わんにゃん保健室 03-4500-8701

東京足立区 犬猫往診の最近のブログ記事

こんにちは。

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

多くの方が本年は1月6日からの動き出しだったようで、1件目:東京中央区晴海→2件目:東京中央区勝どき→3件目:東京江東区東雲→4件目:東京中央区月島→5件目:東京中央区築地までは良かったのですが、そこから東京足立区に向かう道がとてつもなく混んでいて、通常30分程度の道で2時間かかるという出来事がありました。これは、2020年のオリンピック期間中とその前後は、訪問数を制限しなければいけないのかなと、ふと考えさせられる1日でした。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区と東京台東区を中心に、東京23区とその近隣地区まで往診専門獣医療チームが、獣医師と動物看護師が訪問させていただきます。往診では、動物病院に通院できないペットへ獣医療提供を行うことができます。そして、残された時間をゆっくりストレスなく家で過ごさせてあげたいとお考えの場合に行う緩和ケア及びターミナルケアは、往診専門動物病院が特化している分野です。いわば、ペットに届ける「最後の獣医療」です。状態が下がってきた犬猫とくらいしている、または高齢犬・高齢猫と暮らしいるご家族様は、体調がグッと下がる前にご連絡ください。事前にカルテを作成し状態を確認することで、初動が早くなり、ペットに少しでも早い緩和処置を行うことができます。

 

本日は、東京足立区にお住いのミニチュアシュナウザーの女の子、ウメちゃんについてです。これから酸素室で戦うウメちゃんの姿をリアルでお伝えしていきます。

ウメちゃん3.jpg

 

犬の嘔吐(胸水/胸腔内腫瘍/酸素室)

 

ウメちゃんは、東京足立区にお住いの10歳6ヶ月、ミニチュアシュナウザーの女の子(避妊済み)です。2019年12月26日に嘔吐があり、東京足立区のお住まいからお近くにある動物病院を受診したところ、吐き気止めを打ってもらったとのことでした。そこで、もしこれで止まらなければ腫瘍の可能性があると言われたとのことでした。その時は、この注射処置で容態が安定し、元気食欲も戻ってきたとのことでした。年末ということもあり、ご実家へウメちゃんを連れて規制していた2020年1月3日、再度体調が悪くなり、ご実家から近い動物病院を受診し検査したところ胸水が溜まっていて、胸水を少し抜き細胞をみたところ、腫瘍性疾患を示唆されたとのことでした。また、ウメちゃんに残された時間は長くないことを同時に伝えられました。1月4日に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡をいただき、在宅でのペット緩和ケアを実施するため、1月6日に予定を組みました。しかし、1月5日に再度嘔吐が始まってしまい、同日は往診予約で追い伺いすることが難しかったため、東京足立区のお住まい近くにある動物病院に行き注射処置をしてもらいました。この日からご飯は食べれなくなってしまいましたが、まだまだ自分で起き上がって水は飲めているとのことでした。診察に入ると、ちょうど酸素室を準備する業者の方が来てお理、酸素室の使い方について詳しくご説明をしていただけていました。

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酸素室の準備ができてから、診察を開始しました。お母さんとこれまでのウメちゃんとの経緯や状態についてゆっくりお話しをお伺いし、ウメちゃんにとって一番いい方法を一緒に考えていきました。お母さんは元々転勤が多い方だったようで、東京足立区の今の家が一番長いのですが、今までに何度か転居し、その都度一緒にウメちゃんと歩んできたとのお話でした。できる限りご自宅でケアをしてあげたいとのお母さんのご希望を尊重し、その上で最良と考えられる診療方針で進めていくことにしました。

ウメちゃん2.jpg

ウメちゃんは終始お利口さんで、採血時、超音波検査時、皮下点滴時もほとんど抵抗なく処置を受け入れてくれました。1月3日にご実家の近くの動物病院で実施した血液検査結果もあることから、その数値を参考に追加項目だけの検査を実施しました。超音波検査では、通常お腹を上にして万歳の姿勢で検査を行っていくのですが、胸水が溜まっているということもあり、伏せの状態でエコー(超音波)を当てていきました。すると、確かに胸水が貯留しており、胸腔内がボコボコしている状態でした。皮下点滴には、吐き気止めやステロイドなど計8種類の薬を混ぜて投与しました。検査から処置まで、終始お母さんにご協力いただき酸素を嗅がせてあげながら実施することができました。今回は、お母さんの方で内服薬を投与できることから、内服薬6種類を処方しました。次は、1月9日に再診でお伺いします。

