東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、対象期間の往診料が以下の通り変更されます。

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東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、対象期間の往診料が以下の通り変更されます。
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今回は、前回に引き続き、
膀胱炎だと思っていたが 腎不全が隠れていた猫ちゃん!
のお話です。
症例は、東京都渋谷区在住の10歳の猫ちゃん、タロちゃんです。
タロちゃんは昨日の夜から何度もトイレに行き、その度に泣き叫び、ポタポタと血尿をしているとのことで、往診をご希望のお電話をいただきました。
何度もトイレに行って鳴きながらしゃがんでいるとのことで、症状が辛そうとのことで、この日は予約枠に空きが出たため、当日にてお伺いさせて頂くことができました。
お家にお伺いすると、タロちゃんはトイレでしゃがみこんでいて、やはり辛そうな様子でした。
ご家族様に詳しくお話をお伺いすると、昨日までは元気そうだったとのことですが、最近少し食欲が落ちたかな?と感じることもあり、少し心配されていたところ、今朝から血尿が始まったとのことでした。
たしかにトイレの砂には赤い点々とした尿が付いていました。
タロちゃんはお家からでると、ずっと鳴いていて、とてもストレスを感じやすいため、動物病院に連れて行くよりストレスは少ないだろうと往診をご希望されました。
ここで、気になった点が、最近食欲が落ちてきた気がするということです。
膀胱炎では通常、排尿に関する症状とほぼ同時ぐらいで食欲不振が出ることはありますが、それよりかなり前から症状が出るということはほとんどありません。
そこで考えられるのは、慢性腎臓病(腎不全など)です。
特におしっこのトラブルを若い頃から繰り返す猫ちゃんでは、早期から慢性腎不全が始まってしまうことが多いと言われています。
今回のタロちゃんもその可能性が考えられましたので、尿検査と腎臓・膀胱の超音波検査に加えて、血液検査をご提案させて頂きました。
タロちゃんは今までほとんど動物病院に連れて行けておらず、気にはなっていたとのことで、往診での血液検査および尿検査、超音波検査(エコー検査)にご同意頂けましたので、実施することとしました。
まずはタロちゃんをトイレから出してきてもらい、バスタオルに包んで素早く採血と超音波検査を実施しました。
往診では、必ずバスタオルないし大きめのタオルを2枚ほど、ご準備いただいています。
診療時に、そのタオルでわんちゃん・猫ちゃんを包んであげることで、本人たちも落ち着いて診療を受けてくれます。
タロちゃんは何度もトイレに行き、おしっこを絞り出すようにしていたため、超音波検査で膀胱を見てもほとんど溜まってはいませんでしたが、少し溜まっているのをみると中に結石が認められました。
採尿をすることは出来なかったので、まずは対症療法を実施しました。
ご飯もお水も食べられていないとのことでしたので、皮下点滴に加えて、お腹を動かすお薬や炎症を抑えるお薬、また、冒頭でお話ししたように細菌感染と結石が併発していることもあるので抗生物質を使用し、その日の診察は終了としました。
ちなみに、皮下点滴も無闇に打つと過剰状態になり、逆に具合が悪くなってしまったり、最悪肺水腫を起こしてしまったりすることがありますので、注意が必要です。
特に腎不全でBUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)、IP(リン)などが高いが入院はできない猫ちゃんなどに対し、過剰なまでの皮下点滴を一度に投与するケースもあるかと思います。
しかし、結果として代謝が追いつかずにぐったりしてしまったり、貧血がある猫ちゃんであれば貧血が一過性に進行してしまいます、ふらついたり立ち上がれなくなってしまったりなども起こりかねません。
ペットの状態や環境などさまざまな要因はありますが、基本は30ml/kgを目安に、それ以上は1度に投与しないことをお勧めします。
抗生物質は、腎不全があると使用を推奨されていないお薬もあるので、念のため腎不全でも使用できるお薬を使用しました。
次の日に再診のご予約を入れて、様子を確認させて頂くこととしました。
血液検査では、やはり腎臓の数値がかなり高く、ステージ4の数値でした。
慢性腎不全のステージは4つありますが、その1番悪化しているステージです。
おそらく食欲不振はそこから来ていると考えられました。
この数値が続いてしまうと食欲不振だけでなく、悪心や嘔吐、さらには神経症状が出てしまうこともあるので、継続的な皮下点滴が必要と考えられました。
次の日、再診のためにお伺いすると、タロちゃんは部屋の隅にあるタロちゃんの寝床に隠れてしまいました。
逃げられるほど元気になったようで私たち往診専門動物病院わんにゃん保健室のスタッフも少し安心できました。
タロちゃんは注射以降、ソワソワする様子もなくなり、少しご飯も食べてくれたそうで、朝はまとまったおしっこをしてくれたとのことでした。
ご家族様に、血液検査の結果をご説明したところ、大変驚かれていましたが、お家での皮下点滴を頑張って頂けることになりました。
また結石に関しては、どういった種類の石なのか、溶ける石なのかどうかを尿検査で見てみなければなりません。
その日の朝にしたおしっこをご家族様が採尿してくださっていたので、今回はそのおしっこで検尿をすることになりました。
その日は、皮下点滴のご指導をさせていただき、昨日と同様お薬も混ぜて、次は3日後に再診としました。
