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2024年1月アーカイブ

猫の腎臓病を疑うサイン(東京/猫/往診)

猫ちゃんは言葉を話すことができないため、猫ちゃんが発するサインをご家族様が受け取らなければいけません。

 

また、そのサインをどう解釈するかによって、次の行動が大きく変わることと思います。

 

動物病院への通院が苦手ながらも定期的にできているご家族様であれば、その違和感について、すぐにかかりつけの動物病院に問い合わせることで、通院を促してもらえることと思います。

 

しかし、猫ちゃんの多くがかかりつけと言えるほどの動物病院を持っていません。

 

通院が苦手であり、昔行っていた近所の動物病院で暴れてしまったことをきっかけに、もう来ないでくださいなど辛辣な言葉を受けたご家族様も少なくありません。

 

ただ、多くのご家族様が通院をやめるきっかけが、「キャリーに入れたら発狂した」「通院させた後に、逆にぐったりさせてしまった」などのネガティブな経験、そして、「体調が悪そうだったけど放っておいたら3日くらいで治った」というある種の成功体験をきっかけに、通院しないでも大丈夫という意識付けがなされているように思われます。

 

若い時であれば、それでもいいかもしれません。

 

免疫力も高く、栄養状態も万全の頃であれば、大病でなければ自力で回復させることができると思います。

 

でも、10歳以上の高齢だった場合には、受け取って違和感のサインを見逃すことで、致命的な結果となってしまうかもしれません。

 

緊急のサインはたくさんありますが、在宅緩和ケアの観点から、診察をしてあげたほうがいいと思われるサインをいくつかご紹介させていただこうと思います。

 

動物病院への通院が苦手な猫ちゃんと暮らしているご家族様は、是非ご一読いただければと思います。

 

ご飯の減りが悪い(食欲低下、食欲廃絶)

このサインは、もっとも見逃されやすいサインと言っても過言ではないと感じています。

 

ここでいう食欲低下は、こんなストーリー性を持っています。

 

a.1週間以上前から、食欲が50%ほどまで下がっているような気がしていた。

b.ここ1週間はほとんど食べなくなっていた。

c.2日前からは、チュールを舐める程度しかできていない。

 

往診のご依頼をいただくのは、大体cになってからが多く、10歳以上の猫ちゃんにおいて高い確率で腎臓病がヒットしています。

 

aの段階で往診のご予約をいただけるケースは稀となっている理由は、上記のとおりです。

 

3-③ 食欲が下がった.JPG

 

このケースでの往診では、1つの例として以下のような流れで取り組んでいきます。

・Day1 初診時にフル検査(血液検査、超音波検査)と処置

・Day2 翌日までに院内検査結果が出るので、結果に沿って処置内容を変動させ実施

・Day3 外注検査結果が出てくるので、その内容を元にさらに処置内容を変動させ、短期処方プラン決定

・Day7 経過確認と必要に応じての再検査。

 

このプランは、猫ちゃんの在宅緩和ケアプラン作成が必要な症例の多くで実施している内容です。

 

これから往診専門動物病院での在宅緩和ケアの実施をご検討中のご家族様にとって、1つの参考になればと思います。

 

よく吐くようになった(嘔吐、頻回嘔吐)

主訴で嘔吐が関与してくることはかなり多いです。

 

猫ちゃんの場合には、週1回程度であれば生理的嘔吐と呼ばれる現象かもしれないので様子見とされることが多いです。

 

しかし、以下のような場合には見逃してはいけません。

 

・嘔吐後に食欲減退、ぐったりなどの一般状態の変化を伴った場合

・頻回嘔吐(当院では1日に3回以上吐いたら該当するとお伝えしています)

 

また、上記以外でも、吐瀉物が白(胃液)ではなく茶色だった場合には、フードの色や未消化物の影響しているかもしれませんが、急いだほうがいいかもしれないので、必ずご連絡いただくようにお伝えしています。

 

高齢猫において、嘔吐は状態を大きく加工させる現象の1つですので、在宅緩和ケアでは注視してあげたいポイントになっています。

3-⑨ 吐く頻度が増えた猫 .jpg

 

 

痩せた気がする(削痩)

いつも一緒にいると、体重や体型の変化に気付きづらいものです。

 

毎日のように体重測定してあげていれば別ですが、おざなりにされやすい指標評価の1つが、体重の変化です。

 

痩せてきたなと感じた時には、すでに最盛期から半分近くまで減っているということも少なくありません。

 

年齢のせいで痩せてきたと解釈されているご家族様も多いですが、もちろんそういった場合もありますが、やはり基礎疾患によって体重減少を伴ってしまったと考える方が自然だと考えます。

 

もしかしたら、今苦しくてご飯を十分に食べられないのかもしれません。

 

基礎疾患がなければ老化現象だったと受け取ってあげるとして、まずは基礎疾患を調べであげましょう。

 

また検査は万能ではないので、原因は突き止められないかもしれません。

 

その場合でも、今ある症状に対して緩和処置を施してあげることは可能ですので、まずは獣医師に相談するようお勧めします。

 

3-⑦ 痩せてきた猫.png

 

まとめ

このほかにも、ふらつきが出始めた、飲水量が増えた、おしっこの量が増えた、口が痛そう、臭いが変わった、などまだ挙げればたくさんありますが、今回はよく往診の初診で伺う主訴の中から抜粋させて記載させていただきました。

 

猫ちゃんは通院が苦手な生き物です。

 

だからこそ、日常の中で彼らが発するサインを、ご家族様が的確に捉えなければいけません。

 

もし通院ができない猫ちゃんと暮らしている場合には、まずは家まできてくれる往診専門動物病院があるのかを検索しておきましょう。

 

また、もし可能であれば、大きく体調が下がってしまう(急変)前に、事前にその往診専門動物病院で健診を受けておくことをお勧めします。

 

東京23区とその近郊(都下、千葉、埼玉、神奈川)までであれば、往診専門動物病院わんにゃん保健室が訪問させていただきます。

 

ご家族様がではさわれなくても大丈夫です。

 

在宅医療専門スタッフがお伺いさせていただきますので、診察時に、ご家族様に保定をお願いすることも、捕獲をお願いすることもございません。

 

猫ちゃん、特に10歳以上の猫ちゃんと暮らしている場合には、健診を踏まえて、一度ご相談ください。

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