わんにゃん保健室 03-4500-8701

東京渋谷区 犬猫往診の最近のブログ記事

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診を依頼されるペットの多くが高齢の猫ちゃんです。

猫ちゃんの多くが、将来的に腎臓機能が低下する恐れがあるため、猫ちゃんを迎え入れることを決めたその日から、将来訪れるであろう闘病生活をどこで誰とどんな風に迎えるのか、想定しておきましょう。

 

そんな今回は、慢性腎臓病の猫ちゃんのお話です。

 

慢性腎臓病とは皆さんご存知ですか?

 

猫ちゃんを飼ったことがある方、現在猫ちゃんを飼っている方は耳にしたことがあるかもしれませんね。

 

慢性腎臓病とは、簡単に言うと腎臓の血管が減っていき老廃物が身体に溜まっていってしまう病気です。

そして、老廃物が溜まることでさまざまな症状を引き起こします。

今回は、そんな慢性腎臓病を持った高齢猫ちゃんとご家族様のお話です。

 

症例は東京都渋谷区在住のりんちゃん、17歳の高齢猫ちゃんです。

りんちゃんとの出会いは1年ほど前のことです。食欲が落ちていてよだれが増えてきたけれど、動物病院に連れて行くとストレスが強くて帰るとぐったりしてしまうとのことで、往診をご希望されました。

食欲が落ちているとのことでしたので、お電話当日にお伺いさせて頂くことにしました。

 

お家にお伺いすると、りんちゃんはかなり人見知りなようで、別のお部屋に逃げているとのことでしたので、先に詳しくお話しをお伺いすることにしました。

りんちゃんは若い頃はワクチン接種に動物病院に行っていたとのことでしたが、動物病院での過度の興奮により家に帰ると、次の日まで元気がなくなってしまうほど疲れるらしく、以来元気でもあったので、健診などはせず、動物病院には行っていなかったそうです。

しかし、ここ1週間ほど元気食欲が落ちてきていて、特にこの2日ほどはほとんど食べずに寝ているとのことで、往診専門動物病院わんにゃん保健室へお電話をいただいたとのことでした。

 

ここで、高齢の猫ちゃんで元気食欲がないなくなってしまった時に必ず考えなければならないのが、慢性腎臓病です。

慢性腎臓病は数年単位で悪化し、猫ちゃん自身が症状を隠してしまうため、急に症状が出る頃には悪化してしまっていることがよくあります。

 

今回のりんちゃんもまずは慢性腎臓病を疑い、診察を始めることとしました。

 

まずは身体検査です。

 

りんちゃんは小さくなって身を潜めていましたが、バスタオルで包んで身体検査を始めました。

身体検査では、削痩と重度の脱水、そして口の粘膜の色が薄くなっていること、そして多量のよだれが認められました。

このことから、血液検査も必要と判断し、ご家族様にご同意を頂いて採血も実施することとしました。

りんちゃんは採血も頑張ってくれて、残るは治療のみです。

よだれが出ていることから、吐き気が予測されたので、吐き気止めと胃薬の注射、点滴を行い、その日は診察を終了としました。

りんちゃんは最後まで我慢強く耐えてくれて、解放するのすぐに隠れてしまいました。

ご家族様には、貧血があるかもしれないこと、重度の脱水があること、慢性腎臓病が疑われることをご説明し、次の日にもう一度再診にお伺いすることをご説明し、好きなご飯をいくつか置いておいてもらい、食欲に変化があるか見て頂くことにしました。

 

血液検査では、軽度の貧血が認められました。また、腎臓の数値がかなり上昇しており、3〜7日程度の集中的な皮下点滴治療が必要と判断しました。

 

次の日りんちゃんのお家にお伺いすると、りんちゃんは相変わらず別のお部屋に行ってしまっていましたが、ご家族様によると少しウェットフードを口にしてくれていたとのことでした。

顔つきも治療前より良いとのことで、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも安心しました。

その後ご家族様に血液検査の結果をご説明させていただきました。

血液検査では重度の慢性腎臓病が疑われ、かなり脱水も進んでいることから数日間の点滴治療が必要であること、貧血があることから貧血に対する注射も必要である事をご説明したところ、ご同意が得られましたので、その日も引き続き点滴治療を行うこととしました。

また貧血に対しては、血液を作るホルモンの注射を実施することになりました。

りんちゃんには、この日も治療を頑張ってもらい、まずは3日間集中的に治療を行い、食欲や活動性があがるかどうかを見て頂くことにしました。

 