ウメちゃん1.jpg

 

呼吸状態が悪い犬猫には酸素室準備が大切

呼吸状態が良くない犬猫に対して検査・処置などの負担をかける場合には、酸素を嗅がせてあげることがとても大切です。酸素を嗅がせることで、チアノーゼ(舌の色が紫になるのが特徴)を呈していた犬猫でも、比較的早く通常のピンク色に戻ってきます。また、心臓疾患の犬猫でも、病態が悪くなってきた時には呼吸状態が明らかに悪くなることから、早めに酸素室を手配してあげることをお勧めします。酸素室はレンタルすることができます。

 

以下が酸素レンタル業者です。東京都内以外では、もしかしたら別の会社があるかもしれませんので、お近くの動物病院などにお問い合わせください。

・日本医療

http://www.nihoniryo.co.jp/ni-vetpox.html

 

・テルコム

https://www.terucom.co.jp

 

・ユニコム

https://www.unicom-co.jp/shop/otherpages/view/8?gclid=Cj0KCQiA9dDwBRC9ARIsABbedBNz3vM_Kdut7YkvA4uNww8ahNlQfhqdt6zg15VUKZzVs0UIIGC_8ecaApO8EALw_wcB

 

酸素室は決して安くないですが、呼吸状態が悪いペットにとってはライフラインであったり、そこまでいかないとしても生活の質を向上させるためのツールになり得るものです。しかし、むやみに酸素室を使用することで、酸素中毒など逆に体調に害を及ぼしてしまうこともありますので、酸素室のレンタルについては、現在のかかりつけの動物病院の担当獣医師と相談してから手配するようにしましょう。

 

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、酸素室が必要な状態である犬猫に対しても、酸素室から長時間離脱させずに獣医療提供をすることができます。通常の動物病院では、通院できないペットの場合にはなかなか動物医療を提供することが難しいです。だとしても、酸素室から長時間出して連れていくには、ポータブルの酸素ボンベはあるとしても、できる限りペットに負担をかけたくないと考えたときに、動物病院に連れていくことを躊躇してしまうと思います。状態の悪いペットとの生活では、1分1秒でも長く一緒にいたいけど、苦しませて長く生きさせることは延命ではないのか、などの矛盾した感情で常に苦しめられる方がほとんどです。往診では、毎症例と言っていいほどに、同じ質問をいただきます。そして、この問いに関しては、答えはないと思っています。ただ、唯一言えることは、飼い主様の意思一つでペットの命に対して取捨選択を行うことができるということと、できる全てで向き合うことができたご家族様は、ペットが旅立った時、できることは全てやってあげられたという事実を胸に、明るい気持ちで最愛のペットを送り出せているということです。

愛犬・愛猫が病気であったり、もう動物病院に連れて行きたくないと考え、残された時間をご自宅心で一緒に過ごさせてあげたいとお考えのご家族様、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診獣医師の江本宏平です。

東京中央区、東京台東区、東京江東区に拠点を構え、最近はなぜか東京中央区勝どき、東京中央区晴海、東京中央区築地、東京中央区月島あたりでの診察が急激に増えました。年末を年始は都市の変わり目でもありますが、もしかしたら、同時に命の入れ替わりの時期なのかなと、往診専門動物病院を運営しながら日々感じています。

 

