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犬猫の皮膚炎(東京/ペット往診/往診専門動物病院)

こんにちは!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室 往診専門獣医師の江本宏平です。

 

往診専門動物病院は、東京都内で少しずつ増えていますが、まだまだ飼い主様からの需要に対して絶対数が足りていないように感じています。往診専門動物病院の特徴は、1. 動物病院に通院できない犬猫にも獣医療をご自宅でお届けできること、2. 完全予約制であること、3. 動物病院での診察と比べて十分な時間を1診察に取ることができるということが挙げられます。

 

東京23区の外側に位置する地域である、東京江戸川区、東京葛飾区、東京足立区では、動物病院は複数個あるものの、そこまでいくための移動手段が乏しいことが理由で、よくペット往診をご依頼されます。東京足立区には多くの動物病院が設立されており、土地柄広いため、まだまだ増えてくることが見込めます。ペット(犬・猫)をこれから暮らそうとしていて新居を探している方は、もしかしたら東京足立区がいいかもしれませんね!

昨日、今日、と東京足立区からのご依頼が10件近くまで登っており、東京足立区周辺にいく機会が増えていますので、もし東京足立区でペット往診をご希望されている飼い主様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

さて、今日はわんちゃんのアレルギーについてお話しさせてもらおうと思います。

 

IMG_2317.JPG

(写真はアトピー性皮膚炎をコントロールしている柴犬のムギちゃんです)

 

アレルギー?アトピー?(犬猫の皮膚病/ペット往診/難治性ならば専門医をご紹介)

冬が明けると、春から夏へ、皮膚の痒みやくしゃみ、鼻水といった症状が出る季節となってきます。とくに夏になると耳が痒くなる、といった子も多いのではないでしょうか。

そんな皮膚症状についてお話しさせて頂きます。

 

アレルギーというと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症などが有名ではないでしょうか。まさにその通りで、そして犬・猫でもこれらのことは起こります。

 

ではそもそもアレルギーとはどういうものなのでしょう?

アレルギーとは、アレルギー物質(=抗原と言います)が生体に触れた、あるいは入ってきた時に過剰な生体反応が起きた結果起こるものです。

アレルギー物質が触れた部分には、肥満細胞という細胞が集まってきて、その細胞たちがヒスタミンという物質を放出します。

そうするとその部分で炎症が起きるのです。その炎症が起こった部分では、発赤、熱感、腫脹、疼痛が現れ、これを炎症の4徴候と言います。蕁麻疹(じんましん)を想像してもらうと分かりやすいかもしれませんね。

例えば、皮膚でアレルギー反応が起これば蕁麻疹(じんましん)やアトピーといった症状が現れますが、喉で炎症が起こると呼吸困難などの症状が出てしまい、命に関わります。

稀にワクチンでこのような症状が出てしまう犬猫もいます。

 

アレルギーについて簡単にご説明させて頂きましたので、次は動物で多い、アレルギーの代表的な、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーについてお話ししていこうと思います。

 

まずアトピー性皮膚炎ですが、犬のイメージがあるかもしれませんが、実は猫でもアトピー性皮膚炎の子はいます。アトピー性皮膚炎のわんちゃん猫ちゃんは生まれつき皮膚の細胞の間にある、セラミド、という物質が少なく、その影響で皮膚の細胞の間にアレルギー物質が入り込んでしまいやすくなっています。

通常は皮膚の細胞の間は密に詰まっていて、しっかりと皮膚バリアーがあるため、細菌がついても、アレルギー物質がついても跳ね返してくれるのですが、皮膚バリアーが弱い犬猫たちは、アレルギー物質が入り込むことで、アレルギー反応を起こしてしまいます。

そして、アレルギー反応が起きるともちろん痒みを生じるため、動物たちは掻きむしってしまいます。そうすると、皮膚に傷がついてしまい、より一層皮膚バリアが壊れてしまうのです。

また、セラミドは皮膚の乾燥も防いでくれているため、セラミドが少ないと皮膚も乾燥しやすく、それだけで皮膚の痒みが出てしまいます。

こういった皮膚バリアーの崩れが、体幹だけでなく、耳の中の皮膚でも起こっているため、アトピー性皮膚炎のわんちゃんでは外耳炎もよく出てしまうのです。

 

ではどうすれば良いのでしょう??

 

先程ご説明したように、そもそもの原因はセラミドの不足による皮膚バリアーの崩壊ですので、まずは皮膚の保湿をしっかりとしていくことです。

もっと言うと、セラミド成分配合のものであればより良いですが、皮膚の状態によってどの成分が入った保湿剤が良いのか、というのは変わってくるので、獣医師の診察の元、どの保湿剤が良いかご相談下さい。

また、痒みがあると掻くことで皮膚のバリアーがさらに崩壊してしまうので、痒みを止めることもすごく大切です。

これには内服薬が有効です。

そのほか、シャンプーでアレルギー物質を洗い流してあげたりして管理することで皮膚の痒みはだいぶ抑えることができます。

 

それでは食物アレルギーはどうでしょうか。

食物アレルギーもアレルギーの一種ですが、アトピーのように外からアレルギー物質が付着するわけではなく、ご飯を食べてご飯の成分に反応してしまうアレルギーです。

逆に言えば、アレルギーが起こらない成分で出来たご飯を食べればアレルギーは起こりません。

しかし、アトピーのように外からつくわけではなく、身体に吸収され、全身でアレルギー反応が起こるため、アトピー性皮膚炎よりも一般的に痒みが強いことが多いです。

ご飯の成分といっても、いろいろ使われていると思いますが、アレルギー物質になるのは主に動物性たんぱく質と植物性たんぱく質です。あとは稀に野菜もアレルギー物質になることもあります。

治療法としては、基本的には食べたことのないタンパク源で出来たご飯を食べて、アレルギーが出ないかどうかを見て頂きます。

もしそれで症状が軽減されれば、おそらく、前に食べていたご飯に含まれていて、今のご飯に含まれていない物質がアレルギー物質の可能性が高いと考えられます。

 

2つのアレルギーについてご説明しましたが、これらは2つ併発していることも珍しくありません。

その場合はどちらかを治療してもイマイチな治りだったり、あまり変化がなかったり、といったことが起こります。

 

また、皮膚症状というのは、アレルギーだけでなく、内分泌疾患や、内臓の疾患で起こることも多々あります。

高齢になって、皮膚症状が出てきた、高齢なので病院に行くのがストレスになりそうといった場合、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

 

皮膚検査だけでなく、内分泌疾患や内臓疾患がないかどうか、血液検査などもお家で行うことができます。

動物病院に行けないから、と諦めるのではなく、辛い皮膚症状から解放してあげましょう。皮膚症状はお家での管理がとても大切になってきますが、大変すぎるとご家族様の負担になってしまいます。

そうなっては本末転倒なので、往診専門動物病院わんにゃん保健室では続けていける方法をご家族様と一緒にご相談させて頂きます。

 

 

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