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東京台東区 犬猫往診の最近のブログ記事

命を迎えるということは、見送るということです。

今回お話しさせていただくのは、わんにゃん保健室で在宅ターミナルケアを実施した、高齢犬で保護犬だったバウちゃんです。愛の溢れるご家族様に見守られながら、2021年10月23日、虹の向こうにお引越しされました。

高齢犬と暮らしているご家族様はもちろん、元気いっぱいのわんちゃん、猫ちゃんとくらいしている方、さらにはこれから命を迎え入れようとお考えのご家族様。

その子たちを全力で愛してあげてください。そして最後は、笑顔で送り出してあげましょう。

常に考えておいて欲しいこと:急変は常に起こりうる、ということ

1週間前までは普段と同じようにご飯を食べてくれて、一緒にお散歩にも行けていたのに、急に足腰に力が入らなくなったのか、お散歩はおろかご飯を食べることすら辛そうになってしまう。

高齢になったわんちゃん、猫ちゃんと暮らしているご家族様は、常にこの急な変化を予想していなければいけません。

この変化は、実は急に出たものではなく、徐々に進行していたものが、ある一定水準を超えたところでパツッと糸が切れかのように症状を出すのだと考えています。

おそらく1週間前もそれなりに痛く、気持ちが悪かったのかもしれないですし、それでも大好きなご飯やお散歩への精神が勝り、肉体を凌駕していたのかもしれません。

日々の変化をこまめにチェックし、些細な変化だとしても、実は些細な変化ではなく決定的な所見かもしれませんので、診察の際に担当獣医師に前回診察からの変化をお伝えしてください。

ポイントは、元気(運動性)、食欲(どのくらい食べたのか、普段の何割くらいなのか)、排便(便の状態、頻度など)、排尿(尿の色や臭い、頻度や量など)です。

大変だと思いますが、ご家族様しかできないことです。一緒に頑張っていきましょう!

ペット往診依頼までの経緯

もともと体が丈夫だったこともあり、健康診断程度でしか動物病院にかからないで13歳までこれたという中・大型犬のバウちゃん。

パピーの頃に保護されたバウちゃん、ご家族様の元に引き取られ、愛情をいっぱい注がれてすくすくと育ってきました。 お姉さんのお部屋が好きとのことで、リビングで生活し、寝るときはお姉さんのお部屋だったそうです。

かかりつけの動物病院にて、2019年頃に乳腺の病気を確認したのですが、このまま様子を見ていくこととなり、その後もずっと安定していたとのことでした。

それがここ数日で、乳腺の病気が急に大きくなってきてしまい、自壊して出血してしまったとのことでした。

昼夜鳴いて、お母さんたちを呼ぶとのことでした。

呼吸も苦しそうだったのですが、2日前までは食事ができていることから、このままゆっくり過ごさせてあげようと考えていたのですが、徐々に弱ってきたバウちゃんを前に、最後に何かしてあげられることはないかと思い、当院まで往診のご連絡をいただきました。

初診時の診療内容

初診では、今までの経緯を伺い、今考えられることと検査プラン、処置・処方プラン、そしてご家族様のご意向をしっかりとヒアリングさせていただき確認した上で、今後の診療プランを立てていきます。

わんにゃん保健室では、通常診療の初診は1時間~1時間半程度、緩和ケア・ターミナルケアの初診は1時間半~2時間程度の時間をかけて、今までの経緯、ペットの状態確認およびご家族様のご意向をしっかりとお伺いさせていただいた上で診療を行なっております。

通常の動物病院との大きな違いは、ゆっくりとお話しできるところです。バウちゃんの初診では、おおよそ2時間ほどお時間をいただきました。

1週間ほど前までは普通にご飯を食べ、散歩に出かけられていたが、急に歩けなくなり、ぐったりしてしまったとのことでした。

乳腺の病気(乳腺腫瘍疑い)のところから出血してしまい、お母さんのTシャツを着せて生活していたとのことでした。呼吸も苦しそうで、一番の問題は昼夜鳴いてしまうので、痛いのか苦しいのかってずっと考えてしまっていることです。

高齢犬の特徴で、「夜鳴き」がありますが、夜鳴き=認知症!と判断するのではなく、それは要求吠えである可能性も非常に高いと考えています。

実際に、処置を入れた後から夜鳴きが止まったことを考え、バウちゃんも何かを訴えていたのだと判断しました。

何を訴えていたのかは定かではありませんが、要求吠えが止まりぐっすり眠れていたことから、体が楽になったのは間違いないと考えています。

初診では、乳腺腫瘍の大きさと症状から乳腺腫瘍の全身転移を疑い、もうご自宅から移動させて精査するのは難しいことから、ご自宅でゆっくりと残りの時間を過ごさせてあげるためのターミナルケアの診療プランを組ませていただきました。

検査内容は、血液検査と超音波検査を酸素ボンベから純酸素を流しながら酸素化した状態を作り、呼吸に負荷の少ない環境を作って実施しました。

今ある異常所見を負担のない範囲で把握し、限定されたデータではありますが、そのデータの中から最良と考えられる処置・処方プランを構築していきます。

自壊した乳腺の保護の仕方を検討し、薬は注射薬を用いて皮下点滴と一緒に背中の中に流し込みました。

できるだけ快適に、かつご家族様に負担がかからないようなプランを構築していきます。

初診の翌日

翌日にお伺いすると、処置内容が功を奏したのか、昨日の診察後から鳴きがなくなり呼吸も落ち着いて、いびきかいて寝ていたとのことでした。ぐっすり眠れていたのはひさしぶりで、とても嬉しかったとのことでした。

それを聞いて、私たちも本当に嬉しかったです。

何気ない愛犬・愛猫の幸せそうな寝顔を見れることを、今は当たり前だと思っていますが、そうじゃない時期がやってくるということを、犬猫と生活されているご家族様方へ、この掛け合いからお伝えできればと思います。

食事に関しては、ドライもウェットフードも食べてくれなかったが、おやつはすごい食べてくれたとのことでした。

嘔吐や吐き気を示す所見をなかったとのことでした。

自力でお水を飲み、おしっこもしてくれたとのことでした。

ご家族様がいる間はいいのですが、やはり一人になると、乳腺のところをずっとなめてしまっていたとのことでした。

皮膚バリアが崩壊した状態にある部位は、犬猫からすれば気になってずっと舐めてしまうのは当たり前であり、おそらく野生の本能だと思います。

しかし、口腔内にはたくさんの雑菌がいるため、なめれば舐めるほど悪化してきます。

そのため、本来であれば物理的な障壁を作成し、舐められなくする必要があります。例えば、エリザベスカラーのようなものです。

回復期の犬猫であれば、間違いなくエリザベスカラーの設置や専用の洋服を着せるなどして、ある程度ペットグッズとして市場にある商品を使用することができるのですが、高齢犬・高齢猫において、自分の体を支えることすらままならない状態の子に対してどこまで耐えられるのかは、結構至難の技です。

経験上、ほぼ全てがご家族様によるDIYになっています。また、既製品で対応できそうなものがあれば都度ご紹介させていただきますが、結局DIYになっているというのが現状です。

今回は、自壊した乳腺に対して出血のコントロールとカバーをメインに考え、母乳パットと手ぬぐい、その上からお母さんの洋服を着せるというプランで進めていきました。

新しい洋服を着ると、なんとなく気分がよさそうなバウちゃんでした。

その後、呼吸の苦しさが少し増したことから、ご自宅に大型の酸素発生装置を設置しました。

呼吸状態が悪い子に対して、酸素供給ができることは、何より大切であると考えています。

少しでも楽に、残りの時間を過ごそうね!

その後の経過

その後は安定し、ご飯も少しではあるのですが食べてくれ、夜鳴きもなく初診の頃よりは快適に過ごせているとのことでした。ただ、10日間ほど便が出ていないことが気になっていました。

排便を促すことを目的に、シロップ剤を使用することになりました。

診察開始から一番いい顔を見せてくれていたバウちゃんでした。

この日も血液検査と超音波検査を実施し、ご自宅で使用してもらう皮下点滴内容をお渡しさせていただきました。

最初の頃と比べ、ご家族様がどんどん強くなっていくのを、診療を通じてひしひしと感じました。

急変と旅立ち

血液検査結果は一向に良化せずでしたが、全身状態として元気を取り戻しつつあったバウちゃんでしたが、10月22日の夜に急にぐったりしてしまい、23日早朝に往診にお伺いさせていただいたところ、右目が開きづらいような状態で、可視粘膜(唇の粘膜の色や舌色)が白さを大きく増していて、全身で出血が起きたことが疑われました。

診療時に排尿し、尿は黄色さを超え、おそらくオレンジ色であることから黄疸尿であると考えました。この日に実施した血液検査で黄疸が出ていたことから、もう体は限界だという合図だったのかもしれません。

久しぶりの排便を、診療時に少し認めたのですが、少し黒さを含んだ緩い便が出てきました。もしかすると黒色便かもしれないと疑いました。

黒い海苔の佃煮みたいな軟便~水っぽい下痢が出てきたら、それは旅立ちの合図になるかもしれません。治療中のわんちゃん・猫ちゃんであれば、緊急入院を視野に入れて動物病院へ駆け込む覚悟をしましょう。

実際のところ、貧血が大幅に進行していました。DICと言われる、体が限界の状態だったのかもしれません。

その日の診療を終え、安定することを祈っていた矢先、夕方にお電話をいただき、旅立ったことを教えていただきました。

最後は、お母さん、お兄さん、お姉さんに見守られながら、静かに眠りについたとのことでした。

予定よりも駆け足になった虹の向こうへのお引越しでした。

不思議なことに、わんちゃん、猫ちゃんってお別れの日を選べるんじゃないかなって思うことが多々あります。

また、あの日に見せた元気そうな姿は安定していたのでなく、エンジェルタイムだったのかなって思いました。そして、きっと最後は、安心して旅立てたのだと思っています。

バウちゃん、そして闘病を必死に支えてくれたご家族様、本当にありだとうございました。
一緒に頑張れたことを、スタッフ一同光栄に思います。
バウちゃんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。

最後に

ペットを迎えるということは、命の責任を取るということであり、それは簡単なことではないです。
そして、迎えるということは、見送るということです。
お別れは必ずやってきます。その日まで、全力で幸せにしてあげてください。

なかなか通院させられないタイプのわんちゃん、猫ちゃんには、往診という選択肢があります。また、往診は動物病院に付随するものでなく、時間の融通がきくことを考えると、できれば往診専門の動物病院がおすすめです。

なお、緩和ケアやターミナルケアでは、通常の往診よりも密な診療プランを組む必要性が出ることから、その往診専門動物病院の診療体制で選ばれるのがいいかと思われます。

往診専門動物病院わんにゃん保健室は、犬猫の在宅緩和ケア及びターミナルケアに特化してチーム医療をおこなっています。 いつから往診にすればいいのか、どんな時に往診を呼ぶべきなのか、など、参考となるページを作成しましたので、今後往診に切り替えたい、家で看取ってあげたいなどをお考えのご家族様は、是非そちらを一読いただければと思います。

通院できないからと諦める前に、まずは往診専門動物病院までご連絡ください。

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の江本宏平です。

往診専門獣医師として診療を行う中で、つい最近までは動物病院に通院できていたが、できなくなってしまったという話をよくお伺いします。

その中の1つである、胸水が溜まってしまった猫ちゃんのお話を書きました。

呼吸が苦しそう、食欲がない、食欲が下がってきた、元気がない、ぐったりしている、よだれを垂らすなど、普段と明らかに違う症状を示していた場合には、待たずに獣医師の判断を仰ぎましょう。

 

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そもそも胸水とは??

胸水というのは、胸に溜まった水のことで、成分は様々です。

成分によって、原因がわかることもありますが、ほとんどはどういった病気が考えられるか大まかに分類できます。

胸に水が溜まることで、肺がうまく広がるスペースがなくなってしまい、呼吸がし辛くなってしまいます。

そうすると、身体が酸欠状態になってしまい、命に関わってきます。

そのため、基本的には胸水は抜くことが第1になってきますが、原因によってはまたすぐに溜まってしまいます。

そのため、抜くことで治る、というよりは楽にするために抜く、というイメージです。

そして原因を調べて、それに沿った治療を行なっていきます。

今回お話しするのは、胸水がたまってしまい息が苦しくなってしまった高齢猫ちゃんです。

 

東京台東区在住の13歳の高齢猫のタロウちゃんです。

かかりつけの動物病院さんで何度も胸水を抜いてもらっていたけれど、治らない病気のためお家で過ごさせてあげたい、とのことで、往診をご希望されました。

おそらく胸水がたまっていることが予想されましたので、その日の午後にお伺いさせて頂くこととし、それまでに酸素ハウスのレンタルを行なって頂くことにしました。

 

東京にお住まいであれば、以下の酸素レンタル業者を抑えておきましょう。

・ユニコム

・テルコム

・日本医療酸素(処方箋必須)

 

タロウちゃんのお家に到着すると、タロウちゃんは部屋の隅でやや早い呼吸をしていましたが、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフを見るとそそくさと別の部屋に行ってしまいました。

かなり敏感な猫ちゃんとのことでしたので、先にお話しをお伺いすることにしました。

猫のタロウちゃんは小さい頃から赤血球がすごく多く、調べてみると、心臓に先天的に異常があるとのことでした。

特に治療をせず経過をみていたところ、徐々に悪化していき、1ヶ月ほど前に口を開けて呼吸をしていたためかかりつけの動物病院さんに行ったところ、胸水が溜まっていて、おそらく心臓が原因の胸水とのことで、胸水を抜いてもらったそうです。

しかし、タロウちゃんはかなり敏感な猫ちゃんなので、胸水を抜くときには鎮静をかけなければ動いてしまい逆に危険なため、胸水抜去時には毎回鎮静をかける必要があるとのことでした。