動物病院に通院できないケースを大きく2つに分けると、1. ペットの事情、2.ご家族様の事情に分かれます。

ペットの事情では、ペットの性格や性質、または病状により、余生をなるべくストレスなくご自宅で過ごさせてあげたいということが含まれます。猫ちゃんが動物病院に通院できないくなる理由の多くが、このケースにカテゴリされます。猫はキャリーに入れて動物病院に通院させるだけで、そのストレスによって体調を崩してしまうことがしばし見受けられます。特に高齢猫になると動物病院への通院頻度が高くなってしまうため、受けたストレスを消化する前に、また次のストレスがのしかかってきてしまうというのを繰り返してしまい、最初の頃は無理なく動物病院に連れて行けたが、急に起こるようになったり暴れるようになったりし、キャリーに入れることすら難しくなってしまいます。

本来であれば、X線検査を含めた検査を行ってあげたいのですが、猫があまりにも嫌がってしまったり、それだけで体調を崩してしまったりがある場合には、無理に動物病院に通院させるのではなく、往診専門動物病院にご連絡ください。ご自宅に獣医師と動物看護師がペット往診車で訪問し、愛犬・愛猫の診察・検査・治療を行っていきます。往診専門動物病院わんにゃん保健室では、犬猫の血液検査(アンモニア検査も対応可能)、糞便検査、尿検査、腹部超音波検査などを含めた各種検査が行えます。動物病院に無理に連れて行くよりは、動物病院への通院が苦手なペット(特に猫)は、まずは往診専門動物病院で診察を行い、動物病院への通院が必須であるかどうかを確かめることをお勧めします。

 

今回ここでお話しする症例は、近医にて消化管腫瘍と診断された猫13歳、アメリカンショートヘアのミーちゃんです。

 

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消化器腫瘍の猫(高齢猫/嘔吐/後肢起立不能/東京足立区)

高齢猫のミーちゃんは、2019年12月4日に嘔吐し体調不良を訴えたため、近くの動物病院に通院させ検査をしたとのことでした。血液検査上で異常所見はなかったのですが、腹部超音波検査を行なった結果、十二指腸のところに腫瘍病変が見つかり、おそらくその腫瘍病変が十二指腸を飲み込んでいると伝えられたとのことでした。腫瘍部の細胞診を行なったところ、リンパ腫を疑う所見は認めなかったと言われたとのことでしたが、あくまで細胞診のため、診断をつけるには試験開腹による病変部の切除、および病理検査が必要であると伝えられたとのことでした。ご家族様は、試験開腹を望まずに、できる限りの緩和ケアをご希望されたとのことでした。12月4日から12月23日まではなんとか動物病院に通院させて皮下点滴を行うことができていたのですが、12月24日に大きく暴れてしまった姿を見て、動物病院に通院することを断念してしまったとのことでした。それからは、在宅で水を飲ませたり、液体の栄養価の高いご飯を上げていたりとしていたのですが、お水は飲めるもののご飯をあげると吐き戻してしまうというのを繰り返し、1月3日に発作が出てしまったため、当院までご連絡をいただき、往診を行いました。

 

ご自宅をご訪問すると、ミーちゃんはまだまだ力強い目をしていました。頭は好きだけど抱き上げようとすると怒るタイプの猫ちゃんです。

心臓に雑音が少しだけあり、背中を圧迫すると疼痛感を示しました。また、両後肢に冷感と、左後肢の深部痛覚の消失を認めました。急に立てなくなった原因は、栄養不足によるふらつきではなく、神経障害であることを伝えました。

 

ご家族様とゆっくりとミーちゃんを観察し、状況を整理し、今後の診療プランのご相談を行いました。診療プランの決定には、まずはミーちゃんに必要な投薬内容のご説明、ご家族様自身でできる処置内容の説明・指導、ご家族様のスケジュールの確認を行なった上で、次に重要なことが、どこまでの医療を提供して行くかの決定です。

 

獣医療の選択(ペット緩和ケアの意義)

獣医療は日々進歩し、2次医療施設などに通院すれば、最先端の医療技術を提供することができます。それは、人のものとさほど変わらないくらいまで進化を遂げています。しかし、人と違う点は、検査を行うだけでも中には麻酔が必須のものが存在します。ペットはいくら賢くても人の言葉をちゃんとは理解できず、知らない環境でこれから何をされるのだろうという不安と恐怖で胸を締め付けられていることでしょう。いざ手術を行って無事成功したとしても、その後ご飯が食べれなくなったり、血栓が飛んでしまい急な経過を遂げることだって否定できません。だからこそ、何もしないという選択肢もあります。しかし、何もしないという選択肢を選ぶのにも、とても勇気と覚悟がいります。何もしなければ、病状は明らかなまま徐々に進行して行くのを見ているしか方法がありません。この真ん中に位置するのが、緩和ケアです。

