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おしっこが出ない猫(東京足立区/高齢猫/腎不全/尿路閉塞)

こんにちは!

シニア猫.jpg

最近は秋雨前線がきている影響でじめじめした日がつづいていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

夏が来たと思ったら、あっという間に秋が近づいてきて、少し寂しいような気もしますね。

昨日も、東京の台東区や墨田区、足立区などいろいろな場所に往診に行っておりましたが、夜になるとすっかり涼しくなってきていました。

わんちゃんにとっても過ごしやすい季節になってきましたね。しかし、猫ちゃん、特に高齢猫には寒さは大敵なので、温度変化に気を付けてあげましょう。

猫ちゃんは寒くなると特に膀胱炎が多く見られます。寒くて、お水を飲む量が少なくなってしまい、濃いおしっこばかり出てしまったり、排尿回数が減ってしまうためと考えられています。まだまだ暑い日が続いてはいますが、ご自宅の猫ちゃんの排泄状況を今からしっかり把握しておくと変化が分かりやすいかと思います!!

 

さて、本日の本題です。

今日は、おしっこの量が少なくなってしまった、東京足立区在住で高齢猫のタラちゃん(仮名)のお話をさせて頂こうと思います。

 

おしっこが出づらい(排尿障害/腎不全/高齢猫/東京足立区)

タラちゃんとの出会いは、往診先への訪問中で鳴ったお電話でした。おしっこがあまり出ていなくて食欲が落ちているというお話を電話で伺い、早めに訪問して診察を行った方が良いと判断し、急遽当日予約での診察を組み、タラちゃんの住む家まで獣医師動物看護師で訪問しました。

早めに診察を行った方が良いと判断したのは、尿路閉塞によっておしっこが24時間以上出ていなければ、速やかに尿路閉塞を解除し、排尿をさせないと全身状態の急激な悪化、最悪の場合命に関わることもあるためです。尿路閉塞によって、おしっこが出なければ、体の中にカリウムというミネラルが溜まっていきます。そうすると高カリウム血症となり、不整脈などの心不全につながってしまいますので、早急に高カリウム血症を改善させてあげないといけません。

 

話が逸れてしまいましたが、そんな流れで東京足立区在住で高齢猫のタラちゃんのお家にお伺いして、様子を見させていただきました。

最初の印象としては、身体は大きいけれど、怖がりな性格、という印象で、私たちが部屋に入ると目を真ん丸にして隅っこからこちらを見ていました。

様子としては、虚脱していたり、動けないという感じではなく、私たちから隠れようとカーテンの裏側に行ったりそわそわよく動いていましたので、少し安心して診察に臨むことができました。

直近の様子は、食欲が少し落ちていて、今朝から排尿がほとんどない(わずかにはしていた)、トイレには行っているということでしたが、飼い主様は半年ほど前から多飲多尿があり、口臭も強くなってきた、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃするようになった、という点も気になさっていました。また、タラちゃんは2年前にストラバイト尿結石によって尿路閉塞になった既往歴があるとのことでした。

 

まずは、既往歴に尿路閉塞があり、排尿がほとんどない、トイレには行っているということから、

・膀胱炎

・尿路閉塞

・乏尿(腎不全や脱水による)

の3つを考えました。

 

次に、口を気持ち悪そうにくちゃくちゃしている、口臭、多飲多尿の原因としては

・慢性腎不全

・口内炎

・歯周病+歯肉炎

の3つの可能性を考えました。

 

膀胱炎の主な症状としては

・血尿

・頻尿

・トイレに頻繁に行くがおしっこがほとんど出ていない

・陰部やおなかをよく舐めている

というのが挙げられます。

詳しい原因や治療は別のブログにも書かせて頂きましたが、主に3つの原因があります。

・細菌性膀胱炎

・結石や結晶に伴う膀胱炎

・特発性膀胱炎(原因不明ですが主にストレスと言われています)

東京足立区在住の高齢猫のタラちゃんは今回、結晶による尿路閉塞の既往歴もあるので、これが最も疑われました。

 

今回の症状の原因を調べるために、腎臓の数値などを調べる目的で、血液検査、膀胱内におしっこが溜まっているか、膀胱内は綺麗かどうかを見る目的で腹部超音波検査を行いました。

まずは、身体検査です。高齢猫のタラちゃんはシャイな子でしたので、飼い主様にだっこで連れてきてもらい、身体を触っていきました。口の中を見ると歯周病、それに伴い歯肉炎が見られ、抜けそうな歯も見られました。口が気持ち悪いのはおそらくこれが原因と考えられます。

 

次に採血を行い、超音波検査を行いました。膀胱の中にはおしっこはあまりなく、排尿が出来ているようでしたので、導尿処置は行いませんでした。しかし、膀胱内に浮遊物が見られたので、おそらく結晶があるのではないかと思います。

 

今回の尿の出が悪い原因としては、膀胱炎が考えられ、食欲が落ちているのは、膀胱炎による違和感などもあるのではないかと考えられ、少しでも残尿感や違和感を取ってあげられれば、と治療に入らせて頂きました。

 

治療としては、膀胱の炎症を抑えるためにステロイド、膀胱炎に対して抗生剤、食欲が少しでも出るように胃薬と吐き気止めを使用しました。治療中も高齢猫のタラちゃんはすごくお利口で、じっとしてくれていました。

飼い主様には、尿の出を引き続きチェックしてもらい、食欲もみてもらうようにお伝えし、お薬も飲めるとのことでしたので、内服薬で抗生剤をお渡ししました。

 

血液検査の結果としては、腎臓の数値が少し高くなっており、慢性腎不全のステージ2と診断され、多飲多尿の原因が判明しました。

 

今回の検査結果から、今後のタラちゃん(東京足立区在住)の治療方針としては、慢性腎不全の進行を抑えて、腎不全に伴う症状を和らげていくという方向に決まりました。

高齢猫のタラちゃんはお薬も飲むことができるということでしたので、血圧を下げて腎臓に負荷がかからないようにする、血管拡張薬をお渡しする予定です。

また、お薬が飲めない場合にも、しっかりとご相談させて頂き、治療方針をご提案させて頂きますので、その場合はお気軽にご相談ください。

次回の診察は少し先になりますが、タラちゃんが元気になってくれていることを願っています。

 

今回のタラちゃんのように、一度尿路閉塞になったことがある猫ちゃんの場合、比較的早くに腎不全が出てくる場合が多いです。また、尿路閉塞は再発しやすいので、最近多飲多尿気味だったが、突然おしっこの量が減ったな、今日出ていないなという場合には、早めの受診をお勧めいたします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、往診中であっても、急患と判断した場合には、当日予約にてご自宅まで獣医師と動物看護師で訪問させて頂いたり、処置をお電話でお伝えしたり、または間に合わない場合には動物病院をご紹介したりと、様々な対応をさせて頂いております。

 

ご家族様が帰宅されて、あれ?様子がいつもと違うな、と思った場合には、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

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