皮下点滴の指導も、往診専門動物病院では、ご自宅という環境で、どの場所で何を使い、どんな風にペットを押さえてあげて、皮下点滴をするのがいいかを一緒に考え、ご提案させていただきます。
道具だけをお渡しして「家でどうぞ」ではなく、ちゃんとお母さん、お父さんが打てるようになるまで、何度でも指導させていただきます。
もちろん、中にはどうしても暴れてしまい、ご家族様だけでは皮下点滴ができない場合もあります。
その場合には、おそらく抱っこしてギュッとしてしまえご家族様でも皮下点滴を打つことができることが多いので、わんにゃん保健室のスタッフがサポートにお伺いさせていただくということも可能です。
今回の場合には、タロちゃんも嫌がらずに皮下点滴を受け入れてくれたので、そのまま同日にお渡しができました。
また、尿検査の結果ですが、タロちゃんの結石は溶ける石である可能性が高いことがわかり、以降は尿石用のご飯に切り替えて、ウェットフードも与えてもらっています。
ご家族様も皮下点滴に慣れていただき、ご家族様もタロちゃんもストレスなく元気に過ごしてくれています。
タロちゃんの腎臓の数値は1ヶ月に1回の血液検査で定期チェックして、皮下点滴の量を調節していく予定です。
今回のタロちゃんのように、血尿が主訴であっても、その背景に実は慢性疾患が隠れていることも、猫ちゃん、とくに高齢猫では珍しくありません。
そのため、日々の些細な変化に気付くことで病気の早期発見に繋がるかもしれません。
もし変化に気付いた場合、あるいは変化はないけれど健康診断をしてほしい、しかし動物病院に連れて行くとストレスが大きすぎる、といった場合にはお気軽に往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。
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往診の問い合わせで伺う症状として、こんなものがあります。
・急にトイレに何回も行くようになった
・トイレの度に鳴く
・見にいくと、そんなにトイレシート/トイレ砂が濡れていない
・若干、尿が赤いような気がする
これらの症状から、膀胱炎が発症している可能性があることが示唆されます。
往診での電話問診で、上記の内容を聴取しましたら、以下のことを考えます。
・いつからの症状なのか
・その症状は初めてなのか
・お薬は飲めるタイプなのか
往診専門動物病院では、事前の情報を元に医薬品および医療資材・医療機器を選定しなければいけませんので、往診の電話応対はかなりの臨床的なスキルを求められます。
動物病院で経験と知識をある程度積んだ、3年目以降の動物看護師の皆さん、是非挑戦しにきてください!
猫ちゃんのご家族様は、きっと上記のような経験されたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、猫ちゃんでは膀胱炎になると血尿をすることがよくあります。
しかし、膀胱炎以外の可能性ももちろんありますので、しっかりと検査をしなければなりません。
猫ちゃんの膀胱炎は大きく、
の3つに分けられます。
細菌性膀胱炎は、名前の通り細菌感染による膀胱炎です。
細菌感染によって、膀胱の粘膜に炎症が起きて出血してしまい、血尿になってしまうことがあります。
また、結石や結晶による膀胱炎では、結石や結晶が膀胱粘膜に傷をつけてしまい出血して血尿になってしまうことがあります。
さらに、粘膜の傷がついた部分に細菌が感染してしまい、細菌性膀胱炎を併発してしまうこともあります。
逆に、細菌性膀胱炎では、感染が起こってしまうことで炎症が起きておしっこのphが高くなってしまいます。
そしておしっこのphが上がると結石が出来やすくなり、結石や結晶が形成され、②の膀胱炎が併発してしまうこともあり、①と②の膀胱炎は密接に関わり合っています。
そして③の特発性膀胱炎です。
特発性というとどういうこと?と思われるかと思いますが、特発性というのは原因が分からないという意味で、原因不明の膀胱炎ということです。
ストレスであったり、その他にも何かしらの影響により、膀胱炎となってしまうことがありますので、じっくりと時間をかけて治療をする必要があります。
今回はそんな血尿が出てしまった猫ちゃんのお話です。
往診にて、血液検査・超音波検査(エコー検査)・尿検査を実施したところ、腎不全とストラバイト結晶を認めました。
腎不全に対しては内服薬とご家族様での皮下点滴、尿石症に対しては尿石用のご飯に切り替えてもらい、経過観察を行っています。
1ヶ月に1回だけご自宅に獣医師と動物看護師が訪問させていただき、血液検査、膀胱エコー検査、尿検査(お母さんが取れれば)を行い、今も安定した生活を送れています。
通院が難しい場合には、獣医師に診てもらうのを諦めるのではなく、往診という選択肢があります。
次回は、今回の症例についてもっと細かくお話しさせていただきます。
ご自宅で猫ちゃんを飼われている飼い主様、そして周囲で通院できないことを困っているご家族様がいらっしゃいましたら、是非ご一読いただき、往診専門動物病院があることを知っていただければと思います。
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2021年12月01日 リライト
猫ちゃんの腎不全は永遠のテーマであり、まだまだ改善の余地があるとさる分野だと思います。
現在は、食事療法(療法食など)、内服薬、点滴、の3パターンであり、これらの内容であれば往診で十分網羅できることから、猫ちゃんの腎不全の多くは往診に切り替わっています。
いつから往診に切り替えるべきなのかについては、★専用ページがありますので、そちらをご参照ください^^
また、在宅切り替えに関するブログは以下ですので、こちらも合わせてどうぞ!
