからの譲渡、あるいは地域猫を保護、といった方法で、お外の猫ちゃんをお家に迎えることも多いかと思います。

その場合、必ず行って頂きたいことが、お外に出さない、ウイルス検査、ノミダニの予防です。したいけれど触れないからできていない、何となく連れていけなさそう、などお悩みがあるかと思います。その場合には私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが訪問して処置させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師 江本宏平です。

先日、夕方の報道番組News every.で往診専門動物病院について密着取材を受けました。

撮影にご協力くださりましたご家族様、本当にありがとうございました。

往診は動物病院の付属サービスではなく、ペットと飼い主様のニーズに対応できる往診専門動物病院でなければいけません。今回放送された症例の子たちは、みんな高齢の子たちでしたが、動物病院に通院できない事情は、ご家族様ごとで異なり、その形は全て異なっています。

しかし、共通して言えることは、最愛のペットに対して『何かしてあげられることはないか』という、優しい想いです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区、東京江東区、東京台東区に拠点を構え、東京23区を中心にその近隣地区まで、往診専門獣医師と動物看護師で訪問します。

諦める前に、まずはご連絡ください。

サクラちゃんとウメちゃん.jpg

(写真:ウメちゃん&サクラちゃん)

 

 

 

 

さて、今回は黄疸になってしまった猫ちゃんのお話です。

検査はしないで緩和ケア(食欲不振/黄疸/猫/東京千代田区)

ご紹介するのは東京千代田区在住のライトちゃん、17歳の女の子の猫ちゃんです。

猫のライトちゃんとの出会いは1か月ほど前で、その時は血尿が出ているとのことでお電話を頂きました。

初めてライトちゃんに会ったときは、すごく大人しくて良い子だな、という印象で、ちゃんと寄ってきてご挨拶をしてくれました。お話をお伺いすると血尿だけではなく、2~3年前に食欲が落ちて以来、2日に1回程度吐くようになってしまい、痩せてきてしまっているとのことでした。また、2~3年前から多飲多尿があり、他院にて腎臓の数値が高いことから腎機能不全と言われていましたが、東京千代田区にはあまり動物病院がないことと、やはり連れ出されることが猫ちゃんであることから、特に治療は行っていないとのことでした。そのため、家でできる在宅医療、今後のペット緩和ケアについても相談をしたいということで往診をご依頼され、訪問させていただきました。

その日は、血液検査はご希望されなかったため、まずは膀胱炎と仮診断をして、抗生剤で対症療法を行いました。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、飼い主様とじっくりご相談させていただいた上で、選択肢をまずはご提案しています。検査が全てではありませんが、やはり検査をすることである程度病気を絞り込めることがあります。検査方法や内容について詳しく飼い主様とご相談した上で、診療方針を決めていきます。今回の場合は、検査なしでの対症療法で診察を進めさせていただきました。

次の日から血尿はなくなったとのことで、ライトちゃんの様子は落ち着いており、1週間ほどの内服で一旦治療は終了としました。その約1か月後、再び往診のお電話を頂きました。

急に食欲が無くなってしまい、1週間ぐらい何も食べていないとのことで、診察をご希望されました。ちなみに猫ちゃんでは、基本的には3日間の絶食は新たな病気を引き起こしてしまうため、緊急度は一気に上がります。

お家にお伺いすると、猫のライトちゃんは前回あった時よりもすごく元気がなくなっていて、苦しそうな顔をしていました。また、耳の内側や目、皮膚が黄色くなっており、黄疸が出ていることが確認されました。このことから、ご家族様に、検査を行ってからの治療をお話しましたが、検査をせずの緩和ケアをご希望されたため、皮下点滴と胃薬、抗生剤などの対症療法を行いました。その間に、ライトちゃんが排尿してくれたため、採尿し尿検査を行いました。その結果、やはり強い黄疸の反応が見られました。

では黄疸とはなぜ出るのでしょう???

