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犬のターミナルケア(犬往診/東京往診獣医/東京往診動物病院)

今日は高齢犬のターミナルケアについてお話させていただこうと思います。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、「ペットの看取り」ととても近いところで獣医療を行なっていると言っても過言ではないくらい、旅立つ直前の犬猫たちに出会います。出会ってからお別れまで数日ということもざらにあります。

今回は、愛犬と暮らしている飼い主様であれば、必ず知っておいてもらいたい内容ですので、是非ご一読ください。

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高齢になった愛犬を動物病院に連れて行く時に、歩くことが出来ている時は連れて行くことは大変ではなかったものの、歩けなくなってから連れて行くことが大変になった、ということはありませんか?まだ愛犬が元気であれば、もしそうなったときのことを想像してください。

 

私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室では、歩けなくなってしまった高齢犬に出会うことがよくあります。

歩けなくなってしまい、ご家族さまも抱っこで連れて行くことが困難なためであったり、体力的に弱ってしまっているので外に連れ出すことがかわいそう、であったり、わんちゃんが病院嫌いなため最期はお家でゆっくりさせてあげたい、など理由は様々です。

しかし、少し治療をしてあげるとわんちゃん自身も楽になったり、延命ではなく、対症療法を行なって生活の質を上げてあげることで、わんちゃんたちの生活をより快適なものにしてあげることが出来ます。

そして、病院には行けないけれど、少しでも症状を和らげてあげたい、少しでも生活を快適なものにしてあげたい、という思いを込めて、私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室にご連絡をいただきます。

 

では、実際歩けなくなってしまったわんちゃんたちはどういったことが必要になるのでしょうか?

 

緩和ケア、ターミナルケアの観点から、往診専門動物病院わんにゃん保健室で出来る範囲のことをお話しさせて頂こうと思います。

 

まずは身体の中で異常が起きていないかどうかを知る必要があります。

例えば麻痺して歩けないのか、筋肉が落ちて立てなくなってしまったのか、あるいはその両方なのか、全く別の原因なのか、身体検査で全身を触っていきます。また、それだけでなく、例えば麻痺が起こっている場合何が原因なのかをご相談の上で検査することもあります。

また、麻痺でなくとも、内臓の疾患が原因で食欲が落ちてしまったり、吐き気がしたりして、体力が落ちた結果筋肉が落ちてしまうこともあります。

そういったことを見つけてあげることで、お薬が必要なのか、必要であればどういったお薬を使用すれば楽になれるか、逆に使用しない方が良いお薬もありますので、検査をすることで、適切なお薬を使用して、生活の質を向上させてあげることが出来ます。

 

もちろんお薬を使うだけではありません。

 

人でも1日2日立ち上がらないだけで、落ちてしまった体力と筋力を戻すのに1週間ほどかかると言われており、入院して手術をしてもできる限り早いリハビリと退院を促されます。

高齢犬でも同様で、自力で立ち上がれなくなってしまっても、支えて立たせてあげたり、足を動かしてマッサージをしたり、リハビリをすることで、筋力が落ちるのを最小限にすることが出来ます。

しかし、急にそんなマッサージやリハビリと言われても、どうやって行えば良いか分からない方も多いかと思います。

そういう時は往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。

高齢犬の介護やマッサージにも詳しい獣医師看護師がお伺いして、その子とご家族様に合った方法をオーダーメイドで考えてご提案させて頂きます。

 

そして、立てなくなってしまったわんちゃんに一番大切なのは体位変換と体の下に敷くマットです。

体位変換をしなければ、下側になっている皮膚で、特に骨が当たる部分では負荷がかかってしまい、皮膚が虚血状態になって、いわゆる褥瘡になってしまいます。

褥瘡になってしまうと、重点的にケアをしなければ、そこから細菌感染が起こると、高齢犬は免疫力も下がってしまっているため、血液に乗って全身に細菌感染が広がってしまう敗血症になってしまうことがあります。

そのため、褥瘡にならないように、なりかけている部分にはクッションをさらに引いたり、軟膏を塗ったりとケアをしましょう。

こういった面でも、往診専門動物病院わんにゃん保健室ではお家にお伺いするため、ご自宅での過ごし方や環境を見せて頂いた上でどういったことが必要か判断し、最良の方法をご提案させて頂きます。

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、立てなくなってしまった高齢犬や高齢猫の緩和ケアやターミナルケアにも力を入れています。

人の医療でも、お家で十分な医療を受けられる時代、動物もお家でできる限りの医療をしてみませんか?

高齢犬や高齢猫では、腎臓病や心臓病、あるいは内分泌疾患によって嘔吐や悪心、それに伴う食欲不振や下痢、あるいは便秘など、生活の質を著しく落としてしまう症状が出ることも珍しくありません。

そういった高齢犬や高齢猫に、延命ではなく、対症療法によるターミナルケアを、その子の性格やご家庭の生活環境などに応じて、オーダーメイドでプランを立てさせていただき、ご相談させて頂きます。

今回のテーマとは反してしまいますが、もちろん積極的な検査や治療もさせて頂いております。

動物病院に連れていけないので、諦めるのではなく、もう一つの往診という選択肢も一度してみませんか?もし緩和してあげたい症状があれば、お気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。

 

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