★★★★在宅切替を検討中のご家族様へ★★★★
近年、AIMという新薬が話題となっていますが、まだ詳細が上がってきていないためなんとも言えませんが、もしかしたら、猫ちゃんの腎不全に対する突破口となりうるかもしれませんね!
往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区を中心に東京23区全体まで、獣医師と動物看護師が1チームとなって、ご自宅で待っている犬猫たちの元まで訪問し、検査・治療を行い、また生活環境などを考慮した診療プランをご提案させていただきます。
動物病院に通院するのが苦手で、キャリー入れるとヨダレを垂らしてしまう、おしっこしてしまうなど、繊細な猫ちゃんと暮らしているご家族様、往診専門動物病院までお問い合わせください。
本日は嘔吐している高齢猫のお話です。
お家の猫ちゃんの嘔吐回数が増えたり、それに伴い食欲が落ちているということはありませんか?
シニア期に入った猫ちゃんが嘔吐をしているときには様々な原因が考えられます。
慢性腎臓病(腎不全などまでに悪化してしまった)や甲状腺機能亢進症、消化器型リンパ腫や膵炎、または時期的なことを踏まえると熱中症なども考えられます。
今回は嘔吐回数が増えて食欲が落ちてしまった高齢猫ちゃんのお話です。
症例は東京都中央区在住の17歳の高齢猫のプリンちゃんです。
往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ホームページからのお問合せメールでの受付と、お電話での受付どちらでもご予約お受けしております。
最近嘔吐回数が増えて、それに伴い少しずつ食欲も落ちてしまっているとのことで、早めの診察が必要と判断したためご連絡を頂いた当日のご予約を取らせていただきました。
プリンちゃんのお家にお伺いすると、プリンちゃんはお部屋の端のベッドに横になっていて少しぐったりしている様子でした。
ぐったりして動けない状態までに進行してしまった猫ちゃんに対し、ストレスをかけて動物病院に通院させるのは、結構リスクが高いことです。
まずはぐったりしてしまったということをかかりつけの動物病院があれば担当の獣医師に相談し、指示を仰ぐことをお勧めします。
私たちはこの日、まずは詳しくお話をお伺いさせていただくこととしました。
往診で出会う高齢期(シニア期)の猫ちゃんの多くは、今まで動物病院で診てもらえていなかったケースが半分以上であり、ここからも猫ちゃんいう生き物がストレスに弱いということを物語っているなと感じています。
ほぼ初めての受診ですので、今までの出来事やどんな性格の子で、食欲は普段からあるタイプなのか、知らない人は苦手なのか、症状はいつからなのかなど、ゆっくりと時間をかけてお母さんのペースでお伺いさせていただいています。
話しづらい環境にならないことを心がけ、できる限り寄り添えるような問診をさせていただきますので、伝えづらい事などでもご遠慮なく、診療時にご相談ください。
プリンちゃんに関しては、普段から食欲にむらがあるとのことで、ウェットのご飯はいつも完食していたそうです。
よく毛玉を吐くことはあったそうですが、ここ2週間ほど前から胃液も吐いたり、未消化のご飯を吐くようになり、1週間ほど前から嘔吐の回数も増えて、ウェットフードも少しずつ残す量が増えてきたとのことでした。
しかし、プリンちゃんは若いころに動物病院に行ったときにかなりの興奮状態になってしまい検査や治療には鎮静剤が必要と言われて以来動物病院には行っておらず、今回もそのような興奮状態になってしまうと、と思うと動物病院に連れて行けずに悩んでいたとのことでした。
そこで、「猫/吐く/頻度が増えた」など検索をしていたところ、往診専門動物病院があることを知り、わんにゃん保健室にご連絡を頂いたとのことでした。
高齢猫ちゃんで嘔吐回数が増えたり、食欲が落ちてきた時に考えなければならないのは、冒頭に少しお話した通り、慢性腎不全や膵炎、甲状腺機能亢進症や消化器型リンパ腫など様々な疾患を考えなければなりません。
まずは嘔吐・食欲不振の原因を特定するために、血液検査と超音波検査をご提案させていただき、ご同意頂けましたので実施させていただきました。
プリンちゃんをバスタオルで包んで、最初は身体検査です。
身体検査では重度の脱水と削痩、軽度の貧血が認められました。その後、血液検査は難なく終わることができ、超音波検査を実施しました。
プリンちゃんはお家で安心できる環境だからかすべての検査をお利口にさせてくれました。
超音波検査では大きな異常はなく、明らかな腫瘍や膵臓の炎症は認められませんでしたので、リンパ腫や膵炎は否定的となりました。
その後脱水していたことから、皮下点滴と吐き気止め、胃薬などのお薬を皮下注射してその日の処置は終了とし、次の日再診にて血液検査の結果をご説明することとしました。
次の日、プリンちゃんは相変わらずあまり食べていないそうでしたが、吐き気止めのおかげか吐くことはなく、ウェットフードのにおいも嗅ぎに行っていて、食べたそうな様子はあるとのことでした。
