往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診獣医師の江本宏平です。
私たちは、通院できないペットたちに、ご自宅にいながら安心して獣医療を提供できる環境を、訪問にてお届け致します。諸事情により通院が厳しい場合には、諦めずにまずはご相談ください。
訪問診療(往診)範囲は東京23区を中心に、近隣地区までお伺いしています。千代田区の番町エリアは動物病院が少ないためか、ここ最近お伺いする機会が多くなってきています。それにしても、千代田区の駐車場料金の高さには、いつも驚かされています。
もう2018年も終わりますね。そして、高齢期(シニア期)や慢性疾患を抱えているペット(犬・猫)と暮らしているご家族様はなんとなく気づいていると思いますが、年の瀬である12月、そして年末年始はなぜか体調を壊しやすい時期です。寒さからなのか、高齢ペット(犬・猫)と暮らしているご家族様からの、新規のお問い合わせが急増しています。また、動物病院に通院したり入院したりしての集中的な治療を行いたくはないが、できる限りの事をしてあげたいというご相談も多く受けています。
高齢期(シニア期)では、若かった頃とは対照的に、病気に対して攻める姿勢を取るのではなく、受け入れる姿勢を希望されるご家族様がほとんどです。
在宅で看取ってあげたいと願うご家族様の力になれるよう、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフは常に誠心誠意サポートさせていただきます。
ここからは、年末年始に関する動物病院の診療スケジュールに関する注意報です!
12月30日から多くの動物病院がお休みに入ります。もしかかりつけの動物病院がお休みで、担当の獣医師に電話が繋がらない場合に、どうしていいかわからなくなってしまうご家族様が多くいます。そうならないように、今日からでも遅くないので以下の情報を整理しておきましょう。
1. 近所にどんな動物病院があるか
まずは、緊急事態に備えてすぐに駆け込める動物病院を知っておきましょう。
今通っているかかりつけの動物病院に休診日はありますか?もしあるならば、もしその日にペットが体調不良になってしまった場合、どうしますか?
まずは、近所にどんな動物病院があり、何時までやっているのか、休診日はいつなのかをリストとして保持しておきましょう。かかりつけがお休みであった場合に、セカンドドクターの存在があるか無いかは、運命の分かれ道です。
2. 夜間緊急も対応できる動物病院は決まっているか
なぜか体調変化が多いのは夜間です。往診専門動物病院である当院ですら、特に21時以降の電話は多く、23時〜25時は電話がよく鳴っています。愛犬・愛猫が体調不良を訴えてきた時は、家からもっとも近い夜間緊急を対応できる動物病院はどこにあるのかを知っておかなければ、最悪朝までかかりつけの動物病院が開院するのを待ってしまい、致命的な結果になってしまったということは少なくありません。
また、夜間緊急では、初動の早さが本当に重要になります。まずは、どんな症状がいつから発症して、今どうなっているのか、初めての症状か繰り返している症状なのか、元気・食欲・排便・排尿の状態はどうなのか、などをまとめておき、時系列にして説明できると、獣医師からしても話を整理しやすいです。そして、今までの既往歴や検査結果、服用したことがある内服薬の種類、もし可能であれば打ったことがある注射薬の種類までをまとめておくと、診察がよりスムーズになりますので尚いいです。
愛犬・愛猫の命を守れるのは、誰でもなく飼い主様です。責任がある立場であることを、今一度肝に銘じて行きましょう!
3. 年末年始はどうするのか
ここは重要なポイントです。年末年始は多くの動物病院が休診であり、12月30日〜1がつ2日まで電話が繋がらない場合が多々あります。そのため、仕方がないから年始まで待ってしまうというのはやめましょう。年末年始の動物病院診療スケジュールは、すでにホームページ上で公開しているはずですので、近隣の動物病院の年末年始診療スケジュールを確認しておきましょう。
4. どうしても通院できない場合には
当院までご連絡ください。多くの方が上記の点を網羅していたとしても、やはり通院できなかったから諦めたという現状を打開するために、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、年末年始も特別診療としてフルオープンしております。
もし、かかりつけの動物病院が年末年始をお休みとしている場合には、事前に連絡するかもしれない旨を、万が一の時の初動を早めるためにも、問い合わせフォームからご連絡ください。
2018年も残すところあとわずかです。
それでは皆様、よいお年を!
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