こんにちわ^^
犬猫の往診専門の動物病院
あさくさワンニャン保健室の江本宏平です!
往診エリアは東京都内を中心とした台東区・荒川区・文京区・千代田区・墨田区・江東区・中央区・足立区・葛飾区・江戸川区・北区・新宿区・豊島区・港区・板橋区で、その他の地域も可能な限り対応します。千葉県、埼玉県、神奈川県も場所によっては対応しております^^
基本的には、土曜、日曜、祝日も診療しております^^
※休診日は当院ホームページの診療カレンダーにて告知なしに設けます。ご注意ください。
今日は、多くの飼い主様に往診獣医療を知っていただくために、もっとも往診で遭遇する『ご家族とペットの最期の絆』について書かせていただきました。
ペットを飼われている方、是非一読ください。
今回は、当院における終末期医療(ターミナルケア)についてです。
終末期医療(ターミナルケア)とは?
当院のターミナルケアでは、病気そのものを治療するのではなく、その病気からくる強い痛みや、吐き気、倦怠感、息苦しさなどの苦しみを軽減し、ペット(犬・猫)が少しでも快適に余生を全うできるよう尽力しています。飼い主様だけでは手が届かない苦痛緩和処置を、ご自宅まで往診し、最適な在宅医療として施していきます。
覚悟と心構え
家で看取ることは決して簡単なことではありません。犬猫も人と同じように苦しみや痛みを訴えてきます。時には、夜鳴きだったり失禁だったり、発作を起こしたりしてしまうかもしれません。
覚悟して家に引き取ったとしても容易ではないのに、そんな間も無く家で看るしかなくなってしまった場合(体重が重くて抱っこで連れて行けない、車がない、病院を異常に怖がる、トイレの問題やペットの性格など)、それは相当の精神的・体力的負担になります。
ここで大切なことは、余生を住み慣れた家で過ごさせてあげたいという強い意志と、何かあった時にすぐに連絡が取れる獣医師の存在です。
ペットとご家族の絆
飼い主様の優しさから、余生を家で過ごさせてあげることを選んだとしても、心と体が疲弊してしまったら意味がありません。愛しているからこそ、突き詰めすぎてしまうことが多々有ります。そんなときは、その子と出会った頃を思い出してください。ペットにとって、ご家族の笑顔が見られることが最高の喜びです。
『ペットを苦しみから少しでも開放させてあげたい』
『余生をゆっくり過ごさせたい』
『最期の瞬間を家で迎えさせてあげたい』
...『でもどうしていいかわからない』
往診では、ペットの苦緩緩和治療を行いながら、ご家族とその子にとって一番いい生活環境とは何なのかを一緒に考えていきます。
1つの形にこだわった診療ではなく、それぞれに合った往診獣医療を実現してきます。
実際の処置内容
状態にもよりますが、多くの場合は安定するまで(平均3日間)連続で診療を行い、そこから3日おきや1週間おきに往診しています。
喉が渇いてもうまく水を飲むことができなかったり、腎不全などで脱水状態の場合には『皮下点滴』をおこないます。ある程度回数を重ねたのちに、ご家族でできるようにご指導させていただきます。
また、ご飯を食べてくれない場合には、口からご飯を流し込むやり方で食事を与えます。このやり方もご指導させていただきます。
そして、生活環境をどんな風に変えてあげるといいのかをご家族と一緒に考え実施することで、最期の時間をより快適に過ごさせてあげることを目指します。
飼い主様へのメッセージ
当院で行う往診獣医療のモットーは、『ご家族に寄り添う獣医療』です。
ペット(犬・猫)が8歳以上の高齢期(シニア期)に突入したならば、体調を大きく崩す前に、検査結果や診療方針などについてご相談してください。
事前に把握しておくことで、ペットをいち早く激しい苦痛から解放してあげられる可能性があります。
些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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