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口が痛そう(猫/口内炎/猫往診/東京中央区)

こんにちは!

 

今日から、ブログの書き方を変えていきます。

ブログ上段は往診専門動物病院わんにゃん保健室について、お知らせだったり、活用方法だったり、こんな愛猫家・愛犬家の方からのご依頼が多い、こんな犬猫の病気が多いなどを書いていきます。

ブログ下段では、症例報告だったり、犬猫の病気の話などなど、ペットのご家族様にとって知っておきたい知識を書いていきます。

 

まずは、往診専門動物病院わんにゃん保健室の紹介です。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室(予約/できること/緩和ケア/ターミナルケア)

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室は完全予約制で、ご自宅まで獣医師と動物看護師が一緒にご訪問させていただきます。事前予約が必要ではありますが、大体の初診のお電話は、緊急性のある当日予約です。当日予約では、当日予約料5,000円が加算されますので、ご了承ください。また、ご予約確定後のキャンセルの場合には、止むを得ないご事情である場合を除き、キャンセル料5,000円が発生し、次回以降の診察のご予約をお断りさせていただく場合もございますので、くれぐれもご注意ください。

診療エリアは東京23区とその近隣地区まで、動物病院に通院ができない犬猫のもとへ往診車でご訪問させていただきます。

往診では、血液検査、糞便検査、尿検査、超音波検査など、X線検査や麻酔機などの大型医療機器を用いないほとんど全てを行うことができます。また、予防医療である、狂犬病予防ワクチン接種、犬猫の混合ワクチン接種、ノミダニ予防、フィラリア予防など、待ち時間を気にしないで予防医療を愛犬、愛猫に提供してあげられます。

そして、往診専門動物病院わんにゃん保健室が最も尽力している分野が在宅での緩和ケア及びターミナルケアです。

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皮下点滴のために動物病院に通院させている猫ちゃんなど、慢性疾患で困っている犬猫は多くいます。できる限り通院ストレスを軽減し、ご自宅で飼い主様自信での処置ができるよう環境を整え、トレーニングさせていただきます。

最後にターミナルケアについてです。当院の診療理念でもある、【最後の時間をご家族様のもとでその子らしく過ごせるよう、最良の往診獣医療を最後まで提供していく】ことを診療の中心軸として、日々症例と向き合っています。犬猫の体調面だけでなく、飼い主様の心が疲弊し切ってしまったら、そこで診療はおしまいです。そうなる前に、必ずご連絡ください。

動物病院への通院、在宅での緩和ケア、ターミナルケアをお考えの飼い主様、まずは往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

 

 

次に、症例紹介です。

 

ご飯が食べづらい猫(口を気にする/食欲ない/流涎/猫往診/東京中央区)

 

今回は猫ちゃんの口腔内腫瘍の中でも最も多いと言われている扁平上皮がんが口の中に出来てしまった高齢猫ちゃんのお話です。

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猫ちゃんは口の中に何かできてしまうとそれを気にして食べてくれなくなってしまいます。

また、猫ちゃんの扁平上皮がんは舌の裏側にできることが多く、ご家族様に発見していただくことは難しいことが多いです。

 

そのため、食欲がなくなった、ということで診察をしてみると口腔内に腫瘍が、ということも珍しくありません。

 

今回ご紹介する猫ちゃんも、食欲がないとのことで診察を受けて腫瘍が発覚しました。

 

今回の症例は、東京中央区在住の19歳の高齢猫ちゃんのすずちゃんです。

すずちゃんは最近食欲が落ちてきた、ということで近くの動物病院さんに行かれたそうなのですが、すずちゃんの性格上かなりナーバスですごく暴れてしまったそうです。

しかし、何とか身体検査は実施することができ、口の中を見てもらったところ、舌の裏側に腫瘍があるとのことで、見た目から、おそらく扁平上皮がんであろうとのことでした。

しかし、何の腫瘍かは針を刺したり、実際に組織を採取したりしてみないと分からないのですが、年齢的なこともあり、麻酔をかけた処置はご家族様も望まれず、緩和ケアを行なっていくことになりました。

その日は点滴とステロイド剤の注射という治療でしたが、その時もすずちゃんはすごく興奮してしまい、帰宅後かなり疲弊してぐったりしてしまったそうです。

またそれを見ていたご家族様も疲れてしまい、注射だけなら動物病院に連れていくのではなく、お家で過ごしながら緩和ケアをしてあげたい、とのことで往診専門動物病院わんにゃん保健室にお電話を頂きました。