胸水を抜いた後はタロウちゃんもかなり楽そうになっていたため、ご家族様も安心して、楽になるなら、治る病気ではなくても、毎回抜いてあげたい、とのことで、その後数回動物病院に通ったそうです。

ところが、最近になってタロウちゃんがお母さんを避けてしまうようになり、おそらく動物病院に連れて行かれるというストレスからそういう状態になっていることが予測され、タロウちゃんが楽になるなら、と続けられていましたが、そんなにストレスなら病院に行かずにお家で過ごさせてあげたい、という思いで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話を頂いたそうです。

たしかに、敏感な猫ちゃんたちは、その子自身のためであっても、動物病院に連れて行ったりお薬を飲ませる人を避けたり攻撃したりするようになることがあります。

その子のためを思っての行動が逆にストレスになってしまうことがあるので、そういう場合には、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診させて頂き、私たちで処置や投薬をさせて頂くこともあります。

無理のないように続けていけることが1番大切なので、そういった変化があった場合にはお気軽にご相談下さい。

タロウちゃんはここ1週間ほど胸水を抜いていないため、最近はかなり辛そうで食欲も落ちているとのことでした。

しかし、胸水を抜くことはもうしたくないとのご希望でしたので、何とか内科的に治療を進めて、ストレスが少しでも少なくなるように、と治療方針を考えさせていただきました。

いつも少し楽になると食欲が出るそうなので、利尿剤を内服で飲んでもらい、少し食べられるようになるまでは注射でお薬を入れていくこととしました。

ただ、呼吸のことなので、興奮したりすると急変する可能性もあるため、興奮しないように素早く処置を終えられるように気をつけました。

タロウちゃんのいるお部屋に行くと、少し怒っていましたが、やはりしんどさからか元気はなく、タオルにくるんで胸水の貯留量を超音波で確認し、素早く注射をしてすぐに解放してあげました。

胸水の貯留量はかなり多く、息苦しさがかなりあるかと予測されましたが、注射をするのはほとんど興奮することなく行うことができました。やはりお家で行うと落ち着いてくれる子が多いですね。

その後5日間治療を続けましたが、胸水の量は横ばいで、やはりタロウちゃんの食欲はなく、ごく少量の皮下点滴も行っていきましたが、10日後に残念ながらタロウちゃんは酸素室の中で、虹の橋を渡ってしまいました。

最期は苦しむことはなく、穏やかな表情で迎えることができたそうで、私たちも最期が苦しいものでなくてよかったと安心しました。

どんな動物たちも最期が来ますが、最期をどのように迎えるかはとても大切で、最期をその子らしく迎えることができるのが1番良いと私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では考えています。

 

動物病院での治療は興奮しすぎて出来ない、連れていくことが難しい、病気の末期でお家で最期を迎えさせたい、など様々なご相談を往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでもお受けしております。

お気軽にご連絡ください。

 

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こんにちは!

 

朝晩が涼しくなってきて、過ごしやすくなってきましたね!

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京台東区、東京中央区、東京江東区に拠点を構え、東京23区全体までを主な診療圏としています。また、その近隣地区からのご依頼でも、日程を調整させていただきお伺いしています。ご家族様やペットの諸事情により動物病院に通院させられない場合には、諦めずにまずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

さて、今回は「口が痛い」猫ちゃんの症例のご紹介です。

猫ちゃんで口が痛いというと、口内炎かな?と思い浮かべる方も多いと思いますが、実は口が痛くなる原因はそれだけではなく、さらに口内炎になる原因もたくさんあるので、お話させて頂こうと思います。

 

今回は、東京台東区在住、3歳のクロちゃんのお話です。

黒猫.jpg

 

口が痛い猫(口内炎/猫/東京台東区)

東京台東区に在住している猫のクロちゃんは、口が痛そう、なんとなく口を気にしている、とのことでお電話を頂き、かなり神経質で繊細な対応なため動物病院に通院させられないということでペット往診をご希望されました。

お家にご訪問させていただくと、猫のクロちゃんはカーテンの裏に隠れており、かなりビクビクしていたのでまずはお話を詳しくお伺いすることにしました。

クロちゃんは保護猫で、兄弟猫がいましたが、4か月ぐらいで亡くなってしまったらしく、もしかすると先天性疾患などあるのかもしれないと譲渡するときに言われたとのことでした。また、1週間ほど前から口の周りの毛が濡れていることが多く、2日前ほど前からちゅーるの食べ方が変わったということで、口が痛いのかな?と思ったそうです。

たしかに、口が痛くなると食べ方が変わったり、よだれの量が増えたりと、よだれがよく出てくる症状が、クロちゃんにも現れていました。

 

では猫で口が痛くなる原因は何でしょう?

一つは歯周病による歯肉炎が考えられます。歯周病によって歯周ポケットに炎症が起き、歯肉炎を引き起こします。

もう一つは口内炎が考えられますが、こちらはたくさん原因が考えられます。高齢猫であれば、一番考えられるのは慢性腎不全による口内炎です。慢性腎不全により、身体に老廃物が溜まった結果口内炎や胃潰瘍を引き起こします。

また、かみ合わせが悪く歯が当たってしまっていたり、ウイルス性の口内炎の場合もあります。

ウイルス性の場合、代表的なところではヘルペスウイルスやカリシウイルス、猫白血病ウイルス、猫エイズウイルス、猫コロナウイルスなどたくさんのウイルスが口内炎、結膜炎などを引き起こします。

治療法は、歯周病の場合は主に麻酔下での歯石除去になります。一方、ウイルス性の場合は、抗生剤やヘルペス性の場合であれば抗ウイルス剤の投与が主な治療法であり対処法となりますが、難治性の場合は全抜歯を行うこともあります。全抜歯というと食べられないんじゃないの?と心配される飼い主様もたくさんいらっしゃいますが、実は猫ちゃんたちは歯がなくても丸のみで食べることが出来ます。さらに、歯がなくなって口内炎が治った方がすっきりと痛みなく過ごすことが出来て快適に生活している子がほとんどです。

 

ということで、様々な原因がある中で、原因疾患を追求するために血液検査を行うこととなりました。

また、歯周病があるかどうかを見るために、身体検査では口の中もしっかりとチェックを行っていきました。

 

まず、びくびくする猫のクロちゃんを保定するために、往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師がタオルで包もうとしましたが、カーテンを登ったり、キャットタワーに飛び乗ったりとすごくパワフルでした。このような猫ちゃんにも往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは慣れておりますので、うまくバスタオルで包み、口の中を観察しました。

 

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(※参考写真でクロちゃんのではありません)

 

案の定たくさんの歯石がついており、歯周病も重度な状態でした。また、口を触っている途中で歯が1本抜けてしまい、その歯は歯根部がかなり溶けていて、すごく小さい歯になってしまっていました。

 

次はいよいよ採血です。採血の時も、しっかりと保定をするので、クロちゃんは全く動くことなく、すごくお利口さんに終わらせることができました。

 

ここで、少し猫ちゃんのウイルス疾患についてお話しようと思います。

 

猫ちゃんのウイルス疾患のあれこれ

最もご家族様が聞いたことがあるウイルスはヘルペスウイルスかと思います。しかし、ヘルペス以外にも、カリシウイルスやコロナウイルス、猫白血病ウイルス、猫免疫不全ウイルスなどたくさんのウイルスがいます。

このうち猫風邪を引き起こすことが多いのがヘルペスウイルスとカリシウイルスです。よく子猫時代に鼻水やくしゃみ、結膜炎といった症状があった子も多いのではないでしょうか?

猫風邪は、症状が治まっても、身体の中からウイルスがいなくなっているわけではないので、免疫力が落ちた時などに症状が再燃することがほとんどです。

子猫や老猫であれば、猫風邪が致命的になることもありますが、成猫であれば猫風邪が致命的になることはほとんどありません。

では、どういったウイルスが致命的になるのでしょう?

多いのは、猫白血病や猫エイズです。これらのウイルスにかかっている猫は発症すると致命的になることが多いので、お家に迎えたときに必ずチェックすることをおすすめします。

また、猫コロナウイルスも致命的になる場合があります。猫コロナウイルスは通常腸炎を引き起こすウイルスで、ほとんどの猫ちゃんがウイルスに感染し体に抗体を持っています。しかし、このコロナウイルスが稀に突然変異を起こし、血管炎を起こして腹水や胸水が溜まったり、肉芽腫を形成したりと、猫伝染性腹膜炎になってしまうことがあります。猫伝染性腹膜炎を発症すると致死的な結果となり、残念ながら、現在のところ確立された治療法はありません。

このように、猫ちゃんのウイルス疾患はとてもたくさんあり、その病状も重症度もとても様々です。

また、診断も難しい場合もありますので、難治性の口内炎や結膜炎、猫腹膜炎での緩和ケアなど往診専門動物病院わんにゃん保健室ではいつでも受け付けております。

 

 

 

 

話が逸れてしまいましたが、台東区在住のクロちゃんは採血後、口内炎を抑えるために、抗炎症剤と抗生物質を注射し、放してあげると、ふたたびキャットタワーに登って、まだ何かされるのかな?という目でこちらを見ていましたので、私たち往診獣医療チームは素早く終えて、その日の診察は終了しました。

 

今回のクロちゃんのように、ご家族様だけでは捕まえることが出来ず、猫ちゃんも神経質で繊細だという場合にも、往診専門動物病院わんにゃん保健室では出来るだけ負担をかけないように処置を行い、処置が終われば、すぐに、自分のいつもの居場所に戻ることが出来るので、猫ちゃんにとっても、ご家族様にとっても負担が少ない処置が可能となります。

猫ちゃんが怖がりで動物病院に通院させられない、難治性の疾患で家での緩和ケアを希望している、などの場合にも一度お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

ご家族様と猫ちゃんの環境に合わせた治療方針を一緒に考えましょう。

 

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長かったゴールデンウィークが明けましたね!

気分が落ちている人もいるかもしれませんが、今日はそんな沈んだ気分も吹き飛ばしてくれるような晴天でしたね!

お散歩大好きなわんちゃんには最高の天気です。

お部屋が大好きな猫ちゃんも窓際で日向ぼっこなんかも気持ちよさそうな1日でしたね。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室は、ゴールデンウィーク中も診察を行いながら、とあるチャリティーイベントに参加させていただきました。

先日もお知らせいたしました『すまいるフェスin台東区 2019 ~ありがとうのRENSAで人も動物も笑顔に~』です。

本日は、そのイベントの様子についてお話しさせてください。

 

 すまいるフェス御徒町_190508_0003.jpg

 

高齢ペット相談会の実施にあたって

 

 

当院は、ご自宅に直接お伺いして、ご自宅で診療を行う往診という診療スタイルから、高齢のペットと暮らすご家族様からのご依頼を多くいただきます。犬や猫も高齢になると、今まで何不自由なくできていたことが少しずつ出来なくなってきます。人と同じように高齢のペットもご家族様のサポートなしに生活することが難しくなってくるのです。

 

当院は、そういった高齢ペットと暮らすご家族様のお悩みをたくさん聞いてきました。たくさんのご家族様とその愛犬愛猫とともに歩んできました。

その経験を踏まえ、台東区の御徒町駅前で開催された『すまいるフェスin台東区 2019 ~ありがとうのRENSAで人も動物も笑顔に~』において、“高齢ペット相談会”を実施させていただきました。

 

当日は多くのご家族様にお立ち寄りいただき、お話をさせていただきました。

日頃の診察の中でも常に感じることなのですが、シニア犬やシニア猫とそのご家族様が抱える問題は、本当にさまざまな形であり、それぞれの解決策を考えていくことが必要です。

 

犬猫の抱える医療面での問題だけでなく、ご家族様の生活スタイルにも合わせた解決方法を考えなければいけません。

ペットもご家族様もお互いに幸せを感じられるということが大事なポイントです。

 

ご家族様のご都合だけを優先してペットが苦痛を感じてしまってもいけないし、ペットの快適な生活のためにご家族様が無理をして体調を崩すことや、疲れ果ててしまうこともあってはいけないと当院では考えています。

 

そのことを踏まえて、ご相談内容について一方的にアドバイスをするのではなく、一緒に考えさせていただきました。いくつかの質問内容をご紹介いたします。

 

 

16歳のフレンチブルドッグの男の子

 

 

16歳のフレンチブルドッグと暮らしていらっしゃるご家族様がいらっしゃいました。

フレンチブルドッグは他の犬種と比べて平均寿命が少し短いので、16歳とは大長寿です!

 

現在も食欲元気があり、お散歩にも行けるとのことですが、足腰が弱ってきており、後ろ足を踏ん張ることが出来ないときがあることと、歩くときに後ろ足を引きずってしまうことからけがをすることがご心配とのことでした。

後ろ足を支えるための介護用のサポーターのご購入を悩んでいらっしゃるとのことでご相談にいらっしゃいました。

 

お話を詳しく伺っていると、他にも昼夜が逆転し、夜中に起きだしてトイレに行きたがるのもお悩みであるとのことでした。

 

まずは、後ろ足のサポーターについて、市販品の購入ももちろん一つの手段ですが、ご自宅にあるものでもバスタオルをお腹の下に通して両端を持つことで簡易的にサポートしてあげることが出来るというお話をさせていただきました。

また、後ろ足を引きずることによるけがに対してはお散歩のときだけ靴下でカバーしてあげることをご提案しました。洋服などもあまり好きではないとのことでしたので、お家の中は床をけがをしにくい素材にしていただき、お外に出るときだけ靴下での対策を試してみるとのことでした。

 

昼夜逆転に関しては、高齢犬と暮らす多くのご家族様が悩んでしまっている問題ではないでしょうか。多く場合、昼間寝てしまうことが根本の原因になっていることが多いと感じます。

 

昼間寝ているのを起こすのはかわいそうというお声をよくお聞きしますが、その子はどうして寝ているのでしょうか?

