わんにゃん保健室
03-4500-8701 往診WEB予約はこちら
わんにゃん保健室 03-4500-8701 往診WEB予約はこちら

慢性腎不全を治療中の16歳の猫ちゃん(高齢猫/腎不全/多飲多尿/皮下点滴/往診/通院出来ない)

2019年8月の記事をリライトしました^^

 

こんにちは! 往診専門動物病院わんにゃん保健室の獣医師です。

腎不全の猫ちゃんでは、治療の過程でやはり血液検査が必要になります。腎不全という病気は、腎臓の病気であり、厄介なのは、それが「進行性」であるということです。

 

定期健診できていれば早期発見が期待できるかもしれませんが、猫ちゃんの場合、ほとんどのご家族様で定期健診ができていません。

 

理由は簡単です。

 

猫ちゃんが、動物病院への通院を嫌がるからです。

 

定期健診ができないのであれば、もう何もできないのかと諦めてしまう飼い主様が多いのですが、普段の何気ない体調や雰囲気の変化を見逃さなければ、意外と日常の中で腎不全の判断基準となる所見に気づくかもしれません。

 

当時ご紹介した高齢猫のみーちゃん(以下のブログ内容です)にもあるように、多くの猫ちゃんでは腎不全がはじまると、食欲不振や嘔吐、便秘や多飲多尿などを示すようになります。

 

猫ちゃんと暮らしている飼い主様は、是非一読くださいね!

 

エコー.jpg

 

16歳のアメリカンショートヘアさん、ミーちゃんとの出会い(東京墨田区)

東京墨田区在住の高齢猫のミーちゃんとの出会いは、今年の5月でした。

慢性腎不全を抱える16歳のアメリカンショートヘアさんで、病院が苦手な性格や年齢を考慮して、ご家族様が在宅での治療をご希望されたことから往診に伺いました。

 

シニア猫のミーちゃん(東京墨田区在住)は、とっても甘えんぼうさんで、家の中もご家族様について回りべったりです。

赤ちゃんのように抱っこされるのが大好きで、診察や治療もご家族様のお膝の上でさせてくれます。

 

まずは、内服薬による治療を開始し、血液検査で現在の全身状態を把握することとしました。

 

検査結果は、やはり腎臓の数値が高く、ミネラルバランスも乱れており、皮下点滴による治療を開始することとしました。

 

当院では獣医師1人と動物看護師1〜2人で往診させていただき、必要な検査や処置をスムーズかつ安全に、家の中で実施することを心がけています。

 

そのため、状態の悪い猫ちゃんであれば、酸素ボンベを持ち込み、酸素を嗅がせながら検査や処置を行っています。

 

酸素化してあげることで、状態の悪い猫ちゃんたちが少しでも呼吸を楽にしてあげて、体への負担を軽減しています。

 

高齢猫のミーちゃんの治療スタート(東京墨田区/腎不全/高齢猫)

まずは、集中的に毎日の皮下点滴を一週間実施しました。

もじもじしたりすることもありますが、点滴の間お利口さんに待っていてくれる高齢猫のミーちゃん。

 

食欲は安定しており、皮下点滴による水分摂取のおかげか治療前は間隔が空いていた排便が安定してみられるようになりました。

 

毎日の皮下点滴を一週間継続した後、今度は二週間皮下点滴を一日置きで続けていきました。

皮下点滴が一日置きになってからも元気食欲、排便は安定していて、元気にキャットタワーに登っている、まさに老猫じゃない!と言わんばかりのミーちゃんの写真も見せていただくことが出来ました。

どや顔がたまらなく可愛いです。

 

最初の血液検査から約3週間後の血液検査の結果も腎数値が少しづつ低下していました。

 

 

ご家族様での皮下点滴の実施へ

腎不全は、完治できる病気ではないため、今後も皮下点滴は欠かせない東京墨田区在住のミーちゃん。

私たちが往診し続けることももちろん可能ではありますが、高齢猫のミーちゃんのストレスやご家族様の経済的な負担も考慮して、今後ご家族様で皮下点滴を行っていく方針をご相談させていただきました。

 

ご家族様の不安がなくなるまで、そして正確に皮下点滴が出来ることが確認できるまで、時間をかけて丁寧に皮下点滴の方法をご指導させていただきました。

 

無事に皮下点滴の道具をお渡しし、ご家族様で二日に1回の皮下点滴を継続していただくようになって約2週間後の血液検査。

なんと、腎数値がさらに低下し、ミネラルバランスも正常になっていました。

 

ご家族様とミーちゃんの努力の賜物です!!!