 

ペットに残された時間を、いかにその子らしく過ごさせてあげられるかを追求に、痛みや吐き気など、ペットの生活の質を下げてしまうような症状を可能な限り取り除いてあげます。

それには皮下点滴が必要であったり、鎮痛薬の投与が必要であったり、ご飯が必要だったりと、病状やその子の性格、生活環境に応じて複数あります。ペットと長年一緒に暮らしてきたご家族様だからこそ決断ができるのです。

 

現在の診療プラン

今回は、週1回の注射と、ご自宅での鎮痛薬の投与、排便時に力むことですごく痛そうにするということを軽減するために便を柔らかくするシロップを飲ませてもらうという診療プランです。

まずは週1回の往診で様子を見ていき、状態の変化に備えていきます。

 

往診専門動物病院は、都内におおよそ20ほど存在していますが、まだまだペット社会に浸透できていないのが現状です。そのため、最後の最後でネット上で調べ上げた結果、当院まで行き着いたというご家族様がほとんどです。

往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診は、在宅での緩和ケアおよびターミナルケアに特化しています。

往診の費用は、通常の動物病院への通院と比較して高いです。しかし、動物病院では相談できなかった些細なことも、ゆっくりと診察を進めていきますので、そこでしっかりとご相談してください。どんな出会いでこの子を迎え、現在どんな状況で、治療に協力できる大人が何人いて、どこまでの診療を希望したいのか。そして費用面です。診療プランを決定する前に、緊急事態でなければ、最初に診療プランをご提案した上で診療見積もりをお伝えさせていただいています。高齢期での緩和ケアおよびターミナルケアで一番厳しいのは、診療を断念してしまうことです。最後の日まで続けられる診療プランを一緒に考え、状況に応じて再度ご相談を行なって診療プランを変更していき、今この瞬間のペットとご家族様に最適な診療プランをご提案させていただきます。

 

高齢猫・高齢犬、通院が苦手な猫ちゃん・わんちゃんと暮らしているご家族様は、まずは当院の電話番号(03-4500-8701)をメモしておいてください。また、すでに往診を検討されえいるのであれば、できる限り早めの診察日程を組むことをお勧めします。

 

 

動物病院に通院できない犬猫たちに安心できる獣医療を届けられる動物病院として、東京中央区のオフィスに医療機器を設備し、そこから往診車で東京23区と近隣地区までペット往診を行います。まずはお気軽にご相談ください。

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こんにちは!

 

最近涼しくなってきましたね!ようやく秋の到来、という感じです。

みなさま、急な寒さで体調崩されていませんか?

私たち往診専門動物病院では、毎日ペットの往診車で、東京墨田区、東京台東区、東京中央区、東京足立区、など東京都内を回っているので、毎日東京都の天気予報をチェックしていますが、最近は最高気温も下がってきて過ごしやすくなってきましたね。

 

 

それでは本日の本題です!!

今日は「立てなくなってしまった犬」というテーマで、実際診察したわんちゃんをご紹介させていただこうと思います。みなさんは「立てなくなってしまった犬」というとどういったわんちゃんを想像されますか?立てなくなる理由は様々ですが、多くの方は高齢犬で足が弱くなってしまって立てなくなってしまったわんちゃんを想像されるのではないでしょうか?しかし、今回お話させて頂くわんちゃんの変化は、一見老化に思える症状ですが、違った病気が隠れている可能性が高いので、その変化がお家の子にもないかを見てもらえるようになれば、と思って書かせて頂きました。ご家族は動物たちの一番の看護師さんです。もっとも、動物たち、とくに猫ちゃんは症状を隠してしまうことが多いですが、何かおかしいな、いつもと様子が違うな、と感じたら、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

