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2025年2月アーカイブ

在宅緩和ケアはいつからなの?

ペットが高齢になり、慢性疾患や病気の進行が見られると「いつから在宅緩和ケアに切り替えるべきか?」と悩むご家族は多いです。

「まだ通院できるから大丈夫」「お薬を飲めているうちは病院で診てもらうべき?」と思う一方で、ペットが通院のストレスでぐったりしてしまったり、内服薬が難しくなったりすると、ご家族も不安を抱えるようになります。

この記事では、在宅緩和ケアを検討するべきタイミングと切り替えるポイントについて解説します。 ペットが最期まで安心して過ごせるように、負担を減らしながら適切なケアを選択していきましょう。

目次

 

 

1. 在宅緩和ケアとは?

在宅緩和ケアの目的

在宅緩和ケアとは、病気の治療ではなく、ペットが残りの時間をできるだけ穏やかに過ごせるようにするためのケアです。特に高齢のペットや慢性疾患を抱えた子にとって、通院の負担を減らし、安心できる環境でケアを受けられることが大きなメリットになります。

病院での治療との違い

動物病院では、「治療」を中心とした診療プランを組んでいきますが、慢性疾患やがんなどの末期では、基本的には治すというよりは症状をコントロールして、これ以上悪化させないようにすることが目的だったりもします。この段階になると検査の頻度も高くなり、ペットにとって通院が負担になることが懸念されることと思います。一方、在宅緩和ケアでは、ご自宅で必要な検査や処置(皮下点滴、投薬管理、栄養補助など)を行いながら、ペットがリラックスできる環境を整えることができます。

ご家族の負担を軽減するケア

緩和ケアはペットだけでなく、ご家族の負担を軽減することも目的としています。通院のストレスが減ることで、ご家族も安心してケアに専念できるようになります。また、ペットの状態に応じた適切なアドバイスを受けることで、最期の時間を後悔なく過ごすことができます。

 

 

2. 在宅緩和ケアを検討するタイミング

通院が負担になってきたとき

ペットが高齢になり、通院のたびに疲れやすくなったり、診察後にぐったりしてしまうことが増えてきたら、在宅緩和ケアへの切り替えを考える時期かもしれません。特に、大型犬で歩行困難になった時や通院ストレスが大きい猫にとって、往診によるケアは負担を大きく軽減できます。

内服薬が難しくなったとき

病気の進行とともに、内服薬を飲ませることが難しくなる場合があります。特に、食欲が低下し始めたペットに無理に投薬を続けることで、かえってストレスを与えてしまうことも。在宅緩和ケアでは、皮下点滴や注射による投薬管理が可能なため、ペットの負担を減らしながら治療を続けることができます。

食欲や活動量が低下してきたとき

「最近あまり食べなくなった」「寝ている時間が増えた」と感じる場合、ペットの体調に大きな変化が起こっている可能性があります。食事を摂ることが難しくなってきたときこそ、適切な栄養管理やケアが必要です。在宅緩和ケアでは、食欲低下時の工夫や栄養補助、静かな環境づくりをサポートすることができます。

 

 

3. 状態に応じた切り替えのポイント

慢性疾患の進行に応じて

慢性疾患を抱えているペットは、病気の進行とともに治療の負担が増していきます。例えば、腎臓病の猫の場合、皮下点滴が必要になったり、食欲が低下したりするタイミングで、通院ではなく在宅ケアへ切り替えることで負担を軽減できます。心臓病の犬では、呼吸が苦しくなってくると頻繁な検査や投薬管理が必要になるため、在宅での緩和ケアが有効になります。

呼吸が苦しくなったとき(酸素環境の準備)

呼吸が苦しそうになってきた場合、病院への移動がかえって負担になってしまうことがあります。在宅緩和ケアでは、酸素発生装置や酸素ハウスを導入し、自宅で呼吸をサポートすることが可能です。特に、心疾患や肺疾患を抱えるペットの場合、早めに酸素環境を準備することで、苦しさを和らげることができます。

痛みや不快感が増えてきたとき

ペットの体調が悪化すると、痛みや不快感が強くなることがあります。このような場合、無理に積極的な治療を続けるよりも、痛みを和らげ、できる範囲のケアをする選択肢があります。在宅緩和ケアでは、適切な鎮痛管理を行いながら、ペットが穏やかに過ごせる環境を整えることができます。

 

 

4. ご家族の気持ちと在宅ケアの選択

在宅ケアを選ぶ心理的な不安

「本当に自宅で看られるのか?」「最期を家で迎えさせてあげるのは正しいのか?」といった不安を抱えるご家族は多いです。在宅緩和ケアは、病院での治療を諦めることではなく、ペットの負担を最小限にしながら、穏やかに過ごすための選択肢の一つです。