例えば、持病などで体力が衰えて疲れて寝ているのであれば、休ませてあげることも大切だと思います。

元気はあるのに、遊びたいのに、つまらないから、眼が見えないから、そんな理由で寝ているのだとしたら、ご家族様が声をかけて遊んでくれたらわんちゃんもうれしいのではないでしょうか。

そして、夜ぐっすり眠れるのではないでしょうか。

 

昼夜逆転しているということは、夜中に起きて動き回るエネルギーが有り余っています。それを戻すためには、昼間に起こしてあげましょう。昼間ご在宅でないならば、寝るまでの間たくさん遊んであげましょう。そして、夜は一緒にぐっすり眠りましょう。

 

そんなお話をいろいろさせていただき、ご家族様は笑顔でお帰りになりました。

 

 

今回のイベントでは、普段の診察でお会いできない多くのご家族様とお話出来る貴重な機会をいただくことができました。他のご相談についてもまた後日ご紹介させていただきます。

 

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室

 

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室は、ご自宅にお伺いし診療を行う往診を専門とする動物病院です。

診察を受けるわんちゃんや猫ちゃんは、ご家族様とご一緒に安心できるお部屋でリラックスした状態でお待ちいただけるため、通院で感じる待ち時間のストレスがありません

また、実際の生活環境を拝見させていただき、ご家族様と時間をかけてお話しすることで、処置や投薬による治療のご相談だけでなく、日ごろの生活におけるケアの仕方をより詳しく具体的にご提案させていただくことが出来ます

 

高齢になったペットに出来るだけ負担をかけずに、持病の治療や在宅看護をしていきたい方や、愛犬や愛猫が家の外に出ることや通院することに大きなストレスを感じてしまう方、ご家族様のご都合で通院することが難しい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

こちらのフォームよりご予約も可能ですが、直接お話を聞きたい方やお急ぎの方はぜひお電話にてご相談ください。

 

台東区中央区を中心に、23区全域および周辺地域まで対応が可能です。

遠方の場合は、予約状況によりご予約日時が限られてしまいますので、お早めのご連絡をお願いいたします。

 

十分に時間を確保して診察させていただくために完全予約制で往診に伺っておりますので、診察をご希望の方は、まずはご予約をお願いいたします。予約状況によりご連絡当日の往診が可能な場合もございますので、お急ぎの方はお電話でご連絡ください

 

愛するペットと過ごす時間を最後まで幸せな時間に出来るように、オーダーメイドの治療方法と介護方法をご提案し、全力でサポートさせていただきます。

 

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こんにちは!!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

 

ついに令和の時代がやって来ましたね!

令和も往診専門動物病院わんにゃん保健室をどうぞよろしくお願いいたします!!!

 

当院では、ご自宅を訪問する往診という形で犬猫の診察を行っています。

 

往診の利点としては、

 

①ペットのストレスが少ない

②ご家族様の事情で通院が困難な際にもペットが診察を受けられる

③緊張していない普段の様子から診断が出来る

 

などがあります。

 

往診をご利用いただいているご家族様に特に喜んでいただいている点は、ペットのストレスが少ないという点です。

そのため、当院で往診に伺うペットは猫ちゃんが圧倒的に多く、わんちゃんでは高齢犬のご家族様が往診を選択されていることが多いです。

 

 エキゾチックショートヘア フリー写真.jpg

 

 

猫ちゃんは、家の外に出ることに大きなストレスを感じてしまう子が多くいます。まず、キャリーに入らないキャリーに入るとずっと鳴いている病院の診察室内で大暴れしてしまう、そんなお悩みから、当院にご連絡をいただくご家族様が多くいらっしゃいます。

 

これは飼い方の問題ではなく、猫ちゃんの特性であり、通院することが難しい猫ちゃんには往診をお勧めしております。

 

通院が困難な猫ちゃんの中には、往診であれば、あまり興奮することもなく、スムーズな診察をさせてくれる子もいれば、往診でもやはり検査や処置を嫌がってしまう子もいます。

ただ、通院との大きな違いは、病院に行くまでの時間~待ち時間~検査後の時間~家に帰ってくるまでの時間を全て省くことが出来るという点にあります。もちろん検査や処置が苦手な猫ちゃんはたくさんいますが、検査が終わればすぐにご自宅の安心できる場所に行くことが出来、このことは猫ちゃんのストレスの大幅な軽減につながります。

 

今まで健康に過ごしてきた子でも、高齢になると、身体のどこかしらに不調が現れます。そんな時に、通院が出来ないという理由で検査や治療を先延ばしにすることで、命に関わることもあります。

人間の医療と同じく、ペットの医療も早期発見・早期治療は大切です。大切な家族である愛猫や愛犬に、出来る限り健康に長生きしてもらうためにも、何か異変を感じた際には、ぜひお気軽にご相談ください。

 

今日は、通院が苦手で約3年間通院が出来ずに、往診を選択された猫ちゃんをご紹介します。

 

 

血尿と頻尿がある猫ちゃん(台東区)

 

 

血尿と頻尿の症状によりご連絡をいただいた猫ちゃんです。

 

初診時、血尿と頻尿が見られるという猫ちゃんでしたが、よく話を聞くと、1か月ほど前からトイレ以外でおしっこをすることがあったとのことでした。

元気や食欲には問題がないということでしたが、診察中も、何回もトイレに行き、尿意がずっと続いている様子でした。

 

ご家族様に往診を選んだ理由を聞いてみたところ、病院では診察室内で大暴れしてしまい、以前通院していた病院では、何かあっても処置することは難しいと言われる程の暴れようだったとのことでした。

 

しかし、往診ではご家族様にお話を聞いている間中、すっと獣医師と動物看護師にも頭をスリスリして甘えてくれ、お腹を見せてごろんと横になるような様子も見られました

 

そのあと、聴診や触診をしている間も全く暴れることはなく、なんと超音波検査もさせてくれました。超音波検査の間はさすがに嫌がる様子はありましたが、検査が終わって自由の身になると、また獣医師や看護師にも近づいてきて甘えてくれるのです。

 

この子は、血尿と頻尿という症状から、膀胱炎がまず強く疑われました。身体検査でも、下腹部(膀胱付近)の触診を嫌がることのほかには大きな異常はありませんでした。膀胱の超音波検査では、膀胱内に明らかなできものや結石は認められませんでした。

 

猫の膀胱炎の主な原因となるものは3つあり、①細菌感染によるもの、②結石によるもの、③ストレスによるものがあります。

実は、2か月程にご家族様が転職され、生活リズムが変わっていました。トイレ以外でのおしっこが見られるようになったのもそれ以降からであるとのことでした。

 

ご家族様のお話と、検査結果から、ストレス性の膀胱炎の疑いが強いと考え、治療を開始しました。飲み薬を飲むことが出来るとのことでしたので、診察当日は注射でお薬を入れ、その日の夜から飲み薬による治療を開始しました。

 

一週間後には、血尿や頻尿は見られなくなりました。病院では暴れてしまうために3年ほど通院が出来ず、混合ワクチンの接種や健康診断も出来ずに心配であったとのことでしたので、後日無事にワクチン接種と健康診断も実施することが出来ました。

 

猫ちゃんの往診

 

今、ご紹介させていただいた猫ちゃんのように、家の外に出ることや、病院という空間が苦手なだけで、検査や処置は上手にさせてくれる猫ちゃんもいます。この子は、私たちが往診に伺う度に、甘えた様子でお出迎えしてくれます。

 

多くのご家族様とお話をし、たくさんの猫ちゃんの往診に伺い猫と往診というスタイルはとても相性が良いと感じることが多いです。

 

もちろん通院することが出来るならば、機器や設備の整った病院で診察、検査を受けることをお勧めします。

しかし、猫ちゃんの性格や、ご家族様のご事情で通院が困難な場合は少なくないと思います。そんな場合には往診という診察の形もある、ということをぜひ頭の片隅に置いておいていただきたいです。

 

そして、往診について知りたい方や、往診による診察をご希望の方はぜひこちらよりご連絡ください。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室のご紹介

 

当院では、ご自宅に訪問する往診という形で犬猫の診察を行っております。台東区、中央区を含む23区内全域および周辺地域まで、訪問することが可能です。完全予約制で十分なお時間を確保して診察させていただくため、まずはご予約をお願いいたします。予約状況により、当日の診察も可能な場合がございますので、お急ぎの場合はお電話にてご連絡をお願いいたします。

 

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師です。

暖かい日がやってきたかと思えば、今日は冬のような寒い日が戻ってきましたね。早くぽかぽかした春日和に戻ってほしいものです。

先日は、診察の合間に桜を眺めながらお昼ご飯を食べました。

お花見シーズン終盤ですが、公園にゴミが落ちていることも多いと思います。わんちゃんのお散歩の際には、誤飲に注意してくださいね。

 

子犬 もやもや フリー素材写真.jpg

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご自宅に訪問して診察、検査、処置を行っております。病院に行くことが難しい高齢猫や高齢犬、病院が苦手な猫ちゃんも、ご自宅で診察、治療を受けることが出来ます。日々の介護が必要なシニア期のペットがいるお宅では、在宅介護緩和ケアのご相談も随時お受けしております。完全予約制で、十分な時間を確保してお伺いいたしますので、まずはお電話または、こちらでご予約をお願いいたします。

台東区を中心に、文京区や中央区へも多くお伺いしております。23区内全域および周辺地域への往診も可能ですので、まずはご連絡ください。

 

今日は、当院で往診をさせていただいている症例をご紹介いたします。

 

 

甲状腺機能亢進症と腎臓病を在宅で治療している16歳の猫ちゃん

 

 

当院では、高齢の猫ちゃんの往診が圧倒的に多いです。

先日は、甲状腺機能亢進症と腎臓病の治療を在宅で行っている16歳のシニア猫さんのお宅に往診に伺いました。

 

腎臓病の治療のために、日々の点滴が欠かせないその子は、ご自宅でご家族が皮下点滴を行っています。

また、甲状腺機能亢進症の治療のために毎日の投薬も欠かせません。

 

私たちは、月に1度定期的に往診にお伺いし、診察と採血、お薬の量の調整、ご自宅での皮下点滴に必要な道具をお渡ししております。

甲状腺機能亢進症の治療中には、腎臓病の悪化に注意しなければならないため、毎月の血液検査では、甲状腺ホルモンの数値と共に、腎臓を評価するための項目も欠かさずチェックしています。また、猫ちゃんは心臓病にも注意が必要であるため、心臓のダメージを測る項目もチェックしています。

 

この子は動物病院に行くことが出来ない性格ではありませんが、高齢であることや頻繁に通院することへの負担を考慮して、飼い主様は往診での検査と在宅での治療を選択なさっています。

 

最近は、ペットの寿命が延び、20歳を超えるシニア猫さんに出会う機会も多いです。

この子にも、ご自宅でゆったりとした生活を送りながら、ご家族と幸せな時間をまだまだ送ってもらうために、少しでも往診によるサポートが出来ればと考えています。

 

 

甲状腺機能亢進症

 

 

ここで、甲状腺機能亢進症についても少しご説明いたします。

 

甲状腺機能亢進症とは、、、

甲状腺ホルモンが過剰分泌されることで、体重減少や嘔吐、多飲多尿、脱毛、興奮、呼吸促拍などさまざまな症状をあらわす病気です。

犬での発症は稀ですが、高齢の猫での発症は比較的多く、日本国内では8歳以上の猫の3~4%程度が甲状腺機能亢進症を発症していると推測されています。

(『犬と猫の治療ガイド2015 私はこうしている』インターズー発行 より)

 

高齢の猫ちゃんで、以下に挙げるような様子がある場合には、一度検査をしてみてもよいかもしれません。

 

・食べているのに痩せてきた

・たくさんお水を飲む

・おしっこが多い

・夜鳴きするようになった

・落ち着きなく部屋の中を徘徊するようになった

・呼吸が荒いときがある

・毛質が粗い

・よく嘔吐する

 

診断は、症状と血液検査の結果を併せて行います。症状があり、甲状腺ホルモンの数値が高い場合に甲状腺機能亢進症であると診断されます。

 

治療は、大きく3つに分かれます。①食事療法、②薬による内科的治療、③手術による外科的治療です。

 

①食事療法

甲状腺ホルモンの元になるヨウ素を制限した食事を与えます。ただし、この治療では、おやつも含め、決められたフード以外のものは一切与えることが出来ません。猫ちゃんは、好きなものしか食べない子も多く、食事療法が成功することは多くはありません。

 

②薬による内科的治療

毎日の投薬により、甲状腺のホルモンの合成を抑制します。少ない量の投薬から始め、甲状腺のホルモンの数値と症状の落ち着く投薬量を調整していきます。数年にわたる投薬が可能な薬を使用しますが、長期使用により薬の効果が下がってくることがあるため、定期的な診察と検査、薬の量の調整が必要です。

 

③手術による外科的治療

内科的治療では副作用が出てしまう場合に選択されることがあります。麻酔リスクについて十分な検査を行った上で実施されます。

 

治療により甲状腺機能亢進症の症状が落ち着いた際に、注意しなければいけないものが腎臓病です。

甲状腺機能亢進症では血流が促進され、腎臓病が隠されてしまうことがあります。甲状腺機能亢進症の治療中に隠れていた腎臓病が明らかになり、腎臓病に対する治療も必要となることがあるのです。

そのため、治療中は定期的な診察及び血液検査によって、全身状態を評価することがすすめられます。

 

以上、高齢の猫ちゃんに多く発症する、甲状腺機能亢進症について簡単にご説明させていただきました。

 

茶トラ猫 顔アップ フリー素材写真.jpg

 

 

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室にいつでもご相談ください

 

 

猫ちゃんは特に、病院に行くことが大きなストレスとなる子が多くいます。しかし、高齢猫さんは、甲状腺の病気や心臓病、腎臓病など、日々の投薬や処置および定期的な検査を必要とする病気になってしまうことも多いのです。やり方さえ分かれば在宅でのケアが出来るのに、病院に行けないために治療を諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか。病院に通院しなければ出来ないことももちろんありますが、往診だからこそ出来ることもあります。まずは、お気軽にご相談ください。

 

 

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熱っぽい/寝てることが多い/子猫/東京

こんにちは

わんにゃん保健室の看護師です。

先週は都心にも今年始めての雪が降りましたね!