黄疸には3種類あり、

①肝性黄疸

②溶血性黄疸

③肝後性黄疸

に分けられます。

①が一番思い浮かべられる黄疸かと思います。よく人でも肝臓が悪くなって黄疸が出た、というお話があるかと思いますが、まさにその黄疸です。

肝臓にダメージがあって、肝機能が落ちてしまうことで起こります。猫ちゃんで多いのは、体調が悪くて、食欲がなく食べられない日が数日間続いてしまった場合に、身体の代謝が変化してしまい、肝臓に脂肪をため込んでしまう、脂肪肝になってしまいます。その結果、肝機能が落ちてしまい、黄疸が出てしまうようになります。

②はいまいちピンとこない方も多いかと思いますが、赤血球の中にもビリルビンが含まれていますが、肝臓より手前で赤血球が壊されてしまったり、大量に壊れてしまったりすると、そこで大量のビリルビンが放出され、肝臓で処理しきれなくなってしまい、黄疸となってしまいます。

③は何となくもうお分かりかと思いますが、胆汁の通り道が何らかの原因でふさがってしまったりすることで黄疸が起こってしまいます。多いのは胆汁の通り道である胆管が炎症を起こしてしまう、胆管炎です。また、膵炎を併発していることもあります。

 

このように、黄疸には3種類の原因があるため、検査をしてみないとどの原因かは分かりませんが、猫のライトちゃんの場合は検査はご希望されず、往診による在宅医療で緩和ケアをご希望されましたので、続けて対症療法を行っていくこととしました。どの原因であっても、無治療であれば致命的になってしまうこともありますが、③であれば炎症が治まったり、胆汁が通るようになれば落ち着いてくれますので、その可能性を信じて治療を続けていきました。また、ご飯は全く食べたくない様子で、食べること自体がストレスになっている様子でしたので、強制給餌はせず過ごしたいように自由にしていてもらいました。

 

すると、ライトちゃんの生命力がとっても強かったおかげで、なんと!!治療を始めてから2週間ほどで自分でササミを食べてくれるようになりました。その間自分でお水は飲み、ウロウロはしているものの、ご飯には口を付けず、という生活で、お薬だけ飼い主様から投薬して頂く形でした。点滴はライトちゃんも慣れてきてくれていて、あまり嫌がることなく実施することができていました。通常は2~3分で終わるのですが、皮下点滴を行う時はある程度保定したり、逃げていってしまう子はがっちり保定することもあるのですが、ライトちゃんの場合はお家で行っている、という点もあるかと思いますが、すごく受け入れてくれていて、ふわっと持って、撫でているだけで終わることが出来ます。

ササミを食べ始めたのをきっかけにどんどん食欲も上がってきて黄疸もなくなり、現在はドライフードもおねだりするぐらい食べてくれています。

 

今回の猫ちゃんのように、黄疸が出ていて急に食べなくなってしまった場合も、様々な原因があり、必ずしもそのままずっと食べられないというわけではないです。また、病院に連れていけないからと治療を諦められているご家族様、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、その子の性格に合った治療をご提案させて頂き、処置が終わればすぐにいつもの場所に戻ってもらいます。

猫ちゃんの性格上、病院に連れていけず治療法を悩まれている方、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。

 

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往診専門動物病院の往診専門獣医師 江本宏平です。

最近話題の往診獣医療ですが、その認知度も普及率はまだまだ低いです。そのため、もう少し早くお電話いただいていれば、というケースが少なくないのが事実です。

動物病院への通院でお困りの飼い主様は、まずはかかりつけの動物病院にお問い合わせいただき、往診できないのであれば、諦める前に、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

さて、今回は歯周病の猫ちゃんについてのお話です。

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猫の歯周病というと、最近人でも注目されていて、歯ブラシのCMなどでもよく目にする方も多いのではないでしょうか?

