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2020年3月アーカイブ

血尿と頻尿(高齢猫/尿石症/東京中央区)

こんにちは!

急な気温の低下だけではなく、今日はなんと雪が降りましたね。しかも結構な量で、往診車が雪で埋もれてしまうかと思うほどでした。

世界的に猛威を振るうコロナウイルス感染症の蔓延により、この週末に日本政府から発令された外出自粛のお達しにより、少しでも感染症の進行スピードが緩やかになればと祈っています。

 

そんな中でも、やはり待ってくれないのがペットの体調不良です。ペットの体調不良に何となく気付いたとしても、私たち人間を取り巻く環境だったり、様々な予定だったりで、自己判断によって一旦様子見しようと考えてしまう飼い主様は決して少なくありません。

 

今回、頻尿なのかよくトイレに行くがあまりおしっこが出ていないトイレ以外にもポタポタ尿が垂れていて血が混じっている、などの主訴でお問い合わせをいただきやすく、猫ちゃんで多い、尿石症のお話です。

猫ちゃんは基本的に寝ていることが多い動物ですが、寒くなると喉もかわかないのか、お水を飲んだりトイレに行くことも減ってしまうため、膀胱内に濃いおしっこがたまりやすく、尿石症を起こしやすくなります。

今回はそんな尿石症の管理をしている猫ちゃんをご紹介します。

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尿石症のプーちゃん(頻尿/血尿/高齢猫/東京中央区在住)

東京中央区在住のプーちゃん、10歳の高齢猫です。

プーちゃんとの出会いは、約1年前の、往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診車で東京都内を移動中にかかってきた1本の電話でした。お家の猫ちゃんが、家に帰ったら血尿をしていて、トイレで鳴いている、とのことで、すぐに膀胱炎が疑われ、その日の予約の空いている時間にご訪問することにしました。

東京中央区勝どきにあるプーちゃんのお家に到着すると、プーちゃんはすぐに押入れのなかに隠れてしまいました。ご家族様に聞くと、かなりの怖がりさんで、誰かが来ると決まって押入れの奥に隠れてしまう性格なのだそうです。

トイレを見てみるとたしかに、赤い丸がいくつかあって、おそらく頻尿になっていて、少量ずつのおしっこを何度も絞り出している感じが想像できました。

詳しくお話をお伺いすると、プーちゃんは寒くなると基本的にはコタツの中にいて、ほとんど出てこないとのことでした。昨日までは元気も食欲もいつもと変わらず、気になるようなことはなかったそうなのですが、今朝少し食欲が少なく、まあ置いておくと食べるかな、と思い少しだけ外出をされたところ、帰ったら血尿をしていたということでした。プーちゃんはウェットフードが好きではなく、ドライフードのみを食べていて、最近はお水を飲んでいる姿もあまり見かけなくなったそうで、やはりまずは膀胱炎を強く疑う稟告でした。

そのため、まずは身体検査を行い、その後膀胱内がどういった状態になっているのかを超音波検査にて確認し、可能であれば、腎臓にまで影響がいっていないか、また、動物病院には子猫の時以来行ったことがないとのことでしたので、健康診断も兼ねて血液検査を行うことになりました。

まず第一関門として、プーちゃんに出てきてもらうことからです。押入れの奥に行ってしまっていましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師はそういうことにも慣れています。素早くタオルで包み込み、保定を行い、身体検査、超音波検査、その後採血までスムーズに行うことができました。プーちゃんは終始唸っていましたが、手や口は出てこず、お利口さんに処置を行うことができました。

そのまま、膀胱炎の治療をすることとしました。血尿が出ていたので抗生物質と痛み止め、点滴を注射し、続きを内服薬で頑張って飲んでもらうことにしました。

治療が終わり、プーちゃんはすぐに解放です。急いでまた押入れの奥に隠れて行きましたが、すぐに安心できる隠れ家に行けることが往診の良いところですね。最もストレスを減らすことができます。

 

超音波検査では、ほとんど膀胱におしっこがたまっておらず、採尿もできず膀胱内もしっかりも見ることができませんでしたが、わずかに浮遊物があることは確認できました。

 

本来は尿検査を行なって、尿石が出ているのか、細菌はいないか、など見なければいけませんが、今回は採尿が出来なかったため尿検査は次回となりました。

 

余談ですが、尿検査のための採尿方法はいくつかあります。1番簡単なのは、トイレにペットシーツの撥水面(裏返し)を置いてそこにおしっこをしてもらいスポイトで採取する方法ですが、そのほかにも排尿ポーズを取った時におたまや専用の採尿キットをお尻の下に持ってくる、といった方法があります。

 

この日はそれにて終了とし、3日後に再診にお伺いすることとし、その時に採尿ができていれば尿検査を実施することにしました。

血液検査では特に異常もなく、ご家族様も安心されていらっしゃいましたし、私たちも安心しました。

 

後日の再診では、見た目上の血尿は出ておらず頻尿も鳴くこともなくなったそうで、いつもの元気なプーちゃんに戻っていました。おしっこが取れたとのことでしたので、尿検査を実施したところ、シュウ酸カルシウム結晶というものが検出されました。

 

尿石症で出てくる石の種類は何種類かありますが、猫ちゃんで多いのはストルバイト結晶とシュウ酸カルシウム結晶です。ストルバイト結晶であればご飯を変えることで溶かすことが出来ますが、シュウ酸カルシウム結晶は排出を促すしかありません。排出を促すためには、できればウエットフードを食べて口からの水分摂取を増やすことが1番良いのですが、高齢猫のプーちゃんの場合はウエットフードが好きでないため、皮下点滴が必要になりました。

 

ご自宅が東京中央区勝どきでしたので、近くに動物病院はあるのですが、やはり猫ちゃんということでキャリーに入れられないし連れ出せないと言うことで、お母さんたちが覚悟して、在宅でご家族様による皮下点滴を週に3回点滴を行なって頂くこととしました。

点滴はもちろんお家で行なって頂けるように、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師がやり方をお伝えさせて頂き、ご家族様もできそう!となりましたので、2週間分お渡しして次回尿検査を実施することとなりました。

猫のプーちゃんの場合は、点滴回数を減らすとシュウ酸カルシウムが出てきてしまうため、微妙に点滴量や回数を減らしつつ現在は様子を見ています。もちろん、ウェットフードも現在トライ中ではありますが、点滴回数を減らすことを目標に定期的に尿検査を実施しています。

 

このように、動物病院に連れて行けない、という猫ちゃんのご相談をお受けすることはとても多いですし、そういう猫ちゃんはたくさんいます。うちの子だけかもしれない、とご不安にならずに、往診専門動物病院わんにゃん保健室までいつでもご相談ください。

体調の変化に気がついた時、放っておけば良くなるだろうではなく、しっかりと愛犬・愛猫のことを考え、かかりつけの動物病院にお問い合わせください。

もし、いつも通院させている動物病院がなければ、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

コロナウイルス感染症が猛威を世界的に猛威を奮っており、日本、そして東京都内では行動規制や外出自粛などの措置がとられています。動物病院の待合室での待ち時間を懸念される場合には、まずはかかりつけの動物病院に通院する前にご連絡し、予約が取れるのかどうかを確認してください。

 

この時期は、動物病院の繁忙期であり、動物病院の中はフィラリア予防と狂犬病予防ワクチン接種を待つ飼い主様とペット(特に、犬)で溢れかえっています。

 

ペットの体調に変化を感じましたら、まずは動物病院に電話で予約を確認し、なるべく密集した環境での滞在を避ける対策を取れるように心がけましょう。

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往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

通常の動物病院とは違い、ご自宅まで獣医師と動物看護師が一緒に同行し、ペットの往診車でご訪問させていただきます。当院は犬猫専門のため、たまにご相談される別の動物種さんは、エキゾチック専門を掲げている動物病院へご紹介させていただいております。

 

犬猫の往診専門動物病院として、東京中央区晴海のオフィスを中心に、東京23区とその近隣地区まで訪問しています。

例えば、今週決まっている地域ですと、東京品川区が3件、東京港区が4件、東京目黒区1件、東京中央区が12件、東京台東区が8件、東京江東区が4件、東京足立区が8件と、東京足立区だけが少し離れますがよく訪問している地域にランクインしています。

 

動物病院への通院が難しい場合には、放っておけば回復するだろうと考えずに、獣医師に相談するようにしましょう。特に、ペットが高齢である場合には、体力の消耗が著しく早いことがあり、放っておくと致命的な結果になってしまうことが多々あります。

 

新型コロナウイルス感染症の蔓延化を危惧し、多くの飼い主様が動物病院への通院を敬遠しがちですが、コロナよりもペットが今抱えている病魔の方が足早に、愛犬、愛猫の体を蝕んでいることを考えなければいけません。