事前に準備しておくべきこと

在宅緩和ケアを選択する際には、あらかじめ以下の準備をしておくと安心です。

  • かかりつけ医や往診専門の動物病院と連携する
  • 必要な医療機器(酸素発生装置・皮下点滴セットなど)を整える
  • 家族のスケジュールを調整し、ケアの時間を確保する

緩和ケアの選択肢と柔軟な対応

在宅緩和ケアでは、ご家族の状況やペットの状態に応じて、治療の進め方を柔軟に調整できます。たとえば、最初は内服薬で管理しながら、徐々に皮下点滴や注射に切り替えるなど、その子に合った方法を選択していきます。

 

 

5. 在宅緩和ケア切り替えの準備

かかりつけ医との相談と連携

在宅緩和ケアに切り替える際は、まずかかりつけの動物病院や往診専門の動物病院に相談することが重要です。病状の進行やケアの方針を獣医師と共有し、適切なサポートを受けられるよう準備を整えます。

自宅でできるケアの確認

在宅緩和ケアでは、ご家族ができる範囲でのケアが求められます。以下の点を確認しておくと、安心して対応できます。

  • 投薬管理(内服薬や注射の準備)
  • 皮下点滴の実施(必要に応じて練習)
  • 食欲が低下したときの対応(流動食や栄養補助)

 

必要な医療機器・物資の準備

ペットの状態に合わせて、以下のような医療機器や物資を揃えておくとスムーズにケアが進められます。

  • 酸素発生装置や酸素ハウス(呼吸が苦しくなったときに備えて)
  • 皮下点滴セット(脱水症状や腎不全のケア)
  • ペット用の介護マットや滑り止めマット(移動をサポート)

 

 

6. 在宅緩和ケアのメリットと事例

ペットがリラックスできる環境

慢性疾患の後半や腫瘍を抱えた犬猫、特に終末期にさしかかった時には、病院での診察や処置は、ペットにとって大きなストレスになります。在宅緩和ケアでは、慣れ親しんだ環境でケアを受けることができるため、精神的な負担が軽減されます。特に、通院が難しい高齢のペットにとって、自宅で安心して過ごせることは大きなメリットです。

家族が穏やかに見守れる時間

在宅緩和ケアを選ぶことで、ご家族はペットと過ごす時間を最大限に確保できます。通院にかかる時間やストレスが減ることで、ペットとゆっくり過ごしながら、最期の時間を大切にすることができます。

実際に在宅緩和ケアを選択したケース

例えば、腎臓病を患った高齢の猫ちゃんが、通院の負担を減らすために在宅緩和ケアに切り替えたケースがあります。皮下点滴や酸素管理を自宅で行うことで、ペットもご家族も安心して過ごすことができました。実際に、多くのご家族が「最期まで穏やかに過ごせた」と話されています。

 

 

7. どんなサポートが受けられるのか?

往診専門の動物病院による診察

在宅緩和ケアでは、往診専門の動物病院による診察を受けることができます。通院が難しくなったペットのために、獣医師がご自宅に訪問し、診察や必要な処置を行います。定期的な診察だけでなく、急な体調変化にも対応できるのが特徴です。

皮下点滴や注射薬の処方

腎臓病やがんなどの慢性疾患を抱えるペットには、皮下点滴や注射薬が処方されることがあります。ご家族が自宅で投与できるよう、獣医師が指導を行い、ペットの状態に応じたケアプランを提案します。

酸素発生装置や介護用品の手配

呼吸が苦しくなったペットのために、酸素発生装置や酸素ハウスを手配することも可能です。また、寝たきりのペットには、介護マットや歩行補助のグッズなど、快適に過ごすためのサポート用品も提供されます。

 

 

8. わんにゃん保健室の在宅緩和ケア

ペットとご家族に寄り添う往診サービス

わんにゃん保健室では、通院が難しくなったペットのために、在宅での緩和ケアを提供しています。往診専門の獣医師がご自宅に伺い、ペットの状態を丁寧に診察し、ご家族の希望に沿ったケアプランを立てていきます。

診療エリアと対応可能なケア

東京23区を中心に、埼玉・千葉・神奈川の一部地域まで対応しています。対応可能なケアには、以下のようなものがあります。

  • 定期的な往診(ペットの状態に応じた診察)
  • 皮下点滴・注射薬の処方と指導
  • 酸素発生装置や介護用品の導入サポート
  • 最期の時間を穏やかに過ごすためのターミナルケア

 

在宅緩和ケアをご検討の方へ

「在宅でできる限りのことをしてあげたい」「穏やかな最期を迎えさせてあげたい」そんなご家族の思いに寄り添いながら、サポートを行っています。ペットの状態が悪化する前に、早めにご相談いただくことで、最適なケアをご提案することが可能です。

東京23区・埼玉・千葉・神奈川エリアで往診を希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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