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腎不全になるには4段階ある!/高齢猫/ 16歳(目黒区)女の子

こんにちは!

ハロウィーンも終わり、街ではすっかりクリスマスムードですね❄️

 

どうも!往診専門動物病院わんにゃん保健室の動物看護師です!

往診専門動物病院では、ご自宅まで往診車で往診専門獣医師がご自宅までご訪問させて頂き、ペット(犬・猫)の診察を完全プライベートで行っていきます。また、完全予約制ですので、十分な時間でゆっくりとお話を聞くことができます。

最近は、目黒区自由が丘中目黒の方からのペット往診依頼が急に増えてきました。少しずつですが周知されてきて、それに伴い困っているご家族様のお力になれる機会が増えてきました!

 

本日は、ペット(犬・猫)往診で最も多い、腎機能と腎臓病について書いていきます!

 

腎不全とは

腎臓機能が低下し、その機能が低下し続け、機能不全を起こすことを「腎不全」と呼びます。

腎不全は、高齢の猫では非常に多い病気の1つで、往診依頼の最初の電話で最も多いのが、『ここ1週間くらい食欲がなくて、3日前くらいから全く食べなくなった。毎日複数回吐き戻していて、今日は立てない』という感じです。

当院では、腎不全として診断するペットの年齢はある程度幅はありますが、犬猫でおおよそ10歳以上の子が多い傾向がありますので、やはり高齢期(シニア期)に発症しやすい病気であると考えています。

では、そもそも腎臓って何をしているところなのでしょうか。

 

腎臓の仕組みと働き

・ソラマメの形をした(大体、縦12cm×横5~6cm、重さ150gほどの)臓器

・お腹の中の背側で腰の上部に左右1個ずつ

・24時間365日、絶え間なく大量の血液が送り込まれている処理工場

 

腎臓の主要な機能

①  体内の老廃物の排泄

腎臓は体内の老廃物を血液から濾し出して、尿として排出します。

たんぱく質が体内で代謝・分解されてできた窒素化合物(尿素やクレアチニン、尿酸)、体内で行なわれる新陳代謝で生じた老廃物、体内に入った不要な薬物や毒物もみんな尿の中に溶けて排出されます。

これらが腎臓に負担をかけてしまうことが懸念されるので、ペット往診のときにはできる限りタンパク量の少ないご飯をおすすめしています。もちろん、状態によってはそんなことを言ってられない場合がありますので、臨機応変に状態に合わせた診療プランを組んでいきます。

 

②  体液の恒常性の維持

体内には水分やナトリウム、カルシウム、リン、カリウム、重炭酸イオンといった電解質が決まった割合で含まれていますが、この体の中の環境(内部環境)を常に一定に保つよう、腎臓からの排泄量を調整しています。腎機能低下を伴う場合には、脱水などに陥っている場合がほとんどです。

ペット(犬・猫)往診では、ご自宅で皮下点滴をすることができます。

また、点滴パックの中に薬剤を混ぜ、一回の注射で必要な薬剤を投与することができ、内服が苦手な場合や、そもそも内服できない状態の犬猫の往診では、皮下点滴が絶対的に必要になってきます。

 

③  ホルモンの産生

血圧の調節や赤血球の成熟、骨の代謝に関連した骨粗しょう症を予防するビタミンDの代謝などに関与するさまざまなホルモンを産生しています。

腎不全の犬猫では、腎臓でのエリスロポエチンが十分量産生できないことから、腎性貧血を起こしていることがあります。この場合には、1〜2週に1回の増血作用を目的とした注射を行なっていきます。ホルモン製剤ですので、接種したあとの体への負担を考えると、あまりに状態が悪い場合には、対応できません。いくつかの動物病院では輸血環境が整っているところもありますので、輸血が必要な場合にはご紹介させて頂きます。

 

腎不全ってどんな病気なの?

「腎不全」は腎臓の病気ですが、具体的にどういう状態を言うのでしょうか。

腎臓病と一口にいっても、原因や症状が違い、さまざまな病状があります。

 

表1 犬猫の慢性腎臓病の病期分類      
ステージ 残存 血液検査 尿検査 臨床症状※ 医学的観点では
分類 腎機能 (血清CREA値) (尿比重)
ステージ1 33% 正常 正常~ 目立った変化はありません。
なんとなく食が細くなったかな?と感じる方がいるようです
・臨床症状は全くみられず、血液検査も異常を示さない。
・尿検査で尿比重(※)の低下(ワンちゃん1.030以下、ネコちゃん1.035以下)や蛋白尿、腎臓の形状の異常が認められることがある。
・腎機能は、すでにこの段階で正常の3分の1程度にまで低下。
(犬:<1.4 mg/dl 低比重尿・蛋白尿 ※尿中の水分と、尿素や塩化ナトリウムなど、水分以外の物質の割合を算出した数値が尿比重です。腎機能を調べるための指標の一つです。
(猫:<1.6 mg/dl 1.0281.050  
ステージ2 25% 正常~軽度上昇 低比重尿・蛋白尿 目立った変化はありません。
●気づくこと
・ちょっと食が細くなったかな?
・お水をよく飲む(がぶ飲みしたり、お水を飲む回数が増える)
・おしっこの回数が増えた  …など
感じる方が多いようです
慢性腎臓病で最初に見られる症状
・「多飲多尿」が起きる。
・腎機能が低下してくるとオシッコを濃縮できなくなるため、薄いオシッコを大量にするようになる。
・多尿のため水分不足になり、水をたくさん飲むようになる。
・この段階ではまだ食欲や元気が普通にある