 

少しずつではありますが、テレワークがいろんな会社に導入され、飼い主様がご自宅で愛犬・愛猫と過ごせています。しかし、テレワーク中は外出が自由にできないなどの縛りがあるため、なかなか動物病院まで連れていくことは難しいかと思われます。

 

しかし、夕方以降は動物病院が混んでしまう時間帯であるため、その時間帯でペットを連れて動物病院にいくことは、人口の密集を考えるとできれば避けたいところです。しかし、昼間はテレワークですら外出することが難しく、土日は動物病院が混んでいることを考えると、なかなか愛犬、愛猫に診察を受けさせてあげられないという場合が多くあります。その解決策として存在するのが往診専門動物病院です。

 

往診専門動物病院の利用方法

往診専門動物病院は、その名の通り往診に特化した獣医療を行っている動物病院です。

多くの往診専門動物病院が獣医師1人で運営されているため、飼い主様に協力を仰ぐことが多いかと思います。

当院では、獣医師1人だけではなく動物看護師1人以上の計2人で訪問させていただくため、飼い主様は診察の間、特別何かしてもらう必要はないので、飼い主様ご自身のことに専念していただけます。往診専門動物病院は完全予約制です。まずは利用方法をご覧ください。

 

1. 予約はメールフォームまたはお電話(03-4500-8701)にてお願いします。

通常診療は10:00 – 19:00で行っており、19:00 – 21:00が夜間診療、21:00以降は深夜診療となっております。電話でのお問い合わせは、19:00を過ぎると自動音声に切り替わりますが、お名前、ご住所、ペットの動物種、年齢、症状を留守番電話に残していただけば、基本は翌日ですがその場ですぐに折り返しができる場合がありますので、往診をご希望の場合には必ずメッセージを残してください。

 

2. 往診日程の決定

往診当日は、バスタオル2枚程、今までの検査結果(お持ちであれば)をご準備ください。

 

3. 次回往診の決定

診療終了後、ペットの病態によっては再診が必要になる場合があります。慢性疾患では、毎回次回以降の診療予約を診察の最後に取らせていただきます。往診予約が混雑してしまう可能性が高いため、先の予定がわかる場合には早めに次回以降の予約もそこで決めてしまうこともお勧めです。

 

4. お会計

支払い方法は現金、もしくはクレジットカードがご利用いただけます。クレジットカードでのお支払いの場合には、カード明細書が登録してありますメールアドレスに送られてきます。

 

ペットの往診をご予約いただく犬猫は高齢であることが多く、採血も1回で済ませタイことから、初回は広めに検査する必要があります。そのため、費用が高額になることも予想されます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診診察では、まずはお話をお伺いし、ペットの状態を確認後、考えられる病気や現状の説明、それらを調べるための検査方法と今日想定している処置内容、明日以降のプランと、今後の検査プラン及び投薬プランなどをご説明させていただいた上で、診療費の見積もりをご提示させていただきます。

 

検査の費用が高かったため、治療まで費用をかけられなかったとなっては本末転倒であるため、費用感を考えていただいた上で、継続できる診療プランを一緒に考えていきます。

 

お金のことはとても言いづらいと思いますが、とても大切なことですので、ご遠慮なくお申し出ください。その内容をもとに、検査内容や処置内容、診療プランを再構築していきます。

 

完全予約制での、ご自宅というプライベート空間ですで、普段困っていることやこの先考えなければいけないこと、どうしていいのかわからないなど、ざっくりとしたご質問でもいいので、診察時にお気軽にご相談ください。

 

夜間診療も出来る限り対応

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、飼い主様とペットの状況と環境に合わせた診療を行うために、通常診療とは別に、夜間診療及び深夜診療を行っています。

昼間はなんとなく体調が悪そうだったが、治ると思って放っておいたところ、夜になって苦しみ出したり嘔吐が止まらなくなってしまったなど、ペットの体調変化はなぜか夜です。

また、飼い主様のご都合上、どうしても通常診療の時間帯では都合がつかない場合なども、飼い主様のご都合に合わせた往診日時予約を行っています。以下、時間帯と費用です。

 

・通常診療 10:00 – 19:00 なし

・夜間診療 19:00 – 21:00 10,000円

・深夜診療 21:00以降 30,000円

※予約時間(診療開始時間)が基準

 

また、当日予約の場合には5,000円がかかります。費用面では少し高くなってしまいますが、それでも翌朝まで待たず、出来る限り早めに処置を愛犬、愛猫に届けてあげましょう。

 

往診によるペットの訪問医療をご検討されている飼い主様は、ペットが体調不良を示す前に、一度ご連絡いただき状態を確認し、カルテを作成しておくことをお勧めします。

 

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ペットの訪問医療に特化した、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅まで獣医師と動物看護師がご訪問させていただき、飼い主様が外出することなく診察を受けることができます。また、完全予約制のため、いろんな人やペットを出会うことがないため、新型コロナウイルス蔓延による密集地の回避という観点から、比較的安心して獣医療を受けることができます。新型コロナウイルス感染症を懸念するために、ペットを動物病院に連れて行けないとお悩みの飼い主様は、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。慢性疾患でお薬が切れただけであれば、かかりつけからお薬だけの処方をお願いできるかどうかを相談し、どうしても血液検査を行わなければいけない場合には、かかりつけ動物病院に電話にて予約診療をお願いし、できる限り密集した環境で長時間いることを避けましょう。

 

連載となる本日は、フィラリア感染症予防についてです。

健康診断や予防だし、新型コロナウイルス感染症を懸念しペットを動物病院に連れていくことは先延ばしにしてしまいがちですが、フィラリア感染症はすぐそこまで来ています。

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フィラリア感染症とは

フィラリア感染症とは、フィラリアの赤ちゃんを有した蚊に刺されることによって感染します。また、蚊に刺されてから最短で45日でその形態を変え、心臓(肺動脈)まで到達し、寄生します。寄生が成立すると、血液循環障害や呼吸器症状を呈し、興奮時に乾咳をしたり、お散歩中に疲れやすいなと感じたり、お腹が膨らんできたり、おしっこが赤くなったりと様々な症状を示し、最悪呼吸困難や突然死を迎えることもある怖い病気です。

 

予防するには

犬のフィラリア感染症予防には、予防薬を飲ませることが有効です。フィラリア感染症予防薬の特徴としては、飲んだ時に体内にいるフィラリアを倒し、決して1ヶ月に1回だからといってずっと効果が持続しているわけではないということです。予防薬には内服タイプ、外用タイプ(スポイト)、注射タイプと複数の形状で存在しており、あとは担当獣医師が扱っているフィラリア予防薬の中でどれが飼い主様とペットに合うかを考えていけば大丈夫です。

 

どこで予防薬を買えるのか

動物病院のみです。海外薬を取り寄せて飲ませているという飼い主様もいますが、その場合には海外薬を輸入しなければいけないというハードルがありますので、無難にかかりつけの動物病院で購入することをお勧めします。

 

検査は必要なのか

検査は必要な場合と、そうでない場合があります。フィラリア感染症予防薬の投薬期間は大きく2通り存在し、1つは5月〜12月までの計8回の1ヶ月おきの投薬を行っている場合と1年間通して毎月投薬している場合です。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、前者をシーズン投与、後者を通年投与と呼んでいます。もし飼い主様が前年度から通年でフィラリア感染症予防薬を毎月飲ませていたのであれば、検査なしでお薬を処方させていただいます。しかし、シーズン投与出会った場合には、投薬前にフィラリア検査を行わなければいけません。なぜかというと、寒い時期に(12月〜3月:休薬期)たまたま暖かい日が連続してあったため蚊の活動性が上がり、さらにその蚊がフィラリアを保有してたと仮定した場合には、この休薬期間でフィラリア感染症が成立してしまいます。そのため、前年度はシーズン投与でフィラリア予防ををしていたのであれば、検査をして投薬の安全性を確認してからフィラリア予防薬を飲ませてあげましょう。

 

検査方法は?

