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2017年8月アーカイブ

セミナーしてきました^^

こんにちわ!

東京都内で犬猫専門の往診獣医師をしている江本です^^

主な活動範囲は台東区、荒川区、足立区、文京区、中央区、江東区、千代田区、墨田区です。

 

8月20日に秋葉原近郊で行われた『保護っこセミナー』で、セミナー講師を務めてさせていただきました。

 

今回は保護っこ(保護された動物)を家に迎えるにあたって考えなきゃいけない医療面をベースにお話させていただきました!その中で質問された『猫の疥癬ってうつるの?』について今日は書いてみました^^

 

疥癬とは?

みなさんは、疥癬にかかった動物を目の前で見たことはあるでしょうか?痒さのあまり皮膚を搔き壊し血が出て、その部位の被毛はなくなり、皮膚が硬く(角化状態)なっています。犬猫の疥癬は、耳のあたりから広がっていくことが多いです。

疥癬は皮膚の角質の中をトンネルを掘るように侵入していき、そこで産卵します。あまりの痒さに、動物たちは患部をこれでもかってほどに痒がります。

また、ヒゼンダニは宿主特異性が高いことも知られております。つまり、猫や犬の疥癬が人に寄生することはありません。しかし、感染することはあります。ちなみに、猫ではネコショウセンコウヒゼンダニ、犬ではイヌセンコウヒゼンダニ、飼い主(人)ではヒゼンダニです。

 感染された人の皮膚は赤くブツブツして激しいかゆみを伴います。ヒゼンダニ自体はそんなに長く生きることができませんので、人に感染したヒゼンダニは自然と死んでいきます。再感染を起こさなければ、そのまま症状は消失していきます。とはいえ、激しいかゆみを伴いますので、動物は獣医師に、人間は医師に相談することをお勧めします。

 

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参考URL:http://kawaiikotati.blog119.fc2.com/blog-entry-254.html

 

感染経路

基本的には感染動物と接触しなければうつりません。ただ、飼い主が疥癬を保有した猫を触ったあとに家の猫を触ってしまった結果、家から出ない猫にもうつってしまう可能性はあります。

 

治療と予防

治療には、まずはレボリューションをつかって疥癬の原因であるダニを駆除します。感染すると激しいかゆみによる搔き壊しを起こすため、搔き壊してしまった箇所への細菌などの新たな皮膚炎を招いてしまいます。なんかおかしいなと感じましたら、すぐに獣医師にご相談しましょう。病院についれていくことが難しい場合には、往診獣医師を呼び、在宅にて診察をしてもらいましょう。

 

セミナーでは、このような流れで身近な病気についてどう対処したらいいのかについてお話させていただいています。次回の日程が決まりしだい、また告知しますので、お時間がありましたら是非ご参加下さい(^0^)

 

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東京台東区エリアのペット往診 動物病院
あさくさワンニャン保健室
 
ペット相談・往診ならお気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701
 
 
 
受付時間:9:00〜23:00
休診日:不定休診療カレンダー
 
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
 
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お盆期間も通常診療

こんにちわ!

犬猫の往診専門動物病院の江本です。

 

明日から大型連休でお出かけする方は多いかと思います。

あさくさワンニャン保健室では、暑さに負けずに通常通り診療を行っております。ペット(犬、猫)のことで何かありましたらお気軽にご連絡ください。

 

9:00 - 23:00(19:00以降は夜間診療)

03-4500-8701

 

また、何かあった時のために、電話番号だけでもメモしておいてください。

 

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ヒアリの脅威と対処法

こんにちは!