空気が冷たいせいか、お散歩に行かれる飼い主様とペットちゃんの足取りが

速く感じました。本当に寒い日でした(^^;)

 

先日は血小板減少により、身体の中の血小板がなくなってしまったさくらちゃんのお宅に往診にお伺いしました。

自宅で余生を過ごすことを期に自宅療養、酸素ハウス、加湿、栄養のあるごはん、注射を続けています。

pet_tenteki_cat.pngSakura(顔写真)

 

●血小板減少症とは

血小板減少症は、骨髄でつくられる血小板が少なくなった状態で、非常に出血しやすく、一度出血すると血がとまらなくなります。

血小板数低下の最初の徴候は、皮膚の内出血で皮下出血やあざがみられます。

例えば、体の一部に皮膚に小さな赤い斑点(点状出血)が多数現れ、ちょっとした打ち身であざ(斑状出血)が広がることがあります。

他にも、歯ぐきから出血する場合や、便や尿に血液が混じる場合があります。月経の出血が多量になることもあります。また、出血が止まりにくくなります。

その血小板の減少が進むと、こうした出血傾向が悪化します。血小板数が非常に少なくなると、消化管から多量の血液が失われたり、外傷がなくても生命を脅かす脳内出血を起こしたりします。とても怖い病気です。

この病気の場合、治療方法の一つに「輸血」があります。

さくらちゃんは高度医療の病院にて輸血を行いましたが、

一時状態が持ち直しつつも、時間と共に悪化し始め

危篤状態までになりました。


そんな、さくらちゃん!
ここからがすごい✨
自宅療養として、酸素室ではありますが、新しい治療方法を試したところ
自力でトイレにいくだけでなく、ごはんを催促するまでになりました(^^)

帰宅二日目、片目をつむり、子猫なのに身体に力が入らずだらんと…

新しい治療を始めてからは
目力と手足に少し力が戻っていきました!!

大変な時期を堪えた昨年。

年越しも無事終え、治療は2ヶ月目に突入しております(^^)

 

診察した日は、お調子が悪いようで
出してくれー!!おねだり遊びもせず、
ベットで過ごす時間が多いとのこと。

診察をすると
お熱が高く、呼吸も早め。

必要なお薬に加えて、抗生物質をしばらく飲むことになりました。

同居猫のすももお姉ちゃんとあんずお姉ちゃんの診察も終わり、ご褒美タイム✨

おやつをあげると…

一心不乱に食べるさくらちゃん

あれ?

お調子悪いって、
お熱もあるんじゃ…(笑)

不安も吹っ飛ぶほどのたべっぷりで
おやつを完食しました‼️ このお調子で
早く本調子になってね(*^^*)

猫(アメショ、完食)

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ダイエット奮闘中/猫/千代田区

こんにちは

往診専門動物病院 わんにゃん保健室の動物看護師です。

 

今回はストレッチダイエットを頑張っている

アメリカンショートヘアーのだいきちくんのお宅にお伺いしました。

 

なぜ、ダイエットか

というと

こんな一面がありました。

 

 

ねこちぐらを目の前にキョロキョロして、お困りの様子のだいきちくん

 

どうしたのー?っと聞くと 

猫ちぐらに頭をいれるも

 

入れない』

 

入場規制にひっかかってしまったようです(;^_^A

 

そこから少しずつ

ラジオ体操というストレッチダイエットを続けています。

 

掛け声は

「ラジオ体操だいきちー\(^o^)/」

 

毎日一回は行うだいきちくんの体操です

 

頑張って運動した後はしっかり食事をしっかり食べています(^^)

猫(アメショ、完食)

頑張って続けようね!

 

 

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どうも!往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師です!

往診専門動物病院では、ご自宅まで往診車で往診専門獣医師がご訪問させて頂き、ペット(犬・猫)の診察を完全プライベートで行っていきます。また、完全予約制ですので、十分な時間でゆっくりとお話を聞くことができます。

最近は、渋谷区、目黒区、中央区、そして千代田区の方からのペット往診依頼が続々と増えてきました。

 

先日のYahoo!ニュースに掲載されたこともあり

少しずつですが周知されてきて、ご自宅のペットに通院以外の方法を提案したりとご家族様のお力になれる機会が増えてきました!

 

以前は、腎臓病についてお話しました。

完全に腎不全を予防するというのは難しいですが、食事内容によりある程度、現在の腎臓の機能を維持することが大事です。

 

今回は腎臓病に配慮した食事についてお話していきます。

 

まずは基本的なことからです!犬・猫にも私たちと同じように、「必要な栄養素」があります。まずはペットや人間にとって、必要な栄養素を列記していきます。

 

●必要な栄養素

・たんぱく質(必須栄養素は★アミノ酸、★タウリン、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプロファン、バリン)

・脂肪(必須栄養素は★アラキドン酸、リノール酸、αーリノレン酸)

・多量ミネラル(必須栄養素はカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素)

・微量ミネラル(必須栄養素は鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素)

・脂溶性ビタミン(必須栄養素は★ビタミンK、D、E、A)

・水溶性ビタミン(必須栄養素はチアミン[B1]、リボフラビン[B2]、ピリドキシン[B6]、ナイアシン[B3]、パントテン酸[B5]、コバラミン[B12]、要酸[B9]、ビオチン[B7]、コリン)

 

★は猫のみです。

 

次に、犬・猫が腎不全のときに考えなければいけない栄養素についてです。

 

●腎臓病で配慮すべき栄養素とは

たんぱく質

 腎臓では、たんぱく質を使って代謝・分解されてできた窒素化合物(尿素やクレアチニン、尿酸)、体内で行なわれる新陳代謝で生じた老廃物、体内に入った不要な薬物や毒物もみんな尿の中に溶けて排出させており、言わば処理工場です。また、体内の水分やナトリウム、カルシウム、リン、カリウム、重炭酸イオンといった電解質(決まった割合で体内に含まれている)を体内の環境を常に一定に保つように、腎臓からの排泄量を調整する役も担っています。

 けれど、腎臓機能が低下することにより体外へ排出する機能が低下し、体内の電解質環境も乱れてしまいます。

 たんぱく質があるだけ、腎臓(処理工場)は代謝・分解しようと処理をしすぎてオーバーロードしてしまうのです。もちろん、調整役もできません。

 その結果、有害物質である窒素化合物や老廃物などが体の中に蓄積されてしまい、尿毒症へと発展してしまうのです。

 弱っている腎臓機能を助けるためには、代謝・分解のエネルギー源であるたんぱく質とリン、ナトリウムを抑える必要があるのです。

 

そんな状態に陥ってしまった犬猫たちに、おすすめしたい栄養素はこちらです。

 

●おすすめの栄養部門

オメガ3脂肪酸が摂取できる食事

腎不全は猫の老化で起こる病気でもあります。

リンやナトリウム、たんぱく質を抑え、オメガ3脂肪酸(EPA、DHA、αーリノレン酸)を強化したものです。

特にEPAやDHAは、猫の腎臓の負担を軽くしてくれる働きが期待されます。愛猫が年を取って腎不全の症状が現れてからではなく、なるべく若いうちから、腎臓に負担をかけないようにすることが大切です。

 

具体的な食材で例えるならば

【動物性食材】

 ・鶏肉、豚肉、卵 など

【ビタミンA】

 ・鶏レバー、豚レバー、銀ダラ など

【オメガ3脂肪酸】

 ・イワシ、サバ、アジ など

 

ちゅーるや猫ちゃん向けのおやつにでてくる定番の味(ささみやイワシ)以外にもバリエーションがあることがわかりますね。

 

上記の栄養素を踏まえて、猫ちゃんやわんちゃんにとっての必要な栄養素だけでなく、腎臓に対する配慮もしなければならないとなると、食事の準備だけでもとても大変です。

また、急に手作り食に切り替えようとしても、食べ慣れていないものを突然あげても猫ちゃんやわんちゃん達は食べてくれません。

 

そんな時に便利なのが、動物病院専用の療法食です。

腎臓病に配慮すべき栄養素と、必須栄養素が兼ね添えています。

病院食といえば、味がそっけなかったりしますが、近年発売されている療法食は嗜好性が高く、療法食を作成しているメーカーさんも増えたので、バリエーションが多くなりました。

 

ということで、ここからは動物病院で腎機能低下の犬猫におすすめされる療法食を一部ご紹介させていただきます。

 

腎臓病向けの療法食を一部ご紹介!

●ロイヤルカナン

多くの病院で扱っている療法食!

https://www.royalcanin.co.jp/new/vets/product_cats/kidney_support/

・腎臓サポート

・腎臓サポートスペシャル

・腎臓サポートセレクション

ドライフードとウェットフード、リキッド(スープ状)タイプがあります

 

●ヒルズ

多くの病院で扱っている療法食!

お米やお肉が入ったシチュー缶は香りも良く食欲をそそられます

ドライフードも勿論あります

https://www.hills.co.jp/cat-food/pd-kd-feline-chicken-and-vegetable-stew-canned#buy-online

・k/d™ ケイディー チキン&野菜入りシチュー 缶詰

・k/d™ ケーディー ツナ入り 缶詰

・k/d™ ケイディー ツナ&野菜入りシチュー 缶詰

 

ドライフードだけでなく、ウェットフードではご飯入りのシチュータイプやツナとチキン味のごはんがあります。

 

●日清ペットフード

国産の療法食!

小分けにされたドライフードなので、

ごはんのフレッシュな状態であげることができます。

http://jp-dietics.jp/product/cat02.php

・ダイエティクス

キドニーキープ、キドニーキープ [リッチテイスト]

 

●アニモンダ

ウェットフードのバリエーションが多い療法食

ドライフードもあります

香りは強めかな?と感じました

https://animonda.co.jp/cat-food/integra-protect/nieren/

・インテグラプロテクト(療法食) 腎臓ケア

INTEGRA® PROTECT Nieren(腎臓ケア)は、慢性腎不全のネコ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。この食事はグレインフリーですので、穀物不耐性のネコにも適しています。

 

 

慢性腎不全になってしまうと、元気なのにごはんを食べない、お水を取らないといった、飲食についてのトラブルが多くなります。

 

腎臓からくる気持ち悪さや懈怠感を減らすため薬を飲ませたいのに、そもそも食べ物を口に運んでくれないと本当に困ってしまいます。

 

無理やり食べさせようとしても、わんちゃんならまだしも猫ちゃんにとっては上手に吐き出したり、意地でも口を開けない、何かを察したように隠れて逃げ切ってしまうといった、物理的な障害もでてきます。

そのため、治療そのものを断念してしまう飼い主様が多いのですが、

それだと目の前でどんどん状態が悪化していくのを見ているしかできません。

 

往診では、日頃の悩みやトラブル、食事の方法、対策まで、ご自宅の中でできることで、その子その子ににあったご相談をお受けします。

できる限りペットが、最後の日までその子らしく過ごせるようサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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こんにちは!

最近なかなか動物病院ブログを更新できていなかった、台東区上野・浅草エリアの動物看護師です。旧名(あさくさワンニャン保健室)から新名(わんにゃん保健室)に変更してから、台東区にお住まいのペットオーナー様達からは浅草を捨てたな!なんて言われることがありますが、決してそんなことはありません!

江東区や中央区、港区や渋谷区など最近広い地域からオファーがあり、その都度『浅草って書いてあるから来てくれないと思ってた。』と言われるので、思い切って動物病院名を変更したそうです!(江本宏院長説)また、江本宏平先生は犬猫の往診専門動物病院の院長なのですが、2018年7月1日に株式会社B-skyという名前で会社化され、たまにWeb上や紙面で【株式会社B-skyの往診獣医療サービス『わんにゃん保健室』】と書かれています。これは、単なる呼称違いであり、ペットの飼い主様からは『往診専門動物病院わんにゃん保健室』と呼ばれていて、企業様からは『往診獣医療サービスわんにゃん保健室』と呼ばれています。ちなみに、正式名(登録名)は旧名(あさくさワンニャン保健室)ですので、ややこしいですね。。。

 

さて、前置きが長くなってしまったのですが、ここからが今日の本題『動物病院での診察にかかる時間』についてです!

 

動物病院は待ち時間が長い

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愛犬・愛猫の健康診断やワクチン接種などの予防医療を受けるために動物病院に通院するときに、みんなが懸念することに『待ち時間』があります。特に、犬の狂犬病予防ワクチン接種期間である4月〜6月くらいだと、待ち時間は最低1時間で2, 3時間待ちなんてのはざらにあります。これは、ワクチン接種(狂犬病予防ワクチン、混合ワクチン)が原則午前中に行うことを推奨しているからです。なぜかというと、万が一ワクチンアレルギーが発症してしまったら・・・ということが懸念されるためです。ちなみに、前回大丈夫だったから今回も大丈夫だという保証はありませんので、このポイントは間違えないでください。

 

次に、体調不良時の通院についてです。病気の犬猫を連れて動物病院に来たけれど、待合室はペット(犬、猫、その他小動物、たまに大動物)で溢れていて、診察を受ける前までに精神的にも体力的にも疲れてしまったなんてことはありませんか?