検査方法は、血液検査が主です。

採血を行い、採取した血液中にフィラリア虫体が存在するのか、またはフィラリア抗原検査キットを用いてフィラリアの雌が出す物質を検知させる方法があります。どちらにせよ、獣医師による採血が必要になるため、動物病院に連れて行かなくてはいけません。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、獣医師と動物看護師が一緒にご自宅まで誤報んさせていただくため、ご家族様は愛犬を連れて動物病院まで出向く必要なく、ご自宅にいながらフィラリア検査(必要であれば健康診断)、予防薬の処方を行うことができます。

長い待ち時間でペットが異常興奮してしまって大変な思いをしたことがある飼い主様は少なくないと思っています。

検査をしないで強行突破でフィラリア感染症予防薬を飲ませることもできますが、愛犬のことを考えると、一か八かではなく、安全性の高い方法で投薬してあげましょう。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室でかかる費用

とはいえ、やはり気になるのが診療費だと思います。以下に、大まかな内容を記載させていただきましたので、ご参考までに。

 

3歳、ミニチュアダックスフンド、狂犬病予防ワクチン接種のみを希望

・往診料(5000円:初回であれば半額)

・初診料(2000円、再診料1000円)

・狂犬病予防ワクチン接種(3000円)

・駐車場代(使用駐車場の2時間分)

 

8歳、ラブラドールレトリバー、狂犬病予防ワウチン接種とフィラリア検査

・往診料(5000円:初回であれば半額)

・初診料(2000円、再診料1000円)

・狂犬病予防ワクチン接種(3000円)

・採血料(3000円)

・フィラリア抗原検査(2500円)

・駐車場代(使用駐車場の2時間分)

 

※往診料は往診1回につきの費用です。初診料/再診料は1頭ごとに発生します。

※東京23区以外の場合には、往診料が変わります。(詳しくはお問い合わせください)

 

外出しづらい時期は往診でカバー

新型コロナウイルス感染症の蔓延化により、密集率が高いところへの出入りの回避はもちろんのこと、中には様々な施設や機関が止まってしまったために、しわ寄せを受けてしまっているご家族様はたくさんいます。いつもなら問題なくペットを連れて動物病院にいけたが、今のこの環境ではなかなか動物病院にいけないと感じ、先延ばしにしてしまっている飼い主様は、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

血液検査を実施した場合には、飼い主様のご希望で血液検査結果をメールにてPDF形式で送らせていただきます。そのデータをお手元にご用意いただければ、別の動物病院やかかりつけの動物病院に通院した際に、その時の血液検査データとして、担当獣医師に見せることができます。

 

こんな時だからこそ考えなければいけないことがたくさんある中で、やはりペットのことは避けては通れません。

 

犬猫の予防のことでお困りであれば、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

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新型コロナウイルス感染症がその猛威を奮っており、まだまだ収束どころか拡大傾向にあると毎日のニュースで拝見しています。できる限り人混みや、密集しそうな場所への出入りを避けるよう日本政府から言われていますが、それでも生活していくためには全く外出しないわけにはいきません。

また、愛犬・愛猫と暮らしているご家族様ならば、ペットの健康診断はこの時期を避ければいいだけのことですが、愛犬・愛猫が急に体調が悪くなってしまったら、新型コロナが怖いから動物病院にペットを連れて行かない、とは言ってはいられません。

 

もしも愛犬・愛猫が、

・食欲がない

・吐く(嘔吐)

・下痢(軟便、うんちが緩い、便が水っぽい)

・呼吸が変(猫の開口呼吸、呼吸が早い)

・なんとなく元気がない

 

など、普段と違う様子をペットに感じた場合に、様子を見てれば治るだろうではなく、必ずかかりつけの動物病院の担当獣医師に相談してください。また、新型コロナウイルス蔓延のこともありますので、すぐにペットを連れて動物病院に行くのではなく、まずはかかりつけの動物病院にお電話で相談するように心がけましょう。そして、必要であれば、動物病院にペットを連れて通院することも検討してください。なお、予約診療ができないかどうかのご相談も、こんな時なので行うことをお勧めします。

 

逆に、体調不良でなければ、この時期はできる限り動物病院に行くことは推奨できません。

理由は、この時期(特に3月後半〜6月いっぱい)が1年間で最も動物病院が混雑することが予想される時期だからです。

犬ワクチン.jpg

 

 

動物病院の繁忙期は3月後半〜6月(特に犬)

理由は、この時期からペットの予防シーズンが始まるからです。

ペットの予防と言うと、狂犬病予防ワクチン接種、混合ワクチン接種、フィラリア感染症、ノミ・ダニ感染症、避妊去勢手術などなど、予防に関する獣医療的に関わっていくことがたくさんありますが、時期的なもので一番影響力があるのが狂犬病予防ワクチン接種フィラリア予防です。

狂犬病予防ワクチン接種に関しては、3月くらいに市区町村から狂犬病予防ワクチン接種のお手紙が届きます。

それには、各地域における狂犬病予防ワクチン接種の集合注射会場と日時が記載されており、ご自宅から近い場所やご都合が合う日にそこにいき、獣医師会から召集された各地域の動物病院の院長が集結する集合注射会場で狂犬病予防ワクチンを接種してもらいます。(狂犬病予防ワクチン接種は集合注射だけでなく、動物病院であればほとんどどこでも狂犬病予防ワクチン接種をしてもらえます。動物病院の医薬品在庫の関係などもありますので、まずは動物病院に問い合わせることをお忘れなく。)

また動物病院を繁忙期化してしまう要因に、狂犬病予防ワクチン接種にかぶさってしまうフィラリア感染症予防シーズンの開始があります。

そんなこんなで、春から初夏くらいにかけて、動物病院は通常診療に加えて予防診療が始まってしまうため、どこの動物病院に行っても大混雑を避けられません。

 

狂犬病予防ワクチン接種はやらなければいけないのか

よく聞かれる質問に、「狂犬病予防ワクチン接種は行わなければ行かないのか」があります。

答えは、YESです。獣医療は通常、農林水産省の管轄区分ですが、狂犬病予防ワクチン接種だけは厚生労働省の管轄です。つまり、狂犬病予防ワクチン接種はペットだけでなく人間を守るための法律であることを念頭に、できる限り接種してあげてください。日本における狂犬病の発生事例は、50年以上前を最後に、一度も発生していません。しかし、万が一今狂犬病が世界のどこからか持ち込まれて場合に、抗体保有率が高くない現状を考えると、蔓延する可能性が大きく懸念されています。

もちろん、全員が全員打たなければいけないわけではありません。愛犬が持病を抱えていたり、高齢で体力的に狂犬病予防ワクチン接種を行うには厳しいと判断された場合に、担当獣医師の診断のもと、狂犬病予防ワクチン接種見送り証を発行してもらえます。(今までは狂犬病予防ワクチン接種猶予証明書と言われていましたが、何やら問題があったようで、見送り証とされたようです。)

狂犬病予防ワクチン接種を見送ることを許可された場合には、その年の狂犬病予防ワクチン接種を見送ることができます。狂犬病予防ワクチン接種を見送れる期間は、担当獣医師が作成した狂犬病予防ワクチン接種見送り書に定めれた期間であり、慢性疾患だった場合でも半永久的にではなく、翌年の3月31日までです。詳しくは、各保健所までお問い合わせください。

 

狂犬病予防ワクチン接種に関しては犬の飼い主であれば義務となるため、打つ打たないにしろ、必ず獣医師にご相談してください。

 

ほとんど全ての動物病院で狂犬病予防ワクチン接種は可能であると書きましたが、往診専門動物病院も例外ではありません。(漢方専門など、一部を除く)

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、完全予約制でご自宅まで獣医師と動物看護師がお伺いし、家の中で狂犬病予防ワクチン接種を行うことができます。1頭飼いはもちろんのこと、多頭飼育で動物病院に連れていくことすら大変な場合には、往診専門動物病院でご自宅でのワクチン接種をご希望されています。往診では、往診料が発生してしまうため、通常の動物病院に通院するのと比較すると少し費用がかかってしまうことが懸念されますが、長い待ち時間を密集した場所で待つ必要なく、ご自宅で愛犬たちとゆっくりお待ちいただけます。

 

また、狂犬病予防ワクチン接種のタイミングで健康診断として血液検査を実施することも可能です。血液検査は基礎項目の31項目で行っており、追加でフィラリア抗原検査を実施することも可能です。その他、気になる項目がございましたら、都度獣医師にご相談ください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京23区全域までペット往診を行っています。

現在は、東京中央区と東京足立区の診察が多いことから、比較的東京中央区と東京足立区はご予約が取りやすくなっています。ご予約は病院Webページの問い合わせフォームからのご予約依頼、または電話(03-4500-8701, 10:00 – 19:00, 不定休)まで、お気軽にご連絡ください。

 

新型コロナウイルス感染症が蔓延化している今だからこそ、考えなければならないことがたくさんあります。

動物病院に行くべきなのか、まずはかかりつけ動物病院に電話で相談するべきなのか、事前予約をして行くべきなのか、今行くべきなのか、などたくさん考えるべき点はあります。

何より、ご家族様が倒れてしまっては元も子もなくなってしまいますので、ご自分の安全を確保した上で、愛犬・愛猫が必要とする予防医療を、愛犬・愛猫に届けてあげましょう。