血液検査では腎臓の数値がかなり上昇しており、貧血の進行も認められました。
おそらく尿毒症による嘔吐と食欲不振が考えられました。
腎臓の数値を下げるために、まずは3日間の皮下点滴をご提案させていただいたところ、それでプリンちゃんが少しでも楽になるなら、とご同意していただけましたので初診日から3日間は皮下点滴を行い、様子があがってくるかを見させてもらい、場合によっては1週間の皮下点滴もするかもしれないとお話させてもらいました。
その日も同様に皮下点滴と吐き気止めなどのお薬、また、貧血が認められたので、造血ホルモンの注射も実施しました。
ここで、腎不全になると貧血してしまう仕組みについて少しお話させていただきます。
腎臓からは本来エリスロポエチンと呼ばれる造血ホルモンが出されます。
その造血ホルモンが骨髄に作用して、骨髄にて新しい赤血球が作られます。
そして古い赤血球は肝臓で壊され、バランスが保たれます。
しかし、慢性腎不全が進んでしまうと、造血ホルモンが不足してしまうため、貧血が進んでしまいます。
そのため、今回のプリンちゃんのように慢性腎不全が進行してしまっているときには貧血している猫ちゃんも珍しくありません。
こういった時には、往診では造血ホルモンの注射を週に1回注射します。
初診日から3日目、少し食欲も上がってきたことから、ご家族様での皮下点滴に切り替えさせていただき、7日目に血液検査を実施したところ腎臓の数値はかなり下がっていました。
その時にはかなり食欲も元に戻っており、プリンちゃんのご家族様もすごく安心されていました。
今回のように慢性腎不全の場合には最初の集中的な治療時は密な往診プランを組ませていただき、以降はお家での皮下点滴に切り替えさせていただくこともよくあります。
それは、私たちがお伺いするよりも、動物たちのストレスが軽減されるためです。
今回のプリンちゃんのように徐々に具合が悪くなる場合もあれば、それまでは症状を我慢して急激に症状が出てくる猫ちゃんもいます。
何か異変を感じた場合は早めに往診専門動物病院わんにゃん保健室までご相談ください。
往診専門動物病院わんにゃん保健室では、それぞれのご家族様、猫ちゃんの生活に合った治療法をご相談させていただきます。
在宅切替を検討中のご家族様へ(東京犬猫往診/往診専門動物病院)
急に食べなくなってしまった(猫/腎不全/口内炎/東京中央区)
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こんにちは!
往診専門動物病院わんにゃん保健室です。
本日は、診療が立て込んでおり、以下のような症例のご自宅に獣医師と動物看護師で訪問させていただきました。
1件目:慢性腎臓病の猫、16歳、日本猫、去勢雄、東京江東区
診療内容は月一回の血液検査での腎臓の進行具合の評価です。
状態は安定しており、猫ちゃんも頑張ってお薬を飲んでくれていました!
2件目:腎不全の猫、18歳、アメリカンショートヘア、避妊雌、東京千代田区
診療内容は、ターミナルケアです。ここ毎日往診させていただき、皮下点滴処置をメインに注射薬をブレンドして行っています。検査は1週間に1回です。
3件目:巻き爪の猫、10歳、日本猫、去勢雄、東京中央区
結構繊細で怒りん坊な猫ちゃんでしたが、どうにか捕獲して巻き爪を解除したら、結構出血がひどかったので、止血に時間がかかりました。お薬が飲めないのと普段はさわれないということから、注射で抗生物質を投与して、最後にお母さんに抱っこしてもらって温もりを感じていただき終了です。
4件目:甲状腺機能亢進症の猫、8歳、日本猫、去勢雄、東京中央区
甲状腺ホルモンの定期検診です。今は安定しているため、3ヶ月に1回の検査でもう1年になります。このまま安定していくことを願っています。
5件目:心臓病の犬、16歳、キャバリア、避妊雌、東京中央区
酸素室の中で寝ており、昼間はお母さんが見ている時という条件で部屋の中をうろうろしたえり、外出も許可できています。今は月1回の血液検査と腹部エコー評価を実施しています。
今日であった症例が物語っているように、やはり猫ちゃんの慢性腎臓病と甲状腺機能亢進症は多いように感じています。
となる今回は、甲状腺機能更新症の猫ちゃんと慢性腎臓病(腎不全)の猫ちゃんの嘔吐についてです。
猫ちゃんと暮らしている方、ぜひご一読ください^^
まずは「甲状腺機能亢進症」からです。
こちらは中〜高齢猫に多い疾患です。
特に高齢猫で、よく食べるようになった、元気になった、よく鳴くようになった、吐く回数が増えた、食べるのに太らないといった症状がある場合には、この甲状腺機能亢進症が疑われます。
甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンの分泌量が増えることで、体の様々な臓器において機能が亢進する疾患です。
もちろん心臓においても機能が亢進するので、心拍数や血圧が上昇し、元気に見えるようになります。
そして心拍数が上がることで、心臓の負荷が増えてしまい、心臓病を併発してしまったり、血栓を作って血栓症を引き起こしてしまったり、ということもあります。