 

ペットの体調変化は急であり、そのために仕事を休んで、または半日休暇(半休)をもらって動物病院に行っているなんてことはよくあることであり、それに対して待ち時間を減らす努力がなかなかできないのが動物病院のシステムです。獣医師はすべての命に対して最大の倫理を持って平等に向き合わなければいけません。ですが、忙しい飼い主様にとって、そして体調が悪いペットにとって、動物病院での長い待ち時間は苦痛以外のなにものでもありません。

 

『ただ、ワクチン接種に来ただけなのに・・・』

『診察は5分なのに、診察までの待ち時間が2時間も・・・』

『愛犬・愛猫の薬だけをもらいに来たのに、1時間以上待たされてしまった』

 

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動物病院の業務はとてつもなく多く、みんながみんな全力で多忙な毎日を過ごしています。しかし、それでもペットオーナー様、そしてペットたちを待たせてしまいます。できる限りミスがないよう最速で頑張っていると思われますので、何卒ご了承ください。

 

ここで考えること、それは『消費時間』についてです!

時間は有限であり、取り戻すことができないということを覚えておいてください。

 

江東区清澄白河エリアにお住まいのトイ・プードル(10歳、避妊雌)

例えば、家から200m離れた動物病院に愛犬を連れて行きました。いつも慢性疾患(腎機能低下症とします)で通院していて、2日に1回、通院で皮下点滴を行っていました。

 

では、ここにどんな時間がかかっているのかを考えてみます。

 

1. 通院時間

家から約200m先の動物病院であれば、歩いて行くことが多いかなと思います。(東京都内でなければ車の可能性、自転車のカゴに入れて通院するのは事故の原因になりますのでやめてください、よくカゴからの落下で骨折という症例が動物病院にきます。)

このとき、準備したから向かうとして、準備10分通院15分約25分が使われます。

 

2. 待ち時間

ようやく動物病院についたのに、待合室は混雑していたなんてことはよくあることです。自分のペットより前に4頭いれば、おおよそ45〜1時間待ちです。(1症例5分〜10分カルテ記載・処方に2分〜5分、カルテをまとめて書く獣医師もいますが割愛します。)地域で人気の動物病院であれば、さらに待ち時間が長くなるかと思います。

 

3. 診察時間

担当獣医師の性格や診察スタイル、ペットの病気の状態や性質、飼い主様とのコミュニケーション度合いなどにより大きく変わってきますが、だいたい5分〜10分です。(初診で10分、再診で5分くらいが基準、担当獣医師がグルグル変わる動物病院だと引き継ぎやカルテの読み込み時間が別途診察以外に発生)

 

4. 会計待ち時間

処方内容より薬と本日の会計を作ってもらっている時間です。これも前のペットがどんな病気・状態かなどによって変わりますが、だいたい10分〜30分くらいかなと思います。

 

5. 帰宅時間

家に帰るまでの時間(今回だと15分くらい)、荷物の片付けと足裏の洗浄など(10分くらい)が必要になってきます。

 

さて、ここでどのくらいかかったのかを計算していきたいと思います。

 

ざっと、約2時間前後です。

 

この2時間は単純に時間消費だけでなく、その前後には見えない時間消費が隠れており、多くの場合に半日作業になることが懸念されています。

 

そのため、多少の異変であれば様子を見てしまおうと判断されてしまうのだと思います。

この時間的な懸念が、愛犬・愛猫の体調変化を見逃してしまい、ペットオーナーに向けたSOSサインをスルーしてしまう要因であると考えられます。

 

忙しい飼い主様に朗報

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時間を有効に使いたいとお考えの飼い主様には、通常の通院による診察ではなく予約診療ペット往診サービスをお勧めします。少し費用が高くなるかもしれませんが、完全予約制の動物病院や往診専門の動物病院があります。動物病院によっては、予約は昼休憩時間帯のみとされている、または別途予約診療費がかかるかもしれませんが、まずはかかりつけの動物病院に予約制度があるかを確認してみましょう。また、家でお仕事をされていて離れられない、待ち時間をできる限りゼロにしたいと考えられているペットオーナー様は、完全予約制の往診専門動物病院がおすすめです。完全予約制かつ往診専門であることから、診察時間まではいつも通りの生活をしていただき、診察が終わればすぐに日常生活に戻れるというメリットがあります。

時間を重視される飼い主様には、往診獣医療サービス・往診専門動物病院・完全予約制の3つがキーワードになると思われます。

 

時間を有効活用したい飼い主様 → 完全予約制

通院時間を無くしたい飼い主様 → 往診獣医療

仕事の前後で効率よく受診したい飼い主様 → 往診専門動物病院

 

時間をまとめてみましょう!

通常の受診には、通院→待合室→診察→会計の流れがあり、そこにはカウントされづらい『消費時間』があります。時間は有限であり、ほとんどの方でできれば有効活用したいと考えていることかとおもいますし、消費される時間が少ないに越したことはないはずです。

 

通院準備(20分)、通院(通院時間20分)

待合室(待ち時間1時間)

診察(診察時間5分)

会計(待ち時間30分)

帰宅(通院時間20分)、荷物の片付けと足裏洗浄(20分)

 

などと、ご自分でメモしてみると、意外とこんなに時間がかかっているんだなと感じると思います。

かかった時間をお金に換算すると・・・など考えると、もしかしたら見えない費用がかかっていたかもしれません。

 

次回は、できる限り時間を短縮するための受診方法を考えていきます!

『動物病院でスムーズに診察を受けられる3つの方法』というテーマでお送りしますので、乞うご期待!(^^) ※あくまで個人の意見です。

 

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往診獣医療について③

前回は『往診でできることとは・・・』について詳しく書かせていただきました!

『往診でできること』について、なんとなくお伝えできたかなと思います。訪問先に医療資材・機器を詰め込んだでっかいバッグを持って往診に行きますので、やや体力勝負なところもありますが、暑さ寒さに負けずに、犬猫たちとご家族様のもとまで安心の獣医療を訪問でお届けしています。

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今日は、そんな往診を依頼するにはどうしたらいいのかについて書いていきます!

今回のテーマは『往診(訪問)依頼までの流れ』です。

 

往診依頼までの流れ

 

1. 電話(03-4500-8701)または問い合わせページからご連絡ください。

必要な情報としては、飼い主様のご住所、ご連絡先、ご予約希望日時、ペットの動物種、品種、性別、避妊去勢の有無、年齢、どんな症状がいつ発症したのかなどをお伝えください。愛犬・愛猫が明らかにぐったりしていた場合など緊急を要するときには、問い合わせの返事が返ってくるのを待つのではなく、電話にてその旨を伝えてください。かならず、獣医師から折り返しご連絡します。

ペット(犬、猫)の状態や症状などから、おおよその診療費見積もりをお伝えすることができますので、お気軽にお伝えください。

 

2. 日程調整

状況を確認できたら、次に往診日程を決めていきます。できれば全て当日、そして早く訪問して往診診療してあげたいのですが、往診という距離移動を伴う診療形態であることから、当日にご予約いただいても対応しかねてしまう場合があります。当院は、基本的に前日までの事前予約による完全予約制の往診診療を行っておりますが、空いている時間を見つけたり、または調整することで、可能な限り緊急対応できるようにしています。

往診日程が確定したら、あとはその時間までご自宅でゆっくりとお過ごしください。ぶらぶら出かけるもよし、お仕事するもよし。診察までの間はご自由にお過ごしいただけます。ペットも診察が始まる瞬間までは、いつもと変わらない環境で悠々自適に過ごすことができます。

 

3. 往診

往診は通常、往診車でご自宅付近まで訪問します。もしご自宅にゲスト用の駐車スペースがございましたら、事前にお伝えください。もし駐車スペースがない場合は、近隣の公共パーキングを利用させていただきます。(駐車料金あり)

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診察が始まると、まずは問診票へ必要事項を記載していただきます。基本的な流れは、問診(30分)→検査(必要に応じて)→診断→処置内容の決定→処置→インフォームドコンセント→処方→次回日程調整→会計となります。

 

わんにゃん保健室の往診獣医療のモットーはご家族様に最後まで寄り添うことです。愛犬、愛猫の診察後には、ゆっくりと時間を取り、今の病状や何に気をつけたらいいのか、今後どんなことが起こりうるのかなど、事細かくご説明させていただきます。特に、当高齢犬・猫の緩和ケア希望の場合には、ご納得いただけるまで誠心誠意ご説明させていただきます。

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その場ではわかったような気がしても、診察が終わると、やっぱりよくわからないということがあると思います。訪問による往診獣医療は、完全プライベートでの診察ですので、同じ質問でも何度でも聞くことができますし、何が不安なのかが明確になるまでお話しをしていただけます。

 

4. 会計

会計は当日払いのみで、現金またはクレジットカードがご利用いただけます。クレジットカードは、VISA、MASTER、AMEX、JCB、Diners Club、Discoverが対応しています。

 

 

 

 

今日は、往診の流れについてご説明させていただきました!

往診の流れは、予約(電話・ホームページ)→日程調整→往診→会計→再診です。

往診専門動物病院では、ご自宅まで医療機器・薬などをもって訪問し、ご自宅で愛犬・愛猫へ動物医療を提供していきます。

ご家族様の事情やペットの性格、特にキャリーなどで外出することを極度に嫌がる猫ちゃんなど、なんらかの理由で動物病院への通院が牽制されている場合には、まずはご連絡ください。初診で生活環境を踏まえたペットにとって最良となる診療プランを組んでいき、ペットにとって、そしてご家族様にとってもストレスない診察を目指します。

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往診専門獣医療を知ろう②

第2回となる往診専門獣医療を知ろうのコーナーです^^

前回は『往診専門動物病院とは』・『往診専門の獣医療誕生の背景』・『具体的な往診例』について詳しく書かせていただきました!

今日は、きっと多くの犬猫の飼い主様や各方面の方々も気になっているだろう、『往診でできること』について、簡単に書いていきます。

動物病院というと、おそらくみなさんはイメージできると思います。近所にある動物病院の内部を見学されたことはございますか?

たくさんの医療機器や医薬品・医療資材が立ち並んでいると思います。動物病院では、それらを使用して、検査・診断・処置・処方などを行なっています。

では、訪問して獣医療を行なっている往診専門動物病院では、一体何ができるのでしょうか。

 

往診では何ができるのか

往診(訪問)獣医療が提供できる内容についてです。

問い合わせでも多い内容の一つが、『往診で何ができるのか』です。

 

往診専門動物病院では、必要な医療資材・機器・薬を車に搭載させたり持ち込んだりして、ご自宅を訪問し往診での診察を始めて行きます。

 

往診でも、基本的な診察内容は動物病院と大きく変わりません。

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身体検査や神経学的検査、糞便検査や尿検査、血液検査や超音波(エコー)検査など、各種検査を行うことができます。処置では、注射や点滴を始め、局所麻酔での外傷処置や全身麻酔での尿道閉塞の解除、巻き爪の除去などです。

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そして、往診が最も特化している分野が『緩和ケア』、そして命の終わりに向けた最後の医療である『ターミナルケア』です。高齢犬・猫や病気が進行してしまったペットたちの苦痛をできる限り取り除き、その子がその子らしく余生をご自宅ですごさせてあげることを目的に、病状の管理と点滴などの処置を行なって行きます。このステージでは、ご家族様とのコミュニケーションを今まで以上に大切にしていきます。精神的にも肉体的にも限界まで頑張っている飼い主様が多く、今まで誰にも相談できなかったというケースも少なくありません。そんな飼い主様の心のケアにも十分な時間を取り、ゆっくりお話をお伺いできるのも、往診専門動物病院だからこそできることです。

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飼い主様がご納得いただけるまでご説明させていただきますので、今まではできなかった質問も話せると、飼い主様からよく言われています。

 

デメリットとして挙げられることに、大型医療機器を用いた検査・処置があります。往診では、X線検査や麻酔機器を用いた大掛かりな手術は適応できないため、必要に応じて動物病院をご紹介させていただいております。

 

このように、訪問による往診獣医療では、ペットの健康管理上十分な医療環境が整っており、また現在最も重要と考えられている獣医療ネットワークに長けていることが、往診専門動物病院の特徴でもあります。

 

そのため、ホームドクターとして往診獣医師をもっているご家族様が最近増えてきています。ちなみに、ホームドクターは1箇所だけではなく2箇所以上と複数もつことが推奨されており、それによって獣医師1人の見解だけでなく複数の獣医師からの意見をもらうことができる、いわゆるセカンドオピニオンも聞きやすくなります。ペットの万が一に備えて、ホームドクターとして往診獣医師と動物病院、そして緊急や夜間緊急を対応してくれる獣医師や動物病院を決めておくといいと思います。

 

定期的に訪問し、定期往診診療を行うことで、できる限りご家族様の生活リズムを乱さずに愛犬・愛猫に獣医療を適用することができ、本当に必要な時だけは通院してもらうという流れが今後は増えて行くと思います。

 

今回は、往診獣医療の実態に迫る『往診でできること』について書かせていただきました。次回も往診専門動物病院を知っていただけるよう、具体的な診療事例などを合わせて書かせていきたいと思います^^

動物病院に通院できなくて困っているご家族様、まずは往診のご相談からで構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

 

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往診専門獣医療を知ろう①

往診専門動物病院ってなんですか?どこに病院があるんですか?と聞かれることがありますので、ここでしっかりと往診専門動物病院のことを伝えていきたいと思います!

ということで、今回は多くの飼い主様に往診専門動物病院と往診獣医療を知っていただけるように、何回かに分けて、『往診専門動物病院の往診獣医療』について書いていきます!

初回となる今回は、『往診専門動物病院とは』・『往診専門の獣医療誕生の背景』・『具体的な往診例』についてです!

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往診専門動物病院とは

往診専門の獣医療について、皆様はご存知でしょうか? 

