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犬の心臓病のおはなし(犬/心臓/元気がない/往診専門)

こんにちは!

最近この季節にしては寒い日が続いておりますが、みなさま体調はいかがでしょうか?かぜなどお気を付けください。

また、犬や猫も、若齢であればそれぞれで体温調節ができますが、高齢犬や高齢猫は、体温調節がだんだん自分でできにくくなってきますので、気温や湿度などに気を付けて過ごしてあげてください。

 

それでは、今回は、往診でも出会うことの多い、犬猫の心臓病のお話を書かせていただこうと思います。

  しんどそうな犬.jpg

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室で往診に伺うご家族様の中にも、愛犬や愛猫の心臓病と向き合いながら、ご家族で協力して、ご自宅で治療をなさっているご家族様が多くいらっしゃいます。

最近は、わんちゃんねこちゃんも高齢化が進み、医療も進んでいるため、長寿の犬猫が増えており、動物の負担を減らすために往診をご選択される飼い主様も増えています。

当院の患者様でも、心臓病のために、診察と血液検査は往診で、投薬は一番落ち着けるご自宅で行ってもらい、維持ができているわんちゃんもたくさんいます。

 

では、心臓病とはどういう病気なのか、どのような症状がでるのか、どんな治療をするのかをお話しさせていただきます。

 

心臓病のおはなし

心臓は、人と同じで、全身に血液を運び、帰ってきた血液を肺に送って、血液中の二酸化炭素を酸素に変えてもらい、再び心臓からその、酸素が豊富になった血液を全身に送るという、ポンプの役割をしています。

 

心臓の病気というと、ヒトでは心筋梗塞や狭心症というのが、一般的に知られていますが、高齢犬や高齢猫では、そのような病気は少なく、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症や、拡張型心筋症などの心筋症が一般的です。

 

心臓の構造

心臓は、ほとんどが筋肉でできており、強く収縮することで、ポンプとしての役割を担っています。部屋は4つに分かれていて、

  • 全身から血液が返ってくる部屋
  • 肺に血液を送る部屋
  • 肺から血液が返ってくる部屋
  • 全身に血液を送る部屋

があります。

①と②の部屋の間には三尖弁、③と④の間には僧帽弁という弁があり、心臓が収縮したときに血液が逆流しないようになっています。

しかし、加齢に伴って、弁の構造が変化して、弁が完全に閉まることができなくなってしまい、血液の逆流が起こります。それを、それぞれ、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症といい、高齢犬で多い病気です。

 

また、心臓はほとんどが筋肉でできていますが、その筋肉がどんどん分厚くなってしまい、うまく広がることができなくなってしまう病気や、逆にどんどん薄くなってしまい、うまく収縮することができなくなってしまう病気があります。それを、それぞれ肥大型心筋症、拡張型心筋症といいます。

肥大型心筋症は高齢猫で多くみられ、拡張型心筋症は高齢犬でみられます。

 

症状

先ほどお話させていただいたように、心臓は肺に血液を送り、帰ってきた血液を全身に送る役割があります。心臓病の初期の症状としては、

・運動性の低下(いつも玄関まで迎えに来ていたのに来てくれなくなったなど)

・なんとなく元気がない気がする

などです。

それがより進んでくると、肺から帰ってきた血液をうまく出せなくなり、心臓の中に血液がたまってしまった結果、肺にも血液がたまってしまい、肺に水が溜まってしまう、という結果になることが多くあります。

これを肺水腫といい、症状としては

・息苦しそう

・咳をしたりする

・悪化すると口の粘膜が紫色に変わった

というのが見られます。

また、肺水腫にならなくても、心臓の病気が悪化した場合、酸素がはいった血液をうまく送ることが出来なくなってしまうので、同様の症状がみられます。

 

治療

心臓病になった高齢犬は如何にして肺水腫にならないようにするかがとてもポイントです。

そのために使うお薬は大きく3種類あり、血管拡張薬、強心薬、利尿剤があります。まずは血管拡張薬や強心薬を使ってコントロールをすることが多いですが、それでもコントロールできない場合に、利尿薬を使用します。

治療することで、肺水腫になるまでの期間を延ばすことができます。

 

では肺水腫になった場合や、心臓病が悪化した場合どのように治療するのでしょうか?

 

上に書いたお薬をしようするのはもちろんですが、お家で一番重要になるのが、酸素室です。

これはレンタルすることができ、お家の中でも酸素を十分に吸える部屋として置いてあげ、その中にお水やご飯を置いてあげると、食べるのが楽になり、食欲がでることが多いです。また、お家の中で興奮してしまい、舌の色が悪くなった時などに入れてあげる部屋として使っていただくと良いと思います。

 

心臓病がある犬や猫は興奮したりストレスがかかったりすると低酸素になりやすいので、できればストレスの少ない状態での診察をお勧めいたします。

 

往診専門わんにゃん保健室では、往診にて、診察、検査、治療まで行っておりますので、待ち時間や移動時間がなく、一番ストレスがないご自宅にて処置をすることが可能です。また、処置が終わればすぐに落ち着ける場所でくつろぐことが出来ます。

 

我が家の愛犬、愛猫が最近元気がない、運動量が減った気がするなどございましたら、ぜひ一度往診専門わんにゃん保健室までご相談ください。

ストレスを感じやすい子、投薬が難しい子、みんなそれぞれ違う性格や生活環境だと思いますので、オーダーメイドの治療法をご提案させていただきます。

 

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