 

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こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院として、獣医師と動物看護師でご自宅まで訪問しています。

本日は、東京足立区での症例についてです。腫瘍が全身に転移しながらも頑張ったわんちゃんの緩和ケアのお話です。

 

悪性腫瘍はそのままにしておくと、多くの場合転移していき、リンパ節にいき、そのまま全身に転移を起こしていきます。そうなる前に治療をすることが治癒への一歩ですが、なかなか症状が出ていなかったり、逆に急速に進行していて、数ヶ月前の健診では何もなかったのに・・・ということも珍しくありません。

回ご紹介するわんちゃんも、全く症状がなく、ずっと元気にしていたにも関わらず急に元気が無くなった時には全身に転移があった、というパターンです。

ゴールデン.jpg

 

わんちゃんは、東京足立区在住の13歳の高齢犬のムックちゃんです。

ムックちゃんは、白内障であまり目が見えないためすごく怖がりさんですが、とっても元気食欲もあり、動物病院には予防薬をもらいに行ったり予防接種をする程度しか行かなくても良いほどでした。

しかし、数日前から急に食べなくなってぐったりし始めたため、動物病院に行くとリンパ腫のステージⅣと診断され、抗がん剤を頑張りましたが、何度かやるうちに耐性がついて効かなくなったり、副作用が出たりがあり、ご家族様としてはこれ以上頑張らせるのはかわいそうだと思い、緩和ケアをご希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡を頂きました。

 

お家にご訪問すると、ムックちゃんは寝起きで、チラッとこちらを見る程度であまり関心がないようでした。

ご家族様によると、抗がん剤を行うと最初のうちはすごく効いていて元気になっていたそうなのですが、最近は抗がん剤後もあまり変化なく、血液検査の数値も横ばいであまり効果を感じられなくなったそうです。しかし、食欲はしっかりとあるため、お薬は飲めそうです。

まずは現状を把握するために、身体検査、血液検査、超音波検査を実施する必要があることをご説明し、ムックちゃんに頑張ってもらうことになりました。

 

身体検査では全身のリンパ節が腫れていましたが現在は発熱はなく、心臓には少し雑音が入ってありました。

次に血液検査です。

血液検査は抗がん剤を行なっていたのでほとんどの血管を使用してしまっていたため血管がなかなか見つからず、首からの採血を頑張ってもらいました。

首からと言うと人間で考えるとギョッとしてしまいますが、実は緊急時や抗がん剤の時に手足の血管が使えるように、繰り返し採血をするときには首から取るのが最も適していて、針も細いので痛みはほとんどありません。

ムックちゃんの場合は目の前におやつを持ってきてもらうと素直に頑張ってくれました!

 

その後は超音波検査です。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、動物看護師の保定のもと、獣医師による超音波診断をご訪問にてご自宅で行うことができます。お腹の超音波検査ですが、脾臓も肝臓も転移が見られ大きくなっていた、とのことから、横になってもらうのも要注意しつつ検査を行いました。肝臓や脾臓が大きい子は、横に倒したり仰向けにしたりした際に、脾臓などから出血してしまうことがあるため、注意しなければなりません。

 

超音波検査では、脾臓も肝臓も大きくなっていて、消化管のリンパ節も少し大きくなってきていました。その他腎臓には異常はなく、終了となりました。

 

血液検査の結果は後日ご説明をするということで、その日は内服薬を処方して終了となりました。リンパ腫は抗がん剤を行うのが第1選択の治療になりますが、抗がん剤ほど積極的な治療をしない場合にはステロイドを高容量で使用していきます。

今回は緩和ケアが目的なのでステロイド剤を処方しました。

 

ここで、リンパ腫について少しお話させて頂きます。

リンパ腫というのは、血液成分のリンパ球がガン化してしまう病気で、全身の臓器で起こる可能性があります。

大きくは、縦隔型、多中心型、消化器型と分かれますが、今回のムックちゃんは多中心型リンパ腫で、全身のリンパ節が急に腫れてガン化してしまっていました。ちなみに、犬で最も多いのが多中心型、猫で多いのが消化器型です。

全身的に起こる疾患なので、基本的には外科切除ではなく、抗がん剤での治療になりますが、抗がん剤の効果はリンパ腫の種類にもより、ある型ではかなり効果的と言われていますが、別の型ではあまり効果がないとも言われています。

しかし、抗がん剤治療で寛解といって、がん細胞が検出されなくなるぐらい治療効果が出ることも多い腫瘍なので、諦めずに治療することが基本的には推奨されています。

ただし、副作用が強く出てしまうと抗がん剤治療を続けること自体が負担になってしまうので、この場合はステロイド剤を使って緩和ケアを行なっていく、ということになります。

ステロイドでは一時的にすごく良くなりますが、1〜2ヶ月ほどで耐性ができて残念ながら効かなくなってしまいます。

 

今回のムックちゃんは、抗がん剤も頑張ったあとなので、ご家族の方も、もうよく頑張ってくれたのであとは苦しくなく過ごしてほしい、とのご希望でしたので、ステロイドを使って身体のしんどさを取る、という治療が1番ムックちゃんのためになると考え、治療に当たらせて頂きました。

もちろん、糖尿病などのステロイドによる副作用もあるため、定期的なチェックは必要となってきます。

初診の時点では、リンパ球がかなり多く、肝臓の数値も高いもののステロイド剤を使えない数値ではありませんでしたので良かったです。

 

ムックちゃんは、その後1ヶ月ほどすごく調子よく過ごしてくれましたが、徐々にステロイドを飲んでいても食欲の浮き沈みが出てきて、ステロイドへの耐性が出てきました。

それでもよく頑張ってくれていましたが、ある日ご家族様から、首のあたりが浮腫んできたとのご連絡を頂き、すぐにお伺いさせて頂いたところ、おそらくリンパ節の腫れによってリンパ液の流れや血流が悪くなり浮腫が出て来たと考えられ、ステロイドを増やしましたが、次の日にご家族様の膝の上で虹の橋を渡って行きました。

 

しかし、最期までムックちゃんらしく過ごしてくれていて、息苦しさや痛みは感じていなかったようだとご家族様からお聞きし、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室なスタッフも、少しでもムックちゃんを痛みや吐き気などの苦痛から解放することにご協力できて良かったです。

 

末期のガンや難治性の疾患、慢性疾患があっても諦めず、緩和ケアをお家ですることも出来るので、一緒に大切な家族の動物たちを痛みや吐き気から少しでも緩和してあげましょう。

一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

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こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

犬猫の往診で出会う子たちの中には、腫瘍(癌)で苦しんでいるという場合が多くあります。

 

腫瘍性疾患の犬猫に対して、現在では外科手術、化学療法(抗癌剤など)、放射線療法などの選択肢がありますが、どれも動物通院への通院が必要なものがほとんどです。

 

抗癌剤療法を用いた場合には、犬猫の排泄物にも抗癌剤が少しだけ含まれていることから、自宅での排泄物処理に手袋をつけなければいけないなどの留意点がある中で、自宅には小さなお子さんがいるため管理できないという生活環境要因によっても、治療を断念し、家で最後の日まで何もできずに見守らなければならないと考えてしまっている飼い主様もいます。

 

しかし、自宅にいながら、環境要因の影響もできる限り少なくできるような治療プランとして、往診による緩和ケア及びターミナルケアがあります。

ご自宅にいながらでの診察・投薬を行うことができますので、ペットへの移動ストレス・輸送ストレスを最小限にすることができます。

腫瘍(癌)で動物病院への通院を断念し、ご自宅での緩和ケア及び看取りまでのターミナルケアを検討したいご家族様は、まずはお電話にて病状を教えてください。

一緒に何をしてあげられるのかを考えていき、最良の診療プランを考えていきましょう!