往診専門動物病院とは、その名の通り『往診』『専門』に行なっている動物病院です。

動物病院といっても、通常の動物病院とは違って病院施設を持っていないことが多いということが特徴です。

往診専門獣医師は、自宅やオフィスに医療機器や医薬品、医療資材などを保管し、往診依頼を受け付ければご自宅まで医療資材・機器を持って訪問します。

訪問先は、飼い主様のご自宅や高齢者向け住宅、猫カフェやドッグカフェ、トリミングサロンやペットショップ、または企業のオフィスなど、ペットがどこで生活しているかによって訪問先は変わってきます。

どんな環境においても、ペットと飼い主様にとって最良となる獣医療をご提案し処置・治療が行える獣医療に特化したのが、往診専門動物病院です。

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往診専門獣医療の誕生背景

従来の犬猫の往診(訪問)獣医療は、動物病院のオプションとして行われているサービスとして考えられていました。

通常の動物病院が提供できる往診(訪問)サービスは、昼休憩や診療終了後などの時間に行われています。

しかし、多くの動物病院は検査・手術を待っているわんちゃんや猫ちゃんをたくさん抱えているため、それらの時間をその子達のために費やさなくてはいけないのが現状です。

時間や獣医師数の関係上、訪問での獣医療を求めている犬・猫がいることはわかっていても、なかなかそこまで獣医療を届けることは難しいため、通院できない犬・猫に関しては目を瞑るしか選択肢がありませんでした。

獣医療は日々発展しており、人間の医療レベルまで追いついている分野も存在していると考えられています。

しかし、これは全て『動物病院に通院できる』ペット達にとってのことであり、『動物病院に通院できない』ペット達からすれば、体調が悪くても注射すら提供されることができません。

また、高齢犬・猫や病気が進行した状態のペット達を通院させることは難しい場合が多く、できる限り負担をかけないで家で看てあげたいと希望するご家族様に対して動物病院が提供できる獣医療は限られてしまいました。

必要な薬や処置道具を渡すことはできても、ペットの病態の経過を把握する方法は飼い主様からの話しかないので、今の病状を詳しく把握することができず、診察していれば判断できた症状や病状の変化も見逃してしまう可能性がありました。

この『動物病院に通院できないペット達』にも最良な獣医療を提供する方法として、動物病院のオプションではなく、往診に特化した獣医療形態である往診専門動物病院の存在が必要とされました。

 

本当に往診(訪問)獣医療を必要としているご家族様に、訪問で獣医療を届け、最後の日まで決して飼い主様を一人で悩ませず、最善の診療を一緒に考え提供していくことができる存在として往診専門動物病院は誕生しました。

 

具体的に訪問を必要としている飼い主様とペット(犬・猫)の例

訪問による獣医療提供を必要とされているケースは、ご家族様側の事情と犬猫側の事情に大きく分けられます。実際に多かった往診事例を掲載させていただきます。

 

【ご家族様側の事情】

・(飼い主様が)高齢なため、ペットを連れて通院することが大変。

・子供が小さいので家を空けられないし、赤ん坊を連れて動物病院に行って迷惑をかけたくない。

・多頭飼育で、数頭に分けて何度も通院するくらいなら、往診で一気に診てもらいたい。

・仕事で忙しいので、通院や待ち時間にかかる時間を節約したい。

・プライベートを重視したい。

 

【猫に多い事情】

キャリーに入ってくれない。

・キャリーに入ると狂ったようにずっと鳴き叫んでしまう。

・待合室で他のペットが気になってしまう(吠えられるなど)。

・一緒に住んでいるが触らせてもらえない。

・診察台に乗せると極度に緊張してしまう。

・診察後に帰宅すると、隠れてしまって数日間出てこなかった。

 

【犬に多い事情】

・大型犬で足が不自由なので連れていけない。

・多頭飼育で集団ワクチン、フィラリア、ノミダニなどの予防を一気にやってほしい。

 

このように、ご家族様やペットの性格・性質によって、動物病院に通院することが難しいとされるご家族様は多くいます。

往診専門動物病院が提供できる往診に特化した獣医療サービスは、通院に変わる新たな選択肢の一つとして、これらの問題の解決策となっていくと考えられます。また、今後往診がさらに求められるであろうと予想できるデータとして、昨今の猫の飼育頭数増加があります。

 

散歩などの手がかからない猫をペットとして迎え入れているケースが東京都内でも多く見られます。

平成29年度のデータでは、犬の飼育頭数が約890万頭、猫の飼育頭数が約950万頭と、猫の方が多くなっていますが、もともとは犬の方が多かったです。

しかし、現代社会の流れなのか、現在では猫の方が多くなり、その数はどんどん増えています。

 

可愛いし手間もかからないということだけで、安易に猫を飼うことは危険です。上記の事情を見てわかるように、猫ちゃんの多くは通院すること自体を苦手としています。病気になったら近くの動物病院に連れていけばいいやではなく、もし連れていけなかったとした場合に訪問対応してくれる獣医師が近くにいるかどうかをしっかりと探しておきましょう。

 

 

今回は、往診獣医療のさわりのところだけを書かせていただきました^^

次回は、往診を呼ばれているご家族様やペットの特徴について書いていきます。

 

訪問による往診獣医療のニーズは、認知度が上がってくるに連れて伸びています。

なかなか通院できなくて困っているご家族様は、まずはお気軽にご相談ください。

 

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フィラリア予防について

こんにちは!

中央区勝どきの分院が出来て早半年、多くの飼い主様の生活環境に合わせた定期往診獣医療をご提案させていただいております。今年引っ越してきたばかりのご家族様から往診を依頼されることが多く、その際には通院できる環境であればご家族様にあった近隣の動物病院をご紹介させていただいております。往診獣医師によるその子その子に合った獣医療をプランニングすることで、より快適で幸せなペットライフを送れるよう、往診獣医師として全力でサポートさせていただきます。

 

さて、コラムに入っていきます!今日のテーマは『犬のフィラリア症』です。

 

『犬のフィラリア症』

フィラリア感染症予防のシーズンがやってきましたね!

フィラリア感染症について、かかりつけの動物病院の獣医師からはどんな風に伺っているでしょうか?動物病院はフィラリア感染症予防のシーズンが狂犬病予防ワクチン接種のシーズンと、そして猫ちゃんの繁殖期とぶつかってしまうため、この時期は繁忙期で院内はまさに戦場のようになります。そのために、なかなか1件1件のペットに対してフィラリア感染症予防について、診察室でゆっくりお話しすることができないかと思います。

あさくさワンニャン保健室の往診による予防医療(ワクチン接種、フィラリア予防など)では、往診獣医師がご自宅にお伺いし、予防における必要な知識を1件1件十分な診療時間をとり丁寧にお話しさせていただきます。犬猫の予防医療で最も大切なことは、飼い主様が予防医療の意義を理解することです。往診獣医師として、ご家族様の予防医療に対する知識レベルの向上に貢献できればと思います。往診獣医師によるご自宅での予防医療では、基本的は健康診断としての身体検査や血液検査、糞便検査から尿検査、そして各種ワクチン接種やフィラリア予防、ノミダニ予防など、従来では動物病院でしかできないと考えられていた内容もほとんど全てを在宅にて行うことができます。大型医療機器を持ち込めないので、避妊去勢手術は往診獣医療では対応しておりません。しかし、動物病院に連れて行って手術してくれるところもありますので、ご希望の場合にはご紹介させていただきます。その際には、往診のときに獣医師にその旨をお伝えください。

 

前置きが長くなりましたが、今日のテーマである『犬のフィラリア症』について書いてきます。

 

犬のフィラリアフィラリア感染症は、犬にとっては致命的な結果を及ぼすほどの疾患のひとつに分類される、気をつけなければいけない病気です。最近では、猫でもフィラリア感染症が言われていますので、一概に犬だけの病気とはいかなくなってきました。猫の飼い主様には、レボリューションを毎月塗布してもらうことをおすすめしています。レボリューションにはセラメクチンという成分が入っており、フィラリア症に有効であるとされています。今回は割愛させていただきますので、詳しくはレボリューションの製造元であるファイザー製薬にお問い合わせください。

 

そもそも、フィラリアって?

大切・フィラリア予防.png

参考:大切・フィラリア予防

 

フィラリアは寄生虫の一種で、糸状の形状をしています。成虫では数十cmほどになるとも言われています。

 

どうやって感染するの?

フィラリアの感染には、『蚊』の存在が必須です。フィラリア症の犬から血を吸った蚊が、他の犬の血を吸ったときに感染が成立する可能性があります。ここは少し詳しくお話ししていきます。フィラリアの一生はミクロフィラリアに始まり幼虫(L1→L2→L3→L4→L5)になり、その後成虫となって、またミクロフィラリアを産出していきます。フィラリアを保有している犬の体内で産出されたミクロフィラリアを蚊が吸い上げます。蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、蚊の中でミクロフィラリア→L3まで成長します。その後、他の犬の血を吸いに行き、蚊から犬へと感染します。この時はL3の状態であり、そのままL5まで成長しながら皮膚から筋肉へと移行し、血液中にはいっていき成虫となります。成虫は血行にのり心臓まで達したところで詰まり、肺動脈や心臓の右側に多量のフィラリア成虫の虫体が溜まります。

 

感染するとどうなるの?

フィラリアが肺動脈に寄生することから肺高血圧という症状を呈し、肺性心と言われる心機能不全を起こすことがあります。また、右心不全に伴う肝腫大や腹水、フィラリア虫体が排泄する物資による刺激で肺動脈硬化症、そして全身循環の低下によって肝硬変や腎不全などの多臓器不全を発症し、亡くなることが多いです。

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症状としては咳、体重減少、貧血、腹水などで、よくあるのは『散歩に行きたがらない』や『なんか呼吸が荒い』、『ゼェゼェしている』、『食欲がないのに太ってきた』というがよく聞かれます。

そして、フィラリア感染症でもっとも怖いのが、フィラリア感染症に伴う大静脈症候群です。突然、赤ワインのような尿をしたり虚脱状態になったりすることがあります。これは肺動脈に寄生していたフィラリア成虫が移動し、右心房と右心室をまたいで寄生状態に落陥ることによって生じる三尖弁閉鎖不全が原因であると考えられています。この場合には、フィラリア虫体の摘出術が必要となります。

 

感染しているかどうかは検査しましょう

フィラリア感染症の感染の有無は採血でわかります。あさくさワンニャン保健室では、フィラリア抗原検査キットを用いており、感染の有無を素早く診断することができます。その他にもさまざまな検査方法がありますが、検出率を考える上で、当院ではフィラリア抗原検査を推奨しています。感染を見逃していて予防薬を飲んでしまうと、一気に大量のフィラリア虫体(ミクロフィラリアを含む)が死んで血管塞栓を起こしてしまうことあります。必ず予防薬の投与前には、獣医師に相談するようにしましょう。

 

フィラリア感染症は予防できる!

フィラリア感染症は予防できます。毎月1回のフィラリア予防薬を投与することで、上記のような怖い症状から愛犬を守ることができます。蚊に刺されてから最短で45日で心臓までの寄生が成立することから、毎月1回でできる限り投与間隔を空けすぎないように注意して投与するようにしましょう。投与期間は蚊が飛び始める(活性化する)時期から、見かけなくなる頃からさらにもう一回の投与が必要です。地域にもよりますが、都内の多くの動物病院では5月から12月までの8回の投与を推奨していることかと思います。この方法で予防をされているペットは、飲み始める前には必ず検査するようにしましょう。あさくさワンニャン保健室では、通年投与を推奨しています。理由は『蚊が飛び出す気温』にあります。蚊は15度を超えると活性化し、吸血を始めるとされています。真冬を除き、冬でも暖かい日があるのが最近の気候であるかと感じており、せっかく予防していても、冬の予防期間外に万が一刺されてしまったら悲しい思いをする可能性があります。ちなみに、地域や気候に差はありますが、予防しないで一夏越えると14%、二夏で90%が感染しているとされています。多くのフィラリア予防薬の特徴が、『投与した段階で感染しているフィラリア虫体を駆除する』ということです。飲んだら1ヶ月間ずっと効果があるわけではないので要注意です。フィラリア感染症で最も大切なことは、蚊に刺されないように気をつけるのではなく、刺されたとしても毎月のフィラリア予防薬の投与をすることで、愛犬に入ってきていたフィラリアを全て駆除してあげることです。

つまり、地域にフィラリア感染症の子がいるからって警戒したり避けたりするのではなく、常に愛犬が蚊に刺されている環境にあることを前提に考え、毎月の予防薬の投与を忘れないことを心がけてください。飼い主様の的確な判断で、愛犬・愛猫を危険から守ってあげましょう。

 

 

予防できる病気はしっかり予防し、少しでも安心安全なペットライフを送れるように心がけましょう!あさくさワンニャン保健室の往診獣医療では、ご自宅にお伺いし身体検査、採血、血液検査を行い、問題がなければフィラリア予防薬をお渡しさせていただきます。その際に、飼い主様にペット(犬、猫)予防医療について詳しく往診獣医師のほうからご説明させていただきます。普段から行っている何気ない予防医療から、しっかりとしたエビデンスに則った予防医療を、最愛のペットに提供してあげましょう。

これからいろんなところでペットの予防についての話があるかと思いますが、インターネットの情報や噂で惑わされずに、きちんとした見解を獣医師に確認するようにしましょう!

 

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犬の予防接種(混合ワクチン)

こんにちわ!

往診専門動物病院 あさくさワンニャン保健室

往診専門獣医師の江本宏平です^^

 

最近は中央区勝どき、銀座、晴海にお住いの飼い主様、そして江東区豊洲にお住いの飼い主さまからの往診獣医依頼が多くなっています。中央区勝どき・江東区豊洲という土地柄なのか幼齢動物への予防接種で往診に出向くことが多くなっています。新しく命を迎えられて楽しい気持ちの反面、これから始まるパワフルでファンタスティックなペットライフに期待と不安を抱えられている飼い主様が多く見受けられています。そんな飼い主様向けに今日から少しの間は、ペットライフの基本知識である『予防医療』について書いていきます。

 

2月もいよいよ後半を迎え、3月から考えなければいけないこと。。。それは、『予防医療』です。ちなみに、狂犬病予防ワクチン接種は3月2日から年度変更が行われますので、最速で平成30年の狂犬病予防ワクチン接種済票は2018年3月2日にもらえますよ!狂犬病予防ワクチン接種を愛犬に受けさせることは、犬を飼われているご家族様にとって法律で定められた『義務』です。持病など、理由があって狂犬病予防ワクチン接種をしない場合には、かかりつけの動物病院の獣医師とよく相談するようにしましょう!