ここで、慢性腎臓病で起こる初期症状や治療について少しご説明をさせていただきます。

慢性腎臓病では、猫ちゃんでは最初に水の再吸収能力が落ちてしまいます。

そのため、尿量が増え(おしっこの量が多い)、脱水が進みます。これがいわゆる多飲多尿と言われる状態です。

その後慢性腎臓病が進行すると、体の中に尿毒素が溜まってしまい尿毒症となって、吐き気や嘔吐による食欲不振、あるいはひどいときには痙攣を起こします。

また猫ちゃんでは、必要カロリー量が不足してしまうと代謝経路が変わってしまい、肝臓に脂肪が溜まって脂肪肝となってしまいます。そうすると黄疸などの肝不全の症状が現れます。

 

そうなる前に、尿毒素がたまらないように治療が必要です。

 

また腎臓では、骨髄に向けて造血ホルモンを放出しています。

慢性腎臓病ではその造血ホルモンが不足し貧血になると言われています。

貧血が進行すると、歯茎の色が白っぽくなったり、舌の色が薄くなってきます。

それでは具体的にどのような治療するのでしょうか?まず尿毒素がたまらないように、点滴にて水分補給し、体から尿毒素の排出を促します。

また吐き気がある場合には胃薬や吐き気止めを使って、症状を緩和してあげることが重要です。

貧血に関しては、造血ホルモンの注射をして骨髄にて造血を促します。

 

りんちゃんの場合は、これらの治療を集中的に行うことで、3日ほどでドライフードも食べてくれるようになりました。

その後は1週間は毎日点滴を行い、腎臓の数値が下がったことを確認して、点滴の間隔を開けていきました。

今では、りんちゃんは3日に1回の点滴で、数値を維持できています。

 

このように、高齢猫では突然体調が悪くなることがよくあります。

しかし実は以前から少しずつ体の中で変化が起きていることが珍しくありません。

少しでもその変化に早く気づくために、尿量や飲水量、体重等を日々チェックすることが大切です。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、高齢猫の緩和ケアにも力を入れています。

気になることがあればいつでもご相談ください。

 

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

こんにちは!

 

今回はウェルシュコーギーで多いと言われている、変性性脊髄症という病気について、お話していこうと思います。

 

変性性脊髄症という病気、聞かれたことはありますか?ほとんどの方は何それ?と思われるかと思います。

もちろん、ウェルシュコーギーを飼われている方もご存知でない方がほとんどだと思います。

しかし、こういう病気があると知っているだけで、その子の変化に気付きやすいと思うので、今回はこの病気を取り上げ、実際にこの病気と戦っていたわんちゃんのお話をすることにしました。

 

pet-3389729_1920.jpg

 

変性性脊髄症とは、ざっくりというと、お尻の方の脊髄から段々と頭の方に向かって脊髄が変性してきて、麻痺が後ろ足から前足に進んできて、最終的に中枢に麻痺が進むと呼吸ができなくなってしまい亡くなってしまう、という病気です。

ただ、進行はとてもゆっくりで、だいたい数年単位で進行してきます。そのため、最初は車いすで元気に動き回っているわんちゃんもたくさんいます。同じ麻痺が起こる病気に、椎間板ヘルニアがありますが、椎間板ヘルニアは痛みを伴うのに対して、変性性脊髄症に痛みはありません。

 

そもそも脊髄はどういうものなのでしょうか?脊髄とは、神経であり、傷害をうけるとすぐに麻痺につながってしまいます。

ただ、変性性脊髄症は傷害を受けている、というよりは脊髄自体が変性して神経の伝達ができなくなってしまう病気です。

はっきりとした原因は現在のところ分かっていません。

ただ、ウェルシュコーギーに多いことから、遺伝子疾患の可能性も言われています。

残念ながら診断方法はなく、症状や犬種から、臨床診断といって、その場で獣医師が、臨床症状から診断を出すことが多い疾患です。

 

最初の症状としては、痛みはないので本人は元気なのですが、後ろ足を引きずるようになります。

その変化も少しずつ起こっていきます。

後ろ足の甲が地面について、引きずるように歩いてしまう子が多いので、甲の部分の皮膚に傷がついて出血してしまいますので、靴や何かでカバーしてあげましょう。

本人は麻痺があるので、キズがついても痛みはありません。

そのため、ご家族様が定期的に足をチェックしてあげる必要があります。

しかし、後ろ足を引きずりながら歩くとそういった負担がかかるので、可能であれば車いすをご用意することをお勧めします。

歩かなければ前足の筋肉もすぐに衰えてしまいますので、車いすでも歩いてくれるととっても元気に歩き回ってくれることがほとんどなので、もしそういったことでご相談があれば、往診専門動物病院わんにゃん保健室までお気軽にご相談ください。

 

進行は個体差がありますが、1年ほどはそのまま過ごすことができることもあります。

しかし症状が進んでくると、前足の麻痺も進んできて、うまく歩くことができなくなってきます。

その後は、食欲が落ちてしまったりしてきて、呼吸がうまくできなくなってしまいます。そういったときには酸素ハウスのレンタルをお勧めします。

酸素ハウスをレンタルすると、お家で酸素を吸うことができるので、お家で呼吸を楽にしてあげることができます。

 