 

腫瘍性疾患のお話をした流れで、今日は乳腺腫瘍のわんちゃんのお話です。

乳腺腫瘍というのは、悪性腫瘍、いわゆる乳がんと良性腫瘍に分けられます。そしてその悪性腫瘍の中でも手術不適応と言われている、炎症性乳がんになってしまったわんちゃんのお話です。

 

今回ご紹介するのは、東京中央区在住のヒメちゃん、15歳の高齢犬です。

マスクをつけたヨーキー.jpg

 

乳腺のしこりと出血(高齢犬/乳腺腫瘍/東京中央区)

ヒメちゃんは人が苦手でお外に行くと鳴いてしまうため、ほとんどお散歩せずに予防の時だけ頑張って動物病院に通院していました。

そんなヒメちゃんですが、1ヶ月ほど前から乳腺にしこりができて、それがみるみる大きくなって来て、出血して来たので診察をご希望され、お電話にて往診予約をいただきました。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、完全予約制でご自宅にて獣医師と動物看護師による診察を行っています。そのため、1診療に十分な時間をとることができ、ゆっくりとペットの状況をご相談していただけます。

 

往診獣医療チームがお家にご訪問すると、ヒメちゃんは怖がりなわんちゃんなため2階で待機していただき、まずはご家族様にお話をお伺いすることにしました。

ヒメちゃんはすごく元気で特に病気という病気はなかったそうなのですが、1ヶ月ほど前に乳腺にしこりのようなものを見つけたそうなのですが、ヒメちゃんの性格上、動物病院には連れて行けないため、そのままお家で様子を見ていたそうです。東京中央区在住の高齢犬ということで、近所には動物病院もあり、犬ということで連れ出せそうな感じはありますが、やはり動物病院に連れていくと、その後ぐったりしてご飯も何も食べれずに震えてしまうということでした。

最近になって、ヒメちゃんがやたらとお腹の方を気にしていたため見てみると、しこりがかなり大きくなっていて、出血していたため、たとえ悪いものであっても、もう高齢なので手術や積極的な治療はしたくない、ということで、お家でできる範囲の治療をご希望され、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡して下さった、とのことでした。

 

今のところ、元気さは少し落ちて来たような気がする、とのことでしたが、食欲は変わらずで、まずはどういった腫瘍なのかを見てみることにしました。

 

ヒメちゃんを2階から連れてきてもらうと、お家だからなのか鳴いてしまうことはありませんでしたが、すごくビクビクしていました。

お腹の様子を見るために横になってもらうと、1つの乳腺でしこりが起こっている、というよりは、何個かの乳腺に渡って板状にしこりになっており、その中の一つがボコッと腫れてそこから出血しているようでした。

また、周囲は熱感があり、赤くもなっていて、これは普通の乳腺腫瘍ではなく、おそらく炎症性乳がんの可能性が高いかと思われ、また、腫瘍がある方の股のリンパ節も腫れていて、転移が疑われました。

一通り身体検査を行なった後、かなり炎症が起こっていることが予想され、また転移の可能性も高いので、血液検査を実施しました。

 

採血自体は細い針なので痛みはほとんどありませんが、おそらく足を伸ばすのが嫌で逃げようとしていましたが、往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフもこういう子には慣れているので、素早く採血を終わらせて解放してあげました。するとそそくさと私たちから見えないお部屋に逃げて行き、安心できる場所に行けたようです。

 

おそらくかなりの痛みがあると考えられたため、抗炎症剤と出血部位からの感染を予防するために抗生剤をお渡しし、この日は終了としました。

 

血液検査では、白血球の上昇と炎症反応が見られ、やはり身体の中でかなり強い炎症が起こっていることが分かり、ご家族様に今後の方針をご相談することになりました。

 

ここで、炎症性乳がんという少し聞きなれない病気についてご説明いたします。

 

炎症性乳がんとは臨床診断で、強い炎症を伴っているように見える、かなり悪いタイプの乳腺腫瘍です。

そもそもわんちゃんの乳腺腫瘍は悪性と良性の確率は1:1と言われていますが、炎症性乳がんはその悪性腫瘍のうちの4%程度と言われています。

 

炎症性乳がんは、リンパ管や血管への浸潤スピードがかなり早く、発見した時には肺へ転移していることもしばしばで、身体の中でも強い炎症が起こっているので、血栓症になってしまう恐れもあります。

また、リンパ節が大きくなって、リンパ液の流れを阻害すると後ろ足が浮腫んでしまったり、乳腺自体もかなりの痛みを伴うので元気もなくなってしまいます。

 

通常の乳がんであれば、転移がなければ外科切除で完治することが多いのですが、炎症性乳がんの場合は手術不適応で、効果的な治療法はないと言われています。

炎症を和らげ、痛みを少しでも緩和する治療を行なっていくしかありません。

また、進行も早いため、ヒメちゃんもいつ肺に転移が起こったり、急激に悪化してしまうか分からないという状況でした。

 

このことを飼い主様とご相談した上で、今後どうしていくかをご相談した結果、痛みを取りつつ呼吸が止まったりしてしまった場合も救急処置は望まないとのことでしたので、最大限の疼痛緩和を目的としたターミナルケアを行なっていく方向となりました。

 

炎症性乳がんは急な変化となるので、心が追いつかない飼い主様もたくさんいらっしゃいます。

できるだけ楽に、その子らしく飼い主様といつも通り過ごしてもらうために、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは少しでもご協力できるように日々精進していますので、いつでもご相談して頂ければと思います。

 

ヒメちゃんは今もステロイド剤を飲みつつ様子を見ていますが、少し食欲が落ちてきているようなので、注射での投与が必要になるかもしれません。

そうなった場合も、お家でできるように、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師がしっかりとご指導させて頂きます。

 

緩和ケアやターミナルケア、介護にも力を入れて、最期の時間をお家でその子らしく、ご家族の皆様と過ごせるように尽力していますので、動物病院に連れて行けず悩んでいる、どんどん腫瘍が大きくなって諦めてしまった、という方もいつでもご連絡ください。

 

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こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

 

今日は、腫瘍性疾患で戦い抜いた子のお話です。

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往診専門動物病院の特徴の一つに、腫瘍性疾患の末期だったり、抗がん剤治療や外科治療、放射線治療や分子標的薬による治療などをもうペットにしたくないが、痛みだけは、吐き気だけは取り除いてあげたいというご依頼を受けることが多いことが挙げられます。

 

往診専門動物病院、特にわんにゃん保健室の特徴として、決して診療方針を飼い主様に押しつけず、一緒に診療方針を考え、組み立てて行き、ペットと飼い主様にとってよりより診療プランをご提案していきます。

 

今日は、そんな腫瘍性疾患でご連絡をいただきました、お尻にできものが出来てしまったわんちゃんのお話です。

 

トリミングに行かれる方はご存知かもしれませんが、わんちゃん、猫ちゃんには肛門の4時と8時の位置に肛門嚢という分泌腺がある袋があります。

興奮した時などに急にくさくなった、などあればおそらくそれは肛門嚢の分泌物を出した時だと思います。

通常は排便時に一緒に分泌物も出てくるので溜まることは稀なのですが、中で感染が起こったり、あるいは排便時に一緒に出すことができない場合に溜まってしまうと、肛門嚢が炎症を起こしてしまいます。

これが肛門嚢炎です。

しかし肛門嚢が腫れてしまう原因はこれだけではありません。

1番怖いのが肛門嚢腺のガンである、肛門嚢腺癌です。

今回はそんな肛門嚢腺癌になりながらも、必死に頑張ってくれたわんちゃんのお話しです。

 

東京足立区区在住、10歳のミニチュアダックスフントのダイちゃんのお話です。

 

お家にご訪問すると、ダイちゃんは尻尾を振って大歓迎してくれました。

ダイちゃんとのご挨拶もほどほどに、飼い主様から、ダイちゃんの詳しい既往歴をお伺いしました。

 

当初お尻から匂いがするとのことで東京足立区にあるかかりつけの動物病院さんに行かれました。

その時は、肛門嚢がかなり溜まっており、わずな出血がある程度でしたので、肛門嚢炎だろうということで抗生物質を処方されました。

1週間後再診時にあまり良くなっている感じがなく、出血が増えていたことから、腫瘍を疑われ、東京足立区にある二次診療施設にて手術を行い、ガンとの診断を受けました。

その後は定期検診をかかりつけの獣医さんにて行ってもらっていたところ、半年ほどでリンパ節への転移が発覚。

抗がん剤治療をしましたが副作用が強く続けることが出来ず、緩和ケアをご希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡をいただきました。

ダイちゃんは一見とても元気そうに見えますが、かかりつけの動物病院さんにて定期的な超音波検査を実施していた時は、リンパ節はどんどん大きくなってきていたそうで、手術という選択はもう痛そうだししたくないとのことでした。

 

まずはご機嫌なダイちゃんに少し慣れてもらってから、身体検査を実施しました。

肛門嚢腺癌があった部分は、局所的に再発はなく、おそらく現在はお腹の中のリンパ節への転移のみと考えられました。

超音波検査にてリンパ節のサイズを確認したところ、飼い主様によると前回より大きくなってきているとのこと。

また、この日はこの腫瘍による全身への影響を見るために採血も頑張ってもらいました。

もちろん、食欲旺盛の高齢犬のダイちゃんには終わった後にご褒美のおやつ付きです!