また、消化管の機能も亢進するため、蠕動運動が活発になり、未消化物でも先に流してしまったり、食べ過ぎたりしてしまうことで、嘔吐や下痢といった症状が出てきます。
甲状腺機能亢進症は血液検査で診断し、内服薬でホルモン濃度を調節することで治療を行います。
しかし、甲状腺機能亢進症を治療することで、後述する慢性腎不全が悪化してしまうこともあるので、慢性腎不全がある場合にはそちらに関しても注意しなければなりません。
往診で甲状腺機能亢進症を疑っている猫ちゃんの診察をする場合には、甲状腺ホルモンについて、甲状腺機能亢進症と心臓病との関係性、甲状腺機能亢進症と腎臓病との関係性、その他、高血圧に伴う失明(網膜剥離など)や肺水腫など、広い知識をわかりやすく噛み砕いてご説明させていただいています。
先住猫がいた、または老猫と暮らしていて動物病院に通院できている飼い主様からは、何となく病名だけは聞いたことがあった、と伺うことが多いですが、
ほとんどの方で、
「説明してもらったが、早くて覚えていない」
「そういう関連性があるんですね〜」
と、初めて表情を浮かべられています。
治療プランを組む上で、飼い主様の病気に対する理解は必須になってきますので、当院ではしっかりとご説明させていただくことを大切に、日々往診専門獣医療をご提供させていただいております。
定期的な血液検査や皮下点滴、投薬のコントロールなどのために、毎回動物病院に通院させているが、その度に猫ちゃんがぐったりしてしまうということはありませんか?
通院のストレスが大きすぎると感じていらっしゃるのであれば、どうしても通院させなければいけない状況でない限り、ご自宅で検査・処置・治療プランの見直しをしてあげることを検討していきましょう。
おそらく、その内容であれば往診で十分対応できるはずです。
猫ちゃんにとって最良となる診療プランを組んでいきましょう!
さぁ、いよいよ一番気になる「慢性腎臓病(腎不全)」です。
従来は腎臓の病気をまとめて腎不全と呼ぶことが多かったので、飼い主様に届きやすいキーワードとして「腎不全」と話してしまうことは、今でもあります。
しかし、腎不全は腎臓病の中でも後半の方であり、ここではもっと大きな括りとして慢性腎臓病という病名を使用していきます。
往診で出会う猫ちゃんの多くが腎臓病であり、その治療方法はいくつかあるのですが、全て猫ちゃんの性格と飼い主様がどこまでしてあげたいかによって、その環境で生活している猫ちゃん専用の診療プランをご提案させていただいています。
慢性腎不全では、本来おしっこから出て行く老廃物が体の中に溜まっていき、一定のラインを超えると尿毒症の症状を引き起こします。
尿毒素がたまると、気分が悪くなったり、食欲不振、嘔吐や下痢、ひどい場合にはけいれん発作を起こすこともあります。
そうならないために、尿毒素を体から出来るだけ出すために点滴を行なったり、慢性腎不全の進行を抑える治療薬を使用したりします。
進行速度を緩める治療をしても、言葉の意味通り、進行を止めることはできません。
そのため、定期的に血液検査を実施し、数値の上昇が見られる場合には点滴の量を増やしたり、吐き気がひどい場合には吐き気止めを注射したりといった治療をして、出来るだけ症状の緩和を目的に治療を進めます。
基本的に、検査の頻度は月1回であり、その時のデータによって今後の診療プランや治療内容を検討していきます。
往診の場合も同じで、状態が安定してしまえば、月1回程度の診察と検査、検査自体は5分程度ですので、猫ちゃんにとっても負担の少ない診療として考えています。
嫌なことをされた後は、すぐに好きな場所に隠れられるのもまた、往診ならでは強みです。
慢性腎臓病の治療と検査には、やはり獣医師が必要です。
また、その頻度は減ることはなく、今後増えていきます。
もし動物病院に通院することが苦手な場合には、これからその苦手意識は徐々に高まり、この先であまりの興奮で痙攣を起こしたり、ぐったりしてしまったり、ということも起こり得ます。
もし通院が難しくなった、ないしすでに難しいと判断された場合には、往診専門動物病院までご連絡ください。
往診専門動物病院わんにゃん保健室では、東京中央区を中心に、東京千代田区や目黒区、江東区など、東京23区とその近隣地区まで、獣医師と動物看護師がチームとなってお伺いさせていただきます。
諦める前に、まずはご連絡ください。
前回と今回で、猫ちゃんでよく見られる嘔吐の原因をご紹介させて頂きました。
しかし、これが全てではなく、高齢猫であればもちろん腫瘍性疾患も考えなければなりません。
そのため、もしお家の猫ちゃん、とくに高齢猫の嘔吐の回数が増えたという場合には、獣医師にご相談ください。
猫ちゃんでは、動物病院に行くのが苦手な子も多いかと思います。
そういった場合に、待ち時間もなく、処置が終わるとすぐに自分の場所に戻ることができる、往診専門動物病院わんにゃん保健室までご連絡ください。
次回もお楽しみ^^
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こんにちは!
