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発作が続く高齢犬(発作/高齢犬/東京千代田区)

こんにちは!!

往診専門動物病院わんにゃん保健室 獣医師の大東です。

東京千代田区は動物病院が少なく、通院に苦戦している飼い主様がたくさんいます。今回は、東京千代田区で頻発する発作で苦しんでいた高齢犬のアンズちゃんの症例紹介です。

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柴犬のアンズちゃん(東京千代田区在住、15歳の高齢犬)

1か月ほど前から発作が起きて、かかりつけの動物病院さんにて抗けれん薬を注射してもらって発作を抑えていましたが、最近発作の回数が増えてきて、座薬の抗けいれん薬を使用すると、お尻周りの皮膚が荒れてしまったので、お家で管理をしてあげたいとのことで、お電話を頂き、往診をご希望されました。

 

お家に訪問すると、高齢犬のアンズちゃんは寝ていて、その時はすごく落ち着いていました。

お話をお伺いすると、ご家族様の寝ている時間もかなり短く、ご家族様の体調も心配になってしまうほどで、何とか発作を落ちつけて、アンズちゃんもご家族の方々もしっかりと睡眠時間をとれるようにしてあげないと、という気持ちで往診に向かわせていただきました。

アンズちゃんはかかりつけの動物病院さんにて、すでに内服で抗けいれん薬を飲んでいましたが、それでも発作が出ているということで、抗けいれん薬の血中濃度、つまりお薬が十分かどうかを調べる検査をご提案したところ、同意が得られましたので、血液検査を実施することになりました。

身体検査では、心臓に雑音が認められ、また、触診を行った際に起きてしまい、すごく興奮しておりましたが、触診が終わると落ち着いてくれました。その後採血を行い、その際もかなり興奮状態で、敏感になっていました。

お尻も座薬の投与によって赤くなってしまっていましたので、抗けいれん薬の点鼻薬をお渡しし、けいれんが出た際に座薬の代わりに使用してもらうこととし、この日はそれで診察終了となりました。

 

では発作とはなぜおこるのでしょうか?

 

高齢犬の発作の原因

発作の原因はたくさんありますが大きく分けると

・脳自体の異常(脳腫瘍など)

・体内に有毒物質(アンモニアなど)が溜まって脳に影響を及ぼす

・原因不明

の3つに分けられます。

脳自体の異常はMRIなどの画像検査、脳脊髄液の検査など麻酔が必要となる検査を行う必要があります。

次に、体内の有毒物質ですが、肝臓や腎臓が悪くなってしまうと、身体の毒素がうまく分解・排出されずに体内に溜まってしまいます。これについては血液検査で判断することができます。往診専門動物病院わんにゃん保健室の往診では、ご自宅で獣医師と動物看護師が一緒に訪問し、採血および各種検査を行いますので、飼い主様が保定するということはないです。

ただ、往診専門動物病院は獣医師が1人で運営していることが多いため、何人で来てもらえるのかを、ペット往診を予約する場合には、事前にお伺いすることをお勧めします。

 

最後に原因不明ですが、検査をしても明らかな異常が出ないときにこの診断がでます。

これら以外にも、発作の原因はたくさんありますが、多いのは上に書いた原因です。

また、年齢によってもどの原因が多いかは変わってきます。例えば、若いわんちゃんであれば、原因不明のてんかんが多く、高齢犬であれば脳腫瘍や毒素が脳に影響して発作が起こっている可能性が高いです。

このように年齢、性別、犬種、検査結果などさまざまな要因を考えて診断していきます。

それでは発作が起きてしまったときはどうすればよいのでしょうか?

まず原因となる疾患がないかどうかを検査します。このときに可能であれば、MRIなどの画像検査までできると原因がはっきりとわかることもあります。

原因となる疾患がある場合にはそれを治療し、見つからなかった場合には、発作を止める抗てんかん薬を使用します。この抗てんかん薬には様々な種類があり、1種類の量を増やすよりも、少ない量で何種類か使用する方が副作用をあまり出さずに発作を抑えることが出来ます。

しかしそれでも発作が起こってしまうこともあり、そのようなときに座薬や点鼻薬などの抗てんかん薬を頓服として使用します。

通常お薬は口から飲んで、消化管の血管から吸収され、肝臓で代謝されて脳に送られます。そのため、飲み薬は飲んでから効果が出るまでに時間がかかってしまいます。これを初回通過効果と言います。一方、点鼻薬は、鼻の粘膜から吸収され、そのまま脳に効くため、初回通過効果を受けずに、より早く効果を得ることが出来ます。

そこで、今回、東京台東区にお住いのアンズちゃんには座薬ではなく、点鼻薬をお渡しし、効果をみてもらうこととなりました。

 

高齢犬のアンズちゃんの場合、血液検査以外の精密検査は行っていないため、はっきりとした原因はわかりませんが、ご家族様とご相談した結果、精密検査をするよりも、お家で発作がでないように緩和ケアを行っていきたいということでしたので、画像検査を行うよりは、発作をどのようにして止めていくかを考えながらの治療でした。

点鼻薬だけでは効果は15分程度でとても短いため、内服薬を一部少しだけ増やしました。老犬(シニア犬)のアンズちゃんは食欲があり、お薬を飲むことは難しくないため、内服薬での維持が可能となりました。

もし、食欲がない子であれば、点滴をお渡ししてそこにお薬を混ぜてもらったり、お薬が飲めなければ、その時に、ご家族様とわんちゃん、猫ちゃんに合った、続けていける方法をご提案させて頂きます。

 

その後、発作が止まらなかったアンズちゃんの発作回数が激減し、ほとんど点鼻薬を使うこともなく、現在は、発作が全くない状態で過ごすことが出来ています。

最近はご家族様とカートでお散歩に出かけたりできるようにまで回復してくれました。

 

発作は、本人は意識がない状態ではありますが、やはり見ている方としては驚いてしまうかと思います。

そして発作には、脳内ですごくエネルギーを使っているので、長時間の発作は命にかかわってしまうこともありますので、発作のコントロールで困っている場合、うまくお薬がのませられない、など、緩和ケアのご相談もいつでもご連絡下さい。

一緒に続けていける方法を、飼い主様とペット(犬、猫)に最良なオーダーメイドの診療プランをご提案させて頂きます。

 

 

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