あさくさワンニャン保健室の江本です!
台東区、荒川区、足立区、中央区、千代田区、墨田区、江東区を中心に、犬猫専門で往診しています^^

 

お知らせ(8月1日より、夜間診療スタート)

より多くの飼い主様に寄り添えるよう、診療時間を大幅拡張しました。

 

診療時間 9:00 – 23:00

休診日  不定(※ホームページの「診療案内」のカレンダーをご確認ください)

 

ペットの様子が変だなと感じましたら、すぐにお電話ください。

 

さて、本日はホットな話題であるヒアリ(火蟻について書かせていただきます。

もしもペットがヒアリに刺されたら、どうしたらいいのでしょうか。

 

どんな症状が出るのか

ヒアリは火蟻というくらい、刺された時に強い痛みを感じます。そのため、びっくりして走り出す、キャンっと鳴く、患部を異常に舐める(気にする)、体を地面に擦り付けるなどの反応を見せます。

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参考URL http://psnews.jp/dog/p/32826/

 

対処方法

まずは現場から避難しましょう。次に、タオルなどで体についているヒアリを落とします。絶対に、素手で取り除こうとしないでください。そして、水をかけることは厳禁です。水をかける(水で洗い流す)ことで、ヒアリがパニックを起こして更に攻撃してくるといわれています。

 

刺された部分はどうなるのか

ヒアリに刺された場合に、患部は炎症を起こして赤く腫れることがあります。患部を冷やし、落ち着くまでは安静にすることを心がけましょう。

 

万が一のアナフィラキシーショック

もしヒアリの毒素に対してアレルギーを持っている場合に、アナフィラキシーショックを起こす場合があります。顔が腫れる、ぐったりしている、大量のヨダレ、呼吸困難(ゼェゼェする、呼吸が速い)などの症状を認めた場合には、すぐに獣医師に相談しましょう。

 

 日本に入ってきてしまったヒアリ。きちんと正しい知識を持ち、万が一の時に対処できるようにしましょう。

 

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癒しフェア in 2017

こんにちわ^^

あさくさワンニャン保健室の江本です。

 

8月5日から2日間開催される『癒しフェア』に出店し、保護っこ応援活動を行ってきました!

 

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ブースを出させていただきました一般社団法人RENSAの斎藤様、ご協力していただき誠にありがとうございました。

また、ブースにご来訪していただいた皆様、大変ありがとうございました。

多くの方に保護っこ達の存在を知ってもらえるよう、今後も頑張っていきます(^^)

 

明日もドッグラン前にてお待ちしておりますので(僕は行けないのですが...)、ご来場される方は是非ドッグラン前までお越しください^^

 

本日、多頭飼い(猫、犬)の飼い主様から、家が遠くても往診できてもらえるのかとご質問を受けました。距離にもよりますが、日程調整を行い、往診することは可能です。

距離によって往診料が少し上がってしまいますが、まずはご連絡ください^^

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犬の椎間板ヘルニア

こんにちわ!

往診専門の動物病院 あさくさワンニャン保健室の江本です。

本日は『ワンちゃんの椎間板ヘルニア』について書いていきます。

抱き上げた時やソファーの上り下り、ジャンプなどのタイミングで『キャン!』と大きな声を出したのを聞いたことはありませんか?もしかしたら、椎間板ヘルニアかもしれません

 

犬の椎間板ヘルニアって?

椎間板ヘルニアは、どんな子でもかかる神経の病気です。

椎間板は、中心部に『髄核』という物質があり、その周りは線維輪と言われるもので囲まれています。椎間板は背骨(脊椎)と背骨の間に位置し、何らかの原因によってそれが脊柱内に飛び出し、脊椎の中を走っている脊髄と言われる太い神経を圧迫して痛みと麻痺が生じます。抱き上げた時、ソファーやローテーブルで上り下りをしている時、ジャンプをした時などのタイミングで『キャン!』と大きな声を出した場合には、すぐに獣医師にしましょう。

 

好発犬種と時期

ダックスフンド、シーズー、ウェルシュコーギー、ビーグル、コッカースパニエル、ペキニーズなどで、椎間板ヘルニアには若齢(3〜6才)で急性に発症するものと、高齢でゆっくりと発症するものがあります。

 

椎間板ヘルニアの重症度

重症度は、痛みと麻痺の程度でグレード分類します。足先の骨などをぐっと鉗子で掴んでも痛みを感じない場合には深刻な状態だと判断します。また、症状が進行すればするほど回復の可能性が低くなりますので、

 

椎間板ヘルニアの治療

内科療法と外科療法があります。

内科療法は、症状が軽度(脊髄圧迫が軽度)な場合に行われます。しかし、内科療法を行っているにもかかわらず症状が進行したり、急に歩けなくなったりする場合には、外科手術をおすすめします。内科療法はケージレスト(出来る限り安静にする)と痛み止め、そして最近ではレーザーや針などを使用する獣医師も増えてきています。治療期間は状態によりますので、担当獣医師にお尋ねください。