 

症状は全くないとのことで、かかりつけの獣医さんからも特にお薬は出ていませんでしたので、飼い主様としては緩和ケアをしたいけれど今は元気だしお薬はあまりしたくない、とのことでしたので、まずは抗腫瘍効果があると言われているサプリメントを始めることとしました。

この日はこれにて終了とし、血液検査でも大きな異常は無かったため、ダイちゃんの次回の診察は1ヶ月後としました。

ところが1ヶ月後お伺いした際には、少し食欲が落ちてきていて、歩行困難、という症状が出てきていました。

呼吸の苦しさはないようでしたが、以前のように走って私たちの元に来てくれる、という元気さはなく、何とか苦しさを和らげてあげないと、と治療に当たらせて頂きました。

ここで、少しこの肛門嚢腺癌についてご説明させて頂こうと思います。

 

冒頭で肛門嚢の場所については少し触れましたので、治療法ですね。

治療法は基本的には手術が一般的です。しかし、転移していたり、手術不適応な子に関しては内科的治療、つまり抗がん剤治療となってきます。

最も転移しやすいのは、今回ダイちゃんも転移していた、腰にあるリンパ節です。その後肺に転移していく、という進行が一般的ですが、腰のリンパ節が大きくなってくると腸を圧迫し排便困難となってしまいます。

そのため、肛門嚢の手術の際にはリンパ節も一緒に取ってしまうことも少なくありませんが、取ってみないと転移しているか分からないうえに、深く切っていかないと取れないので、取るかどうかは飼い主様とのご相談となることが多いです。

今回、ダイちゃんは、食欲が落ちてしまったとのことで、おそらく腫瘍によるものだと思われますが、歩行困難に関しては腫瘍の影響なのか、別のヘルニアのような異常があるのかは判断ができませんでした。

しかしいずれにしても、食べることが大好きなダイちゃんにとって、食欲がない状態では生活の質がかなり落ちてしまっています。そこで、少しでも食欲が出るように、また、腫瘍による苦しさを軽減させるためにステロイド剤を使用、その他胃薬や吐き気止めなどを点滴に混ぜて注射し、数日間連続で同じ処置を行いました。

その間に少し食べるようにはなってくれたものの、少しずつ呼吸も荒くなり始めました。

食欲は浮き沈みがありましたが、確実に呼吸状態が悪くなってきたので酸素ハウスのレンタルを行って頂き、呼吸が荒いと感じたら入れてもらう、という方法に切り替えました。

しかしその1ヶ月後、ダイちゃんはご家族様の腕の中で眠るように虹の橋を渡って行きました。

 

呼吸が苦しくなってから、普段は離れているご家族の方もダイちゃんに会うために集まり、久しぶりにみんなに会えて、人懐っこいダイちゃんはとっても幸せだったと思います。

 

腫瘍の転移が見つかり、治療に心が折れてしまっても、決して諦めないでください。飼い主様が諦めてしまい、獣医療から離れてしまうことで、その先にいる犬猫たちは何もしてもらえなくなってしまいます。飼い主様は、どんな時でもその子の命を背負っていることを忘れないでください。

 

最期までその子らしく生きられる方法を、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフと一緒に考えましょう。

 

往診での緩和ケアやターミナルケアは、ご自宅でゆっくりと過ごさせてあげられることから、最後の時間は往診を選ばれる飼い主様が増えています。

ペットにとって、できる限りストレスなく過ごさせてあげる診療方法としてご自宅で行う往診という診療形態は、とても有効です。

どうやってケアしていくか、また、どこまでケアしていくか、こんな時どうしよう、悩みが絶えない、そんな時は往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

少し前になりますが、節分でしたね!節分というと豆まきですが、犬が豆を大量に食べてしまうと胃の中で膨張してしまって嘔吐、最悪の場合には呼吸が圧迫されてしまうこともありますので要注意です。また、豆に含まれている油分も侮らないでくださいね^^

東京中央区にも複数の神社がありますので、きっと節分の日は賑やかになることと思います。

昨日今日では東京足立区での新規の往診問い合わせが増えています。東京江戸川区には往診専門動物病院がないせいなのか、少し遠いですが往診専門動物病院を求めて犬猫の飼い主様からご連絡をいただいております。往診専門動物病院として、獣医師と動物看護師の2人でペットの往診車に医療機器を積み込み、東京(主に東側)都内を訪問しています。

 

ペットの往診をご希望の飼い主様は、ペットの体調が急に下がった時にスケジュールが混み合っている可能性もありますので、状態が安定している時に状態把握とカルテ作成を目的に、早めに診察予約をお願いします。カルテがあるだけで、初動を少しでも早くさせ、苦しい時間をできる限り短いものにしてあげましょう!

 

今回は、ミニチュアダックスフントやトイプードルといった、犬種に多い、椎間板ヘルニアのわんちゃんのお話です。

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キャンと鳴く、後肢立たない(椎間板ヘルニア/往診専門動物病院/東京足立区)

ヘルニアは、人でもよく耳にする疾患なので、聞いたことがある方、なったことある!という方もいらっしゃるかと思います。

わんちゃんでも軽度であれば、人のように安静にして痛み止めを飲む、程度で大丈夫な場合もあるのですが、わんちゃんは大人しくしておいて、と言っても痛み止めで痛みを止めると動いてしまうことが多いので敢えて痛み止めを使わないこともあります。

また重症度によって手術になることもよくあります。

 

今回はそんな椎間板ヘルニアによって歩けなくなってしまった、東京足立区在住の17歳、男の子のミニチュアダックスフント、ロンちゃんのお話です。

 

ロンちゃんはミニチュアダックスフントにしては大きく、よく食べる子で、だんだん体重が重たくなるにつれて、お外へのお散歩に行かなくなっていってしまいました。しかし、お家ではご飯の時には走ってきたり、トイレも自分で行ったり、ベランダに日向ぼっこに行っていたそうなのですが、1ヶ月ほど前に急に後ろ足が立てなくなってしまい、急いで緊急の動物病院に連れて行ったところ、腰部の椎間板ヘルニアの疑いがあるとのことで、MRIを撮り、椎間板ヘルニアの診断を受けました。しかし、ヘルニア箇所が何箇所かあり、原因となる部分が定かではないため手術をしても必ず良くなるとは限らない、と言われ、年齢的にも手術はかわいそうだということで、内科療法を選択され、お家に帰られました。

 

その後、お家から近くにあるかかりつけの動物病院さんにて内科療法を行なっていましたが、少しずつ進行し、おしっこが自力で出せなくなってしまったため、ご家族様で圧迫排尿を頑張っていましたが、ロンちゃんはやはり体格的に動物病院まで抱っこで連れて行くのが大変、そして、食事の仕方やトイレなど介護の指導もご希望され、往診専門動物病院わんにゃん保健室にペット往診のご予約でお電話頂きました。

 

お家にご訪問すると、ロンちゃんは後ろ足を引きずって前足で玄関までお出迎えしてくれました。

とっても人懐っこいわんちゃんです。

ロンちゃんとのご挨拶も終わり、ご家族様のお話をお伺いしました。

ヘルニアの進行は、今は収まっているそうなのですが、やはりトイレの管理がすごく大変とのことで、圧迫排尿は今はしておらず、逆に漏れ出てしまうので一度オムツをしたことがあるそうなのですが、数日で尿やけになってしまい、それが今でもなかなか治らないとのことでした。

また、便も勝手に出てしまうので家の中がペットシーツだらけになってしまうことにも悩まれていました。

 

これらを解決していくために、まずはロンちゃんの現在の身体の状態を診ていきました。

身体検査では、かなり尿やけが酷く、皮膚がただれてしまっていました。また、体重もかなり重く、後ろ足の筋肉も落ちてきていたため、リハビリが必要と判断しました。

そして、ヘルニアになってから、ヘルニアの進行を抑えるためにステロイドを服用していたことから、血液検査にて肝臓などの臓器に負担がかかっていないかを見ていきました。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、通常の診察から緩和ケア、ターミナルケアのご相談に加え、リハビリや介護指導も行っています。

 

今回のロンちゃんのように、ヘルニアでお家でのリハビリや介護が必要な高齢犬は決して珍しくなく、ただ頑張りすぎてもご家族様の心が折れてしまうので、出来る範囲で、どこまでやっていくのかをご相談させて頂きながらご指導させて頂きます。

今回は、筋肉がかなり減っているので、反射を利用した方法や、立つ練習をする事で少しでも後ろ足を使ったり、足を着く感覚を取り戻してもらう方法をお伝えさせていただきました。

その間ロンちゃんはおやつの力で頑張ってリハビリを行ってくれました!!

お家なので、落ち着いてすることが出来ましたね。

 

ここで、ヘルニアについて少しお話させて頂きます。ヘルニアには2種類あり、じわじわと進行するタイプと、突然歩けなくなるタイプがあります。多いのは突然歩けなくなるタイプなので、今回はこちらのみお話させて頂きます。

 

そもそもヘルニアって?