 

すぐにご予約を取り、次の日お家にお伺いさせて頂きました。

 

お家にお伺いすると、すずちゃんは自分のベッドから立ち上がり、別の部屋に移動していきましたが、今のところ、ふらつく様子はないようでした。

 

ご家族様にお話をお伺いしたところ、現在は、お水や液体状のご飯なら多少飲んでくれているようですが、やはりドライフードやゴロゴロしたタイプのウェットフードは口をつけず、しかし食べたそうに匂いは嗅ぎに行く、ということで、お腹は空いているが食べられない状態でした。ご家族様としては、何とか少しでもストレスなく、また、少しでもご飯を食べてくれれば、とのご希望でした。

まずは現状を把握するために、身体検査と血液検査が必須かと思われましたので、ご家族様にご相談したところ、興奮しなければ実施することとなりました。

まずはすずちゃんに出てきてもらうところからです。

すずちゃんは隣のお部屋に行ってしまったので、お母さんに連れてきてもらいました。

お家の中での移動なので、あまり興奮はなく、大人しく移動して来てくれましたが、私たちが身体検査をしていると、シャーっと威嚇していました。

しかし、過剰な興奮などはなかったので、採血を行うこととしました。

採血は、前と後ろで保定をして、頭をお母さんに撫で撫でしてもらいながら行うと何とか行うことができました。

そして、この日は何とかして少しでも食べてくれれば、と思い、ほんの少しだけお口に液体のご飯を入れると飲み込んでくれたので、可能であればお家でも何回かに分けて行って頂くこととしました。

ただ、本人が疲れてしまうと逆効果なので、無理しない程度に嫌がるようなら辞めてもらうことにしました。

ご飯を食べることは喜びでもありますが、人でもしんどい時は食べたくないように、猫ちゃんたちもしんどい時は食べたくありません。

なので、嫌がるようであれば、ご飯を食べさせることが逆に本人の負担になってしまうこともあるので、その辺りは本人の様子を見つつ、になってきます。

 

その日はその後点滴と注射を行い、治療は終了とし、次の日にもう一度お伺いしました。

 

身体検査では、たしかに扁平上皮癌のような見た目の腫瘍があり、粘膜もやや白っぽくなっていて貧血していることが考えられました。

血液検査では、やはり貧血があり、軽度の腎不全も出てきていました。

しかし、腎不全は年齢的に考えるととても軽度で、今ご飯を食べないのはおそらく腫瘍の方が原因かと思われました。

また、おそらく貧血も、腫瘍によるものであると考えられ、今後をどうしていくか、ご家族様とご相談となりました。

 

扁平上皮がんというのは、転移しやすい腫瘍でもあり、特に肺への転移が多く見られます。

しかし、肺への転移を確認するには、レントゲン検査が必要となってきます。

また、肺への転移があると呼吸が苦しくなったり、咳をしたりしますが、そうなった場合にも出来ることというのは、積極的に行くなら放射線療法という方法もありますが年齢から現実的ではないので、お家で出来る緩和ケアではお家に酸素ハウスをレンタルしてもらい、その中で生活をしてもらうことです。

加えて、貧血もあるので、早いうちに酸素ハウスをレンタルして使ってあげた方が本人のためになるかと考えました。

ご家族様にこのことをご相談すると、緩和ケアとしてお家で出来ることはしてあげたいとのことでしたので、酸素ハウスのレンタルと細い針でのステロイド剤の注射を行なって頂くことにしました。

現在は初めてすずちゃんに出会ってから5日ほど経ちましたが、やはり自分で食べるとことは難しく、少しずつ足取りも弱くなってきて脱水も進んでいるので、ご家族様と点滴をご相談して、お家で皮下点滴を行なって頂こうと思っております。

 

猫ちゃんはお口の中に、口内炎や歯肉炎、腫瘍など様々なものができやすく、そういったもので全くといっていいほど食べなくなってしまいます。また、食べない原因はお口の中だけではない可能性もあります。

ご自宅の猫ちゃんが食べなくなってしまった、食欲が落ちている、などございましたら、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

緩和ケアやターミナルケア、介護のご相談もいつでもお受けしております。

 

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