犬猫でも、最近歯周病が注目されていて、歯石除去や歯ブラシをおすすめすることも多くなってきました。特にワンちゃんでは、高齢になって歯石がついて、歯周病が悪化していくことが多いのです。一方、猫ちゃんでももちろん高齢で歯石によって歯周病が起こることもあるのですが、今回お話するのは若齢の猫ちゃんで起こる、若年性歯周病です。

 

ご紹介するのは、千代田区在住、4歳の雄猫、ぎんちゃんのお話です。

下顎の腫れ(猫/東京千代田区)

1週間前から下顎が腫れているとのことで、他の動物病院にて様子を見るように言われたそうですが、良くならず、どんどん腫れがひどくなってきてしまったそうです。しかし、ぎんちゃんは動物病院から帰った後は2、3日落ち込んでしまうぐらい動物病院が苦手なため、往診による訪問獣医療をご希望されました。

お家に訪問すると、猫のぎんちゃんはトイレの奥に隠れてしまいましたが、同居猫ちゃんが人懐っこく挨拶をしてくれました。やはりぎんちゃんは繊細でシャイな猫ちゃんのようです。

 

詳しくお話をお伺いすると、その日の朝もかなり下顎が腫れていて、食べにくそうな感じがあり、食欲も落ちてきているとのことでした。また、千代田区にあるかかりつけの動物病院にて口内炎があると言われており、それが原因で食べにくそうな感じになってしまっているのではないかということで、実際ぎんちゃんの口の中を見てみることにしました。

ぎんちゃんはその間も猫ちゃん用のトイレに隠れており、お父さんに出してきてもらいました。出てきてもらった後も必死に段ボールに隠れようとしていたので、まずはバスタオルで隠れてもらい、お顔を出して口の中を見てみたところ、激しい歯周病が観察され、歯肉もかなり後退していました。また、下顎もかなり腫れていて、おそらく膿がたまっているのだろうと考えられました。

口の様子からおそらく歯周病の膿が下顎に溜まって腫れてしまっていると考えられましたが、4歳というまだ若い子での重度の歯周病は多くはありません。それではぎんちゃんはなぜこんなにひどくなってしまったのでしょうか・・・。

 

わんちゃんでは若齢での歯周病はほとんどありませんが、猫ちゃんでは若齢性歯周病というものがあります。

若齢性歯周病とは、過形成性歯肉炎と若齢性歯周炎に分けられます。過形成性歯肉炎は奥歯に起こりやすく、歯肉が過形成することで、過形成した歯肉と歯の間に歯垢が溜まりやすく歯周病を引き起こしてしまいます。一方、若齢性歯周病とは、全部の歯肉に起こりやすく、歯肉が真っ赤になってしまうもので、そのまま放っておくと若いうちから歯垢がつきやすく、歯石がつきやすくなってしまいます。その結果、若齢で重度の歯周病になってしまい、歯や顎の骨を溶かしてしまったり、歯周病の細菌が全身の臓器に影響を及ぼすこともあります。

それを防ぐためにも、若齢期に歯肉が赤いことや歯肉が腫れていることを指摘された場合には、早めにご相談下さい。ホームケアなどもご相談させて頂きます。

ただし、若齢性歯周炎の場合の多くは痛みを伴っているため、消炎鎮痛剤や抗生物質などを使用することもあります。また、歯肉過形成の場合であれば、過形成の部分を切り取ってしまうと、通常通り生活が出来るので、気になる場合は一度ご相談下さい。

また、ワンちゃんでもそうですが、猫ちゃんでも若いうちからの歯磨きはとくに重要となってきます。小さいころから少しずつ慣れさせることで、歯磨きへの抵抗感が減り、また、おいしい歯磨きペーストなどを使用することで「歯磨き=おいしいこと」という認識をしてもらうことができます。もちろん最初から歯磨きが出来る子はいないので、最初は歯茎を触る、歯茎に歯磨きペーストを塗る、といったことから始めましょう。そもそも口を触ること自体嫌いな子は、口を触る練習から。そして、一つ出来たら盛大にほめておいしいおやつをあげましょう!!!これが重要で、歯磨きしているのにおやつってどういうこと?と思われるかもしれませんが、まずは「歯磨き=おいしいものをもらえる」というインプットをさせることが重要です。