以前と違い、たくさん水を飲むということやおしっこの量が多いという症状も軽減され、苦しそうにする姿も見られなくなったとのことでした!

 

今後も継続的な治療が必要であり、たくさん水を飲む、おしっこの量が多い、などの症状を示す慢性腎不全という疾患を抱えている以上、油断は欠かせませんが、ひとまずご家族様とミーちゃんにとってベストな在宅治療の形が実現出来たことに一安心です。

 

高齢猫のミーちゃんも良い表情をしてくれていると信じてます!

 

往診専門動物病院わんにゃん保健室の方針

 

このように、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ご家族様のご希望とペットの性格や病状に合わせて、オーダーメイドの治療方針を考えています。

往診での診察をご希望の場合には、頻繁に往診させていただくことも可能ですし、病状によって可能な場合は、ご家族様に治療方法をご指導させていただき、診察の頻度を減らすご提案もしております。わんちゃん、猫ちゃんの負担を考える上でも、必要以上に診察に伺うことは避けたいと考えています。

 

頻繁な通院や治療が必要となる猫ちゃんの腎不全の継続治療は、当院でお受けすることの多い診療内容です。また、高齢のわんちゃんや高齢の猫ちゃんの腫瘍に対する在宅での緩和療法も、得意としております。

 

病気を徹底的に治療することは獣医療において理想の形ではあります。しかし、ペットの年齢や性格を考慮したときに、必ずしも攻めた治療をすることがその子の幸せにつながるとも限らないのではないかと考えています。

 

愛するペットにとって、そしてご家族様にとって、ベストとなる治療方針を一緒に考えていきたいと思っています。

 

当院は、ご自宅に往診するというスタイルで診療を行うことで、ペットの精神的・身体的負担とご家族様の時間の負担を限りなく減らすことが出来ます。また、わんちゃんや猫ちゃんのご自宅での生活環境も把握した上で、治療方針のご相談や日頃の生活面でのアドバイスもさせていただくことが出来ます。

東京台東区・東京中央区を中心とした東京23区内および周辺地域まで対象として往診に伺います。

 

現在治療中の病気があり頻繁な通院にお悩みの方や、高齢ペットと暮らしており今後の通院に不安のある方、ご家族様のご事情で通院が出来ずにお困りの方、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。

皆様からのご連絡をいつでもお待ちしております。

 

以下のブログや特設ページも参考にしてみてください^^

慢性腎不全の猫(東京葛飾区)

ふらつく猫(東京板橋区)

腎不全の猫(東京中央区/猫往診/往診専門動物病院)

在宅切替を検討中のご家族様へ(東京犬猫往診/往診専門動物病院)

急に食べなくなってしまった(猫/腎不全/口内炎/東京中央区)

ペットの緩和ケアを知る

 

◆-----------------------------------◆

犬猫の往診専門動物病院
わんにゃん保健室
 
猫の腎不全、末期がん(腫瘍)、診断後の慢性疾患、酸素室設置、家での皮下点滴など、お気軽にご相談ください!
電話番号:03-4500-8701(往診本部直通)
 
 
受付時間:10:00~19:00
休診日:不定休診療カレンダー
 
 
【わんにゃん保健室 本部】
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4 マスヤビル5F
 
【わんにゃん保健室 中央区支部】
〒104-0053
東京都中央区晴海3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江東区支部】
〒135-0046
東京都江東区牡丹3丁目近郊
 
【わんにゃん保健室 江戸川区支部】
〒134-0087
東京都江戸川区西葛西1丁目近郊
 
【わんにゃん保健室】
公式インスタグラム・facebookがスタート!
 
instagram:wannyan_hokenshitsu公式アカウント
instagram:shitsucho12 室長のつぶやき
Facebook:往診専門わんにゃん保健室公式アカウント
 
◆-----------------------------------◆

 

 

求人情報
ブログ
遠隔診療について
非常事態宣言について
ドクターズインタビューに当院のドクターが掲載されました

所在地

本拠点:
〒111-0036
東京都台東区松が谷3-12-4
マスヤビル5F

東京23区へ往診エリア拡大!
お気軽にご相談ください。

診療日・受付時間

診療時間 10:00~19:00
休診:不定休

>診療カレンダー

電話番号

03-4500-8701
診察をご希望の場合には、必ず留守番電話に
メッセージをお残しください
(お名前、ご住所、電話番号、動物種、年齢、体重、性別、症状)

お問い合わせ

お問い合わせはコチラ

リンク集

ご自宅での緩和ケアを
ご検討される方へ