往診専門動物病院わんにゃん保健室です^^
当院は、東京中央区と台東区、江東区に拠点を構えて、獣医師と動物看護師がチームとなって、ご訪問させていただいています。
今日は【猫ちゃんの嘔吐、それ大丈夫?】というお話ですので、今猫ちゃんと暮らしている方、そしてこれから猫ちゃんを迎え入れようとお考えの飼い主様は、是非最後までご一読ください^^
お家の猫ちゃんは、普段どのくらいの頻度で嘔吐をしますか?
・嘔吐の頻度は、週1回未満なんで問題ないと思っています!吐いた後もケロッとしています。
・週2〜3回くらいで、吐いた後は食欲がないのですが、1日くらい経つと普段通り元気に戻る、というのをずっと繰り返しています。
・頻度は週1回くらいですが、結構大量に吐いて、1回とカウントしていいのかわかりませんが、ゲポッゲポッって4,5回立て続けに吐きます。その後は至って元気なんですが…。
・ここ最近、急に吐くようになってきて、今ではほぼ毎日吐いています。元気は元気ですし食欲もちゃんとあります。
いろんなキーワードが隠れていますね。
嘔吐頻度は猫ちゃんによって様々だと思います。
そして、「普段から」よく吐くなどの光景を見ていると、それが異常なのかどうかの判断も鈍ってきます。
ちなみに当院では、
往診先で出会う猫ちゃんのご家族様には、週1回程度の嘔吐であれば生理的嘔吐として受け止め、その後に元気・食欲・排便状況・排尿状況などの一般状態に特に変化がなければ、様子を見ていきましょう!
と伝えています。
猫ちゃんの飼い主様の多くは、猫は吐く生き物だと認識されています。
がしかし、そこには思わぬ疾患が隠れているかもしれません。
あまりにも嘔吐が続く場合(例えば週2回以上が目安です)には、一度獣医師に、早めにご相談してください。
今回は、そんな猫ちゃんの嘔吐の原因をいくつかご紹介します。
まずは「誤食」です。
誤食とは食べてはいけないものを食べてしまうことで、子猫に多いです。
カーペットの端や、おもちゃ、ひも状のものなど、食べてしまうものはその子の好みによって様々です。
誤食をすると、食道に詰まってしまうこともゼロではありませんが、多くは胃の中まで流れていきます。
胃の中に異物があることで嘔吐を引き起こすこともありますが、異物がそのまま胃の中に数ヶ月間留まり、数ヶ月後に胃〜十二指腸の間で詰まってしまい症状を引き起こすこともあります。
また、胃の中からスムーズに流れていったとしても、消化管のどこかで閉塞を引き起こして嘔吐という症状が出ることで誤食が判明することも少なくありません。
誤食物が胃の中にあったり、食べてすぐの場合であれば催吐処置を行い、誤食物を吐き出させますが、鋭利なものであったり、すでに腸管に進んでいる場合、閉塞を起こしている場合な内視鏡での摘出や手術を行うことになります。
そのため、往診では対応できません。
ですので、普段は動物病院へ通院することが苦手な猫ちゃんであっても、満を辞して、頑張ってキャリーに押し込んで緊急で連れていくしかありません。
催吐処置によって、もしかしたら誤嚥をさせてしまい、誤嚥性肺炎を発症し、致命的なこととなってしまうことだって考えられます。
動物病院であれば、病院にもよりますが酸素室での集中管理からもしかしたら気管支戦場まですることができるかもしれません。
誤食をさせてしまった場合には、待たずに動物病院に飛び込みましょう。
また、誤食する子は異食癖がある子と認識してあげましょう。必ずと言っていいほど繰り返します。
誤食は、教科書的に考えればご家族様に気をつけて頂くだけで防げるものなのですが、環境全体に常に気をつけているわけにもいかないと思います。
できる限りものを家の中に置かない、棚やゴミ箱にも簡易的な施錠をする(猫ちゃんは鍵のついていない扉は開けられると思っていてください)と徹底しているご自宅もありました。
お家の猫ちゃんに誤食癖がある場合には、家の中のオペレーション自体を考え直す必要があるかもしれません。
気をつけましょう。
次に「慢性膵炎」です。こちらも猫ちゃんの嘔吐の原因でよく見られます。
膵炎とは、膵臓の炎症のことです。
わんちゃんでは急性膵炎が救急疾患としてポイントになりますが、猫ちゃんでは急性膵炎はあまり見られず慢性膵炎がよく見られます。
膵臓で炎症が起こることで、周囲の消化管にも炎症が波及し、胃腸炎のような症状を引き起こします。
また、嘔吐とは別のお話になりますが、膵臓は消化酵素を出す細胞もあれば、インスリンを出す細胞もあります。
そのため、慢性膵炎によって、膵臓の細胞が減ってしまうとインスリンが減って糖尿病になってしまうことがあります。
糖尿病になると多飲多尿という症状も出てくるので、慢性膵炎がある猫ちゃんは注意しましょう。
慢性膵炎の原因は自己免疫疾患が多いと言われていますが、実際にはっきりとした原因があるわけではなく、様々な要因が組み合わさって起こっていると考えられます。
往診では、嘔吐を高頻度で認める猫ちゃんには、血液検査を実施しています。
もし膵臓の検査項目に異常値を認めれば、1週間程度〜の集中的な皮下点滴治療を毎日実施してあげ、状態の安定を図ることを行なっています。
ちなみに、犬で急性嘔吐(いきなりゲボゲボ吐き出して、嘔吐が止まらずにぐったりしている様子)の場合は、往診適応外です。
もし高齢犬で通院がどうしても苦手な場合には、できる限りお伺いさせていただいていますが、往診は救急車でないため緊急で伺うことができませんので、その点だけご了承いただいております。
嘔吐って、奥が深いですね。
まだ続きます。あと2個です。しかし、文量も多くなってしまったので、今回はここまでとします!