歯茎に歯ブラシがあてられるようになったら、次はいよいよ歯に歯ブラシを当てて少しこすります。それで嫌がらなければおやつです!!これを根気よく少しずつ続けることで、徐々に歯磨きが出来る子になってくれるでしょう。

ただ、嫌がっているところに無理やりやってしまうと、嫌な思い出になってしまうので、決して無理は禁物です。

わんちゃんはこのようなやり方でできるようになるかと思いますが、猫ちゃんは簡単にはいきません。猫ちゃんの場合は、上のやり方でもできない子もいて、その場合はガーゼでも歯に充てるだけでだいぶ変わってきます。

もう一つ重要なことは歯周ポケットを磨くことですが、これは上級者の方向けです。しかし、ここに菌が入り込んでしまい、歯周病の原因となってしまうため、歯周ポケットの歯磨きはとても重要です。

 

余談が長くなってしまいましたが、ぎんちゃんは若齢性歯周炎から重度の歯周病になってしまったと考えられましたので、歯科専門の動物病院をご紹介させて頂き、歯科処置をこれから行っていく予定です。

 

歯は、食べ物をかむためには必要ですが、それよりも痛みで食べられないことの方が問題です。歯のせいで痛みがある場合は抜歯をしてしまった方がその子のためにはなるでしょう。

しかし、歯の状態を診るというのはなかなかお家では難しいかと思いますので、最近口臭が気になる、一度歯も見てほしいというご相談がありましたら、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

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こんにちは!往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本です!

東京千代田区では、皇居乾通りが一般開放され、紅葉を楽しめる時期がやってきましたね!

12月は何かと忙しない時期であり、人もペットもなぜか体調を崩しやすい時期です。

どうぞ体調には十分に気をつけてください。

 

最近寒くなってきて、人でも風邪が流行る季節になってきましたが、鼻がぐずぐずしている猫ちゃんも注意が必要です。

皆様聞かれたことがあるかもしれませんが、その鼻のぐずぐずやズビズビは、もしかすると猫風邪かもしれません。猫風邪であれば、鼻のぐずぐずだけでなく、くしゃみ、鼻水、結膜炎、目やになど他の症状を伴うこともよくあります。ただ、鼻がぐずぐずするのは、猫風邪だけではありません。お家の猫ちゃんをよく見てあげて、他の症状が併発しているかどうかみてあげましょう。

今回は、猫風邪ではなく、別の原因で鼻がぐずぐずしてしまった猫ちゃんのお話です。

大東先生と須之内さん.jpg

 

ご紹介するのは東京都千代田区在住のあいちゃん、15歳の雌、高齢猫ちゃんです。

 

高齢猫/東京千代田区/食欲がない/鼻がズビズビする

高齢猫のあいちゃんに初めて会ったのはちょうど1年ほど前でした。くしゃみと鼻水が出ているということでお電話で往診のご予約を頂き、ご自宅まで獣医師と動物看護師がご訪問させて頂きました。あいちゃんはすごく神経質なタイプの猫ちゃんで、私たちがお部屋に入るだけでも威嚇してシャーシャー鳴いていました。活動性も食欲もあり、くしゃみと鼻水が出るだけとのことでしたので、猫風邪と判断し、抗生剤と抗炎症剤を注射してその日の診察は終了となりました。あいちゃんはとても神経質な性格のため、動物看護師による保定でも、興奮によって開口呼吸になってしまうといったことがあったため、その日の処置は出来るだけ時間をかけないように行っていきました。

その後症状は治まって元気に過ごしてくれていましたが、2019年8月に、鼻が詰まっていて食欲が落ちているとのことで再びお電話を頂き、ご訪問させて頂きました。今回も猫のあいちゃんは私たちを見るなり戦闘態勢に入っており、できるだけストレスがかからないように、あいちゃんがいる部屋とは別のお部屋に移動し、詳しくお話をお伺いしました。今回は鼻詰りではありますが、鼻水が出たり、くしゃみはしていないとのことでした。

