往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフです!
通院できないペット(犬・猫)にも獣医療を提供できる唯一の方法が往診であり、通院できない代表的な動物種が猫です!(犬と猫で比較しただけですが)
今日は、初めて猫を飼う方が陥りやすい以下のような考え方をご紹介します。
Q. 今回はなぜ猫ちゃんにされたのでしょうか?
仕事をしているので家を空けることが多いんです。朝も早いし、帰ってくるのも夜遅くで、毎日の散歩に行けないから、わんちゃんだとかわいそうだと思いました。猫ちゃんなら散歩もいらないし、トイレも綺麗に使ってくれるので安心して出かけれそうだなと思いました。それに、今は見守りカメラや付随した給餌システムまであるじゃないですか!どこにいても、愛猫のことを見ててあげられるので寂しくないと思います。
Q. 体調を崩したらどうしますか?
近所の動物病院に連れて行きます。
Q. 動物病院にどうやって連れて行きますか?
キャリーに入れて連れて行くんですよね!事前に勉強しているので大丈夫です。
Q. 猫ちゃんにも保険があるのを知っていますか?
知っています。今では十数社あるってネットで書いてあり、どの保険会社がいいのかわからなかったので、とりあえず購入したペットショップの店員が勧めるままに保険に加入しました。詳しい内容までは説明されてもよくわからなかったですが、まぁ大丈夫でしょう!
Q. 猫ちゃんとの生活で最も期待していることは?
もふもふしたいです。癒されたいです。
以上、千代田区・台東区・中央区で行なったアンケートにあった1例です。
猫を飼ったことがある飼い主様ならば、この回答がどれだけ甘いか気づかれていると思います。でも、実際にこれからペット(特に猫)を迎えようと考えている方のほとんどが、猫ちゃんの生態について知りません。
ここからは、いただいた回答に対して考えていきます。
猫ちゃんは通院が大っ嫌い
猫ちゃんは通院が大っ嫌いということは、もう常識レベルで知られていることかと思います。だいたいの猫ちゃんで0歳のときは難なくキャリーに入ってくれて、動物病院についても待合室にいる他の犬・猫たちに恐怖心を強く抱くことはありません。診察室に入っても、楽しそうに獣医師・動物看護師に懐いてくれて、みんなから可愛い可愛いと撫で回されてまんざらでもないようです。しかし、、、、避妊手術/去勢手術を機に、状況は一転します。
体調が悪い時ですら、キャリーに入れるだけで大戦争。頑張った飼い主様の手は血だらけということは日常茶飯事です。次に通院です。キャリーに入ってからずっっっっと泣き叫んでいたり、落ち着かない様子でキャリー内をうろうろしてしまいます。その鳴き声のすごさと落ち着きのなさに、飼い主様は通院することを断念してしまうほどです。体調が悪くなったら動物病院に連れて行けばいいやという安易な考え方は捨ててください。日々の日常の中で、少しずつキャリーの中は安全安心な場所であることを植え付けてあげてください。そうすれば、少なくとも無理にキャリーに押し込むということがないようにできるかもしれません。
その近くの動物病院は24時間265日対応ではない(ことが多い)
例えば、今回千代田区でのアンケートでしたが、結構多くの飼い主様がこのケースに該当するのではと思います。平日はお仕事で、家を出るのは7:30、帰宅は19:00頃。これは大問題です。多くの動物病院が、診療時間を8:00~20:00(休憩1~3時間)の中でとっており、また大多数が19:00までです。「猫の体調が悪そうだから早退しようかな」なんてのが通る会社であればいいですが、滅多にそんなことが可能である会社はないかと思います。そのため、19:00以降に帰宅して体調の悪化に気付き向かう先は、夜間緊急対応の動物病院です。もしかかりつけの動物病院が夜間も診療を行っているならば安心ですが、そうでなければセカンドドクターとしての夜間対応の動物病院でも事前に通院しておき、カルテ作成をしておくことをお勧めします。
一緒に寝ているとだいたい運動会
猫は夜行性(ノクターナル)ではなく薄明性(クリパスキュラー)ですが、やっぱり寝静まった枕もとは、猫ちゃんたちからしたらまさに運動会会場!顔の上を猛ダッシュで駆け抜けられる瞬間は可愛さを通り越した何かを感じる事でしょう。しかも、それはある程度の年齢になるまでは継続すると思ってください。
抱っこできると思わないでください
出会ってきた猫ちゃんたちの多くは、自分都合で飼い主様に抱っこや撫でることを要求してきますが、飼い主様都合でいこうとすると嫌がられたり、シャーシャーされたりします。猫ちゃんは気分屋なところがありますので、猫ちゃんのペースに合わせてあげることをお勧めします。
ペット保険の選び方
ペット (犬・猫)も人と同じかそれ以上に体調を崩します。そのときに、『まぁ、明日になればなんとかなっているだろう』と安易に見逃してしまった結果、致命的なことになってしまったという出来事を経験している方は少なからずいます。なんでそうなってしまったかは、恐らく『時間』と『費用』だと思います。時間の問題としては、飼い主様が忙しい方だったり、または平日はお仕事で帰宅時間が遅いので週末まで待ってしまったというケースです。大体の病気が3日〜1週間くらいで薬がなくても、自己免疫で治っていきます。しかし、たまたまそうじゃない病気を発症していた場合に、詳しく検査していないで専門家の判断ではなくネット情報による自己判断によって悲しい結果に陥ってしまいます。また、体調が悪い時に通院すると、だいたいの動物病院で様々な検査を行います。これは、最悪の事態を想定しての暫定的な検査であることが多いかと思います。その場合に、少なくとも検査費用がかかってきます。血液検査・X線検査・超音波検査・尿検査・便検査…、だいたい50,000円くらいは覚悟したほうがいいかなと思います。(内容によってはもっともっとかかります)
ですので、費用が払えないから断念したということがないように、健康な今のうちからペット保険には加入しておきましょう!
例に挙げた平日はお仕事という方は、動物病院に通院できる時間として、平日であれば夜間、週末は通常診療時間帯、また猫ちゃんであれば通院できないことを考えて往診も対象になっている、という3つの事柄を主体にペット保険を探していきましょう!
また、ペット保険は掛け捨てなので高いような感じはありますが、手術・入院・通院が対象であり、日額制限や通院回数制限などがあるものも好ましくないです。
保険は転ばぬ先の杖であり、万が一の時に助けてくれる心強いパートナーです。
慎重に検討していきましょう!
ということで、今回は『初めて猫ちゃんを飼う方向け、そんなに甘くないよ!猫との暮らし』でした!ペットを迎えるということは、命を迎えるということです。愛と責任のあるペットライフを送りましょう!
年末年始は体調を崩しやすい時期ですので、何かおかしいなって思いましたら、年明けを待たずにすぐに動物病院に電話しましょう!
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