今回は、猫ちゃんに見られる嘔吐について2つの病気を挙げて説明させていただきました。
猫ちゃんの嘔吐って、放っておいてもいいかなって思っていた飼い主様に、こういった考え方が届けばいいなと思い書かせていただきました。
次回は、【猫ちゃんの嘔吐、それ大丈夫?】②ということで、甲状腺機能亢進症で嘔吐する猫ちゃんについて、そして高齢猫ちゃん必見の慢性腎臓病(慢性腎不全)で吐いてしまう猫ちゃんについてお送りします^^
それでは、また次回お会いしましょう!
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飼い主「食欲が下がってきてしまい、最近よく吐くんです。」
獣医師「12歳という年齢的にも一度検査してみましょう。」
獣医師「尿素窒素(BUN)高値、クレアチン(CRE)高値ですね。腎臓病です。」
飼い主「えっ・・・。」
獣医師「内服を出しますので、これとこれを1日1回、これは2回飲ませてください。ご飯は腎臓病用のご飯に切り替えてください。また、皮下点滴に通院でまずは週2回きてください。間隔をあけたいので、水・土や日・木のように通院してください。お大事にどうぞ。」
猫ちゃんとの暮らしは、とても心温まるものであると思います。
気まぐれな愛猫に振り回されたり、昨日まで食べていたご飯を急にいらないとプイッとされてしまって凹んだり、夜中の運動会で顔の上を駆け抜けられて怪我してみたりなど、いろんなストーリーがご家族様ごとにあるかと思います。
ずっとそんな時間が続けばいいと誰もが願います。
ずっと子供のように接してきているため、歳を重ねても子供のように感じており、まだ5歳、まだ6歳、まだ9歳、まだ12歳…と、時間的な間隔を優先して考えてしまいがちです。
「猫ちゃんにとって12歳は間違いなく高齢期」
辛い現実ですが、この話に登場する12歳という年齢は、猫ちゃんからすればすでに高齢期であると考えています。
また、高齢期には、病気が付きものです。
検査をすれば、きっと何かしらの異常が検知されると思います。
そのときに、「うちの子に限ってそんなことは・・・」と感じてしまうかと思いますが、その心の反応はごく普通のことです。
自分よりも小さく、また若い猫ちゃんに対して、人間の高齢者の像を照らし合わせてみられている方のほうが希少であると考えています。
私ですら、現在8歳の自分の愛犬に対して、まだまだ赤ん坊のように感じてしまっています。
高齢期まで頑張って生き続けてくれたペットの今に対して、飼い主の考えとして大切なことは、「病気を持った我が子を、病気ごと受け入れてあげること」だと思います。
受け入れることで、今までの日常に終止符を打ち、その瞬間から新しい日常が始まります。
それは、単なる変化であり延長のようでもあり、また、もしかしたら全く違うもののようにも感じるかもしれません。
しかし、わんちゃん、猫ちゃんからしたら、間違いなく延長であり、飼い主様を思う気持ちに変化はないと思います。
むしろ、体調が悪くなってしまった時の不安な気持ちから、もっと飼い主様と一緒に居たいと訴えてくることでしょう。
その心の変化に気づいたのであれば、飼い主様側が変わらなければいけません。
時間は有限であり、その有限な時間をどれだけ、今目の前にいる我が子のために使えるかを、飼い主様自身で調整できるのであれば、最大限悔いのないように、時間を調整してあげてください。
その子達からすれば、飼い主様が全てなのです。
往診をしていて出会う猫ちゃんたちのほとんどが高齢であるということもありますが、大体10歳過ぎたら何かしらの体調不良を飼い主様に訴えかけているように感じます。
一緒に暮らしていると日常の中での少しずつの変化だと、「いつものことだから」「3日もすればいつも通り元気になる」などの経験からの推測が実証されてきたという自負もあり、結構気づけないことが多いようです。
もしかすると、「気づけない」のではなく、「気づかないようにしている」という方が正しいのかもしれません。
飼い主様による期待的観測は一概に「間違っている!」と否定はしませんが、確かな知見を持ってでない限り、肯定はできません。
それにより、もし状態が良化しなかった場合、おそらくその待機させてしまった期間で、その猫ちゃん、わんちゃんの状態は進行してしまったことと思われます。
治療すれば治るものであれば治療を進めてあげましょう!