ヘルニアとは、背骨1つ1つの間に椎間板という背骨のクッションの役割をしている組織があり、この中の物質が突然はみ出てしまい、脊髄を圧迫して麻痺させてしまいます。突然歩けなくなるタイプのヘルニアは、椎間板の物質が突然勢いよく飛び出て、脊髄を圧迫するタイプです。

 

治療はどうするの?

1箇所であれば、このはみ出た物質を取り除き、麻痺に関してはリハビリをして少しずつ慣れさせていきます。

しかし、手術をしても、一度圧迫された神経部分から炎症が波及して、手術をしても元に戻らないこともあります。

逆に、軽度の麻痺であれば、手術をしなくても、リハビリのみで復活することもあります。

一方今回のロンちゃんのように多発性の場合には、手術は不適応で、リハビリを続けるか、あるいは最近では再生医療も進歩しているので、手術不適応の場合はご紹介させて頂くこともできます。

 

いずれにしても、治療において、リハビリは必ずやらなくてはなりませんが、飼い主様のご都合の良い時に、出来るだけ、という方法でないと心が折れてしまいます。

そして、すぐに改善することもあれば、なかなか改善しなくて…という方もいらっしゃいます。その場合も諦めずに出来る限りで良いのでリハビリを続けましょう。また、やり方がよく分からない、という場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが、丁寧にお伝えさせて頂きます。

 

今回、高齢犬のロンちゃんの場合は、尿やけが酷いので、洗浄液とワセリンをお渡しし、家にいるときはオムツを外してもらうこととしました。

また、リハビリは大変になった場合は、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフが訪問して行うこともできるので、とお話ししたところ、ご家族の方にも安心して頂くことが出来ました。

 

動物の介護は、飼い主様のご協力あってのことで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室は、少しでもそのお手伝いができればと思っております。

リハビリや介護で、お家でどうして良いか分からない、と言った場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室までいつでもご連絡下さい。

一緒に、続けられる方法を考えてご提案させて頂きます!

 

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往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診専門獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院とは、動物病院の施設をもたずに、医療機器や医薬品などをカバンに詰め込み、犬猫が待っているご自宅まで訪問し、犬猫が安心できる環境である家の中で獣医療を行います。基本的には、獣医師と動物看護師でご自宅まで訪問し、細かい問診を行い、必要な検査及び想定される処置内容及び今後の方針を相談していきます。

往診専門動物病院では、基本的に犬猫が抱えている病気に対して確定診断を下すことはせず、おおよその診断を下して治療に入っていきます。

検査内容も麻酔をかけた大きな検査や、X線検査などの大型医療機器を用いた検査を行うことはできませんが、血液検査にて健康診断などの基礎項目から内分泌検査である甲状腺機能検査、副腎皮質機能検査、心臓の検査、アレルギー検査など、幅広い検査に対応しています。

ペットの往診で、最も多い病気に、猫の甲状腺機能亢進症があります。特に、高齢猫に多い傾向で、多くの場合が動物病院への通院歴がほとんどない猫ちゃんです。

 

今回は、急に吐く回数が増えて、ご飯を食べなくなってしまった猫ちゃんのお話です。

 

ご紹介するのは、東京足立区在住で19歳の高齢猫さん、ミルちゃんです。

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頻回の嘔吐(高齢猫/甲状腺機能亢進症/猫の嘔吐/東京足立区)

 

高齢猫のミルちゃんは、これまでほとんど動物病院にかかったことがないぐらい元気な猫ちゃんでしたが、ここ最近嘔吐(吐き)回数が増えて食欲が落ち、痩せてしまったとのことでしたが、ストレスが心配で動物病院に連れていけないとのことで、ペット往診をご希望されました。東京足立区のため動物病院はたくさんあります。猫ちゃんをキャリーに入れて車に乗せることができればスムーズに動物病院まで連れていくことができると考えられそうですが、そんなに甘くはなく、猫ちゃんの場合は、キャリーに入れて持ち上げた瞬間から泣き叫んでしまうくらいのストレスを感じてしまう子がほとんどです。

 

詳しくお話をお伺いすると、最近まではよく食べていたそうなのですが、最近になってよく吐くようになってしまい、食べても吐いていて、徐々に食べなってしまったようです。

 

もともとよく吐く体質だったそうなので、最初は気にしていなかったらしいのですがあまりにも今までは嘔吐の後もすぐ食べていましたが今回は食べなくなってしまったとのことでした。

 

猫ちゃんは、毛玉などをたまに吐き出すという情報や経験から、動物病院に連れて行けない猫ちゃんと暮らしている飼い主様は猫の嘔吐を軽視しがちです。猫ちゃんの生理的な嘔吐は、せいぜい週1回程度であり、1日に何回も、または週に複数回の嘔吐を認めた場合には、異常を疑ってください!

 

ミルちゃんはお話を聞いている間、ずっと自分のベットで横になっており、すごく苦しそうでした。

 

今回の症状はさまざまな病気でよく見られる症状なので、何が原因なのかを見るために血液検査は必須と判断しました。

 

ミルちゃんをお母さんに連れてきてもらい、いよいよ身体検査開始です。ミルちゃんはほとんど動く力がなく、辛そうな様子でした。

身体検査では、激しい脱水、削痩、心拍数の上昇が認められました。その後血液検査をするために、採血も頑張ってもらいました。

高齢の猫ちゃんは通常血管が細く、採血に時間がかかってしまうことが多いのですが、ミルちゃんは血圧が高いのか、採血はすぐに終わりました。

高齢の猫ちゃんで血圧が高い場合、甲状腺の疾患や腎臓病が疑われます。

ミルちゃんも例に漏れずこの2つの疾患を疑いました。

 

激しく脱水しているので、点滴と吐き気止め、胃薬などを注射しこの日の診察は終了としました。点滴中にも、いつも大好きなおやつをあげてみましたが全く見向きもせず、とても心配な状態でしたが、次の日に再診予定でこの日はお薬が効いてくる頃に少しずつ好きなものをあげてみてもらうことになりました。

 

血液検査の結果では、肝臓の数値が少し高めではありましたが顕著ではなく、甲状腺ホルモンの数値がかなり上昇していました。このことから、甲状腺機能亢進症と診断し、治療を開始することになりましたが、この疾患の治療法というのが2パターンあります。

 

まず、そもそも甲状腺ってなに?という方も多いでしょう。

 

甲状腺とは

甲状腺とは、身体の代謝をつかさどっている臓器で、脳からの刺激を受けて、甲状腺から甲状腺ホルモンが放出されます。甲状腺ホルモンは、身体中にまわり様々な臓器に働きかけます。

例えば腸の動きを活発にしたり、心拍数を上げたり、血圧を上げたり、日常生活に欠かせないものです。

しかし、このホルモンは、通常ある程度の血中濃度になると放出されなくなるのですが、甲状腺機能亢進症になるとこのホルモンが出続けてしまいます。

その結果、腸の動きが活発になりすぎて嘔吐してしまったり、未消化のままご飯が消化管内を動いていくので下痢をしたり、心拍数が上昇するので心臓に負荷がかかってしまったり、と様々な影響が出てきます。ミルちゃんもおそらくこれの影響でしょう。

 

ではどうやって治療するのでしょう。

 

甲状腺機能亢進症の治療法

1つはご飯を変えることです。

甲状腺ホルモンはヨウ素から出来ているので、摂取するヨウ素を減らすことで体の甲状腺ホルモンの合成を抑えることができる、という仕組みです。

ただし、この治療法のデメリットとしては、専用の療法食以外を食べられない、ということです。専用ご飯以外にはヨウ素が入っているので、また身体の甲状腺ホルモンが上がってしまうことがあるのです。

 

2つ目は投薬治療です。残念ながら注射薬はないのですが、内服薬で甲状腺ホルモンを抑えるお薬を毎日飲ませることで、治療ができます。

こちらのデメリットとしては毎日投薬が必要になることですが、メリットとしては何でも好きなものを食べられるので、メリットの方が大きいのかなという気はします。

ただし、甲状腺を治療することで、高齢猫さんでもっとも注意しなければならないのが水面下に隠れていた腎臓病の存在が露わになることです。

甲状腺機能亢進症の状態だと血圧が高いため、腎臓にとっては血流が豊富になって良いことのため、これを治療すると腎臓病が露呈することが多々あるのです。

しかし、甲状腺を治療しなければ全身の負担が大きすぎるため、甲状腺は治療していかなければなりません。

 