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起立不全から立てなくなってしまった高齢犬(東京足立区在住)

症例は、東京足立区在住で高齢犬のマメちゃん、15歳齢、突然立てなくなってしまい、立とうとすると痙攣が起こる、しかし車がなく動物病院に連れていけない、とのことでお電話を頂き、往診獣医師と動物看護師で訪問させて頂くこととなりました。

東京足立区という土地柄、車がなければ動物病院に行くには少し難しいとのことで、動物病院離れをしてしまっていたとのことでした。東京足立区では、

在宅で行う訪問獣医療では、動物病院に行くとストレスになる、という理由の他に、このように病院に連れていく手段がない、という場合もとても多いです。

お家に入ると、高齢犬のマメちゃん(東京足立区在住)は横になって寝ていました。しかし、私たちとお母さんがお部屋に入ると起き上がろうともがいていて、一緒にお話にいれてよ、と言っているようでした!

 

詳しくお話をお伺いすると、実際は急に立ち上がれなくなったわけではなく、1月頃から左に回るようになり、7月辺りから後肢の力が弱くなってきていて、立っていると後ろ脚だけ外側に開いていってしまっていたそうなのですが、9月に入ってから全く立てなくなってしまい、褥瘡もできてしまったということでした。そしてその辺りから、痙攣が起こるようになり、夜中に痙攣が多いとのことで、痙攣を止めてほしいとのご希望でした。

たしかに、高齢犬になると、後ろ足の筋力が弱くなり、立っていると足を開いていってペタンとなってしまう、というのはよくあります。この場合、特に基礎疾患がなければ、筋力低下と考え、できるだけ支えてあげたりして立つ時間を増やしてあげると、それ以上の筋力低下の防止にもなります。

一方で、今回のマメちゃん(東京足立区在住/高齢犬)で気になった症状が左旋回運動です。つまり、左にぐるぐるとまわってしまうということです。

高齢犬でこの症状を見た場合考えなければいけないのは、痴呆と神経症状です。

痴呆で多いのが、同じ方向にぐるぐる回る以外に、昼夜逆転している、ずっと抑揚のない声で鳴いている、狭い場所にはまってしまって抜け出せない、ごはんをいくらでも食べる、などがありますが、けいれんは、痴呆では起こりません。

今回マメちゃん(東京足立区在住/高齢犬)はけいれんを起こしているとのことでしたので、おそらく神経症状だろう、ということで診察を進めていきました。

神経症状といっても、原因はたくさんあり、大きく分けると

・心臓

・腎臓

・肝臓

・脳・中枢神経系(感染性/炎症性/腫瘍性)

・内分泌系

・特発性

に分けられます。

上記以外にもたくさんの原因があり、それぞれメカニズムがありますが、そのご説明はまた別のブログにて!

どれが原因になっているか、通常は血液検査や心電図検査をお勧めいたしますが、今回は検査はご希望されませんでしたので、稟告や身体検査から、おそらく脳からの神経症状だろうと推測されました。マメちゃんのように、検査をご希望ではない場合は、ある程度の推測で診察を進めることにはなりますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、必ずご相談させて頂きますので、お気軽におっしゃってください。

高齢犬のマメちゃんは、食欲はあり、多飲多尿はなく、不整脈も身体検査ではありませんでした。また、すべての足でナックリングといって、足の甲を地面につけても元に戻る反射が見られないことから、おそらく脳からの神経症状ではないかと推測しました。

マメちゃん(東京足立区在住/高齢犬)は身体検査中も立ちたい立ちたい、という感じで頑張っていて、スタッフで腰を支えてあげると立ち上がって、お母さんの方に行こうとしていました。本人も立ち上がりたい、という意思が強く、なんとかけいれんをなくして、立たせてあげられればなあと思いましたが、やはり筋力の低下がある以上、支えなしでは難しいですが、けいれんが起こらなければ満足に立たせてあげられると思い、けいれんを抑えられるように薬を考えていきました。