以前、猫風邪の疑いがあったということもあるので、猫風邪を疑い、今回も抗生物質を注射し、まずは様子をみることとなりました。食欲に関しては、おそらく鼻詰りによる嗅覚の低下から来ていると考えられましたので、風邪の症状が改善すれば良化すると考えられました。

しかし、数日たっても猫のあいちゃんの鼻は良くならず、ぐずついたままで、食欲不振も改善が見られず、もう一度訪問し、往診をさせて頂きました。

食欲はないものの、今回も高齢猫のあいちゃんは怒っていたことから、いつものあいちゃんだと感じ安心しました。

 

身体検査を行ったところ、やはり鼻から音がするものの、目やにや結膜炎などの症状はなく、もしかすると猫風邪ではなく、もしかしたら次に考えなければいけない病気である、鼻の奥の腫瘍の可能性が浮上しました。鼻の奥の腫瘍はレントゲンやCTなどの画像検査とともに、病理検査を必要とし、さらに初期の段階では、病理検査でも診断が困難なこともあります。しかし、猫風邪ではない場合、より症状を緩和できる治療をご提案させて頂くためにも、飼い主様にご説明し、二次診療施設での精査をお話したところ、ご同意頂けたため、二次診療施設へ行って頂くこととなりました。ただ、高齢猫のあいちゃんはとても繊細で神経質なため、ご家族様が無理に抱っこすると怒ってしまい双方にとって危険なため、おそらく飼い主様ではキャリーに入れることも困難と判断し、緩和ケアの一環とし往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師が診療の当日の朝にお家にお伺いし、あいちゃんをキャリーに入れるという流れをとりました。

 

このように、怒ってしまい、キャリーに入れることが出来ないけれど、二次診療施設での精査が必要と判断した場合は、往診獣医療スタッフにてキャリーに入れさせていただくことも可能です。

猫のあいちゃんは当日、往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフによってキャリーに入れ、二次診療施設で検査を頑張ってもらいました。その結果、鼻腔内リンパ腫という確定診断が出て、しっかりと診断が出たことは良かったものの、腫瘍という厳しい結果が現実となってしまい、飼い主様もすぐには受け入れがたいものでした。

ここで、猫のリンパ腫について少しご説明させて頂きます。

 

猫のリンパ腫

そもそもリンパ腫とは、身体の中のリンパ球という白血球の一種が腫瘍化してしまったもので、白血病と似ていますが異なります。白血病は、血液のガンで、骨髄が起源ですが、リンパ腫はリンパ球が分布しているところ、つまり身体の様々なところで発生します。例えば、消化管、縦郭(胸の中)、脾臓、腎臓、鼻腔内、皮膚などなど・・・。その中でも、猫ちゃんに多いのは消化管型が圧倒的ですが、次いで鼻腔内、縦郭型と続きます。

診断するには主に画像検査や細胞診、場合によっては組織生検が必要となってきます。

治療法は、積極的にいくのであれば、抗がん剤がとても効きやすいタイプの腫瘍なので、抗がん剤治療が第一選択となってきます。ただ、抗がん剤までは・・・、という方や、そもそも抗がん剤を行う体力がない子たちにはステロイドも効きやすい腫瘍なので、ステロイド投与を行います。しかし、ステロイド剤だけではやはり限界があり、リンパ腫の種類にもよりますが、早ければ1か月程度で耐性が出来てしまうため、その後は効きが徐々に落ちてきてしまいます。

抗がん剤というと、人間の抗がん剤をイメージされる方が多いかと思います。実際、ヒト用の抗がん剤を動物でも使用しますが、人間ほどの激しい副作用が出ることもありますが、激しい副作用は人に比べると少なくはあります。なぜなら、例えば白血病であれば、人医療では一度白血球をほとんどゼロにしてしまい、滅菌室に入って、骨髄移植等の治療を行っていきますが、動物では、骨髄移植を行うことはなく、また滅菌室での生活も現実的ではないため、白血球をゼロにするほど強く抗がん剤を使用することもないためです。もちろん、個体差があるので、嘔吐や下痢、その他の副作用がでることもありますが、程度の差もかなりあり、副作用の出方によっては、抗がん剤を休薬することもあります。