ただ、その治療にもしも大きな負担を伴うのであれば、家族でしっかりと話し合いましょう。
腎臓が悪い子の検査には、血液検査、尿検査をはじめまだまだたくさんあります。
全部やってあげたいという飼い主様の気持ちとは裏腹に、猫ちゃんにとって検査されること自体、中には大丈夫な猫ちゃんもいますが、ほとんどの場合は大きなストレスになります。
動物病院に通院させ
待合室でまち
診察室で診察を受け
検査室に運ばれて検査をされ
帰り道の間もじっとキャリーの中で堪えてもらう。
もしかしたら、麻酔や鎮静を必要とする検査もあるかもしれません。
治療だけでなく、実は検査にもさまざまなリスクがあります。
そのリスクを獣医師に確認した上で、どこまで攻めた検査・治療を行うか、または、もう攻めずに対症療法のみで苦痛を軽減してあげる(緩和ケア)ことを選択するかを決めていきます。
どの選択肢を選んでも、決して誰も飼い主様を責めません。
飼い主様が選んだ選択肢が、その子にとって最良となれるように、獣医師含めた動物病院の医療スタッフみんなでサポートしてくれるはずです。
もしも治せる病気であれば治してあげたいし、だとすれば、検査で原因となる病変部を発見してあげたいです。
しかし、その検査自体に負担があり、もしかしたらそれをきっかけにぐったりしてしまい、もう会うことができなくなってしまうかもしれないと考えたら、一概に検査をさせることだけが正しいとは言い難いと思っています。
高齢期の猫ちゃん、わんちゃんと暮らしている飼い主様にとって、病気を治してあげることに専念することもそうですが、それ以上に、病気になった我が子をまるっと受け入れてあげることも大切だと思っています。
「今までは元気で健康だった愛猫が、急に病気を発症してしまった。これからどうしよう・・・」
今までの日常はそこで終わり、ここからは新たな日常が始まります。
猫ちゃんをお家に迎え入れるのであれば、この子たちは高齢期になると腎臓病になりやすい、ということを知っておいてください。
腎臓病は、元に戻ることは考えづらい病気です。
そのため、如何にして早期発見し、早い段階から進行を抑制できるような診療プランを考えていくことがおすすめです。
そして、腎臓病を発症したのであれば、獣医師との連携、投薬内容の管理、ご飯の管理、運動性の管理などが必要不可欠になります。
また、猫ちゃんはご飯の好みにとてもうるさい生き物です!
そのため、好きなご飯ではなく腎臓病用ご飯など、結構の確率で食べてくれません。
食欲が今までよりもなく、ご飯の味も今までよりも悪いのであれば、そりゃ食べてくれないでしょ、ってなりますよね。
それでもどうにかこうにか腎臓に負担のないご飯を探していきます。
コンビニやショップ、ドンキやamazonなどのネット通販を駆使して、さまざまな種類のご飯を最小単位で購入し、試してみます。
一部屋がほぼ猫ちゃん用ご飯部屋になっているというご家庭も珍しくありません。
そのくらい、食べてくれるご飯を探すのは大変です。
そんなふうにして四苦八苦して、なんとか食べてくれる腎臓に優しいご飯と巡り会うということを、ほとんどの猫の飼い主様はやっています。
投薬でもそうです。
猫ちゃんは薬が飲めない生き物です。
でも飲ませてあげたいのが人間側の意見であり、頑張って飲ませるのですが一筋縄にはいきません。
そんな時は、まずはかかりつけの獣医師および動物病院スタッフに相談してみましょう。
こういった内容は、獣医師よりも動物看護師の方が得意だったりしますし、案外思ってもいなかった方法を教えてくれるかもしれません。
毎日投薬し、ご飯選びに四苦八苦し、日々の体調の変化にこんなにも注視する日常がやってくるのかと思っている飼い主様もいると思います。
そんな日は訪れます。
そして、そんな日が訪れたということは、ちゃんと一緒に、あなたの横で生きてきてくれたという証です。
さぁ、チャンスです。
今まで一方的に与えられ続けた愛情を返せる、恩返しのチャンスが到来しました。
毎日たくさんの愛情を返してあげましょう。
そう考えるだけで、辛い闘病生活が一転し、優しく心温まる看病生活に変わるはずです。
一緒に頑張っていきましょう!
次は、第二章①「向き合い方と家族の役割」をお送りします。
ここまでの話に共感されましたら、ぜひ続きも読んでください^^
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