まずは、頓服で鼻に入れる点鼻薬を使用し、応急処置で発作時に使用してもらい、飲み薬で発作を抑えるお薬も飲んでもらうことになりました。

頓服のお薬は、作用時間が短く30分程度しかないので、通常時にも発作が起きないように、長時間作用する発作の飲み薬を併用しなければなりません。

何種類かのお薬を少ない量で使うことで、1種類を多い量で使うよりも副作用が少ないので、一見とてもたくさんお薬を飲んでいるように見えますが、何種類か使う方が体への負担は少ないのです。

マメちゃんの場合は、発作を抑えつつ、寿命を全うしてほしい、というご家族のご希望でしたので、まずは発作のお薬で様子をみることになりました。

今回のマメちゃんのように、高齢犬で検査をご希望されない方もたくさんいらっしゃいます。その場合は、身体の状態を身体検査で確かめて、ある程度の予測のもとで、お薬を使っていきます。

多くのご家族は、発作や、吐き気などしんどそうな状態を何とかしてほしいが、無理な検査などはご希望されないことが多く、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、それもひとつの愛情だと考えています。

診察時に、今後の方針に関するご希望などございましたら、お気軽にご相談ください。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、必ずご家族とご相談し、オーダーメイドな治療法をご提案させて頂いております。

 

 

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こんにちは!

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最近は秋雨前線がきている影響でじめじめした日がつづいていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

夏が来たと思ったら、あっという間に秋が近づいてきて、少し寂しいような気もしますね。

昨日も、東京の台東区や墨田区、足立区などいろいろな場所に往診に行っておりましたが、夜になるとすっかり涼しくなってきていました。

わんちゃんにとっても過ごしやすい季節になってきましたね。しかし、猫ちゃん、特に高齢猫には寒さは大敵なので、温度変化に気を付けてあげましょう。

猫ちゃんは寒くなると特に膀胱炎が多く見られます。寒くて、お水を飲む量が少なくなってしまい、濃いおしっこばかり出てしまったり、排尿回数が減ってしまうためと考えられています。まだまだ暑い日が続いてはいますが、ご自宅の猫ちゃんの排泄状況を今からしっかり把握しておくと変化が分かりやすいかと思います!!

 

さて、本日の本題です。

今日は、おしっこの量が少なくなってしまった、東京足立区在住で高齢猫のタラちゃん(仮名)のお話をさせて頂こうと思います。

 

おしっこが出づらい(排尿障害/腎不全/高齢猫/東京足立区)

タラちゃんとの出会いは、往診先への訪問中で鳴ったお電話でした。おしっこがあまり出ていなくて食欲が落ちているというお話を電話で伺い、早めに訪問して診察を行った方が良いと判断し、急遽当日予約での診察を組み、タラちゃんの住む家まで獣医師動物看護師で訪問しました。

早めに診察を行った方が良いと判断したのは、尿路閉塞によっておしっこが24時間以上出ていなければ、速やかに尿路閉塞を解除し、排尿をさせないと全身状態の急激な悪化、最悪の場合命に関わることもあるためです。尿路閉塞によって、おしっこが出なければ、体の中にカリウムというミネラルが溜まっていきます。そうすると高カリウム血症となり、不整脈などの心不全につながってしまいますので、早急に高カリウム血症を改善させてあげないといけません。

 

話が逸れてしまいましたが、そんな流れで東京足立区在住で高齢猫のタラちゃんのお家にお伺いして、様子を見させていただきました。

最初の印象としては、身体は大きいけれど、怖がりな性格、という印象で、私たちが部屋に入ると目を真ん丸にして隅っこからこちらを見ていました。

様子としては、虚脱していたり、動けないという感じではなく、私たちから隠れようとカーテンの裏側に行ったりそわそわよく動いていましたので、少し安心して診察に臨むことができました。

直近の様子は、食欲が少し落ちていて、今朝から排尿がほとんどない(わずかにはしていた)、トイレには行っているということでしたが、飼い主様は半年ほど前から多飲多尿があり、口臭も強くなってきた、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃするようになった、という点も気になさっていました。また、タラちゃんは2年前にストラバイト尿結石によって尿路閉塞になった既往歴があるとのことでした。

 