 

 

こういったことを踏まえて、今後の治療法を高齢猫であることを踏まえて、東京千代田区にお住いのあいちゃんのご家族様と相談した結果、治ることはないですが、ステロイド剤を投与して、緩和治療を行っていくということになりました。

あいちゃんはステロイドをご飯に混ぜてしまうとご飯を食べなくなってしまい、また、ご家族様ではお薬を口に入れようとするとかまれてしまうため、毎日ステロイドの注射をするために往診をさせて頂きました。

最初はステロイドが効いて食欲も出てきて鼻のぐずぐずもなくなってきましたが、2か月ほど経った頃には、効きが悪くなってきており、食欲も活動性も落ちてきました。

その後も食欲増進剤などで少し食べるようにはなってくれましたが、一時的なもので、その後1か月ほどでだんだん撫でさせてくれるほどに弱ってしまい、最期のご挨拶だったかのように、虹の橋を渡ってしまいました。

 

今回の高齢猫であるあいちゃんのように、ただの鼻づまりではなく、高齢であればそれが腫瘍によるものの可能性も十分にあります。

抗生剤を使用しても全く良くならない、という場合や鼻血が出る、といった場合には一度そのような腫瘍の可能性も考えなければなりません。

しかし、あいちゃんのように、精査に連れていきたいけれど連れていけない、治療を続けたいけど薬を飲めない、などお悩みの方は、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談下さい。一緒に続けていける方法を考えていきましょう。

 

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室 院長の江本宏平です。当院は、東京中央区、東京台東区、東京江東区に拠点を構え、東京の東側をメインに東京23区と近隣地区まで訪問し、往診獣医療をご自宅にて提供しています。

ペット(犬、猫)の性格上、または、酸素室管理や病末期でもう家の中から動かせないなど、動物病院に通院させることが難しい場合には、ペットへの医療提供を諦めるのではなく、往診専門動物病院までご連絡ください。

 

今回は、先日投稿したコラムのご紹介です。

読売新聞の夕刊にあるペットらいふ特集の「教えて!」のコーナーにて、11月11日、18日、25日と、連週でペットの終活についてのコラムを書かせていただきました。

 

近年、医療やペットフードの向上によりペットの平均寿命が延びてきました。

しかし、寿命を延ばした先の未来を我々はまだ見据えられていないのが現状です。

 

例えば、寿命を延ばした先に待つ介護、高齢期特有の病気などです。

これらについての社会認知度は低く、それによって高齢期を迎えたペットとの生活に苦しんでいる飼い主は多くいます。

若かった頃とは違い、歳を重ねるに連れ徐々にできないことが増えてきます。

元気に走り回っていたペットも介護が必要になってきます。

 

介護が必要となったペットとの生活は、決して楽ではありません。現在、ペットの介護サービスは少しずつ普及されてきています。そして、医療においてはどこまでの検査・治療を求めるのかという決断を迫られます。

もう負担を掛けさせたくないという気持ちはあっても、しっかりと自分の意見を主張できる飼い主は多くないです。そして、必ず訪れるのが最愛のペットとの別れです。

 

様々な場面で求められる「選択」を誤ってしまったことで、ペットと過ごしてきた楽しかった時間が、最終的に辛かった思い出になってしまったということも珍しくありません。

 

ペットを迎えることを決めたその時から、どこでどんな風に最後の時間を過ごさせてあげたいのか、どこまでの医療を提供してあげたいのかなど、このコラムを通じ、その子の生涯を通した話し合いをご家族様の中でしていただける一つのきっかけになれれば幸いです。

 

当院が往診専門動物病院であるという側面からの切り口ではございますが、ペットを飼われている方、これからペットを飼おうとされている方は、是非ご一読ください。

 