腎機能は正常の4分の1(30〜25%前後)にまで低下しています。
(犬:1.42.0mg/dl 1.0171.032
(猫:1.62.8mg/dl  
ステージ3 10% 軽度~中等度上昇 低比重尿・蛋白尿 さまざまな臨床症状 腎機能の低下が進んでくると、見られる病状
・老廃物や有害物質の排泄ができなくなり、尿毒症が進行
・血液中をめぐる尿毒素により口腔粘膜や胃粘膜が荒れて、口内炎や胃炎になりやすい
・「食欲がない」、「吐く」などの症状がみられて多くの飼い主さんが異常に気付くのがこの段階
・貧血が起きることがある
(腎臓は赤血球の成熟に必要なエリスロポエチンというホルモンを産生している、慢性腎臓病になるとエリスロポエチンの産生が減少するため、貧血が起きることがある)
(犬:2.15.0mg/dl 1.0121.021 (食欲不振・嘔吐・脱水など)が見られる
(猫:2.95.0 mg/dl   ●気づくこと
・ごはんを食べない
・おやつの食いつきも悪い
・おしっこが強い臭いを放つようになった
・お水をがぶがぶ飲む
・よだれが目立つ
・気持ち悪そうにしている
・ごはんを食べなくなる
・ごはんを食べる時に食べづらそうに顔を傾けて食べる
・吐くことが増える
・一定の場所からあまり動きたがらない
・舌の色や歯茎の色が白っぽい
ステージ4 5% 重度上昇 低比重尿・蛋白尿 ●気づくこと
・動かない、ずっと寝ている
・元気が無く、活力を感じない
・ごはんやお水を取らない
・トイレすらも行かなくなる
・ぐったりしている
・呼吸がひどくゆっくり
・口を開いて呼吸している
・尿毒症がさらに進行
・積極的な治療なしでは生命維持が困難になる
(犬:5.0< mg/dl 1.0101.018
(猫:5.0< mg/dl  
(IRIS:国際獣医腎臓病研究グループ)   ※当院で感じた所見に基づいて作成しています  

 

腎不全は大体ステージ3〜4辺りを示します。

症状としては、食欲がない、ふらつきがある、嘔吐、下痢など、さらには昏睡状態になることもあるので、状態は決して軽度とは言えません。

とっても辛そうにしている状態なので、辛さをいかにして緩和してあげられるかを考える必要があります。

方法は、大きく2つです。

1つ目は薬や注射による投薬治療と2つ目は腎臓への負担を配慮した食事を与える食事療法です。失った腎臓機能を治すことはできないため、腎臓病の治療は進行を抑え、遅らせることが大切になってきます。残った腎臓機能を助けるために、腎臓が働きやすくするために腎臓の負担を減らすことなどを目的として治療を行い、できるかぎり辛い症状を緩和させてあげることを目指します。

また、食べなくなったことで体を動かすためのエネルギーがありません。けれど、なんでも良いわけではなく腎臓に負担が少ないごはんを選択していきます。

 

慢性腎臓病は、何らかの原因で腎臓の機能が長期間にわたって低下していく病気です。高齢犬・猫に多く見られますが、若い子でも発症することがあります。また、一部の純血種のワンちゃん(ラサ・アプソ、シー・ズー、バーニーズ・マウンテンドッグなど)やネコちゃん(アビシニアン、ロシアンブルー、ペルシャ、チンチラ、シャム猫、ヒマラヤンなど)、その血統をひく雑種の犬猫で遺伝的な腎疾患が認められることがあります。

 

先にあげた一覧表を見る限り、腎臓病は徐々に進行していき、腎臓の機能の75%が障害されるまでは 目立った臨床症状を引き起こさないことがほとんどです。そのため、腎臓病がわかったときには、すでにかなり進行した状態になっていることが多いです。

腎臓病を患うと、どうしても長期的な治療と経過観察が必要となります。

往診専門動物病院わんにゃん保健室では、ペットと飼い主様の日常生活と、現状のペット(犬・猫)の状態を考慮した上で、今後どう向き合うべきか一緒に考え、ご提案しています。

 

慢性腎不全になってしまうと、どうしても週3回以上の動物病院への通院治療が必要となることが多くなります。わんちゃんならまだしも、猫ちゃんにとっては通院することがストレスとなります。そのため、通院治療を断念してしまう飼い主様が多いのですが、それだと目の前でどんどん状態が悪化していくのを見ているしかできません。

往診では、通院を断念したけど、何かできることはないかというご相談をいただくことが多いです。できる限りストレスを減らし、ペットが最後の日までその子らしく過ごせるようサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

 

大丈夫です。(^^)一人じゃありません。ぜひ一緒に考えていきましょう。

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