まずは、既往歴に尿路閉塞があり、排尿がほとんどない、トイレには行っているということから、

・膀胱炎

・尿路閉塞

・乏尿(腎不全や脱水による)

の3つを考えました。

 

次に、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃしている、口臭、多飲多尿の原因としては

・慢性腎不全

・口内炎

・歯周病+歯肉炎

の3つの可能性を考えました。

 

膀胱炎の主な症状としては

・血尿

・頻尿

・トイレに頻繁に行くがおしっこがほとんど出ていない

・陰部やおなかをよく舐めている

というのが挙げられます。

詳しい原因や治療は別のブログにも書かせて頂きましたが、主に3つの原因があります。

・細菌性膀胱炎

・結石や結晶に伴う膀胱炎

・特発性膀胱炎(原因不明ですが主にストレスと言われています)

東京足立区在住の高齢猫のタラちゃんは今回、結晶による尿路閉塞の既往歴もあるので、これが最も疑われました。

 

今回の症状の原因を調べるために、腎臓の数値などを調べる目的で、血液検査、膀胱内におしっこが溜まっているか、膀胱内は綺麗かどうかを見る目的で腹部超音波検査を行いました。

まずは、身体検査です。高齢猫のタラちゃんはシャイな子でしたので、飼い主様にだっこで連れてきてもらい、身体を触っていきました。口の中を見ると歯周病、それに伴い歯肉炎が見られ、抜けそうな歯も見られました。口が気持ち悪いのはおそらくこれが原因と考えられます。

 

次に採血を行い、超音波検査を行いました。膀胱の中にはおしっこはあまりなく、排尿が出来ているようでしたので、導尿処置は行いませんでした。しかし、膀胱内に浮遊物が見られたので、おそらく結晶があるのではないかと思います。

 

今回の尿の出が悪い原因としては、膀胱炎が考えられ、食欲が落ちているのは、膀胱炎による違和感などもあるのではないかと考えられ、少しでも残尿感や違和感を取ってあげられれば、と治療に入らせて頂きました。

 

治療としては、膀胱の炎症を抑えるためにステロイド、膀胱炎に対して抗生剤、食欲が少しでも出るように胃薬と吐き気止めを使用しました。治療中も高齢猫のタラちゃんはすごくお利口で、じっとしてくれていました。

飼い主様には、尿の出を引き続きチェックしてもらい、食欲もみてもらうようにお伝えし、お薬も飲めるとのことでしたので、内服薬で抗生剤をお渡ししました。

 

血液検査の結果としては、腎臓の数値が少し高くなっており、慢性腎不全のステージ2と診断され、多飲多尿の原因が判明しました。

 

今回の検査結果から、今後のタラちゃん(東京足立区在住)の治療方針としては、慢性腎不全の進行を抑えて、腎不全に伴う症状を和らげていくという方向に決まりました。

高齢猫のタラちゃんはお薬も飲むことができるということでしたので、血圧を下げて腎臓に負荷がかからないようにする、血管拡張薬をお渡しする予定です。

また、お薬が飲めない場合にも、しっかりとご相談させて頂き、治療方針をご提案させて頂きますので、その場合はお気軽にご相談ください。

次回の診察は少し先になりますが、タラちゃんが元気になってくれていることを願っています。

 

今回のタラちゃんのように、一度尿路閉塞になったことがある猫ちゃんの場合、比較的早くに腎不全が出てくる場合が多いです。また、尿路閉塞は再発しやすいので、最近多飲多尿気味だったが、突然おしっこの量が減ったな、今日出ていないなという場合には、早めの受診をお勧めいたします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診中であっても、急患と判断した場合には、当日予約にてご自宅まで獣医師と動物看護師で訪問させて頂いたり、処置をお電話でお伝えしたり、または間に合わない場合には動物病院をご紹介したりと、様々な対応をさせて頂いております。

 

ご家族様が帰宅されて、あれ?様子がいつもと違うな、と思った場合には、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

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こんにちは!