予防シーズンを迎えるにあたり、まずは往診獣医師として往診での予防医療内容を書いていこうと思います。

予防医療の一つである予防接種を大きく分けると、猫の混合ワクチン接種、犬の混合ワクチン接種、狂犬病予防ワクチン接種があります。文書のボリュームが多くなりますので、今日は犬の混合ワクチン接種について書いていきます。①混合ワクチン接種の意義、②犬用混合ワクチンの種類、③5種、6種と9種の違い、④混合ワクチンを接種するメリットとデメリット、⑤子犬の混合ワクチン接種の時期についての順で送ります^^

 

①混合ワクチン接種の意義

 混合ワクチン接種を行う最大の目的は、ペットを予防可能な病気から守ってあげることです。

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 混合ワクチンに含まれている予防対象の病原体は、感染すると重篤な症状を呈したり、ジステンパーウイルスやパルボウイルスように、最悪亡くなってしまったりするような怖いものも含まれています。また、それらの感染力が強いことも懸念されます。ちなみに、通常ウイルスは体外に出ると感染能を失うのですが、パルボウイルスのように体外でも感染能を有し、飼い主の靴の裏について屋内に持ち込まれることもあります。その場合には、屋外に出ない犬(ちなみに猫もです。)でもウイルスに暴露される(感染する)リスクが生じてしまいます。他の犬と触れあう可能性があるなしに関わらず、しっかりと予防してあげましょう。

 

②犬用混合ワクチン種類

 犬用の混合ワクチンでは、含まれている病原体株(数)が数個から10個を越えるものなど、現在の日本ではたくさんの種類のワクチン製剤が扱われています。当院では、比較的安全性の高い5種混合ワクチンと、遠出をよくする犬用に9種混合ワクチンを使用しております。では、5種と6種、それ以上の9種などではなにが違うのでしょうか。

 

③5種、6種と9種の違い

 5種混合ワクチンと6種混合ワクチン、そして9種混合ワクチン(当院では9種混合ワクチンを扱っているので、ここでは9種混合ワクチンを取り上げます)の違いは、単純に含まれている株数だけでなく、ウイルス株だけなのか、それとも細菌株も含むのかです。

 5種混合ワクチンと6種混合ワクチンの違いはコロナウイルスがあるかないかです。幼齢犬では5種混合ワクチンか6種混合ワクチンを接種するのが基本的には推奨されていると思います。9種混合ワクチンなどの7種以上の混合ワクチンではレプトスピラと呼ばれる細菌が含まれており、含まれているレプトスピラの菌体種数によって7種、8種、9種・・・と増えていきます。生活環境によって、愛犬に何種混合ワクチン接種が必要なのかは、かかりつけの動物病院の獣医師にご相談してください。

 

④混合ワクチンを接種するメリットとデメリット

 混合ワクチンを接種するメリットは、予防できる病気から体を守ることです。いろんなペット可施設で『1年以内の混合ワクチン接種証明書の提示』や『本年度の狂犬病予防ワクチン接種証明書の提示』を求められるかと思います。これには、未然予防の啓蒙と病気の蔓延防止を目的として定められているのかなと思います。接種することで、気兼ねなくお出掛けできかと思います。そして、デメリットについてです。最大のデメリットは体への負担です。ワクチン接種では、少なからず体に負担がかかり、中には下痢嘔吐、かゆみや顔の腫れなどを認めます。しかし、ワクチンアレルギーの中で最も重篤なアナフィラキシーショックではそんな悠長なことはいってられません。アナフィラキシーショックが起こった場合に、すぐに処置をしなければ致命的になることが懸念されます。代謝性疾患や神経性疾患、循環器系疾患などの持病を抱えている場合には、ワクチンアレルギーによって重篤な症状を発症してしまう可能性があるため、ワクチン接種を勧められない場合がございます。ワクチン接種の前に、必ず担当獣医師に相談しましょう。当院の往診獣医療での混合ワクチン接種では、接種の時間はなるべく午前中を推奨しており、接種後30分万が一の体調の変化に早急に対応できるように状態を見させていただきます。予防接種は、少なからずペットに負担がかかりますので、可能な限り安心できる環境を整えてあげるようにしましょう。

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⑤子犬の混合ワクチン接種のタイミング

 諸説ありますが、当院では、生後2ヶ月齢、3ヶ月齢、そして最終混合ワクチン接種日から1年後、以後1年おきの接種を推奨しております。あまり早すぎる接種では、母犬からもらった移行抗体があるために、混合ワクチンを接種しても移行抗体に弾かれてしまうことが考えられます。もし、2ヶ月齢前に1回目を接種している場合には、その1ヶ月後に2回目、さらにその1ヶ月後に3 回目を接種することをお勧めします。

 

まとめ

 愛犬への混合ワクチン接種は、愛犬を様々な病気から守ってあげるために行います。予防接種にはメリットもデメリットもありますので、かならず予防接種を受ける前に、担当獣医師とペットの健康状態について相談するようにしましょう。あさくさワンニャン保健室では、5種混合ワクチンと9種混合ワクチンを扱っております。往診専門動物病院では、往診獣医師がご自宅にお伺いし、愛犬へ予防接種を行います。往診獣医療では、周囲の人やペット達を気にすることなく、愛犬への予防医療を提供することができます。また、初めて犬を飼うというご家族様には、往診時にペットのお世話の仕方やしつけ相談など、ペットに関する幅広い質問にもできる限りお応えさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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猫の巻き爪

こんにちわ!

犬猫の往診専門動物病院

あさくさワンニャン保健室の江本宏平です。

往診獣医師として、東京都内を中心に往診しています。

往診動物病院の出張診療所として中央区晴海3丁目に勝どき出張診療所を開設したことで、中央区・江東区は比較的スムーズにお伺いできるようになりました。

 

今回は、猫ちゃんについてのコラムを書いていきたいと思います。

 猫は環境に住み着く生き物ですので、家の中は決して外界の敵と戦う必要がない安全かつ至極快適な空間です。ご飯を食べてはゴロゴロして、気が向いたら爪のお手入れ、高いところに登っては下界を見下ろしながらのお昼寝タイム。その光景をみていると、猫の爪は勝手に研ぎ落ちていくので放っていても大丈夫だと考える飼い主様が多いと思いますが、実は猫の爪、放っておくと大変なことになるかもしれませんよ。

 

猫の爪研ぎ

 『猫は自分で爪研ぎするから放って置いても爪が伸び過ぎることはない。』

 従来の猫の生活といえば、飼い猫であっても家の中と外を自由に行き来し、ご近所でご飯をもらったり、喧嘩して帰ってきたりしていました。魚をくわえた猫が街を走り、ネズミを見つけては追いかけ回すなどという光景を懐かしく思う方も多いかと思います。猫にとって爪は最大の武器であり、争いをしなくなった家猫でも、本能に従い日々鋭く尖らせています。爪を定期的に研ぐことによって、伸びすぎて運動に支障がでたり自分や大切な人たちをむやみに傷つけたりしないようにしています。しかし、猫みんなが上手に爪研ぎをできるとは限りません。単純に爪研ぎが下手な子もいますが、大多数がなんらかの疾患や身体の老化によって爪研ぎが上手にできなくなってしまった子も多く見られます。右肩が痛いので、右の爪は伸びっぱなしだったり、なぜか親指の爪だけが残ってしまっていたりなど、その子その子によって状況は異なります。もし可能であれば、飼い主様が猫の爪を定期的にお手入れしてあげましょう。では、そんな猫の爪のお手入れ、みなさんはどのくらいのペースでどのように行っていますか?

 

爪切り

 通院できる猫ちゃんの飼い主様は、動物病院に健康診断で通院するタイミング(1ヶ月に1〜2回)で爪切りをお願いしていることが多いです。爪切りは、一見簡単そうに聞こえるのですが、猫の爪切りは相当ハードルが高いと考えてもらったほうがいいです。家の中は猫にとって知り尽くした縄張りであり、その中で爪を一回に全部お手入れすることはかなり難しいです。動物病院では、動物を押さえる(保定する)スペシャリストがいますので、ある程度暴れる子でも対応することができます。しかし、全く手がつけられない子だったり、通院するだけでストレスが多くておかしくなりそうな子だったりする場合には、決死の覚悟でご自宅での爪切りをしなければなければいけません。若いうちならば、多くの子が自分で爪研ぎをしてくれますので安心ですが、6歳以上(高齢期、シニア期)になるとだんだん下手になってくる子が見受けられます。家での爪切りを余儀なくされたならば、寝ている間に切ることがおすすめです。往診では、飼い主様による爪切りのアドバイスとして、『週ごとに爪を切る肢を決め、寝ている間に一本ずつ気長に切りましょう』とお伝えしています。一本お手入れすると大抵の猫ちゃんは起きて逃げると思いますが、そしたら一旦休憩し、また眠ったら狙いに行きます。気長に諦めず、日々の努力が必要になってきます。

 

爪切りしないことによるリスク

 では、爪を切らなかったらどうなってしまうのでしょうか。様々な理由で、猫ちゃんを家に迎えてからまだ一度も爪切りに挑戦したことがないという方も多いのではないでしょうか。もし放りっぱなしにしていると、カーペットや地面などに引っかかって爪が折れてしまったり、または伸びすぎが原因で巻き爪になってしまったりします。折れてしまった場合には止血処置をすれば自然と傷がふさがって回復に向かいますが、巻き爪はそうはいきません。そこで今回は、飼い猫がもし巻き爪になってしまったら、巻き爪の原因は、そしてその対処法についてまとめてみました。

 

巻き爪の原因

 巻き爪の原因はとても単純で、爪研ぎがうまくできずに爪が伸びすぎてしまうことです。こうなる前に、飼い主様による爪のお手入れを行いましょう。

 

巻き爪になるまでの期間と症状

 基本的には半年から1年くらいです。多くの巻き爪の猫ちゃんで、親指の爪が肉球に刺さってしまい、痛さで手を挙上(上げている状態)していることが見受けられます。肉球から出血し、感染症を起こし化膿してしまい、最悪指が腐ってしまうこともあります。

 

巻き爪になってしまったら

 巻いてしまった爪は、いつも通り爪切りで処置するのが非常に難しいです。また、刺さってしまった場合には処置の時にかなりの出血も予想されますので、獣医師に相談するようにしましょう。往診では、状況に合わせた処置方法を考案して、場合によっては一時的に浅めの鎮静処置を行うこともあります。巻いてしまった爪を確認したら、待たないですぐに獣医師に相談しましょう!

 

従来の考え方にあった 『猫は自分で爪研ぎするから放って置いても爪が伸び過ぎることはない。』は、現在の家猫においては完全にあてはまるものではありません。このコラムを見て、爪切らなきゃ!って思ってくれたら嬉しいです。

それでは、素敵なペットライフを過ごしてください。

 

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往診専門動物病院の予約から診療までの流れ

犬猫の往診専門動物病院 あさくさワンニャン保健室

代表の江本です。

 

本日は中央区晴海近郊にOPENした『あさくさワンニャン保健室 勝どき出張診療所』の特徴も混ぜながら、往診専門の動物病院予約から診療までの流れをお伝えします^^

 

往診の予約の仕方

往診予約は、電話(03-4500-8701)やメール(house.call@asakusa12.com)、または当院HPの問い合わせフォームから行うことができます。

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連絡は全て往診診療本部であるあさくさワンニャン保健室(台東区)につながり、往診専門動物病院スタッフによる問診受付を行います。その後、出張所を経由する場合には、各出張所から往診獣医師が向かいます。

※完全予約のため、当日中にお伺いできないこともありますのでご了承ください。

予約が完了しましたら、診察日当日まではいつも通り生活していただくだけで大丈夫です。また、診療予約時間の少し前にお電話にて在宅の確認をさせていただきます。診察日までの間にペット(犬、猫)が体調不良を訴えてきた場合は、緊急対応させていただく場合がございます。

診察時間の目安は、初診で1時間〜2時間程度、再診で30分〜1時間程度です。通常の動物病院ではなかなか時間をとって飼い主様の声を聞くことができませんが、往診では飼い主様からお話を伺うことを大切にしておりますので、問診に長めの時間をとり、診察の時には今日までの経緯をお伝えください。今までの検査結果や今日までの経緯(病気など)についての資料を、初診の時に見せていただけると診療の助けになりますので、もし手元にございましたら、ご用意お願いします。
 

 

診察日当日

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当日は、予約診察時間までご自宅でくつろいでいてください。日常の生活の中で、診察時間だけをペットの診療に割いていただければ十分です。診察前確認のために、事前のご連絡をさせていただく場合もございます。また、基本的には往診車でお伺いするため、建物内の一時駐車可能場所がありましたら、ご予約の際にお伝えください。もしそのような場所がない場合は、公共のパーキングをご利用させていただきます。

 

支払い方法

お支払いは現金クレジットカードとなります。

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対応しているクレジットカードは、VISA、MasterCard、Amex、JCB、Discover、DinersClubです。当日支払いのみです。ご了承ください。

 

支払い内容は、往診料+診察料に必要に応じた検査料、処置料、お薬代が含まれます。また、駐車場代が発生した場合には、別途診療費として含ませていただきます。事前におおまかな見積もりを出すこともできますので、お気軽にご相談ください。

 

再診日の決定

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再診が必要な場合に、往診診療後に次回再診日を決めさせていただきます。

スケジュール帳などをお持ちの場合は、診察の際にご用意しておくとスムーズに再診予約を取ることができます。

 

 

 

今回は往診予約の取り方をご説明させていただきました。

往診は動物病院での診療のオプションではなく、専門分野として取り組まなければいけない診療形態です。あさくさワンニャン保健室では、台東区と中央区にそれぞれ診療拠点を構え、往診専門獣医師として広く診療活動をしております。

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多くの飼い主様にとって、生活環境までを含めた診療プランをご提案できるのも、往診専門動物病院の強みです。

 

ペット(犬、猫)のことでお困りの飼い主様、些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

 

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あさくさワンニャン保健室の特徴

犬猫の往診専門動物病院 あさくさワンニャン保健室

代表の江本です!

