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食欲不振、嘔吐、下痢(猫往診/猫膵炎/往診専門動物病院)

皆さんは、往診専門動物病院で診察を受けたことはありますか?

往診専門動物病院は、その名の通り、ご自宅での診察に特化した動物病院です。

動物病院に行くことが苦手なわんちゃんや猫ちゃん、そして体力的にもう動物病院への通院でストレスを与えたくないという状況にあるペットに対して、家にいながら獣医療を提供してあげることができます。

また、動物病院ごとで特色はありますが、往診専門動物病院わんにゃん保健室では、高齢になった犬猫に対する緩和ケアやターミナルケアに特化した診療を行なっています。

もちろん、ワクチンなどの予防接種やフィラリア予防などのも行うこともできます。また、定期検診としての血液検査も行なっています

 

これから犬猫を迎える方、すでに犬猫と暮らしている方は往診専門動物病院があることを知っておくといいかなと思います。

最初のうちは家の近くにある動物病院がかかりつけになることかと思いますが、飼い主様の不調など、何らかの原因で動物病院まで通院させられないという場合に備えて、家まで訪問してくれる往診専門動物病院を探しておきましょう。

 

今回は、どうしても動物病院が苦手でキャリーを見るとよだれを流してしまう猫ちゃんが、急な食欲不振と嘔吐、下痢を示し、検査結果から膵炎だった症例についてお話していこうと思います。

 

猫の膵炎.jpg

 

膵炎はわんちゃんの急性膵炎が人の膵炎とイメージは似ているかと思いますが、猫ちゃんの膵炎は少し様子が違います。

 

まずは、膵炎って聞いたことあるけど・・・という方のために膵炎のご説明です。

 

そもそも膵臓とは胃の近くにある臓器で、様々な消化酵素を十二指腸に出して、消化を助けています。

具体的には、タンパク、炭水化物、脂肪の消化、十二指腸液の中和などが行われています。

この膵臓から出てくる消化酵素は出てくるときは不活性型で消化する力はないのですが、分泌されて、十二指腸に到達すると他の物質によって活性型になり、消化をすることが出来るようになります。

 

このような仕組みがあるので、通常は膵臓自体が消化酵素によって消化されることはないのですが、急性膵炎では何らかの理由でこの消化酵素が、膵臓内で活性化してしまい、膵臓自身を消化して細胞が壊死することから始まります。

 

これが急性膵炎の激しい壊死と炎症の正体です。

しかし、なぜこのようなことが起こるのかはわかっていません。

人やわんちゃんでは食事の影響が言われていますが、猫ちゃんでは食事内容というよりも、炎症性腸疾患や肝疾患が危険因子と言われており、慢性的な嘔吐があると、十二指腸の内容物が逆流して急性膵炎を引き起こす引き金として重要ともいわれています。

 

膵炎がどうやって起こるのか分かったところで、では次は症状の説明です。

イメージとしては、

・おなかが痛い

・激しい嘔吐

・下痢

・全くご飯を食べない

などが挙げられるかと思いますが、猫ちゃんでは症状が少し異なります。

 

・全くご飯を食べない

・脱水

・元気消失

などが挙げられますが、お腹の痛みや嘔吐、発熱を示す猫ちゃんはわんちゃんに比べてすごく少ないです。

なので、これといって膵炎に特徴的な症状はなく、どのような疾患でも認められる症状しか見られないので、診断は慎重に行う必要があります。

では次はどうやって診断していくか、ですね。疑っても診断できないと治療に進めないので、診断が重要になってきます。

一番重要となってくるのは血液検査です。

ここでも一般的な検査は膵炎に特徴的な所見はありませんが、膵炎では炎症の数値の上昇や膵臓特異的リパーゼの上昇が認められます。

レントゲン検査では膵臓はうつらないので診断は難しく、画像検査で有用なのは超音波検査です。

超音波検査では、炎症によって、膵臓の周囲の脂肪が白く見え、それが診断の一助となってきます。

また、膵炎で注意しなければいけないのは、激しい炎症による体の中での変化です。激しいい炎症が体の中で起こると、血栓症や胸水貯留、肺水腫、敗血症などが二次的に起こることが少なくありません。そしてこれらが併発すると、回復もかなり厳しくなってきます。なので、膵炎の場合には呼吸状態の変化も決して見逃してはならないサインです。

 

次は、治療方法です。

 

猫ちゃんの膵炎では、基本的に嘔吐がないので早期からご飯を与えましょう。

 

人では絶食と言われていると思いますが、わんちゃんや猫ちゃんでは嘔吐がない場合には早期からご飯を与えてもらいます。

 

わんちゃんでは基本的に低脂肪食を与えてもらいますが、猫ちゃんでは特に食事成分に制限はありません。

しかし、食欲がない場合が多いのでその時は、積極的に行く場合には食道チューブを使用する場合もあります。

食道チューブの設置には、麻酔をかけた外科処置が必要なため、往診では食道チューブの設置ができないため、信頼できそうな動物病院を紹介することもありますが、往診をご依頼されるという状況から、多くの場合が家で口へご飯を流し込む強制給餌を行って少量頻回投与を頑張ってもらっています。

猫ちゃんは、摂取カロリーの不足が数日間続くと、身体の中でエネルギーを作るために脂肪を肝臓に蓄えます。

それによって、脂肪肝になってしまい、肝機能が落ちてしまいます。

肝機能が落ちてしまうと、黄疸が出たり、肝臓での解毒作用が低下してしまい、高アンモニア血症になってしまったりといったことが起こり、それによって食欲がさらになくなってしまう、という悪循環に陥ってしまいます。

膵炎に対する特効薬というのはないので、基本的には対症療法を行って、膵臓が復活してくるのを待つしかありません。

しかし、その過程でしっかりと対症療法を行い、呼吸状態が悪くなってしまったりしていないかをしっかりとみていくことがすごく重要になってきます。

また、猫ちゃんでは膵炎と一緒に胆管炎、炎症性腸炎といった3臓器が一緒に炎症を起こしてしまう、三臓器炎というのが起こることがあります。

この場合、肝臓の数値もかなり上昇し、膵臓の数値、炎症の数値すべてが上昇しますが、これに関しても、抗生剤の投与を行ったり、ステロイド剤の投与を行ったり、といった治療が主になってきます。

 

これまでお話してきたのは、急性膵炎のお話ですが、猫ちゃんでは慢性膵炎の例も多くあり、慢性膵炎は気付かないことが多いですが、何らかの要因で急性悪化した際に、急激な症状を示します。

 

猫ちゃんは普段、本能的に多少の症状では元気にふるまってしまいます。

しかし、実は急激な症状を示す前かもしれません。

ご家族様にはぜひその少しの変化に気づけるように、また、病気の早期発見のためにも、定期健診を受けることをお勧めいたします。

往診専門動物病院わんにゃん保健室でも、血液検査や超音波検査などの定期健診が実施可能です。

お家から出られなくて定期健診を諦めていた方、特に症状はないし大丈夫かな、という方も、一度往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡下さい。

年齢、種類によって多い疾患、どのような治療が必要になるか、など詳しくお伝えさせて頂きます。

 

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