1. 「理想の最期」を考えよう(2019年11月11日夕刊)

読売新聞コラム①.jpg

 犬や猫も人と同じように年を取ります。ペットに病気が見つかり、治療しても回復の見込みが薄い、または、入院中麻酔をかけている際に旅立ってしまうかもしれないと告げられた時、飼い主は今後の診療プランに対する決断を迫られます。

 ペットの医療は日々進歩しています。すでに、人と大差ないと言っても過言ではないかもしれません。自身の細胞を使った再生医療や抗がん剤治療をすることもできます。

 しかし、高齢期のペットにとって、麻酔をかけた検査や手術などの治療は負担が少ないとは言えません。最先端の医療を目指すことだけが正しいとも限りません。集中的な治療はしないで、自宅で余生を過ごさせるという選択肢もあります。

 だからこそ、病気の宣告をされた時、飼い主にまずしてもらいたいことは「どこまでの医療を望むか」、そして「最期の時間をどう過ごさせてあげたいか」について話し合うことです。

 一番近くでペットのことを思い、一緒に過ごしてきた飼い主だからこそ、積極的な医療ではなく、ゆっくり余生を過ごさせることを選択できるのです。

 飼い主だけで決められなければ、かかりつけの動物病院スタッフを含めて相談し、ペットにとって最良の選択をしてあげましょう。

 

2. ストレス少ない治療を(2019年11月18日夕刊)

読売新聞コラム②.jpg

 高齢のペットは積極的に入院治療をしても、回復を見込めないことがあります。病気の進行を遅らせたり、症状を抑えたりすることはできるかもしれませんが、体調が安定するまでに時間がかかり、飼い主の心が折れてしまうことがあります。

 若くて元気だった頃の印象が強いことで、老化のために「できないこと」が増えていく姿から目を背けがちになってしまうのです。ここで重要なことは、「ペットの今」を受け入れることです。

 ペットの看病に動物病院への通院が重なると、ペットと飼い主の負担がどんどん増していきます。飼い主の負担を少しでも減らすためには、ペットの状態を把握し、現在の治療は通院しなくてもできることかどうかを知ることです。

 例えば、皮下注射は自宅でもできます。頻繁に行う必要があるのであれば、できるようにしておきましょう。針を刺す人と、ペットを動かさないようにする人がいれば、暴れてしまうペットでない限り、できるものです。1人でやることも珍しくありません。このように対処方法を学べば、通院回数を減らせるかもしれません。

 ペットの今の状態を受け入れ、飼い主にとってもペットにとっても、ストレスが少ない治療プランにしましょう。

 

3. 負担をかけず 最期は家で(2019年11月25日夕刊)

読売新聞コラム③.jpg

 ペットに対して頑張って治療を続けていても、病気によっては徐々に衰弱してしまいます。病気の症状が明らかになってきた段階から、緩和ケアが始まることもあります。

 緩和ケアは、痛みや吐き気などの苦痛を薬を飲ませることで軽減したり、食事を介助したりしてその子らしい余生を過ごさせてあげるための対症療法です。QOL(生活の質)の向上が目的です。負担をかけずに過ごさせたいなら、通院より在宅での往診。事前に対応できる病院を調べておきましょう。

 食事が出来ないほど呼吸が苦しそうなら、酸素室を使ってください。ビニールシートで覆ったケージに酸素を送り込んで酸素濃度を高めるものです。専門業者が貸し出しています。

 衰弱が進んで治療にほとんど反応しなくなり、生命維持が難しくなった段階でターミナルケア(終末医療)に入ります。この段階になると、痛みや吐き気を抑える薬を飲めないので、投薬は皮下点滴になります。在宅で行い、飼い主と一緒に最期を迎えることでペットのQOD(死の質)を高められます。飼い主も全力で支えることで一つの達成感が得られます。

 ペットも大切な家族です。悔いのない最期を迎えるために最良の選択を考えてください。

 

ご一読いただき、ありがとうございました!

 

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