 

本日は、中央区晴海3丁目近郊にOPENした『あさくさワンニャン保健室 勝どき出張診療所』の特徴というより、まずは『往診専門動物病院』の特徴です!

 

完全予約制

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当院は完全予約制です。完全予約制により、忙しい飼い主様でもご都合に合わせて診療することができます。ご自宅まで訪問させていただくため、待合室での長い待ち時間はありません。何時までには出なければいけないなどのご要望がりましたら、事前にお伝えくださいますようお願いします。

診察までは待合室ではなくご自宅ですので、生活リズムを崩すことなくペット(愛犬・愛猫)へ獣医療を提供することができます。

 

住み慣れた最適な環境でのプライベート診療

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周りの飼い主様やわんちゃん・猫ちゃんを気にすることなく、日頃悩んでいるペット(犬、猫)の病気のことや癖、行動や生活環境について、気兼ねなくご相談することが可能です。『当たり前かもしれないけど…』『今さらなんですが…』『この治療方法でいいのか…』など普段は聞きづらい内容も、往診ではゆっくりと質問することができ、獣医師による的確な判断としっかりとした説明、セカンドオピニオンのご提供などをさせていただきます。仕事終わりでしか診療を受けさせてあげることができない多忙なご家族様にも寄り添えるように、夜間診療として19:00以降も診療予約を取ることができます。動物病院に通院することなく、ペット(犬、猫)に診察を受けさせてあげられるのは、往診ならではのメリットです。愛犬・愛猫に専属獣医師をつけましょう。

 

ペットへのストレス負担を軽減

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往診の最大のメリットは、ペットにとって最適な環境で診療を受けられるということです。今までの獣医療では、通院準備→通院→待合室(診察待ち)→診察→待合室(会計待ち)→帰宅という流れでした。通院と待合室での待ち時間の2つが、ペットにとって大きなストレスとなります。また、ご家族様にも外出から帰宅までの時間を空けなければいけないという時間拘束的ストレスがかかります。都内で暮らしている多忙なご家族様にとって、このストレスが大きいために、動物病院離れをしてしまっているケースが多いです。

往診では往診専門の獣医師が向かうため、家で他の作業をしながらペットに診療を受けさせることができるので、時間的拘束ストレスを大幅に軽減することができます。また、ペットにとっても住み慣れた環境で診察を受けられるので、より安心した状態でいられます。

 

持ち運び可能な各種検査・治療

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往診では、身体検査、血液検査、尿検査、糞便検査、皮膚検査、眼科検査など、幅広く対応することができます。大型機器を用いなければできない診療内容を除き、ご自宅にポータブル機器を持ち込んで検査・処置・治療を行っていきます。病気の急性期では、入院管理できる動物病院をご紹介させていただきます。慢性疾患のコントロール(腎臓病、心臓病、神経疾患、糖尿病など)は、往診が適しています。日常ケアや予防から治療はご自宅で、入院管理が必要なほどの状態ならば動物病院へ、確定診断が必要ならば大学などの2次医療施設をご紹介させていただきます。

 

待ち時間のいらない予防医療

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あさくさワンニャン保健室では、各種予防診療を承っています。

犬の混合ワクチンでは5種9種、猫の混合ワクチンでは3種5種を取り扱っています。また、複数頭の同時予防診療も受け付けております。ご友人と一緒に予防診療を受けさせたいケースも多くあります。ワクチンの在庫状況により時間がかかってしまうこともありますので、まずはお問い合わせください。

フィラリア予防、ノミダニ予防では現在いろんなタイプの薬があるため、現在使用している予防薬の種類やいつからいつまで投薬しているかなどを、病院スタッフにお伝えください。

 

まとめ

このように、往診ではご自宅で何ができるのか、ペット(犬、猫)にとって何が必要なのかをしっかりと説明・考案し、ご家族様のご理解とご協力を得た上で、その子にとって最善な診療プランを決定させていただきます。

まずは往診でペット(犬、猫)の健康診断を行い詳しい状態を把握しておくことで、ペットの急な体調変化に慌てることなく対応できるマインドを形成していきましょう。

 

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犬から人へ、感染疑い

こんにちは!

往診専門の動物病院 あさくさワンニャン保健室の江本宏平です。

当院は完全予約制ですので、忙しい飼い主様でもご都合に合わせて診療予約をすることで、時間を無駄にすることがありません。何時までには出なければいけないなどのご要望がりましたら、事前にお伝えくださいますようお願いします。待ち時間は待合室ではなくご自宅ですので、生活リズムを崩すことなくペット(愛犬・愛猫)へ獣医療を提供することができます。

また、急患にもできる限り対応するため診療スケジュールを調整させていただきますが、移動時間などによってはすぐに対応できないことがあるかと思いますのでご了承ください。中央区江東区では、夜間も比較的柔軟に対応できるようになっております。

往診としては、東京台東区を中心に、中央区や江東区までバイクや車、自転車などを用いて往診しています。ご自宅から動物病院までの交通が不便であったり時間がかかったりする場合(タワーマンションや湾岸沿いなど)には、まずは往診で状況を確認し、必要に応じて通院するといった診療形態の選択を行うご家族様も増えてきました。

 

さて。ここからが本題です。

台東区や中央区などの周辺では、マダニに感染しているペット(犬・猫)をあまり見かけませんが、つい最近流れたニュースによってマダニが注目されています。理由は、犬から人に感染した疑いがあるからです。

マダニを介して(媒介)感染するウイルス性疾患「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)を発症した犬の飼い主が、同ウイルスに感染したと新聞で取り上げられています。犬を介して人に感染するのは、日本国内では見られなかったことです。現在は、飼い主も犬も状態改善しているようですので一安心ではありますが・・・

詳しい声明が発表されるまでは、まだまだ本件についてネットで騒がれることと思います。

 

今できること、それはマダニに基本的なお話しをすること^^

今回はマダニの特徴や感染した場合の症状、予防法について書いていきます。

 

マダニの特徴

マダニの特徴として、血を吸う(吸血)こと、他のダニと比較して大きめであることで、寄生部位は顔周りやお尻周りが多いです。また、時期としては暖かい季節である春から夏にかけて多く発生しますが、年間通して活動しているので気を抜くと寄生されます。

ちなみに、よく屋内で見かけるダニはチリダニやツメダニで、彼らは吸血しません。

 

マダニ感染の症状

症状としては、吸血部位周囲から最悪全身性のアレルギー性皮膚炎(かゆみ、腫れ、貧血)、病原菌を媒介された場合にはダニ麻痺症やバベシア症、エールリヒア症なども考えなければなりません。これらの病気に感染した場合には、明らかな体調不良を見せますので、その時は緊急で獣医師に相談しましょう。

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マダニを見つけたときの対処法

マダニが犬に付いていたとしても、無理に手で取り除こうとしないでください。もしそのマダニがメスであれば体内に虫卵を大量に持っていることもあり、それが部屋中に飛び散ったり、針の部分が体表(皮膚)に残って炎症を起こしてしまうことがあるからです。マダニを見つけましたら、こちらもすぐに獣医師に相談するようにしましょう。アルコールを湿らせる方法もありますが、自己判断は危険ですのでご相談ください。

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マダニの予防法

マダニの予防では、まずは毎月行う予防薬の投与が重要です。予防薬には、飲み薬やおやつタイプのものや、首の後ろに垂らすスポット対応のものなどがあります。予防薬の投与をしっかりと行った上で、環境要因とグッズを考えましょう。

環境からの予防としては、草むらには入らないことです。草むらには少なからずマダニが生息している可能背雨があります。散歩はコンクリートや砂や土の上のみ、などとすることでマダニ予防ができます。

また、予防薬を毎月使用することで、ある程度であれば予防できますマダニから犬へ、犬から人へと病気がうつってしまう可能性があるのであれば、迷うことなく毎月予防してあげることを考えましょう。往診でも、予防薬をお渡しすることができますので、お気軽にご相談ください。

 

つい最近、中央区と江東区のタワーマンションにお住いの飼い主様から往診のときに、『家から出ない子でも感染することはありますか』との質問をいただきました。中央区や江東区は水場や緑に囲まれた地域が多いので、草むらからたまたま洋服に付いてしまい、家の中(タワーマンションも含む)に連れて帰ってしまうこともあります。しかし、飼い主様の意識しだい、例えば帰宅時にはご自身の体にマダニが付いていないことを確認するなどを行えれば、マダニに感染する可能性は低いと考えます。(ノミ感染症はよくみかけます。)

 

散歩から帰ってきて、体の一部または複数部を痒がっているまたは気にしているなどの症状が見られましたら、すぐに獣医師にご相談ください。

 

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愛猫が膀胱炎!?

こんにちは!

往診専門の動物病院 あさくさワンニャン保健室の江本宏平です。

 

東京台東区を中心に、中央区江東区までバイクや車、自転車などを用いて往診しています。ご自宅から動物病院までの交通が不便であったり時間がかかったりする場合(タワーマンションや湾岸沿いなど)には、まずは往診で状況を確認し、必要に応じて通院するといった診療形態の選択を行うご家族様も増えてきました。

 

今回ご紹介する症例は、中央区にお住いの猫ちゃん(高齢、シニア期、去勢雄)です。何回もトイレに行くので診てもらいたいとのことでした。検査結果としては、細菌性膀胱炎でした。現在内服薬と皮下点滴にて治療を行っています。経過は順調で、11月初旬には治療終了となります^^

 

今回のポイントは、『何回もトイレに行く』(頻尿)ということに気づいたことです。今回は、頻尿から考えなければいけないことを書いていきます!

 

通常と頻尿の違い

散歩のときだけ少しずつ複数回排尿する場合はマーキングの可能性があります。マーキングなどの行動性からくるものを除いて、頻尿は病気の症状です。頻尿で考えなければいけないことに、1回の尿量があります。回数が多くて尿がそんなに出ていないのか、回数も尿量も多いのかです。また、色はどうでしょうか?

体内でつくられた尿は、腎臓で濾されます(再吸収)。体にとって必要なくなったものは尿や便として排泄されます。通常、腎臓で濾された尿は黄色がかっていますが、腎臓の機能が低下している場合や大量に水を飲んでいる場合などでは透明な尿が出てきます。尿の回数が多く、また尿量も多いと感じたら、腎臓の機能が低下している可能性が高いです。また、尿の回数多いが尿量が少ない場合には膀胱炎や尿閉を疑います。

 

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他に症状は?

腎機能低下では、飲水量や尿量が多くなります。この症状を多飲多尿といいます。また、腎機能の重度低下から腎不全に陥ると、貧血になることが多いです。これを腎性貧血と呼びます。他にも腎機能低下による弊害はたくさんあります。

このように考えなければいけない病気はたくさんありますが、今回は往診で細菌性膀胱炎に出会いましたので、今回は膀胱炎に着目していきたいと思います。

 

膀胱炎

夏が終わり秋になり、これから冬に向かう時期に入ろうとしています。寒くなるとよく出会う病気があります。膀胱炎です。

膀胱炎はまさに『膀胱』が『炎症』を起こしている症状です。問題は、なぜその症状が起きたのかを考えなければいけません。

 

よくある症状(膀胱炎)

膀胱炎では、犬も猫も、そして人も頻尿になることが多いです。また、出血や異臭(普段の尿より臭い、生臭いなど)を認めることがあります。高齢期(シニア期)では、免疫力の低下や持病、そして服用している薬の影響などによって頻尿を呈することがよく見られます。

 

よくある原因(膀胱炎)

膀胱炎の原因は多岐にわたります。細菌感染や膀胱結石(ストラバイトやシュウ酸カルシウムなど)、そしてストレスなどもあります。外が寒くなる冬の時期は、活動性が低下するため飲水量も低下するためなのか、膀胱炎を発症する犬猫が多くなります。

 

ペット(犬、猫)の頻尿のまとめ

頻尿を単なる一過性の症状として捉えて治療しないと、もしかすると最悪命を脅かしてしまうほどの恐ろしい病気を引き起こすかもしれません。

例えば、細菌感染による細菌性膀胱炎です。細菌が膀胱内で繁殖すると、上行感染といって膀胱から尿管、そして腎臓にたどり着き、腎炎を起こします。感染性腎炎を発症した場合に、急にぐったりして呼吸が荒くなり、可視粘膜(口腔粘膜や結膜など)の蒼白を認めることもあります。そして急性腎不全を起こして...という結果になってしまうことも想定されます。

次に、膀胱結石です。膀胱結石がある場合に、その結石が尿道などを閉塞してしまった場合に、これまた急性腎不全(水腎症)を発症する可能性があります。この場合も経過は急なので、『何かおかしいな?』と感じましたら、夜間でも深夜でも獣医師に相談しましょう。

 

往診では、今回必要である尿検査、血液検査にも対応できます。尿検査では、ご家族様に尿を採取してもらい(採尿)、持ち帰って検査を行います。尿検査では、尿pHや尿タンパク、尿比重から様々な異常を検出することができます。採取の方法については、生活環境にあった方法をご家族様と一緒に考案していきます。次に、血液検査です。腎臓の数値が高くないか、または肝臓はどうなのか、もしかしたらホルモン異常か・・・全ては血液検査で状態を把握することができます!

 

繰り返しますが、何か変だなと感じた時には、緊急かどうかを確認するためにも専門家に相談することをお勧めします!

 

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