それでは実際に変性性脊髄症になってしまったわんちゃんのお話です。

 

東京渋谷区在住の13歳のウェルシュコーギー

 

高齢犬のメイちゃんです。

 

メイちゃんは、すごく人懐っこく、ご飯もすごくよく食べるわんちゃんでした。

 

しかし、2年前に足を少し引きずるようになり、近くの動物病院さんにて、変性性脊髄症の可能性が高いと言われ、症状の進行に合わせて車いすを作成したりと、ご家族様はメイちゃんが過ごしやすいように工夫されてきました。家の内装も中型犬サイズのメイちゃんが、車椅子を装着しても生活しやすい環境になっていたのが、何より幸いでした。

 

車椅子での生活を少しの間過ごせていたのですが、ここ1ヶ月ほど食欲が落ちてきていて、自分では全く歩けないため、動物病院に連れて行くことが難しくなってきて、かなり病状も進行してきていることから、お家で酸素を吸いながら、お家で最期を過ごしてほしい、との思いから私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話をいただきました。

 

お家に訪問するとメイちゃんは寝ていて、私達に気付いて顔だけをあげてくれました。しかし、食欲がないことからご飯を食べていないため、痩せていて、脱水している様子もありました。

 

メイちゃんの治療経過をお伺いし、お家に酸素ハウスもレンタルして頂いていたので、早速診察にうつらせて頂きました。身体検査では、かなりの脱水が見られ、尿やけもあることから、その日は皮下点滴と洗浄、尿やけの対処法をお伝えさせて頂きました。

 

そして、メイちゃん自身かなり弱ってしまっていることから、一緒に過ごせる時間も長くはないかもしれないこともお伝えさせていただきました。残された時間は入院ではなく、ご家族様と一緒に過ごさせてあげたいという思いから、ご自宅での緩和ケアに入りました。

 

皮下点滴もお家で出来るようにご家族様にご指導させて頂き、メイちゃんもお利口さんなので、ご家族様だけでもできそう、ということで数日分お渡しさせて頂くこととしました。また尿やけに関してはしっかりと洗浄を行い、炎症が酷い場合には軟膏の外用薬を、そうでない場合は予防としてワセリンを塗って頂くと良いとお伝えして、その日は診察終了としました。

本当はご飯も少し食べてほしいところですが、ご飯を口元に持っていってもかなり嫌がるため、その日は口に入れることはしませんでした。

 

2日後、もう一度お伺いすると、少し呼吸が早くなってきていて、かなり危険な状態でした。しかし、それでも延命というよりは酸素ハウスで過ごすことをご家族様もご希望され、点滴はせずに、少しでもメイちゃんと一緒にいてあげてください、とお伝えさせて頂きました。

 

そして、メイちゃんはその日の夜に、ご家族様に見守られて、虹の橋を渡って行きました。

 

メイちゃんは、本当によく頑張ってくれていました。呼吸が辛くなっても、私たちが行くと顔を上げてくれて、本当に人が好きなことが伝わってきました。

 

このように、普段は動物病院に行けたけれど、歩けなくなってしまうと動物病院に連れて行くのが難しい場合も多くあります。

また、そういった場合、入院での集中治療を選択するか、それとも自宅での緩和ケアを選択するのか、両極端のように感じますが、どちらを選ばれても間違っていないと考えています。飼い主様が勇気を持って決断された選択を尊重し、往診の度に診療方針を決めさせていただきます。

残りの時間をご自宅で過ごさせてあげたい、お家で最期を迎えさせてあげたい、とお考えの飼い主様、往診専門動物病院わんにゃん保健室までいつでもお気軽にご相談ください。

 

◆-----------------------------------◆

東京台東区/中央区/港区エリアのペット往診 動物病院
わんにゃん保健室
 
ペット往診・緩和ケアならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
 
受付時間:10:00~19:00(19:00以降の場合には、ご相談下さい)
夜間診療:19:00~21:00 深夜診療:21:00以降
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

求人情報
ブログ
遠隔診療について
非常事態宣言について
ペットの幸せ
ドクターズインタビューに当院のドクターが掲載されました

所在地

本拠点:
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4
マスヤビル5F

東京23区へ往診エリア拡大!
お気軽にご相談ください。

診療日・受付時間

診療時間 10:00~19:00
(19時以降も対応できる場合がありますので、ご相談ください)
休診:不定休

>診療カレンダー

電話番号

03-4500-8701
診察をご希望の場合には、必ず留守番電話に
メッセージをお残しください

お問い合わせ

お問い合わせはコチラ

リンク集