外科療法では、原因となっている椎間板物質の摘出を行います。手術部位を特定するためには、脊髄造影、CT、MRIなどの検査をおこないます。また、これらの検査には麻酔処置が必要ですので、個人的には検査から手術までを対応できる動物病院をおすすめしています。

術後は、痛み止めの投与うやリハビリなどを行っていきます。

 

最後に・・・

往診では、高齢犬(シニア犬)の慢性的な痛みなどの緩和治療を希望される症例が多いです。急な症状または慢性の症状を認めた場合に、まずはどの程度の症状なのかを判断します。内科療法での回復が見込めるのならば、在宅にて痛み止めとケージレストで内服薬が飲めない状態ならば注射薬を使用していきます。また、深刻な場合には状況に応じた動物病院をご紹介させていただきます。

シニア期(7歳以降)に入ってきたら、かかりつけの動物病院ともう一つを持つようにして、休診だったから連絡できなかったということがなくなるようにしましょう。状況によっては急を要する場合もあります。夜間でも、かならず獣医師に相談しましょう。

 

 

次回は、今話題の『ヒアリ』について書いていく予定です^^

 

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熱中症の予防対策

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暑い時期には必ずと言っていいほど『熱中症』のニュースが流れます。熱中症は飼い主だけでなく、ペットも同じように陥ってしまう病気です。では、熱中症対策としてはどんなことを考えるべきなのでしょうか?

今日は、身近で起こる熱中症への対策について考えていきます^^
 

知っておこう!犬猫と人間の大きな違い

犬や猫は人と違って、汗腺が肉球など限られた部位にしかないため、体全体で汗をかくことができません。汗が空気中に逃げていく気化という現象を起こす時に生じる気化熱は、体内の熱を体外に逃がす働きがあるので、それが苦手な犬猫には熱が体にこもりやすいのです。

 

熱中症にかかりやすい犬猫の特徴

高齢期(シニア期)、心不全・腎不全・気管虚脱などの呼吸器疾患などの病気を抱えている、肥満、短頭種(パグ、ペキニーズ、フレブルなどなど)、夏場でも日中しか散歩に行けない、飼い主が異常に寒がりなど原因は多種多様でここには書ききれないくらいの危険が潜んでいます。「ハァハァしている」「体が熱い」「ぐったりしている」などの症状に気づいたら、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。

 

熱中症になるのは夏場の昼間だけじゃない

熱中症は高温多湿な環境、よく言われるのは閉め切った屋内環境です。日中ならば想定しやすいですが、実は夜でも起こります。飼い主が一緒にいるならばいいのですが、『今日は涼しいから』『夜だし大丈夫』などと油断して閉め切った環境を作ってしまうと、高温ではないとしても多湿によって熱中症になります。備えあれば憂いなしです。次は、予防措置についてです。

 

ペットの熱中症予防としてやるべきこと

犬猫の熱中症予防のキーワードは、『高温多湿を回避』と『自由飲水』です。

日中の閉め切った屋内にお留守番をさせるときには、できれば空調管理をしておくことをおすすめします。もし難しいようであれば、換気をよくしておきましょう。中には、遮熱フィルムを窓につけるなどの工夫をされている飼い主様もいます。

次に自由飲水環境を作ることです。自由に水を飲める環境を作ることは最も大切だと考えられます。容器の中に氷を入れると、冷たさを気に入ってよく飲んでくれることもあります。

このように、日常生活の中でちょっとした工夫をすることで、熱中症を予防することができます。

 

最後に・・・

往診では、熱中症予防対策をご自宅にて一緒に考案させていただきます。ご家族様ごとにできることとできないことがあります。それぞれに合った形をご提案させていただきます。また、仕事帰りで遅くなったとしても、愛犬・愛猫の状況が普段と違うなと感じた場合には、必ず獣医師に相談するようにしましょう。

第一回の今日は、熱中症予防対策についてでした!

次回は、椎間板ヘルニアの予防対策の予定です^^
 

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