往診専門動物病院わんにゃん保健室で往診専門獣医師をしている江本宏平です。

 

台東区松が谷を始め、中央区銀座中央区勝どきと拠点を拡大し、今では東京23区の東側だけではなく23区全体まで往診専門動物病院わんにゃん保健室の存在を知っていただけるようになってきました。

ここ数日で、世田谷区と杉並区からの往診獣医療依頼を受け、港区(直前の診察場所)からの緊急で訪問してきました。

 

<往診エリア拡大中>
中央区・港区・江東区・品川区・渋谷区・台東区・新宿区・目黒区・墨田区・千代田区・荒川区・葛飾区・江戸川区・足立区・文京区など、様々な地域から往診のご依頼をいただいております。

 

基本的には前日までの事前予約にて完全予約制で往診を行なっていますが、診察に空きがあった場合に、当日の往診予約も受け付けています。わんちゃん・猫ちゃんが体調が悪そうなのに、明日まで待つことは難しいので、多くのケースで当日予約にてご利用いただいており、緊急性が高い場合には、できる限り診療スケジュールを調整し、病気で苦しんでいる犬・猫たちの元へ往診車で駆けつけています。

 

さて、今までは往診専門動物病院についての紹介でしたが、本日からは往診での症例をご紹介していきます!

 

往診をご検討されている飼い主様、ペットの犬猫が体調を壊す前に、健康診断や予防接種でも大丈夫ですので、まずはご相談ください。事前に状況を伺えっておくことで、体調に変化があったときにスムーズに診察に入ることができます。

 

症例.1 三毛猫、22歳、避妊雌、足立区、排便障害

記念すべき1症例目は、足立区にお住まいのミィちゃん、猫、22歳です。

2017年6月初旬に体調不良を呈したため、往診を呼ばれました。便が細くなり血が混じった状態が数ヶ月続き、トイレで力んでは嘔吐をしてしまうという状態でした。

 

動物病院への通院ではなく往診を呼ばれた理由は、ミィちゃんが無理に通院させられるほど体力がなさそうだと感じたためでした。

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診察当初は、背中にやや痛みを伴っており、腰を触ると嫌がる素振りを見せていました。脱水が進行していて、飲水量と尿量にどちらも多いようでした。もともとよく水を飲むし、トイレにも行く(3〜4回/日)とのことでした、ゆっくりと診察時間を取り、これまでの経緯や最近の変化などのお話を伺っていくうちに、腎機能低下の可能性が浮かび上がってきました。また、排便時に出血が伴うこと、そして便が細くなったことを含めてミィちゃんにとって最適な診療プランを組みました。

 

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処置・処方指示内容

・2週間に1回の皮下注射

・2日に1回の皮下点滴

・腎臓と排便・疼痛に関する内服薬の投与

・ミルクの強制給餌

 

費用

・往診料、再診料、点滴セットのお渡し(2週間分)、皮下注射(痛み止め)

・12000円〜20000円

 

診療プラン

・2週間に1回の診察を行なっています。状態に合わせて超音波検査や血液検査、尿検査を行なって行きます。

 

【診察時間】

30分〜1時間

 

徐々に元気を取り戻してきて、今では皮下注射をやめて内服薬でコントロールできています。ミィちゃんは口元を触られると嫌がるのですが、ご家族様の絆や思いの強さが凌駕していて、家族が一丸となって毎日の処置を行なっていただけています。献身的な介護のおかげで、今も元気に大好きな家の中で悠々自適に過ごせています。

 

23歳まであと少し(1995年11月1日:推定)。頑張っていきましょう!

 

往診獣医師からのアドバイス

『もともと〜だった』というものは、なかなか一緒に住んでいると見逃しがちである所見ナンバー1です。日々の変化はゆっくりすぎて、一緒にいると気づかないものです。しかし、順序立てて整理していき、私たち獣医師に相談していただければ、それがその子(犬、猫)にとっての普通であり見逃していい所見なのか、それとも体調悪化の前兆となる特徴的な所見なのかを判断させていただきます。

 

こんな感じで、往診症例をちょくちょくあげていきますので、もし自分のペットが紹介している症例の症状と同じような症状を見せていましたら、獣医師まで相談しに行きましょう!

 

早期発見、早期治療^^

 

では、また明日!

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