ということで、ミルちゃんのご家族様にも治療法と腎臓病についてご相談したところ、まずはご飯を試してみたい、とのことで試しにお渡ししてみることになりました。

 

ミルちゃんは、吐き気止めを注射した後からよく食べてくれるようになり、ご家族様もホッと一安心した様子でした。お伺いした際に甲状腺機能亢進症用のご飯をあげたところ、缶詰はすごくよく食べてくれました!ということで、こちらで続けていくことになったのですが、1週間ほどで飽きてしまったらしく、ほかのフードしか食べなくなってしまい、内服による治療を行うこととなりました。

飼い主様としては、出来るだけ負担が少なくなるように、とご飯を選択されたのですが、やはり食べてくれなければ意味がなくなってしまうので、好きなご飯を与えてもらうことになりました。

 

内服は案外嫌がらずに飲むことが出来、飼い主様もこれなら続けられそう、とのことで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

 

これからは、ミルちゃんの腎臓数値が上がらないことを祈りつつ、定期検診を行なっていくことになっています。

 

近年、猫ちゃんの平均寿命が延びていて、高齢の猫ちゃんを診させて頂くことがすごく増えました。

それに伴い、やはり高齢ということで少しのストレスでかなり消耗してしまう猫ちゃんが多いように感じております。

また、猫ちゃんは動物病院に行くのをすごく嫌がる子が多いので、定期検診をして来なかった、という方もたくさんいらっしゃると思います。

 

高齢になると、元気そうに見えていても、検査をしてみることで見えてくることもありますし、気をつける点が分かるとより長く一緒にいられるようになるかと思います。

 

動物病院が苦手な猫ちゃんでも、お家を診察室にする、往診専門動物病院わんにゃん保健室では検査や処置など、いろいろやらせてくれる子が多いですので、定期検診や体調が悪くなってきたと感じる飼い主様は、待たずに往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

愛猫・愛犬がいつまでも健康に、ゆっくりと大好きなご家族様と少しでも長く一緒に入れる社会の手助けができるように、日々邁進していきます。

 

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こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院は、東京都内で少しずつ増えていますが、まだまだ飼い主様からの需要に対して絶対数が足りていないように感じています。往診専門動物病院の特徴は、1. 動物病院に通院できない犬猫にも獣医療をご自宅でお届けできること、2. 完全予約制であること、3. 動物病院での診察と比べて十分な時間を1診察に取ることができるということが挙げられます。

 

東京23区の外側に位置する地域である、東京江戸川区、東京葛飾区、東京足立区では、動物病院は複数個あるものの、そこまでいくための移動手段が乏しいことが理由で、よくペット往診をご依頼されます。東京足立区には多くの動物病院が設立されており、土地柄広いため、まだまだ増えてくることが見込めます。ペット(犬・猫)をこれから暮らそうとしていて新居を探している方は、もしかしたら東京足立区がいいかもしれませんね!

昨日、今日、と東京足立区からのご依頼が10件近くまで登っており、東京足立区周辺にいく機会が増えていますので、もし東京足立区でペット往診をご希望されている飼い主様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

さて、今日はわんちゃんのアレルギーについてお話しさせてもらおうと思います。

 

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(写真はアトピー性皮膚炎をコントロールしている柴犬のムギちゃんです)

 

アレルギー?アトピー?(犬猫の皮膚病/ペット往診/難治性ならば専門医をご紹介)

冬が明けると、春から夏へ、皮膚の痒みやくしゃみ、鼻水といった症状が出る季節となってきます。とくに夏になると耳が痒くなる、といった子も多いのではないでしょうか。

そんな皮膚症状についてお話しさせて頂きます。

 

アレルギーというと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症などが有名ではないでしょうか。まさにその通りで、そして犬・猫でもこれらのことは起こります。

 

ではそもそもアレルギーとはどういうものなのでしょう?

アレルギーとは、アレルギー物質(=抗原と言います)が生体に触れた、あるいは入ってきた時に過剰な生体反応が起きた結果起こるものです。

アレルギー物質が触れた部分には、肥満細胞という細胞が集まってきて、その細胞たちがヒスタミンという物質を放出します。

そうするとその部分で炎症が起きるのです。その炎症が起こった部分では、発赤、熱感、腫脹、疼痛が現れ、これを炎症の4徴候と言います。蕁麻疹(じんましん)を想像してもらうと分かりやすいかもしれませんね。

例えば、皮膚でアレルギー反応が起これば蕁麻疹(じんましん)やアトピーといった症状が現れますが、喉で炎症が起こると呼吸困難などの症状が出てしまい、命に関わります。

稀にワクチンでこのような症状が出てしまう犬猫もいます。

 

アレルギーについて簡単にご説明させて頂きましたので、次は動物で多い、アレルギーの代表的な、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーについてお話ししていこうと思います。

 

まずアトピー性皮膚炎ですが、犬のイメージがあるかもしれませんが、実は猫でもアトピー性皮膚炎の子はいます。アトピー性皮膚炎のわんちゃん猫ちゃんは生まれつき皮膚の細胞の間にある、セラミド、という物質が少なく、その影響で皮膚の細胞の間にアレルギー物質が入り込んでしまいやすくなっています。

通常は皮膚の細胞の間は密に詰まっていて、しっかりと皮膚バリアーがあるため、細菌がついても、アレルギー物質がついても跳ね返してくれるのですが、皮膚バリアーが弱い犬猫たちは、アレルギー物質が入り込むことで、アレルギー反応を起こしてしまいます。

そして、アレルギー反応が起きるともちろん痒みを生じるため、動物たちは掻きむしってしまいます。そうすると、皮膚に傷がついてしまい、より一層皮膚バリアが壊れてしまうのです。

また、セラミドは皮膚の乾燥も防いでくれているため、セラミドが少ないと皮膚も乾燥しやすく、それだけで皮膚の痒みが出てしまいます。

こういった皮膚バリアーの崩れが、体幹だけでなく、耳の中の皮膚でも起こっているため、アトピー性皮膚炎のわんちゃんでは外耳炎もよく出てしまうのです。

 

ではどうすれば良いのでしょう??

 

先程ご説明したように、そもそもの原因はセラミドの不足による皮膚バリアーの崩壊ですので、まずは皮膚の保湿をしっかりとしていくことです。

もっと言うと、セラミド成分配合のものであればより良いですが、皮膚の状態によってどの成分が入った保湿剤が良いのか、というのは変わってくるので、獣医師の診察の元、どの保湿剤が良いかご相談下さい。

また、痒みがあると掻くことで皮膚のバリアーがさらに崩壊してしまうので、痒みを止めることもすごく大切です。

これには内服薬が有効です。

そのほか、シャンプーでアレルギー物質を洗い流してあげたりして管理することで皮膚の痒みはだいぶ抑えることができます。

 

それでは食物アレルギーはどうでしょうか。

食物アレルギーもアレルギーの一種ですが、アトピーのように外からアレルギー物質が付着するわけではなく、ご飯を食べてご飯の成分に反応してしまうアレルギーです。

逆に言えば、アレルギーが起こらない成分で出来たご飯を食べればアレルギーは起こりません。

しかし、アトピーのように外からつくわけではなく、身体に吸収され、全身でアレルギー反応が起こるため、アトピー性皮膚炎よりも一般的に痒みが強いことが多いです。

ご飯の成分といっても、いろいろ使われていると思いますが、アレルギー物質になるのは主に動物性たんぱく質と植物性たんぱく質です。あとは稀に野菜もアレルギー物質になることもあります。

治療法としては、基本的には食べたことのないタンパク源で出来たご飯を食べて、アレルギーが出ないかどうかを見て頂きます。

もしそれで症状が軽減されれば、おそらく、前に食べていたご飯に含まれていて、今のご飯に含まれていない物質がアレルギー物質の可能性が高いと考えられます。

 

2つのアレルギーについてご説明しましたが、これらは2つ併発していることも珍しくありません。

その場合はどちらかを治療してもイマイチな治りだったり、あまり変化がなかったり、といったことが起こります。

 

また、皮膚症状というのは、アレルギーだけでなく、内分泌疾患や、内臓の疾患で起こることも多々あります。

高齢になって、皮膚症状が出てきた、高齢なので病院に行くのがストレスになりそうといった場合、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

皮膚検査だけでなく、内分泌疾患や内臓疾患がないかどうか、血液検査などもお家で行うことができます。

動物病院に行けないから、と諦めるのではなく、辛い皮膚症状から解放してあげましょう。皮膚症状はお家での管理がとても大切になってきますが、大変すぎるとご家族様の負担になってしまいます。

そうなっては本末転倒なので、往診専門動物病院わんにゃん保健室では続けていける方法をご家族様と一緒にご相談させて頂きます。

 

 

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